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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


 ◇◆ 彼岸の音色 ◆◇ 


「だから、すっごく珍しいCDなんだってよ」
 低いトーンのざわめきは薄茶とグレー。時折混じる、女子学生の笑い声は蛍光色。勝手に耳が拾う意味のある単語は、濃い藍色。物音を色に置き換えてみると、騒がしい学食の風景は、新見凪の頭のなかで意外と地味な絵柄に収まる。
 大学の学生食堂のなか、プラスティックのトレイを持った凪は、周囲の喧騒をそんな風に区分けして、独り頷いた。
 教授の都合による休講で、唐突に閑になった二限目。折角だから早飯にしようと思ったけれど、学食はすでに七割の客入りをマークしていた。
 前横斜めが辛うじて開いている席を見付けて、やれやれとトレイを置く。そのときふと、凪は顔見知りの学生がウォークマンを片手に喋っているのに気付いてしまったのだ。
「ああ、新見?」
 凪がじろじろ見ているならば、相手に気付く。ひらひらと手を振られて、凪はついつい近寄ってしまう。
「お前、なにしてんの?」
 凪の視線は、彼が手にしたCDウォークマンに釘付けになっていた。なんとなく、嫌な予感。それは地味な学食の風景に、不穏な色合いを添えていた。
「なあんか、知り合いから回ってきたんだよね〜。チェーンレターみたいな感じ? 一週間以内に、七人の人間にコピーして渡さないと呪われる〜ってさ。しかも、中身を聴いちゃいけねえんだと」
「じゃあなんできっちり聴く気満々なんだよ」
 凪が、彼の耳に装着されたイヤフォンを引っ張る。バツが悪そうに、彼は誤魔化し笑いを浮かべた。
「禁止事項は犯してみたいのが心情じゃん」
「お前、ちょっとそれは止めとけ?」
「大丈夫だろ? 心配性だなあ新見は」
 軽く凪の手を払って、彼はウォークマンのスイッチを入れる。
 おっ、と目を瞠ったのが、最初の反応だった。
「なんか、変な音が聞こえるぜ。一定の音が、とん、とん、って鳴っている感じ」
「悪いこと云わねえから、そこまでにしておけよ、おい」
 凪はもう一度、今度はウォークマンに手を伸ばす。凪の危険予測アラームは、大音量で鳴り響いていた。
「大丈夫だって。……あれ?」
 明るくいなした彼の表情が、強張っていく。するすると、面白いほどあからさまに血の気が失せていく顔。
「おい!」
 叫んだときにはすでに、遅かった。
 彼の腕を掴もうとした凪の手が、空を切る。
 じわっと彼の身体が透けたかと思うと、ふわりと、空気に溶けて――消えた。
 ことん、と冷たい合板のテーブルの上に、イヤフォンが落ちた。
「……マジかよ」
 恐る恐る、凪はイヤフォンに手を触れる。僅かな振動。まだ、イヤフォンの内側では音が響いているらしい。
 でも、友人は消えてしまった。本当に、跡形もなく。隣の椅子に残された小汚いバッグだけが、彼の不在を示している。
「これだから、止めろって云ったんだよ」
 吐き捨てて、頭を抱える。
 こんな突発事項に、凪は弱い。パニック体質で、奇妙な出来事に対して解決策を見付けられずに更に、パニックになってしまう。
「畜生」
 呟いたところで、考え付いたのは縁がなきにしもあらずな、興信所のこと。
 縋るような気分で、凪は友人の荷物を纏め、学食を飛び出す。
 昼食のトレイを、置き去りのままで。

        ◇◆ ◇◆◇ ◆◇

 傷だらけのガラステーブルの上に滑らされたのは、剥き身のままの、ラベルのないCD。
「これが、件のCDと云うわけね」
 シュライン・エマが慎重に綺麗に爪が染められた指先でそれを摘み上げる。一応、と云った風情でひらり、ひらりと銀色の円盤を裏返し表返しにして、困ったように微笑んだ。
「チェーンメールの変形のようなものなのですね」
 耳障りの好い、穏やかな口調で一色千鳥が云う。コーヒーを飲む動作ひとつひとつが、どこか几帳面。折り目正しい彼が『チェーンメール』などと云うふざけた単語を語るのは、微妙な違和感があった。
 ――彼も、学生時代はそんなものに興じていたりしたのかしら?
 シュラインはちらりと想像して、その似合わなさに顔を歪める。無邪気な悪意を愉しむのは、彼はきっと、全てが見えすぎてしまっているに違いない。彼は穏やかだが、芯が掴みきれなくも、ある。
「七の文字にいやに拘ってるねえ。何かの法則に基づいたものなのかもね」
 こちらは、チェーンメールを嗜むに相応しい、現役学生と同じ年代の十里楠真雄だ。少し甘い感じの笑みが、始終口許に浮かんでいる。
「七日……私は日本の風習は余り知りませんが、初七日、などと云いますよね?」
 セレスティ・カーニンガムが指先で繊細なラインの顎を撫で、己に確認するように囁く。シュラインが得たり、と頷いた。
「確かに、七と云う数字は、仏教的な匂いがするわね」
「一週間、ってのも七日だけどな」
 ぼそりと、混ぜ返すように依頼人である新見凪が呟く。
「そうですね。でも、仏教関連と云う意見を採用するならば、七日、と云うのは死者が現世に留まっている期間なのでしょうか。それならば、その間になら取り戻せそうな気はするのです」
 セレスティの言葉に、僅かに、凪の肩から力が抜ける。
「なら……頼む。俺はこう云う、脳みそ使うような不思議ごとは苦手なんだよ。わけわかんねえから」
「困った事態だけど、任せてくれて大丈夫よ。ね、武彦さん」
 励ますように、シュラインが色っぽくウィンクする。視線の先のぼうふら所長は、怪奇事件にふてくされたように机に突っ伏した。ぼさっと、乱れた髪が机に落ちる。
「困ったひとね、もう」
「よろしくお願いシマス。バカはバカでも、友達だからさ」
 へにゃっと、情けない笑みを凪は返した。
「まずは、今まで消えた方がいらっしゃらないかを調べてみましょう」
 分厚いジャケットを手に取って、千鳥が動き出す。
「大学に聞き込みに行ってみましょう。広まった時期と、他に奇妙な現象にあったひとがいないか、確認したいし。それと……」
 言葉を濁したシュラインに、セレスティが意味ありげな視線を向ける。
「七の、数字ですから。もうひとつ聞き込むべき事象があります」
「そうね」
 少し苦そうに、セレスティの言葉にシュラインが頷く。
「ああ、ボクはもうちょっとここに残るよ」
 すっかりソファに寛いだ真雄が、お見送り、と云わんばかりにひらひらと手を振る。もう片方の手で掴んだのは、ぎょっとした顔の凪の腕だ。
「凪さんの身体も、診せてもらいたいしね」
 華やかに、だが心なし胡散臭い笑みを、真雄は唇に飾ってみせた。


「チェーン・CD?」
 薄っぺらいプラスティックケースを日に翳し、羽角悠宇は素っ頓狂な声を上げた。
「ええ、そう。レッスンのときに、友達に貰ったの。大学部から流れてきたらしいわ。七日のうちに、七人に渡さなきゃいけない、あとひとりだって泣きそうになっていたから」
「受け取ってきちゃったってわけか」
 お人好しぶりに、肩を竦める。でも、彼女はそのお人好しの先の先まで、微笑みながらきちんと受け止める気持ちのある子なのだ。だからこそ、悠宇は惹かれる。惹かれている。
「なんだか、彼女が泣くだけの曰くがあるみたいなの」
 場所は、神聖都学園の一角。学生でにぎわうミルクホール。
 温かなココアの湯気に目を細めて、初瀬日和が応える。傍らの椅子には、真っ白なコートが掛かっていた。
「聴いては駄目なんだって。このCD。聴いたら、そのひとは消えてしまうそうよ」
「ふうん……」
 どこか釈然としない風に、悠宇が残り少ないコーヒーを啜る。
「悠宇?」
「なんか、嫌じゃないか? 聴いてはいけないCD、なんてさ。意味がない。価値がない。誰かの耳に届くために、音って云うのは紡がれるはずなのにさ」
 ことん、と空になったカップが、ソーサーに落ちる。困ったように、日和は自分のカップの縁をなぞった。
「日和は?」
「私は……聴くと消えてしまうCDなんて、怖いな。だけど、自分と、自分の知っているひと全て、そうなって欲しくないから……興味があるの」
 そう云い切る彼女は、白いコートが似合うはかなさ可愛らしさに隠れた、強さが透けて見えるよう。なんだか嬉しくなって、悠宇はにやにやしてしまう。
「なあに? 悠宇」
 きょとん、とした顔の日和に、首を振る。
「いいや。日和らしいな、って思って」
 小首を傾げて、日和はかたん、と立ち上がる。白いコートを手にした日和に、悠宇も続いた。
「CDをコピーして回すのよね? 悠宇ならどこで作業をする?」
「俺? 俺なら、家でやるよ。気兼ねが要らないからな」
「そう……じゃあ、自分のパソコンがない場合は?」
「そうしたら……」
 言葉を切って、ふわりと、日和と視線を交わす。にこりと、日和が眸を笑ませた。
「とりあえず、パソコン関係のクラブかしらね、悠宇」
「大学と合同の奴から、潰してみるかあ」
 片手に軽い感触のCDを掴み、悠宇はぐん、と伸びをした。


 その頃。
 興信所では、真雄が溜め息を吐いていた。
「別に、異常はないみたいだねえ……」
 つまらない、とそのまま自然に続けそうな口調に、身体を診られていた凪は顔を引き攣らせる。机に突っ伏した武彦に目で助けを求めたが、頼りがいのある所長はすでに本気で寝に入ってしまったらしい。規則正しく上下する肩に、凪は頭を抱えた。
「だって、イヤホンから流れてきた音を、聴いたんだよね? そうしたら、キミにもなにかあってもおかしくないのになあ」
 残念そうに、真雄は凪の手の甲に触れる。ごくごく健康的な熱が、皮膚に伝わる。少々栄養状態が悪そうな、だがそれも当たり前の成人男子。真雄にとって凪の身体は、実にありふれたものだった。
「俺がちょっと聴いて大丈夫だったなら、もしかしたら十里楠さんも、なんともないかも知れませんよ」
 やけくそになったように、凪が云う。ごそごそと鞄から出したのは、旧式のウォークマンだった。
「イヤホンから零れる程度なら、害がないって証明が目の前にいるんだよね」
 テーブルの上に放り出されたそれを、腕を組んでつらつらと眺める。
 聴くべきか、聴かぬべきか。
 真雄の好奇心は、容易に行く道を示す。
「この状態から、少しだけ聴いてみたいな」
「……了解です」
 少々緊張気味に、凪がウォークマンのボタンを押す。
 掠れた音色で響く、一定の音。真雄は思わず、ボリュームを上げた。
「げっ、マジかよ」
 真雄の暴挙に、凪が身を仰け反らせてウォークマンから距離を取る。だが真雄は素知らぬ風に、逆に耳をウォークマンへと近付けた。
「この音、かなり聴き覚えがあるんだよねえ」
 しばらく耳を傾けてから、真雄はウォークマンを切る。ほっと、凪が詰めていた息を吐くのが聞こえた。
「聴き覚え?」
「そう。多分、これは心音。それに、少しばかりの雑音、かな?」
 イヤホンから微かに、密やかに流れる心音。それを掻き乱すように混じる、雑音。
 ――悲鳴の、ような。
 真雄はウォークマンからCDを取り出し、つらつらと眺めた。
「さて、どうしたものだろうねえ」
 きゅっと、口許を歪めた瞬間、興信所の旧式電話のベルが、がなり始めた。


「あれ、シュラインさん?」
 神聖都学園の大学部の一角、パソコンルーム。
 学び舎に似合わぬ華やか美女の姿に、日和は声を上げた。
「あら、日和ちゃん。悠宇君も。どうしたの?」
 こちらも意外そうに、シュラインは日和と悠宇の姿を見比べている。どうやら、シュライン自身もひとりではなく連れがいる模様。見慣れたものの見馴れない麗しい青年と、穏やかな印象にすっと芯が入った青年を連れていた。
「これから、もうふたり、来るはずなんだけど。ああ、来たわね」
 ひょい、とドアから顔を出し、シュラインが呟く。
 日和の目にも、すっと伸びた簡素な廊下を、真雄と凪が歩いてくるのが見えた。


 全員集合の様相を呈した、神聖都学園は大学部、クラブ棟三階のパソコン研究会部室。
 旧式のノートパソコンと割合新しいデスクトップ、それに廃品寸前のプリンタが幾つか据えられた部屋のなかで、本来の主であるはずの部員がひとり、小さくなって椅子に座っていた。
「このCDを回し始めたのは、あなたよね? パソ研の会長さん?」
 シュラインがくっきりとした口調で訊ねる。やや小心そうな青年は深く俯いた。頷いた、に見えなくもない仕草だった。
「聞き込みで、簡単に辿れました。それに、そうでなくともパソコンを持っていらっしゃらない方が幾人も、こちらにCDをコピーしにいらっしゃったでしょう?」
 千鳥が、穏やかに言葉を差し挟む。
「どうやって、そんな奇妙なCDを作り上げたのですか?」
 セレスティが、柔らかく、だが逃げを許さずに問いを重ねる。
 青年は、首を振った。
「別に、僕はそんな奇妙なこと、するつもりじゃなかったんです。ただ、このCDをひとりでも多くのひとに聴いて欲しくて、チェーンメールめいた仕掛けをしただけです。きっと、それなら面白がって、皆回してくれるだろうって。でも、いつの間にか『聴かないで回す』なんて云う制約が勝手に付いているし、CDの中身もワケわからなくなっているし。ひとが消えるCD!? そんなもの僕は知りませんよ!!」
 青年の説明は最後、感情の高ぶりで、ヒステリックに甲高く掠れて消えた。
 肩で息をしているのを宥めて、彼は話を続ける。
「そもそも、これは僕の友人のものなんです。彼が自前の曲を収めたCDです。彼は、丁度一ヶ月半くらい前に亡くなって、CDだけが僕の手元に残りました。折角だから始めた、遊びだったのに……」
「なのに、聴いて貰えないなんて、最悪だよな」
 無念そうに吐き出した彼に、悠宇が頷く。折角紡ぎ出した音。死者の残した形見が、空しく意味を失い消えていく。それに、少しでも花を添えてやりたい気持ちは、悠宇にもわからないわけがない。
「ひとの手に渡り、噂を纏っているうちに、CD自身さえ変質してしまったのかも知れないね……」
 日和が、ぽつりと寂しそうに呟く。
「どちらにしても、いまは、消えてしまったご友人を救うことが先決かと思われます」
 やんわりと、千鳥が云う。
 真雄の手の中のCDに、視線が集まった。
「ボクと彼がこのCDを聴いたんだけど、心音と――悲鳴が聴こえた。もしかしたら、このCDのなかに、閉じ込められているんじゃないかな?」
「私も、彼のお話を聞いたときに、疑問に思いました。彼も遠くからと云えどもCDを聴いているのに、何故なにも起こらないのか。CD一枚につき、一人分のスペースと云う換算なのかも知れませんね」
 真雄の言葉に、セレスティが返す。
「ご友人の存在を感知できるようであれば、私に引き戻すことが可能かも知れませんね」
 少し遠慮がちに、千鳥が手を上げる。
「わかりやすく、その、悲鳴を見るのなら好い機械がここに、揃っていますね」
 セレスティが、とん、と手近なパソコンに手を添える。
「パソコンで、音の波形を見れば好い。耳から届く悲鳴と、目で見る波形。それで、消えてしまった彼の姿を捉えることは可能ですか?」
「おそらく、大丈夫でしょう」
 セレスティの問いに、千鳥は頷いた。


 千鳥の能力で引き戻された凪の友人は、突如としてパソコン研究会の部室に現れた。
 彼は美形の集団にかなり驚いていたものの、真雄に『異常なし』の太鼓判を押され、凪と共に部屋を出て行った。
 その背中を見送りながら、日和がぽつり、と呟く。
「あのひとの場合は千鳥さんが引き戻してくれたから好いですけれど……他の、消えたひとたちはどうなるのでしょうか」
 俯いて、どこか切なげな表情を浮かべる日和の背を、シュラインがぽん、と叩いた。
「私は、なんとなくあと少しでこの騒動も収まると思うわよ」
 さらりと、シュラインが云う。
「四十九日の忌み明け、ですか?」
「CDの作者が亡くなって、一月半って云っていたわよね? なら多分、もうそろそろ、四十九日が来るはずよ。現世を彷徨う魂の力が、多少なりともこの騒動の根底にあるものだとしたら」
「四十九日を過ぎれば、なんらかの解決が下されるはずだ、と」
「そう。楽天的に考えればね」
 千鳥の合いの手に、シュラインは深紅の唇をきゅっと笑ませた。
 そんなふたりの会話を聞きながら、悠宇はなにやら、手元に持ったとあるものを眺めていた。
「悠宇? それって」
 日和が、眉を潜める。それは、件のCDと同じ、銀色にひかるラベルのないCDだった。
「いや、違う。これは、死んだひとが録音したって云う、オリジナルなんだよ」
 日和の誤解に気付いたのか、悠宇が困ったように目を細める。
「音楽は、聴いてもらってこそのものだし。俺でも、誰でも、聴く奴がいることが供養になるかなって思って、借りてきたんだ」
「コピーの方法には、注意しなよ」
 真雄が、少し意地悪く助言を加える。
「私も、聴かせてもらえますか?」
 セレスティも云い添える。悠宇は、勢い好く頷いた。
「勿論。折角だから、全員分をコピーしようか。……日和の分だろう? シュラインさんに、セレスティさんに、流石にCDに取り込まれたあのひとはなしとして……」
 指折り数えていた悠宇が、ぴたり、と動きを止める。
 折り曲げられた指の数に気付き、誰からともなく、微妙な笑みの波紋が広がった。
「マジかよ……」
 深く深く溜め息を吐いて、悠宇が、その数字を吐き出した。
「……七、人、分……」


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 0086 / シュライン・エマ / 女性 / 26歳 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】

【 1883 / セレスティ・カーニンガム / 男性 / 725歳 / 財閥総帥・占い師・水霊使い 】

【 3524 / 初瀬・日和 / 女性 / 16歳 / 高校生 】

【 3525 / 羽角・悠宇 / 男性 / 16歳 / 高校生 】

【 3628 / 十里楠・真雄 / 男性 / 17歳 / 闇医者(表では姉の庇護の元プータロー) 】

【 4471 / 一色・千鳥 / 男性 / 26歳 / 小料理屋主人 】

【 NPC3202 / 新見・凪 / 男性 / 21歳 / 副業付大学生 】


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■         ライター通信          ■
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 この度はご発注、ありがとうございました。ライターのカツラギカヤです。
 今回は、チェーンレター風のCDと云うことで、このようなお話を描かせて頂きましたが、如何でしょうか? 正直、七日・七枚、と云う数字に忌み関係の意味を考えてはいなかったのですが、目から鱗のプレイングを頂きましたため、このような仕儀と相成りました。活躍の場が微妙にまちまちになっている面があり、PCさまによっては十全のご活躍を頂けていない、または、イメージを捉えきれていない筆力不足の面がございますが、少しでも、最後まで読んで頂いて面白いと感じて頂ければ冥利に尽きます。
 繰り返しになりますが、この度は本当に、ご発注、ありがとうございました。NPCともども、次のご発注をお待ち致しております。