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<東京怪談ウェブゲーム あやかし荘>


神サマ泥酔大作戦!

------<オープニング>--------------------------------------

あやかし荘の中庭の祠に祭られていた、火防(ひふせ)の神サマ、火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)様。
お供えのお神酒が切れて、ご自身もキレてしまいました。

あやかし荘が全焼する前に、神サマにお酒を飲ませ、ツブしてしまいましょう。

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「うっわ、こりゃ…」
あやかし荘に着いた門屋・将太郎(かどや・しょうたろうは、中庭の惨状に思わず呻いた。

砂漠の真ん中みたいに、陽炎が立ち昇る中。
巨大な人影が、ボンボンと元気良く燃えていらっしゃる。

周囲の草だの庭木だのはとっくの昔に枯れて、干草&柴状態だ。時折火の粉が落ちてくすぶり始めるのを、気付いた住人が慌てて叩き消す。
この調子では、いい加減古びてイイカンジに乾燥している、あやかし荘そのものに、引火するのも時間の問題である。

将太郎に電話で助けを求めた因幡・恵美は、泣くを通り越して虚ろな笑いを浮かべながら
「ねぇ、センセ。アパート放り出して避難した方がいい? ねぇ? 非常事態だよねコレ!?」
などと呟いている。コワレ始めているのかも知れない。
肩を叩いて慰める仕草のついでに、「能力」を発動して落ち着かせてやる。

「いやぁ。いいねぇ有名どころだねぇ。神サマを至近距離で見られるなんて滅多に無いよ♪」
防災頭巾を被ったまま、内山・時雨(うちやま・しぐれ)は妙に楽しそうに神サマを観察(?)していた。
最早、存在し始めてどのくらいになるのかも分からない彼女にとっても、このランクの存在と出くわす事はそうあるものでは無い。
人間の基準で言うなら、在位期間=年号、というあのお方とか、エリザベスとかエリザベスとか二世とか言うあのお方に、道端で出くわすようなモノ。

「ええいっ! キサマら、笑い事ではないわっ!! さっさとお神酒を調達して来んかぁっ!」
嬉璃が目を吊り上げて叫んだが、防災頭巾に埋もれた下からでは、今ひとつ迫力が無い。

「う〜ん。お神酒って言われてもなぁ。あのデカイのをツブす程の量となると…」
降りしきる火の粉の雨に負け、改めて銀色の防災頭巾装備で「神サマ」を窺い見る将太郎。
流石神サマだけあって、体のサイズもデカい。身長など、三メートルくらいはあるんじゃなかろうか? しかもガンガン燃えている。どのくらいのアルコールが必要なのやら。

『…ん? いや、待てよ。アルコール“で”酔い潰させなくても良いんだよな? 兎に角、ツブしゃいいんだから…』
そのアイディアに思い当たった時、将太郎の赤い瞳がキラーンと光った。医療に携わる者にあるまじき、薄黒〜い空気が一瞬醸し出されたが、幸い(?)神サマの大噴火のせいで、誰も気付いていない。
『だが、まず酒そのモノは飲ませないとな。お神酒か…あそこのがあるか…』
何やら考え事をしながら、将太郎の姿が消える。

「あ〜、そういうコトなら、取っておきがあるんだよね。ま、私に任せておいてよ」
んふふ〜♪ と鼻歌を歌いながら、時雨はやけに機嫌よく中庭を出た。何だか、周囲の空気中に「酒♪ 酒♪ あそーれ酒っ♪」という書き文字が躍っていそうなワクワク感である。

「…あの姉ちゃん、絶対酒飲むのが目的やろ…神サマ関係あらへんわ…」
天王寺・綾(てんのうじ・あや)は防災頭巾の下から遠い目で彼女を見送る。
「もう…この火の玉オジサン何とかしてくれるなら…何でもいいよ…」
と、柚葉が呟いた途端。

「誰がオジサンだゴルァーーーーーーーー!!」

耳に届いたのか、再び神サマ大噴火。
「…さらば〜故郷よ〜♪」
歌姫が唐突に歌い始めたのは、地球を救うために宇宙へと飛び立つ宇宙船乗組員を描いた、某古典アニメの主題歌。
「…うん。ホント、そーゆー感じ…あの人たちを信じて待つわ…」
恵美はもう涙も出ない様子だ。
「宇宙に…逃げたい…」
案の定、全身に火の粉を浴びて焦げていた三下・忠雄(みのした・ただお)は、死骸のように倒れたまま呟いた。




数十分後。

「ふ〜、ヤレヤレ。痛ェ出費だぜ…」
門屋将太郎は、一升瓶二本を紐で括ったものをぶら下げて、あやかし荘に急いでいた。
一升瓶のラベルには、くっきり「越ノ寒梅 大吟醸」の文字。
彼はとある友人が神主を務める神社に赴き、お神酒として神前に捧げられるはずのそれを、大枚はたいて譲ってもらったのである。当の友人は事情を聞いて愕然とし、自分も行こうかと言ってきたが、それは断った。

「神サマのあんなお姿を見たら、アイツ、絶対トラウマになるぜ、ったく」
ぶつくさ言いつつ、さり気なくジーンズのポケットに手を突っ込み、「それ」の存在を確かめる。
今回の、彼の作戦の、キモと言うべきシロモノ。
「…兎に角、飲ませるだけ飲ませて、酔いが回って来たところで…コレだな」
悪の魔術師の如き含み笑いを漏らし、彼は炎を吹き上げる巨大アパートへと急いだ。


「まいどありー」
威勢の良い声に見送られ、内山時雨は街に戻った。
あやかし荘から遠くない、ある酒類の量販店だ。二枚重ねにされた袋から突き出しているのは…
「まろやかな喉越し、芋焼酎 てかやま」と、何故か「カラダに潤い、スポーツ飲料 イモリスエット」の二種類。
両方とも、かなりの量である。しかも、はちきれそうな大きな袋が、それぞれ三つずつ、計六つ。
ちょっと、人間が直接持って運ぶには無理が有り過ぎる重量だが、時雨の足取りは今にもスキップせんばかりだ。

「お神酒だからってねぇ〜、日本酒とは限らないのだヨ〜、ふふふ〜ん♪」
ゴキゲンに奇妙な歌を歌いながら、軽やかに、時雨は帰り道を辿る。呼応するように、進行方向で、どかーんと火花が上がった。結構な量の火の粉が降り注いでも、彼女はまるで意に介さない。
「火事と喧嘩は江戸の華♪ ふふん♪」
そういう問題ではない。
「今の時代は、科学♪ カガク♪ これで神サマ、夢の中♪」
一種のラップとでも言うべき名調子(?)で歌いながら、彼女はあやかし荘に続く角を曲がった。



ひそひそ…
ひそひそ…

あやかし荘に入る寸前、将太郎と時雨は、入口の木戸の前で仁王立ちする人影に、思わず足を止めていた。

デカイ。ゴツい。
二メートル以上体躯に、赤地に黒の模様の袴姿だ。
肩には巨大な酒樽を担いでいる。

『…誰だ? アレ(((;-_-(-_-;))) ヒソヒソ・・』
『…いや、知らないよ…ここの人だろ?(((;-_-(-_-;))) ヒソヒソ・・』
思わず、ヒソヒソする、二人である。

将太郎は、こっそり能力を使う。
『…全く、あの小僧は仕方ない…これでも飲んで大人しくしておれ…わしでもツブれるこの酒には逆らえまい…?』
という事は、あの男も酒を持って来たようだが。しかし、神サマ相手に小僧はなかろう。

ふと、男が二人を振り向いた。
「む? そなたらも、酒を持って来たのか? 良い心がけじゃの」
小柄な人間の胴体くらいある樽を担いだまま男は大きく頷いた。
「全く、あの小僧は、昔から怒りっぽくてイカン。そなたらのも入れて、これだけあれば、流石に大人しくなろうぞ。さ、早う持って行ってやろう」
言うだけ言うと、男は「たのもーーーう!」と一言怒鳴って、ずかずか中へ入って行った。

「…小僧?」
「…どこの何様…??」
顔を見合わせ、両者は取り敢えずあやかし荘中庭に戻った。


ますます火炎地獄風味な中庭に辿り着くと、酒樽男がその樽をどん! と地面に置いて怒鳴った。
「そのくらいにせい、ヒノカグツチの小僧。ほれ、酒を持って来てやったぞ!」
文字通り燃える目が、男を睨む。
「…蛇親父ではないか!? いくら貴公でも、ここは私の領分。黙っていてもらおうか!!」
すかさず、将太郎が入り込む。
「まあまあ。そんなに怒ってばっかいちゃ、美味い酒もマズくなっちまうぜ、神様。良いの持って来たのになぁ〜」
ぶわっと押し寄せる熱気と恐怖心をねじ伏せ、将太郎は越ノ寒梅の瓶を揺すった。
途端。

「ぬぉおッ!? そ、それはッ!!」

喰い付いた!!
目がランランと燃えているッ!(←元からです)

「まぁまぁ、ゆっくり飲もうや、神様。酒は怒りながら飲むモンじゃねーぞ?」
途中百円ショップで仕入れてきた、大きめの耐熱磁器のカップに、なみなみと銘酒を注ぎ、差し出した。ひったくるようにして、ヒノカグツチは受け取り、一気にあおる。
ぷふぁあ〜っと満足そうな吐息。
「まだあるぞ〜、どーんと飲めッ!」
将太郎は、内心のニヤリ( ̄ー ̄)笑いを押し隠し、ガンガン酒を注いだ。

「んじゃー、私の秘密兵器を出そうか」
と言って、時雨が出したのは、ごく平凡な芋焼酎と、よく見かけるスポーツドリンク。
「何だキサマッ!! 焼酎は兎も角、そっちのは酒ではないではないかッ!!!」
収まりかけた火が再び燃え上がりかねない勢いに構わず、時雨は悠然と指を振った。
「いやいや、神サマ。これは、現在若い人の間で大流行中の、最もトレンドな焼酎の飲み方なのですよ!!」
「な…に?」
「このごく普通の焼酎を、こうして、スポーツドリンクで割るとですね。世にも飲みやすい、素晴らしい喉越しの酒になるのですよ。何も、高いお酒ばかりが優れている訳ではありません」

怒りすぎて脳みそが蒸発したのか。
そこに更に酒が入ったせいか。

時雨のインチキ、かつ何となくもっともらしい説明に、神サマはコロリと騙された。

差し出された別のカップをあおり…
「む…極端に美味い、という程ではないが…(ゴクゴク)何とも飲みやすいではないか…(ゴクゴク)。むう、なるほど、流行るのも分かるわい( ̄▽ ̄)=3 プハァー」
「でしょう? ささ、もっとどうぞ、沢山持って参りましたから」
すかさず空のカップに焼酎とスポーツドリンクを注ぐ。
神サマはまるで麦茶でもあおるようにどんどん喉に注ぎ込む。

『ちょっと、待て…。この飲み方、マズくないか?(((;-_-(-_-;))) ヒソヒソ・・』
卑しくも医師である将太郎は、その飲み方の危険性を瞬時に理解した。
『うん。マズイね。人間なら、吐くどころか、確実に記憶が飛ぶよ(((;-_-(-_-;))) ヒソヒソ・・』
『なにぃー( ̄■ ̄;)!?』

スポーツドリンクという物は、そもそも体に吸収されやすいように、調整された飲料だ。
それに、アルコールを合わせるのだ。極端にアルコールの吸収が早くなり、急速な酩酊症状を呈する。
よく、風邪薬などを温めたスポーツドリンクで飲むよう勧める医師がいるが、いかなる医師でも、この酒の飲み方は勧めまい…。
(※ライターより注:↑の飲み方は、良い子はマネしちゃダメです)

しかし、時雨はスッカリその気だ。自分の分のグラスをどこからか取り出し、神サマにご相伴する。
何時の間にか、頭にタイを巻いて、どっかの宴会リーマンスタイルと化していた。
「♪あはは〜っ! あ、ソレ、イッキ、イッキ♪」
一気コールに容易く乗せられた神サマは、ぐびぐび一気に飲み下す。お前はどこぞのおバカ学生か!? という無鉄砲ぶりだ。

「おおっと、こっちも忘れるなよ、神サマ! 越ノ寒梅だぞ、越ノ寒梅!」
スポーツドリンク割り焼酎が無くなった頃を見計らい、間髪入れず将太郎が高級日本酒を注ぐ。
「忘れるものか! うう〜ん、やっぱり越ノ寒梅のこのキレは、何物にも代えがたいのぉ」
ぷはー、と息を炎に代えて吐き出す。
「何だよ、目が虚ろになってきたんじゃねーか、神サマ? もうおねむかい? もっと飲まねーと、こいつの味は分からないぜ〜?」
「何をォ? こわっぱが、貴様のような青二才には負けぬぞ!!」
残り少なくなった越ノ寒梅を、瓶ごとあおる。

急速に酔いが回るスポーツドリンク割り焼酎の感触を味わった後、高級日本酒の涼やかな喉越しに唸る。
酒飲み的にはかなり邪道であるが、酒に飢えた神サマにそんな分別は最早、無い。

繰り返している内に、神サマの目の焦点が合わなくなってきた。
体を取り巻く炎の勢いも、弱々しいと言うか、何とも不安定だ。風前の灯火風である。

もう少し…もう少しッ!
将太郎は秘密兵器を使うタイミングを、辛抱強く待った。このデカさでは、もう少しアルコールが回らないと、効果が薄いかも知れない。
あと、一押し。

「うぃ〜。で、そこなる蛇親父殿は何を持って来てくださったのか? まさか人間に劣るような物ではあるまいな?」
樽男を、神サマが名指しする。
「ふん! 聞いて驚け。『神酒 やまたのおろち』じゃっ! 」
樽男が、まるで小型の縄文土器みたいなカップにそれを注ぎ、神サマに差し出した。
日本酒なのかと思ったら、漂ってくるのは、柑橘系らしきフルーティーな香り。

『やまたのおろちって。酒飲んでツブれてる間に殺されちまったつー、アレだよな(((;-_-(-_-;))) ヒソヒソ・・』
『…ま、確かに効果ありそな名前ではあるね(((;-_-(-_-;))) ヒソヒソ・・』

などという両者の会話など知らぬ気に、神サマはそっちも飲んで、美味いとご満悦だ。

「…え? 美味いの? では」
時雨は、樽男からその酒を注いでもらい、一気に飲み干した。
「おお、美味い…そっちのダンナも飲んでみナー♪」
「えっ…お、確かに。甘く芳醇でそれでいてしつこくなく…」
思わず任務(?)を忘れて飲んでしまう、将太郎であった。
『はっ! いかんいかん、俺がツブれちゃマズイだろ!』
ぷるぷると頭を振る。

周囲を見回すと、何時の間にか三下がお酌をさせられ、時雨は宴会リーマンスタイルで踊っていた。
両手には、真っ白な大根を持って大根踊りをやらかしているようだ。
ドコから持って来た、ソレは! とツッ込む余裕は、最早将太郎にも、無い。

背後では、やはり何時の間にか組まれた櫓の上に上がって、歌姫が「会津磐梯山」を熱唱していた。
その下では、恐らく住人の有志による和太鼓その他の演奏隊が組まれ、景気良いリズムが刻まれている。


オッバッラショースケさん、何で身上ツ〜ブした?
朝寝、朝酒…


『コッチもツブレそうで〜す…!』
主に将太郎の心の叫び。
よく見ると、時雨は酔ってはいるものの、ちっともツブれる気配が無い。
この女、胃袋が異次元にでも繋がっているのか。

ふと、横目で神サマを見ると…
『ウォッ! キてるキてる!!』
上体がグラつき、目が虚ろ、口がだらしなく開いている…。

  い  ま  だ  !


将太郎は素早く、注いだ最後の越ノ寒梅に、ポケットに潜ませていた「秘密兵器」を混ぜた。白い粉末が溶けていく。
彼の最終兵器。粉末状の、睡眠薬。人間に対して盛れば、危険なまでの量、なのだが。
「ささっ!! 最後の寒梅だぜー! 一気に飲みねぇ!!」
神サマは、疑いもせず酒を一気に飲み干した。

と。

目が、ぐるんと一回転。
そのまま、朽ちた杭のように、どどんと背後にぶっ倒れた。

周囲の温度が、急激に下がり…

「…ツブれ…た?」
誰かの呟きに応じたのは、「ズゴゴゴゴッグォオオ〜〜〜〜〜〜〜…」という壮絶なイビキだった。

同時に。
「ゴッガゴゲェ〜〜〜〜〜〜」という更なるイビキの主は…

「う、ううっわ、蛇だったのか、この人!?」
背後で柚葉が悲鳴を上げていた。
そこに横たわって、イビキの重低音パートを担当していたのは、ばかでっかい蛇と言うか、龍のようなモノだったのだ。
しかも、頭が八つも付いている。

「ああ〜、どうもおかしいと思ったら、この人、本当に八岐大蛇(ヤマタノオロチ)さんだったみたいだねぇ〜」
真っ赤な顔であひゃひゃひゃ、と時雨が笑う。
「えぇ?」
恵美が思わず悲鳴を上げた。
「人間に化けて、都内に住んでるという噂は聞いていたが…」
嬉璃がちょこちょこ近付いて、つついてみたりする。

「いやー、これで作戦成功ッ! お疲れさ…アレ?」
時雨が振り向いたその時。

「グォオオオオ〜〜〜…」

精根尽き果てたかのように。
将太郎も昏倒していた。


「あの…誰か…助けてくださ〜い…」

酌をしていたせいで逃げ遅れ、巨大な蛇の胴体の下敷きになっている三下が、ヒッソリと呻いていた。




その後。

八岐大蛇の娘だとか名乗る若い女――大霊・輝也(おおち・かぐや)とか名乗っていた――が、神サマ両名を「回収」しに来た。
ヒノカグツチは、祠に押し込められ、実父であるヤマタノオロチの方は、彼女自身が引き摺って帰って行った。

翌日、門屋将太郎と内山時雨の元にその女が現れ、迷惑をかけた詫びと御礼だと言って、勾玉と、酒の入ったでかい甕を置いていった。
「ゴメン。本人が来るべきなんだが、燃え燃えにーちゃんもウチのバカオヤジも、二日酔いで使い物にならんのよ」
…何となく納得した、将太郎と時雨であった。


ちなみに。
問題を起こしたヒノカグツチは、

「高天原に呼び出し→姉の天照大神(アマテラスオオミカミ)によるオシオキ」
   ↓
「黄泉の国に呼び出し→母親の伊邪那美命(イザナミノミコト)による、更なるオシオキ」

という、夢の黄金コースを辿ったのだという…。


おわり。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

PC
【1522/門屋・将太郎(かどや・しょうたろう)/男性/28歳/臨床心理士】
【5484/内山・時雨(うちやま・しぐれ)/女性/20歳/無職】

NPC
【NPC3830/大霊・乱(おおち・みだる)/男性/999?歳(自分でも覚えていない)/日本の地霊(ヤマタノオロチ)】
【NPC3819/大霊・輝也(おおち・かぐや)/女性/17歳/東京の守護者】

公式NPC
【 ― /因幡・恵美(いなば・えみ)/女性/21歳/あやかし荘の管理人】
【 ― /嬉璃(きり)/女性/999歳/座敷わらし】
【 ― /天王寺・綾(てんのうじ・あや)/女性/19歳/女子大生】
【 ― /柚葉(ゆずは)/女性/14歳/子供の妖狐】
【 ― /歌姫(うたひめ)/女性/23歳/妖しの者・歌姫】
【 ― /三下・忠雄(みのした・ただお)/男性/23歳/白王社・月刊アトラス編集部編集員】


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■         ライター通信          ■
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初めまして、ライターの愛宕山ゆかりです。「神サマ泥酔大作戦!」は楽しんでいただけましたでしょうか?
ヒノカグツチとヤマタノオロチの両名よりのお詫び&お礼の品、「カグツチの勾玉」と「神酒 やまたのおろち」を進呈いたします。

>門屋・将太郎 様
お医者さんらしく、薬を使った作戦が効いておりました。
三メートルはある人は、すぐ盛っても寝ないだろう…という事で、自分がツブれないようにしながら、タイミングを計る緊張感を味わっていただきました。ギャグのはずなのに、ご本人様には楽しくなかったかも…(笑)。
現在、本来の人格のシャドウであるカネダさんが表に出ている、という事で、酔っ払って前後不覚になったら、本来の人格は少し起きられたりするのだろうか、とちょっと考えました。

>内山・時雨 様
ライター自身が「ぐはぁ! こんな飲み方があるとはッ!!」と呻いた危険な飲み方でした。
内山さんは、「他人をどんなにツブしても、自分は決してツブれない」「酔いはするけど何故か一定以上を超えない人」というコンセプトで責めてみました(笑)。
飄々として掴み所が無く、だけど陽気、というキャラクターを生かせたかな、と思っております。


では、またお会い出来る日を楽しみにしております。

愛宕山 ゆかり 拝