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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


『スノーの欲しい物』
◆プロローグ◆
 高層ビルの乱立する都心部。様々なお店が建ち並ぶマーケット・ストリート。その中の一つである、アクセサリー・ショップのショーウィンドウをスノーはさっきから一時間も眺め続けていた。
『なー、スノー。いつまでこうしてるつもりなんやー?』
 耳元で大鎌のヘゲルが不平を漏らす。身長百五十そこそこしかないスノーの身の丈よりも更に大きいヘゲルは、目立たないように体を小さくし、スノーのイヤリングとなっていた。
「もぅ……ちょっと……」
 蚊の啼くような小さな声でスノーは無表情のまま呟く。もう同じ言葉を十回ほど言っていた。
『そんなにソレ欲しいんやったら、買ったらええやんかー』
 と、ヘゲル。至極当然の意見だ。
 さっきからスノーが見ているのは銀製のクロス。十字架の頭に二重螺旋のチェーンが取り付けられてある。
「お金、無い……」
 スノーはダークハンターであるが仕事でお金を要求することはない。なぜならスノー自身何も食べなくてもお腹は減らないし、どんなに外気温が高かろうと低かろうと、ヘゲルと契約して不老の体となった彼女には関係ないからだ。
『せやから、いつもゆーとるやろ。金はあったかて困らんて』
 ヘゲルの言葉には答えず、スノーはじっとクロスを眺める。
「あのー、スイマセン」
 その時、後ろから声を掛けられた。スノーは顔だけをゆっくりとそちらに向ける。
「ちょっと道、訊ねたいんですけど……」

◆スノーの笑顔◆
 広瀬ファイリアの声に応えて振り向いたのは、信じられないくらい綺麗な女性だった。
 肩口で切りそろえた髪、そして大きく開いた胸元から覗く肌は、まるで白雪の煌めきを彷彿とさせる純白だ。ソレとはあまりに対照的な漆黒のローブは露出した細い腕と脚に明確なコントラストを与え、確かな存在感を生み出していた。
 魔女――そんな単語がファイリアの頭をよぎった。吸い込まれそうな碧眼がその印象を更に加速させている。
「あの……」
 自分の呼びかけに顔を向けたものの、彼女はそれ以上反応しようとしない。ファイリアは不安になりつつも、もう一度同じ言葉を繰り返した。
「ちょっと道、訊ねたいんですけど」
「…………」
 しかし彼女は答えない。
 まるで内面を消したかのような硬質的な表情。無貌(むぼう)のように、一切の感情が損なわれてしまっているように見える。
『すまんのー、嬢ちゃん。コイツ愛想無しなんやー』
「うわっ!」
 突然、特徴的なしゃべりで話し始めた彼女にファイリアは転びそうになる。
『おおっと、危ないでー。大丈夫かー?』
 声は確かに目の前の女性からする。しかしどこか様子がおかしい。彼女は口を閉じたまま全く動かしていない。一瞬、腹話術だろうかと思うがそれでも少しは口を開かなければならないはずだ。何より、そんなことをする必要性が感じられない。
「ご、ごめんなさい。外見とのギャップがあまりにもあったもので」
 ハハハ、と言葉を濁しながらファイリアは改めて彼女の顔を見た。
「ヘゲル……うるさい……」
 と、僅かにその口が動く。さっきまでの声とは全く違う。低いのか高いのかすら分からない、つかみ所のない音声。しかし呟く程度の小さな声だったにもかかわらず、ファイリアの耳にはハッキリと届いた。それほど彼女の声が異質だったのだ。
『うるさいってなんやねん! オノレが喋らんからワシが代わりに喋っとるだけやんけ!』
 最初に聞いた独特の口調。どうやら、その声は彼女の耳元からするようだった。
「あ、それ……」
 ファイリアの視線の先。彼女の耳を飾るイヤリング。兇悪な鎌を象ったソレには、口のような物がついていた。
『だいたいお前は無口すぎるんじゃ! ンなことやから仕事しとってもフトコロがあったかならへんねん!』
 間違いない。イヤリングが喋っている。口(?)が動いているのをファイリアは確かに見た。
「か、かわったアクセサリー……してるんですね……」
『嬢ちゃん。ワシは、あくせさりぃとか言う名前とちゃうで。ワイはヘゲル。この不愛想女、スノーと契約した亜邪界の大鎌や』
 どうやら彼女の相棒のような物らしい。
(ま、こういう人もいるよね)
 ここは異界だ。この程度の不思議でいちいち驚いていたのでは身が持たない。そして、とりあえず彼女の名前がスノーだと言うことが分かった。
 強引に自分を納得させたファイリアは三度目となる言葉を言った。
「ちょっと道、訊ねたいんですけど。いいですか?」
『おー、ええでええで。ワシが知っとるとこやったらどこでも連れてったる!』
 威勢のいいヘゲルの声とは逆に、スノーはこの場所を離れようと歩き始める。
『ちょ、ちょっと待たんかい、スノー!』
「時間の……無駄……」
 スノーはヘゲルの声に一瞬立ち止まるが、すぐにまた歩き始めた。
『アホかオノレ! 困っとる人がおったら助けんの常識やろーが! 人間持ちつ持たれつや! そんなことも分からんのか!』
 しかしスノーの足は止まらない。大きかったヘゲルの声も徐々に小さくなっていく。
 ファイリアは追いかけようかと思ったが、あまり関わり合いにならない方がいいかも、とも思い始めていた。
『ここであの嬢ちゃん助けへんかったらワシの寝覚めが悪いやんけ! そーなった、四六時中オノレの耳元で一人漫談やり続けたるぞ! それでもええんか!』
 一際張り上げたヘゲルの声に、ようやくスノーの足が止まる。
 どうやら、それだけは嫌だったらしい。
 無表情だった顔に僅かに不快なモノを浮かべて、スノーはファイリアの方に向き直る。そして、ゆっくりとした足取りで近づいてきた。
「どこ……」
「え?」
 言われた言葉を理解しかね、ファイリアは顔にハテナマークを浮かべる。
『どこに行きたいかって言っとんねん。すまんのー嬢ちゃん。コイツ言葉足らずで』
 ヘゲルの解説でようやく意味が分かり、我に返ったようにハッとしてファイリアは言葉を発した。
「え、えと……『リリスの館』っていう場所なんですけど……」
 リリスの館は最近出来たばかりの巨大アミューズメントパークだ。
 プリクラやビデオゲームといった小さな物から、ジェットコースターにホラーハウス、近未来へのバーチャル体験コーナーなど幅広い娯楽を取り揃えている。
『よーっしゃ、わかった。ほしたら付いてこい嬢ちゃん。口で説明すんのややこしいから一緒に行ったるわ。そんな遠ないしな』
 ヘゲルの言葉にスノーの眉間の皺が更に深くなる。もちろんスノーは嫌なのだろうが、拒絶しないところを見ると、ヘゲルの一人漫談がよほど嫌いらしい。
 スノーは何も言わずに歩き始める。その後をファイリアは、申し訳なさそうに付いて行くのだった。

「でねー、その時ファイのおやつ全部食べられちゃって……」
『おーおー、そら怒らなあんでー。食いモンの恨みは恐ろしいっちゅーことをその男にしっかりたきこんどかな』
 高層ビルに見下ろされながら、ファイリア達は『リリスの館』へと歩を進める。さっきら十分ほどしか立っていないが、よく話しかけてくるヘゲルとはすっかりうち解けてしまった。
「ねっ、スノーちゃんはどう思う?」
「…………」
 自慢の銀髪をかき上げ、満面の笑顔を浮かべて話しかけるが、スノーはまるで取り合わない。相変わらず感情を感じさせない顔つきのまま、ただ目的地に向かって黙々と歩き続けている。
『なースノー、もーちょっと愛想ようしたらどうや。せっかく嬢ちゃんか話しかけてきてくれてんのに』
「……疲れる……」
 ヘゲルの声にようやく反応して発したのは、何とも味気ない単語だった。
(スノーちゃんって昔なにかあったのかな……)
 ファイリアは自分と目すら合わそうとしないスノーの事が徐々に気になり始めた。自分とあまりに性格がかけ離れているからだ。
 もしスノーのように感情を押し殺して、独りぼっちで生きなければならなくなったら、ファイリアは寂しさのあまり気がおかしくなってしまうだろう。
(決ーめたっ)
 ファイリアは胸中で頷き、確かな誓いを立てた。
 ――スノーの笑顔を見る、と。

 都心部から少し離れた広大な敷地に建設されたアミューズメントパーク『リリスの館』。
 まるで中世ヨーロッパにあるお城のような入り口に圧倒され、ファイリアは口を開けて門を見上げた。
『ココがそうや。ほなな、嬢ちゃん。楽しんできーやー』
「ちょっと待って」
 ヘゲルの別れの言葉と共に足早に去ろうとするスノーの黒いローブを掴み、ファイリアは強引に引き留めた。
「……何」
 僅かに前につんのめった後、スノーは抑揚のない声で言いながら振り返る。
「実はねー、ファイ一人なんだー。ね、よかったら一緒に回らない?」
 今回ここに来た目的は下見だ。いつも友達におっちょこちょいとバカにされているため、明後日一緒に回る時は、ファイリアがリードして見返すつもりだった。
『ホンマか!?』
 ファイリアの誘いにヘゲルが過敏に反応する。
『いやー、実はワシもいっぺん行ってみたかったんやー。ここのパチスロ偉い人気らしいからなー』
 しかしヘゲルの声を無視してスノーはファイリアに背中を向け、どんどん遠ざかっていく。
『ちょ、ちょっと待たんかい! スノー! オノレかてたまには息抜きしようとか思わんのか!』
 スノーが何か言ったのかもしれないが、ここからでは遠すぎて聞こえない。ヘゲルの特徴的なしゃべりだけが虚しく響く。
『そーか、よーわかった! ヘゲル様の漫談その五十二ーーー!』
 スノーの足が面白いようにピタリと止まった。
 黒いローブを翻し、下唇をきつく噛み締めてスノーは渋々ファイリアの前まで戻って来る。
「ゴメンネ、スノーちゃん。でも、きっと楽しいと思うから」
 ファイは無邪気に笑って、何気なくスノーの手を取った。予想に反して柔らかいぬくもりが、手の平に伝わってくる。そのままスノーの手を引き、チケット売り場で大人を二枚購入するとファイリアは『リリスの館』へと足を踏み入れた。

 中はまるで別世界だった。
 巨大なドーム状の天蓋には満点の星空。本物の夜空のように奥行きが感じられ、どれ一つとして同じではない無数の星々が、会話するかのように明滅している。ドームの中央には光の柱が立ち、その中でマスコット・キャラクター達が大勢の観客を前にダンスショーを繰り広げていた。
「うっわー、すごーい……」
『ほー、こら綺麗やなー』
 擬似的に作り出された宵闇の空間に見惚れるファイリアとヘゲル。
 数秒ほどそうしていたが、ファイリアは思い出してようにスノーの方を盗み見た。表情こそ変わらないが、星空を見上げ感慨に浸っているように見える。
(そう言えば……)
 ファイリアがスノーと最初にマーケット・ストリートで会った時、彼女が見ていた物を思い出した。確か銀製のクロス。ディスプレイ用の光を反射して、透明感のある輝きを放っていた。
(スノーちゃんだって女の子だもん。綺麗な小物がきっと好きなんだ)
 ファイリアは周りをキョロキョロと見回し、円形に立ち並んでいる建物の看板を見た。どれも電飾で美しく飾り付けられ、極彩色の人工華が咲いている。
 その中の一つ『ゲームホール』と書かれた文字で目が止まった。
「スノーちゃん。こっちこっち」
 スノーの手を引き、ファイリアは曲線だけで構成された建物の中に入っていった。

 中は予想通り様々なゲームで埋め尽くされていた。
 ビデオゲームの筐体(きょうたい)から流れる音楽とキャラクターの声。それらに興じる人々の歓声で、ゲームホールは異様な熱気に包まれていた。
「ほら、スノーちゃん。これ、やってみない?」
 ファイリアがスノーを案内したのはUFOキャッチャーの前。
 大きなアクリルで作られた直方体の中に円盤が浮かんでいる。円盤の下には鉤爪のようなものが取り付けられ、その位置を指定することで真下にあるカプセルに入った品物を掴める仕様になっている。
『えー、ワシ、パチスロがええわー』
 不満の声を上げるヘゲル。しかしスノーは動かない。
 アクセサリー・ショップの前にいた時同様、アクリル製のケースに顔を押しつけ、食い入るようにカプセルに入った銀製品を見つめていた。
「やる? スノーちゃん」
 ファイリアの方を向き、スノーは相変わらす無表情、無言のまま頷く。
(ふふ、可愛い)
 ファイリアの予想通り、スノーは綺麗な物に目がないようだった。
 ゲーム機にお金を投入し、スノーに簡単な操作説明をする。
「このボタンで奥行きを指定して、こっちのボタンで横の位置を決めるの。後は勝手にあのUFOが降りてきて、カプセルを掴んでくれるから。簡単でしょ?」
 スノーはコクリ、と頷いて二つボタンに両手を当てた。
 まずは奥行き指定。続けて横位置指定。スノーが出来るのはココまでだ。後は運を天に任せるのみ。 
 UFOがゆっくりと下降を始める。鉤爪を開き、下にあるカプセルの山に埋もれたところで閉じた。しかし引き上げられた時、UFOは一つもカプセルを持っていなかった。
「……どうして」
 スノーが不思議そうな顔でファイリアに聞き返す。
「あ、うん。確実に掴めるってわけじゃないんだー。結構、運の要素も含まれちゃうんだよ。もう一回やる?」
 少し目を大きくしてスノーは頷いた。
 そして真剣な表情で二つのボタンに手を掛ける。ゆっくと慎重にボタンを押し込み、スノーはさっきと同じ位置でUFOを止めた。
 審判の時が訪れる。判決は――敗訴。
 UFOはカラッポのまま持ち上げられ、定位置へと戻る。
 スノーはしばらく不思議そうにUFOを見ていたが、やがてファイリアに熱い視線を送って来た。
「はいはい、もう一回ね」
 苦笑しながらファイリアはお金を入れる。
 スノーは目的のアクセサリーが入ったカプセルを、穴が開くほどに凝視していた。そんな彼女横顔を見ながら、ファイリアはお財布の中身を確認したのだった。

 ――結局、一度も成功することはなかった。しかしファイリアにとっての収穫はあった。
 それは色んな顔のスノーを見ることが出来たと言うこと。
 とは言っても激しく変化したわけではない。せいぜい眉を顰めたり、口元を僅かに歪めたりする程度の物だ。しかも、かなり注意深く見ていないと見過ごしてしまうほどの些細な変化。だが、それでもファイリアは満足だった。
 出会ったばかりの時は、ヘゲルの言葉に反応はしても自分の声や仕草に何らかのアクションを見せると言うことはなかった。しかし今は違う。
「はい、スノーちゃん。残念だったね」
 マスコット・キャラクターのダンスショーを遠目に見ながら、ファイリアはスノーにソフトクリームを手渡した。
「……ありがとう」
 七色に塗り分けられたベンチに腰掛け、上目遣いにコチラを見ながらスノーは小さな声で言う。
「どう、楽しかった?」
 ソフトクリームを舐めながら、スノーは無表情で首を縦に振った。
 ファイリアはようやくスノーと普通に会話できることに小さな感動を覚える。
「そっかー、それじゃーねー。はいっ」
 屈託無く笑いながら、ファイリアは自分の首にしていた星のペンダントをスノーの前に差し出した。
 五芒星を象ったパイプフレームにチェーンが取り付けられている。残念ながらクロスでないが銀製だ。
「……これ」
「ファイのわがままに付き合ってくれたお礼と、頑張ったスノーちゃんへの敢闘賞っ」
 戸惑うスノーに首にチェーンを通す。小さな金属の音がして、五芒星がスノーの胸元で落ち着いた。
「それと、トモダチの証ですっ」
「とも……だち……」
 ファイリアの言葉を反芻するかのように、スノーは呟く。

 そして僅かに――ほんの僅かに――スノーの口元が笑みの形に曲げられた。 

「あ――」
 思わず間の抜けた声を発するファイリア。その時にはすでに、スノーは元の無表情へと戻っていた。
「スノーちゃん! 今の今の! 今の笑顔もう一回やって!」
『な、なんやて!? スノーが笑ったんか!? ホンマか!? 天変地異の前ぶれちゃうか!? 気持ちよー寝てたのに目ぇ覚めてもーたわ!』
 場違いなヘゲルの声がファイリアとスノーの間に割って入る。今までずっと喋らないと思っていたら眠っていたらしい。
「……知らない」
 さっきまでの、どこか柔らかかった空気が再び凍り付く。
「あーん、もー。ヘゲルちゃん、台無しだよー」
『な、なんや。ワシなんか悪いことしてもーたか?』
 状況が飲み込めず、ヘゲルは申し訳なさそうに聞き返した。
(ま、いっかー。とりあえずスノーちゃんの笑顔も見れたし。お小遣い殆どつぎ込んじゃったけど……)
 と、その時、ファイリアの携帯がメールの受信を告げた。
 ポケットから取り出し確認する。差出人は今お世話になっている大切な人からだ。早く帰って来いとの旨が書き記されていた。慌てて時計を見ると、すでに七時になっている。『リリスの館』が常闇なので、時間の感覚が狂ってしまったのだ。
「ねっ、スノーちゃん。ゴメンっ。ファイそろそろ帰らなきゃ。でもまた、いつかどこかで会えるよねっ」
 口早に言うファイリアにスノーは無表情のまま頷き、そして小さな声で呟いた。
「……ともだち……」
 その言葉でファイリアの心に暖かい何かが流れ込んで来る。それはすべてを包み込み、癒し清める慈愛の手。
 自分はスノーと友達になることが出来た。その事実がファイリアの顔を自然と弛ませる。
「うんっ。そうだよね。ぜったい、ぜったい、また会おうね」
 ファイリアは大きく手を振って別れを告げた。
 でも不思議と悲しさはない。必ずまた会える。予感を遙かに越えた確証。
 湖面に舞い降りた綿毛が水面(みなも)をそっと揺らすように、ファイリアの心の海に今、『スノー』という一片(ひとひら)の雪が静かに溶け込んだ。

 【終】

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号:6029 / PC名:広瀬・ファイリア (ひろせ・ふぁいりあ) / 性別:女性 / 年齢:17歳 / 職業:家事手伝い(トラブルメーカー)】

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■         ライター通信          ■
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 初めまして、広瀬様。お仕事の発注、どうも有り難うございます。飛乃剣弥(ひの・けんや)と申します。
 さて、『スノー欲しい物』いかがでしたでしょうか。広瀬様からご提示頂いたプレイングからは若干それてしまいましたが(汗)。物語の展開上、オチらしいものは書けませんでしたが、少しでも広瀬様のお心が暖まって下されば幸甚です。ではまた、別の物語でお会いできる事を祈って。