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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


悪意の書

「ああ、草間だ。今、少しいいか?」
 電話の向こうから聞こえる男の声は、少し焦っているような、うんざりしているような響きを含んでいた。きっといつものようにやっかいな事件でも抱え込んだのだろう。
「ええ、構いませんよ」
 尾神七重は返事を返し、ちょうど操作していたノートパソコンを閉じた。途端、モニタの光量は落ち、モーター音が静かになる。それは嫌でも、七重のいる部屋の薄暗さと静寂を際立たせた。
「ああ、いつも悪いな……」
 電話の向こうの声さえ遠く聞こえるような気がするから不思議なものだ。 
「ところで、悪意の書って知ってるか?」
 どうやら本題に入るらしい。草間が短く切り出してきた。
「悪意の書?」
 物騒な名前だが、どことなく興味が惹かれるのも事実。急に近くなった電話の声に引き込まれたように、七重は相手の言葉を繰り返した。
「ああ。何でも表向きは人に危害を与える術式を集めた魔術書だそうだが、人に恨みや敵意を持った人間を持ち主に選び、その悪意を増幅させるらしい。で、最後には悪意の対象を呪殺し、同時に持ち主の魂を喰らって成長するらしい」
「魔術書、ですか……。ちょっと興味あります」
 七重は尾神の血に潜む力をその身に宿す一方で、魔術についても学んでいる。魔術書、それも曰く付きと聞くと、ちょっと実物を見てみたい、という気にもなってくる。
「おいおい、まさか……」
 電話の向こうで草間がいぶかるような声を上げた。
「あ、いえ……知識欲からです」
 どうやら、七重が誰かを呪おうとしているとでも思われたらしい。七重は慌てて言葉を足した。
「そうか、ならいいんだが。で、その悪意の書なんだが、そいつを探して欲しいっていう李煌(リーファン)とかいう魔術師のガキが来てな……。なんでも自分のミスで既に誰かの手に渡ってしまったんだと。このままだとまた犠牲者が出る、と泣きつかれたんだが……」
「わかりました。今は別に忙しくありませんし、これから伺います」
「ああ、助かるよ。いつも済まんな。あと、書は呪殺が成就したらすぐに次の獲物を探してどこかへいってしまうから、その前に回収しないといけないそうだが、おそらく持ち主は書に魅入られている。戦闘になる可能性が高いらしいから、そこも気をつけてくれ」
 七重の返事に、草間の声が目に見えて明るくなった。まだ次に電話をする相手がいるのだろう、手短かな礼を残して電話は切れた。
「悪意の書、ですか……」
 七重は独りごちながら再びパソコンを開いた。ネット上にも今回の本や呪殺に関する情報が流れているかもしれない。とはいえ、今わかっている分だけでは、どれが関係あるのかを特定するのは難しい。
 七重は、怪しいものやうさんくさいものを含めて、呪術関連のサイトをいくつか検索し、ブックマークをつけてパソコンを閉じた。鞄にパソコンと、そして魔術の道具をいくつか詰め込む。本の回収も大切だが、対象者を見つけて保護することも必要になってくるだろう。そのための結界を張る道具だ。うまくすれば、呪殺を阻止するだけでなく、対象者本人が人に恨まれるようなことをしていた場合、悔い改めるきっかけにもなるだろう。もっとも、一方的な逆恨みなら気の毒な限りだが。
 すっかり重たくなった鞄を抱え、七重は草間興信所へと向かった。

 重たい鞄に真夏の暑さ。もともと決して体力に自信のある方ではない七重は、目的地に着く頃には多少息が上がってしまっていた。そういえば、草間興信所の名物は故障しっぱなしのクーラーだ。着いてもこの暑さからは逃れられないかと思うと、疲れがよりひどくなるような気もする。
「……こんにちは」
 興信所について声をかけると、入り口に付近に立っていた少女が、ひどく驚いたように肩をはねあげた。紫色の髪に小麦色の肌の、神秘的な雰囲気の少女だが、その緑色の瞳に怯えを貼付けて七重を見つめる。
 こんなに驚かれるなんて、何か悪いことでもしてしまったのかと首を傾げつつ、それでもそこまで怯えた顔をされると声をかけるのも悪い気がして、七重は中にいた草間、事務員のシュライン・エマ、何度か調査で一緒になったことがあるセレスティ・カーニンガム、そして今回の依頼人李煌らしき、小柄な少年に丁重な挨拶を繰り返す。
「僕で最後、でしょうか?」
 見たところ、調査員はかなり集まっているようだ。七重は、奥で書類の束で自らをあおいでいる草間に尋ねた。
「いや、あと1人」
「お待たせ。遅くなってごめんなさい」
 答えた草間の声にかぶさるように、クールな女の声が振ってきた。パンツスーツの似合う彼女、綾和泉汐耶(あやいずみせきや)には、七重も何度か会ったことがある。
「ええと……、これで全員ね」
 シュラインが草間に確認するその声で、全員がソファに座った。途端に神妙な雰囲気が興信所内に満たされた。とりあえず、と今回の依頼人李煌を含めて、全員が自己紹介を交わす。先ほど七重が驚かせてしまった少女はラクス・コスミオンと名乗った。彼女は実は男性が苦手なのだと、こっそりシュラインが耳打ちしてくれる。確かに、この狭い空間に男が4人もいる状況で、ラクスは小さな身体をさらに小さくして縮こまっていた。
「おおまかな話は草間さんに聞いたけど、問題の書の流出がいつ起こったか教えてもらえるかしら?」
 まず汐耶が短く切り出した。李煌の話を聞く限り、時間的な余裕はあまりない。誰の関心もまずそこに向いているようだった。
「昨日の夕方です」
「ミスで……とお聞きしていますが、どのようなトラブルが起こったのですか?」
 今度は遠慮がちながらも七重が口を開く。自身も魔術をたしなむ七重としては、そこのあたりも気にかかる。
「僕は悪意の書の解呪を……無害化を研究しています。その方法が見つかって、実験をするために結界内で書の封印を解いたのですが……。恥ずかしい話なのですが、その結界に不備があって、書に逃げられてしまったのです」
 李煌は俯き、唇を噛んだ。
「昨夜の今日なので、今回はまだ犠牲者は出ていない……と思いますが」
 草間が言っていた「また犠牲者が……」というのは言葉のあやだったということらしい。既に犠牲者がいるなら、その現場付近に書が潜伏しているか、関係者が手にしている可能性はないかとふんでいた七重だったが、どうやらそちら方面はないようだ。そうなると、呪殺の成就を回避する方向に力を入れたい。
「ということは呪殺成立までのタイミングはあるということですね。毎回同じ方法で対象は殺されるのでしょうか?」
 七重はさらに問いを重ねた。
「ええと……、「黒い羽の悪魔」が呪いを媒介すると聞いているのですが、実際の方法は所有者の意志によるところが大きいようです。ですから、よっぽど強い殺意を持って、相手を一思いに殺してやりたいと願っていない限りはまだ時間がかかると思います」
「あと、問題の書の外見と……、ひとつ気になっているのですが、回収に成功したとして、呪術を途中でキャンセルすることになるわけですから、やはり所有者の魂が取り込まれてしまうのではないでしょうか?」
 今度はセレスティが思慮深げに口を開く。
「あ、はい、大きさはこれくらい、黒くて表紙に大きな目が描かれています。呪術が途切れても所有者は無事です。前回捕まえた時に確認しています」
「成功報酬完全後払い、ね。なかなか良心的と言えるのかしら?」
 汐耶が皮肉っぽく呟いた。
「あと……、こういう書物には往々にして対抗するための対になる書物がありますが、これにはどうでしょうか?」
「ない……と思います。少なくとも僕は耳にしたことがないです」
「ということはとりあえず探し出して真っ向勝負、ということになりますね。どちらにせよ急いで探さないと……」
 汐耶が軽く息を吐いた。
「古書店から書の魔力の波動を辿れれば良いのですが……」
 それまで隅っこで小さくなっていたラクスが、おずおずと口を開いた。
「これじゃ、ダメでしょうか。書を封印していた帯なのですが」
 李煌が荷物の中から、文様の縫い込まれた帯を取り出した。
「あ、はい。やってみます」
 言いながらもラクスの手は伸びない。シュラインが苦笑を浮かべながら、それを李煌の手からとり、ラクスに渡した。ラクスは礼を述べると、目を瞑り、精神を集中させ始める。
「では、私も書の在処を占ってみますね」
 セレスティもコップの水を手に取った。シュラインは、どこからかかかってきた電話に応対する。
 それを見て、七重もケーブルを借りてインターネットに接続し、自分のパソコンを開いた。書の流出は昨晩。それがわかっただけでも、ある程度は情報が絞り込めるだろう。
「実はみんなが来る前に、李煌さんから術式に使う道具を聞いていたの。表向き術式を集めた書なのなら、所有者はまずそれにつかう道具を買おうとするかな、って」
 電話を切ったシュラインがおもむろに口を開いた。
「それで、道具の中にざくろ石があると聞いて、売ってそうな店に電話して、それっぽい客がいたら教えてくれるように頼んでおいたのだけど、今その返事が来たわ」
 シュラインの言葉に、さっとその場に緊張が走る。
「昨日の閉店前だから夜の9時前くらいね、20歳くらいの女性が血色のざくろ石を買って行ったそうよ。なんでも異様な目つきと雰囲気をしていたから、接客をしていた店員さんが覚えていてくれたみたい」
 時間的にも、そして条件的にもぴたりと合致する。その女性が今の所有者と見て間違いないだろう。七重は再びパソコンの画面に目を落とした。それなら先ほど気にかかる書き込みがあったのだ。

――――――
◆これって呪い?

同じ学部にさ、彼女を振ってその親友と付き合い始めた奴がいたんだけどさ、そいつとその彼女が今朝そろって事故に遭って病院に運ばれたのよ。そして、元彼女も今日大学に来てなくて、連絡もとれないんだって。これってあれかな、モトカノが2人を呪ったとかいうやつ? 女は怖いねー
――――――

 それは呪術関係の、とはいっても、趣味でかじった素人が一人前気取りで運営しているようなサイトの掲示板にあった書き込みだった。その軽い口調といい、その後に続く妙にまじめなこれこれの呪術が云々という管理人のレスといい、なかなか感心できない雰囲気の掲示板だが、今はそんなことはどうでも良い。
 20歳くらいの女性という条件にも、時間的にも合致するし、そして投稿者の地域も――それが真実であるという保証は全くないのだが――「東京」とある。何より、七重の直感が、これだと告げていた。
 七重は記事の内容を皆に話した。途端に、李煌の顔色が青ざめる。
「それ……臭うわね」
 汐耶も眉を寄せた。
「占いの結果が出たのですが……、どうやらこの公園のようです」
 話が途切れるのを待っていたらしいセレスティが、地図上の一点を指す。
「波動なのですが……2カ所から感じます。こちらとこちら……。こちらの方が近い、ですね」
 ラクスが困惑気味に呟いた。
「こちらは……、多分セレスさんの言っていた公園だわ。で、こっちは……」
 シュラインがラクスの指す方向から、地図上での方角を素早く割り出し、線を引く。ラクスが遠いと言った方の方向は、見事にセレスティの指した公園を示している。
「病院、じゃないでしょうか。呪殺対象者の入院している……」
 七重は慎重に口を開いた。先ほど、李煌は「黒い羽の悪魔が呪いを媒介している」と言った。なら、それが対象者の近くに潜んでいて、ラクスはその波動をとらえたのかもしれない。
「あ、あったわ、病院。ここからそんなに遠くないわね」
 地図の上を指で辿り、シュラインは声を上げた。
「今から駆けつけて対象者を保護すれば、呪殺の成就は回避できるかもしれません」
 七重が言い出すと、セレスティも頷いた。
「ええ、私も行きましょう。すぐに車を出させます」
「ラクスは公園に向かいます」
「私も書物に直接当たるわ」
「僕も行きます。せめて……、何かの役に立てるかもしれませんから」
 ラクス、汐耶、ついでに李煌の3人が公園行きを宣言する。
「じゃあ私はセレスさんたちと一緒に病院に……」
 シュラインが汐耶たちに頷き返す。ばたばた、と慌ただしく6人は興信所を後にした。

 病院に着けば、すぐに職員が出て来て七重たちを出迎えた。込み合う一般用のエレベーターを避けて職員専用のエレベーターを使い、集中治療室へと案内する。既にそこには対象者と思しき男女が同じ部屋に入れられていた。2人とも意識はないらしく、吸入器をつけられて眠っているが、傍らのモニタが規則正しい波形を描いている。
「……さすがですね」
 丁重な礼をして案内してきた職員が下がってから、七重は思わず呟いた。車中でセレスティがこの病院に電話をしていたのは知っていたが、ここまで対応が良いとは、さすがはリンスター財閥の総帥だ。
「ええ、手際が良いですね。先ほど協力をお願いしたら快く応じて下さいましたが、素晴らしいです」
 少し違う意味にとったらしいセレスティが、にこやかに答えた。
 が、談笑している暇などない。すぐに、七重は不穏な気配に気付いた。
「何か……いますね」
「見て! 2人の首筋!」
 シュラインが声を上げる。そこには、小さな黒い影が貼り付いていたのだ。
「コウモリ? いえ、違いますね……」
 見た目は似ているが、そんな可愛いものであるはずはない。
「呪いの媒介者でしょうか。とりあえず引き離さなくては」
 セレスティの声とともに、小さな水の粒が数個、コウモリに似た影に向けて放たれた。影は、驚いたように翼をはためかせ、2人から離れる。そして七重たちを敵と認識したらしい。2つの影が融合して、1つのより大きなコウモリを形作り、耳障りな甲高い声を上げた。
「2人の周りに防護結界を張ります。それまであれを近づけないようにお願いします」
 七重は声を張り上げると、すぐに持って来た道具を取り出し、魔法陣を描き始めた。
 漆黒のコウモリは、一番の邪魔者だと判断したのだろう、七重に向けて滑空を始めた。が、七重はそちらに構うことなく結界を張ることに集中したままだった。シュラインとセレスティが必ずなんとかしてくれるはずだ。
「させないっ」
 シュラインがすかさずスプレーをコウモリに向かって吹き付けた。中身は神酒だったのだろう、喉に絡み付く、辛いアルコールの匂いがする。それにセレスティの援護が加わったらしい、コウモリがひるんだ気配を感じて、七重はさらに手を進めた。
 防護結界自体はさほど難しいものではない。が、厄介なことにここは病室。保護すべき2人は医療機器につながれている状態だ。当然この機械からはコードが外に伸びている。どう描いてもこれが外へとはみ出してしまうのだ。あのコウモリが入らないように、対象者だけを保護する結界を張るのはこの上なく困難な作業だった。
 しかも悪いことに、シュラインとセレスティの活躍で縛められてはいるものの、コウモリの邪悪な気配は先ほどよりもずっと大きく膨らんでいる。
「七重くん、結界は?」
 セレスティがちらりとこちらを見遣った。
「張っているのですが……、何分機械のコードが外に繋がりますので、完璧には……」
 こうなったら、不十分な結界をその都度その都度張り直すしかない。七重は結界に全注意を集中させながら答えた。
「……しのぎきりますよ」
「ええ。書の方は汐耶さんたちが何とかしてくれるでしょうから……」
 セレスティの声に、シュラインが頷くのが聞こえる。
 と、不意にコウモリの気配が弾けた。衝撃波がシュラインたちに向けて放たれる。七重がとっさに結界を強化したところにコウモリが突っ込んで来た。間一髪、見えない壁にぶつかり、コウモリは宙へと舞い戻る。が、その気配はいっそう膨らんだ。
 それが再び弾ける。が、急にそれは動きを止めた。七重は結界に意識を残しながらもゆっくりと振り向いた。
 宙に浮いたままのコウモリの身体が、細かくけいれんしていた。と、3人の見守る中、それは崩れ落ちて姿を消した。公園組が書の封印に成功したのだろう。
「どうやら終わりましたね」
 セレスティが安堵の息を漏らす。
「ええ……」
「少し……、疲れましたね」
 その言葉に答えながら、3人はその場に座り込んだ。ふと、のどに染み付いた辛い匂いを思い出した七重は、頬が熱くなっているのに気付いた。軽く咳きながら2人のモニタに目をやれば、緑の光が形作る山が、徐々に、けれども確かに力強くなっていった。

「おかげさまで、誰も死なせなくて済みました。本当に、本当にありがとうございます」
 草間興信所に戻れば、公園組もほぼ同時に戻って来た。深々と頭を下げた李煌の手にある黒い書物は、帯と留め具で厳重に封印が施されている。これではとても開けなさそうだ。
「その書……少し見せて頂いてもいいですか?」
 それでも若干の未練は残る。七重は書を受け取り、封印の上からそっと本に触れた。
 人の心の闇をそのまま固めたかのような黒い書は、分厚く、冷たく、重い。
「この中には、どのようなことが書かれているのでしょうか?」
 ダメでもともと、七重は李煌に聞いてみた。
「術式自体は多分、七重さんには目新しいものじゃないと思います。ただ、各ページに魔法陣が1つずつ描かれているんです。悪意にとらわれ、この書に喰われた人の魂を閉じ込めた魔法陣が……。僕はこの魂を解放したいと思っているんです」
 李煌は軽く目を伏せた。
「そうですか……」
 七重は頷いて本を李煌に返す。
「もしよろしければ、古書店の方も覗いてみて下さい。結界の中だと中身も開いてお見せできますから。それに……、この書のことでまたお世話になることもあるかもしれませんし」
 お世話になるとはどういう意味だろう。七重は思わず考え込んだ。
「あ、いえ、もう二度と今回みたいなことは起こしません。逃がしたりはしませんから」
 慌てて李煌は取り繕う。少し心もとないが、いくらこの少年でも同じ過ちを2度は繰り返さないだろう。それが魔術師というものだ。
「……そうですか。それでは」
 七重は小さく笑みを残して、興信所を辞した。長い夏の日も、すっかり西へと傾いていた。

<了>

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1449/綾和泉・汐耶/女性/23歳/都立図書館司書】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【1963/ラクス・コスミオン/女性/240歳/スフィンクス】
【2557/尾神・七重/男性/14歳/中学生】

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■         ライター通信          ■
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こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。
この度は「悪意の書」へのご参加、まことにありがとうございます。
今回はおかげさまで死者を出すことなく、悪意の書を回収することができました。この後、李煌は書の解呪にかかりますが、なにせ彼のこと、また皆様の手をお借りしなくてはならないことになるかもしれません。また困っている彼にでくわしたなら、お気が向かれました際には手を差し伸べてやっていただければ幸いです。

なお、いつものように、各PC様ごとに若干の違いがございます。
とまれ、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

尾神七重さま
再度のご発注、まことにありがとうございます。またお会いできて非常に嬉しいです。
対象者を保護する、という七重さんのプレイングのおかげで、うまく2場面に分けることができました。ノベル内では少し地味な役回りになってしまいましたが、実際にはとても重要な役割を演じていただきました。ありがとうございます。

ご意見等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。できるだけ真摯に受け止め、次回からの参考にさせて頂きたいと思います。

それでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ、失礼致します。本当にありがとうございました。