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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


刀神の乱 −立ち降る銀の矢


 秋乃・侑里はさて如何するか、と云った体で考え込んだ。
 と云うのも彼が此処――アンティークショップ・レンで買い附けた刀に問題が有ったのだ。
 問題の『銀箭』と云う刀。此が自我を持っているらしく、持ち主である侑里の躯を半ば乗っ取ったのだ。
 然し、「多分波長が合ったのだろう。」と軽く云う当の本人に少しも動じた様子は無い。
 現在の被害としては椅子一脚と、床に傷。序でに云うなら、偶然顔を見せた鷹崎・律岐に斬り掛かった位。
 店主の碧摩・蓮としては此以上被害は増やして欲しく無い。
 更に不幸な事には侑里が刀の扱いに関して可也の手練れで有る事が判明した。
 いよいよ、如何遣って取り押さえるかと蓮が頭を抱えた時に、律岐が笑って斯う云った。
「事情は良く解りませんが、そう悲観するモンじゃ無いですよ。」
 そして、視線を扉の方へ移し、笑みを深くする。

「――ほら、誰か遣って来た様ですし、ね。」

 ++++++++++++++++++++



 一閃。
 私は此処に居るよ。
 忘れないで。

 有難う、御免なさい。
 もう一度光が見られて、嬉しかっただけなんだ――。


     * * *


「良かったな碧摩君。千客万来だ。」
 鷹崎・律岐の言葉に入り口の方を見た秋乃・侑里が、店主の碧摩・蓮に向かって云った。
 其の“御客”とやらの姿は未だ見えないが、近くに幾人かの気配は感じられる。
「アレがウチの客だったらね。……如何せあんたや其の刀の気配に惹かれて来たんでしょうよ。」
 蓮が溜息混じりに返す。
「でも、まぁ。アレだけ頭数揃えば何とか為りそうですね。」
 既に律岐は思いっ切り傍観者体勢に入っている。
「折角居るんだからあんたも何か手伝いなさい。」
「やあ、俺客ですし。と云うか箸より重い物持ちたくないですし。」
 蓮の突っ込みに白々しく返す律岐。然も勝手に御茶を淹れて一息吐こうとしている。
「……まぁ良い、じゃぁ適当に自衛位はして呉れ給え。」
「否、と云うか、俺みたいな身を守る術を持たない弱者に刃物向けないで下さいよ。」
 じゃぁ、其の懐に忍ばせている匕首は何なのか。
「其の匕首は身を守る為の物だろう。」
「否々々、実は此、唯の収集品ですから。」
「先程の動きが出来るなら大丈夫さ。」
 にこりと侑里が微笑む。
「はっは、紛れ以外の何だと云うんですか。ほら、火事場の何とやら。」
「うむ、なら此からも紛れで切り抜けて呉れ。」
 真顔で返す侑里に律岐が此亦真顔で返す。
「紛れと奇蹟ってのはそう都合良く連発するもんじゃ無いです。」
「嗚呼、じゃぁ、若し怪我したらウチに御出。」
 さらりと病院を勧める侑里。
「否々、其の『若し』とやらを先ず避けて下さい。」
「否、私も頑張っては居るのだが……斯う、力負けする瞬間が。」
 ざす、と律氏の隣に刃が刺さる。
 其れにも動じず笑顔で御茶を啜る律岐。
「あはは、頑張って下さい。信じてますよ。」
「……なら如何にかする方法でも考えて呉れ給え。」
「いやあ、如何にか、と云われましても。俺には精々、此処で温く見守る位しか。」
「あんた等何時迄其の漫才続ける積もりなの。」
 呆れ顔の蓮に突っ込まれて、ふむ、と侑里は頷いた。
「そうだな、遊ぶのも此の位にしようか。」
「……矢っ張り遊んでたんですか。」
 律岐の呟きを流しつつ、侑里は外の気配を確認すると小さく呟いた。
「……厭な感じがするな。――さて。」
 そして、銀箭を思い切り床に突き立てた。
「何か云……って、あんた……ッ、」
 蓮が悲鳴にならない悲鳴を上げる。
「悪いな碧摩君。でも手っ取り早く抑えるには斯うするのが一番なんだ。」
 ――一時的なモノだがね。
 と云いつつ、侑里は斜に突き立てた刀の上に足を載せて押さえた。
「先程の様に突然斬り掛かるのは失礼だろう、」
 侑里は口の端を上げて笑う。


     * * *


 学生服を着た少年がアンティークショップ・レンの前で立ち止まっていた。
 名を櫻・紫桜と云う其の少年は、店に入るか否かを決めかねている様で。
 そんな処に左右から二人の男性が遣って来る。
 一人は銀髪で、もう一人は着物に下駄、と非常に眼を惹く外見で。
 紫桜は何となく直感的に、其の二人の目的は此の店だと思った。
 其の証拠に其の内の一人、銀髪の青年――神納・水晶と目が合った時、彼は問うて来た。
「そんな処で何遣ってんの、……若しかして、店閉まってる、」
 眉根を寄せて加えられた問いに、紫桜は緩く首を振った。
「ぁ……いえ、入ろうか迷っていた処です。」
「ふぅん、ま、良いや。じゃな。」
 そう云うと水晶は躊躇い無く店へと入る。
 そしてもう一人の着物の青年――帯刀・左京は紫桜を一瞥しただけで、矢張り店へと入って行った。
「……。」
 紫桜は一息吐いて。
「御邪魔します。」
 結局其の扉を開いたのだった。



 侑里達は唯黙って、入ってきた三人を眺めた。
「こりゃ亦御誂え向きに、活きの良さそうなのが来たねぇ。」
 一番始めに口を開いたのは蓮。無感動にそう呟く。
 続いて律岐が御茶を啜り乍のほほんと零した。
「嗚呼、此なら俺なんかが手伝わなくても大丈夫そうですね。」
「…………。」
 入店してきたばかりの三人には全く状況が読み込めない。
 一番前に居た水晶が状況を訊こうとした処に、侑里が閑かに口を開いた。
「……あの、」
「そろそろ限界だ。」
 ――だから何が。
 其の疑問が声に為る前に矢張り、侑里が遮る。
「其処の着物の御仁。」
 視線は、三人を見廻した後じつと左京を瞶め。
「は、」
「気を附けて呉れ。」
 そう、云うが早いか次の瞬間には左京の前に居た水晶を抜き、左京の懐に入っていた。
 同時にキィン、と硬質な音が響き。
「……って何だよ危ねえなあ……。」
「済まない。如何にも、中途半端に躯を乗っ取られた状態なんだ。」
 言葉ではそう云うものの、侑里の態度には悪びれた処は微塵も感じない。
 恐らく、斯う為る事を予想していたのか……。
「何だ……、」
 周囲に居た者は唯、驚いて其れを見ていた。
 侑里が振るった一閃を、左京が生身の腕で受け止めたのだ。
 否、生身と云うと語弊が有るかも知れない。――少なくとも刃を受け止める程には硬質である。
「……嗚呼、憑かれてんのか、間抜けな奴。」
 侑里の言葉を聞いて、納得がいった様に左京が小さく呟いた。
「全くね。」
 左京の呟きに侑里が僅かに苦笑する。
「さて、皆さん。驚かせて済まないね。」
 侑里がゆっくりを刀を降ろし乍云う。
「取り敢えず今此処に居るあんた等は強制的に協力して貰うからね。」
 蓮は三人を眺め廻した。彼女としては此の危険人物をさっさと何とかしたいのだろう。
「まあ、良いけどよ。」
 左京は面倒くさそうに承諾する。まぁ、元々暇潰しに来たのだし、何より先程の一閃に興味が沸いた。
「乗っ取られたって事は其の刀自我持ちとか、そーゆー事、」
 同じく暇潰しに来た水晶は、侑里の先程の発言から若しかしたら銀箭が自分の同類なのではないかと考え、寧ろ嬉しそうだ。
 紫桜は、店の前で感じた妙な気配とは此の事か……等と考えつつ、其れでも自分が役に立てるならと頷いた。
 そんな三者三様の反応を見つつ、侑里が銀箭を抑えつつ口を開いた。
「其れじゃぁ、簡単に経緯を話そうか。」


     * * *


「……で、結局其の『銀箭』を鎮めれば良いのは解りましたが……。具体的に如何するんですか、」
 一通りの説明を聞き終えてから紫桜は侑里に問うた。
「そうだな……取り敢えず此の仔の意識を弱めるか逸らす事が出来れば……。」
 其処迄聞いた水晶が恐る恐る口を挟む。
「真逆、封印するんじゃないだろうな。」
「否、……私が“支配し返す”だけだ。」
 そう云って顔を上げた侑里の眼を見た紫桜と水晶の背筋に悪寒が走った。
 然し、直ぐに其の翠の光は緩められ、威圧感等全く感じなくなる。
 ――何だ、今の……。
「ンな事出来るんなら初めからすれば良かったんじゃねぇの、」
 左京が肩を竦めて当然の疑問を口にする。
「確かにそうするのが手っ取り早くて簡単なんだが。」
 其処で侑里は困った様に目を瞑る。
「此の仔の自我は未だ脆弱でね。無理矢理介入すると壊して仕舞う恐れが有るんだ。」
 其の言葉に水晶が顔を上げる。
 然し、侑里は水晶に微笑み掛けると言葉を続けた。
「私もそんな事望んでいないし、何より、此の仔を作ったヒトが悲しむだろう。」
 ――まぁ、私の知ったヒトなんだがね。
 水晶は、そう云って苦笑する侑里を見て、此の『銀箭』は愛されているのだと解って少し嬉しくなった。
 ――良いじゃん、御前。
 侑里の手に有る銀箭を見詰めて水晶は銀箭だけに話し掛ける。
「けど……自我が有るのだったらどんな意図で秋乃さんにくっついたのか解れば良いのですが。」
 紫桜の呟きに応えたのは左京だった。
「じゃぁ、訊いてみるか、」
 そう云って近附こうとした左京を侑里が止める。
「無理だ。未だ混乱しているらしい。……意味を成さない音を延々と叫んでいる感じだ。」
 緩く首を左右に振る侑里を見て左京は舌打ちした。
 水晶は周りを気に留めず、口の端を上げて銀箭に伝える。
 ――折角の御仲間だ、俺と“遊ぼうぜ”。
 其の時。
 今迄大人しかった銀箭が唐突に切っ先を持ち上げた。
「……ッ、」
「おおっ。」
 其の相手は正しく水晶自身で。
「神納君……君、此の仔に“何と云ったんだ”、」
 侑里が呆れ顔で水晶を見遣る。
「あら、バレてる、」
 水晶は誤魔化す様に笑い。
「御仲間だったら貴重だからさ、ちょーっと挨拶しただけなんだけど。」
 すらり、と自身の左掌から銀色に光る日本刀を現し抜き出す。
 其の様子に紫桜は僅か乍驚いた表情を作る。
「ちょいとあんた等、闘るんなら外でやっとくれよっ。」
 背後から怒りの混じった声音で蓮が告げて来る。
 振り返れば、湯飲みを片手に律岐が頑張ってとでも云いたげに手を振っていた。
「……さて、と。前置きが長くなったけども。」
 侑里は溜息を吐いて立ち上がった。
「其れではチャンバラを始めますか。」
「……来いッ。」
 其の言葉を合図に、侑里は水晶に斬り掛かる。
 水晶も其れを受け止め、互いに刃を交わらせた侭外へと走った。
 其れに附いて紫桜と左京も外へと駆け出す。
「ワクワクするねえ。」
 誰かが呟いた言葉。
 自分かも知れないし、自分じゃ無かったかも知れない。
 ――でもそんな事如何でも良い。
 三人で侑里を囲む様に立つ。
 紫桜も水晶の様に掌から刀を出現させ、構える。
 全員が侑里の間合いを計りつつ、様子を伺う。
 其処へ、左京が何処か愉しそうに尋ねた。
「其奴持ってる兄ちゃん、当てる積もりで掛かっても良いよな、」
 然もにっこりと笑顔附きで。
「嗚呼、構わない。君は矢張り身一つで来るのかな、」
 水晶の位置からだと侑里の表情は良く解らないが、同じく何処か愉しげな響きが混じっているのに気が附いた。
「そ。俺の方は当てる気で来て大丈夫だぜ、鋼化してガード出来るしよ。俺の得物……嗚呼、此。」
 そう云って左京が出した腕の一部が、刃の様に鈍く光る。否、実際刃に為っているのだ。
 ――面白ぇ。
「御話は此の辺にしてそろそろバトりましょ、」
 云うと同時に水晶が侑里の左方から飛び込んだ。
 侑里が其れに反応する瞬間を見計らって紫桜も地を蹴る。
 然し侑里は素早く両方へ反応すると、銀箭で水晶の一撃を去なし、紫桜の刀を蹴り弾いた。
 すると左京が侑里の背後から腕を振り上げて斬り掛かる。
 其れに対して、何処を打っても防御出来ると解っているからか今度は侑里も躊躇い無く銀箭の一撃を左京に加えて、離脱する。
「……ッ、」
 ――受けるんじゃなく流したか、上手いな。
 刀を構え直して水晶は軽く口笛を吹く。
「……矢張り三対一は辛いな……。銀箭が弱る前に私が潰れるやも知れない。」
 左手で銀箭を構えた侑里が至極無表情で呟く。
「ははっ、折角愉しいんだから止めて呉れよそんなのはっ、」
 左京が左右の腕を刃化して低く突っ込んで来、其れと同時に水晶も其の対向から挟み打ちを目論んで来る。
 其れ等に対して侑里は正確に距離を読み、背面で水晶の刀を受ける。
 其の侭刃を傾け、力を横に逃がしたかと思うと、スレスレの処で地を蹴り左京の腕から逃れる。
「失礼。」
「なっ、」
 侑里は小さくそう呟くと、左京の腕を踏み台代わりにして更に高く飛び、左京の背後へと離脱。
 ざり、と革靴が砂を踏む音がして侑里が着地した。
「すっげ、あんた何モン、」
 水晶が心底愉しそうに問う。
「唯のしがない医者だが。」
 にこりと返答された其の言葉に全く説得力は無かったが。
「ま、何でも良いぜ。こっちも未だ遊び足り無ぇしよ。」
 左京の科白に、半ば三人の動きに見入っていた紫桜も刀を握り直して、三人の中に飛び込んだ。



「然し、丸で殺陣を見てるみたいですねえ。」
 店の入り口付近、と云う安全圏から四人の攻防を見ていた律岐が呟く。
「まあね。全員其れなりに強いから綺麗に見えるんだよ。」
 店内の破壊を逃れた蓮は暢気に煙管を吹かしている。
「其れにしても秋乃の彼の奇天烈な動きは武術の域を完っ璧に出てるね。」
「ですね、彼は何方かと云うと喧嘩とか……実戦的な動きですよ。」
 ――ホントに何遣ってたんだか……。
 蓮がそう呟くのと同時に、突然上から押さえ附けられる様な錯覚。
「……此って、」
「終わったね。」
 其の圧力も瞬時に消え失せ。
 蓮はそう云うと一旦店の中に引っ込み、銀箭の鞘を律岐に投げて寄越した。
「ほら、持ってってやんな。」


     * * *


 愉しいダンスの途中、突如発生した圧力に水晶を始め他の二人は本能的に侑里から離れた。
 ――此、先刻の……ッ。
 先程侑里の目を見た時に一瞬感じた圧力。
 其れを何倍にもした様な……。
 其の力自体は一瞬で消えたが、水晶は息を呑んで警戒を解かなかった。
 ――本当に何モンだよ此奴。
「蓮さんが終わったって云ってたんですけど、終わったんですか、」
 其処へひょい、と律岐が顔を出す。
「嗚呼、終わったよ。有難う。」
 侑里は律岐の差し出す鞘を受け取ると、涼やかな音を立てて銀箭を収めた。
 ――否、でも終わったのか……。
 水晶は素直に鞘に収まった銀箭を瞶める。
 ――欲しいなぁ。
 侑里は愛おしげに其れを一撫でした後、深く息を吐く。
「……否、本当私の体力が尽きる前で良かった。」
 其処で侑里は水晶の視線に気附いた様だった。
 穏やかに微笑むと水晶を手招きする。
 其れに応じて近付くと、耳元で斯う囁かれた。
 ――銀箭は市場に出れば最低でも零が七つ附くけども、買うかい、
 にっこりと。
「い゛……っ、」
 ――無理っつーか、何で考えてる事解ったんだ……。
 訝しげに見る水晶に、侑里は表情を苦笑に変えた。
「まあ、触る位なら幾らでも。……今なら落ち着いてるから話も出来ると思うが。」
 侑里がそう云って水晶に銀箭を渡す。
 ――ま、良いや。触れんなら。
 嬉しそうに其れを受け取り眺める水晶を見て、侑里がそうだ、と懐を漁った。
 取り出したのはシルヴァの名刺ケィス。其の中から数枚を抜き取って水晶に渡す。
「其の仔に会いたかったら何時でも御出。……君たちも、」
 そう云って侑里は紫桜と左京に向いて、同じ様に名刺を渡した。
「今日の恩も有るしな、何か有ったら頼って呉れ給え。……私に出来る事なら尽力しよう。」
 紫桜は一礼して其れを受け取る。
 斜め後ろに居た左京が名刺を見乍侑里に問うた。
「此の礼っつうのは、亦あんたと闘いたいとかでも良いのか、」
 左京の表情は闘っていた時と同じ様に何処か愉しげで。
 侑里は肩を竦めて苦笑した。
「時間と都合と気が向いたら……な。」
 そんな遣り取りを僅かに笑って見つつ、紫桜はしみじみと呟いた。
「銀箭も無事に済ます事が出来て良かったです。」
「嗚呼……其れに就いては本当に、感謝する。」
 未だ水晶の手に有る銀箭を一瞥して、侑里が綺麗に微笑んだ。

 そして、水晶も聞こえてきた澄んだ声に微笑んだ。


 ――御免なさい、でも、有難う……。





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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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[ 3620:神納・水晶 / 男性 / 24歳 / フリーター ]
[ 5453:櫻・紫桜 / 男性 / 15歳 / 高校生 ]
[ 2349:帯刀・左京 / 男性 / 398歳 / 付喪神 ]

[ NPC:秋乃・侑里 / 男性 / 28歳 / 精神科医兼私設病院院長 ]
[ NPC:鷹崎・律岐 / 男性 / 24歳 / 骨董品屋店主 ]

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■         ライター通信          ■
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初めまして、徒野です。
此の度は『刀身の乱』に御参加頂き誠に有難う御座いました。
然し土日祝日の概念がすっぱり抜け落ちてた駄目クリエータで、大変申し訳有りません……ッ。

御話としてはこんな感じになりました。
サブタイトルは『銀箭』の事です。附けてから少し突拍子過ぎたなと思いました……。
吝嗇な小父さんで済みません。けども気が向いた時、銀箭には何時でも会いに来て遣って下さいませ。
此の作品の一欠片でも御気に召して頂ける事を祈りつつ。

――亦御眼に掛かれます様に。御機嫌よう。