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眠りが恐い
●オープニング【0】
「……眠れないんです」
非常に疲れ切った様子で開口一番そう言った依頼人の20歳ほどの女性――平野理沙の言葉に、草間興信所の所長である草間武彦は思わず眉をひそめてしまった。
「不眠でしたら、探偵じゃなく医者の担当でしょう」
草間は理沙に告げた。普通に考えれば医者、それも精神・神経系の医者の分野である。だのに何故、理沙は事務所を訪れたのか。
「恐いんです……眠るのが! 眠るとあの夢がまた……!」
両手で顔を覆い、理沙はうつむいてしまう。お茶を運んできた草間零が心配そうに見るが、はっとして理沙の肩を揺らした。
「もしもし、起きてますか!?」
その声と揺れに理沙が顔を上げた。驚いた表情できょろきょろと左右を見てから、ほうっと安堵の溜息を吐く理沙。
「よかった……眠ってない」
「とりあえず、詳しいお話を聞かせてもらいましょうか」
その様子にただならぬものを感じた草間が理沙に事情を尋ねた。
理沙がその夢を見始めたのはちょうど1週間前のことだという。夢の内容は、理沙が急激に年老いてしまうもの。何度も、何度も、同じ模様が際限なく繰り返されて……。
それが毎日、昼夜問わず続くのでついには眠るのが恐くなってしまったそうである。
「ふむ……」
草間は理沙から話を聞いて、少し思案してから零に言った。
「零、今晩彼女の部屋に泊めてもらえ。何人か呼ぶから一緒に行くんだ」
「え?」
零が草間に尋ねるような視線を向けた。草間はどうするのか、ということだ。
「俺は今夜別の仕事がある。だから頼んだぞ」
「はい!」
元気よく答える零。と、草間が思い出したように理沙に尋ねた。
「そういえば、何故うちに?」
「あの……怪奇探偵さんだから、そういった奇妙な事件のノウハウがあるって話を聞いて……」
(誰がそんなこと言ってるんだっ!)
草間は内心そう思ったが、依頼人の前なので口にはしなかった。
●事前考察【1】
「草間のおぢちゃが『かいきたんてー』なのは皆知ってることなのでぇすよ?」
とても真面目腐った顔で露樹八重にそう言われ、草間は憮然とした表情になった。草間興信所、夜8時過ぎのことである。
「だからな、俺が目指してるのはそういう系統じゃないんだと何度言えば……」
ぶつぶつと八重に向かって文句を言う草間。傍目には10センチほどの女の子人形に喋りかけているように見えてしまうのが悲しい。
「何にしろ、事務所としては仕事があること自体は歓迎なことじゃない。ね、武彦さん?」
草間興信所の事務を仕切っているシュライン・エマが草間に声をかける。若干語気強く名を呼んだように思えるのは、事務所の財政状況が厳しいからだったろうか。
「……ないよりはいいけどな、そりゃ」
草間はふうと溜息を吐くと、ソファに座っている3人の方へ目を向けた。思案顔の玲焔麒、零が出してくれた茶をすすっている静修院樟葉、そしてはむはむと麦チョコに夢中になっている来生億人の姿がそこにある。
「俺が連絡したのはどうした?」
草間が樟葉と億人に向かって尋ねた。2人とも本来草間が連絡した相手の代わりにやってきていたのである。
「んー、何や用事が出来て行かれへんから、代わりに行ってこいって言われたんや」
口の中が空っぽになった瞬間に億人はそう答え、またたっぷりの麦チョコを口の中へ放り込んだ。甘い物好きなのか、とても幸せそうな表情である。
「……私も同じです。別の件がありました上に、今回の件には向かないとのことで。ですので、代わりに私が」
自らの胸に手を当て語る樟葉。まあ各々理由があるのだから仕方がない。第一、突発的に連絡したのは草間の方であるのだから。
「ふむ……それにしても、急激に老化する夢ですか」
それまで思案していた焔麒が草間の方を向いて口を開いた。
「死を連想する夢の場合、当人が長生きするという物がありますが、そう何度も同じ夢ばかり続くというのは妙ですね」
「だろ? 俺も妙だと思ったから、この依頼を引き受けたんだ。……何か心当たりありそうな顔してるな」
焔麒の表情を見て草間が言った。
「ええ。可能性の1つではありますが、外部からの精神攻撃……ナイトメアの可能性も」
「あ、やっぱり夢魔やんな?」
焔麒の推理に億人が同意の声を上げた。ちょうど麦チョコがなくなった所であった。
「なあなあ、もう1個ないん?」
「すみません、あったのそれだけなんです」
億人に麦チョコのお代わりを言われた零が、申し訳なさそうに答えた。
「夢魔だって?」
そんなやり取りがされている間に、草間が焔麒へ聞き返した。
「対象とした者へ悪夢を見せ続け、やがてはその者の生命を奪う……それがナイトメアです」
「淫夢を見せることもあんで、夢魔は。何かに強い恐れを抱く人間を狙ったりな」
焔麒の言葉に億人が付け加える。ちなみに淫夢を見せる夢魔としてはサキュバスやインキュバスが有名だろう。
「彼女、老いへの強迫観念持ってた?」
シュラインが草間へ尋ねた。が、草間は首を横へ振った。
「俺が見た感じでは、恐れているのはその悪夢に対してだと思った。けど、老いを恐れるようになるのも、このままなら時間の問題じゃないか?」
1週間だからまだ持っているのかもしれない。しかしこれが2週間、1ヶ月となってゆけば、どうなることか。
「会ってみないとよく分からないでぇすけど、本当にお年を寄せてるわけではないのでぇすよね?」
小首傾げ草間に尋ねる八重。
「疲れ切ってはいたが若い女性だぞ」
草間がきっぱり答えた。と、シュラインが重た気に口を開く。
「んー……出かける前に、やっぱり言っておいた方がいいかしら」
「どうしたシュライン?」
シュラインの方に振り返る草間。
「あのね、話を聞いてすぐネットで調べてみたの。同じ症状の人が居ないかって」
「まさか居たのか?」
「居ないわ」
「……居ないのか。驚かせるなよ」
「国内には」
その言葉に、皆の視線がシュラインへ集まった。
「信憑性がちょっとあれだから困るんだけど、アメリカの片田舎で若い男性が急に年老いて亡くなってたって翻訳記事を見付けたの。その人も、亡くなる前に年老いる夢を見てたってその記事にはあったわ」
「アメリカなんですかっ?」
驚く零。まさかアメリカで似たようなことがあったとは思ってもみなかったのだろう。
「あの。その記事が信憑性に欠けるとのことですけど……翻訳記事だからでしょうか。それとも海外の話だからですか?」
樟葉が浮かんだ疑問をシュラインに投げかけた。
「……その記事あったの、海外のゴシップを売りにした新聞の記事ばかり翻訳してるサイトなの」
答えてシュライン苦笑い。それじゃあ信憑性に疑問符がついても仕方がない。
「そろそろ行った方がいいな」
草間が時計をちらっと見て皆を促す。理沙の部屋へ着く頃には夜9時を回って、ちょうどいい頃合になるはずだ。
「理沙やっけ、その人? 無事やったら何か甘いもん奢ってくれる?」
ソファから立ち上がりながら、にこにこと草間へ言う億人。
「ああ、ああ、買ってやる買ってやる。だから安心して行ってこい」
呆れ顔の草間が早く行けという仕草を億人へ見せて言った。
そして出かける準備をする一同。
「武彦さん、ちょっと」
シュラインが草間を台所の方へと呼んでいた。
●漠然とした不安【2】
「どうした?」
台所へ連れてこられた草間は、不思議そうにシュラインを見た。
「別の仕事って何?」
シュラインは単刀直入に草間へ尋ねた。夜に仕事があるとは、自分は全く聞いていないからである。
「…………」
しかし草間は視線をそらして答えない。無言のままである。
(金沢行きの時といい、何か隠している気がするのよね)
去年の夏頃からか、微妙に草間の動きが妙なのだ。簡単な物とはいえ零に仕事を任せてみたりして、何かしらそこに意図をシュラインは感じずにいられなかった。
(むー……ほんとに仕事なんだか)
じっと草間の顔を見つめるシュライン。疑えばきりないが、問い詰めても草間は答えやしないだろう。もう結構な長さそばに居るのだ、そのくらい目を見れば分かる。
「……気を付けてね」
ふうと溜息を吐いてから、シュラインはそうとだけ言った。
「ああ、分かってる」
草間はぽむとシュラインの肩を軽く叩くと、そのまま台所を出ていった。
「急な老化ねえ……」
ぼそっとつぶやくシュライン。不意にいつぞやの時空の女神の顔が浮かんでいた――。
●安心して【3】
「幻覚じゃないでぇすよ? 大丈夫、大きなことはできないでぇすが小さなお手伝いならおまかせなのでぇす♪」
ぽふぽふと理沙の頭を撫でながら、八重が安心させるように言った。所変わって理沙の住むマンションでのことである。
実は訪れて早々ちょっとした騒動が起こっていた。理沙が八重を見て、ついに幻覚が見え始めたのかと混乱したからである。それをどうにか宥め、先程の八重の言葉へ繋がる訳だ。
「香を調合してきました」
と言って、焔麒が室内で香を炊き始めた。眠るのが恐いのなら体力の消耗も激しいだろうと思い、少しでも精神的な疲れがとれるように香を調合してきたのである。そのためか、香を炊き始めて少しすると、理沙の表情が徐々に穏やかなものへと変わってゆくのが見てとれた。
香が室内を満たすまでの間に、シュラインが理沙の手を握ってあれこれと質問を投げかけていた。最近変わった場所や物、人などと接点があったかとか、夢の詳細などをである。
「辛いこと聞いてごめんなさい」
と、きちんと気遣いの言葉も忘れないのはさすがシュラインといった所か。
その質問に対する理沙の答えは、特に変わったことがあった覚えもなく、夢の内容も自分が年老いるということだけで場所など周囲の状況は全く分からないということであった。
「失礼いたします」
理沙の表情が穏やかになってきたのを見て、樟葉はシュラインと入れ替ってそばへやってきた。そして理沙の両肩に手を置き、自らの額を理沙の額へと合わせた。
それは時間にして10数秒のことだったろうか。樟葉は静かに額を離すと、皆の方に向き直ってこくんとゆっくり頷いた。
「……憑いているようです」
理沙の精気の感覚に、樟葉は異常を感じ取ったのである。
「えっ……」
強張る理沙の表情。すると樟葉は理沙の両手を握り、微笑みとともに優しく話しかけた。
「気になさらないでください。悪夢は今夜、確実に終わりますから……どうかご安心を」
樟葉のその言葉に嘘はない。皆そのつもりでここへやってきているのだから。
「はぁい、きっとまた眠れるようになるのでぇす♪」
また八重が、理沙の頭をぽふぽふと撫でた。
●夢魔、ここに【4】
夜11時を過ぎた頃、理沙はベッドに横たわり静かに目を閉じた。焔麒の炊く香の効果か、あるいは皆が見守ってくれているからか、いやその両方だろうか、恐がりながらも勇気を出して眠ることにした。
もちろん理沙に眠らせるのはどうかと疑問を口にした者も居たが、原因を突き止めるには眠らせるべきだという意見が優勢でこういうことになった。
さて、眠ろうとする理沙の手をベッドのそばに座った樟葉がそっと握り、自らも目を閉じた。理沙に同調し、夢の中へ入り込むつもりのようだ。
他の者たちは2人の様子を黙って見守る。異変が起こったならすぐに動けるよう心掛けて。
ほとんど誰も言葉を発しない中、時間だけが刻々と過ぎてゆく。聞こえるのは理沙の寝息くらい。2人に異変は見られないまま、日付が変わる。
「……ん……?」
午前0時を数分過ぎた頃、異変が起こった。理沙にではない。樟葉にでもない。シュラインに、だ。
「あ……れ……?」
急激に視界が狭まり、ぱたんと絨毯に突っ伏すシュライン。ややあって、すうすうと静かな寝息が聞こえてきた。何故だか突然眠りに落ちてしまったのである。
焔麒がシュラインに目を向けた後、ゆっくりと億人たち他の3人の顔を見回した。その焔麒もほどなくテーブルに突っ伏す。後はもう残された者たちも相次いで突っ伏していった。
しんと静まり返る室内――空気が一瞬揺らいだ。
「ケケ……眠ラセルナンテ俺様ニハ簡単ナモンダ」
いつの間にか天井付近に黒い影が現れていた。半ば靄のような、黒い生き物であった。だがその姿は悪魔のそれに酷似していた。
黒い影はふよふよと降りてきて、理沙の胸の真上で静止をした。
「何シテモ無駄ダゼ。モウジキオ前カラ奪イ尽クシテヤルカラナ……ケケケケ。今夜モマタ、楽シイ夢見セテヤルゼ……」
嫌らしい口調で黒い影はつぶやくと、何やら手を動かそうとしたのだが――。
「予想通りでしたか」
突然焔麒の声が聞こえてきたのである。
「ムッ!?」
黒い影が驚き振り返ると、焔麒の他、億人や八重、零が起きているではないか。
「貴様ラ! 何デ起キテルンダッ!?」
「……力が通じんもんも居るゆうことや」
億人が黒い影に向かって言った。すると黒い影がはっとしたように見えた。
「……ケケ、貴様ハソウダッタカ……」
「分かるんやったら話は早いやんな。この理沙って娘、俺の知り合いなんや。頼むから手ぇ引いてくれへんかな。引いてくれんのやったら、ちと困ったことになると思うんやけどなあ……」
億人は黒い影をじっと見つめて頼み込む。けれども黒い影の答えは……否。
「ククク、ソイツハ無理ナ相談ダゼ? 俺様ノ食事ト楽シミ邪魔シチャ困ル。アア、気ガ変ワッタ。トットト食事済マセテヤル!!」
黒い影はそう叫ぶと大きく手を動かし、理沙に向かって何やら呪文らしきものを唱えた。しかし――何の変化も起こらない。
「ドウシタッ!? ドウシテ時間ヲ奪エナインダッ!?」
驚いた様子で理沙を見つめる黒い影。理沙は騒動など知らず、何ら変わることなく眠り続けていた。
「……ダメでぇすよ? 時間を無闇に捩っちゃ皆吃驚なのでぇす♪」
金の大きな懐中時計をしっかと抱え、くすくすと悪戯っぽく笑う八重。
「自分だけが時間を動かせると思っちゃダメなのでぇす。そんな悪戯は悪戯しかえしちゃいますでぇすよ?」
そうなのだ、黒い影が何か引き起こすとみた八重が、咄嗟に理沙の時間を止めたのである。
「キッ、貴様ハ……アノ女神タチノ眷属ナノカッ!?」
黒い影が八重を睨み付けた。だが言われた八重はきょとんとしている。どういう意味か分からないのだ。
「……グッ!? グ……グゲ……貴様ッ! 何ヲヤッタ!!」
今度は焔麒を睨み付ける黒い影。気付くと室内に、また別の香が広がりつつあった。億人が軽く咳をしていた。
「香を炊いただけですよ。ええ、たいした物ではありません……魔を封じる香を」
焔麒は静かに答え、ニヤリと笑みを浮かべた。黒い影が億人や八重とやり取りしている間に、こういうことをやってのける辺り、なかなかの策士である。
「カ……身体ガ……」
魔封じの香の影響で、動けなくなった黒い影の表情が苦渋に歪む。
「ええいっ!!」
そんな黒い影の身体を、怨霊を刀に変えた零が深々と貫いた――。
●そして、いくつか謎は残り【5】
数日後、草間興信所に皆の姿があった。
「……一晩じっくりと探しましたが、彼女の中に原因は見られませんでした。ですからやはり、その夢魔による影響で間違いないと思います」
理沙の夢の中を調べた結果を草間に語って聞かせる樟葉。夢魔が出たことを知ったのは夢の中から戻ってきてからだったので、結果的に夜明けまで調べることになったのである。
「それは分かった。で、結局そいつは何をしたかったんだ?」
「断片的な言葉から想像するしかありませんが、悪夢を見せて弱らせた所で、時間を奪い去ろうとしていたのではないでしょうかね」
草間の疑問に焔麒が答えた。そして思い出したように一言付け加える。
「普通のナイトメアでしたら生命を奪う所ですが」
「生命の代わりに時間か……。どっちにしろそんなことされると生命もなくなるよな。あの記事もそいつの仕業なのかね」
ふうむと腕組みする草間。同一犯かどうか分からないが、きっと手口は同じであろう。……同じ芸当をする奴など1人で十分だけれども。
「時間で悪戯するのは感心しないでぇす」
ぷんすか怒っているのは八重である。時間を操作することの出来る者として、腹立たしく思っているに違いない。
「でも女神がどうとかって何でぇすか?」
小首を傾げる八重。未だにあの言葉が引っかかっているのである。
「……何だかややこしいことが待ってそ……」
ぼそっとつぶやくシュライン。何となく、予感がするのだ。そう遠くないうちに、何かあるような……そんな感じが。
「彼女はもう大丈夫なんだよな?」
草間が皆に確認するように言った。それに答えたのは焔麒である。
「もう大丈夫でしょう。香を調合して持ってゆき、メンタルケアも試みましたが……最初にお会いした時に比べ、顔色もすっかりよくなっていましたから」
ふっと微笑む焔麒。それを聞いて草間も安心したようである。
「なあなあ、無事やったんやから約束!」
わくわくした様子で億人が草間に話しかけた。そういえば、約束してましたか……。
「分かってる。ほら、持ってけ!」
草間は机の下から茶色い紙袋を取り出すと、それを億人の方へ向かって投げた。受け取りさっそく開けてみる億人。
「わ、板チョコがいっぱいやっ♪」
億人が目を輝かせ、とても嬉しそうに言った。紙袋の中には板チョコがぎっしり詰まっていたのである。
「武彦さん、ひょっとしてあれ……」
じっと草間を見るシュライン。そして視線を合わせぬまま草間は答えた。
「さぁて、何連チャンしたっけな」
パチンコの景品ですか、草間さん――。
【眠りが恐い 了】
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【 整理番号 / PC名(読み)
/ 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
/ 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 1009 / 露樹・八重(つゆき・やえ)
/ 女 / 子供? / 時計屋主人兼マスコット 】
【 5850 / 来生・億人(きすぎ・おくと)
/ 男 / 20代前半? / 下級第三位(最低ランク)の悪魔 】
【 6040 / 静修院・樟葉(せいしゅういん・くずは)
/ 女 / 19 / 妖魔(上級妖魔合身) 】
【 6169 / 玲・焔麒(れい・えんき)
/ 男 / 青年? / 薬剤師 】
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■ ライター通信 ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全5場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせして申し訳ありませんでした。ここに眠りが恐い女性の様子をお届けいたします。恐らく今回のお話は、今後の高原のお話である意味ポイントとなるものではないかと思います。
・本文でも触れていますが、いくつか謎は残っているかと思います。まあピンときている方も居られるようですが。この辺りの謎は、高原のある分野でのお話に影響してくることになります。……意外にあれこれお話は繋がってるんですよ?
・シュライン・エマさん、103度目のご参加ありがとうございます。気になりますよねえ、草間の動き。これもまたそのうちに判明すると思いますよ? そうそう、何かピンとこられているようで。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。きちんと目を通させていただき、今後の参考といたしますので。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。
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