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<白銀の姫・PCクエストノベル>


世界は絡み合う
●オープニング【0】
 世界に、歪みが生じてきているとでも言うのだろうか、この状態は。
 現実世界に現れるはずのないデュラハン・プラトーン、桜桃署管内で暴れ回ったパワードデュラハンたち、そしてパワードデュラハンは冬美原にも出現し、何故だかファナティックドルイドの姿まで。
 これをおかしいと言わずして何と言う。けれども、この事実を知る者は少ない。真実を隠して、世間には報告されているのだから……。
 だが、事実を知っている心ある者は、動き始める。各々の目的のために。その中には、アンティークショップ・レンで働くアリアンロッド・コピー――アリアだって含まれているのだ。
 世界は絡み合っている。誰かが動けば、他の誰かに影響を与えることになる。距離の遠近あろうとも、決して無縁では居られない。そのことを分かった上で、心ある者たちは動くことになる。
 それでも、気を付けるといいだろう。あなたが動くことを、快く思わない存在だって居るのだと。必要とあらば、あなたという存在を消し去ることもためらわない存在が居ることを。
 では、あなたの行動に女神の祝福あらんことを――。

●メイドさん、こんにちは【1】
 あやかし荘に、1人の少年が訪れていた。
「あ、こんにちは」
 玄関前を竹ぼうきで掃き清めていた管理人の少女、因幡恵美は少年――田中裕介の来訪に気付き、その手を止めた。
「こんにちは」
 挨拶を返す裕介。そして1度ゆっくりと辺りを見回してから、恵美に尋ねた。
「ええと、フェイリーさんは」
「フェイリーさんでしたら中に居ますけど……」
 恵美はちらりと中を見て答えた。礼をいい、あやかし荘の中へ入る裕介。玄関を上がり廊下をしばし進むと、せっせと窓を拭いているメイド服に身を包んだ金髪ストレートの少女の姿があった。
「フェイリーさん」
 裕介は少女の名を呼んだ。
「はい?」
 少女――フェイリー・オーストンは裕介の方へ顔を向けた。そして、驚きの表情を見せる。
「ゆ、裕介さん……でしたよ、ね?」
 ちょっと待て。何故後ずさる、フェイリー。
「今日はちょっとお話があって」
「は、はあ……」
 訝し気に裕介を見るフェイリー。ちなみにこれでも彼女、幽霊である――。

●協力を仰ぐべく【2】
 冬美原――冬美原情報大学にある坂上史朗教授の研究室に、1人の青年が訪れていた。宮小路皇騎である。
「会わせたい人物が居る?」
 皇騎の言葉に、坂上は軽く眉をひそめて聞き返した。
「はい。この現実世界に居て、もっとも『白銀の姫』の世界を知る女神です」
 皇騎は大きく頷き、そう答える。それを聞いて、坂上は『白銀の姫』について世界観などがまとめられた資料を手に取った。先日、シュライン・エマが持ってきた物である。
「ふむ。そういえば何か言ってたね……。ア……アタ……アラ、アリ……」
 資料を捲る坂上。皇騎がすかさず答えを口にした。
「アリアンロッド。現実世界に居るのはそのコピー。区別するためでしょう、アリアと呼ばれていますが」
「そうそう、アリアンロッドだね。その彼女を、僕に会わせたいと。そういうことかね?」
「ええ。教授のご協力を仰ぐにあたって、必要だと思いましたので」
「ふうむ……」
 坂上が思案する。皇騎は話を続けた。
「アリアさんが出現し、パワードデュラハンもこの世界に現れました。先日教授が仰ったように、両世界が繋がりつつあるのはまず疑いようのない事実。しかし、接点なくして繋がることはあり得ないのではないか、と」
「……その接点について、何か思い当たる節でもあるのかな?」
「コンピュータです」
 きっぱりと皇騎は答えた。
「アリアさんはコンピュータから現れたと聞き及んでいます。また、『白銀の姫』の世界に取り込まれた者に共通する物もコンピュータ。ならば、コンピュータが接点となっていると考えるのは自明でしょう」
「なるほど、キミもそう考えるのかね」
 感心したような坂上の言葉。その言葉に、皇騎は少し違和感を抱いた。
「『キミも』……ですか?」
「うむ。キミが来る前に、神聖都学園の大学部への紹介状を書いてほしいとやってきた彼女もそう言っていたよ。キミみたく詳しく理由は言っていなかったがね」
「ああ……」
 誰のことを言っているのか、皇騎にはピンときた。恐らく思った人物で間違いはないだろう。
「よし分かった。キミの言う通りにしよう。さっそく案内してくれたまえ」
 坂上はすくっと立ち上がると、そう皇騎に促した。

●紹介状【3】
「くしゅんっ」
 冬美原から戻る列車の中、シュラインは可愛らしいくしゃみをしていた。車両の座席の埋まり具合はまばら、たぶん今のくしゃみが聞こえた者は数少ないだろう。
「……誰か噂してるのかしら……」
 軽く鼻をすすり、つぶやくシュライン。それから1通の封筒をバッグから取り出して確認する。坂上に書いてもらった、神聖都学園の大学部への紹介状である。
(戻ったら、すぐに行かないと)
 今日のシュラインはちと忙しい。冬美原に行ったかと思えば、用事を済ませてまたとんぼ帰りである。それも、帰ったら帰ったでまた神聖都学園へ向かう用事が待っている訳で。
(でも、冬美原で特に関係しているような事件はなかったのねえ……)
 思案顔のシュライン。冬美原に行ったのは、ただ坂上に紹介状をお願いしただけではない。部屋で変死、または部屋が焦げたなどの事件がなかったか、調べるためもあったのだ。
 けれども、関係すると思しき事件は確認出来ず。部屋で変死といっても病死で数日発見されずだったり、部屋を焦がしたといっても正真正銘のボヤだったりした訳で。
(……まあ、なければないで可能性がその分だけ排除出来るからいいんだけど)
 空振りもポジティブに考えることにしたシュライン。
(けど、どうやってパワードデュラハンやファナティックドルイドを呼び出したのかしら。まさかわざわざ召還した人が居る……とか)
 列車はガタゴトと揺れながら、冬美原をどんどんと離れていった。

●感度良好?【4】
 再びあやかし荘――。
「変わったこと……ですか?」
 しばし話した後、突然裕介からそんな質問を投げかけられたフェイリーは、きょとんとした表情を浮かべていた。裕介がこくっと頷く。
「……いえ、別に何も。嬉璃さんと三下さんの姿が見えなくなった以外は特に……」
 少し考えてから、答えるフェイリー。だが、ふと思い出したようにこう言い直した。
「あっ、そういえば……」
「何かありますか?」
 裕介がフェイリーの言葉を促した。
「あの、変わったことかどうかよく分からないんですけど……何だか少し、空気が悪いなって」
「空気?」
「……霊気って言うんですか? そういった物が、ちょっと」
 思案顔のフェイリー。霊気が悪い――いったいこれはどういう意味があるのだろう。

●まず、自分の出来ることから【5】
 その頃、アンティークショップ・レンには4人の姿があった。店主たる碧摩蓮や、アルバイトとなっているアリアの姿があるのは当然のこと。残る2人は、セレスティ・カーニンガムと天薙撫子であった。
「……という訳ですから、きっと役に立つと思うんです。対応が後手に回らないためにも、アリアさん。ご協力願えないでしょうか?」
 頭を深々と下げ、何やらアリアにお願いしている様子の撫子。アリアのそばで一緒に撫子の言葉を聞いていた蓮は、少ししてテーブルの上に地図を広げて考え込んでいたセレスティの所へやってきた。
「……何のお話をされていたんですか」
 蓮の気配に気付き、セレスティは地図から顔を上げて尋ねた。
「データベース作成。モンスターのさ」
「ああ」
 皆まで聞かずとも、セレスティは理解出来た。ゲームには付き物の、モンスターリストを作成しようというのだろう。モンスターの特徴や弱点といった物をまとめたデータベースがあれば、いざ現れた時に役立ってくれることだろう。
「だから熱心にアリアさんにお願いしている訳ですね。確かに、素早く対処出来れば、被害も少ない訳ですから」
 微笑みとともに、セレスティは蓮に言った。
「そういうことだろうね。確かあれだろう、従兄がコンピュータに達者だとかって」
 蓮が撫子をちらっと見てつぶやいた。ちなみに撫子の従兄は皇騎である。データベース作成くらいなら、データが揃えば比較的早く構築出来るだろう。特に問題はないと思われる。
「で、こっちは何やってるんだい?」
 セレスティの方に向き直り、地図を覗き込む蓮。地図にはいくつかプロットされていたり、大小の円が記されていたりしていた。
「変化が現れた場所の特定です。これが先日のデュラハン・プラトーンの舞台となった場所、こっちの円が他のパワードデュラハンが暴れた地域……桜桃署の管内になりますか。それから……」
 事細かに説明してゆくセレスティ。財閥の情報網なども使い、些細な異変もピックアップしていたのである。蓮はそれを黙って聞いていた。
「……思った以上に広範囲なんですよ」
 説明を終えたセレスティは、小さな溜息を吐いた。こうして実際に目で見える形にしてみると、溜息の1つも吐きたくなるというものだ。なお、冬美原はこの地図には含まれていない。
「なるほど、広いもんだね……これは。ああ、後でその地図もらえるかい?」
「それは構いませんが、どうされるんです?」
 突然の蓮の頼みに、一瞬訝しむセレスティ。
「何、そのうちプレゼントでもしようかと思ってね。ちょっとの空き時間でも図書館とかに通ったりしてる真面目な娘に、さ」
 そう言って蓮は、アリアと撫子の方へ視線を向けた。
「分かりました。私の知り得る範囲内でしたら、ご協力させていただきます」
 それはちょうど、アリアが撫子の提案を受け入れた時であった。

●しばらくお待ちください【6】
 神聖都学園大学部――冬美原から戻ってきたシュラインは、まっすぐにここを訪れていた。
「すみません。先程お電話させていただいたシュライン・エマと申しますが……」
 シュラインは大学部の事務の窓口でそう切り出すと、バッグから例の紹介状を取り出した。
「どうぞこちらへ」
 一通り職員に説明した後、シュラインは応接室へと通された。そこでしばらく待たされることになる――。

●初対面【7】
 再びアンティークショップ・レン。店内の人数は1人増え、5人となっていた。裕介がレンに姿を見せていたのだ。
「お疲れですか?」
 セレスティがくすりと微笑み、裕介に言った。一仕事終えてきた、といった表情だったからだ。
「あー……ちょっと人と会ってきたので。ご存知でしょう、雪村樹理さん」
 その名前を聞いて、セレスティから微笑みが消えた。真面目な表情になり、裕介に聞き返す。
「彼女が……どうされたんです」
「いや、ただ近況を聞くついでにお茶をご一緒してきただけで。……元気そうでした」
「そうですか……」
 裕介の言葉を聞いて、再びセレスティに微笑みが戻る。安堵の微笑みであろう。
 以前起こった忌わしき怪奇事件。世界に歪みが生じていると思しき現状にあって、そのような怪奇事件に1度でも関わりし者であれば、何か感じ取る所があるのでは……と思い、裕介はフェイリーや樹理やらに会ってきたのである。
 結果としてはフェイリーは僅かにかすり、樹理については空振りであった。けれども、元気そうであったことが分かっただけでもよかったかもしれない。
「こんにちは」
 そこへ、ひょっこりと皇騎が顔を出した。客――坂上を連れて。
「皇騎ちゃん!」
 アリアとデータベースについてああだこうだと話していた撫子が、真っ先に皇騎と坂上に気付いた。
「教授、あちらがアリアさんです」
 撫子の向いに居たアリアを皇騎が紹介する。と、坂上はつかつかとアリアに近付いていった。
「キミがあれかね? ゲームの……『白銀の姫』の世界からやってきたという女神かい?」
「そう、ですけれ……ど?」
 訝しむアリア。そりゃそうだ、現れて突然そんなことを尋ねてきたのだから。慌てて皇騎が2人の間に割って入った。
「アリアさん、紹介します。冬美原情報大学の坂上史朗教授です。アリアさんのお力になっていただける方です」

●知らぬ存ぜぬ【8】
 再び神聖都学園大学部・応接室。
「お待たせいたしました」
 長時間待たされていたシュラインの所へ、職員が1人姿を見せた。おやっと思うシュライン。
(さっきの人と違うわね……担当の方かしら)
 そんなことを思っていたシュラインだったが、職員の次の言葉には耳を疑った。
「お尋ねの『白銀の姫』の件ですが、あいにく担当者が不在となっております。申し訳ありませんが、本日はお引き取り願えますでしょうか」
 頭を下げ、丁寧な口調で告げる職員。だが、簡単に引き下がるシュラインではない。
「では後日お会い出来るよう、アポイントメントを取らせていただきたいのですけれど」
「申し訳ございません。それにつきましては、こちらでは確約出来ませんので……」
「……でしたら、いつならお会い出来るんですか?」
「さあ……。担当者本人ではありませんので、私どもでは分かりかねます。どうかお引き取りを」
 口調こそ変わらぬが、語気強く言う職員。どうも早々にシュラインを追い払いたい気配を感じられる。
 シュラインは溜息を吐くと、無言で応接室を後にした……。

●単純化されたモデル【9】
 三たびアンティークショップ・レン。坂上が皆を交えて、アリアにあれこれと質問を続けていた。
「……なるほど、ノートパソコンを起動させた途端、そこから飛び出してきたと」
「そうさ。飛び出してきた次の瞬間には壊れたけどね」
 坂上の確認に答える蓮。そのノートパソコンはまだ残してあるはずである。
「となると、やはり接点の1つはコンピュータだろうねえ」
 ふむ、と考え込む坂上。すると、その間にセレスティがアリアに尋ねた。
「……具現化のメカニズムについてご存知ですか?」
「具現化と言われましても……」
 どう答えてよいものか、ちと悩むアリア。それでも自分が現実世界へ現れた時のことを一応説明した。つまり、根幹プログラムへ直接介入を行ったという話を。
「それって」
 アリアの説明に、裕介が反応した。
「……この間のデュラハンも、同じ原理で現れた可能性があるってことじゃ」
 ゲームから現実世界に現れた最初の人物であるアリアならそれなりの見解を持っているかと思いやってきた裕介だったが……見解以上の何かに気付く結果となった。
「とすると、ちょっとやそっとのことでは、『白銀の姫』内での行動は現実世界に影響を及ぼさないとも言えますね。そう簡単に根幹プログラムへ直接介入可能な存在があるとは思えませんし。……もちろん現状のまま推移するならば、という条件付きですが」
 セレスティがそんな推論を出すと、皇騎が同意するように頷いた。
「少なくとも、それが可能だと言えるのは女神4人ですか。根幹プログラムへ直接介入を行い、そしてコンピュータをゲートとして現実世界へ干渉……。どう思いますか、教授」
 皇騎が坂上に話を振った。
「うむ、単純化したモデルはそれでいいと僕も思う。話を聞く限りでは一方通行のようだが、こちらから根幹プログラムへ直接介入をする手段があれば、モデルは双方向となる」
「ですが」
 アリアが口を挟んできた。
「私以外の女神が、根幹プログラムへ直接介入を行うとは考えにくいと思います。私にしても、最後の賭けに近い行いでしたから……」
「しかし、そうなると直接介入出来るのが誰も居ないってことじゃないか。創造主なら出来るだろうけど、姿を見せなくなったんだろ?」
 蓮がそう言うと、アリアはこくこくと頷いた。ならばいったい誰が……?
「……ゲームのシステム解析から仕様書を起こして、接点の探知システムを構築すべきかもしれませんね。そして、情報を共有出来るネットワークも必要となってくるかな……」
 腕を組み、考え始める皇騎。アリアの知識と坂上の分析、そして皇騎の能力があれば時間は必要だが、探知システムの方はある程度構築は出来るだろう。情報共有のためのネットワークは、その後だ。
「データベースはわたくしが中心になります」
 撫子がそう皇騎に言った。従兄の負担を少しでも軽減するためなのだろう。だが、そのおかげで探知システム構築とデータベース構築の作業は並行して進めることが可能となった。
「ただ……」
 けれども何故か撫子は浮かぬ顔。誰ともなく尋ねると、やや間があってから撫子はこう答えた。
「……ゲーム世界のモンスターが現実世界に現れることを、悪用しようと考えている者が居るのではないかが心配なのです。もしそうだとなれば、こちらの行動を邪魔に思い、妨害をしてくるのでは……」
 撫子の、巫女としての直感だったかもしれない、それは。

●薮を突いた【10】
(おかしいわ、絶対。あれは何か隠してるとしか思えないじゃない)
 神聖都学園を後にし、アンティークショップ・レンへ向かっていたシュライン。神聖都学園大学部に対し、不信感を募らせていた。
 そんな時である。ふっと足を止め、シュラインは後ろを振り返った。
「変ね……」
 シュラインはぽつりつぶやいてから、首を傾げつつもまた歩き出した。
(誰かに見られていた気がしたんだけど。でも別に足音も聞こえなかったし)
 どうも釈然としない様子のシュライン。
 そんなシュラインを、どこからともなく邪悪な影が見つめていた――。

【世界は絡み合う 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
     / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 0328 / 天薙・撫子(あまなぎ・なでしこ)
         / 女 / 18 / 大学生(巫女):天位覚醒者 】
【 0461 / 宮小路・皇騎(みやこうじ・こうき)
        / 男 / 20 / 大学生(財閥御曹司・陰陽師) 】
【 1098 / 田中・裕介(たなか・ゆうすけ)
         / 男 / 18 / 孤児院のお手伝い兼何でも屋 】
【 1883 / セレスティ・カーニンガム(せれすてぃ・かーにんがむ)
        / 男 / 青年? / 財閥総帥・占い師・水霊使い 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談 白銀の姫・PCクエストノベル』へのご参加ありがとうございます。本作の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本作の文章は(オープニングを除き)全10場面で構成されています。今回は皆さん同一の文章となっております。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・ミッションノベルのオープニング公開と前後してしまいましたが、現実世界での調査の模様をここにお届けいたします。当然ながら、この結果は高原のミッションノベルのプレイングを書く際の参考にしていただいて構いません。
・業務連絡を1つ。本文中にありましたデータベースや各種システムが完成するかどうかは、今後の展開をお待ちください。少なくとも今回のミッションノベルの時点では開発中です。
・シュライン・エマさん、ご参加ありがとうございます。何やらきな臭いですねえ……。しかし、何か近付いていっている証なのかもしれません。え、邪悪な影? さあ、何でしょうねえ?
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。きちんと目を通させていただき、今後の参考といたしますので。
・それでは、またお会い出来ることを願って。