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<東京怪談・PCゲームノベル>


東京ダンジョン

 第2次世界大戦末期、本土決戦に備えて東京の地下に広大な通路が築かれた、なんて話はゴシップ記事としてはあまりにも有名だ。新宿の市ヶ谷駐屯地の地下に入口があるとか、いろいろ噂は後を絶たないが、もし本当の入口が見つかったとしたら、どうする?
 誰もが笑い飛ばすよな。そんなことあるわけないって。でも、見つけちまったんだから仕方がない。何人か噂に釣られて見に行ったって話だ。でも、潜った連中がどうなったかはまだ誰も知らないんだ。少し気にならないか?
 そういや、旧日本軍はナチスと結託して心霊兵器を造ったなんて話もあったよな。なにか関係があるかもしれないな。
 まあ、興味のある奴は地下への入口を探してみちゃどうだ?
 噂じゃ渋谷にあるって話だぜ。

 byボーン・フリークス

    あるアングラ掲示板の書き込みより抜粋

 スローテンポなギターの音色がスピーカーから響いている。インナー・シティー・ブルース。原曲はマーヴィン・ゲイだが、ポール・ジャクソンも悪くない。そんなことを思いながらジェームズ・ブラックマンはスコッチを呷った。喉と胃が熱くなる。
 彼にしては珍しく目の前に置かれているのがコーヒーではない。マスターがグラスに新しいスコッチを注ごうとするのを、ジェームズは断った。たまにはこうしてゆっくりと避けを飲むのも悪くはない。隣にいるのが美しい女性であれば、もっと楽しい時間を過ごせそうなものなのだが、と隣に座る男を見てジェームズは思った。
 ここは大久保にあるバー『トライアングル』。狭い店だが、その雰囲気は悪くない。ジェームズが懇意にしている、もう一つの店には負けるかもしれないが。
「そういや、こんな噂を知っているか?」
 ジェームズの隣で中年の男が呟くように言った。
 迫水。この新宿で生きている男。決して短いつき合いではないが、それでも得体の知れないところがある男だ。それは迫水からしても同じかもしれない。ジェームズと迫水は仕事の関係で知り合った。特に親しいというわけではない。共通しているのは、互いに社会の裏側を泳ぐのに長けているということだ。
「渋谷で、地下通路が見つかったという話だ」
「いいえ。知りませんね」
「そうか。東京の地下に広大な通路が広がっているという話を聞いたことは?」
「ええ、ありますよ。ゴシップとしても有名ですね」
 たいして珍しくもない話だ。本土決戦に備えて旧日本軍が地下通路を造った、東京湾には海底ドッグがある、などという噂はそれこそ数え切れない。もしかしたら、そうした噂の中には真実が混じっているのかもしれないが、大半がデマだろう。
「それが、見つかったらしいのだ」
 そうして迫水は話し始めた。アンダーグラウンド系のサイトに渋谷で第二次世界大戦中に旧日本軍が造った地下通路が発見された、というような書き込みがされたのが約一週間前。東京にいる人間にとっては「またか」というような内容であった。しかし、今回に限っていえば、いつものような単なる噂話ではなく、日を置くにつれて実際に地下通路へ潜った人間からの書き込みも寄せられるようになり、事実ではないかと思う人間が増えた。
「その話が事実だとしたら、非常に興味深い話ですね」
「暇つぶしには、ちょうどいいのではないか?」
「そうですね……」
 少し考えこむようにジェームズは沈黙した。現在、急ぎの仕事は入っていない。いうなれば暇を持て余しているようなものだ。迫水の言うように、退屈しのぎにはちょうどいいかもしれない。
「面白そうだから、少し調べてみますか」
 そう答えてジェームズはストゥールから立ち上がった。

 渋谷駅に降り立ったジェームズは、若者の間をすり抜けるように歩きながら携帯電話を取り出した。馴染みの電話番号を押してしばらく待つと、聞き慣れた情報屋の声が響いた。
「私です。今、噂になっている地下通路に関する情報が欲しいのですが」
「あ、あれね。なに、ジェームズも潜るの?」
「ええ、そのつもりです」
「そっか。噂じゃ、渋谷川のどこかにあるってことだけど、その正確な位置はわかってない。何人か面白半分で潜ったらしい。でも、潜った全員が無事に帰ってきたわけじゃないね。地下で得体の知れないものを見たという証言もあるみたいだ」
「得体のしれないもの?」
 悪霊や怨霊といった類いのものだろうか、とジェームズは思った。そうした現象は確かに存在する。第二次世界大戦時に造られた通路だとすれば、そこで無念の死を遂げた人間がおり、そうした成仏できない人間が悪さをしているのだろうか。
「単にネズミをお化けに見間違えただけかもしれないし、本当になにかがいるのかもしれない。それは潜ってみなければわからないね。けど、そういう話が出ているってことは、なんの危険もないことはないんじゃないかな?」
「どのような経緯で発見されたのですか?」
「それについても噂がいくつか流れている。浮浪者がたまたま見つけた。渋谷を根城とするストリートギャングが見つけた。ボーン・フリークスが見つけた。でも、どれが本当なのかわかってない。ただ唯一、明らかなのは、この噂を広めたのはフリークスだってことだけ。フリークスのことは知っている?」
「いいえ」
「凄腕のハッカー。どこにでも忍び込む天才だよ」
 ため息混じりに情報屋は言った。
「それで、入口の大まかな場所は?」
「渋谷川の暗渠のどこかだと思うよ」
 渋谷川(古川水系)は新宿御苑を水源として東京湾まで続いている。新宿御苑から渋谷駅前までは広大な暗渠となっており、渋谷駅東口の渋谷警察署付近で地上に姿を現す。渋谷川は渋谷駅北側で分岐し、東は渋谷川、西は宇田川となっている。
 渋谷川と宇田川を合わせた暗渠の総延長距離は約二十九キロ。当然、そのすべてを人間が入れるわけではなく、宇田川の上流部では幅四十センチほどまで狭まるという。人間が入れるのは暗渠の中でも下流部に限られ、その距離は三キロほどとなっている。
「わかりました。ありがとうございます」
 ジェームズは電話を切った。渋谷川の暗渠に関しては彼も知っていた。渋谷駅の構内を通って東口へ出ると、稲荷橋の上に立って暗い川を眺めた。周囲の光を水面がわずかに反射しているのが見えた。川の両側にはビルが背を向けて建ち並び、その換気ダクトから漏れる様々な臭いが辺りに立ち込めている。両岸はコンクリートで固められ、川というよりも巨大な側溝を連想させた。
 イルミネーションに包まれ、多くの人間で溢れ返る渋谷の街で、ここだけは違う場所のように感じられる。
 探索を夜にしたのは、街を歩く人間に暗渠へ入るところを見られたくないためだ。目撃した人間が警察などへ通報すれば、厄介事が増えるだけでしかない。喧騒に包まれた渋谷でも、深夜を回れば人はわずかにだが少なくなる。それに地下通路の探索に昼夜は関係ない。どのみち暗渠には照明もなにもないし、ジェームズには闇も関係ない。
 ジェームズは周囲に人がいないのを確認すると、橋の欄干から川岸に飛び下りた。コンクリートの狭い岸の上に着地すると、悪臭が鼻をついた。腐った水の臭い、金属臭、汚水の悪臭。様々な臭いが入り混じり、ジェームズは思わず顔を顰めた。目の前には暗渠の入口がポッカリと開き、その真ん中には澱んだ水がゆっくりと流れている。
 その時、背後に気配を感じてジェームズは振り返った。すると、いつからそこにいたのか、数メートル離れたところに一人の男が立っていた。
 歳は三十代前半だろうか。その肌の色からして日本人ではない。ダークグレーのダブルを着ているが、スーツの上からでも筋肉の盛り上がりがわかるほどだ。少なくとも会社員には見えない。まるで巨人がスーツの中に押し込められているようにも見える。
「あなたも、この暗渠に用が?」
 男の動きに注意を払いながらジェームズは訊ねた。
「おまえには関係ない」
 淡々と吐き捨てると、男はジェームズの脇を抜けて暗渠の中へ入って行った。男が暗闇の中に消えると同時に、鬼火のようなものが浮かんで周囲を照らした。
 やれやれ、と嘆息してジェームズは鬼火が見えなくなるのを待った。やがて闇に揺らめいていた光が消えると、ジェームズは静かな足取りで暗渠の奥へ足を向けた。

 地下通路への入口はすぐに発見することができた。暗渠の入口から渋谷川を一キロほど遡ったところ、コンクリートで覆われた側壁の一部が崩れていた。恐らく地震かなにかで崩壊したのだろう。歩いてきた距離と方角から判断するに原宿駅の近くだろう。
「ここのようですね」
 独りごちてジェームズは地下通路に足を踏み入れた。闇の中でも彼は光を必要とはしない。明かりがなくても見通すことができるのだ。通路は高さ二メートル、幅一メートル半ほどで、土や岩盤を掘ったところへタールを塗り固めたらしく、その表面は硬化していた。通路は徐々に下っており、湿気のせいか足元は滑りやすくなっている。
 ここに来るまで特別な物は発見していなかった。暗渠の所々に巨大なネズミや野良犬の死骸が転がっていただけである。
 闇の中を進むと、やがて前方に光が現れた。それは十字路になった通路の右側から漏れている。念のため、警戒しながらさらに前進すると、先ほどの男がいた。男は通路へしゃがみこみ、壁際に転がった死体を調べているようだった。死体は腐敗が進んでいるが、その身なりがストリートギャング系であることから、若い人間だと思われた。
「また、お会いしましたね」
 ジェームズの言葉に男が振り返った。
「何者だ?」
 目を細めながら男が言った。警戒を隠そうともしていない。
「私はジェームズ・ブラックマンと申します。ジェームズとお呼びください。あなたは?」
「グレイだ」
「グレイさん、ですか。こちらへは、なにをしに?」
「仕事だ」
「仕事? もしかして地下探索がお仕事なのですか?」
 男――グレイの表情にかすかな感情が揺らめいた。苛立ちだろうか、とジェームズは思った。ジョークや揶揄も含めて会話を楽しもうとするジェームズに対し、グレイは必要最低限の言葉しか発しない。まるで対極にある二人だ。
「始末屋だ」
「ほう。始末屋ですか」
 グレイの言葉にジェームズは感嘆したような声を漏らした。始末屋と相対するのは初めてだが、そうした商売があることは聞いていた。
 組織犯罪対策法の改正により、下部構成員の単独犯罪でも幹部構成員が逮捕される可能性が高くなり、暴力団などの犯罪組織は以前のような活動ができなくなった。そこで登場したのが始末屋と呼ばれる代理業者だ。始末屋は組織の構成員では対応できない問題を処理し、また組織同士に生じた問題解決のための交渉や事後処理などを行う。
「では、ここへきたのも、どこかの依頼というわけですね」
 そう言いながらジェームズは死体を一瞥した。床には血の跡が黒く残り、腐敗がかなり進んでいて目視による個人の判別は難しそうだった。情報屋から聞かされた、地下通路に潜ったまま帰ってこないという人間のなれの果てなのだろう。つまり、この地下通路のどこかには人間へ危害を加えるなにかが存在しているということだ。
「おまえには関係ない」
 だが、グレイは淡々と吐き捨てた。
「そうですね。わたしには関係ありません。あなたがどこの依頼で動いていようと、この地下通路でなにをしようと、ね」
「なにが言いたい?」
「一時的に手を組みませんか?」
 その言葉にグレイは少し意外そうな顔をして見せた。ジェームズにしてみても、グレイと手を組む必要があるわけではない。ただ、彼と一緒にいれば退屈せずに済みそうだという予感のようなものを感じての発言であった。
 ジェームズは特に目的があって地下通路に潜ったわけではない。しかし、グレイは明らかになんらかの目的を持っている。その目的がなんなのか、それを見るだけでも退屈しのぎにはなりそうだ、とジェームズは思っていた。また、グレイの周囲を浮遊する鬼火のようなものについても興味があった。この鬼火は一体なんなのだろうか。
「いいだろう」
 少し考えていたようだったが、グレイはうなずいた。
 その反応がジェームズからしてみれば少し驚きであった。こうすんなりと承諾されるとは思ってもいなかったからだ。
「よろしいのですか?」
「ああ。足手纏いにはならなさそうだからな」
 その口調にジェームズは違和感を覚えた。
「もしかして、私のことをご存知だったりしますか?」
「この業界では有名だからな。交渉人のブラックマン」
 その言葉にジェームズは思わず肩をすくめた。

 鬼火で周囲を照らしながら通路を進んでいた二人は一枚の扉を発見した。それは鋼鉄製の扉で、所々に錆びが浮いている。
 扉の反対側からは、なにかが蠢くような音が聞こえ、ジェームズは眉をひそめた。
「なんの音でしょう?」
 少し嫌な予感がした。
「開けるぞ」
「ええ」
 グレイが扉を引いた。蝶番がきしんだ音を響かせながら扉が開いた。
 次の瞬間、ジェームズは闇の中に輝く紅い光を見た。一つではない。無数の紅い光点が暗闇を蠢いている。
 鬼火が舞い、扉の内側へと入った。
 そして二人は思わず息を呑んだ。そこは二十メートル四方の広い部屋であった。その中を数十人の人間が歩き回っている。
 いや、人間と言って良いのかは微妙であった。旧日本軍の軍服を着ている者もいれば、明らかに一般市民としか思えない女性もいる。だが、彼らに共通しているのは生気のない土気色の顔をしており、足を引きずるようにしてゆっくりと歩くということだった。まるで、その姿は歩く屍――ブードゥー教でいうゾンビを連想させた。
「これは、ゾンビですかね?」
 人間の気配を察知したのか、二人へ向かって近づいてくるゾンビもどきを眺めながらジェームズは呟いた。
「私はここで引き返すが、おまえはどうする?」
 不意にグレイが言った。
「どうしたのですか?」
「私の仕事は終わりのようだ」
「どういう意味です?」
「あそこ――」
 そう言ってグレイはゾンビもどきのほうを指差した。そこにはストリートギャング系の服を着た男が三人、土気色の顔をして足を引きずるように歩いていた。
「あの三人は『colors』のメンバーだ。私は行方不明になった彼らを探しにきたのだ」
「なるほど。ストリートギャングからの依頼だったというわけですか」
「そうだ。この状態では、生きているとは言えないだろう。連れて帰ることは断念する」
「それが賢明のようですね」
 ジェームズの能力をもってすれば、ゾンビもどきを倒すことは容易い。だが、ここでグレイが引き返すと言う以上、一人で先に進むのもどうかと考えていた。
 この地下通路は旧日本軍の研究施設なのだろう、とジェームズは思った。過去にそうした話を聞いたことがあるし、彼自身も旧日本軍のものと思われる施設へ行ったこともある。そうした場所は日本全国に散らばっており、いくつかが発見されている。
 幻の島事件に代表されるように、旧日本軍がオカルト兵器を開発していたという話も事実としてあり、この地下施設でもオカルト兵器の研究や開発が行われていたとしても不思議ではない。なにより、目の前にいるゾンビもどきがその証拠とはいえないだろうか。
 ゾンビなのか、それとも別の化物なのか。それはわからないが、決して生きているとは言えないだろう。
 試しにジェームズは懐から拳銃を抜いて発砲してみた。通路に銃声が反響し、先頭を歩いていたゾンビもどきの額に命中した。ゾンビもどきは大きくのけぞったが、何事もなかったかのように平然と歩き続ける。
 それを見て、ジェームズの口から嘆息が漏れた。
(やはり、強引に進むのは少しばかり骨が折れそうですね)
 そう考え、ジェームズは鋼鉄製の扉を閉めた。しばらくして、カリカリと扉を引っかくような音が聞こえたが、それを無視して二人は踵を返した。

「つまり、この通路を発見したのは『colors』のメンバーだったということですか?」
「そうだ」
 地下通路から出て、暗渠の中を出口へ向かいながらジェームズはグレイから事の顛末を聞いていた。
「二週間ほど前に、『colors』のメンバーの何人かが、面白がって暗渠に入り込み、偶然、あの地下通路を発見したようだ。そして、二人が地下通路へ入り、帰ってこなくなった」
「それで、あなたに依頼が?」
「いや、そのときは『colors』のボスもたいした問題とは思っていなかった。『colors』内部で捜索隊が組織され、十名ほどが潜り、やはり二人が帰ってこなかった」
 地下通路にいたストリートギャング系の服を着たゾンビもどきは三体、そして死体は一体、ちょうど数が合う。
「帰ってきた人間たちは、口々に化物を見たといって取り乱していた。そこで事態を重く見た『colors』は暗渠への進入を禁止し、私に依頼をした」
「なるほどね」
 あのゾンビもどきは仲間を増やすということだ。ウィルスによるものなのか、それとも別の原因かあるのかはわからないが、あの化物に襲われた人間はゾンビもどきになるということなのだろう。
 それにしても、あの化物が地上に現れることはないのだろうか。すべてを探索できたわけではないが、別の場所に地上へ通じる出入口がないとは言い切れない。今のところは平気なようだが、そのうち化物が地上を闊歩する日が訪れるのかもしれない。
(それは、少し嫌ですね)
 地上を歩き、人間を襲うゾンビもどきの姿を想像し、ジェームズはため息をついた。
「ところで、その鬼火のようなものはなんなのです?」
 グレイの周りに浮かんだ鬼火を指差してジェームズは訊ねた。
「鬼火だ」
「本物の?」
「そうだ」
「どのような原理なのでしょう? 興味がありますね」
「さあな。私も詳しくは知らん。便利だから使っているだけだ」
 確かに便利だが、自分には必要ないだろうとジェームズは思った。鬼火などなくても闇を見通せる瞳がある。
「詳しく知りたいのなら、マザーに聞くといい。彼女なら真界について詳しく教えてくれるだろう」
「マザー?」
「六本木にあるクラブ『ディセンド』のオーナーだ」
 その名前は聞いたことがあった。会員制の高級クラブで、紹介状のない客は絶対に入ることができない。政財界の大物が多数、出入りしているという噂もある。店の正面玄関には常に黒服のボディーガードが待機し、どこか物々しい雰囲気を発している店だ。
 だが、実態は東京にいる白人や黒人、特にアメリカ系外国人の溜まり場で、アメリカン・マフィアの巣窟だという噂もある。
(今度、行ってみますか)
 そんなことを考えていると、暗渠の出口が見えてきた。

 完


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
 5128/ジェームズ・ブラックマン/男性/666歳/交渉人&??

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■         ライター通信          ■
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 このたびはご依頼いただきありがとうございます。
 お待たせしてしまい、申し訳ありません。
 地下通路の全容を解明するには文字数的に不可能であるため、このような取っ掛かり的な話となってしまいました。
 楽しんでいただけたなら幸いです。