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■金瞳狼と月樹■
どこに───
───の───は───どこに───?
誰か───教えて───
俺に───誰か───
───………
◇
「樹を探している狼……?」
碇麗香は、とある筋から入手した面白いネタ帳の中からそれを見つけて、ちょっと興味をそそられた。
その狼は毎夜ところ構わず徘徊し、月樹(げつじゅ)のある場所を教えてくれ、と言うのだという。
「狼がどうやって喋るのかしら。思念で? 月樹っていうのも聞いたことのない名前……どちらにしろ、ただの狼じゃなさそうね」
写真を見ると、黒くつややかな毛並みの、金色の瞳の狼が写っている。口から血を―――滴らせて。
「三下くん、この調査のほうお願いできるかしら」
「ええっ、そ、それ僕がやるんですかぁぁっ!?」
狼と聞いただけでも恐ろしいのに、と三下は震え上がったが、麗香は気にしない。
「あなたには期待していないから。調査してくれる人を探して頼めばいいわ。ほら、早く記事に書きなさい」
ほらほら、と追い立てられて、泣く泣く調査依頼の記事を書く三下だった。
■金瞳狼の正体は■
月が、もうすぐ真上に来る頃。
シュライン・エマ、一色・千鳥(いっしき・ちどり)、セレスティ・カーニンガム、綾和泉・汐耶(あやいずみ・せきや)、榊・圭吾(さかき・けいご)は其々に厳しい表情をして、その廃校の体育館裏、その広い裏庭にいた。
一同が追い詰めるようにしているのは、体育館を背にした、一匹の美しい毛並みの───口から血を流した、金色の瞳を持った狼。
そう、碇麗香が三下忠雄に調査を頼んだ、あの金瞳狼である。
三下は今用事でこの場にはいないが、それはおいおい話すとしよう。
「教えてちょうだい」
真っ先に口を開いたのは、シュラインだった。額を流れる汗もそのままだ。
「あなたは誰かを害するために動いているわけではない……それはもう『これまでで』分かっているの。あなたは……何か患っているのではないの?」
だから、血を吐いているのではないのだろうか。
三下から彼女らが依頼を其々の理由で受けてから三日間、伊達にただのんべんだらりと過ごしていたわけではない。
だが───どこか逸脱した印象を受ける狼とはいえ、やはり人語は解してはいても言葉を話せるわけではなく。
ぽたりと、また血が狼の口から地面へ吸い込まれていく。
「月樹って、『夢の国』にあるあれのこと?」
わざとのように、汐耶が何も知らないといったふうにシュラインの後を継ぐ。彼女がこの依頼を引き受けたのは、それが頭にあったのは間違いない。もしも人が夢の中で訪れることができる世界にあるものが、目覚めの世界であるこちら側で見られるのなら見てみたい、と思った。
「でも、月樹を見つけてどうするのですか? 樹液を発酵させればお酒が出来るという話だけど、何か特別な効能でもあるのでしょうか?」
汐耶の言葉を否定するかのように、狼は一度、ぶるっと身震いをした。血が、飛び散る。
「私達は、あなたのお手伝いがしたいのです」
自分と同じ金色の瞳を持つ、こちらは完全な人間である千鳥が続ける。何かまだ言いかけたがやめ、そっと瞳を閉じて狼に意識を集中する。
「うっ……」
パリッと小さな音がして、千鳥は何か電流にでも弾かれたように少しあとずさる。
「なるほど……『それ』が、月樹『さん』の仰っていた、あなたの封印なんですね」
セレスティが目を細める。ちらりと、圭吾と汐耶の両方に交互に視線をやると、申し合わせていたとおりに二人は頷きあった。
───途端。
声にならない悲鳴をあげ、狼は汐耶によって「封印されていたもの」を解かれ、シュライン達はそのとばっちりを受けないよう、逆に、圭吾の能力によってはられた結界の中にいた。
しゅうしゅうと薄い月色の煙が立ち昇り、狼がいたはずのそこに─── 一人の男性が横たわっていた。
結界をとき、「用意していた」衣服を圭吾が駆け寄り、着せてやる。
狼だった美しい青年はだが、完全に意識を失っていた。
■三日前───アトラス編集部■
それは、三下から依頼を受けてから数時間がすぎた、夜のことだった。
とある筋から手に入れたというわりにはカメラマンの名前が分からない、という麗香の言葉に不審なものを感じ、シュラインは彼女の許可を得て、そこらの資料を漁っていた。
一方、あいたデスクを使ってセレスティが、目撃証言から得た情報から、狼の行動範囲をマジックで印していき、次は恐らくここにくるだろう、と、とある廃校に目星をつけた。
「月樹か……関係あるか解らないけど、昔、アメリカのアポロ計画で月まで持っていった樹の種から発芽した苗がMoon Treeと呼ばれてそのうちの一本が昭和天皇に献上されたんだ。その後は行方不明といわれてるけどきっと皇居の中に植わってるはずだ。狼が樹を探す目的ねぇ、人間になりたいとか何かが隠してあってそれで誰かを助けたいとか?」
圭吾が足を組み替えながら、腕組みをする。
「行方不明の樹……Moon Tree……」
どこかで聞いたような、と汐耶は小首をかしげる。
そして、今まで頭の中に入れてきた書物の内容を、脳内に広げ始めた。
「狼さんは元々その月樹にいたのに見失ってしまい、帰りたいのかもしれないですねぇ。または大切な何かをそこに置いてきてしまったとか。……そう言えば、月樹と聞いて月桂樹なども頭に浮かんだのですけれど、恐らくは違うでしょうねぇ。月の光が関係してそうな気も致しますが、どうなのでしょう」
千鳥が、夜食を編集部に買い置きしてあった適当なものから料理してきたものを、全員の前に並べながら言う。
「あった?」
諦めたように席に着くシュラインに尋ねる、麗香。返答は短かった。
「ないわ」
そして、シュラインは味噌汁をすすってため息をつく。
「月樹……その狼さんがそう呼んでるだけの樹だったら名前だけでは何の樹かは判断できないわよね……。月色の樹なのか、月が重なってまるで樹に月が重なって見えるようなところがあるのか、とか。
ね、汐耶さん。花木関係の書物とかで、月に関連のある樹がないか、覚えてない?」
汐耶とも友人であるシュラインは、司書である汐耶に尋ねたが、さっきから「Moon Tree」を思い浮かべていた彼女は、別のことを思い出したようだった。
「ファンタジーというか、日本の話だから日本昔話ね。そのひとつに、こういうお話があるわよ」
汐耶がシュラインを含めた全員に話してきかせたのは、こんな話だった。
むかしむかしあるところに、悪さばかりして村人を脅かす黒く艶やかな毛並みの金色の狼がいた。
狼にはだが、たったひとりだけ少年の友達ができた。その少年にだけは、狼は決して悪さを働かなかった。
だが、その少年がやがて青年に成長し、恋をするようになると、その青年の選んだ恋人の娘にも人目惚れをし、どちらに対しても嫉妬の念で苛まれるようになった。
月が赤く染まる晩に、狼は月の影から人ならぬ人が自分の前に姿を現したことに気がついた。
彼らは、念で話し合った───月の影の人間は、「あの娘を奪う手伝いをしてやる」と。狼は理性で必死にそれを拒んだ。
だが───月日を重ねるうちに、やがて狼のほうが負け、月の影の人間は勝ち誇ったように村をその妖力でもって襲った。
『我こそは月に封じ込められていた魔性、鰍薫(かじか)。まずは我を月に封印せしめた憎き坊主の住んでいた、この村から根絶やしにしてくれよう!』
鰍薫は村を襲い続け───やがて、正気を取り戻した狼に不意を突かれ、首と胴体とを切り離された。まだどこかに魂があるような気がして村人達が村一番の大樹の下に祠を建てた時には、その狼も共に事切れていて───彼もまた、村人達の手で手厚く葬られたという。
「月に封じ込められていた魔性、ですか……」
セレスティが考え込む。
「普通に考えると、その樹に祠から出て乗り移った魔性鰍薫が、気がついて追ってきた狼から逃げている、っていうふうにとれるわよね」
シュラインが、お茶を飲み終える。
「それが、そこの榊さんの言っていた『Moon Tree』で思い出した。確かその村というのは、今の皇室の庭にあたる部分に少しだけかかっているから───もしかしたら、昔話と『Moon Tree』の話がうまく混濁しているのかもしれないわね」
汐耶が立ち上がる。
次いで、圭吾。
「じゃ、目撃者の証言でも聞きに行くか」
千鳥も、立ち上がる。
「そうですね。悪い狼ではないと分かった以上、協力は惜しみたくありませんから」
「できれば、」
セレスティが付け加える。
「できれば───先ほどチェックした狼の行動範囲から割り出した場所に先回りしておいたほうがいいと思います、『逢う』のであれば。情報は集めておきましょう」
言いながら、彼は、皇室にコネか何かなかったか、と少し考えてみたのだった。
■幾百年という真実■
魔性も神化する、という話がある。
この三日間、狼と接触するまでに調べられるだけのことを、そして集められるだけの情報を5人は集めた。
そして───突き止めたのだ。
否、「向こうからやってきた」のだ。
それは、一同が狼を囲みこむ数時間前のこと。
「すみません……こちらに、金の瞳の狼のことを追っている方々がいらっしゃると聞いて……」
それはそれは美しい女性だった。
何故自分達のことを、と一瞬思った彼らだったが、無理もない、面が割れるほど目撃者達にあたっていたのだから。
そして、彼女は言ったのだった。
「わたしは、月樹。
はるか昔、月が涙を落としたときに生まれたという樹に魔性鰍薫によって呪いをかけられた───月が出ている間だけ、樹から人間の姿に戻れる、この世ならぬ生き物───。
わたしも、……狼のところへ連れて行ってください」
◇
なにぶん、夜だったので目の不自由なセレスティをかばいつつ廃校へと向かった一同が直面した事態が、冒頭の部分だったのだ。
「月樹さん───」
シュラインが呼び、校門のほうから、事態を見守っていた女性、月樹が現れる。
「狼さん───いえ、永樹(えいき)さんの意識、記憶は読ませて頂きました。確かに貴女がお探しの方のようです」
千鳥が言い、圭吾がなんとか彼を起こそうとする。
「で、このヒトも───月樹さんを探してたってわけだ」
「案外呆気なく終わりましたね」
汐耶がどちらかといえば怪訝そうに、言う。
「どうでしょう」
セレスティが、余裕ありげに少し微笑みながら、どこか───気配を感じ取りながら、そちらを向いた。
黒い人影が、そこに立っていた。
そう───長い間、「呪いが解けぬように月樹を見張っていた」真っ黒に赤い血のような瞳をギラギラとさせた───魔性から神化した鰍薫が。
◇
<その恋人達は不毛。死しか安楽はない>
「そんな勝手なこと、あんたが決めただけでしょ」
ちょっと眉をしかめながら、シュライン。
「永樹さんは本当に、月樹さんとの幸せを願っているだけです。本当に、普通の幸せを」
千鳥が、無駄とは分かりつつも言わずにいられない。
「本当の───」
ふつうの、しあわせ。
汐耶が思わず、つぶやいて反芻する。それは、恐らくこの世の誰もが本当には、心の底から願ってやまないことだろう。
「こいつら二人に手出しはさせない」
圭吾が鰍薫を睨みつけ、そして。
「じゃ───呪いを解く一番簡単な方法といきましょうか」
セレスティが、パチンと指を鳴らす。
そう───言葉で言っても分からない、人の命や愛を弄ぶような輩には一番の方法ですよ。
そう付け加えた彼の背後には、プールにたまっていた大量の水が、あった。
■アリスタルコスの唄声■
鰍薫は、非常な呪いをかけていた。
それは、永樹は日が出ている時にしか人間の姿でいられず、反して月樹は日が出ている間は人間の姿には決してなれない。
互いに人間の姿でいることは、できなかった。
この幾百年、そうして生きてきた。
やがて月樹が出歩けるようになり、永樹と共に呪いを解く方法を探している最中、眠っていた鰍薫に見つかり、離れ離れにされてしまったのだ。
「分が悪いわ」
「分かってる」
汐耶がなんとか鰍薫を封印しようとするのだが、すばしっこい上に攻撃してくるため、うまくいかない。彼女のその言葉を、シュラインは爪を噛みながら聞き、考えていた。
どうしたら───何かいい方法があるはずだ。
セレスティの操る水も掻い潜っていく鰍薫は、時折、かばうように永樹と月樹の前に立っている圭吾に力を放ってくるが、圭吾は自分が分かっていなくても「そういうもの」をまったく受け付けない体質なので、なんともなくすんでいる。
「月の入りが近づいてきます」
千鳥が、冷や汗を拭いつつ、腕時計を見下ろす。
この時期、もうすぐ月の入りの時刻だった。
そうなってしまったら、また二人は「逢う事が」できない。
その時にはようやく気がついた永樹が、少しの間でも何百年ぶりかで恋人と本来の姿でいられたということに、涙していた。
そして───
血を、吐いた。
◇
「永樹さん!?」
圭吾が、驚いて永樹を支える。背後で鰍薫がけたたましく笑うのが聞こえた。
<ほっときゃぁそいつと共に俺の魂も消えたんだ。まったく無駄なことをしてくれるぜ>
「何故、そんなことを」
汐耶が眼鏡の奥から冷たい瞳で尋ねると、「決まったことよ」と鰍薫は顎をしゃくる。
<呪いが何百年も続けば化け狼の身体もボロボロにならぁ。俺は元から、その女が手にはいりゃよかったんだよ。なのに呪いを受けてもしつこく女のために生き続けやがって、この死に損ないが>
すうっとシュラインの目が細くなる。
「……しつこいのは、あんたのほうなんじゃない?」
「死に損なったのも、ですよ」
セレスティが水を剣のようにして構える。その剣に汐耶が片手をあて、ピリピリと「封じる力」を送った。
「いけない」
永樹の脈をはかっていた千鳥が、思わず彼の顔色を窺う。
圭吾は、その時しっかりと見た。
永樹が───心の底から幸せだ、とでもいうかのように、月樹に微笑んだのを。
「永樹さん───」
月樹が、そっと抱きしめる。
「月樹」
永樹はそして、最期に、言った。
「いつまでも俺と共に輝き続けていておくれ。そう───この心臓そのものになった俺の分身である、あの優しい狼と共に。今までどおり、輝き続けて、そして、」
俺達を、照らし続けておくれ───。
ぽたりと、月樹の涙が、閉じた永樹の瞳、そのまぶたに落ちる。すぅっと、彼女は口を開いた。
それと同時だった───「封印」をこめた水の剣で、セレスティが、何故か急に縄にでもつかまったように動かなくなった鰍薫の胸を一突きにしたのは。
だが、当然のようにそれだけでは鰍薫は死なず。
<やめろ…………>
封印の念と共に、自分の身体に流れ込んでくる月樹の唄声に、もがき苦しんでいた。
◇
月樹というのは、大昔は月に在ったのだという。
そしてその輝きは、俗に地球の人間の言う「アリスタルコス」という、地球から一番大きく輝いて見える月のクレーターのものだったという。
月樹が唄を唄うのを月の神に赦されるとき。
それは唯一、
ただひとりの愛する者が息絶えるときなのだという。
◇
その後、永樹を腕に抱いた月樹は唄いながら、消えていく鰍薫の断末魔と共に天へと、まるで召されるかのように涙をこぼして昇っていった。
それでも、
心からの「ありがとう」の言葉を全員の心の中に、残して。
「月の神って、意地悪だよなぁ」
圭吾が、編集部に戻りながら、白々と太陽の昇り始めた空を見上げた。
「そんなとっておきのワザ、恋人が死ぬときに使ったって意味ないのに」
だが後日、彼は本を片手の汐耶に、他の仲間と共にこういい聞かされることになる。
「確かにこの場合の月樹は数年哀しく彷徨いますが、この文献によると、その後恋人と同時期に人間として転生し、幸せな人生を全うすることが月の神により約束されています。何事も悲劇ばかりではないという事」
「分かった……分かったからさ、俺、店が待ってるから」
そそくさと逃げていこうとする圭吾の背に、更に追いかけながら本を読み進めていく汐耶の二人を、こちらはどこか暖かい瞳で見つめているシュライン。
「なんでもね、汐耶さん。あの文献、あれから必死になって探してやっと探し当てたらしいのよ。三日三晩寝なかったはずよ」
「それはまた……」
大した努力ですね、とセレスティもつい微笑んでしまう。麗香の許可を取ってお茶を淹れていた千鳥が、少しだけ口の端を上げた。
「だって、あの時確かに聞こえましたからね、ありがとうと。あんなことを言われたら、たまりません」
たまらないだろう───あんな涙で、あんな哀しい結末で、あんなことを言われたら。
誰だって。
「まあ、でも」
麗香が、散々セレスティに色々な意味で遊ばれた三下の字で珍しくうまく書かれた文章を見て、
「今月の話題トップは間違いなしだわ。昔々の物語───」
たまにはいいでしょ? と、満足げに微笑んだのだった。
───月樹……やっと。
───やっと、幸せになれるんだ、俺達は。
───いや、きっと、
───今までも……幸せだった───
《完》
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
0086/シュライン・エマ (しゅらいん・えま)/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員
4471/一色・千鳥 (いっしき・ちどり)/男性/26歳/小料理屋主人
1883/セレスティ・カーニンガム (せれすてぃ・かーにんがむ)/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い
1449/綾和泉・汐耶 (あやいずみ・せきや)/女性/23歳/都立図書館司書
5425/榊・圭吾 (さかき・けいご)/男性/27歳/メカニック&違法改造屋
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■ ライター通信 ■
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こんにちは、東圭真喜愛(とうこ まきと)です。
今回、ライターとしてこの物語を書かせていただきました。また、ゆっくりと自分のペースで(皆様に御迷惑のかからない程度に)活動をしていこうと思いますので、長い目で見てやってくださると嬉しいです。また、仕事状況や近況等たまにBBS等に書いたりしていますので、OMC用のHPがこちらからリンクされてもいますので、お暇がありましたら一度覗いてやってくださいねv大したものがあるわけでもないのですが;(笑)
さて今回ですが、なんとなく続きが作れそうな、月(星?)に関するお話となりました。
皆さんのプレイングがとても素敵なものばかりで、狼(永樹)のこともただ敵対視するだけではなかったこと、とても嬉しかったですv
アリスタルコス、というクレーターの話は御存知の方も多かったかと思いますが、なんとなく、その名前に惹かれてしまったので使ったのが本当のところだったりします(笑)。
また、今回は皆さん、文章を統一させて頂きましたので、ご了承くださいませ☆
■シュライン・エマ様:いつもご参加、有り難うございますv 必死の姿が印象的、と言ってくださったことがとても嬉しかったです。月樹が本当に樹なのか、という件につきましても、ある意味「月樹」は完全な樹ではなかったので、しっかり的を射ていたなと思いました。
■一色・千鳥様:たびたびのご参加、有り難うございますv 自分と同じ金の瞳、というところが千鳥さんらしいな、と思いました(笑)。もう少しそこらへんのシチュエーションを書きたかったなと個人的に思ったのですが、生かせずに終わりました……また次の機会があれば是非;
■セレスティ・カーニンガム様:いつもご参加、有り難うございますv 水の剣と汐耶さんの力の連携プレーは正直、強引かなーとも思ったのですが、これもアリにはアリかな、と今回使わせて頂きました。また、狼の先回りをして頂けて、本当にいろんな意味で感謝しています;(笑)
■綾和泉・汐耶様:初のご参加、有り難うございますv 封印する能力を、半ば無理矢理セレスティさんの能力に入れ込んでしまいましたが、これはないよ、ということでしたら忌憚なく仰ってくださいね; 今後の参考に致します。また、「月樹」についてのお話、とても興味深かったです。
■榊・圭吾様:初のご参加、有り難うございますv 口調が一番迷ったのですが、書いているうちに定着してきまして、行動はハッキリ頭の中に浮かぶPC様でしたので、それほど苦労はしませんでした。また、「Moon Tree」のお話、とても興味深く、引用させて頂きました(礼)。
「夢」と「命」、そして「愛情」はわたしの全ての作品のテーマと言っても過言ではありません。今回はその全てを入れ込むことが出来て、本当にライター冥利に尽きます。本当にありがとうございます。今回は皆様お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、いつもとちょっと変わった「起承転結」の仕方になっています。今回はこんな書き方のほうがいいかな、と、東圭の気晴らしもこめて書いてみましたが、如何でしたでしょうかv
なにはともあれ、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
これからも魂を込めて頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
それでは☆
2005/08/19 Makito Touko
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