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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


ビーチテニスUB(後編)

●深まる謎?
「結局、UBって何の略だったんでしょうね?」
 ビーチテニス会場で草間零が言った。
「だから、Ultimate・Bansankai☆の略だって言ってただろう……」
 武彦があんまり想像したくないといった風に肩をすくめる。
 1000年に一度あるかないかと噂される、魔界ソロモン72協議会主宰ビーチテニスUBが開催されていた会場は、あっという間に魔界どさんこ名物『あかさんたーず・くまむし(改)』が片付けていった。無論、周囲の人間を巻き添えにして食い荒らしているだけなのだが。
「……」
「まぁ、腹も減ったし。これからたくさん食えるって言ってるしな。
「この会場に来た人間は『強制移動だから』って言ってましたけど、何が起こるんでしょう?」
「死ななくて済むようなことなら何だっていいさ」
「死ぬ方がまだ楽なことってあるって兄さんは教えてくれたじゃないですか。これから起こることはそれに該当するのでしょうか? それとも……」
「零。それ以上言うな」
 武彦は溜息を吐きつつ重い足を引きずっていく。
 砂浜の向こうにある、巨大な屋敷――広大な敷地を持つ海の家に向かって武彦は幽鬼のように歩きはじめる。その豪華な海の家はどう見てもイギリスの城のようにも見えた。
 歩いていく他の人々、もとい魔界人は楽しそうだ。
 何かある。絶対ある。
 そんな確信に満ちた武彦の視線は虚ろだ。
 しかし、イギリスの古城風海の家の中は意外にもまともだった。
「ここで何か食べれるみたいです」
 例は長机を指差して言った。
 城自体が巨大な食堂のようになっている。
 席に座ろうとした瞬間、机の上に一枚の紙が忽然と現れた。そしてその紙にはこう書いてあった。
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 UB 会場ルール

 1,材料は自分で調達すること。
   材料は1階中庭にて選び、シェフに渡して作るべし。
 2,シェフに何かあり、会場に来れなかった場合は自分で調理のこと。
 3,肉野菜魚のいずれを使っても構わないとする。
   最も美味しい食事を作ったものに特別賞を授与する。
 4,ビーチテニスの成績と総合して優勝者を決定する。
 5,調理中にした怪我などは、1階医務室にいる魔界医師に治癒して貰うことができるとする。

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「ですって、兄さん。なんかまともですね」
「だなぁ……あー、よかった」
「Ultimate・Bansankai☆って、晩餐会のことだったんですね」
「らしいな。さて、小腹も空いたし。飯の材料を取りに行くか」
「はいっ♪」
 どことなく楽しげに言うと、零は紙に書いてある地図を見て中庭に向かった。武彦も中庭の方へと歩き出す。
 そこに何がまちうけているか知らないまま……

●お料理しましょう
「んー……魔界食材なのよね。知らない食材多そう……上手く選べるかしら」
 料理が得意なシュラインは料理を作って競争と聞いて、最初は戸惑いを隠せなかったが、呟いた時にはやろうかなとは思い始めたところだった。
「大丈夫なのか、シュライン」
 心配顔の武彦を見つめ返し、シュラインはことのほか可笑しそうに笑う。
「やーね〜、ただの料理じゃないの。武彦さん、お腹すいてたんでしょ?」
「そりゃそうだけどさ」
「何か、美味しいものでも作ってあげるわ。ん〜……こった物よりシンプルな物の方が慣れない所だと味調えやすそうね」
「シンプルなもの? あー、お茶漬けとかか?」
「それって、料理って言うには――ちょっと簡単すぎない?」
「じゃぁ……ほっけの塩焼き」
「生活が見えるようだな、武彦」
 塔乃院影盛は黙ってみていたが、思わずぼそりと言う。
 料理のボキャブラリーなんか飲み屋のおかずぐらいしか思いつかない武彦の言葉に、シュラインは苦笑を隠せない。シュラインが事務所にいなかったら、武彦は吸殻だらけの汚い机で仕事をしなければいけないどころか、今日明日のご飯にも困ってしまうだろう。
 多分きっと、朝はパンとコーヒー、昼もパンかおにぎり、夜はカップラーメンか飲み屋でご飯なんかをつまむような生活をしているはずだ。
 健康を考えて食材を選ぶことは無いだろうし、シュラインは「サプリメントなんかも買うわけが無わねぇ〜」なんてことを考えて笑う。
 廊下を歩いていくと巨大な扉が門かと思うぐらいの大きさで聳え立っていた。
 ありとあらゆる国の言葉――魔界の言葉らしきものもだが、それが看板に書かれてドアの端のところに置いてあった。
 その中に達筆な文字で『中庭』と書かれている。
「ここね。何人か一緒でも構わないなら、武彦さん――一緒に来て」
「あぁ? えーと、注意書きは……と」
 そう言って看板の下を読むと、『何人でも参加OK』と書いてある。
「良いみたいだぞ」
「あぁ、よかった♪」
 シュラインはほっと胸を撫で下ろした。
「一緒に食材選ぼうかな〜って思っているのだけれど。食材自体に襲われないか不安で不安で」
 「やったわ、これでお料理できるわよ」と言った風に、ワクワクした感じが否めないシュライン。がびーん!ちょっとそれは危険な発言でわと言わんばかりの表情をした武彦の顔が、サッと青くなる。
「おいおいおいおい……」
 心なしかシュラインの不穏な発言に突っ込みを入れる武彦だった。
「…………」
 塔乃院は黙ったままだ。その沈黙が怖い。
――もしかして俺は盾? 盾か? 盾なのかぁ〜〜〜〜〜〜
 まあ、そんなことはこれっぽっちも思っちゃいないシュラインなのだが、みんなが居ると心強く。だけど悲しいかな、心ってモノは体があるとその中にすっぽりと納まって、わかるはずのこともわからなくらるもの。カラカラカラと空回り。あぁ、人生って無情です。
「そうねぇ、お重に詰めてきた物とは違うタイプの物……お味噌汁なんか良いなぁって。汗かいたなら塩分補給しなくちゃだものね……他に欲しいものある、武彦さん?」
「あー、ご随意に〜」
 これから来るかもしれない得体の知れない敵の出現を恐れ、武彦は虚ろな目を扉に向けた。
「さて、行きましょ」
 恐々と、そしてほんの少しワクワクと。
 シュラインは扉を開ける。
「あらまあ〜」
 そこにあるものをみてシュラインは目を見張った。
 畑。
 どう見ても、畑である。
 青い空の下、ふさふさと美しい緑色の葉を覗かせて、畑の作物たちが風に揺れていた。
 ぷっくりつやつやなトマトは真っ赤なアクセント。近くの畑は白菜、ねぎ、浅葱、キャベツは植えてあった。遠くの小屋の窓辺にはたまねぎが吊るしてあり、置かれたダンボールの中には超巨大ジャガイモがある。無秩序に存在する畑を縫うように川が走り、畑に水という命を吹き込んでいた。そこには魚がきっといるのだろう。
 立て看板に『豆腐、ラムネはこちら』と書かれている。下手をすると、西瓜もあるかもしれない。
「ラムネって……避暑地なの? うーん」
「あくまでも、ここは畑だ」
 と、塔乃院。
「海も沼地もありますよ。何ででしょう?」
「沼地はレンコンだと思うの。海は〜、魚?」
「つまり、畑か」
 そう言うと、武彦はがっくりと肩を落としつつ、魔界人から籠とナイフを借り、どれかを取ろうとした。
「シュライン、何が欲しい?」
「そうねぇ、長ネギと御揚げでシンプルに、かしら。お豆腐も捨てがたいのだけども」
 むーと唸っているシュラインの様子をみるや、武彦はネギを収穫し始めとうとする。その瞬間、悲劇は起こった。

 きいああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜

「うがぁああっ! 耳がああ!」
 収穫されそうになったネギは嫌がって身を捩り、武彦を攻撃しながら叫ぶ。その声の煩いこと、武彦は耳を抑えて蹲る。それでも頑張ってネギを切り倒した。

 きゅう〜い、きいああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜

「あー、うるさい」
「やっぱり普通の野菜じゃなかったわね」
「それはそうですよ〜。シュラインさん。あっちのジャガイモ『大人しそう』ですよ?」
 零が小屋の近くにある巨大ジャガイモを指差していった。美味しそうとは言わず、大人しそうと言うあたりが零らしい。
「うーん、大きいのよね」
「でも、調理しやすそうです」
「じゃぁ、運んでおいて」
「はーい」
 そう言うと、零はジャガイモの箱を取りに行き、1個30キロはありそうなそれを台車に乗せてもってくる。
 他人事で通したいらしい塔乃院は黙って見ていた。
「何が良いのかしらね、ジャガイモ」
「コロッケなんかどうですか? たくさんできたら配れば良いし」
「あっ、それって名案♪」
「ミンチ肉が必要ですね」
 そう言って零が顔を上げると、遠くで赤い服を来た人が不気味な笑顔を向けている。その人は魔界どさんこ名物『あかさんたーず・くまむし(改)』に乗ってやってきた。そして、手には白い袋。
「えー、ミンチ肉はいかがっすかぁ〜。轢きたてフレッシュミンチ肉ですよ〜」
 パックに入ったミンチ肉を差し出してくるが、なにやらシュラインは嫌な予感。
「け、け、け……結構です。自分で用意します」
「ちぇっ……ご自慢のフレッシュなのによ〜」
 そして、くまむし乗りの赤い人は「轢きたてフレッシュミンチ肉ですよ〜」と言いながら去っていった。
「何か……怖いものをみたって言うか、嫌な幻覚が……」
 そうこう言っている間に新たな危機が訪れる――それは?
「えっぐーーーーーーーーーーーーーー、ちょォーーーーーーーーっぷ!」
「なんじゃこりゃ!」
「鳥? ですか?」
 そう、鳥。
 真っ赤な羽根に巨大な体。直立二足歩行の凶暴な母鶏だった。卵を抱え、武彦にチョップ食らわした上で回し蹴りしている。無論、武彦は卵に手を出したりしていない。完全被害者妄想からの攻撃だ。
「武彦さーん!!」
 焦って叫ぶシュラインはおろおろしている。
「ちょーっぷ、ちょーっぷ!!」
「助けてくれ!」
「あー、でもコロッケに卵は必要です。兄さん戦ってください」
「無茶だあああああ!」
「ちょーっぷ、ちょーっぷ!!」
「くそお!」
 ひしっと卵に抱きついて取り上げると、母鶏は更に怒って攻撃してくる。
「ミンチ肉も必要ですよね?」
 小首かしげて言う零に、シュラインは思いっきり首を振った。
「あれは鶏っ、必要なのは豚か牛だからっ」
「いらない食品が増えますね」
 言った瞬間、わらわらと集まってくるくまむし達。母鶏を囲むと、凄まじい食欲で襲い掛かり……

 つー、つー、つー……

 一同、思考停止。おつむ真っ白。
「はっ! 今、何があったの!?」
 昇天しかかった思考が戻ってくれば、あたりは静かな畑の中、やほ〜やほ〜、おっかえりなさい〜♪…ってなものである。
 ニッコリ笑う零がいる。
「お片付けしてくれたようです」
「あ〜、幻覚見ちゃったわ……そう、あと、海辺に来たのならやっぱり貝。酒蒸しなんてどうかなって」
 ふと思いついた案を言ってみる。
 目は虚ろだ。
「じゃぁ、貝を――え?」
「はへっ?」
 海を見れば、ミロのヴィーナスよろしく巨大な貝に乗った美形な男がその貝でサーフィンしている。無論、海パンは履いてはいない。

 つー、つー、つー……

 一同、またもや思考停止。おつむ真っ白、そして再起動完了。
 男なら褌か腰蓑の一丁。そんな彼はとても理想的。
 そして、腰蓑貝男はビックウェーブでこっちまでやってきた。
「ハロー、お姉さん」
 キラリン笑顔が眩しい。
「きっ、来たぁ〜」
「貝です、シュラインさん」
 きっぱりと零は言った。
「違う、違う、違う……」
「メニューは酒蒸しだったな」
「塔乃院さん、違いますって」
「何? 酒蒸しですか……では、美味しく調理してください」
 そう言って、腰蓑貝男は貝ごとシュラインたちの食材が乗っている台車に自ら乗っていく。
「どうしてこうなるの〜〜〜〜」
「魔界だからだろ」
 ぽつりと武彦は言った。
 妙に説得力がある一言に、シュラインは半ば諦めかけていた。
「せめて、サラダと魚の塩焼きでも作りましょうか。武彦さん、ほっけって言ってたし」
 と言って、ふとシュラインは海を見た。またもやビックウェーブがやってくるのを見て、シュラインはほっけを波が運んできてくれたのだと思った。

 ……だが、しかし。

「塩焼きですかぁ〜〜〜? 私はお刺身が良いです」
 そう言ったのは流されてきた魚、もとい、人魚……もどき(?)だった。さすがに溜息が出るほど美しい。
「刺身か……」
 武彦の声が心なしか寒い。
「鮭だったら筋子ありそうですけど、どっちでしょう?」
「どうみても、魚卵はなさそうだな」
「船の飾りに豪華に乗せて欲しいんです〜」
 魚?は懇願してくる。なんと贅沢な魚だろう。
 あんたが乗ったら、船盛りじゃなくって男体盛りデスよと、誰もが突っ込みたくなる状態だった。
「そこの『貝』と煮込んでしまえば良いんじゃないか?」
 呆れながら塔乃院が提案すると、『貝』は我ステージを得たりと表情(かお)を輝かせる。
「美しいお魚ちゃん(お坊ちゃん)。ぜひ、ご一緒しましょう」
「あんな腰蓑一丁の裸族と一緒は嫌です」
 『魚』は綺麗な頬をぷぅっと膨らませて文句を言った。
「お前ももとから裸族だろう……」
「違いますー、魚です〜。そこのお兄さん、運んでくださいませんか?」
「しかたないな……」
 塔乃院は抱き上げると、『貝』の隣に『魚』を置く。
「隣ですかぁ〜」
「文句を言うな」
「はーい」
 大人しく台車に乗る『魚』が返事をすると、シュラインは溜息を吐きつつ、中庭を出ようと台車を押して歩き始める。途中、狐から油揚げを受け取り、たまねぎも持っていく。
「シェフって既に決まってる中から選ぶのかどうかよく分からなくて、塔乃院さんわかります?」
「あそこにいるのが、そうなんだろうとは思うんだが」
「私達のシェフってどこかしら?」
 あたりを見遣ると、番号札が掛かっている。どうも、さっきのテーブル番号らしいのだが、欠番が何人か出ていて、シュラインたちのシェフもお休みだったようだった。
「来れなかったみたいだけど――何で?」
「あぁ、シェフの方の大会もあるらしいからな。おおかた、地獄の針の山で脱落したんだろう」
――それって、何の大会?
 シュラインは心なしか突っ込みたい衝動に駆られた。
「じゃぁ、自分達で作っちゃえば良いのかしらね?」
「だろうなぁ〜」
 半ば色々とどうでも良くなってきた武彦は答える。
「ん〜〜〜……ん〜〜〜。ま、いいか」
 一人無理やリ納得するシュラインだった。
 調理場にはいると、シュラインは器具に今日は宜しくねとひと撫でし、調理を開始した。暴れたり重かったりする品は、武彦と零に押さえ込みや移動を頼む。
「わぁ〜〜〜〜、ジャガイモがっ!」
「どうしました、シュラインさん」
「茹でたら暴れる〜〜〜〜〜」
「魔界ですから」
「まだお刺身にしてくださらないんですか〜」
 『魚』はお刺身にしてもらうのを心待ちにしているらしく、水槽の淵を掴んでぶーぶー文句を言っていた。
 その間にシュラインはジャガイモを潰して形をまとめ、卵とパン粉の衣をつけてからコロッケを揚げていく。
「ジャガイモさん、暴れないでッ! 油が跳ねるの〜っ、きゃーきゃーきゃー」
 菜箸もってシュラインが逃げる。
「はははっ! 私は自分で鍋に入ったぞ〜う♪」
 『貝』は酒風呂ならぬ酒鍋の中で蒸し上がっている。酒が回っているのだろう、さっきより声も大きく上機嫌だ。
「サラダっ、サラダだけはまともに作りたいの〜」
 水の中でレタスを千切り、氷を入れて冷やすシュラインは懸命に作っていた。
「シュライン、味噌汁が噴くぞ」
「あ、え、あ〜〜〜〜っ! 武彦さん、火を止めてッ、止めてー!」
「今、止めた」
「ありがとっ。あっ、トマトが逃げる〜〜〜〜〜」
「握り締めたら潰れますよ、シュラインさん」
「きゃーきゃーきゃー」
「トマトを捕獲しました」

 きゃーきゃーきゃー

 きゃー……

●戦いの後
「今日は疲れたわ……」
 シュラインはキッチンの椅子に凭れて呟き、淹れてもらったコーヒーを飲む。
 向こう側には食べ終わった味噌汁の椀とサラダを入れたガラスの器があった。巨大な鍋の中には、これまた巨大な魚の尻尾と貝殻が見えるのだが、シュラインは完全に無視していた。
 もちろん、彼女はそれを食していない。
 武彦も塔乃院も食べていないし、零も然り。
 お料理大会では敢闘賞を貰い、煮込み物部門三位だった。
 給食のおばさんが使っているような鍋を使用して作った料理は初めてだったから、まあ良い成績なのだろうと思う。
 しかし、この疲労感は何だろう。
 鍋だ。そう、敢闘賞を貰った鍋料理。
 その中の料理はシュラインが作ったものではない。
 自ら入って鍋を楽しんだ貝、やかましいので放り込まれたお魚。この存在が疲労の原因なのはわかっている。
「はぁ……普通のご飯食べたい」
 しみじみとシュラインは言う。
 家に帰ったら、残り物のご飯と鮭に三つ葉を乗せて、暖かいお茶漬けでも食べようと思うのだった。

 ■END■

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号/ PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ / 26 / 女 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、朧月です。
 ご参加ありがとうございます。

 「あほだ……あまりにもあほ過ぎる」などと思いながら書いていました(笑)
 情景が浮かんできて、自分で書いていて面白かったです。
 何かございましたらご一報下さい。
 今後も善処してまいります。

 朧月幻尉 拝