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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


調査コードネーム:うたう怪奇探偵 セカンド
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :草間興信所
募集予定人数  :1人〜4人

------<オープニング>--------------------------------------

「よっしっ」
 晩春の午後。
 なんだかカッツポーズなどを決めている草間武彦。
 ひとよんで超絶貧乏怪奇探偵。
「おーい。なんか冠詞がふえてるぞー」
「いいじゃないですか。義兄さんのニックネームなんかどうでも」
「扱い悪っ!?」
「良くしてほしかったら、とりあえずあれですね」
「あれ?」
「貸した三万円、さっさと返してください」
「‥‥この扱いでいいです‥‥」
 いとも簡単に折れる三〇男だった。
 まあ、このへんはだいたいいつもと同じ会話なので、たいして問題はない。
「で、どうしたんです? ガッツポーズなんかして」
 零が問う。
「これだよ。これ」
 回覧板を見せる草間。
「町内カラオケ大会‥‥またやるんですか」
「優勝賞品はビール券一〇万円分だっ!」
「換金すれば九万円にはなりますね。よかったですねぇ。借金が返せますよ」
「取り立てる気かよ‥‥」
「ええ。もちろん」
 にっこり。
 とっても怖い笑顔だ。
「くっそぅ。なにがなんでも優勝してやるっ! この咎人世界でっ!」
 まえに参加したときはなし崩しに大会が終わってしまったので、だれも賞品を受け取れなかった。
 それどころか草間などは、歌うことすらできなかった。
 スーツを新調したのに。
「あ、私は参加賞狙いでいきましょう」
 義兄の気合いには取り合わず、零も参加希望欄に名前を書く。
 ちなみに参加賞は洗剤のセットだ。
 こういう消耗品はけっこうありがたいのである。
 と、
「なんで絵梨佳さんの名前が書いてあるんですか? もう」
 小首をかしげる零。
 どうみても草間の字だ。
「沈んでたからな」
 ぶっきらぼうな怪奇探偵。
 にやりと、義妹が人の悪い笑みを浮かべる。
「やさしいですねぇ」
「‥‥ほっとけ」
 煙草の先に火を灯す。
 ゆらゆらと、紫煙が不機嫌そうに立ち上っていった。











※参照作品「うたう怪奇探偵」
 続編ってほどのものでもないですが、カラオケ大会です。
※曲目と、デュエットする場合には希望相手を書いてください。
※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日にアップされます。
 受付開始は午後9時30分からです。

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うたう怪奇探偵 セカンド

 景気の良い音を立てて花火が上がる。
 今回は屋内ではなく、小学校のグラウンドを借り切っての屋外特設会場だ。
 晴天にも恵まれ、ちょっとしたピクニック気分である。
 待ちに待った町内カラオケ大会。
「‥‥べつに待ってないけどな‥‥」
 五〇〇席以上もうけられた客席の隅。サングラスで顔を隠した青年がぼそりと呟いた。
 俺はこんなローカリーなイベントにはまったく興味ないんだ、というオーラを全身から発散させている。
 だったらこなければ良さそうなものだが、ちょっとした事情がある。
 彼の恋人がこの大会にエントリーしているのだ。
 まあ、恋人以外にも友人たちが多数参加しているが、こちらは青年にとってはどうでも良い。
 不人情というなかれ。
 いまの彼には、さすがに他の連中の心配をしてやるほどのゆとりがないのだ。
 張暁文。
 中国系マフィアの構成員であるが、そのことを知るものは少ない。
 怪奇探偵と異名を取る草間武彦だけが薄々と感づいている程度だろうか。それだって本名までは名乗っていない。
 認識されているのは、中島文彦という偽名だけだ。
 本名を知っているのは恋人だけ。
 この微妙な関係にひびが入る事件があった。
 以来、彼女とは会っていない。
 沈んでいるのだから慰めにいってやれ、と、友人たちは言うが、なかなかそう簡単なものではないからだ。
 より正確に言えば、
「怖いのさ‥‥俺自身がな‥‥」
 声に出さず呟く。
 今の関係を壊すのが怖い。
 もう会いたくないと言われるのが怖い。
 そしてそれ以上に、無垢な彼女を裏社会に引き込むのが恐ろしい。
 思考の迷路を歩く中島。
 設えられた特設ステージに参加者が登場してくる。
 国営放送の喉自慢番組みたいなノリだった。


 はなを飾ったのは、怪奇探偵こと草間武彦である。
 あまり芸事とは縁がないような男だが、いちおう歌くらいはうたえる。
 びしっとセットした髪型とエレキバイオリン。
 やたらめったら決まっている。
 間奏のバイオリンソロを自分で演奏するのだ。
 格好良い。
 舞台の袖で見ていた細君、シュライン・エマが思わず見惚れたほどだ。
 まあ、好き合って一緒になった夫婦なので、シュラインの草間に対する評価が甘くなるのは仕方のないことではある。
 むせび泣くように。
 世の無常を語り継ぐように。
 叙事詩のように響くバイオリン。
 拍手が巻き起こる。
 一番手から高レベルだ。
 参加者は一八組二四名。
 けっこうな規模の大会である。
 予選があったわけではないが、さすがに喉自慢たちが集まっている。
 守崎啓斗が登場したときには観客席から黄色い声援があがった。
 ツインズの兄の方は、近隣の女性たちに人気がある。
 まあ、クールボーイだから。
「冷凍野菜の間違いだろっ」
 とは、弟の苦情だ。
 ちなみに北斗への声援は、おばちゃんたちからが圧倒的大多数なのである。
「この差はなんなのよっ」
 怒ってる怒ってる。
 永遠の大食い少年である北斗は、やはりおばちゃんのアイドルなのだ。
 ふたりは、参加賞の洗剤セット狙いで参加した。
 より正確には、主夫業も営んでいる啓斗が消耗品補充のために参加を決め、北斗がそれにつき合わされた。
 ということになっている。
 誰しもが納得しうる理由だ。
 哀しいかな、兄弟二人暮らしの生活はいろいろ余裕がないのである。
 ただまあ、納得できるからといってそれが真実であるとは限らない。
 兄の選曲は「ファイアフィールド」。
 弟の選曲は「トラブルを超えて」。
 それが、如実に兄弟の目的を語っている。
 ふたつの歌詞。
 誰かと誰かの心情を歌い上げたもの。
 元気を出してほしいから。
 どんなに落ち込んでいても、沈んでいても、あの娘には必ず側にいてくれる人がいるから。
 自分の命を捨てても守ってくれる人がいるから。
 いまはまだ一方的に守られる立場だったとしても、いつか肩を並べて歩けるようになるから。
 あるいは、それはただの願望。
 彼らの思いを押しつけているだけなのかもしれない。
 だが、それでも、ふたりには幸せになってほしい。
 衷心からの願いだった。
 つらい恋は、だからこそハッピーエンドで終わってほしい。
 終わりが良ければ、どんな思い出だってコメディで語れるだろう。
 哀しい歌は、聴きたくない。
 あの娘に悲恋は、似合わない。
 勝手ながらそう思う。
 そんな願いを歌に託した。
 不器用なこときわまりないが、若い双子だって気を遣っているのだ。
 観客席で、中島が、ふん、と、鼻を鳴らした。
 サングラスの下に隠された表情を、他者は窺い知ることはできない。
 ところで、気を遣う者もいれば、まったく気を遣わない者もいる。
 エントリーナンバー九番で登場した巫灰慈は、気を遣わない側の人間である。
 彼がカラオケ大会に参加した目的。
 それは、ビール券一〇万円分である。
 貧乏であること怪奇探偵におさおさ劣らない浄化屋にとって、ビール券一〇万円分は千金の価値を持つ。
 換金しても良いし、自分で呑んでも良い。
 残量を気にせずに呑めるなんて、なんという幸せだろう。
「盛り上げていくぜっ!」
 気合いもばっちりだ。
 錨打ちの革パンツ。ぼろぼろの革ジャン。グリースで固めた黒髪。
 バリバリのロックファッション。
 マイクには白いテーピングが巻かれ、振り回しても大丈夫なようになっている。
 世界のヤザワなノリだ。
「いくぜゴルァっ!!」
 片手を振り上げる。
 同調する観客席。
 紅い瞳から殺人的な眼光が迸り、見るものを魅了する。
 観客たちも足を踏みならし、スタンディングでボルテージを上げてゆく。
 老若男女を問わず。
 一種、異様なテンションだ。
 町内カラオケ大会とは思えない。
 まるでライブハウスにでもいるようだった。
 すっと両手でマイクを握りしめる巫。
 そして。
 なんか、切々と歌いだす。
 崩れ落ちる観客たち。
 袖では、啓斗と北斗も痙攣している。
「このノリで‥‥」
「あいすれいんかよ‥‥」
 ぴくぴく。
「アイスレイン」とは、二〇年ほど前に流行した演歌である。
 失恋した女の心情を切々と歌い上げた名曲だが、すくなくともバリバリロックの前振りで歌うようなものではない。
 ないはずだ。
「どーせこんなこったろうと思ったぜ」
 ぼそりと中島が呟く。
 一斉にコケた観客席の中、彼だけが揺るぎなく座っていた。
 荒波に屈することなく佇立する大海の巌のように。
 浄化屋との付き合いが伊達に長いわけではない。
 はじめてあの娘と出会った時も、黒髪の浄化屋が一緒だった。
「‥‥腐れ縁だな」
 苦笑が刻まれる。
 何年前のことだろう。
 ずっと昔のことのようにも、つい最近のことのようにも感じられる。
 あのときはシュラインもいた。草間もいた、香港からの留学生や怪しいホストや貧乏占い師もいた。
「懐かしいって思うほど、俺は老けちゃいないはずなんだがな」
 冬の日の記憶が蘇る。
 集団行動が苦手なはずの彼が、いつのまにかなんと多くの知己を得たことか。
「接着剤のせいか」
 微笑と苦笑の中間のような、曖昧な笑い。
 そのころ、良い気分で歌い終えた巫は、舞台の裏に引きずり込まれ守崎ツインズにボコられていた。
「この、バカバカバカバカっ!」
 ぼこぼこぼこぼこ。
「この、ボケボケボケボケっ!」
 げしげしげしげし。
 もう、蹴る殴るだ。
「いやーん」
 そして、なんか痛がってるんだか喜んでいるんだか判らない巫の声。
 ほほえましい光景である。
「あにやってんだか‥‥」
 こめかみのあたりに手を当てて、シュラインが嘆息した。
 まったく、バカばっかりだ。
 その横で、少女がくすくすと笑っている。
 芳川絵梨佳。
 シュラインにとっても、巫にとっても、もちろん守崎兄弟にとっても大切な友人であり、中島の恋人である。
「そして、俺の隠し子だ」
 草間がくだらないことを言う。
 どのくらいくだらないかというと、
「そうだとすると、もし中島くんと絵梨佳ちゃんが結婚した場合、中島くんが武彦さんの義理の息子ってことになるのよ?」
「うげ‥‥」
 妻にきりかえされ、心底いやそうな顔をする怪奇探偵。
 さて、この場合、草間と中島どちらがより不幸だろう。
「むしろあんなヤツに絵梨佳はやれんっ」
 花嫁の父って感じだが、そもそもそんなことを主張する資格を草間は一グラムも持っていない。
「はいはい」
「よかったな」
 啓斗と北斗が交互に肩を叩いてくれる。
 こうなっては、天下の怪奇探偵もオシマイである。
「よかったなー 武さんー」
 破れた革ジャンで笑う巫。
 むろんボコられて破れたのではなく、最初からそういう仕様なのだ。
 ちなみにこいつのメイクを担当したのはシュラインだから、ちょっと共犯者っぽい臭いがする。
 が、もちろんシュラインの責任を追及する声が生まれることはあり得ない。
 仮に「私もハイジのたくらみは知ってたんだけどね」とかシュラインが言ったとしても、である。
 まあ、だれだって命は惜しいのだ。
 猛毒を食事に混ぜられたら、いくら怪奇探偵や雑食忍者でも死んでしまう。
「‥‥どこの探偵社に猛毒なんて置いてあんのよ‥‥」
 ぴくぴくとこめかみを痙攣させる大蔵大臣。
 怒ってる怒ってる。
「いやあ。賞味期限六年オーバーの缶詰とか」
「あんのかよっ!?」
 驚く啓斗。
 まあ、普通はびっくりする。
「こないだ台所で発見した。とりあえずそのまま安置しておいた」
「つーか捨ててよ‥‥そんなもの見つけたら‥‥」
 げっそりと奥さんが呟く。
「教授。この豚肉、日付が昭和です」
「すばらしい。学会で発表しよう」
 くだらない会話を繰り広げる北斗と巫。
 本当にバカばっかりだ。
 そんなこんなで、とどこおりなく大会は進んでゆく。
 絵梨佳の順番は一七番。
 とりのひとつ前である。
 うたうのは「たんぽぽ」。
 草原でつまはじきにされたライオンと、彼を受け入れたタンポポの友情を描いた一曲だ。
 はっとする中島。
 ライオンは自分のことだ。
 そしてタンポポは、絵梨佳自身のことだろう。
 本来はライオンの視点で描かれたこの曲を、絵梨佳はタンポポの立場から歌っている。
 もちろん歌詞を変えているわけではない。
 曲調を変えているわけでもない。
 たが、中島には判った。彼にだけは判った。
 怖くないわけがないのだ。
 だがタンポポはライオンを受け入れた。
 歌は続く。
 人を好きになるのに理由などいらない。
 好きだという気持ちだけで充分なのだ。
 それで命を失うとしても、後悔などありはしない。
 この恋がどういう結末を描くのか、もちろん答えは中島の掌中にはない。
 歌で語られる物語のように、ついに結ばれることなく終わるのか。
 あるいは、万難を排してハッピーエンドを迎えるか。
 だが、それでも絵梨佳はいつだって全力投球だ。
 受ける方も全力で受けねば、男がすたるというものだろう。
 ステージに向かって親指を立ててみせる。
 少女が手を振りかえした。
 笑顔。
 わだかまりを解きほぐすような。
 いい顔だ、と、中島は思った。
 やはりこの少女は笑っている方が良い。


 とりをつとめるのは、もちろんシュライン。
 草間興信所随一の歌い手の彼女は、同時に町内一の歌姫でもある。
 さすがにプロのオペラ歌手などとは比べるべくもないが、そんじょそこらのアイドルに負けるような歌唱力ではない。
 いますぐデビューしたって不思議じゃないほどだ。
「まあ、年齢的にアレだけど」
「アレってあによ?」
「いえ、なんでもないです。はい」
 からかった巫が、蛇に睨まれたカエルよろしく、だらだらと冷や汗を流す。
「愚かな‥‥」
「雉も鳴かずば撃たれまいに‥‥」
 溜息を吐くツインズ。
 巫とシュラインの付き合いはだいぶ長いはずだが、いっこうに進歩がない。
 大蔵大臣が短気なのか、巫が迂闊なのか。
「ただのじゃれ合いさ」
 とは、怪奇探偵どののお言葉である。
「さーて。いってみましょうかっ」
 ステージにシュラインが躍り出る。
 すでに前奏が始まっていた。
 足を踏みならして迎える観客たち。
 誰でも知っているリズム。
 サッカーなどの応援でよく耳にするあの曲だ。タイトルは判らなくても、ほとんどの人が一度は聴いたことがあるだろう。
「さあ! 最後の曲となりましたっ!」
 司会者が声を張り上げる。
 あらかじめシュラインが頼んでおいた通りの紹介だ。
「よろしければ皆さんもご一緒にどうぞっ! 曲はウィーウィルロックユー!!」
 割れんばかりの歓声。
 シュラインの美声が観客をリードする。
 いつの間にか、啓斗も北斗もステージ上に乱入している。
 これが狙いの選曲である。
 一人で歌うのも悪くないが、この曲は大合唱の方が盛り上がる。
 だからこそ応援に使われるのだ。
 やや強引に絵梨佳の手を引き、ステージ中央に連れ出す。
 草間と巫、他の参加者たちも上がってきた。
 心をひとつに、というと少しばかり胡散臭いが。
 いずれにしても、絵梨佳を元気づけるのが目的のひとつだったシュラインにとっては、上々のシチュエーションだ。
 少女と肩を組む。
 草間のエレキバイオリンが花を添える。
 リードするシュライン」
 拳を突き出す双子。
 合唱というより、大宴会なノリだ。
 だが、これで良いのだろう。
 歌のうまさをを競うより、皆で盛り上がった方が楽しいに決まっている。
 オーディションをやっているわけではないのだ。
 優勝賞品のことは、まあ、この際は諦めよう。
「洗剤だって、充分に役に立つしね」
 シュラインが片目を閉じてみせた。
 かくして、盛況のうちに大会が終わる。
 興信所からの参加者たちは優勝を逃してしまったが、本気で悔しがったのは草間と巫の二名だけだったので、ほとんど問題にならなかった。
 閉会を告げる花火。
 曇天に穴を空けるように。
 梅雨入り前の鬱陶しさを吹き払うように。



  エピローグ

 姫君とナイトが去ってゆく。
 見送る一同。
「これで万事解決、ってわけにはいかないだろうな」
 巫が呟いた。
「ああ。そうだな」
「まだまだ山あり谷ありじゃね?」
 啓斗と北斗も頷く。
 大変な恋だ、と、思う。
 でも、
「でも、幸せになれるわよ。きっと」
 シュラインが唇をほころばせた。
「ありふれた、誰でも言う言葉だけどね。でもみんなそうだったから言うのよ。私だってそうだもの」
 草間の、愛する夫の腕に、自らの腕を絡める。
 このときばかりは照れもせず、草間が頷いてみせた。
 苦笑した三人だったが、やがて、
「ああ、俺たちもだ」
 異口同音に言って頷く。
 夕刻を示す長い影たち。
 去ってゆく姿と、見送る姿を、地面に描き出していた。










                     おわり


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
0554/ 守崎・啓斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・けいと)
0143/ 巫・灰慈     /男  / 26 / フリーライター 浄化屋
  (かんなぎ・はいじ)
0568/ 守崎・北斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・ほくと)
0213/ 張・暁文     /男  / 24 / 上海流氓
  (ちゃん・しゃおうぇん)

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■         ライター通信          ■
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お待たせいたしました。
「うたう怪奇探偵 セカンド」お届けいたします。
前作が2002年の12月ですから、ほぼ2年半ぶりの登場です。
ほんのちょっと昔のつもりでしたけど、ずいぶん経つんですねぇ。
さて、いかがでしたか?
お楽しみいただけたら幸いです。

それでは、またお会いできることを祈って。