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タイトル :ティータイム
執筆ライター :間垣久実
------<オープニング>--------------------------------------
「…と、言うわけで」
火の付いていない煙管をゆらゆらと動かしながら立つ蓮の前にずらり並べられているのは、様々な食材。主に粉物や砂糖、牛乳、卵と言ったお菓子作りに合いそうな食材が多いのは、これから作らせようとしている物に関係があるらしい。
「競技大会の合間に、ちょっとつまむ物や飲み物を作って貰おうと思ってね」
ここは競技場の控え室…の筈だが、運び込まれたテーブルやまな板、包丁の他にも一通りの道具が揃えられていて。
「まあそれだけじゃつまらないから、一応個人競技、と言う事で。審査は…あたし、草間、碇、三下と響の5人。上位3人には点をあげるよ」
――競技の説明は以下のようなものだった。
ここにある材料、または持ち込みの材料を使い、「食べられるもの」を作る事。
料理のジャンルは問わないが、お菓子やおにぎりのような「競技中、休憩中にちょっとつまめる物」が好ましいと言う事。もちろん固形ではなく、ジュースのような飲み物でも問題ない。
審査員は競技に関わらない5人。各自離れた場所にいるが、確実に食べさせる事。
「…点が入るのは午後3時以降というところかね。ああ、ちなみに今回作ってもらう料理は、競技の合間や休憩時だけじゃなく、打ち上げの時にも皆に食べて貰うつもりだから、豪華料理でも全然構わないからね」
リミットは午後3時。それまでの間なら、空いている時間を使えばいつ参加しても良い、というゆったりとした競技になりそうだった。
*****
「そうね……せっかく秋で様々な旬のものがあるのだから」
きゅっ、とエプロンを締めて、思いつくままに材料を集め始めたシュライン・エマがまず手にしたのは紫いもとジンジャーエール。二つの鍋を用意し、紫いもの方はぽってり感を重視し、砂糖を控えめにしとろりとさせたところにゼラチンを和えていく。ややムース状になるまで空気を含ませたそれを冷蔵庫へと入れ、ひとつは済んだ。もうひとつのジンジャーエールは、更にショウガのをみじん切りにしたものを加え、あっさりとしたゼリー状になるようゼラチンはぎりぎりまで薄めて使い、これも丁寧に混ぜてあら熱を取ったら冷蔵庫へ。
その間にメインの食材になる手羽先を大量に持って来ると、下味を付けた手羽先と香草でぎっしりになった圧力鍋にスープを加えて暫く蓋をする。
「ええっと、次はと……ここまで来たのなら、他もジュレにしちゃいましょうか」
香りの高いオレンジに、季節ものの果物といえば、と柿を取り出して、液状にした後で鍋でそれぞれ煮詰めていく。こちらは軽くジャムのような感触になるまで水分を飛ばし、それ以上は焦げないよう脇に置いて冷ます。
くるくるとそうやって手際良く調理を行っているシュラインの目に、千影と詠子、そして万輝の姿が目に入った。彼らも何か作るつもりなのだろうか、とちょっと目を細めてから、付け合せの素材を探して、そちらも調理していく。
やがて丁度良く固まった紫いものジュレとジンジャーエールのジュレを荒く砕き、ジンジャーエールを下、紫いもを上に乗せて二層のゼリードリンクを作り上げた。そのまま飲めるよう、太目のストローを人数分刺して脇に置いておく。
「……これは、なに?」
その時、突如脇から興味深そうに覗き込む少年に、シュラインが顔を向けた。
「ジュレ……ゼリーね。あなたも参加者なの?」
「そうだよ。作ってみようかと思ってね。ふうん、これがゼリーなんだ。……面白そうだな。ひとつ貰っていい?」
「あっ、それは審査員の人たちに配る分だから……少し待って。はい、このくらいなら試食してもいいわよ」
審査用のよりも少し少なめの、二層のジュレを少年に手渡すと、少年、真人はにっこりと笑って、
「ありがとう」
そう言ってそれを大事そうに持って、自分の調理台へと向かっていった。
……あまり料理には慣れてなさそうだけれど、大丈夫かしら?
ちょっと気になったものの、自分の料理がどんどん出来上がって来る方に忙しく、ばたばたとフィニッシュに向かって進んでいく。
やがて、シュラインがテーブルに並べられた品々を確認して、ふううっ、と大きく息を吐いた。
審査員用だけは別に取り分けてあるが、先の二層ジュレを皮切りに、圧力鍋で煮た香りの良い手羽先の持ち手をアルミホイルで包み、煮たスープもコンソメを加えて水を飛ばし、少し熱を取って柔らかな煮凝り状にしたものにする。
これで、手羽先を味わうためのソースとして作り上げたジュレは、最初の紫いもやジンジャーエールを含め、オレンジと柿とで5種。甘いジュレからコンソメ風味のジュレまでお好みに合わせて、と形良く盛り付けながら、付け合せの南瓜の巾着包みと温野菜を添えていく。
対して大皿の方は、中央に手羽をアルミを外側にして盛り、大皿の周辺を温野菜と南瓜で等間隔に散らしながら、5種類のジュレソースをどの方向からでも付けられるよういくつかの入れ物に分けておいた。
「ええっ、こんな手の込んだものを作ったの?」
驚いた声を上げたのは、ぎりぎり放送席のマイクをオフにしたカスミ。これがオンのままだったら、こんな美味しそうなものを奪われたかもしれない、と自分の行動が間違っていなかった事を喜びつつ、まだほんのり暖かい料理と、ひんやりと冷えた二層ジュレに手を出す。
「……これ、ひとつひとつ分けて作ったでしょ?」
「ええ。そうでもしないと味が混ざってしまうから」
味が混ざってるのは手羽先とコンソメのジュレくらい、と小さく苦笑するシュラインに、はぁぁぁ、と深いため息を吐いたカスミが、突如がしりとシュラインの手を取った。
「お嫁さんに来てくれない?」
「え……っと」
「だってこんなに美味しいお料理食べられるなら、お嫁さんに欲しいわよー。手の込んだ手料理なんて本当に滅多に食べられないんだもの」
どう答えて良いか分からずに、曖昧な笑みを浮かべるシュライン。
やがて手を離したカスミがこう言った。
「きっと麗香さんも同じ事言うわよ」
と。
――そしてそれは、真実だった。
その後、穏やかながら褒め言葉を出した蓮に微笑み、山羊の姿ながらも貪り付いた忠雄にちょっと引きながら、ようやくひとつ競技を終えて別の場所に向かう武彦を見つけ、走り寄る。
緊張しながら料理を味わう武彦を見詰めると、あっさりと空にした容器をシュラインの手に戻し、
「間違いない味だな。美味かった」
と、ややそっけない評を入れて次の競技へと向かって行く。が、それは彼女にとって何よりも替えがたい最高の褒め言葉になっていた。
*****
「結果発表……って、こんな所で悪いね」
他の競技もまだ続いている中、本部前に集まった12人に蓮がねぎらいの言葉を掛けた。
そこにはやや緊張したふうの参加者たちと、何かを思い出して複雑な表情を浮かべている審査員の4人、プラス飄々とした表情の蓮がいる。
「手短に行こうか。――1位は全員一致で決定。シュライン、あんたの料理は美味かった。豪勢だけど凝り過ぎずだね。パーティ料理にも使えるよ、と言う事でおめでとう」
どこか気だるげな調子の蓮ではあるが、1位の証として小さな金銀銅の色が付いたコック帽型のピンをシュラインへ手渡す。
「おめでとうございます、シュラインさん」
シオンがにこにこと笑いながら、同じ組のシュラインへぱちぱちと拍手を送るのを、やや照れくさそうに笑いながらシュラインがありがとう、と呟いた。
「次は2位の――万輝。和食は強いね。他は……一部を除いて洋風だったけど、あんたひとりご飯物を作ったのが好印象だったようだ。おめでとう」
うんうん、と深く頷いているのは武彦と忠雄の二人。
「秋はサンマだよな」
「ですよね」
首から下は脱げないのか、着ぐるみ姿のままの忠雄が武彦の言葉に大きく頷いて同意していた。
「あら? そう言いながら二人とも1位は文句無しに彼女だったんでしょ?」
「そ、それは……旬の物で確かにとても美味しかったんですけど、この会場であんな料理が出るなんて驚きだったので、そっちの方が点が高かったんですよう」
麗にじろりと横目で見られながら、しどろもどろになりつつ言葉を続ける忠雄に、くすりと詠子から笑いが漏れた。
「次いいかい?」
「あっ、はいどうぞどうぞ」
着ぐるみの腕を蓮に向けながら、随分とその衣装に慣れたらしく、すざざ、と後ろに下がる下半身が山羊な男にちらと目をやってから、
「3位――やや評が割れたものの、僅差でこっち。千影、あんただよ。こっちにおいで」
「えっ? チカなの?」
「やったじゃないか! おめでとう、チカ」
万輝が組違いとは言え、自分のことのように喜んでチカの背を押す。
「……ポイントは食べやすさだね。それに、色々と頑張って作ったんだろ? その辺りもポイントに入ってたみたいだよ。――で、次点がシオンなんだが。あんたのも良かったんだけど、ねえ」
蓮の言葉と同時に、じろりと武彦がシオンを見た。
「あ、やっぱり」
「? ……そう言えば。武彦さん、いつの間に着替えたの?確か朝見た時は白いシャツだったと思ったんだ、け、ど……」
小さくなっていくシオンと、そんな彼を睨みつける武彦に不思議そうな声を上げたシュラインが、ぱちぱち、と目をまたたかせて二人を見た。
「まさか?」
「……確か材料はドラゴンフルーツだったね。それも、真っ赤なものを使ったジュースと、フルーツポンチ。発想は良かったし、味も間違いないものだった」
「お肌に良いって言われたら、ねえ?」
「まあね」
これに関しては女性陣からのプッシュがあったらしく、麗香とカスミが顔を合わせて頷き合う。
「あ、一応補足しておけば、好評だったのよ? 女の子には」
確かもうほとんど空になってる筈だし、とカスミが言い、
「そうですか、それは何よりでした」
自分の作ったものが無駄にならなかった事を、シオンがにこにこと笑いながら嬉しそうに言う。
「――頭から飲む事にならなければ、だがな。すまない、シュライン。今日帰ったらクリーニングに出しておいてくれるか。……落ちればいいんだが」
朝とは打って変わってピンク色の、それもややまだらに染まったシャツを見下ろした武彦が、怒りと諦めの混じりあった声で言った。
「やっぱり……って、武彦さんも早く言ってくれれば、替えも用意できたしその服だって染みにならなかったかもしれないのに」
「…………」
聞こえなかったふりをしてそっぽを向く武彦に、1位になった喜びもつかの間のシュラインが小さくため息を付いた。
「それから……一応、言っておこうか。次は底辺争いだけど……5位が桂。6位は真人だね。優劣を決めるのに苦労したよ」
「……ひとつ、聞いていいですか?」
恐る恐る、カスミが手を上げる。
「何?」
「どうやってあの料理で優劣を?」
「とりあえず――」
ちら、と蓮が桂と真人を見る。
「二人とも、料理を作ろうとした事は合格点。――材料にサンマが混じった時点で真人の方が落ちた。あれがなければ、もう少しマシだったかもねえ」
「「「あれで!?」」」
何人かの悲鳴のような声が混じり、競技に参加した他の四人と詠子がまじまじと二人を見た。
……一体、どんな料理を作ったのだろうと思いながら。
「サンマ……って、そう言えば僕ののり巻きを持っていったけど」
「チカのクッキーのタネも、だよね?」
「うん、そうだったよ。ボクも覚えてる」
「……ジュレとか……」
「ジュースは沢山作りましたから、少し分けましたけど……って」
それぞれ、自分の料理の方に集中していたから気付かなかったが、そう言えば調理場の一角から不穏な気配があったような、と思い出した5人が、平然とそこに立っている二人を見る。
「不思議だなぁ。食べられるものを混ぜただけなのに、あんなになるなんて。そうするとお好み焼きも不評だったのかな」
ぽつりと不思議そうな声で真人が言う。してみると、作ったものは2品らしいが……。
「ボクは普通に作りましたよ? ……ほんのちょっとばかり、普段より豪華に、と思って、調味料の量を3倍にした以外は」
「そうだね。食べられないくらい味が濃いという以外は割と普通だったよ、あんたのは」
「そうでしょう?」
やっぱり、とほんのり桂が微笑む。そして、そうでしたよね?とにこやかに語りかけられた忠雄が、酸っぱいようなしょっぱいような顔をして横を向いた。桂の料理の味を思い出したらしい。
「二人の料理は共に放っておけばうちの店に並べられたかもしれないけど、今日は仕入れじゃないから、業者を呼んで処分させてもらったよ。特に真人のは――量がね」
「色々なところから集めて来たから、ちょっと増えてたかもしれないね。勿体無いなぁ」
1+1が2であるように、加算しただけなのに違うものになってしまうらしい、と知っただけでも彼にとっては収穫だったらしく、恨めしげな審査員の表情もどこふく風で笑顔を向ける。
「そう言うわけで、表彰は以上。上位三人の点数はこれ、と――山羊、こっちにおいで」
「せ、せめて名前で呼んで下さいよぉ〜」
ちょこまかと短い足を駆使して蓮の元へ移動しながら、忠雄がぼやく。
「はい。これが今回の点数だから、麗香と一緒にいっておいで」
「じゃあこれで解散ね? お疲れ様。美味しかったわよ、あなたたちは。さ、行くわよ三下」
元々得点係は麗香の方なのだが、麗香ではなく忠雄を中継させた蓮へ、特に疑問を抱かずに、麗香に言われるままにちょこまかと足を動かして付いて行く忠雄。
「先輩、それが終わったらこっちの応援お願いしますね」
「応援って?」
「得点ボードの真反対側で競技があるんですよ。もうじき始まると思います」
「そっちまで走っていかないといけないんですか!?」
「三下は雑用兼てらやぎでしょ? 文句言わずにやりなさいよ。こっちだって忙しいんだから」
「ひぃぃ〜〜〜」
じたばたとまだ抵抗ありそうな忠雄を引っ張って麗香が消えた後で、
「……マイナス得点があればなぁ」
しみじみ呟きながら、武彦が別の競技の審判をしに消えていく。
「あっ、武彦さん、帰りと言わずに今着替えて……って、もう行っちゃったわ。しょうがないわね」
ピンクのまだらに染まったシャツと、他にも上着にきっと染み込んでいるだろう果汁の事を思って、シュラインがこめかみに手をやる。
「すみません」
「ああ、やっちゃったのは仕方ないわよ。しょうがないのは武彦さんの方。それならそれで早く着替えた方が良かったのに。もう」
「どうしよう、3位だって、チカびっくり! 色ちがいだね、このバッジ」
「そうだね。チカ頑張ったもんな」
「頑張ってたよ。ボクが手伝ったのはほんの少しだけだったからね」
困った顔のシオンに首を振りながら、呆れた顔をするシュラインとは別に、2位と3位を取って大喜びの3人がいる。
「こっちもそろそろ戻らないと。美味しい料理をありがとね、受賞者のみんな」
カスミはそう言ってにこりと笑いかけ、本部近くの放送席へと戻っていく。
「――さて、と。それじゃこれからだけど」
そうして審査員が4人とも消えた後で、蓮が皆を見て、
「審査員の皆は知ってた事だけど、競技場の一角に料理を運ばせてあるから、試食したかったら行ってみればいいよ。生徒や教師の立ち入りも自由だから、人気のある品は無くなってる可能性はあるけど、ね。お互いに作った料理を食べ比べてみるのも良いんじゃないかい?」
「あっ、チカのり巻き食べてみたい!」
「それは確かに。じゃあ、行ってみようか」
「僕も行かせてもらおう。どうして僕のが駄目だったのか、いいヒントになるかもしれないね」
食べ比べ、という意味では真人と桂の品はもう除去された後なのだが、その点について追求する者は無く。仲良く蓮が教えた方向へと去っていく。
千影と万輝は手を繋ぎ合って。組は違うのだが、シュラインと詠子も仲良さそうに話をしながら消えていく。その後をシオンがのんびりと付いていき、最後に桂と真人が、何が悪かったのかを互いに話し合いながら消えて行った。
「……ふぅっ」
すぱぁ、と人がいなくなった本部でようやく煙管に火を付けた蓮がぽわんと煙を吐き出して、秋晴れのグラウンドを眺める。
順調に進んでいる大会に、これなら上手くいくだろうという予感を感じつつ。
またどこかで歓声が聞こえるのを耳にしながら、蓮はゆったりと煙草を味わっていた。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業 / 組 / 順位】
【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員/白組/1位】
【3480/栄神・万輝 /男性/14歳/モデル・情報屋 /青組/2位】
【3356/シオン・レ・ハイ/男性/42歳/びんぼーにん+高校生?+α /白組/4位】
【3689/千影・ー /女性/14歳/ZOA【魂の獣】栄神・万輝の守護獣/黒組/3位】
【5742/荘子・真人 /男性/14歳/中学生兼客員教授 /赤組/6位】
NPC
碧摩・蓮
草間・武彦
碇・麗香
三下・忠雄
響・カスミ
桂 黄組/5位
月神・詠子 黒組/手伝いのため点数は無し
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■ 獲得点数 ■
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青組: / 赤組: / 黄組: / 白組: / 黒組:
青組:20/ 赤組:0/ 黄組:0/ 白組:30/ 黒組:10
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■ ライター通信 ■
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遅くなりまして申し訳ありません。
運動会ノベル「ティータイム」をお届けします。
料理競技という、競技なのかなんなのか分からないようなイベントへ参加していただき、本当にありがとうございました。
そして、それぞれ思い思いの料理を書いていただき、楽しみながら文章にさせていただきました。こちらのアレンジが入っている個所もいくつかありますが、想定の範囲内である事を願います。意図と外れてしまっていた場合は申し訳ありません。
ひとり、ハジけさせていただいた方もいましたが、こちらも楽しんで書いています。
審査員の皆様はご苦労様でした、とねぎらいの言葉をかけつつ、ノベルの締めとさせていただきます。
気に入っていただければ幸いです。
また、どこかでお会い出来る事を願って。
間垣久実
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