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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


悪意の書

 遊びのついでに涼みにくる、真っ黒に日焼けした子どもたちと、大きな鞄を抱えて切羽詰まった雰囲気を漂わせる色白の若者の姿が増えてくると、図書館にも夏休みがやってくる。カウンター業務も忙しくなるのが常だが、まだその波は小さいものらしい。
 ちょうど列も途切れて一息ついた頃、綾和泉汐耶のスーツのポケットの中で携帯が震え、着信を告げた。ディスプレイに表示された名は「草間武彦」。
 汐耶は他の職員に一声かけると席を立ち、奥へと引っ込んだ。携帯電話を開き、通話ボタンを押す。
「ああ、草間だ。悪いな、仕事中」
 言葉ほど悪そうに聞こえないのは気のせいだろうか。もっとも、汐耶も私用の電話なら勤務中に出たりはしない。こういう時に草間からかかってくる電話は、汐耶のもう1つの仕事に関連することが多いのだ。向こうもそれとわかっているのだろう。
「悪意の書というのは聞いたことがあるか?」
「悪意の書?」
 案の定、話は書物に関することのようだ。それも何とも物騒な名前だ。汐耶は草間の言葉を繰り返した。
「ああ、何でも表向きは人に危害を与える術式を集めた魔術書だそうだが、人に恨みや敵意を持った人間を持ち主に選び、その悪意を増幅させるらしい。で、最後には悪意の対象を呪殺し、同時に持ち主の魂を喰らって成長するらしい」
「危険な書物ですね……」
 汐耶は相づちを打った。そしてあまり想像したくない事態ではあるが、この話が封印能力を持つ自分のところに来ているということは、この書物は今、野放し状態にあるということなのだろう。
「そいつを探して欲しいっていう李煌(リーファン)とかいう魔術師のガキが来てな……。なんでも自分のミスで既に誰かの手に渡ってしまったんだと。このままだとまた犠牲者が出る、と泣きつかれたんだが……」
 電話の向こうでやれやれと頭を振る草間の姿が目に浮かぶ。こんな言い方をしているが、どうぜ放っておけなくなって電話で協力者を募っているのだろう。汐耶はくすり、と小さな笑みを漏らした。
「わかりました。危険図書の分野ですし、館長に事情を説明してからになりますが、すぐに伺います」
「ああ、恩に着るよ。いつも済まんな。あと、書は呪殺が成就したらすぐに次の獲物を探してどこかへいってしまうから、その前に回収しないといけないそうだが、おそらく持ち主は書に魅入られている。戦闘になる可能性が高いらしいから、そこも気をつけてくれ」
 まだ次にかける相手がいるのだろう、草間はそう付け足すと、慌ただしく電話を切った。
「さて、と」
 汐耶は小さく息をついて独りごつ。草間の話からしてもかなり危険な書物だ。最終的には引き取って封印しておくのがベストだが、場合によっては本を消滅させることも考えておかなければ。
 とはいえ、まずは今の所有者を突き止めることが先決だ。汐耶は素早く調査計画を考えた。館長に許可をとるのももちろんだが、ここでしかできない情報収集もしておきたい。草間の話はまだまだ断片的だが、それでもある程度の対処はとれる。
 悪意の書は、持ち主を自ら探して選ぶそうだが、逆に持ち主の方もそのような魔術書を探していた可能性もある。要申請書の申請者リストの控えも念のため持っていた方がよさそうだ。そして、「また」というからには、これまでに書の犠牲者が出ている可能性が高い。なら、新聞でそれらしき事件を探し、そこから辿って行くという手段も必要になってくるだろう。
 汐耶は必要な資料と館長の許可を得ると、すぐに草間興信所へと向かった。

 草間興信所といえば壊れっぱなしのクーラーが名物だ。ましてそこに何人もの人間が集まっているのだから、その熱気たるやかなりのものだろう……と覚悟して足を踏み入れたものの、中は思っていたよりは涼しかった。それでも「思っていたよりは」という程度であるが。
「お待たせ。遅くなってごめんなさい」
「ええと……、これで全員ね」
 汐耶が声をかけると、草間興信所の事務員で、汐耶の読書友達でもあるシュライン・エマが微笑み、確認するように草間を振り返った。
 その声で、集まっていた全員が神妙にソファに腰掛け、まずは自己紹介が始まる。
 中央に座っていた、少女と見まがうような線の細い少年が依頼人の李煌。今回の調査員は汐耶とシュラインに加えて、2人の読書友人、セレスティ・カーニンガムと銀髪の少年、尾神七重(おがみななえ)、それに小麦色の肌に紫の色の髪を持つ幼い少女、ラクス・コスミオンの5人だった。
 ラクスの名乗りを聞いて、汐耶は首を傾げた。以前会った時のラクスはこのような少女ではなかったはずだ。
「ええと、今回は擬躰でと思いまして……」
 そんな汐耶の視線を感じたか、ラクスが恥ずかしそうに首をすくめた。
「おおまかな話は草間さんに聞いたけど、問題の書の流出がいつ起こったか教えてもらえるかしら?」
 まず汐耶が短く切り出した。李煌の話を聞く限り、時間的な余裕はあまりない。まず最初に経過時間の確認をしておきたかった。
「昨日の夕方です」
「ミスで……とお聞きしていますが、どのようなトラブルが起こったのですか?」
 今度は遠慮がちながらも七重が口を開く。
「僕は悪意の書の解呪を……無害化を研究しています。その方法が見つかって、実験をするために結界内で書の封印を解いたのですが……。恥ずかしい話なのですが、その結界に不備があって、書に逃げられてしまったのです」
 李煌は俯き、唇を噛んだ。
「昨夜の今日なので、今回はまだ犠牲者は出ていない……と思いますが」
 ということは「また」というのは言葉のあやだったということか。とりあえず新聞は当たらなくてよさそうだと汐耶は心中で調査方法を整理していった。
「ということは呪殺成立までのタイミングはあるということですね。毎回同じ方法で対象は殺されるのでしょうか?」
 さらに七重が問いを重ねる。
「ええと……、「黒い羽の悪魔」が呪いを媒介すると聞いているのですが、実際の方法は所有者の意志によるところが大きいようです。ですから、よっぽど強い殺意を持って、相手を一思いに殺してやりたいと願っていない限りはまだ時間がかかると思います」
「あと、問題の書の外見と……、ひとつ気になっているのですが、回収に成功したとして、呪術を途中でキャンセルすることになるわけですから、やはり所有者の魂が取り込まれてしまうのではないでしょうか?」
 今度はセレスティが思慮深げに口を開く。
「あ、はい、大きさはこれくらい、黒くて表紙に大きな目が描かれています。呪術が途切れても所有者は無事です。前回捕まえた時に確認しています」
「成功報酬完全後払い、ね。なかなか良心的と言えるのかしら?」
 汐耶は皮肉混じりに呟いた。人の世でこういう商売をするということは、よぼど達成に自信があるか、逆に道楽半分かということだ。どちらにせよ、人の命と魂を対価にすることを考えれば、いい気はしない。
「あと……、こういう書物には往々にして対抗するための対になる書物がありますが、これにはどうでしょうか?」
 セレスティが再び問いを口にした。
「ない……と思います。少なくとも僕は耳にしたことがないです」
「ということはとりあえず探し出して真っ向勝負、ということになりますね。どちらにせよ急いで探さないと……」
 汐耶は軽く息を吐いた。犠牲者が出る前に、さっさと問題の書を封印してしまいたいところだ。そのための手段が、汐耶にはある。
「古書店から書の魔力の波動を辿れれば良いのですが……」
 それまで隅っこで小さくなっていたラクスが、おずおずと口を開いた。
「これじゃ、ダメでしょうか。書を封印していた帯なのですが」
 李煌が荷物の中から、文様の縫い込まれた帯を取り出した。
「あ、はい。やってみます」
 言いながらもラクスの手は伸びない。シュラインが苦笑を浮かべながら、それを李煌の手からとり、ラクスに渡した。ラクスは礼を述べると、目を瞑り、精神を集中させ始める。
「では、私も書の在処を占ってみますね」
 セレスティもコップの水を手に取った。占いとは何とも非合理的な手段に見えるが、占い師が「本物」の時には、それが何より頼りになることを汐耶は知っている。どうやら持って来たリストも当たらなくて済みそうだ。
 傍らでは七重がパソコンを立ち上げ、シュラインがどこからかかかってきた電話に応対している。
「実はみんなが来る前に、李煌さんから術式に使う道具を聞いていたの。表向き術式を集めた書なのなら、所有者はまずそれにつかう道具を買おうとするかな、って」
 電話を切ったシュラインが他の調査員に向かって口を開く。
「それで、道具の中にざくろ石があると聞いて、売ってそうな店に電話して、それっぽい客がいたら教えてくれるように頼んでおいたのだけど、今その返事が来たわ」
 シュラインの言葉に、さっとその場に緊張が走る。
「昨日の閉店前だから夜の9時前くらいね、20歳くらいの女性が血色のざくろ石を買って行ったそうよ。なんでも異様な目つきと雰囲気をしていたから、接客をしていた店員さんが覚えていてくれたみたい」
 時間的にも、そして条件的にもぴたりと合致する。その女性が今の所有者と見て間違いないだろう。
「その女性が所有者だとしたら……、気になる書き込みがありました。どうやら大学生のようですが、何でも、付き合っていた女性と別れてその女性の親友と付き合うようになった男性と、新しい彼女とが今朝事故に遭って病院に運ばれたのだとか……。そしてその女性も連絡がとれないそうです」
 ノートパソコンを開いていた七重が軽く首をひねる。李煌の顔色がさっと青ざめた。
「それ……臭うわね」
 汐耶も眉を寄せた。
「占いの結果が出たのですが……、どうやらこの公園のようです」
 話が途切れるのを待っていたらしいセレスティが、地図上の一点を指す。
「波動なのですが……2カ所から感じます。こちらとこちら……。こちらの方が近い、ですね」
 ラクスが困惑気味に呟いた。
「こちらは……、多分セレスさんの言っていた公園だわ。で、こっちは……」
 シュラインがラクスの指す方向から、地図上での方角を素早く割り出し、線を引く。ラクスが遠いと言った方の方向は、見事にセレスティの指した公園を示している。
「病院、じゃないでしょうか。呪殺対象者の入院している……」
 暗赤色の瞳で宙を睨んでいた七重が慎重な面持ちで口を開いた。
「あ、あったわ、病院。ここからそんなに遠くないわね」
 地図の上を指で辿り、シュラインは声を上げた。
「今から駆けつけて対象者を保護すれば、呪殺の成就は回避できるかもしれません」
「ええ、私も行きましょう。すぐに車を出させます」
 七重の言葉にセレスティも頷いた。
「ラクスは公園に向かいます」
「私も書物に直接当たるわ」
 ラクスに続き、汐耶も声を上げた。汐耶の封印能力は直接書物にあたってこそ、だ。
「僕も行きます。せめて……、何かの役に立てるかもしれませんから」
 李煌も顔をひきつらせて立ち上がった。
「じゃあ私はセレスさんたちと一緒に病院に……」
 シュラインが汐耶たちに頷き返す。ばたばた、と慌ただしく6人は興信所を後にした。

 さほど広くないその公園は、いかにも余った土地を体裁良く利用しています、と言わんばかりに、申し訳程度の遊具とベンチを備えているだけのものだった。住宅地の中にあるというのに、どこか近隣住民に忘れられ、死角にはまりこんでいるような印象さえ受ける。けれど、もしかしたら他者の干渉を嫌うカップルには格好のデートスポットなのかもしれない。
 人気のないその公園に、女が一人立っていた。真夏の白い陽射しをさんさんと浴びてなお、闇の中に佇んでいるかのようなその女は、じっと古ぼけたベンチを睨んでいる。そして、その腋には大きな黒い書物が抱えられていた。
「……あれね」
 見るだに異様な雰囲気をまき散らすその姿に、汐耶は軽く目をすがめた。
「ええ、間違いありません」
 李煌がごくりとつばを飲む。
「あの書が、そうなのですね」
 ラクスの目は、女の抱える書物に釘付けになっていた。と、その漆黒の表紙に描かれた目がぎょろりと開き、3人を睨みつけた。それと同時に女もこちらを振り返る。その顔にはぞっとする程の憎悪と憤怒が刻まれていた。
「しつこいわね。そんな姿になってまでまだこれを追うの?」
 李煌の顔を認め、女は顔を歪ませた。
「な……。そこまでその書に……」
 明らかに狼狽の色を見せ、李煌は呻いた。
「その書を渡して下さい。それはあなたの手に負えるものではありません」
 それをものともせず、ラクスが言う。
「どうして邪魔をするの! 彼氏だと……親友だと思っていたのに裏切られて許せるわけないじゃない! 死んで当然だわ」
 女はラクスを睨みすえ、獣が吠えるような声で叫んだ。が、その言葉とは裏腹に、どこか自分に言い聞かせているような響きも感じられる。おそらく、かつて愛した人と信じた人を殺すことをためらっているのだ、悪意の書に魅入られてなお。いまだ呪殺が完了していないことがその証ではないだろうか。
「許す許さないはあなたの勝手です。ですが、あなたは今、この書に魅入られています。自分の意志を保てないあなたには、この書を持つ資格はありません」
 そんな女に、ラクスがきっぱりと言い放つ。
「……渡さない」
 女は低い声で呻く。途端、辺りに邪悪な気配が充満を始める。
「来ますよ!」
 汐耶は短く叫ぶと、自らも李煌の前に立ち、身構えた。
「渡さない渡さない渡さない渡さないっ!」
 女の叫びが空気を振るわせる。と、それは衝撃波になって汐耶たちに襲いかかった。
「ここはラクスがっ」
 すかさずラクスが自身の魔術でそれに対抗する。力と力がぶつかり合ったその衝撃で、一瞬視界が歪んだ。
「ラクスさんっ」
 李煌の甲高い悲鳴とほぼ同時に、汐耶は反射的に地面を蹴っていた。女が人間離れしたスピードでラクスに突進していたのだ。
 振り下ろされる拳を、汐耶は両腕を交差させて受け止める。かなり勢いは殺したものの、ずしりとした重みと、骨がきしむような衝撃が汐耶にかかる。
「っ……」
 汐耶は身体を開くようにしてそれを後方へ流すと、そのまま勢いを利用して、女が抱えたままの書をめがけて回し蹴りを放った。女は慌てて跳び退り、それをかわす。と、その着地した足元から金色の蔓が立ち上り、女の身体を縛めた。ラクスの魔術だ。
 今のうちに封印を、と汐耶は悪意の書へと手を伸ばした。
「邪魔を……しないでよぉっ!」
 女が咆哮をあげた。途端に凄まじい突風が汐耶に襲いかかる。とっさに顔をかばった袖口が大きく裂けた。
「汐耶様!」
 ラクスの声と共に衝撃がやわらいだ。防護壁を作ってくれたのだろう。
「渡さない、渡さない、渡さないィィィ!」
 金切り声で叫ぶ女の頬が、ごそりとこけた。眼球の落ちくぼむ、ごぼりという音を聞いたような気さえする。書が汐耶たちに対抗するために、女の生命力を奪って力に変えているのだろう。
「まずいです、このままじゃ……。あの人の悪意が……、意識があるうちは書が……」
 李煌の声に焦りが混じる。
 対象者の保護に向かった調査員たちが呪いの成就は食い止めてくれているようだが、このままでは先に所有者の命が危ういかもしれない。決着を急がなければ。汐耶は硬く唇を噛んだ。
「李煌君。おとりになれますか?」
 汐耶は書を見据えたままで、短く尋ねた。
「え? あ、は、はい」
「ラクスさん、彼への援護をお願いします」
「え、えーと、李煌様への援護……ですね。はい……」
 ラクスが消え入りそうな声で答える。
「行きますっ……」
 李煌が封印用の帯を腕に巻き付けて走り出た。書をめがけてその腕を伸ばす。先ほどと同じように突風が李煌を襲うが、それをラクスが緩和させた。
 その隙に女の背後に回り込み、汐耶はその首筋に手刀を落とした。女の身体がぐらりと傾き、その手から書が離れる。汐耶が、くずおれる女の身体を支えれば、地に落ちた書の表紙の目が、一度じろりと汐耶を睨んでゆっくりと閉じた。
「これが……?」
 駆け寄って来たラクスが、辺りに結界を敷いてから嬉々として書を開く。各ページには、それぞれ1つずつ魔法陣が描かれているのが汐耶からも見て取れる。いくばくかの興味を覚えなくもなかったが、何せ危険図書。それに人に危害を与えるしかない内容だ。読む価値はないだろう。
「ラクスさん、さっさと封印してしまいましょう」
 女をベンチに横たえて汐耶が言えば、ラクスはキッと顔を上げた。が、はっとした顔をするとすんなりと身を引く。
「はい、お願いします」
 汐耶は小さく息をつくと、厳重な封印を施した。とりあえずこれで一件落着、だ。
「さて、この書の保管ですが……」
 汐耶は李煌へと視線を向けた。一度脱走を許した彼のところよりも、汐耶が保管した方が確実なのは確実だ。だが、彼はこの書を無害化する方法を見つけたと言っていた。
「僕はこの書の解呪を生涯の研究テーマにするつもりです。先ほどの魔法陣は、この書に喰われた人々の魂を封じたものなのです。僕は、この人たちを解放したい……。二度と今回みたいなことは起こしません。だから……」
 汐耶の言わんとすることを悟ったのだろう、李煌が切実な眼差しで汐耶を見つめた。
「……わかりました。そういうことなら。くれぐれも、保管には気をつけて下さいね」
 汐耶は軽く嘆息して、書を李煌に渡した。
「ありがとうございます」
 李煌は深々と頭を下げ、帯で厳重に封印を施して、宝玉のついた留め具でそれを留めた。
「さて、では戻りましょうか。彼女も病院に送らなければなりませんしね」
 汐耶は言って、女を振り向いた。憔悴しきったその寝顔には、一筋の涙の跡があった。

<了>

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1449/綾和泉・汐耶/女性/23歳/都立図書館司書】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【1963/ラクス・コスミオン/女性/240歳/スフィンクス】
【2557/尾神・七重/男性/14歳/中学生】

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■         ライター通信          ■
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こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。
この度は「悪意の書」へのご参加、まことにありがとうございます。
今回はおかげさまで死者を出すことなく、悪意の書を回収することができました。この後、李煌は書の解呪にかかりますが、なにせ彼のこと、また皆様の手をお借りしなくてはならないことになるかもしれません。また困っている彼にでくわしたなら、お気が向かれました際には手を差し伸べてやっていただければ幸いです。

なお、いつものように、各PC様ごとに若干の違いがございます。
とまれ、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

綾和泉汐耶さま
初めまして。この度はご発注、まことにありがとうございます。お会いできて光栄です。
調査のプレイングをうまく活かせなかった上に、体術がかなりいけるという設定があったので最前線に駆り出してしまって申し訳ない限りなのですが、書き手としては非常に存在感があり、頼もしいPC様だと感じながら執筆させて頂きました。

ご意見等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。できるだけ真摯に受け止め、次回からの参考にさせて頂きたいと思います。

それでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ、失礼致します。本当にありがとうございました。