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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>
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■−日記帳−夏の冬■
ガタッ
「───?」
店の中でうとうとしていた蓮は、その物音に首を上げ、そちらの方向を向いた。
しん、と不気味なほど静まり返っている店内はいつも通りの夜の情景。だが。
「誰かいるのかい?」
何か不穏なものを感じ、蓮はそう言って立ち上がった───瞬間。
店の一角で閃光弾が弾けたような光が蓮を襲い、何かが飛んできた。
「!?」
些か乱暴に、蓮の胸を突いたのは、一冊の古い鞣革でできた、恐らくは日記帳。
鍵がかかっていて、開こうにも開かない。
が。
ふと、そんな蓮の目の前、空中に文字が現れた。
≪それを誰が創ったのか知る者はいない。
それが何処で生まれたのか知る者はいない。
それはいかなるものも開く事が出来る。
それはいかなるものも閉ざす事が出来る。
かたち在るもの。
かたち無きもの。
全てそれの前には等しく開き、また閉ざされる。
そして、ひとたび使われればそれはその世界から消える。
時の狭間を。
世界の狭間を。
永劫を。
或いは一瞬を。
それは、その時まで漂う。
求める心がそれを呼ぶ、その時まで≫
そして、蓮が急いで書き留めたのを見計らったように、その文字は嘘のように掻き消えた。
「……『それ』……?」
しばし考え込んでいた漣は、だが、ふと何かを思い立ってメモに付け足そうとした───そしてまた、「異変」に気がつき扉を開けた。
「……なんなんだい、この季節に」
途端に顔にぶつかってきた雪の粒から顔を護りながら、目を細めて、蓮。
「どこかの物の怪の類の悪戯か、心残りに置いていった思念の残留か……どっちにしろ、夏に『冬』が来るとは尋常じゃないね。仕方ない、こんな大吹雪じゃ商売にもならないんじゃ迷惑極まりない。協力者を募るとしようか」
そして蓮は、すっかり濡れてしまった全身を抱き抱えながら、店内に戻り、協力者を募る準備を始めた。
■.Dear LastSnow■
誰よりも。
あの人にふさわしい私で、ありたい。
あの人にふさわしく、
───なりたい。
■閉ざされた心■
寒いねえ、ともう慣れてしまったようにため息をつく蓮は、瀬崎・耀司(せざき・ようじ)とシュライン・エマに何度目かの珈琲を出した。
「呪いでもかかってるのかね」
こちらは興味深そうに、蓮に突進したという日記───今は普通の日記帳のようにすっかりおとなしくなっている鞣革の分厚い本を何度も見下ろしたり、開こうとしながらつぶやいた。
一方シュラインのほうは、蓮が急ぎ書き留めた「浮き出た文字」を何度も読み返している。
「『それ』……か……。なんだろう、言葉だと開かれるっていう表現は少々合わないか」
希望や願い、対の絶望、と彼女が挙げているのを椅子に腰掛けながら、蓮が口を開く。
「さっき聞かれた日記帳の入出先だけどね。ついこの前、届いたものなんだ。差出人のところには、『.Dear LastSnow』ってあってね。宛先と間違えたんじゃないかって一瞬思ったのを覚えてるよ。何の変哲もないように見えたし、こんなもの店先にも置けないと思ってそこら辺に埃かぶせてあったってわけさ」
「蓮さんからの話からだと、タイミング的にも蓮さんの見た文字とその日記がこの変異と関わりのある可能性は高そうよね。ここに来るまでにテレビやネットで調べてきたけど、不思議なの。確かにこのお店に入った時から『冬』になったけれど、来るまでにはなんともない、普通の8月の気候だったわ。だからマスコミやネットでも騒がれていないのよ」
シュラインの言葉に、蓮は目を見開く。
「じゃ、これは幻覚か、或いは───店からしかこの現象が分からない、ということかい」
「今日は8月11日だったね」
何か考えながら、耀司。
「単純に考えると、今まで何の変哲もなかった日記が蓮さんに存在を知らせるような行動を取った───蓮さんにでなくとも、或いは僕達に、或いは誰かに、かな? 知っておいてもらいたいことがあるからだろう? 日付も関係あるのでは、と思うんだがね」
珈琲をもらいながら、シュラインはいったんソファに身体を沈める。
「差出人不明、か……。持ち主が分かれば、売却した御家族等はご存命かもしれないし、連絡を取って持ち主が冬に関わってたってことはないかとか、色々聞きたかったんだけれども」
「だが、今こうしてこの店の中からだけは異常気象を発させてはいるのかもしれないが───『落ち着いている』ところを見ると、どうやら我々が解決をしてくれそうだと踏んでいるのではないかな。だとしたら、人語或いは雰囲気を掴み取れるのだろうか」
耀司が顎に手を当て、そっと日記をテーブルの上に置く。
「シュラインさん、開かない本を開くためには、単純に考えてどうするべきだと思うね?」
突然のように何気なく質問してきた耀司に、シュラインもまた何気なく答える。
「鍵を探して、開ける───鍵?」
そこでシュラインと耀司の二人の視線を同時に受けた蓮は、煙管をふかしつつ口を開く。
「生憎と、その日記には元から鍵はついていなかったよ。鍵穴等もないだろう? それに合うような鍵を店内で探しても、なかったさ」
読んでほしいのかもしれない、とシュラインは思った。
今この時になって何故この日記が意思表示をしてきたのか───それは、今でなくてはいけない何かがあるからではないだろうか。
「吹雪と関係あるのかもしれないね。閉ざされた人の心のようだ」
店の出入り口、その扉の前に立ち、少し外を覗いていた耀司もシュラインと似たことを考えていたのかもしれない。
「正直、寒いのはあまり得意ではないのだが、少しだけ外に出てみようか?」
耀司は苦笑しつつも、シュラインを誘ったのだった。
■絹糸のような人■
蓮から防寒服を借りて外に出ると、雪が真っ先に顔に当たってきた。
本物の───雪だ。幻覚などではない。
道行く人はなく、そこは確かに蓮の店の前であるはずなのに、いくら普段から人通りがないといっても、閑散としすぎていて淋しさを感じさせた。
「シュラインさん、日記は?」
「持ってきてあるわ」
耀司の声に、頷きつつ、シュラインが片手に、ビニール袋で保護した日記を持ってきている。そして、思わず取り落としそうになった。
「どうしたんだい」
耀司がそれに気づく。いえ、とシュラインは日記帳を見下ろしつつ言った。
「今、この日記帳が震えたような気がしたから───驚いて」
「僕にも持たせてもらってもいいかな?」
「ええ」
耀司が受け取ると、確かに日記帳は時折、意思を持っているかのように震える。まるで、そう───ないているように。
「瀬崎さん」
シュラインが、前方を見つめながらごくりと喉の奥に唾を送り込む。
「あれが───見える? 私だけの錯覚ではないかしら」
耀司も、視線を上げた。
「ああ。見えているよ」
二人の前方、少し離れたそこに───物悲しげな瞳をした、半分身体の透けた男が、白衣を着て立っていた。じっと───微動だにせず、空を見上げている。
注意しながら、シュラインと耀司も男と同じ空を見上げる。
当然のように、そこには星などない。
「───それほど昔の話ではないが」
耀司が、思い出したように、顔に振り付ける雪を払いながら、言う。
「考古学者仲間の間で、ちょっと興味深い話があったんだ。今まで本気にはしていなかったけれどね」
「どういう話?」
シュラインがこちらを向く。
「雪の研究をしていて、伝説に囚われた男の話だ。
彼は───名前は忘れたが───考古学者の中でも、少々変り種だった。ある日、恋人が出来た。決して誰にも紹介しなかったから、誰にも恋人の素性も知れなかった。
ある日、その男が白衣を着てきた。遠目には分からないが、近寄ると明らかに他のものとは違う『何か不思議な雰囲気』を持った白衣だ。そして、恋人が死んでこの白衣になった、という。彼は哀しみのあまり、恋人が好きだったがゆえに研究をしていた雪のことも何もかも放り捨て、恋人が探し歩いたという伝説の『最後の地』を探し、行方不明になった───実際、本当の話か分からないが、今見えているあの男の白衣を見て、思い出したんだ」
「最後の、地?」
吹雪に泳ぐ長い髪の毛を抑えつけながら、シュライン。
「残念ながら、詳しいことは僕にも分からないが、その男が行方を晦ます前に『最後の地を探しに』というメモを書きなぐって行ったらしいのでね」
耀司が、しゃく、と一足踏み出した時である。
白衣を着て空を見上げていたはずの男が、いつの間にかこちらを見ていて、よろよろと近づいてきた。自然、シュラインと耀司は身構える。
<最後の、地……彼女が探した、彼女が求めた彼女の一族の故郷───雪のやまぬ美しい白の地───私は、それを探した───>
ひゅうひゅうと吹く吹雪の中、それに乗せたようなか細い男の声が届いてくる。目は、死んだ魚のようだったが、どこか泣き出しそうな瞳だ、とシュラインと耀司は思った。
<君達は、知らないかい───彼女が一族に辿り着けるための、鍵を。それは魔法の鍵なんだ。願いをこめてその願いが星に届けば、魔法の鍵が手に入る。彼女にはそれが必要なんだ───>
ちらりと、シュラインと耀司は互いに視線を合わせた。
迂闊な返事は、出来ない。
「例えば───それがもしあったとしたら、あなたはどうするつもりなの?」
慎重に、言葉を選びながら、シュラインはゆっくりと尋ねる。
<決まっている───魔法の鍵は、すべてのもの、あらゆるものを『開ける』ことが出来る───彼女を残し永久(とこしえ)の眠りについてしまった一族の結界をも開くことが出来る─── 一度使えば鍵は消えてしまうが、この白衣となってしまった彼女を、そこへ───帰してあげるんだ>
「君はそれでいいのかね?」
ゆらゆらと、だがはっきりした口調で言う男に、確かめるような力をこめて、耀司。
男は迷ったように、幾度か視線を彷徨わせ───つぶやくように、ひっそりと言った。
<彼女は絹糸のような人だった……間違えてひとりだけ結界からはじかれた彼女を拾って、そして私達に愛が芽生えた。でも、彼女は探し続けた─── 一族への望郷の念が激しすぎて、弱っていった───でも今も、白衣としてこうして私といてくれる。だから───>
帰してあげたい。
ぽつりと最後に男が言葉をしめくくったその時、シュラインは、ハッとして男の足元を見つめた。
道行く人がいないのは、このせいか───てっきり自分達だけが、「外界(元の世界)」から見えないものと、そして自分達に見えないのもそのせいだと思っていたが、そうではなかったらしい。
男の足元から───否、地面の下、雪が積もっている部分一帯から、助けを求める人々の声や子供の泣き声が聞こえる。耳が異常によいシュラインだからこそ、気づいたことだった。
「瀬崎さん」
彼を呼んでおき、そして今気づいたそのことを口早に耳打ちする。
耀司は吹雪の中、男を見据える。
「君は───名前は? その魔法の鍵はどうすれば手に入るのだね?」
<私の名前は───平井・屑(ひらい・せつ)。魔法の鍵は、最低二人以上の自分以外の者の協力が必要───心の底から、人のために願いをすれば現れる、と……聞いている>
「ちょうどいいわ」
シュラインが小さくつぶやく。自分と、耀司で二人だ。
この凍った地面の中、たくさんの一般人が男の意図でなくとも、この男の哀しみのせいで苦しんでいるのだ。心の底から願えないはずがない。
こくりとシュラインの言葉に、耀司も頷く。
目を閉じ、二人で願う。
魔法の鍵。
どんなものか、形態も何もしらないが、全てを開くことが出来るのなら。
今、必要として死しても哀しみ彷徨っている哀れな男がいる、そのために。
周りを巻き込んでしまっていることも分からぬほど、気づかぬほどの哀しい雪に覆われてしまっている彼の───恐らくは、閉ざされた心の世界に。
どうか、姿を現して。
───まぶたごしに、光を感じ、シュラインと耀司は目を開く。
そこに、彼らは見た。
この雪の空に、
あとからあとから、
零れ落ちるようにして、流れ始めた星達を。
■.Dear LastSnow-哀しみの終わり-■
「……終わったかい、やっと」
珍しくテレビをつけていた蓮は、臨時ニュースとして流れてきた、異常なまでの流星の映像を見ながら、トン、と煙管の灰を落とした。
◇
魔法の鍵は、男───屑の足元に落ち。
きらきらと氷の樹で出来たように透き通って輝くそれを、願ってやまなかったそれを拾い上げることの出来た屑は、それをそっと胸に抱きかかえた。
<ありがとう───ありがとう……これで『ほし』は故郷に帰ることができる───>
泣き出しそうだった瞳から、ようやくといったように涙が次から次へとこぼれおちては、雪に落ち、冬だったこの一帯を溶かしてゆく。
パァッと白衣が輝き、屑の身体から分離し、光の束となってシュラインと耀司を包み込む。
ありがとう、…………
そんな言葉が、聞こえた気がした。
そして雪が溶ける寸前に、光は。
驚く屑をすっかり包み込み、まるで当然のように。
空へと、連れて行ったのだった。
◇
夏の気候を取り戻し、雪に閉じ込められていた人々はその間の記憶もないようで、其々に歩いたり会話したりしているのを「よかったわね」とシュラインはようやく微笑みながら、蓮の店に戻りながら、見る。
「ああ、夏に戻ると流石に暑いね、この格好では」
店に入りながら、耀司。
そして、ようやく開いた日記帳を、蓮は読み耽った。
シュラインが、歩み寄る。
「こうして振り返ると、この一件ってその日記帳に閉じ込められていた心の中でのことって思えるわ」
「実際、そうみたいだねえ」
蓮が「読んでごらん」と二人に促し、珈琲を淹れ始める。
耀司とシュラインは、二人でその日記帳を読んだ。
そこには、「ほし」という女性のこと、そして彼女の一族の神であり親友でもある「LastSnow」という存在のことも、書いてあった。
それは本当に存在するのか分からない。
だが、心の中にその存在がいることを、その一族は信じ、だからこそつらいこともその神であり親友である「者」に語りかけては乗り越え、生きていけるのだという。
屑の日記は途中から、彼に対する言葉で埋まっていた。
「LastSnow」に願いをかけるとき、それを紙に書く時の約束事として、必ず最初に「.(ピリオド)」をつける不思議な風習もある、と書かれてあることから、屑はいつも本当に、心の底から願いをかけていたのだろう。
「ピリオド───最後を締めくくる言葉、最後の願い……連想だけれど、生涯をかけた願い、という意味合いかしら」
シュラインが、最後に書かれた日記の文字を見下ろしながら、つぶやく。
「さて、この『ほし』という彼女の一族がどのような一族だったかは詳しくはかかれてはいないが、どうやら屑というあの男の願いは叶えられたらしい」
パタン、と耀司は日記帳を閉じる。
願いは、ところどころに違う形で書いてあったが。
屑の本当の願いは結局のところ、愛する恋人と同じ地へ行き、永遠に一緒になることだったのだから。
ふと、シュラインは思い出したように蓮に尋ねてみる。
「ねえ、蓮さん。もしかしてこのお店に以前、白衣とかそういったもの、置いてなかった?」
ああ、と珈琲を淹れていた彼女の手が止まる。
「そういえばあったねえ。どっかの考古学者が『魂がこもってる貴重なものだ』とか言って売りつけてきてね。確かにちょっと不思議な代物だったから、買い取ったんだがね。日記帳が届いた辺りからなくなってたね」
耀司も、やっぱり、といった表情をする。
これで、日記帳がどうしてこの店を「選んだ」かが判明した。
一部始終を二人から聞いた蓮は、「魔法の鍵ねえ」と、天井を見上げた。
「そんなものがあったら、商売繁盛だろうねえ。あんた達は、もしその鍵を持ったら、どんなことに使うんだい?」
悪戯っぽいその視線を受けて、耀司とシュラインはちょっと考える。
耀司は苦笑いをしただけだったが、シュラインは、
「自分で開けなくては意味のないものばかりだと思うから、本当にどうしようもない時のためにって、御守り代わりに持っているだけかも。だって、踏ん張りどころがあると思えば、また頑張れる気がするものね」
と、笑った。
「ああ」
耀司が、窓から少しだけ顔を覗かせて、天を仰いだ。
「星がきれいだ」
まるで───雪のように。
満点の星が、夏の夜空に輝いていた。
───あなたは、魔法の鍵で、何を開けたいですか───?
《完》
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
4487/瀬崎・耀司 (せざき ・ようじ)/男性/38歳/考古学者
0086/シュライン・エマ (しゅらいん・えま)/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員
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■ ライター通信 ■
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こんにちは、東圭真喜愛(とうこ まきと)です。
今回、ライターとしてこの物語を書かせていただきました。また、ゆっくりと自分のペースで(皆様に御迷惑のかからない程度に)活動をしていこうと思いますので、長い目で見てやってくださると嬉しいです。また、仕事状況や近況等たまにBBS等に書いたりしていますので、OMC用のHPがこちらからリンクされてもいますので、お暇がありましたら一度覗いてやってくださいねv大したものがあるわけでもないのですが;(笑)
さて今回ですが、一度使ってしまったら消えてしまうけれど、どんなものでも開くことができる、という魔法の鍵について書かせて頂きました。やはりそこには人の哀しみというものがついてきたのですけれど、それも無事に解決してくださって、とても感謝しております。
また、今回はお二人とも、文章を統一させて頂きましたので、ご了承くださいませ☆
■瀬崎・耀司様:初のご参加、有り難うございますv 考古学者、という利点があったので(むしろ東圭にとって)早速使わせて頂いて平井屑のお話もして頂いてしまいましたが、宜しかったでしょうか;また、寒いのが苦手ということでしたのに、雪の中に出て頂いてすみませんでした;その後、お風邪など召されなければいいのですが……。
■シュライン・エマ様:いつもご参加、有り難うございますv 日記帳の出所、という点で最後、白衣とかけることができたのでとても助かりました。冬に関係したこと、と言うには弱いつながりでしたけれど、結局は「人の閉じた心というのは冬に近いのかな」と東圭が思ったことで、今回のOPにもなりましたので───冬にも触れて頂けた事は嬉しかったです。
「夢」と「命」、そして「愛情」はわたしの全ての作品のテーマと言っても過言ではありません。今回はその全てを入れ込むことが出来て、本当にライター冥利に尽きます。本当にありがとうございます。今回は、「閉じられた人の心」と、「自分の望みよりも愛する者の望みを優先した人間」のお話が書きたかった、のではないかなと今回、最初から書き直した結果、自分でそう分析してみています。
なにはともあれ、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
これからも魂を込めて頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
それでは☆
2005/08/23 Makito Touko
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