コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


魔女の心得

 ふと空いた時間にこのようなところに足を向けるから、友人たちには老成しているだとか、もっと直接的な表現で同じようなことを言われるのだろうか。
 けれど、古いものが鎮座する空間は思った以上に気が安らぐし、思いがけず掘り出し物に出会えた時の歓びはちょっと他のものには代え難い。そして、何よりこの店では不思議な事件に出会うことが多い。
 と理由を並べてみても、実際は自分から足を向けているというより、事件の方に「呼ばれて」いるのかもしれないが。
 アンティークショップ・レンの入り口の前に立ち、紫桜は軽く苦笑した。
「こんにちは」
 きちんと挨拶を口にして、扉を開ける。
 どうやら今日は先客がいたようだ。長い紫色の髪に小麦色の肌をした美女だが、その胸から下はライオンの身体。そして、その背には猛禽の翼。それは、神話に語られる神獣スフィンクスの姿をしていた。
 が、奇妙なことに――紫桜は、スフィンクスがここにいること自体には違和感を抱かなかった。それは、このスフィンクスが自身の魔術を使って、周囲の人間に自分の存在を「当たり前」と認識させているせいなのだが、当然そんなことは知る由もない――、スフィンクスはその堂々たる体躯を縮こませ、緑の瞳には怯えの色さえ浮かべて紫桜を見ているのだ。そして、紫桜が店内に足を一歩踏み入れる度、できるだけ紫桜から遠いポジションをとろうとしているかのように、じりじりと反対側に動く。
 何か自分が悪いことでもしただろうか。紫桜はその疑問を口にしても良いものか、しばし逡巡する。
「ああ、その子は男性恐怖症なんだよ。悪気はないから気にしないでやんな」
 この店の店主、碧摩蓮がキセルをぷかりと吹かしながら教えてくれた。
 ならばむやみに見つめたり声をかけたりしない方が良いだろう。それに、実を言えば豊かな髪がかかっただけの露な胸元に、目のやり場に困っていたところだ。
「ところであんた、いいところに来たね」
 蓮がにやりと笑みを浮かべた。何かやっかい事を押し付けようという魂胆なのだろうが、興味を引かれてしまうのもまた事実。
「古本屋のへらへら男がこいつを持ち込んで来たんだけどね」
 蓮の方は、紫桜の返事も待たず、さっさと一枚の紙片を押し付けながらカウンターの上の女の像を示した。
 それは、高さが50センチくらいの大きめの像だった。表面はてろんとしていて、一見何で作ってあるのはわからない。が、何よりもまず目を引くのは、像の瞳だった。右目には赤の、左目には青の石がはめこまれているのだ。
「何でも、これは魔女が――って言っても魔法使いじゃなくて、土着の宗教に根ざして独自の医療と技術を発展させた技能集団のことらしいんだけど――後継者に渡すために作ったものらしいんだ。けど中が空洞でね。どうやら何か仕掛けがあるらしいんだ。へらへら男が言うには、『魔女の心得』を暗号にした謎掛けっていうことらしいんだけどね。ほれ、そこにある「知」と「情」をこの瞳の青と赤が示しているなじゃないかってね」
 言って、蓮はあごをしゃくり、いまや紫桜の手に収まっている紙片を示した。
「『魔女の心得』はそこに書いてある通りさ」
「魔女の心得と像ですか……」
 勝手に進められた話を咀嚼すべく、紫桜は呟いた。
「後継者へと渡されるものなら、常に心得を忘れないように、との意図で贈られると思うんですが」
「そうさねぇ……。さっきあの子にも声かけたんだ。ああ見えてもうんと勉強してる子だから頼りになるだろうさ。何、意見の交換くらいなら相手が男でも大丈夫だろ」
 蓮は紫桜の言葉にひとしきり頷き、先ほどのスフィンクスを指した。彼女は首をすくめてこちらを伺っている。このまま視線を合わせているのが申し訳なくなってくるが、かといって名乗りもしないのは礼を欠く。
「俺、櫻紫桜と言います。よろしくお願いします」
 しばし迷ったものの、紫桜はできるだけ彼女から離れて自己紹介をした。
「ラ、ラクス・コスミオンですぅ」
 半ば涙目になりながらも、小さな声で返事が返ってくる。
「ところで、まだ人を集めたりしないんですか?」
 蓮のことだから、まだ謎解きに挑戦する人間を手ぐすね引いて待っているに違いない。紫桜はラクスから視線を外す口実も兼ねて蓮を振り向いた。
「うーん、そうだねぇ。もう少し来そうな気もするね」
 その店主の声に応えるかのように、外で車の止まる音がした。映画かニュースくらいでしか見られないような高級車から、杖をついた人影が下りてくる。それは長い銀髪を垂らした20代後半くらいの青年だった。その容貌は驚くくらいに整っており、見ているだけでこちらが気恥ずかしくなってくる。
 彼はどうやらラクスとは顔見知りらしい。そして彼女の男性恐怖も知っているのだろう。彼女に軽く会釈だけして、紫桜に微笑みかけた。
「やああんた、いいところに来たね」
 蓮はこの青年にも声をかける。
「それは子ども心が刺激されますね。謎が解けないと気になって仕方がない気持ちも味わうことになりそうですが」
 話を聞いた青年は、その洗練された美貌からは少し想像しがたいくらいの、子どもっぽい笑みを浮かべる。
 と、そこへ。
「ごめんくださいまし」
 入り口から上品な女の声が振って来た。また来客があったようだ。入って来たのは、艶やかな黒髪の印象的な、和装の美女だった。見た目はやはり20代の後半だろうか。けれど、その洗練された物腰には、それよりずっと大人びた艶っぽさがある。
「おや、いらっしゃい。あんたもどうだい? ひとつ」
 蓮がさっそくこの女性に声をかけ、今いる面々が魔女像の謎解きに関わっていることを説明した。
「まあ、面白そうですね。私は竜宮真砂(たつみやまさご)と申します。皆様、よろしくお願いします」
 この女性もまた、意外と子どもっぽい笑みを浮かべて――洗練された大人というものは、えてして子ども心を失わないものなのかもしれない――蓮の話に乗り、紫桜たちの方を向くと、たおやかな動作でお辞儀をした。
「これは申し遅れました。私、セレスティ・カーニンガムと申します」
 銀髪の青年がそれに負けないくらいに優雅に名乗りを上げる。
「櫻紫桜と言います。よろしくお願いします」
「ラクス・コスミオンです……」
 つられて、紫桜とラクスも自己紹介をした。
 どうやら来客はこれで一段落ついたようだ。真剣な顔をして紙片に見入るセレスティや真砂に倣って、紫桜も先ほどざっと目を通しただけの『魔女の心得』を読み直した。

『魔女たる者、片方の瞳にて知を映し、片方の瞳にて情を映す。しこうして真の魔女たる者、揺れ、流るる鏡の助けを借りて、その両者を同時に瞳に映す。柔らかき月の光の元、得たる知をもって、その業を為す』

「満月の水鏡を利用する封印と見たけれど……」
 一通り読み終えたらしい真砂が口を開く。
「素直に読み取れば、『月の出る晩に像を川に映し、真意を読み取れ』ということになると思うのですが……」
 それに頷きながら、紫桜も首をひねった。まだもう一ひねりあるような予感もする。
 そもそも、ただ単に像の秘密が書かれているとは思っていないし、像自体、中が空洞になっていたとしてもそこに何かあるとは限らない。戒めの言葉が書いてあるだけかもしれない、と紫桜は思う。
 古武術等の奥義書がそうであるように、この像に秘められたものも、抽象的な言葉で意図的に解釈をぼかし、自分で答えを見つけるようにしているのではないだろうか。後継者に伝えるべき神髄というものは、直接伝えようとしても伝わらない。後継者自らが、ヒントの中から自分なりの答えを見つけ出すことでしか身に付かないものだ。
 とはいえ、すっかり像の謎に乗り気な3人を見ていると、それを口にするのははばかられた。それに、謎解き自体を楽しむのも悪くはないものだ。
「そ、それで、右目と左目を互いの瞳に映し出すように、川の水面に反射させて互いに重なるようにすればいいのではないでしょうか。両方が紫になるように」
 まだ瞳に動揺の色を残しながらも、ラクスが口を開いた。そう言うや否や、口の中で複雑な数式をぶつぶつと唱え始める。
「でも、顔が目まで映る流れって難しいわね……」
 軽くあごに手を当て、真砂がぽつりと呟いた。確かに、その通りだ。
「それにこの東京で、そこまで綺麗に映る川となると……」
 紫桜もそれに頷いた。
「では、流れではなく、銀盆に水を満たした水鏡ではいかがでしょうか。どのみち、月夜に、というのは皆さん共通の意見のようですし。どうでしょう? ちょうど明日は満月、中秋の名月です。月見を兼ねて明日の夜集まって謎解きにとりかかるのというのは? ちょうどおあつらえ向けの場所もご用意できますし」
 セレスティが一同の顔をゆっくりと見渡しながら提案する。
「まあ。楽しそうですのね」
 真砂がにこりと微笑む。
 ちょうど明日は休日前だ。紫桜にも断る理由はない。ラクスにも異論はなさそうだった。
「じゃあ、それまで像は蓮嬢にお預かり願いましょうか。抜け駆けはなし、ということで……」
セレスティが悪戯っぽい笑みを浮かべた。
 大人びた青年の、子どもじみた言葉に、紫桜は思わず目を瞬いた。
 大人の遊び心というものは、しばしば子どものそれよりも純粋かつ子どもじみていることを知った櫻紫桜、15の初秋だった。

 どうせ月見をするなら風流な方が良い。真砂はともかく、セレスティもラクスも、異国の人だろう。だったらなおさらだ。
 そう考えた紫桜は、すすきと月見団子を携え、教えられていたセレスティ邸を訪れた。これまたテレビでしか見られないような屋敷に、紫桜は思わず苦笑していた。人間、驚くと笑ってしまうものなのかもしれない。
 通された部屋は、広々としたサンルームだった。もっとも、今夜ばかりはムーンルームと呼ぶべきかもしれない。部屋の外側には庭園が広がり、それに続くように、内側にもガラスの壁際に厳密な温度管理を要求される植物が静かに植わっていた。
 ちょうど、昇ったばかりの大きな満月が庭園の木々の梢にかかっているのが見える。強く黄色みを帯びたその月には、どこか人の目を捉えて離さないところがある。他の面々も、黙って月に見入っていた。
「もう少し昇ったら始めましょうかね」
 そう言って紅茶を勧めるセレスティも、月を眺めながら目を細めた。
 やがて、黄色い月は徐々に空高く昇り、銀色の光を帯びる。
「さて、始めましょうか」
 言ってセレスティはテーブルの上を指した。そこには水を満たされた銀盆が載せられていた。
 セレスティの合図で、室内の照明が落とされる。いまや、水をたたえたような銀色の月光だけが部屋の中に満ちていた。
「はい、それじゃあ……」
 と紫桜が魔女の像をそのすぐ近くに置く。水面に像が映るように。
「何も起こらないみたいね。違ったのかしら?」
 何の変化も見せない像に、真砂が首を傾げる。
「像の中が空洞と聞いていたので、その中の何かが投射されるかと思ったのですが……。そういえばその瞳、貴石でしょうか、色石でしょうか? 色石だったら、覗き込んだらわかるかもしれませんね」
 もとより目が気になっていた紫桜は、それに応えるように覗き込んだ。けれど、赤い石も青い石も、透明感はあるものの、向こうまでは透けて見えない。
「うーん……ちょっと中まではわかりませんね」
「そうですか……。こうなるとヒントを頂きたくなりますね」
 セレスティは頷いて、像のもとへと歩み寄り、その瞳に指先を触れた。
「おや? これは石じゃないですね。何かの結晶みたいな……」
「ラ、ラクスにも見せて下さい」
 それまで少し離れたところで小さくなっていたラクスが声を上げる。先ほどからうずうずしていたらしく、その力強い翼がこすれ合ってさわさわと音を立てた。
「ええ、もちろんです。どうぞ」
 セレスティのその返事に、紫桜も一緒に像から離れた。自分たちがいると彼女は像に近づけないのだ。
 果たして、スフィンクスはいそいそと像に歩み寄った。その顔一杯に好奇心と期待の色を浮かべ、像の目に獅子の前脚を触れる。
 と、その鋭い爪がちょうど右の瞳の端にかかり、赤い石はころりと転げ落ちた。そして当然のことながら重力に従って、銀盆の中にちゃぷんと軽い音を響かせて飛び込む。と、それは見る間もなく盆の水に溶けてしまった。
「ひゃ、ひゃあ! ご、ごめんなさいっ!」
 紫桜たちの目が点になる中、ラクスは可哀想なくらいに狼狽して頭を抱え、左右に振った。わき起こった風で、盆の水が激しく波立つ。
「あら、でもこれでいいんじゃないかしら?」
 横から盆を覗き込んだ真砂が、水を指差した。それはすっかり赤く染まっている。
「こちらの青の石も外して溶かせば……」
「紫色、になるでしょうね」
 真砂の言葉をセレスティが引き取った。
「そうか。鏡にとらわれすぎていたんですね。『揺れ、流るる鏡』までで水のことだったんだ」
 紫桜ははっと声を上げた。
「水の助けを借り……というのが、水に溶かして、ということだったんですね」
 まだ涙目ながらも、ようやく少し落ち着いて来たらしい。ラクスが左目も爪で外し、盆の水に落とした。果たして、それは見事な紫色へと変わる。
「この後は、『同時に瞳に映す』ですから、目に戻せば良いのでしょうか?」
 セレスティが穏やかながらも、早く見たいとばかりに次を急ぐような口調で言う。
「ええ、目のあったところに穴が開いていますから……。おそらくそうでしょうね」
 真砂が像を覗き込んで頷く。
「でも、盆の水を小さな穴に注ぐのは少し骨が折れそうですね……」
 思わず紫桜がそう呟くと、セレスティはにこりと微笑みを向けた。
「それはご心配なく」
 その言葉が終わるか終わらないかのうちに、盆にたまった紫色の水が自ら細く立ち上がり、二手に分かれて像の目へと入っていく。
「さて、何が起こるのでしょうね」
 セレスティは、わくわくする、と言わんばかりの口調で呟いた。ラクスもまた、瞳をきらきらと輝かせて像を食い入るように見つめている。紫桜はそんな2人の様子に、ほんのわずかの笑みを浮かべて、やはり静かに像を見守った。
 しばし、月光の降る音さえ聞こえそうな静寂が、部屋を満たす。
 そして。
「あら? 下から垂れてきたわね」
 真砂の言う通り、像の底から紫の水が染み出てきている。
「竜宮さん、着物が汚れてしまいます。俺が」
 像を持ち上げようとした真砂を制し、紫桜はそれを手に取った。裏返してみると、底にくるりと円を描いたように紫の水が染みでてきていた。おそらく、筒の上に魔女の像が重なっていたのだ。この紫の液は、その2つをつなげていた接着剤を溶かす役割を果たしていたのだろう。
「これ……、多分接着剤が溶けてきてるんですね」
 呟いて、像の底をつかみ、ゆっくりとひねりながら引く。ずるり、と筒状の部分が像本体から抜けた。その側面には文字が刻まれており、そこに入り込んだ紫色が、月の光を映して淡く輝いた。
「『ここに示すは初歩の業にして最後の業。病を癒すは薬ならず飲み人の情なり。ゆめ忘るべからず。情を離れた知を追うに溺るべからず』」
 その文字を真砂が読み上げた。
「あとは薬の調合法のようですわね。特効はないけれど、人に精力をつける基本的な薬、ですね」
 続きに目を通し、そう付け加える。
 紫桜はそれを聞きながら、筒の中を覗き込んでいた。そこにはガラスの瓶が1つ、入っている。
「中に瓶が入っていましたが、これがその薬でしょうか?」
 紫桜はそれを軽く掲げて見せた。
「おそらくそうでしょうね。訓示の方は魔女ならぬ我々には、本当のありがたみがわからないのかもしれませんが」
 セレスティが頷き、軽く笑う。
「『初心忘るべからず』ということでしょうか。よく聞きますけれど、実際に忘れないのは大変なことですしね」
 紫桜はわずかに目を細め、瓶を眺めた。
 武道でもそうだ。最も大切なのは、全ての基礎となる型であり、素振りであり、もっと言えば身体作りである。それをどう発展させていくかが課題なのだが、全ての応用はこの基盤なくしてはあり得ない。その意味では、最大の秘薬は一番基本的な薬。それをどう使いこなすかが大切だ、ということだろう。
「ラクスには良い勉強になりました」
 傍らでは、ラクスが静かに呟いてにっこりと微笑んだ。
「ええ、それに楽しかったですしね」
 真砂が悪戯っぽい笑みを浮かべて頷いた。
「それでは、まだ月も高いことですし、このままお月見と参りましょうか。今度は日本茶を淹れ直しましょう。紫桜君からすすきと月見団子の差し入れも頂いていますし」
セレスティはさっそく部下に言いつけている。
「お月見……ですか?」
「いいですわね」
 ラクスが小さく首を傾げ、真砂が頷いたところで、淹れたての茶が運ばれてくる。独特の香ばしい香りが広がる。いつしかすすきも飾られて、途端に和風情緒が漂った。

 ゆっくりと、月は西へと滑っていく。その下で、皆、思い思いに月を、歓談を楽しむ。少し風変わりだったが、こんな月見があっても良いかもしれない。紫桜は月を見上げてそっと微笑んだ。

<了>

□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)   ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□


【1963/ラクス・コスミオン/女性/240歳/スフィンクス】
【5453/櫻・紫桜/男性/15歳/高校生】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【5199/竜宮・真砂/女性/750歳/魔女】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信                                                  ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□


こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。
この度は「魔女の心得」へのご参加、まことにありがとうございます。
わかりにくい暗号だったのにも関わらず、ご参加下さった皆様に心からお礼申し上げます。おかげさまで、無事解読することができました。

「水に溶かす」が一番の山場になると思っていたのですが、うまく実現できてほっとしております。
種明かしについては、近いうち私のOMCブログに掲載したいと思います。
またこれに懲りず(?)、今度はもう少しわかりやすい暗号をいつかお届けしたいと思っております。

また、今回は初顔合わせのPC様が多かったので、他の方の描写に少し文字数を割いてみました。
なお、いつものように、各PC様ごとに若干の違いがございます。
とまれ、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。


櫻紫桜さま

こんにちは。再度のご発注ありがとうございます。またお会いできて非常に嬉しいです。
実は一番若いにも関わらず、一番大人なプレイングを送って下さったのが紫桜さんです。
中身についてはある意味大正解、です。ちょっと何か気前良いモノ入れておいた方がいいかな……という気にもなっていたのですが、おかげさまで当初の予定を押し通すことができました。ありがとうございます。
お会いするのも3度目になってくると(ある意味最初から?)、だんだん私の中の遊び心(?)がむずむずしてしまい、少し遊んでしまいましたが、ご笑納いただければ幸いです。イメージと違う部分などありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。

ご意見等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。できるだけ真摯に受け止め、次回からの参考にさせて頂きたいと思います。

それでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ、失礼致します。本当にありがとうございました。