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<東京怪談・PCゲームノベル>


ファイル-4 疑心。


 殴られたような感覚に体が過剰反応する。
「………………っ」
 明かりのない部屋で、斎月は焼けるような腕の痛みに必死に耐えていた。
 左腕に這うように描かれているのは、黒き蛇の刺青。
 これが何を示すものなのかは、特捜部の人間は知らない。
 おそらく、槻哉でさえも――。
「……、………ゆき…」
 頬に汗を滲ませながら、天を見上げ漏らした独り言は失ったものの名。
 斎月の全てであった存在。
 掻き消すことの出来ない、その影。

 逃げられない。
 斎月はどこにも逃げることが出来ない。
 だから――進むしかないのだ。『自分を終わらせるため』の道を。

「そろそろ……潮時なんだな、本当に…」

 その呟きは、酷く悲しい響きだった。



 いつもの場所。
 いつもの風景。
 忙しない特捜部のメンバー達。
 その、代わり映えの無いような一日に、一つの違和感がある。
 面倒くさそうに煙草をくわえて、だらしなく自分に与えられたデスクに座っている態度の大きい男がいなかった。
 休んでいるわけではなく、『消えた』のだと槻哉は言った。
「――解った、そちらは変わらず復旧作業を頼むよ。何かあったらこちらから指示を出すから」
 ちらり、と視線を移せば槻哉が電話を片手にノートパソコンを打ち続け、早畝は別室でセキュリティシステムの復旧作業に手一杯の状態だった。
 真は静かに、槻哉へと茶を差し出す。
「……ああ、有難う真くん」
 斎月が消えたと解った直後、特捜部の重要データを管理しているシステムがダウンした。早畝が確認したところ、一番失ってはならないデータがごっそりと抜かれる形で抹消されている状態に陥っていたのだ。
 それがあまりにも重なった現実で、槻哉たちは表情を曇らせる。
 こうして真に笑顔を向ける槻哉でさえ、硬い表情のままだ。
「…………」
 その場に置かれた真は何をしたらいいのか。彼女は一度ゆっくりと瞳を閉じて、そして意を決したかのように瞳を開き槻哉へと再び視線を落とした。
「槻哉さん」
 しっかりとした口調。
 その言葉に、槻哉は一度モニタへと戻した視線を彼女へと向けた。
「重要データが消失してしまって、一番人手として欲しいところでしょうけど、少し早畝君をお借りしますね」
「――今、早畝を呼ぶよ」
 槻哉はあえて、彼女に問わなかった。解りきっていた申し出だったからだ。
 微笑を見せた後、内線から早畝を呼び寄せる。
「斎月さんの失踪と今回の件、関係が無い訳ではないでしょうけど……信じてますよね?」
 そう言う真の表情は、優しく微笑みを崩さぬままだ。
「…………」
 槻哉はそんな彼女の言葉に、言葉を選んでしまう。だから、先に頷きで返すしかなかった。
「槻哉、呼んだ? 急ぎ?」
 早畝は呼ばれて間も無く、姿を見せた。そこにはいつもの元気が見当たらない。おそらくは自分の感情をまとめられないままなのだろう。
「ああ、真くんが君を必要としているからね」
「……まこちゃんが?」
 ドアノブに手をかけたままだった早畝が、真の名を聞いて部屋の内部へと足を運ぶ。用件だけ聞いたら元の場所に戻るつもりだったらしい。
「早畝君にも聞こうかしら。――信じてるわよね、斎月さんのこと」
「――――」
 真は早畝に向き直り、槻哉と同じ事を聞いた。
 早畝は同じように、即答は出来ずに居る。
 だが、空気を飲み込むようにしてから彼は口を開き、
「もちろんだよ」
 と彼女に向かって答えて見せる。
 その表情を見つめて、真はまたふわりと笑った。
「だから……会いに行ってきます、私。斎月さんの話を聞くために」
 真の微笑みは何処までも美しかった。
 槻哉も早畝もその微笑に毒を抜かれたような感覚に陥り、暫し呆ける。
「……早畝、行っておいで。真くんとともに」
「うん」
 一拍置いた後の、冷静な槻哉の言葉。
 その音を聞いた早畝も素直に彼に頷き、真を見て笑った。
「君たち二人には、斎月を探してもらうことを命じる。それから……重要データも『回収』できるなら尽力してほしい」
「了解」
 槻哉が一瞬だけ、厳しい表情をした。それに気がついたのは真のみだ。
 早畝は言われたとおりに返事をして、放ってあったジャケットを羽織り準備をする。
「もし――斎月が……いや、すまない。なんでもないよ」
「……私は、見守るだけです。彼の道は……己で選んだものならば口出しは出来ません。ただ『想い』を信じて、変えていくしかないですから」
「そうだね……真くんの言うとおりだ。――どうか、気をつけて」
「はい」
 向き合う槻哉と真。直接的な言葉のやり取りは無くとも、通じ合うことはいくらでも出来る。
 早畝はそんな二人を少しだけ離れた位置で見つめながら、ぎゅ、と自分の握り拳に力を込めた。


「さて……何処に行ってしまったのかしらね?」
 早畝と共に司令室を後にした真は、長い廊下を数歩進み窓から外を眺めてそんな事を言う。
「…………」
 押し黙ったままの早畝に向かい、真はまた口を開く。
「……でも私、隠れ鬼は得意なの。水無き乾いた地、土無き海原、光無き闇の中でさえ風は等しく渡るもの」
「そう、だね……。まこちゃんなら斎月の居場所くらい、簡単に探せるよね。最初から、まこちゃんに聞いておくべきだった……」
 早畝は真の言葉に少しだけトゲのあるような物言いをした。それだけ、余裕が無くなっていると言う事か。
 言い放ってから、マズイと思ったのか早畝は彼女から視線を外す。
「――ごめん、協力してもらってるのに」
「気にしてないわ。仕方のないことだもの」
 真に顔を背けたままで、早畝は詫びた。すると彼女は微笑んでくれたのが視界の端で解った。
 いつもいつも――彼らは真という存在に助けられてばかりだ。
「全ての生きとし生けるものを見守る――それが私の役目。斎月さんの想い、そして早畝君達の想い……全てを見届けさせてね」
 そう続ける真を見やれば、優しい微笑が降ってくる。まるで綿雪のように。
「うん」
 だから素直に、そう頷けてしまうのかもしれない。早畝は心の中でそんな風に考えを巡らせた後、深呼吸してから行儀よく真に向き直りぺこりと頭を下げた。
「じゃあ、まこちゃん、お願いします。斎月を探してやってください」
「……了解しました」
 頭を下げた早畝に、真の優しい笑い声が降り注いできた。
 それだけでも、心が軽くなる。
 早畝は溜息を漏らしながら、顔を上げると真に向かって笑う。
「では、早速」
 真はその場で、斎月を探すために彼女の持ち合わせる風の能力を両手から生み出しそれを放った。
 主の命に従うのは風精霊たち。使役として働く彼らは一度真の身体を取り囲むようにしながら、するりと建物の隔たりなども気にも留めずにその場から消えていく。
「……此処で立ちっ放しっていうのも疲れちゃいそうだし、ロビーまで降りましょうか」
「うん」
 精霊たちが去っていくのを見届けながら、真は早畝にそう言うとゆっくりと彼と共に歩みを再開させる。
 彼女の心情は今、どんな景色を描いているだろうか。
 それは、真自身にしか解らない事であるが早畝はボンヤリと、それを覗いてみたいと思いながら廊下を突き進んでいた。




 ――まるで、監禁されているかのような暗い場所。
 少し前までは、この暗さが自分には一番良く似合っていると思っていた。そして人知れず、消えていくのだろうと。
 消えて、死んで――それで、終り。
 死んでしまわない限り、自分は解放されないのだろうと思っている。今でも。
 それなのに。
「……なんなんだ、この……焦りは」
 終わらせなくてはいけない。
 何を。
 誰を。
 自分を。
 斎月は自分の胸元を強く握り締める。何かから、逃れるかのように。
「早く……しねぇとな」
 ぽつりとまた、独り言を繰り返す。
 後戻りは出来ない。最初から出来るとは思っても居ない。
 自分の居場所は、最初からこの場なのだから。
 少しだけ――あの場に長く居過ぎただけなのだ。表の世界の人間と、触れ合いすぎただけ。それだけなのだ。
「…………」
 斎月の身体に纏わりつくかのようにしている存在が、彼を急かす。早く――一緒に行こうと。
 何もない場所へと。何も囚われることのない空間へと。
 結果が裏切りであったとしても、終われるのならもう、いい。

 ――逃げるのか、斎月。

 そんな声が、聞えたように思えた。
「逃げてる? 俺が? ……そう思うかよ、槻哉」
 斎月は、く、と笑う。
 その瞳には迷いなど無かった。
 逃げているわけではない。自分は今から壊しに行くだけだ。
 この――終りの見えない暗闇を。
 ただ、それだけなのだ。
 斎月は腕を目の前に差し出して、徐に何もないように見える先へと指を弾いた。己の能力を込めて。
 その際、彼の髪の先を優しい風が取り巻いていったのを、斎月本人は気がつくことは無かった。

 ロビーで精霊の帰りを待っていた真と早畝は、取り留めのない話を随分と繰り返していた。
 斎月が初めて此処に姿を見せた時から、つい最近の出来事までをつらつらと。
 そうこうしていると、ふわりと真の精霊が彼女の元へと帰り着いた。
「おかえりなさい。……見つけてくれたのね」
「――――」
 早畝は身を預けていたカウンターから離れて、表情を引き締めた。
 覚悟を決めろ、と自身に言い聞かせでもしているのだろうか。
「そう……解ったわ、有難う」
 真は精霊が与えてくれる情報を脳裏に焼き付けて、彼らに優しく微笑んだ。
 そして体内へと精霊を戻して、早畝へと向き直る。
「さぁ、ちゃちゃっと斎月さんのところへ行っちゃいましょうか。早畝君、手を貸してね」
「……え」
 真は早畝の返事を待つことなくして、彼の手を引き表へと出る。
 そして次の瞬間には地を蹴り、早畝と共に風に乗る。
「わ、わ……!!」
 自力ではない浮遊感に、早畝は本気で驚いているようだ。
「手、離さないでね早畝君」
「う、うん……ぅわ、わ…!!」
 真の言葉を受け止めた瞬間には、その場の景色はフルスピードで動いていた。
 目にも止まらぬ速さで、彼らたちは移動している。
 そして気がついたときには、斎月がいるらしい場所の上空へと辿り着いていた。
「……はぁ〜……凄い……」
 早畝は真の能力に素直に感嘆する。そして子供のように頬を紅潮させて、辺りを見回してみたりしている。
「いたわ、斎月さんよ」
「……!」
 そんな、真の言葉に早畝は急激に現実に引き戻される。そして彼女が指差す先、自分たちの足元に見慣れた姿が在るのを確認して彼らは降下した。
 足場の悪い、地面。なぜか斎月の周りは、建物が粉々に崩されたかのような残骸があちこちに広がっていた。
 斎月のほかに、男が一人いる。
「……来客か」
 早畝と真の気配に気がついた斎月は、対峙している男の口調に顔色を変えた。
「斎月、見つけたよ」
「あら……お取り込み中だったかしら?」
 早畝と真が、それぞれに斎月へと声をかけてくる。
 斎月はそれらに答えることも出来ずに、男を黙って見続けていた。
「――どうした、斎月。お前を心配して来てくれたんだろう、『大切なお友達』が。答えてやったらどうだ」
 男は斎月を通してその後ろに居る早畝へと目をやる。そして目を細めてにやり、と嫌な笑い方をした。
 真はそれを確認して、眉根を寄せる。
「………………」
 斎月は男に言葉にも答えようとはしなかった。
 動揺、しているのだろうか。
「斎月……?」
「――煩い、消えろ」
 ようやく、搾り出したかのような声で斎月が早畝の言葉に答えた。酷く、低い音で。
 早畝はその声に少しだけ驚き、身体を奮わせる。
「こんな所までご苦労なこったが、俺はお前らと馴れ合う気はさらさらない。死にたくなかったら今すぐ消えろ」
 斎月は振り返ることはなかった。冷たい声のままで早畝と真にそれだけを言い放ち、その場を後にしようと歩みを進める。
「――斎月さん」
 真が、斎月の背中を見つめたままで口を開いた。
 早畝がそれを見て驚くが、静止の言葉が出てこない。
「私の立場は、貴方たちを見守ること。だからこれから進む道が貴方が決めた道なら、口出しなんて出来ないわ。だけど……早畝君たちの想いは、どうなるの?」
 真が静かにそう言う。
 彼女の言葉に斎月は動きを止めた。
「このまま……何も語らないまま、誤解されたままで……貴方はいなくなってしまうの? 貴方を信じた人たちの想いは、貴方を変えられないの?」
「――――」
 突き刺さるかと、思った。
 真の言葉には濁りがなくて、斎月はいつも勝てない。だが、それを素直に受け入れるには余りにも危険すぎる状態だった。
「面白い事を言うお嬢さんだ。誤解とは……どういうことかな?」
「……真実を。
 『本当の斎月さん』を信じている人たちが居るということを……本人に伝えたかっただけよ」
 斎月の心拍数が一気に上昇した。
 自分を挟んで、男と真が言葉を交わした。たったそれだけのことが斎月にとってはどれほど恐ろしい事であるかなどは、早畝たちには解らないだろう。 
「斎月、お嬢さんはああ言っているが?」
 男の視線が自分へと戻ってくる。その瞳が黒く妖しく揺らめき、斎月は冷静さを失いかけた。
「向こうの勘違いだろ。……俺には関係ない。それより、さっさと俺を解放してくれ。此処は飽きた」
 斎月は自分の感情を奥へと仕舞い込み、手にしていたCD-ROMを男に押し付けるようにして手渡した。
 そして彼から早畝たちを何とか遠ざけようと、自分の身体で視界を塞ぐ。
「……早畝、さっさと消えろ。何度も同じ事言わせるなよ」
「その命令は聞けないわ。私たちは槻哉さんに貴方を探してきて欲しいと頼まれているのよ」
 真も素直には引かない。
 斎月の本心を感じ取っているからなのだろう。
 板ばさみ状態の斎月が、そこで舌打ちをした。
「――――っ」
 此処で――終われるはずだったのに。
 そんな思いが斎月の心の中を蹂躙し、そして爆発した。
「……ゆつき……っ!!」
 勢いよく、身体を押されたかと思うと。早畝は真と共に数メートル吹き飛ばされた。
 ガラガラと音を立てながら崩れるのは残っている奥の建物。
 雨のように降ってくる瓦礫の中に、斎月はいた。その先に、先ほどの男の姿は見えない。巻き込まれてしまったのだろうか。
「早畝、コレやるよ」
 距離の開いた早畝に向かい、斎月が何かを投げつけてくる。
 早畝は慌てて駆け寄り、その何かを両手で受け取った。手の中に納まっているのは小さな鍵だった。
「――早畝、もうこれ以上俺たちを追うな。お前まで無駄死にされたんじゃ、先に逝く俺が浮かばれねぇからな」
「斎月……!」
 早畝にそういう斎月の顔は、いつもの表情だった。
 にこりと笑いながら、偉そうな態度を崩さない――。
「真、早畝たちを頼む。……迷惑かけたな」
 ふ、と笑う彼の顔を、真は瞬きもしないで見つめた。
 口出しは、しない。出来ない。彼女は全てを平等に見つめなくてはならない存在だから。
 ――だが。
「斎月さん……っ」
 彼女は斎月の名を一度だけ呼んだ。
 その声に、斎月は満足そうに微笑む。
「真、あんたの言葉……ずっと忘れねぇよ。さんきゅな、ずっと……見守ってくれて」
「……斎月っ!!」
 早畝が、突如斎月の背後に表れた黒き影に向かい、遅れることなく銃を突きつけ引き金を引く。殺傷能力は無い、いつもの改造された弾はその影に見事命中し、体全体に液体のようなものが広がり動きを止める。
「…………馬鹿、早畝。裏切りモン庇ってどうすんだ」
「裏切り者なんかじゃない! 斎月は違う、俺は信じてる! だから……生きてよ、斎月!!」
 早畝がそう叫んだ。
 陰りの無い、心からの願い。
 斎月はその言葉を受け止め、軽く笑った。
「早畝、お前のその信頼……長くは続かねぇよ。でも……さんきゅな。嬉しかった」
 斎月はそれを言いながら、早畝たちに背を向ける。
 後を追いたくとも、出来なかった。コンクリートの塊が落ちてきたからだ。
「早畝君、……行きましょう、危ないわ」
「でも……」
「斎月さんは……きっと…」
 真は早畝の手を引く。最後の言葉は彼には聞き取れなかった。
 そして、斎月の姿は一瞬の隙に消えてしまいそれきりになってしまう。
 残されたのは早畝が受け取った小さな鍵だけ。
 それを強く握り締めたまま、早畝は真に手を引かれながらその場を逃げるようにして後にした。



 斎月が託した鍵は、駅のコインロッカーのものだった。
 それを探し当てて鍵を開けてみれば、扉の奥から出てきたものはCD-ROMが二枚。斎月があの男に手渡していたものと全く同じものだった。
「……きっとあれは……偽のものだったのね」
 そう言ったのは真。
 CDの中身を確認している槻哉に茶を差し出しながら、小さく溜息を漏らす。
 一枚目のCD-ROMに書き込まれていたものは、特捜部の紛失したデータだった。そして二枚目には斎月の真実を知るための情報が入れられていた。
 斎月は確かに、槻哉たちがずっと追い続けている組織の一員だった。どうしてそこに居たのか、そして今までどういった思いで特捜部に居たのか。それから、早畝に対する謝罪の言葉と共に彼が犯した罪までも、そこには明かされていた。
「――斎月、そんな思いを抱えて……どうして……」
 早畝は斎月の思いを知って泣いた。悔しくて泣いていた。自分の両親が事故死ではなく、この組織によって潰されていたという現実を知っても、早畝には斎月を恨む事など出来なかった。
 今でも、信用しているから。

 最後にまとめられた斎月のメッセージは、真に充てられたものだった。
『真、これからもこいつらを頼む。何もしてやらなくていいから、傍に居てやってくれ』
 簡単な言葉だったが、ちくりと真に胸に突き刺さるかのような、そんな綴りで締められていた。
「斎月さん……。いいえ、きっと何処かで……また会えるわね」
 ――そう、信じているわ。
 最後の言葉は真の心の中で響き渡った音。
 斎月はあれからどんなに探しても、見つけられていない。死体すらも発見できていない。だから、望みは最後まで捨ててはいけない。
 残されたメンバー、そして真は彼の生存を信じてそれぞれの思いを胸の中に抱く。

 幸せな終末だけを信じて。




 -了-




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            登場人物 
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【整理番号 : PC名 : 性別 : 年齢 : 職業】

【1891 : 風祭・真 : 女性 : 987歳 : 特捜本部司令室付秘書/古神】

【NPC : 早畝】

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           ライター通信           
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 ライターの朱園です。今回は『ファイル-4』へのご参加、ありがとうございました。

 風祭・真さま
 毎度ご参加有難うございました。
 今回は少しだけ重い内容になってしまいましたが、如何でしたでしょうか?
 悩みに悩んで、ラストはああいう形を選んでみました。
 ご感想など、お聞かせくださると嬉しいです。

 今回は本当に有難うございました。

 ※誤字脱字が有りました場合、申し訳有りません。

 朱園 ハルヒ。