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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


覚えのない原稿

 それはある意味、アトラス編集部でのお約束と言ってもよいかしれない。
「あー、シュラインさん! お願いです、助けて下さい。怖いんですぅ〜」
 シュライン・エマが編集部を訪れた途端、いつものようにべそをかいた三下が泣きついてきたのだ。
 編集部内の視線が一瞬集まるが、いつものこととばかりにすぐに散っていく。
「あら、どうしたの?」
 興信所で事務員をやっているという経験を差し引いても、編集部の常連であるシュラインにとってもすっかり馴染みの光景だ。さして驚くでもなく、軽く首を傾げた。
「原稿が勝手に、夜の間に、あわわわ、怖いんですー。怖くて仕事もできないですー」
 独り、三下だけが滑稽なくらいに慌てふためいている。当人は至って真剣なのだろうが、端から見る限り、それは笑いを呼ぶものでしかなかった。
 と、そこへ。
「こんにちは」
「こんにちは……。おや、何か事件ですか?」
 タイミングよく新たな来客が訪れた。
「ああ、櫻さん、セレスティさん、助けて下さいっ」
 入ってきたのは高校生ながら老成された雰囲気を持つ櫻紫桜(さくらしおう)、そしてリンスター財閥の総裁、セレスティ・カーニンガムだった。2人ともアトラスの常連ということもあってか、さっそく三下はこちらにも泣きついた。
「ええと、とりあえず座って……、もう少し詳しく話してくれないかしら?」
 2人に軽く会釈をしてから、シュラインは三下に向き直り、ハンカチを差し出した。もはやどちらが客なのかわからない。
「うう、ありがとうございます……」
 三下はハンカチを受け取ると、ずず、とはなをすすり、応対用のソファに収まった。流れで、シュラインに続いて紫桜とセレスティもそこに腰を下ろした。
「で、もう一度話してもらえるかしら?」
 シュラインの促しに、三下は涙ぐみながら頷いた。
「原稿が、誰も、書いてないのに、編集長の机に、いつも、締め切りの日の朝、怖くて、仕事、できないです〜」
 一応本人は説明をしているようだが、今ひとつどころか今みっつくらい要領を得ていないのには変わりがなかった。
「ちょっと三下くん、トナーの交換まだなの? ……またそうやってシュラインさんたちに泣きついているのね」
 そこへ降ってきた麗香の鋭い声が、すぐに呆れを含んだものに変わる。
「これは碇編集長、こんにちは。この三下くんの怖がりよう、何か事件でも?」
 セレスティがにこやかに挨拶をすると、麗香の顔もほんのわずか緩んだ。
「何てことはないのよ。ここ3ヶ月、原稿締め切りの朝に私の机に原稿が置いてあるだけ。なかなか良い記事だから採用してるんだけど、書き手が誰なのかわからないのよね。聞いても誰も名乗り出ないし。まあ、良い記事だから誰が書いたかなんてどうでもいいんだけれど」
 そこまで答えて、麗香の視線がちらりと三下へと向けられた。それを受けて、滑稽なくらいに三下の肩が跳ね上がる。
「ただ、例によって例のごとく、グズでノロマな三下くんが締め切り前夜に編集部に泊まり込んでいるにも関わらず、知らないうちに原稿が置いてあるっていうんで、怖がってるらしいのよ。まるで幽霊だか透明人間だかが置いていってるかみたいに思ってるんじゃないかしら。どうせ途中で寝こけているんでしょうにね」
 麗香は冷ややかに続ける。言葉は辛辣だが、言っていることは至極真っ当だ。
「幽霊か透明人間かって……いくら自分の姿を消しても原稿だけふよふよ浮いてる、というのはひとつの怪談ですよね」
 紫桜が思わず、といった風情で苦笑を漏らした。
「あるいは、三下さんに幽霊が取り憑いて記事を書いているとか? ……さすがにないか、それは」
「ひいいっ」
 が、三下の方はその冗談を真に受けてわざわざすくみ上がった。それをシュラインがまあまあとなだめ、紫桜はさらに苦笑を苦いものにする。
「良い記事があれば載せるのは碇編集長らしいですが」
 それを横目にやはり苦笑を浮かべてセレスティは麗香に向き直った。
「その謎を解くのもネタの1つだと思いますね」
 その言葉に、涙を残したままの三下の顔がぱあっと輝いた。
「……まあ、三下くんのくだらない言い分に人員を割くのはもったいないけれど、貴方たちがやってくれるなら構わないわ。好きに調べてちょうだい。万に一つ良い記事になればめっけもの、といったところかしらね」
 麗香がため息まじりに言い放つ。
「そのことだけど、場合によっては編集部内を隠しカメラで撮らせてもらってもいいかしら?」
 シュラインは、三下には聞こえないように、そっと麗香に耳打ちした。
「ええ、構わないわ」
 あっさりと許可を出す麗香。
「ではさっそくですけれども、その原稿を見せていただけませんか? パソコンで打ち出したものなのか、それとも手書きのものなのか……」
 セレスティが麗香に尋ねた。最初から三下に聞かないあたり、しっかりと心得ている。
「いいわよ、はい」
 麗香が一度自分のデスクに戻り、紙の束をとってくる。それはごく普通のA4のコピー用紙で、ごく普通にインクで活字が印刷されている。
「パソコンで印刷されてますね」
 麗香から原稿を受け取ったセレスティの手元を、紫桜が隣から覗き込んだ。
「ええ、おそらくここのプリンタで印刷されていると思うわ」 
 麗香が軽く腕を組んだままで頷く。
「だったらデータが残っていそうですね」
 セレスティが呟いた。
「となると、やっぱり編集部の中の誰か、という可能性が高いですね。編集長のお眼鏡にかなうほどの記事を書くとなると、やはり普段書き慣れている人でしょうし。文章とかって書く人のくせや個性がでてきますけれど、そこから割り出せたりしないでしょうか」
「それがね、ちょっとこの編集部内で似たような文章書く人が思いつかないのよ」
 紫桜がなかなか整然と論を立てる横で、シュラインは記事に目を通した。内容は、少し前に起こった犬の失踪事件に関しての考察だった。事件自体は、行方不明になった犬が翌日、100km以上離れた場所で発見されたという、新聞の社会面の隅っこを飾るような小さなものだが、それを時空のゆがみと関連づけ、オカルティズム的立場からの考証を行っている。
 ごく一般的な常識人が見れば鼻で笑うような内容ながら、なかなか巧みな文章で人の好奇心を惹くし、もしかしたらそうなのかも……と思わせるあたり、オカルト雑誌の記事としては、確かにお手本のようなものだった。
「麗香さん、この件に関して他に編集部内で取り扱っていた人はいないかしら?」
 シュラインはそう尋ねてみた。うまくすればこの記事を書いた人間が取材なり資料収集なりしたであろう足跡をたどれるかと思っていたのが、この内容ではネット上や書籍だけで資料が集まってしまうかもしれない。
「いいえ。一応、情報としてはあがっていた件だけど、それをつっこんで扱った人はいないわ」
 が、案の定というべきか、そのわずかな望みもあっさり絶たれてしまった。
「一応能力を使って見てみましたが……、やはり打ったのが誰かは見えませんでしたね」
 セレスティがため息まじりに呟く。
 ちなみに、渦中の人であるはずの三下はすっかり蚊帳の外になっていた。それでも本人は泣き濡れた瞳に期待に満ちた眼差しを浮かべてシュラインたちを見上げている。
「そういえば三下さん以外に当日、寝泊まりしていた人はいないんですか?」
 紫桜が話を振ると、三下はびくり、と肩を震わせた。
「あ……、ははは、はい。僕だけ……でした。掃除のおばちゃんも、警備員さんも、みんな帰ってしまって……」
 さすがに自分の要領の悪さを露呈したことに気づいたか、三下の語尾はしゅんと消えていく。
「三下くんに何か小人さんでもくっついているのかもしれませんね。夜中に寝ている間、お仕事してくれる小人さんのような」
 そう言ってセレスティがいたずらっぽく微笑んだ。三下は一瞬肩をすくめたものの、今回はさほど怖くはなかったらしい。大して取り乱さず、相変わらずちんまりとその場に座っている。
「どちらにしても締切前夜に三下くんと一緒に過ごして様子を見るよりなさそうですね」
 セレスティの言葉に、シュラインも紫桜も頷いた。
「三下さん、次の締切っていつなんですか?」
 紫桜が三下に向き直る。
「……明日、なんです」
 三下は縮こまりながら答えた。
「……あの、お仕事の進み具合は……」
 紫桜が遠慮がちに続ける。
「……」
 答えは、聞くまでもなかったようだ。

 数時間後の編集部。
 冬の早い日はすでにとっぷりと沈み、編集員たちも1人、また1人と作業を終えて、あるいは資料を自宅に持ち帰ることに決めて、編集部を去っていった。
「じゃあ、お疲れさま。寒いから冷えないように気をつけてね。三下くんは、死んでも原稿上げなさいよ」
 シュラインたちにねぎらいを、三下には脅しともとれる叱咤を残し、麗香も編集部を後にした。それを追うように、残っていた他の編集員たちも全て帰ってしまった。残っているのは三下のみ。そして、仕事はといえば全く進んでいない。ただただパソコンの前に座り、雨だれが落ちるようなスピードで時々キーを打っては、資料の紙束に手を伸ばし、それを崩してしまい、慌てて拾ったりしているような有様だ。
「頑張ってね、三下くん」
「は……、はい、ありがとうございます!」
 シュラインが熱いコーヒーを差し出せば、三下は涙ぐんだ。普段、ロクな扱いを受けていない三下の胸に、シュラインの心遣いはいたく響いたらしい。
「皆さんがいてくれるおかげで、編集長も暖房入れてもいいって言ってくれましたし……」
 シュラインがセレスティと紫桜にコーヒーを勧めている間にも、三下はすすりあげながらそう続けた。どうやら効率重視の鬼編集長は、三下ひとりのために空調を使うことを認めていないらしい。そして、それを真に受けて守るあたりが三下らしい。
「三下さん、大変なんですね……。ほら、頑張って仕事終わらせてしまいましょう」
 紫桜が励ます傍らで、セレスティは微笑みながらコーヒーの香りを楽しんでいる。
「は、はい、頑張りますっ」
 一瞬背筋を正してそう返事をし、キーボードに手を置いたものの、すぐに三下の動きは緩慢になっていった。
 そしていくらもしない間に三下の頭はこくりこくりと揺れ始め、ついにはがくりと沈み込んだ。
「……寝ちゃいましたね」
 紫桜が苦笑まじりに言いながらも、三下の肩に毛布をかけてやる。
「そうですね。さて、我々は別室に移りましょうか」
 三下がさっさと眠り込むのは予定通りといった風情で――もちろん誰にとってもそうなのだろうが――セレスティが微笑む。
「ええ」
 シュラインもそれに頷いた。昼間、三下がうだうだとしている間に、カメラとモニタの設置は済ませてある。
 三下ひとりでなければ「何か」は起こらないかもしれない。紫桜は冗談半分に言ったようだが、シュラインとしては、三下に記者か何かの幽霊がとりついて記事を書いている可能性も捨てきれない。
 三下を起こさないように足音を忍ばせて、3人はそっと隣の部屋に移動した。
「カメラのアングルもちょうどいいですね。三下さんも、編集長のデスクも映っています」
 紫桜が素早くモニタを確認し、シュラインとセレスティに頷いて見せる。
「あとは待つのみ、ね」
「さて、何が起こるんでしょうね」
 シュラインの言葉を、セレスティが実に愉しそうに受けた。
 とりとめのない会話を交わしつつも、各人の目はモニタに注がれている状況が十数分ほど続いただろうか。
 おもむろに、画面の中の三下がむくりと顔をあげた。
「あ、起きましたね」
 紫桜が呟く。
「……何か様子が変ね」
 シュラインは注意深く視線を三下に据えた。
 いつもの三下なら、目を覚ましてすぐシュラインたちの姿を求めてきょろきょろと部屋中を見回し、いないとなるとおびえきって泣き出すことだろう。しかし、今の三下はむしろ泰然と顔を上げ、資料の挟まったファイルへと手を伸ばした。もちろん、中身を間違えてぶちまけたりもしない。
「ずいぶんとしっかりした三下くんですねぇ」
 セレスティの声にはいよいよ興味津々といった色がにじむ。
「もうしばらく様子を見ましょうか」
 すぐにでも駆けつけようと思ったのだろう、腰を浮かせかけた紫桜に、セレスティは穏やかに声をかけた。確かに、三下の身にそこまでの危険が及んでいるようには見えない。紫桜も納得したか、再び腰をおろす。
 その間にも画面の中の三下は慣れた手つきで資料をめくり、それを読んでいる様子だった。そしてしばしの後に、パソコンに向き直ったかと思うと、すさまじい勢いでキーボードを叩き始めた。文字までは小さくて読み取れないが、パソコンのモニタが慌ただしく明滅し、ものすごい速さで画面がスクロールしていくのはわかる。
「明らかに三下さんじゃありませんね」
 じっとモニタをにらみ、紫桜がそう漏らす。
「そうね」
 シュラインも頷いた。効率よく仕事をするだけで別人断定とは三下が哀れな気もするが、紫桜の言うことは至極的を射ている。
 そうこうしているうちに1時間程もすぎただろうか。休みなくキーを叩いていた三下が、手を止めた。そしておもむろに立ち上がると画面の外へと消えていく。次に現れた三下は、その手に紙の束を持っていた。どうやら原稿をプリントアウトしていたらしい。それを編集長のデスクに置き、三下は自分のデスクに戻った。
「どうやら原稿を編集長のデスクに置いていたのは、三下さんじゃない三下さん、ということになりそうですね」
 決して向こうに聞こえるはずはないのだが、紫桜が声を抑えて囁いた。
「あと気になるのはその三下くんの正体ですね」
 そう受けたセレスティの言葉に反応するかのように、モニタの中の三下がこちらを振り向いた。その引き締まった表情は、あのだらしない三下のものとはとても思えなかった。
 そして三下は、その「実は美形」な口元に、いたずらっぽい笑みを浮かべ、ぱちんと片目をつぶって見せた。状況としては三下が「乗っ取られて」いることは間違いないのだが、なぜかその乗っ取った側に害意が感じられない。
「あら……。ここで見てるの、ばれちゃってるわね」
 シュラインは思わず目を瞬いた。
「なかなか切れ者の小人さんのようですね」
 セレスティが笑う。
 まるでこちらの反応が見えているかのように、三下は再び唇の片端を持ち上げると、自分の椅子へと戻った。そしてパソコンを少し操作してから電源を落とし、机に突っ伏して寝てしまう。
「小人さん、帰っちゃったのかしらね」
「とりあえず行ってみましょうか」
 3人は頷き合い、編集室へと戻った。三下は心地よさそうな寝息をたてて眠っている。
「問題の記事は……」
 紫桜が編集長のデスクから原稿を取り上げた。それをシュラインとセレスティが脇から覗き込む。
「先日目撃された謎の飛行物体に関する考察のようですね」
 セレスティの言う通り、それは誤認の可能性がある鳥や自動車のヘッドライトなどとの違いを細かく検証しているものだった。相変わらず眉唾物であると思わせながら、妙な説得力を感じさせる論調は健在だ。
「……しかし、謎は謎のままにしておく方がよいのかもしれない、か」
 紫桜が記事の結びを読み上げる。
「何か、私たちに対するメッセージみたいね」
 ふと思いついてシュラインは三下のパソコンを立ち上げた。ざっと探してみたが、原稿のデータは残っていないようだ。偽三下がパソコンを落とす前に少し操作をした時、消してしまったのだろう。
 シュラインはセレスティと紫桜に向かって、軽く肩をすくめ、首を振って見せた。
「多分、そうじゃないですかね」
 セレスティも苦笑を浮かべる。
「ところで、このこと、三下さんには……」
 紫桜の言葉に、3人は顔を見合わせた。当の三下はといえば、相変わらず寝息を立てて眠っている。
「言わない方が、いいでしょうねぇ。とりあえず外部の誰かが持ってきたことにしておきましょうか」
 セレスティが微笑んだ。

「謎は謎のままに、か……。そういえばそれを口癖にしていた人がいたわね」
 翌日。
 3人の報告を受けて、麗香は軽く息を吐いた。
「私が新人の頃にずいぶんお世話になって、育ててもらったわ。既に亡い人だけれど……」
 ふ、と鬼編集長の口元が緩む。
「そういえば最初に原稿が置いてあった3ヶ月前は、体調崩して原稿落としたのがいて……、ちょうど穴を埋めてもらって助かったのよね。小人さんか座敷童のように、編集部を見守っていてくれると思うことにしようかしら」
「それがいいですよ」
 セレスティの言葉に、シュラインと紫桜も頷く。
「さてと、あまり故人に心配かけないようしないとね」
 そう呟いた次の直後、麗香の顔が元の鬼編集長のものへと変わった。
「三下くん、原稿は上がってるんでしょうね!?」
「あ、え、え、えっと、その……」
 隅っこで小さくなっていた三下がさらに縮こまる。
「……もういいわ」
 麗香の声が途端に優しいものに変わる。
「だったらさっさとトイレ掃除、トナーの交換、それが終わったら例の廃病院の取材、わかったわね?」
 次の瞬間、打って変わった鋭い声が三下を射抜いた。
「ええー、そ、そんな、へんしゅうちょお〜」
「返事は?」
「は、はいぃぃっ!」
 そしてまた、アトラス編集部ではいつもの日々が始まる。その様子を、いたずら心を抱えた「誰か」は、くすくすと笑いながら見守っているのかもしれない。

<了>

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【5453/櫻・紫桜/男性/15歳/高校生】

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■         ライター通信          ■
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こんにちは。ライターの沙月亜衣と申します。
この度は、『覚えのない原稿』へのご参加、まことにありがとうございました。というよりは皆様、毎度ありがとうございます。
そして大変お待たせしてしまったこと、まことに申し訳ございません。己のスケジュール管理の拙さに恥じ入るばかりでございます。

さて、このたびは三下くんの訴えにおつきあい下さり、ありがとうございます。皆様ご指摘の通り、あの三下が貫徹するわけもなく、ある意味怪談として機能していないようなOPでしたが、ご丁寧に対応して下さったこと、心から御礼申し上げます。
とはいえ、ネタにはならなかったようで、三下にはある意味いつもどおりの地獄(と書いて日常と読む)が待っていたようです。

はっきりとしたネタ明かしにはなりませんでしたが、「八不思議」としては謎のまま残しておくのも一興かと思い、このようなオチにさせていただきました。少しでも楽しんでいただければ幸いです。
自分の不手際が原因で申し訳ないのですが、今回は時間がありませんので、個別のコメントはどうかご容赦下さいませ。

ご意見等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。できるだけ真摯に受け止め、次回からの参考にさせて頂きたいと思います。

それでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ、失礼致します。本当にありがとうございました。