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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


文月堂奇譚 〜刹那の刻〜 後編

●事件
 事の始まりは逢坂雪那(あいさか・ゆきな)という少女が冬月司(ふゆつき・つかさ)に最近身の回りで起きる怪現象について相談に来た事であった。
 怪現象というのはその雪那自身の中にあるもう一つの人格『刹那(せつな)』によって引き起こされていた物であった。
 そして怪現象について原因を突き止めようと、古書店文月堂に集まった面々を残し刹那となった雪那は漆黒の夜の闇に消えていった。

●困惑
「まさか雪那さんに別の人格があったなんて……」
 先ほどまで雪那という少女を守っていたつもりであった古書店文月堂の佐伯隆美(さえき・たかみ)は小さくため息をつく。
「まさか灯台下暗しとはこの事だったね。ボクも何かあるな、とは思ったけどまさかこういう事になってるとはね…」
 考え込む様に文月堂に戻ってきた司は一行に言い訳の様につぶやく。
「多分精霊に取り付かれたときに、彼女の心に何がしかの影響があったんだと思うとしか今はまだ言えないけどね」
「そんな事よりも早く彼女を何とかしないと……。あとこれは私の予測っていうか、ただの感、みたいな物なんだけど雪那さん…、いえ今は刹那さんって言うべきかしら?…彼女の家の近くに戻ってる気がするわ。雪那さんであろうと刹那さんであろうと彼女の家は一つだからってだけだけどね」
 自らの説に対する言い訳もしつつ隆美が自分の意見を述べる。
「隆美の言うと通りだね。原因究明とかは後回しだ。とにかくこれからどう動くか、あと彼女をどうすべきか早急に決めないといけないね」
 司は自らを落ち着かせるかの様に隆美の入れてきたお茶を一口啜り、その場にいる皆に話しかけた。

●相談
「もっと早くに気がつけばよかったですね……」
 宮小路皇騎(みやこうじ・こうき)が後悔の念をこめてぼそっとつぶやく。
「そうですね、わたくしも迂闊だったと思います。確かに盲点ではありましたけど、気がつかなかったのですから…」
 鹿沼デルフェス(かぬま・−)も自らの失念を後悔するが、モーリス・ラジアルが二人を説得する。
「問題はこれからだと思いますよ。雪那さんと刹那さんをどうするかを考えるのが先ですよ。後悔はそれからです」
 モーリスのその言葉に、一人自らのことを責めていた結城二三矢(ゆうき・ふみや)が顔を上げる。
「なんで気がつかなかったんだ……、だけどとにかくこれからなんだ、俺達が彼女を助けてあげないと…」
 二三矢は何かを振り切るかの様にそう呟く。
「でもとにかくかのじょのことはたすけてあげたいでち。ほうほうをかんがえまちょう」
 クラウレス・フィアートが皆にこれからどうするか考えようと提案する。
「そうですね、まずはそれからですね。とりあえず私が彼女に印をつけておきましたから、行き先は判ります」
「まずはそれを追うのが先決ですね」
 皇騎の言葉にモーリスが答える。
「でも少し皆も一休みにしてからにしましょう?そうしないと体が持たないわよ」
 佐伯隆美(さえき・たかみ)が皆にそう言ってお茶を渡していった。
「ところでどこに彼女は向かっているんですか?」
 彼女の行き先を感じることができない二三矢が皇騎に聞く。
「はっきりとは判らないけど、この方向は多分彼女の家の方向だと思う」
「そうですか……」
 二三矢はそう言って何かを考え込んだ。

●皆の意見
 隆美が煎れて来た御茶を飲んで一息つきながら一行は相談を続ける。
「動く前に彼女をどうするか、相談しないといけないですよね」
 モーリスが考えながら話す。
「そうですわね。わたくしはあの刹那様という方がそこまで悪い方には思えないのですが」
「それはわたしもそうおもうでちよ。かのじょからあしききはかんじなかったでちよ」
 デルフェスの言葉にクラウレスが答える。
「私は前のあの事件が何らかの引き金となって表面化したのではないか?と思うのですが」
 皇騎のその言葉にモーリスが頷く。
「そうですね、それは私もそう思っていました。彼女の一部である以上無理やりどうこうというのは危険だと思います」
 そんな風に話している一行を見ながら二三矢は一人焦りを覚えていた。
『こんな事をしていてもどうしようもないじゃないか…。今は動くことの方が……よし』
 二三矢は心の中で頷くと、一人周囲に気が付かれない様にこっそりその場を離れる。
 そっと二三矢は音を立てないように、外へと続く扉を開けるとそのまま夜の闇へと消えて行った。
「とりあえず、まずは刹那様と話すこと。それが先決だとわたくしは思います」
「そうですね、それは私も同じ意見で……」
 そこまで言いかけたモーリスはふと周囲を見渡す。
「どうしたでち?」
 そのモーリスの行動を怪訝に思ったクラウレスがモーリスに何をしてるのかを聞く。
「いえ、二三矢君がいないな、と思いまして」
 モーリスのその言葉に皆周囲を見渡す。
「確かに……いませんね。どこに行ったんでしょうか?まさかとは思いますが…」
 皇騎は疑問を口にしながら自らの予感が正しいであろう事を予感していた。
「どういう事ですか?」
 隆美が皇騎が口にしかかり、やめた言葉の続きを促す。
「いえ、多分結論が出るのを待ちきれずに一人で彼女のもとに向かったのではないかと…」
「皇騎君もそう思いますか?私もそう考えていたところです」
 モーリスのその言葉を聞きクラウレスが慌てる。
「だったらはやくせつなさんのところにいかないといけないでちゅね。みなはやくじゅんびするでち」
「そうですね。そうなら僕達も早く動かないとまずいですね」
 クラウレスの言葉に司が立ち上がり、それに続き皆それぞれ立ち上がる。
「それでは行きましょう。刹那様を助けるために」
 デルフェスのその言葉が合図となり一行は文月堂を出て、夜の闇に消えて行った。

●独断先行
「ここら辺にいるといいんだけど…」
 二三矢は雪那の家の近くまで一人先にやってきて、暗闇の中、街頭の光がうっすらと照らし出している周囲を見渡す。
 そんな二三矢の背後から突然声が聞こえて来る。
「クス…、ひょっとして私を捕まえにでもやってきたの?」
 その声の主、刹那に対し振り返り二三矢は否定の言葉を発しようとした。
「違う、俺は君を……いや、君達を助けた……」
 しかし二三矢は言葉を最後まで言う事はできなかった。
 刹那の雪那だった頃からは予想もできない様な鋭い動きの手刀で不意に首筋を打たれ、そのまま崩れ落ちてしまった。
「私は私として生きていくんだから邪魔しないで…、お願い…」
 二三矢は薄れ行く意識の中で、寂しげな刹那の声を聞いたような気がした。


……
………
…………

「二三矢君、二三矢君大丈夫ですか?」
 その声で二三矢は目を覚ます。
 そこには文月堂から二三矢の事を追ってやってきたモーリス達の姿があった。
「う……俺は…?」
「まったく一人先走って、焦る気持ちは判りますけど、一人で先走っても仕方ないですよ」
 ため息を一つついて皇騎が二三矢の事を諭すかのように話す。
「そうでちよ。わたちたちだってきもちはいっしょでち。ひとりでむりすることはないでちよ」
 クラウレスも皇騎のあとに続く。
「でも二三矢様がここで倒れていた、という事は刹那様が近くにいる…という事でしょうか?」
「ええ、ここで俺は彼女に会いました。不意を突かれて気絶させられちゃいましたけどね」
 かすかに照れを含んだような笑みを浮かべ、二三矢がこの場であった事を話し始める。
「俺には……彼女が彼女として……刹那と云う人間として生きたい、そう言ってるように感じられました。それが正しいかは判らないけどそれも何とかしてやりたいって思いました…」
 少し辛そうにそう話す二三矢を見て、皆言葉をなくす。
「とにかく彼女を探し出すこと、それが先決ですね。話はそれからです」
 皇騎がそう言って立ち上がる。
「そうでち。わたちもそうおもうでち」
「そうですね、それじゃ手分けをして探しましょう」
 来る途中で相談して決めてあった通り、皇騎を中心としたグループとモーリスを中心としたグループに分かれて刹那を探す事になった。
 二三矢はモーリスとデルフェスと一緒に行く事になり刹那をどうすべきか二三矢の話を聞いた上で、相談しながら彼女の事を探していた。
「俺は…雪那さんと刹那さん二人が上手く共存する方法があれば探してあげたいなと思うんです」
 二三矢の耳からは刹那の別れ際に残した言葉が耳から離れずにいた。
「それはわたくしも同感です。二三矢様のお話を聞いてよりそう思いました」
 二三矢とデルフェスの言葉を聞いてモーリスはクスリと思わず小さく笑いをこぼす。
「丁度私も同じ事を考えていたんですよ。どうなるか判りませんがとにかく彼女達と話し合うことそれが先決ですね」
 モーリスの『彼女達』という言葉に二三矢はほっと安心の吐息を漏らしたその時であった。
 皇騎とクラウレスの向かった方向から青白い光が輝いた。

●混乱
「もう逃げられませんよ。どうか私達の話も聞いてください…」
 皇騎が自らの付けた印を頼りに公園のベンチで一休みしていた刹那を見つけた皇騎が刹那に話かける。
 クラウレスと司が刹那に続いてその公園に走ってやってくる。
 それを見て刹那が警戒した様に一歩二歩と後ずさり掌から青白い炎を輝かせて三人を牽制する。
「あなた達に私の何が判るというのよ!」
「刹那さん落ち着いてください。
 皇騎がそう言って一歩踏み出す。
「そうでち、わたちたちはあなたをどうこうしたいんじゃなくせつなさんのことをたすけてあげたいんでち」
「私を……助ける?」
 クラウレスのその言葉に刹那の動きが一瞬止まる。
「わたちたちは…いえわたちはせつなさんに『おめでとう』をいってあげたくてここまでやってきたでち」
「私におめでとう?」
 警戒心を解かない刹那は一歩二歩と後ずさりながらクラウレスの言葉に反応する。
「そうでち」
 クラウレスはそう言いながら一歩踏み出す。
「いや!来ないでー!!」
 警戒心が堪えきれなくなった刹那がそのからだから青白い光を眩く輝かせた。
「これは、急いだ方が良いですね」
 司がその光景を見て手に持っていた紙を空に飛ばした。

●彼女への想い
 その刹那の発した輝きを見たモーリス達が刹那のいる公園に向かって走っていた。
 途中で司の放った紙をモーリスは手にしていた。
 その紙に念じ込められていた場所をモーリスは感じ取り、公園の場所を確定させていた。
「皇騎さん、一体何があったんですか?」
 公園にたどり着いた二三矢が息を切らしながら皇騎に問う。
「私達は刹那さんと話しただけですよ。彼女に危害は加えてません」
「そうでち。ただちょっとかのじょはすこしこんらんしてしまったようなのでち」
 自らの発言で彼女を追い込んでしまったかもしれないと思ったクラウレスは少し声を落として、公園にやってきた面々に説明をした。
「刹那様落ち着いてください。わたくし達は刹那様の敵ではありません」
 デルフェスが落ち着かせる為に刹那を宥めはじめる。
「あなた達は雪那の味方じゃないの?」
 まだ警戒をとかない刹那を見てモーリスが刹那に話掛ける。
「そんな事ないです。私達はあなたの……いえ、あなた達二人の味方ですよ」
 刹那へのそんな説得を二三矢は苛つく気持ちで見ていた。
 自分でもなんでそこまで苛つくのか判らない気持ちに対して苛ついていたのかもしれない、それは彼女が事を気づいてあげきれなかった自分への怒りだったのかもしれない。
 そして意を決した二三矢が刹那と雪那に言い聞かせるかの様に話かける。
「俺達…いや俺は君達の敵じゃない。俺は君達二人とも一緒にいたいんだ!だから話し合おう?」
「私…達と一緒にいたい?」
「そうだよ俺は君達二人とも一緒にいたい」
 どちらか片方ではなく両方という二三矢の、聞き方によれば告白にも取れなくもない言葉に刹那は驚き動きが止まる。
 そしてしばらくの空白の後、刹那は小さく頷き一行に歩み寄ろうとした瞬間であった。
 歩み始めた刹那の体から急に力が抜けたかのように倒れかける。
 二三矢は慌てて刹那の傍に駆け寄り彼女を受け止める。
 デルフェスも近寄り刹那の様子を見る。
「大丈夫…。刹那様は大丈夫のようです。ただ気を失ってるだけの様です」
 デルフェスのその言葉に一同が安堵のため息を漏らす。
『良かった……もう俺の周りで女の子に泣いて欲しくない、なぜか判らないけどそんな気がするんだ…』
 二三矢のその呟きを耳にした者はその場にはいなかった。

●二人の少女
 一行は倒れた刹那の事を文月堂に連れて行った。
 そして文月堂の中で、布団に寝かされた刹那を見て皆心配そうにしていた。
「どうしてきゅうにたおれたんでちょうか?」
 不思議そうにクラウレスが疑問を口にする。
「俺もそれは気になっていた所です」
 二三矢もクラウレスと同じ疑問を口にする。
「それは、多分私の憶測でしかないのですが、クラウレス君と二三矢君の言葉で刹那さんの支配が緩み、体が雪那さんの支配に戻り雪那さんの現在の状態である睡眠状態になったのではないかと」
「モーリスさんもそう思いましたか、実は私も同じ事を考えていました」
「モーリス様と皇騎様の考えが一番あってるかと私も思います。問題はこれからどうするか、なのですが…」
 デルフェスが今は安らかな寝顔を見せている刹那の事を優しい瞳で見つめる。
「その事について俺は考えた事があるんだ」
 二三矢がそう話し始める。
「俺は彼女達どっちも否定したくないんだ。だから二人ともなんとか上手く共存できないかな?って…」
「二三矢様もそうお考えでしたか。わたくしもなのですよ。それで一つ提案があるのですが」
 デルフェスがそう言って皆の事を見渡す。
「ていあんでちか?」
 クラウレスが不思議そうに、デルフェスに聞き返す。
「ええ、これは雪那様が了承したら、という過程になるのですが。まず雪那様に今の状況をちゃんと伝えて刹那様の事を認めてもらえたらになるのですが、一時的に刹那様に体をお貸ししてあげるのです。刹那様の事を認めて、雪那さまと一緒にいる事を納得してもらえればお二人とも幸せになれるのではないかと…、雪那様の中に刹那様がいる事を雪那様と私達がちゃんと判っていてあげれば刹那様も寂しくはないと思いますし」
「なるほど、確かにそれなら…」
 モーリスがデルフェスの言葉に感心した様に頷く。
「ちょっといいでちか?わたちはゆきなさんがせつなさんの事をしらないからこんかいのことがおこったのだとおもうのでち。だからゆきなさんがちゃんとしょうめんからしることができれば、せつなさんのことをうけいれられるとおもうのでち。せっかくせつなさんもうまれてきたのに、またせつなさんじゃなくなるのはやっぱりかわいそうだとおもうでち」
 クラウレスのその言葉に一同はまた黙り込む
 そして今まで黙っていた司が口を開く。
「だったら、刹那ちゃんの心を消すことなく彼女として上手く雪那ちゃんと一つにする方法があるのだけど、どうかな?」
「ほんとうでちか?」
 クラウレスが勢い込んで司に聞く。
「ああ、まぁ、デルフェスさんとクラウレス君が言った通りの事なんだけどね。刹那ちゃんの気持ちも納得させてあげて、その上で雪那さんにも理解してもらえば自然と上手くいくんじゃないかな?と僕は思うんだよ。その代わりまた問題が起こったら僕達が何とかする事は自覚すべきだけどね」
「そんなの決まってるじゃないか!雪那さんと刹那さんが一緒にいるためなら俺はなんだってするよ」
 司の言葉に対し思わず立ち上がって二三矢は叫んでしまう。
「そういう事でしたら私も異存はないですよ」
 皇騎の言葉に皆口々に同意を示す。
「それじゃその方向で決まり、ですね」
 司のその言葉のあと横になっていた雪那が小さく身じろぎそしてゆっくりと瞳を開ける。
「……ここ……は?私はどうして…」
 雪那はそう小さく呟きをあげた。

●刹那の想い
 そしてその翌日、街でウインドゥショッピングをする少女の姿があった。
 雪那が目を覚ましたあと彼女にう今までの事を全て話し、今日のこの事を納得してもらった。
 今日は一日雪那ではなく『刹那』と言う一人の少女として皆で一緒にいると云う事になった。
「ねぇ、この服私に似合うかな?二三矢君?」
「え?こ、この服?えーと……どうだろう?」
 刹那のその言葉に困った様に二三矢は後ろから一緒について来ているデルフェス達に視線を向ける。
「ねぇ、デルフェスさん、どう思いますか?この吹く刹那さんに似合うと思いますか?」
「駄目、私は二三矢君に聞いているの、雪那の服ってばみんな地味なんだもん、もうちょっと華やかなのが私は欲しいの。それで二三矢君に一緒に選んで欲しいんだから」」
「そう言われても……」
 無理やり刹那に刹那の方に振り向かされた、二三矢の姿を見て、後ろからついて着ていた一行は思わず苦笑してしまう。
 デルフェスの提案で、今日一日は雪那ではなく刹那としていさせてあげると云う話になり、刹那が今ままでした事のない事をやらせてあげると云う事になり一行は町に繰り出していたのであった
「でもあれじゃまるで、デートですよね」
 モーリスが思わず苦笑しながら話す。
「そうですわね。でもあれも刹那様が普通の女の子としていたいと言う事の表れなのでしょうから良いのではないのでしょうか?」
「そうでちよ。ふたりともしあわせそうでとてもいいことなのでち」
 デルフェスの言葉に傍の露店で売っていたアイスクリームを落とさない様に食べながらクラウレスも満足げに刹那と二三矢の事を見ていた。
「刹那さんの事は二三矢君に任せて、私達は私達でデートでもしませんか?」
 モーリスは恥ずかしげもなく、隆美にそう話かける。
「今日は、刹那さんの事が一番でしょ?また機会があればその時に、ね?」
 モーリスのその言葉は隆美にさらっとかわされる、その様子を見て一行もまた普段の日常が戻った事を確信する。
「彼女にとって今日が忘れられない日になる事を私達は見守りましょう」
 その皇騎の言葉が皆の気持ちを全て物語っていた。
 そして、これから雪那と刹那、二人で一人の少女の物語は始まったのである。


Fin

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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≪PC≫
■ 鹿沼・デルフェス
整理番号:2181 性別:女 年齢:463
職業:アンティークショップ・レンの店員

■ 宮小路・皇騎
整理番号:0461 性別:男 年齢:20
職業:大学生(財閥御曹司・陰陽師)

■ クラウレス・フィアート
整理番号:4984 性別:男 年齢:102
職業:【生業】奇術師 【本業】暗黒騎士

■ モーリス・ラジアル
整理番号:2318 性別:男 年齢:527
職業:ガードナー・医師・調和者

■ 結城・二三矢
整理番号:1247 性別:男 年齢:15
職業:神聖都学園高等部学生

≪NPC≫
■ 佐伯・隆美
職業:大学生兼古本屋

■ 冬月・司
職業:フリーライター

■ 逢坂・雪那
職業:高校生

■ 逢坂・刹那
職業:高校生

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■         ライター通信          ■
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 どうもこんにちは、ライターの藤杜錬です
 この度は前編に引き続き『刹那の刻 後編』に御参加いただきありがとうございます。
 今回皆さんのプレイングの結果、雪那と刹那の二人は二人として、一つの体に残る事になりました。
 今後依頼などに出てくるかもしれませんが、その時は見守ってあげてください。

●クラウレス・フィアート様
 ご参加ありがとうございます。
 はじめての前後編、いかがだったでしょうか?
 今回はクラウレスさんの言葉がこういう結果になるきっかけになりました。
 いかがだったでしょうか?
 楽しんでいただけたら幸いです。

●鹿沼デルフェス様
 いつもご参加ありがとうございます。
 今回はこの様になりました。
 デルフェスさんのプレイングが転機転機で影響を及ぼす結果となりました。
 今後彼女達がどのように成長していくのか、見守ってあげてください。
 楽しんでいただけたら幸いです。

●宮小路皇騎様
 いつもご参加ありがとうございます。
 最終的にこういう結果になりました。
 一つに戻すよりも、全体的に刹那という人格もと云う人が多くこういう結果になりました。
 如何だったでしょうか?
 楽しんでいただけたら幸いです。

●モーリス・ラジアル様
 いつもご参加ありがとうございます。
 今回は、というかもと言うべきでしょうか、オブザーバーな役回りになりました。
 最後に振られているのはまぁ、いつもの事と言う事で。
 それでは楽しんでいただけたら幸いです。

●結城二三矢様
 いつもご参加ありがとうございます。
 今回はこの様になりました。
 一人焦った結果がこういう風になりました。
 いかがだったでしょうか?
 楽しんでいただけたら幸いです。

 今回は納品が遅くなり申し訳ありませんでした。
 皆様に何か残すことができれば幸いです。
 それでは皆様、本当にご参加ありがとうございました。

2005.05.20.
Written by Ren Fujimori