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<東京怪談・PCゲームノベル>


 『逢魔封印〜弐の章〜』


 真夏の日差しは容赦なく、地上に居る者をじりじりと焼く。時折吹き抜ける、湿った生ぬるい風は、少しも涼しさを演出してはくれない。
「あちぃ……」
 フェンドは、サングラス越しに太陽を恨めしげに見遣りながら、人通りの少ない道を歩く。自らの黒ずくめの服装も、余計に暑さを増しているように思えた。手でパタパタと顔を扇いでみるが、勿論、そんなものが何の役に立つわけもない。

 やがて、身体中に汗をびっしょりとかきながらも、目的地へと辿り着く。
 占いグッズ専門店『瑪瑙庵』。店の内容とは裏腹に、外見は古びた小さな日本家屋であるそこは、ただでさえ閑散とした周囲から、さらに隠れるようにして、ぽつり、と佇んでいる。
「臨時休業か……」
 フェンドが溜め息混じりに呟いたように、戸口には、筆文字で書かれた『臨時休業』という木の札が掛かっていた。事前に確認もしなかったのだから仕方ないが、やはり、ここまで来た労力を考えると、残念だった。この店は、殆ど休んでいることはなく、常に開店休業のような状態である。定休日があると聞いたこともないので、店主である瑪瑙亨の気まぐれで休みを決めているのだろう。
(ん?)
 諦めて、踵を返そうとしたその時、ちょっとした違和感をフェンドは感じた。
 店内から、『音』がするのだ。
 そしてそれは、『聞き』馴染んだものだった。
(何だ、瑪瑙のヤツ、居るんじゃねェか)
 彼はまた、店に向き直ると、戸に手をかけて、そこで思い留まった。
 『臨時休業』とわざわざ札を出しているくらいだから、亨も忙しいのかもしれない。
 そうして、暫し逡巡していると、木戸に嵌め込まれた磨り硝子に、人影が近づいてくるのが映る。次には、ガラガラと音を立て、戸が引き開けられた。
「ああ、フェンドさん、こんにちはぁ」
「よぉ、瑪瑙。臨時休業じゃなかったのか?」
 中から出てきたのは、桔梗色の和服を身に纏った亨。相変わらず、にこにこと笑みを浮かべている。
「フェンドさんが来てくれたからぁ、臨時休業じゃなくなりましたぁ」
「はぁ」
 亨の言っている意味が、いまいちよく分からない。
「あ、琳琅亭のお菓子ですねぇ。ありがとうございます〜。冷たいお茶入れますからぁ、中で一緒に食べましょうよぉ」
「ああ」
 フェンドは元々、一緒に茶でも飲んでゆっくりしようと、手土産を持ってきたのだから、それに関して異論はなかった。亨に導かれるまま、店内へと入り込む。
「ううんと、狭いけどぉ、フェンドさんだからぁ、カウンターで立ち食いでもいいですよねぇ?」
「何で俺だといいんだよ……いや、まあいいけどな」
 亨の言葉に、何か納得のいかないものを感じながらも、フェンドは頷く。
「じゃあ、ちょっと待ってて下さいねぇ、今、お茶淹れてきますからぁ」
「ああ、悪ぃ」
 亨がカウンターの奥に姿を消した後、何となく手持ち無沙汰になり、店内を見回してみる。普通の商品に紛れて、妙な『音』が混じっているものがあるのはいつものことだ。
 ふと。
 先ほどの、亨の言葉が脳裏に蘇る。フェンドが来たから、臨時休業ではなくなった。
 そして、以前、臨時休業だったのは、いつのことだったろう。
「あ」
 思い出した。亨の裏家業である、妙な仕事を手伝わされた時だ。
(また厄介事に巻き込まれそうな予感が……)
 そんなことをぼんやりと考えていたその時――
 まるで、頭の中で、シンバルだけで結成されたオーケストラが演奏を始めたかのような、物凄い『音』が鳴った。
「ぐうっ……」
 思わず、その場に蹲るフェンド。頭痛と耳鳴りを堪えながら、後ろを振り向くと、そこには、微笑みながら立っている亨の姿。左手には、グラスと菓子を乗せた盆、右手には、機械のようなものを持っていた。
「瑪瑙……お前、それ……」
「ふふふ〜。フェンドさん捕獲装置です」
「馬鹿野郎! それはネズミ駆除機だろうが!」
 フェンドが言った通り、それは超音波を発生させ、ネズミや害虫を駆除するための機械だった。人間の可聴範囲を超えた超音波を発生させるので、本来なら、人体に影響はないと言われている。ただ、フェンドは特別な『耳』の持ち主だ。それすらも、捉えてしまう。
「そうとも言いますねぇ……一万円もしたんですよぉ。この家、古いからぁ、ネズミとかぁ、害虫が結構出るんですよねぇ」
「俺はネズミでもゴキブリでもねェ! さっさと止めろ! いてて……」
 亨は、フェンドが苦しがっているのを明らかに楽しんでいる。趣味が悪いとしかいいようがない。
「フェンド」
 突然、亨の口調と表情がガラリ、と変わった。そしてフェンドに近づくと、囁くように言う。
「手伝ってもらいたい仕事がある。引き受けてくれるよな?」
「わーった! わーったから、それ止めろって!」
 フェンドは、痛む頭を縦に振る。それを聞いて満足そうに頷いた亨は、機械のスイッチを止めた。
「ってェ……まだ耳がキンキンしやがる……ったく、こんなことしねェでも、素直に頼めば引き受けてやったのに」
 それに、フェンドは面白いと感じるものであれば、別に特別な報酬がなくても、関わってしまう主義だ。亨の持ちかけてくる話は、いつも妙なものだが、『面白い』、と思う。
「ああ、これには事情があってな……」
「事情?」
 フェンドが問いかけると、亨は至って真面目な顔で答える。
「フェンドにこれを使うとどうなるか……まあ、平たく言えば実験だ」
 その後、亨はフェンドから、ヘッドロックをお見舞いされることになった。


「もう分かってると思うが、俺、戦闘向きじゃねェぜ」
「依頼人の名は、東海由紀子。念のためちょっと調べてみたんだが、割と有名人だからすぐに分かった。ホテルやエステなどをチェーン展開。夫は元々婿養子だったようだし、実質現社長は彼女だな。息子の名前は淳也」
「おい、人の話聞けよ」
「大丈夫だ。鼓膜はきちんと振動している」
「じゃあ、それを脳ミソまで届けろ」
 依頼人の自宅までの道すがら、フェンドと亨は、そんなやり取りをしながら歩く。
「でも、『人が変わったように』っつーわりには、置き手紙か? それは真面目だよな……他に手がかりはねェのか?」
「今のところない」
 ようやく依頼内容を聞く気になったフェンドが尋ねると、亨は軽く肩を竦めた。
「まあ、依頼人の家に行きゃ、何か分かるかもしれねェな」
「そうだな。それに期待しよう」


「どうぞ」
 センスの良い調度品に囲まれている応接間に、フェンドと亨は通される。そして、促されるまま、二人は革張りのソファーに腰掛けた。東海由紀子も、それに対峙するように腰を下ろす。
「失礼致します」
 ドアがノックされ、仕立てのいいスーツを着こなした男が、グラスの載ったトレイを手に、入ってくる。彼は、アイスコーヒーをテーブルに三つ置くと、一礼して、また部屋から出て行こうとした。
「あ、和田。念のため、車の準備をしておいてくれるかしら」
 それを、由紀子が呼び止める。和田と呼ばれた男は、「承知致しました」と言うと、また頭を下げ、今度こそ、部屋から出て行く。
「さて。本日はわざわざお越し頂き、本当にありがとうございます。私が依頼人の東海由紀子です」
 そう言って、彼女は名刺をこちらに差し出す。だが、フェンドも亨も、名刺などは持ち歩いていない。そのことを詫びると、由紀子は「構いません」と微笑んだ。
 年齢は、ようやく三十になったくらいだろうか。くっきりとした眉に、奥二重の目。鼻筋も通っていて、唇には派手すぎない程度のルージュが引かれていた。知的な雰囲気の漂う美女である。
「瑪瑙さん、今朝は、お電話で醜態を晒してしまい、申し訳ありませんでした」
「いえ。お気になさらず」
 律儀に亨に頭を下げる由紀子を見て、フェンドは彼女の芯の強さを感じた気がした。今朝、亨にかけられた電話では、彼女は酷く取り乱していたという。だが、今はその片鱗さえも見せない。女社長というものは、肩肘を張らないと生きていけないものなのだろうか。
「姉さんの息子は、手紙の他に、何か手がかりらしいモンを残していかなかったか?」
 そうフェンドが問うと、由紀子はゆっくりと首を横に振った。
「いえ……何も……」
「そっか……おい、瑪瑙。こうなったら占いで何とかしろよ」
 フェンドが視線を亨へと移し、肘でつつくと、亨は暫し考え込んでから、口を開く。
「フェンドこそ、『音』を頼りに、淳也君を探せないか?」
「無理無理。よっぽど『音』に特徴があれば別だがな。俺は淳也ってガキと面識もないんだぜ? それで広範囲を探すのは不可能だ」
 フェンドが肩を竦めると、亨はまた思案に耽る。そして、再び口を開いた。
「由紀子さん、この周辺の地図を貸して頂けますか?」

「お得意のタロットは使わねェのか?」
「こういう場合は、ダウジングの方が効果は高いんだ」
「ふーん」
 亨は、メノウで出来たペンデュラムを片手に、この近辺の地図の上を調べていく。
「瑪瑙だけにメノウってか」
「その通りだ」
「……少しは捻ろよ」
 フェンドは、そう呟くと、呆れたように溜め息をついた。あまり茶々を入れて、邪魔をしても悪いので、そのまま動向を見守る。由紀子は最初、「占いなんかで、本当に淳也の居場所が分かるんですか?」と言っていたが、二人に宥められ、とりあえず任せることに決めたらしい。どうやら、オカルト関係は、あまり信じていないようだ。
 やがて。
 ある一点で、ペンデュラムが大きく時計方向に回り始める。
「ここだ」
「森、だな」
 フェンドが漏らしたように、そこは小さな森のある場所だった。
「とりあえず、行ってみよう」
「ああ」
 二人が早速そこへと向かう準備をし始めた時――
「ちょっと待って下さい」
 由紀子が、声を上げた。


 窓の外の景色が、どんどん後方へと流れて行く。
 運転席には、先ほどアイスコーヒーを持ってきた、和田が座っていた。助手席にいる由紀子が、的確に指示を出す。
 『車の準備をしておけ』とはこういうことだったのだ。最初から彼女は、息子の捜索についてくるつもりだったらしい。いくら危険だと説得を試みても、彼女は「私の息子の問題なのですから」と、頑として受け付けなかった。結局、妥協案として、森の入り口で、車内待機をしている、という条件付きで、フェンドと亨は、同行を許可した。
(何かあるな……)
 一見すれば、息子を心配するあまりの母親の行動に見えるが、フェンドは、彼女の『音』にそれ以外のものが混じっているのを感じ取っていた。だが、少なくとも、出会った当初は、『それ』はなかったのだ。
 まるで清水に混入された、些細な不純物のような。
 いつ頃から混じり始めたのだろうか。
 それはまだ、聴こえない。


 由紀子と和田を残し、フェンドと亨は、森の中へと分け入った。規模が小さくても、やはり『森』と言われるだけのことはある。周囲は鬱蒼としていた。蝉や、小鳥の鳴き声が、あたりにこだまする。
「何も変わったものは『聞こえ』ねェなぁ……」
 暫しの間、亨の占いを頼りに歩き回り、フェンドも出来る限り『耳』を研ぎ澄ませていた。しかし、手がかりが得られない。これからどうしようかと思案していたところ――
 ざわり。
 唐突に。
 森が暗さを増し、ざわめいた。
「おい! 瑪瑙!」
 フェンドが指差した先には、Tシャツにショートパンツという出で立ちの、少年の姿。
 由紀子の息子、淳也だ。写真を見せてもらったのだから、間違いない。
 だが、その姿は蒼白い光に包まれ、宙に浮いていた。
「来ないで」
 淳也がそう言った途端、突風が吹き荒れる。フェンドたちは、近くの木にしがみつき、何とか耐えた。
「フェンド! 頼む!」
「了解。とりあえず、前と同じ手でいくか」
 そう言って、フェンドは意識を集中させる。
 相手の『音』の波動を――
「ちょっと待った」
 攻撃の手を休め、フェンドは思考を巡らせる。
「どうした?」
「あれを見――」
『あの女が来ておるのか!』
 またも、突風が吹き荒れた。先ほどのものより大きい。木の枝が、あちらこちらにぶつかりながら飛んでいく。
「狐……か?」
 亨が呟きを漏らす。淳也の周囲を取り囲んでいる光は、ハッキリと狐の姿を形どっていた。
「そうだ。今思い出したんだが、ここいらには確か、稲荷の社があったはずだ――瑪瑙、どうする? 流石に神の使いを封印するのは拙いだろ」
「ああ。どうしたものか……」
 二人が逡巡していたその時。
「ママ! 来ちゃダメ!」
『おのれ! 恥知らずな女め!』
 今までで最大の突風が。
「――危ねェ!」
 フェンドが後ろに飛び、抱きかかえて庇ったのは、いつの間にかやって来ていた由紀子だった。

「淳也! 淳也ぁ!」
「ママ! ダメだって言ったのに……ぼくがママをころしちゃう! ぼくがママを……だから、キツネさんをだいじにしなきゃいけないって言ったんだ……だから……」
 由紀子と淳也が泣いている。
「どういうことか、お聞かせ願えますか?」
 由紀子を抱えたまま、フェンドが狐に問うた。

 一月前。
 由紀子は、新しいホテルを建設するために、この森を買った。倉稲魂神は、大いに嘆き、使いの狐を走らせ、計画の中止を求めたという。だが、由紀子はそれに気づきもしなかった。そのため、仕方なく、狐は淳也に取り憑き、由紀子に訴えたが、彼女は「これはお仕事なのよ」と言って、耳も貸さなかった。
 狐に取り憑かれた淳也は「ママをゆるして」と、稲荷の社に通い続けた。そこで、稲荷神は妥協案を出した。人間の営みの上で、自然が侵食されていくのは、仕方のないことなのかもしれない。ならば、せめて自分が見守れるよう、森の隅にでも良いから、社を移してはくれまいか、と。だが、その言葉も、由紀子は撥ね付けた。「あんな気味の悪いもの、残してはおけないわ」と。それが、昨日の夜のことだった。そしてその言動は、稲荷神の逆鱗に触れた、淳也は、それでも何とか母親のことを助けたくて、狐に許しを乞う。狐も、その想いを感じ、最後の訴えとして、淳也を保護するという手段に出た。

「ごめんなさい……本当にごめんなさい……計画は中止する。この森は、私有の森として、守っていくから……だから、だから……淳也を返して下さい……」
 その場に泣き崩れ、何度も詫びるその姿は、毅然とした女社長の『東海由紀子』ではなく、ひとりの母親の姿だった。
『ならば、我らは、そなたらの繁栄を守ることを約束しよう……』
 その言葉とともに、淳也の周囲から、白い光が消えた。
 そして、再び、蝉や小鳥の声が響き始める。
「ママ!」
「淳也……ごめんね……」
 抱き合う二人を見ながら、フェンドは淳也の頭にそっと手を置く。
「坊、独りで辛かったな。よく頑張った」
 森には、生命の匂いが立ち込めていた。


「神の使いに取り憑かれた者を『マーク』するとは……とんでもない『サポーター』だな。こんな時に、誰だか分からないというのが腹立たしい」
「まぁ瑪瑙、そう目くじら立てんなって」
「誰も目くじらなど立てていない」
 夕日を浴び、憮然とした表情をしている亨の肩を軽く叩きながら、フェンドが言う。
「そうだな……あ」
「あ! フェンドさんと瑪瑙さんだ! こんにちは〜!」
「どしたの? 亨ちゃん、店開けてないなんて珍しいね。待ってたんだよ。あ、フェンドさん、お久しぶり」
 瑪瑙庵の前には、御稜津久乃と、堂本葉月の二人が立っていた。
「よぉ。嬢ちゃんに姉さん、久しぶりだな……そうだ、八月の中旬って暇か?」
「私は夏休みだからヒマです!」
「えっと……あたしも、今のところ大丈夫。何かあんの?」
 津久乃は即答し、葉月はバッグから取り出した手帳を見てから答えた。
「今日の詫びにでも、封印できそーなのを見繕っておくから京都に来いよ」
 フェンドは、亨にこっそりと耳打ちする。
「本当か?」
「ああ、マジ」
 その途端、亨は破顔した。
「えっとねぇ、フェンドさんがぁ、京都にご招待してくれるんだってぇ」
「そうそう。せっかくだし、二人も遊びに来いよ。歓迎するぜ」
 フェンドは、何かを含むかのような笑顔を見せるが、誰も不審には思わない。
「わぁ! 行きたいです!」
「いいねぇ、京都かぁ」
「あ、そうだぁ。フェンドさんからぁ、琳琅亭のお菓子もらったんだよぉ。今店開けるからぁ、皆で食べようねぇ」
「わぁ! 嬉しい!」
「中々、琳琅亭のお菓子ってありつけないからねぇ」
「そういや、俺もまだ食ってなかったな」
 フェンドは、そう呟きながら、茜色に染まった空を見上げる。雲の形が何となく狐に見えるのは――きっと気のせいだろう。

 こうして再び、日常が始まる。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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■PC
【3608/セイ・フェンド(せい・ふぇんど)/男性/652歳/【風鈴屋】】

■NPC
【瑪瑙亨(めのう・とおる)/男性/28歳/占い師兼、占いグッズ専門店店主】

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■         ライター通信          ■
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■セイ・フェンドさま

こんにちは。いつも発注ありがとうございます!鴇家楽士です。
お楽しみ頂けたでしょうか?
納期ギリギリの納品になってしまい、また、お休みも挟んでしまったので、お届けが遅くなり、申し訳ありません。大変お待たせ致しました。

今回、前半で、ちょっと遊んでしまいました……余計なことでしたらすみません(汗)。あと、フェンドさんがどこで敬語(または丁寧語)を使うのか? でやや悩みました。前回は、同じく依頼人でしたが、お店のお得意先だったんですよね……なので、今回は砕けた口調にしました。そして、神の使いである狐には、敬語を……あんな感じで大丈夫でしたでしょうか?

亨とフェンドさんの掛け合いは、書いていてとても楽しかったです。
あとは、お話を楽しんで頂けていることを祈るばかりです……

それでは、読んで下さってありがとうございました!
これからもボチボチやっていきますので、またご縁があれば嬉しいです。