コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


悪意の書

 その電話が鳴ったのは、夏の早い日が高々と昇った頃だった。
「草間だ。いつも済まないな」
 また何かやっかいな事件でも抱え込んだのか、電話の向こうの怪奇探偵の声には倦んだような響きがあった。が、逆にそれがセレスティ・カーニンガムの好奇心を引き起こす。
「どうかなさいましか?」
 セレスティが聞き返すと、草間は1つ溜息をついた。
「悪意の書っていうのは知ってるか?」
「悪意の書?」
 草間の言葉を問い返し、セレスティは自らの記憶を辿る。
「中世の時代にとある魔術師が記した、人に危害を加えるための術式を集めた魔術書……でしたっけ? 持ち主の悪意をあおってその対象となった人物を呪殺し、持ち主をも殺すという」
「さすがだな」
 セレスティの返事に、草間は感嘆の溜息を寄越した。
「実はそいつを探して欲しいっていう李煌(リーファン)とかいう魔術師のガキが来てな……。なんでも自分のミスで既に誰かの手に渡ってしまったんだと。このままだとまた犠牲者が出る、と泣きつかれたんだが……」
 草間のことだ、電話の向こうでやれやれと頭を振っているのだろう。
「で、もし暇だったら……、いや、あんたが暇なわけないのはわかってるんだが、頼まれてくれないか?」
 きっといつものように、困っている依頼人を見て放っておけなくなった結果がこれなのだろう。セレスティはくすりと笑みをこぼす。
「ええ、構いませんよ。悪意の書に興味もありますし」
「ああ、助かるよ。いつも済まんな。あと、書は呪殺が成就したらすぐに次の獲物を探してどこかへいってしまうから、その前に回収しないといけないそうだが、おそらく持ち主は書に魅入られている。戦闘になる可能性が高いらしいから、そこも気をつけてくれ」
 セレスティが承諾すると、草間の声がぱっと明るいものに変わった。まだ電話する先があるのだろう、手短かな礼を残して電話は切れた。
「さて」
 セレスティはまず自分のスケジュールを確認すると、代理で済むものは代理を立て、期日を伸ばせるものは延期の手配をした。これで今日一日の身は空く。
 問題の書の外観や依頼人との関係について、気になることはたくさんあるが、まずは本人から話を聞くのが早道だろう。セレスティはさっそく車を出させ、草間興信所へと向かった。

 興信所に一歩足を踏み入れて、セレスティは決して軽くはない後悔に襲われた。
「暑いですね……」
 挨拶より先に思わずその言葉が唇を割る。
 そう、まるで蒸し風呂のように暑いのだ。そういえば、ここのクーラーはいつも故障している。 暑さに弱いセレスティは、ここに来るたびに、いっそポケットマネーで新しいクーラーを進呈しようかと思う程なのに、いつも多忙ゆえに失念してしまうのだ。
「ごめんなさいね、セレスさん。せめてこれだけでも」
 興信所事務員でセレスティの読書友達、シュライン・エマがすぐに氷の浮いたアイスティーを出してくれた。さすがはシュライン、この暑さの中で最高のもてなしだ。セレスティは思わず顔をほころばせた。
 さらにシュラインは、草間がかじりついていた扇風機を取り上げてセレスティへと向けてくれた。草間が未練がましそうな視線をシュラインに向ける。
 が、そこまで草間がこだわった扇風機も、実際に運んでくるのは熱風と呼んだ方が良い代物だった。こうなると、草間が気の毒にも思えてくる。
「ありがとうございます。あと、普通の水もいただけますか?」
 アイスティーを一口含み、身体の中にしみ込む冷たい感覚に安堵の息をついてから、セレスティはシュラインに頼んだ。すぐにシュラインが持って来てくれた水を受け取ると、それを霧状に変えて周囲に漂わせる。細かな粒子が、風に当たって気化熱を奪い、興信所内にわずかながら涼気が漂った。
「……これで少しはマシになりましたかね」
「おおっ。便利だな、それ」
 ふてくされて書類で自らを仰いでいた草間が途端に目を輝かせた。
「こんにち……は」
 そこへ新たな来客が来たようだ。幼い少女の声が入り口から入って来た。が、彼女は一歩入ったところで立ちすくんだらしい。その視線は草間とセレスティ、そしてソファに座っていた依頼人の李煌に据えられている。声や気配、何よりこの男性恐怖には覚えがあるが、雰囲気はこんなに幼かったろうか。
「ラクスさん?」
 シュラインも同じ疑問を持ったのだろう、客の名を呼んだその語尾は上がっていた。
「はい、今日は擬躰で参加しようかと……」
 少しは人心地ついたのか、恥ずかしげにそう言うラクス・コスミオンの声には、多少の落ち着きが戻っていた。が、再び彼女の息を呑む気配が漂ってくる。と同時に。
「……こんにちは」
 今度は少年の声が入り口から聞こえた。この声にも聞き覚えがある。これまでに何度か調査を共にしたことがある、尾神七重(おがみななえ)のものだ。七重は中にいる面々に丁寧な挨拶を繰り返した。
「僕で最後、でしょうか?」
 一通り中を見渡したのだろう、七重が尋ねた。
「いや、あと1人」
「お待たせ。遅くなってごめんなさい」
 七重に答えた草間の声にかぶさるように、クールな女の声が振ってきた。こと、本に関しては彼女が来てくれると頼もしいことこの上ない。もう1人の読書友達にして都立図書館司書、綾和泉汐耶(あやいずみせきや)の声だ。
「ええと……、これで全員ね」
 シュラインが草間に確認するその声で、全員がソファに座った。途端に神妙な雰囲気が興信所内に満たされた。とりあえず、と今回の依頼人李煌を含めて、全員が自己紹介を交わす。
「おおまかな話は草間さんに聞いたけど、問題の書の流出がいつ起こったか教えてもらえるかしら?」
 まず汐耶が短く切り出した。李煌の話を聞く限り、時間的な余裕はあまりない。誰の関心もまずそこに向いているようだった。
「昨日の夕方です」
「ミスで……とお聞きしていますが、どのようなトラブルが起こったのですか?」
 今度は遠慮がちながらも七重が口を開く。
「僕は悪意の書の解呪を……無害化を研究しています。その方法が見つかって、実験をするために結界内で書の封印を解いたのですが……。恥ずかしい話なのですが、その結界に不備があって、書に逃げられてしまったのです」
 李煌は俯き、唇を噛んだ。
「昨夜の今日なので、今回はまだ犠牲者は出ていない……と思いますが」
「ということは呪殺成立までのタイミングはあるということですね。毎回同じ方法で対象は殺されるのでしょうか?」
 さらに七重が問いを重ねる。
「ええと……、「黒い羽の悪魔」が呪いを媒介すると聞いているのですが、実際の方法は所有者の意志によるところが大きいようです。ですから、よっぽど強い殺意を持って、相手を一思いに殺してやりたいと願っていない限りはまだ時間がかかると思います」
「あと、問題の書の外見と……、ひとつ気になっているのですが、回収に成功したとして、呪術を途中でキャンセルすることになるわけですから、やはり所有者の魂が取り込まれてしまうのではないでしょうか?」
 今度はセレスティが懸案を口にした。
「あ、はい、大きさはこれくらい、黒くて表紙に大きな目が描かれています。呪術が途切れても所有者は無事です。前回捕まえた時に確認しています」
「成功報酬完全後払い、ね。なかなか良心的と言えるのかしら?」
 汐耶が皮肉っぽく呟いた。
「あと……、こういう書物には往々にして対抗するための対になる書物がありますが、これにはどうでしょうか?」
「ない……と思います。少なくとも僕は耳にしたことがないです」
「ということはとりあえず探し出して真っ向勝負、ということになりますね。どちらにせよ急いで探さないと……」
 汐耶が軽く息を吐いた。彼女の封印能力は十分に対抗手段となりうる。対になる書物という1つのあてが外れた今、汐耶が加わってくれていることは心強かった。
「古書店から書の魔力の波動を辿れれば良いのですが……」
 それまで隅っこで小さくなっていたラクスが、おずおずと口を開いた。
「これじゃ、ダメでしょうか。書を封印していた帯なのですが」
 李煌が荷物の中から、文様の縫い込まれた帯を取り出した。
「あ、はい。やってみます」
 言いながらもラクスの手は伸びない。シュラインが苦笑を浮かべながら、それを李煌の手からとり、ラクスに渡した。ラクスは礼を述べると、目を瞑り、精神を集中させ始める。
「では、私も書の在処を占ってみますね」
 セレスティもコップの水を手に取った。それを逆さにすると、水が生き物のように自ら小さな玉を形作って空中に浮く。
 セレスティは、先ほど聞いた書の外観を頭の中に思い浮かべながら、ちょうど机の上に広げられていた住宅地図を注意深く繰った。と、宙に浮いた水玉が、ぴくりと震えた。そこで地図を広げると、水玉は静かにその紙面に降り立つ。紙を濡らすこともなく、それはある一点の上で静止した。どうやら、住宅地の合間にある公園のようだ。
 その結果を告げようとセレスティが顔を上げると。
「実はみんなが来る前に、李煌さんから術式に使う道具を聞いていたの。表向き術式を集めた書なのなら、所有者はまずそれにつかう道具を買おうとするかな、って」
 先ほどまで誰かと電話で話していたシュラインが他の調査員に向かって口を開いたところだった。
「それで、道具の中にざくろ石があると聞いて、売ってそうな店に電話して、それっぽい客がいたら教えてくれるように頼んでおいたのだけど、今その返事が来たわ」
 シュラインの言葉に、さっとその場に緊張が走る。
「昨日の閉店前だから夜の9時前くらいね、20歳くらいの女性が血色のざくろ石を買って行ったそうよ。なんでも異様な目つきと雰囲気をしていたから、接客をしていた店員さんが覚えていてくれたみたい」
 時間的にも、そして条件的にもぴたりと合致する。その女性が今の所有者と見て間違いないだろう。
「その女性が所有者だとしたら……、気になる書き込みがありました。どうやら大学生のようですが、何でも、付き合っていた女性と別れてその女性の親友と付き合うようになった男性と、新しい彼女とが今朝事故に遭って病院に運ばれたのだとか……。そしてその女性も連絡がとれないそうです」
 ノートパソコンを開いていた七重が軽く首をひねる。李煌の顔色がさっと青ざめた。
「それ……臭うわね」
 汐耶も眉を寄せた。
「占いの結果が出たのですが……、どうやらこの公園のようです」
 話題が途切れるをの待って、セレスティは口を開いた。
「波動なのですが……2カ所から感じます。こちらとこちら……。こちらの方が近い、ですね」
 ラクスが困惑気味に呟いた。
「こちらは……、多分セレスさんの言っていた公園だわ。で、こっちは……」
 シュラインが、ラクスの指す方向から地図上での方角を素早く割り出し、線を引く。ラクスが遠いと言った方の方向は、見事にセレスティの指した公園を示している。
「病院、じゃないでしょうか。呪殺対象者の入院している……」
 暗赤色の瞳で宙を睨んでいた七重が慎重な面持ちで口を開いた。
「あ、あったわ、病院。ここからそんなに遠くないわね」
 地図の上を指で辿り、シュラインは声を上げた。
「今から駆けつけて対象者を保護すれば、呪殺の成就は回避できるかもしれません」
「ええ、私も行きましょう。すぐに車を出させます」
 七重の言葉にセレスティも頷いた。病院という場所なら、セレスティがいた方が何かと融通が利くはずだ。それに、この暑いさなか、炎天下の公園に出向くというのはできる限り避けたい。
「ラクスは公園に向かいます」
「私も書物に直接当たるわ」
「僕も行きます。せめて……、何かの役に立てるかもしれませんから」
 ラクス、汐耶、李煌も立ち上がる。
「じゃあ私はセレスさんたちと一緒に病院に……」
 シュラインが汐耶たちに頷き返す。ばたばた、と慌ただしく6人は興信所を後にした。

 病院へと向かう車中、セレスティは目的地の病院に電話をかけた。まず名乗り、今朝入院した男女のカップルがいないかを尋ねる。それに対する先方の返事は、「たとえリンスター財閥の総帥が相手でも患者のプライバシーは教えられません」というものだった。
 もちろん、セレスティもそれが本来の病院の在り方だと心得ているし、この態度は感心するべきものでもあると思っている。けれど、今はそんなことを言っている場合でもない。患者と病院に不利益になるようなことはしないと何度も強調しつつ、最後には病院の買い取りさえ匂わせて、ようやく便宜を計ってもらえることになった。
 そしてほどなくして病院に着いたのだが、すぐに職員が出て来て丁重に出迎えてくれた。そして、込み合う一般用のエレベーターを避けて職員専用のエレベーターを使い、集中治療室へと案内してくれる。既にそこには、対象者と思しき男女が同じ部屋に入れられていた。2人とも意識はないらしく、吸入器をつけられて眠っているが、傍らのモニタは規則正しい波形を描いていた。
「……さすがですね」
 丁重な礼をして案内してきた職員が下がってから、七重が感心したように呟く。
「ええ、手際が良いですね。先ほど協力をお願いしたら快く応じて下さいましたが、素晴らしいです」
 患者のプライバシーはしっかり守るし、一度動くとなれば手際は良い。ここの経営者はなかなか腕の良い人間のようだ。今回騒がせた詫びに、後で医療機器の1つでも寄贈しようかと思いながら、セレスティは頷いた。
「何か……いますね」
 不意に、七重が低い声で告げた。一瞬にして病室内に緊迫感が漂う。
「見て! 2人の首筋!」
 シュラインが声を上げる。そこには、小さな黒い影が貼り付いていたのだ。
「コウモリ? いえ、違いますね……」
「呪いの媒介者でしょうか。とりあえず引き離さなくては」
 セレスティは水の入った小瓶の蓋を開けた。中から小さな水の粒が数個飛び出して、コウモリに似た影に向かって行く。貼り付いている場所が場所なので、あくまで威嚇程度の威力だ。
 影は、驚いたように翼をはためかせ、2人から離れる。そしてセレスティたちを敵と認識したらしい。2つの影が融合して、1つのより大きなコウモリを形作り、耳障りな甲高い声を上げた。
「2人の周りに防護結界を張ります。それまであれを近づけないようにお願いします」
 七重が声を張り上げ、魔法陣を描き始める。
 漆黒のコウモリは、一番の邪魔者だと判断したのだろう、七重に向けて滑空を始めた。
「させないっ」
 シュラインが素早くスプレーを取り出し、コウモリに向けて吹き付けた。中身は神酒だろう、アルコールの匂いが辺りに漂う。コウモリがわずかにひるんだ隙に、すかさずセレスティは自らの能力を、いまだ周囲に漂っている神酒の霧に向けた。細かな酒の粒は、無数の細い針に姿を変え、コウモリの全身に突き刺さった。
 コウモリは全身からシュウシュウと白い煙を上げてよろめいた。が、まもなくその煙は細くなり、みるみるうちに傷は塞がっていく。それどころか、コウモリの身体が前より一回り大きくなった。
「これは……」
「やっかいですね」
 呆然と呟いたシュラインに頷いて、セレスティは手を一振りした。手の中の小瓶からほとばしった水がコウモリをすっぽりと包み込み、中に閉じ込める。
「少しおとなしくしていてもらいましょうか」
 とにかく病院組の役目は、公園組が書を封印するまでの間、呪殺の成就を阻止するための時間稼ぎだ。相手が再生を繰り返すなら、閉じ込めてしまえば良い。
 が、とりあえず一息つけるかと思った矢先、何やらぶくぶくと不審な音がする。
「沸騰……してるわ」
 シュラインの呟きを待っていたかのように、球形をしていたはずの水面はやがて不規則に歪み、徐々に小さくなっていく。同時に、中のコウモリは再び大きくなっていくのだ。
「邪魔をされる度に膨らんでいく……。まるで悪意そのものね」
 シュラインの呻きはまさに正鵠を射ていた。攻撃するだけではなく、その行動を邪魔するだけで強大化する。このままいけば、いずれ確実にこちらの力を超える。実際に手詰まりを迎えるまでに、こちらが精神的に追いつめられた気になってしまうやっかいな性質だ。
「七重くん、結界は?」
 セレスティはじっと黙ったままの七重に視線を移した。
「張っているのですが……、何分機械のコードが外に繋がりますので、完璧には……」
 集中力を極限まで高めているのだろう。七重は振り向きもせずに独り言のように答えた。
「……しのぎきりますよ」
 セレスティは静かに呟く。「いずれ」のことは今考えても仕方ない。
「ええ。書の方は汐耶さんたちが何とかしてくれるでしょうから……」
 シュラインもスプレーを構え直す。
 やがて、コウモリの羽が水玉の外へと飛び出した。と同時に水玉が弾け、衝撃波がシュラインたちを襲う。シュラインが思わず腕で顔をかばった隙に、コウモリはベッドの2人めがけて突進した。
 が、すかさず七重が結界を強化したらしい、見えない壁に激突し、コウモリは再び空に舞い戻る。その身体がまた一回り膨らんだ。
 再び突進しようとしたコウモリが突然動きを止めた。身体が細かくけいれんを始めた……と、3人が見守る中、それは崩れ落ち、姿を消した。
「どうやら終わりましたね」
 どうやら汐耶たちが書の封印に成功したらしい。モニタが示す2人の心拍音も規則正しく鳴っている。セレスティは安堵の息を漏らした。
「ええ……」
「少し……、疲れましたね」
 シュラインと七重の返事が返って来て、3人はその場に座り込んだ。

「おかげさまで、誰も死なせなくて済みました。本当に、本当にありがとうございます」
 李煌は再び厳重に封印を施された書物を手に、深々と頭を下げた。
「よかったですね」
 セレスティは少年に微笑み返す。
 本当なら、書について李煌にいろいろと聞いたり、友人たちと語り合ったりしたいところだが、仕事がたまっているし、何よりここは暑すぎる。
「では、また」
 セレスティは草間とシュラインに挨拶をして、草間興信所を辞した。次に来る時にはもう少し快適な環境になっていることを祈りつつ。

<了>

□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1449/綾和泉・汐耶/女性/23歳/都立図書館司書】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【1963/ラクス・コスミオン/女性/240歳/スフィンクス】
【2557/尾神・七重/男性/14歳/中学生】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。
この度は「悪意の書」へのご参加、まことにありがとうございます。
今回はおかげさまで死者を出すことなく、悪意の書を回収することができました。この後、李煌は書の解呪にかかりますが、なにせ彼のこと、また皆様の手をお借りしなくてはならないことになるかもしれません。また困っている彼にでくわしたなら、お気が向かれました際には手を差し伸べてやっていただければ幸いです。

なお、いつものように、各PC様ごとに若干の違いがございます。
とまれ、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

セレスティ・カーニンガムさま
いつもありがとうございます。またお会いできて非常に嬉しいです。
この度はだいぶプレイングを曲げてしまい、まことに申し訳ありません。しかも少々遊んでしまいまして……。ご笑納いただければ幸いです。
朝夕はだいぶマシになりましたが、それでもまだまだ暑いですね。今回もおつかれさまでした。

ご意見等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。できるだけ真摯に受け止め、次回からの参考にさせて頂きたいと思います。

それでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ、失礼致します。本当にありがとうございました。