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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


アリアと雪遊び
●オープニング【0】
「こりゃまた、よく積もったもんだねえ」
 やれやれといった口調でそうつぶやいてから、アンティークショップ・レン店主の碧摩蓮は苦笑した。店の外、窓から見えるのは白銀の世界であった。結構な積雪だ。
 今年の冬は妙に寒い。暖冬などと言われていたのがまるで嘘のようである。何しろ東京にこうして雪が積もるくらいなのだから。
「……雪……」
 そんな白銀の世界を、レンの居候であるアリアはじーっと見つめていた。
「何だい、雪がそんなに珍しいのかい?」
 蓮が尋ねると、アリアはこくんと頷いた。
「向こうの世界だって、雪くらい降るだろう?」
「雪のある場所はありますが……」
 蓮の質問にアリアが困った顔をした。どうやらアスガルドでは、そう雪は降らないのかもしれない。だからアリアに馴染みがないのだろう。
「じゃ、触ってみるかい」
「はい?」
「これも現実世界の勉強さ。どうせこの雪でも誰か来るだろうし、色々と聞いてみるといいよ」
「はいっ!」
 勉強というか、遊びの範疇なのは言ってはいけないことである。
 ささ、アリアと雪遊びしてみましょうか?

●雪の中、やってきました【1】
「ありあしゃ〜ん♪」
 両手を広げ、アリアに向かって鮮やかなダイビングをした露樹八重。といっても10センチほどの八重のこと、ぴょこんと飛び移ったと言った方がぴったりくるだろうか。
「お元気でしたでぇすか?」
 ぽふぽふとアリアの衣服に顔を埋めながら、八重はアリアの様子を窺った。その背中には貼るタイプのミニカイロを背負い、何気に着ているローブも冬物だったりする。
「あ、はい。ここでお手伝いを続けながら、また少しずつ学んでいます」
 答えるアリア。八重の体温か、それともカイロの熱か、ほのかに暖かさを感じていた。
「寒くないでぇすか? カイロまだたくさんあるのでぇす♪」
 小首を傾げた八重が、先程まで自分が居たカウンターの上を指差した。見れば10個入りのカイロのパックがそこにある。……まさかこれ引きずってきたのか?
「いえ、私は大丈夫ですから」
 元々アリアはプログラム、多少なら寒さも平気であるのだろう。
「あたしの他に誰もいないでぇすか?」
 ふとつぶやき、アリアにつかまったまま八重が店内をきょろきょろ。居るのは蓮とアリア、それに八重の3人だけである。雪だから出足が鈍いのかもしれない。
 と、そんなことを言ったからかどうか、タイミングよく入口の扉が開かれた。
「うぅ……雪の中歩くと、足元から冷えてくるわね、やっぱり」
 白い息を吐き出しながら、防寒した姿のシュライン・エマが入ってくる。だが入っても何故かまだ扉を開いたままであった。
「寒いだろう? 閉めないのかい?」
 そう尋ねる蓮だったが、シュラインは苦笑して外に視線を向けた。すると女性をおんぶして入ってくる者の姿が――田中裕介である。
「はあ……何で背負ってこないといけないのですか」
 レンに着いたことで安堵したのか、裕介が溜息とともにつぶやいた。それを聞いた背中の女性――隠岐明日菜が裕介の首にぐっと腕を巻き付ける。
「そんなの寒いし濡れるからじゃない。何度説明したら分かるのよ」
 そう言って、巻き付けた腕に軽く力を入れる明日菜。そのために、裕介の背中にいっそう明日菜の大きな胸がぎゅうと押し付けられることになった。
「着いたんだから降りたらどうですか。……あ、どうも」
 明日菜に降りるよう言ってから、裕介は皆に挨拶をした。少し申し訳なさげに見えたのは気のせいだろう。
「はいはい、ごくろうさまっ」
 ぽんと裕介の背中を叩いて降りる明日菜。
「雪も溶けない間はいいんだけどね」
 そして苦笑いを浮かべてから、裕介同様皆に挨拶をした。その視線がアリアで止まる。
「どう、サーバの状況は?」
 アリアは現在、神聖都学園の地下にある『Tir-na-nog Simulator』の管理のため、週に何度か訪れている。それを知っていての明日菜の言葉である。サーバのパッチ当てに関わり、プログラムデータの解析までかけた身としては、その後の経過も気になるというものだ。
「何事もなく、平穏です」
 短く答えるアリア。だがそれで十分伝わる。サーバやその周囲に異常ないのなら、きっとアスガルドも平穏であろうから。明日菜もそれを聞いて満足しているようだった。
「ああ、そうです。雪遊びすれば、きっと濡れると思うんで」
 裕介はそう言って、どこからともなく着替えセットを取り出してアリアに手渡した。けれどもその分量、気のせいか数着分あるような……。
「色々と用意してみました。どうぞ」
 微笑む裕介。アリアは促され、その着替えセットを順に見ていった。可愛い系から実用性に長けた物、さらには下着まで含まれていて至れり尽せりとはこのことか。そしてもちろん――。
「あ、めいどしゃんでぇす♪」
 それを目にした八重が言った。その通り、案の定というか当然のごとくメイド服も含まれていた訳で。
「着替えもあるようだし、外出てみる?」
 シュラインがアリアに声をかけた。

●雪遊び初級編【2A】
 蓮を除く5人が外に出る。蓮は寒いから店内に居るそうである。雪は今は降っておらず、雲間から少し日が差してきそうな気配があった。遊ぶにはいい環境かもしれない。
「あ〜、どこもかしこもふんわり雪が降ってお化粧したみたいでぇすね〜♪ おもいっきり遊ぶのでぇす♪」
 外へ出るなり八重はぴょこんと雪の上に降り立って、とことこ歩いてからころころと雪を転がし始めた。どうやら雪玉を作るつもりのようだ。
「ありあしゃん、見てくだしゃいでぇす!」
 少ししてほどよい大きさの雪玉が出来て、八重がアリアを呼んだ。見ると、八重がぴょこんと雪玉の上に飛び乗る所であった。
「ひゃぁぁっ!?」
 直後に八重の悲鳴。一瞬雪玉の上に立つことは出来たが、即座に雪玉の中へはまりこんでしまったのである。
「雪はこうやって遊ぶのですか?」
 不思議そうにアリアが尋ねる。他の3人は一斉にそれは違うという仕草を見せた。
「実際に触れてみた方がいいわよね」
 シュラインがそう言って、足元の雪を少し掬ってみせた。
「こう適当に手に取って、軽く両手で握ると固まりになるの。アリアちゃんもやってみて」
 手の中で雪玉を作りながらシュラインがアリアを促す。
「はい。こうですね」
 同じように雪を掬って、手の中で握ってゆくアリア。ほどなく同じような固まりが出来上がった。
「握ってゆくと固くなるんですね……」
 妙なことに感心しながらアリアがつぶやく。本当に馴染みがなかったのだとよく分かる言葉であった。
「不思議でしょう、それが雪です」
 裕介がアリアの背後へそっとやってきた。
「はい、不思議で……きゃあっ!」
 アリアの悲鳴が上がった。背後から裕介に雪を被せられたのである。
「雪で遊ぶなら、身体全体で触れた方がいいですよ。驚かせてすみません」
 くすっと笑ってアリアへ言う裕介。
「はあ、そうなのですか。では……」
 と言うや否や、アリアは足元の雪をたっぷり掬い、くるりと裕介へ向き直った。
「えいっ」
 そして、抱えた雪を裕介の頭上にぶちまけたのだった。裕介の身体全体に雪を触れさせてあげようと思ったようである。それを見た明日菜が声を殺して笑っていた。
「……笑うことないじゃないですか」
 アリアを責める訳にはゆかないので、裕介の矛先は明日菜へ向いた。
「あはは、こうして見てる方が面白いわ」
 まだ笑っている明日菜。あまり乗り気ではないのか、明日菜の居るのは店の扉の前であった。
「知ってる? 雪って六角形なのよ」
 ようやく笑いのおさまった明日菜は、そうアリアへ教えた。するとアリアは手の中に残っていた雪をしげしげと見つめた。
「六角形……? とてもそうは見えませんが」
「違う違う、結晶の形が六角形なの。雪はね、水蒸気を含んだ空気が遥か上空で冷やされて……」
 アリアのために、明日菜が雪の降り方と科学的構造を話し始める。『水素結合』だとかという単語が出てくる辺り、なかなか本格的な説明である。
 その説明の間に、八重がシュラインに頼んで蓮から皿を数枚借りてもらってきていた。そしてせっせと皿の上に雪を盛る。
「なるほど、六角形ですけど気象の条件によって結晶の形も変わってくるんですね」
「そうそう。飲み込み早くて嬉しいわ」
 アリアの言葉で満足げに頷く明日菜。飲み込みの早さを例えるなら、スポンジに水を含ませるようなものか。
「ありあしゃん、ありあしゃーん!」
 と、八重がアリアを呼んだ。振り向くと、雪を盛った皿の上に八重が立っている。
「雪うさぎしゃーん♪ はいどーぞ♪」
 得意げに盛られた雪――もとい雪うさぎを紹介する八重。アリアはそばへ行き、じっと雪うさぎを見つめる。
「……雪がうさぎにもなるんですか?」
 あ、また何か勘違いしてますね、アリアさん。
「違うのよ、アリアちゃん。さっきみたく雪を固めてね、うさぎを模して作ったのがこれ。雪うさぎ」
 それを察したシュラインが慌ててフォローに入る。
「ありあしゃんも作ってみるでぇすか?」
「そうね、作ってみたら? 慣れるまで力加減難しいかもしれないけど……覚えられると思うわ」
 雪うさぎ作らないかとアリアを誘う八重に、シュラインも同調する。
「分かりました、やってみます」
 アリアも雪うさぎ作りに挑戦することにした。新たな皿の上に雪を盛り、ぺたぺたと両手で触り始めた。
 そんなアリアの姿を、蓮が店の中から目を細めて見つめていた。
「……いい傾向だねえ」
 独りつぶやく蓮。すると、だ。背後から男性の声がした。今、店内には蓮しか残っていないはずなのに。
「ですね。一段落ついたんだし、骨休めの時間があっていいでしょう」
「その通りさ。ところで、あたしは裏口を開けっ放しにした覚えはないんだけどねえ」
 表情も変えず、ちらりと声のした方を見て蓮が言った。そこにはいつの間に入ってきたのか、露樹故の姿があった。
「マジシャンですから」
 さらりと答える故。微妙に答えになってない気もするが、その辺は蓮も突っ込まない。
「生きてたんだねえ」
 突っ込みの代わりとなった言葉は、なかなかにきついものだったが。
「……ええ、実は俺生きてました」
 故は目を細め、外で遊んでいるアリアたちの姿をまぶしそうに見つめていた。

●雪遊び発展系【3】
「ん?」
 店内に目を向けた裕介が、軽く目を擦ってからもう1度じっと店内を見た。そんな裕介に明日菜が声をかけた。
「どうしたの?」
「今、中に誰かもう1人居たような……」
「えっ?」
 明日菜がくるりと振り返る。だが店内に居るのは相変わらず蓮だけである。
「居ないじゃない。見間違いじゃないの?」
「……おかしいですね」
 首を傾げる裕介。確かに誰か他に居たように見えたのだ。けども今は明日菜が言うように、蓮だけしか居ない訳で。
「出来ました!」
 アリアの声がした。雪うさぎが完成したのだ。
「ありあしゃん、初めてにしてはおじょーずなのでぇす♪」
 皿の上のアリアが作った雪うさぎを間近で眺め、八重が褒め言葉を口にする。初めてゆえ少々形もいびつだが、それでも上出来な部類ではないだろうか。
「そうですか、ありがとうございます」
 褒められてアリアも嬉しそうだ。すると空からパラパラと雪が舞い降りてくる。質感としては粉雪であろうか。
「あら、また降ってきたみたい」
 手の上に雪を感じながら、シュラインが空を見上げた。だが太陽が見えているので、それほど長い時間は降り続きそうにないと思えた。
「今度はかまくら作ってみる?」
 シュラインがアリアに向き直って、次なるお題を口にした。
「街を……?」
 『かまくら』違いです、アリアさん。
「おもちを食べる所なのでぇす♪」
 それも微妙に違います、八重さん。
「簡単に言えば、雪の家みたいなものですよ」
 裕介が会話に入ってくる。それを受けて明日菜もかまくらの説明をする。
「雪の家だから冷たいって思うかもしれないけど、思ったよりも暖かいの。周囲が雪で覆われて、入る所も狭く作っているから冷たい空気が入りにくくなってるのよ。で、中に七輪とか置いてお餅を焼いて食べると風情があってねー」
 うんうんと1人頷く明日菜。風情を感じているのか、食欲を感じているのかは見た目では不明である。だがそのうち明日菜はあることに気付いた。
「だけど、かまくら作るには量が足らなくない?」
 積もっているとはいえ、そこはやはり都内。かまくら作るにはそれなりの量を集めてこなければならないだろう。
「ミニかまくらなら何とかなるかも。さっき見たくお皿の上に作ってみるとか」
 そう提案したのはシュラインである。それから八重をじっと見る。
「……入れそうよねえ」
 ミニかまくら、八重なら十分入れるだろう。
「かまくらだけじゃなく、雪だるまも作りますか」
 裕介も提案をしてくる。ならば両方作ってみようじゃないか。
 相談の結果、30センチ四方くらいのミニかまくらを作り、その中に八重とミニ雪だるまを入れてみることに決まった。
 シュラインと八重がミニかまくら作り、裕介がミニ雪だるまを担当し、アリアはその両方を手伝うことになった。
「頑張れー♪」
 そして応援する明日菜……って、あなた見てるだけですかい!
 考えればすぐ分かることだが、ミニ雪だるまの方が先に完成し、結局裕介もミニかまくらの手伝いに入る。
「塩まくと固まるわよ」
 明日菜のそのアドバイスを受け、途中裕介が蓮に塩を借りにゆくなんてこともあったが――1時間もしないうちに立派なミニかまくらが完成した。
 中にミニ雪だるまや、七輪を模した物も配置し、最後に八重が中へ入っていった。
「完成なのでぇす♪」
 両手を上げ、得意げな表情の八重。ミニ雪だるまの方が少し高いのは言うまでもなく。
「ふうん、なかなか立派なのが出来たもんだねえ」
 店の扉が開かれ、蓮が年代物のカメラを手に出てきた。
「ほら、せっかくだから写真でもどうだい。フィルムが余ってるのさ」
 そう言って皆にカメラのフレームへ入るよう促す蓮。記念写真を撮ってくれるようだ。
 ミニかまくらを中心にして並ぶ一同。中央にはミニかまくらに入った八重、右隣にシュライン、左隣は明日菜、後方右側にアリアが立ち、その左に裕介が立った。
「はい、チーズ」
 カシャッ。アリアの初めての雪遊びの姿が、カメラのフィルムにこうして収められた。

●水も滴るアリア【4A】
 その後もしばらく雪遊びを続け、少人数ながら雪合戦までやっていた。さすがに八重は眺めるだけだったが、その代わりに明日菜が飛び入り参加していた。面白そうだったから、思わず自分もやってみたらしい。
「何で俺ばかり狙うんですかっ!」
 この叫びは女性3人から集中砲火を浴びることになった裕介の叫びである。扇動したのは言うまでもなく明日菜だ。
 雪合戦までしたのだから、当然のごとく八重を除く皆はびしょびしょになってしまっている。ついでに言うと東京の雪は大気中のスモッグも一緒に落ちるので、意外と汚れてしまっていたりする訳で。なので店の中へ入ろうとしたら、一旦蓮に足止めされる始末であった。
 予めシュラインが用意してあったタオルを蓮から手渡してもらい、全員とりあえず水滴だけはその場で拭き取ってゆく。
「……汗もかいたし、いっそ銭湯行った方がすっきりしそうね」
 何気なくつぶやいたシュラインだったが、アリアがそれを聞き逃さなかった。
「戦いに行くんですか?」
 はい、また勘違いが出ましたよ、アリアさん。
「有料のお風呂のこと。……まだまだ学ぶことたくさんありそうね、アリアちゃん」
 シュラインがくすっと笑って言った。
「全員分の着替えは用意してありますから」
 と言って、拭き終わった裕介がアリア以外の皆にも(八重にもだ!)着替えセットを手渡してゆく。メイド服が含まれているのはデフォルトなので、気にしないように。
「さ、着替えましょ!」
 明日菜がアリアの腕をぐいとつかんで、店の奥へ引っ張ってゆく。そんなアリアの背に向かって、八重が叫んだ。
「ありあしゃ〜ん、今日のことずっと覚えててくださいなのでぇす♪」
 言われなくとも、今日の体験はアリアにきちんと刻まれるはずである――楽しい想い出の1つとして。

【アリアと雪遊び 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
     / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 0604 / 露樹・故(つゆき・ゆえ)
                / 男 / 青年? / マジシャン 】
【 1009 / 露樹・八重(つゆき・やえ)
          / 女 / 子供? / 時計屋主人兼マスコット 】
【 1098 / 田中・裕介(たなか・ゆうすけ)
         / 男 / 18 / 孤児院のお手伝い兼何でも屋 】
【 2922 / 隠岐・明日菜(おき・あすな)
                  / 女 / 26 / 何でも屋 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全6場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせさせてしまい申し訳ありませんでした。ここにようやくアリアとの雪遊びの模様をお届けいたします。アリアは雪をしっかり感じることが出来たようです。
・今回のお話を書いていて高原は思ったのですが、任を離れたアリアって意外と天然さんなのではないかと……。たぶん今後も色々な勘違いが起きそうな気がします。何はともあれ、次回のテーマは今回のお話を受けて決定しましたので。
・シュライン・エマさん、104度目のご参加ありがとうございます。とりあえず、アリアはまだまだ覚えなきゃいけないことがいっぱいあるようです。今後をお楽しみに。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。きちんと目を通させていただき、今後の参考といたしますので。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。