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<東京怪談・PCゲームノベル>


GATE:02 『わんにゃんWARS』 ―前編―



(なるほどね)
 女将という人物から説明されて、シュライン・エマは納得する。
 見たことのない世界に迷い込んだ理由は、この世界が何らかの原因で歪んでいるせいだという。そしてそれを解決するには「うせもの」を探すしかない。
 「門」とやらを知らないうちに通ってきたというのに……。
(帰りは手順……鍵が必要なんて、難儀な門ねえ)
 苦笑して、周囲を見回す。
 前にもこうやって迷い込んできた者たちは女将から説明を受けず、今後をどうするかそれぞれで悩んでいる様子だった。
「なあ、維緒! 俺に付き合ってくれよ!」
 元気よく言っているのは梧北斗。ここが別世界でも全くと言っていいほど……動じていない。
 自分たちの居た世界とは違ううえ、「門」を潜る際に自分たちの身体になんらかの作用があったかもしれないので、助っ人というか仲介役というか……そういう人にこの世界を案内してもらうことができる。
 彼らは「ワタライ」と呼ばれる者たち。オート=ビジョン、フレア=ストレンジ、十鎖渦維緒の三人だ。
「あらら〜。ご指名もらいましたわ。ほな、梧くんには俺がつきましょ」
 くすくす笑う維緒を、フレアが睨みつけた。
「ふざけてないで、きちんとそいつを護衛しろよ」
「わかってますわ」
 へらへらする維緒の様子にフレアの空気がぴりぴりする。
 はあ、と菊理野友衛が嘆息した。
「聞いてもいいか? おまえら、どうしてそんなに仲が悪いんだ?」
 途端、フレアが帽子のつばの下からぎろりと友衛を睨みつけた。あまりの眼力に友衛は一歩後退する。だがなんとか踏みとどまり、続けた。
「特に……フレアと維緒。ピリピリするのもいいが、周りの事も少しは考えろ。……俺はともかく、気の弱い子もいるんだからな」
「…………燃やされたいか」
 低い怒声を発したフレアの口を、慌ててオートが手で塞ぐ。
「ストップストップ! 落ち着いて、フレア」
 後ろから抱きすくめているオートを肩越しに睨むフレアだったが、すぐさまおとなしくなった。
 オートは友衛のほうへ声を投げる。
「あまりフレアを刺激しないでください、菊理野サン。間違ったことは言っていませんが、藪をつつくのは得策とは言えません」
「そうやで? そんなにオレらの空気が嫌なら、とっとと調べに行けばええねんよ。お節介もほどほどにしとき」
 けたけたと笑う維緒だったが、彼の目は笑ってはいない。オートによってフレアの怒りが爆発するのを防がれて、少し機嫌が悪いようだ。
 重い空気が流れる中、成瀬冬馬が手を挙げる。
「ボクはオート君に案内をお願いしたいんだけど……いいかな?」
「わかりました」
 にこっと笑顔で頷くオートはフレアから離れた。彼女は黙ったまま友衛をちら、と一瞥するとそのまま出てきた部屋へと後退していく。
「フレア?」
「アタシには指名はないようだ。なら、今回は好きにさせてもらう」
 三人が出てきた部屋の障子がぴしゃん! と自動的に閉まった。フレアはその障子の奥の部屋へと戻ってしまったようだ。
 維緒は北斗の傍に行くと、「よろしゅう」と挨拶していた。
 友衛は頭を掻いた。
「悪いこと言っちまったか?」
「……フレアは仕事中は一生懸命で、肩から力を抜くことがないんです。言っておきますが、維緒に対してはあれでもかなり我慢しているほうなんですよ?」
 小さく笑って説明するオートに、冬馬は尋ねる。
「あれでかなり我慢? 大変だね……キミも」
「ふふっ。ああ見えて、フレアは頑張り屋さんですから。口と態度は悪いですけど、いい子ですよ?
 それに……もう随分長い付き合いですから、ボクたち。慣れてます」
「随分長い? 幼馴染か何かなのかよ?」
 会話に入ってきた羽角悠宇のほうを、オートは見る。と言っても、彼は目が見えないので焦点は合っていないが。
「そうじゃないんだけど……。まあ、色々とあってね」
 苦笑する彼はそれっきり黙ってしまった。



 今回の「うせもの」とは、ズバリ……仮面舞踏会の最中に消えたという指輪らしい。
 今回は目標がわかりやすいということで、それぞれ分かれて行動している。
 町へ聞き込みに向かったのはシュライン、初瀬日和、悠宇の三人。
 舞踏会のあった場所に向かったのは冬馬。
 キト家に向かったのは友衛と北斗だ。
 ちなみに全員、怪しまれないようにということで……耳と尻尾を装着している。女将が出してくれたのだ。

「さてと……」
 シュラインは腰に両手を当てた。まるでアメリカの田舎町のような場所だ。
 建物は全て二階建ての木造。可愛らしい家ばかりだ。しかも町を歩き回る人たちは、人間ではあるが全員獣の耳と尻尾をつけている。
(八百屋さんの女将さんとか、好奇心旺盛な主婦とか……そういう耳聡い人たちをターゲットに聞き込みしたほうがいいわよね)
 八百屋を探して歩くシュラインは、耳の垂れた黒兎の変装をしている。
 誰かに訊いた方が早いと判断し、通りを歩いている赤ずきんの少女に尋ねてみた。
「ちょっといいかしら? 八百屋さんはどこ…………」
 ぎょっとしてシュラインがのけぞる。
「ほえ?」
 呑気な声を出した赤ずきんの少女は、シュラインの見覚えのある人物だった。
「す、ステラちゃん!?」
「? どちらさまですかぁ?」
 瞬きするステラは頭巾をとった。頭に小さな耳がある。動物……リスの耳だ。それにスカートの下から大きな尻尾が出ている。
(あ、な、なんだ。こっちの世界のステラちゃんなのね……)
 胸に手を置いて安堵の息を吐き出すシュラインは、気を取り直して尋ねた。
「八百屋さんはどこかしら?」
「それならあっちですぅ」
 ステラが指差した。
「まっすぐ行けば、すぐわかります〜」
「ありがとう」
「こんなのお安い御用ですぅ」
 えっへんと胸を張るステラは「それでは〜」と頭をさげて行ってしまった。
 シュラインは不思議な気分になる。
「……どの世界でも、ステラちゃんはステラちゃんなのね……」
 さてと。早速八百屋へと向かうことにしよう。
 しばらく通りを真っ直ぐに進むと、すぐに見つかった。
 そこは八百屋というよりも、小さなスーパーマーケットのような場所だ。野菜だけではなく、肉や魚も扱っているらしい。
 どうやらこの小さな町ではわりと大きい店のようだ。
「キト家の指輪が盗まれたんですって?」
「やぁね〜。どうせご当主が見せびらかすために持って行ってたんでしょ?」
「違うみたいよ。末の娘さんが持ってたみたいね」
「ああ! 婚約披露するとか……」
 集まって話している主婦たちを発見し、シュラインはそちらに近づいた。
「あの〜、すみません」
 声をかけると、主婦たちは一斉にこちらを振り向き、ばつの悪そうな表情をする。
「この町、様子が変だけど……何があったの?」
「……あんたウサ族? 見かけない顔だから余所者ね。余所者には関係ないことよ」
 集団のリーダーっぽい女性がそう言う。それきり彼女たちは沈黙を決め込んでしまった。
(ふぅん……閉鎖的な町なのね)
 シュラインは別の主婦たちに狙いをつけて、そちらに向かった。



「キト家の指輪が舞踏会で盗まれたっていうけどさ、どういう指輪なんだ?」
 そう気軽に、町の人たちに話し掛けたが……みな、いい顔はしなかった。
 悠宇は腕組みする。
「ぬぬぬ……なんで冷たいんだ、ここの人たち」
「……なんだか、余所者を警戒してるみたい……。それに、キト家のことを口にするとみんな、いい顔しないわ……」
 不安そうに言う日和。
 悠宇は熊。日和はうさぎ。それぞれの変装は似合ってはいるが、聞き込みは難航していた。
 二人の若さもどうやら障害の一つになっているらしい。
 子供に教えることはない、という目をする者が多いのだ。かと言って、若者に尋ねても邪険にされるばかり。
 老人に至っては、
「坊や、あの家のことを大きな声で聞き回るんじゃない。いいことはないぞ」
 と忠告までしてきた。
 悠宇は日和に向けてやれやれという顔をする。
「こりゃ……かなり疲れそうだな、聞き込み」



 舞踏会がおこなわれたのは、町の中央の広場だ。手作りの土台がまだ残っている。町の規模を考えると妥当なものだろう。
「で、オート君はどこまで喋ってくれるの?」
 祭りの後の現場を眺めて冬馬は尋ねた。オートは、抜け目のない人だな、と思いながら眼鏡を押し上げる。
「答えられる質問には、答えます。それが『答え』になりますか?」
「十分!
 この町の、キト家とドグ家について教えてよ。みんなそれぞれ聞き込みに行ってくれたけど、ボクはそこらへんが知りたいな」
「……さすが探偵さんですね」
「え? キミ、ボクが探偵してたって知ってたっけ?」
 一瞬オートに間があったが、すぐに彼は苦笑した。
「梧クンがそう言っていたんですが……違いましたか? 休業中だとか……」
「あ……あぁ……そういえば、前の世界で……」
 あの時一番後ろをオートが歩いていたことを失念していた。
「で、質問の答えですが、はっきり言いましょう。この町の権力者はキトとドグの二つの家です」
「だからいがみ合ってるってワケ?」
「そうです。小さな町なのは見ればわかりますよね? この町では、キト家とドグ家が古くから続く……言ってみれば地主のようなもの。
 町へ聞き込みに行った人たちも、なかなか難しいと思いますよ。余所者には警戒しますからね、みなさん」
「……知ってたのに、止めなかったの?」
 冬馬は驚いて目を見開く。この温和なオートが、そういうことをするとは思わなかったのだ。
 オートは焦点の合わない瞳を冬馬へ向ける。そして薄く笑った。
「フレアでも、止めないと思いますよ。この世界から戻るのは、あなたたち次第。ボクたちは関与しません。
 古い因習の続く、小さな村を想像してください。そこでは、他所から来た者たちを歓迎することはあまりないですからね」
 なるほど。オートの説明は非常にわかりやすい。
 冬馬は顎に手を遣ってから、口を開いた。
「二つの家を恐れてなかなか口を割らないってことだね。変装してるのに、ダメなんだ?」
 狐の耳と尻尾をつけている冬馬に、オートは言う。
「耳と尻尾がなければこの世界の『人間』と認識されないんです。別の生物に見られますよ」
「…………じゃあ、オート君はどう見えてるの?」
「ボクは特殊なので……」
 くすりと笑うオートは、人差し指を唇の前に立てた。
「ナイショにしておきましょう」



「えーっと、成瀬さんが訊いて欲しいって言ってたのは……第三者の犯行についてと、盗まれる直前と直後の様子……。
 それから〜……シュラインさんから舞踏会の状況についてと……。
 んー……初瀬さんから、子供がいなかったかどうか……。
 多いなあ! もう!」
 北斗はメモ用紙を片手に頭を掻き毟る。ケラケラと維緒が笑う。
「そら、作業は分担したら短時間で済むから仕方ないわ。我慢してがんばろな、梧くん」
 豹の耳と尻尾をつけた北斗と、ドーベルマンの変装をした友衛はキト家に向かっていた。
「とにかく指輪を持っていた人に話しが聞きたいが……そのへんは大丈夫なのか、維緒?」
「そんなん知らんわ。ま、頑張りな」
 尋ねた友衛に笑顔で返す維緒である。どうやらこの世界でも彼は手伝う気はないようだ。役立たずの案内人である。いや、案内はしているか。
 町の奥にある川を横目に歩き、そこに着いた。
 町にあった小さな家とは違う。大きな屋敷だ。右手にあるその屋敷に、「わ」と北斗が声をあげた。
 だが川の向こう側に似たような屋敷がある。あちらがドグ家だろう。川が広いので、あちらの屋敷とはかなり距離があった。
 キト家の屋敷のほうへ一直線に歩くと、庭の掃除をしていた少年がこちらを振り向く。北斗がぎょっとして目を剥いた。
「かっ、欠月!?」
 黒の猫耳と尻尾をつけた執事姿の欠月は、箒を片手にきょとんとしている。
「こんにちわー。ちょっとお話、聞きたいんやけどー」
 ひらひらと手を振る維緒を見て、欠月は安堵したようだ。閉められた、高さ二メートルくらいある門の向こうから、彼は声をかけてきた。
「十鎖渦、さん……でしたね。フレアと一緒にいる……」
「そ。で、こっちの坊ちゃんとおっちゃんがね、お話聞きたいんやて。行方不明の指輪のことで」
 欠月の表情が強張った。友衛が「おっちゃん!?」と抗議の声を上げたが、維緒は続ける。
「見つけたるさかい、ちょっと話を聞かせてあげて。フレアにも言っとくから」
「……わかりました。少しだけなら。本当は余所者は入れないんですよ?」
 門の鍵を外し、開く。だが、中に入ろうとした友衛を欠月が止めた。
「申し訳ないですが、あなたはお入れすることはできません」
「えっ、どうしてだ?」
 疑問符を浮かべる友衛を、欠月が冷たく見遣った。
「あなたは犬でしょう? 猫族の敷居を跨がせるわけには参りません。お立ち去りくださるか、ここでお待ちを」
 そう言うなり、友衛の目の前で門を完全に閉じてしまった。格子越しに北斗が「あちゃー」と言っているのが見える。
「ご、ごめん菊理野さん。話は聞いてくるから、そこで待っててくれよ」
「……わかった」
 何度もこちらを振り向きつつ屋敷に行ってしまう北斗。残された友衛は、はぁ、と溜息をついた。
 思わぬところで捜査妨害が……。
 自分の耳をつついた。
「そうか……キト家は猫なのか……」



 全員が一度化生堂に戻ってくる。
「私の集めた情報は少ないから、あまり期待しないでね? ここの町の人たち、キト家とドグ家にあまり関わりたがらないのよ。それに、余所者には厳しいみたい」
 シュラインは、調べたことをみんなに教えた。
「まず、舞踏会は年に一度にやる、この町でも数少ないお祭りみたいね。そもそもキト家とドグ家が犬猿の仲だから、仮面をつけないとみんなで楽しくお祭りできないようなの。
 指輪がないって騒ぎになって、祭りもいい感じに終わらなかったみたいね」
「つまり……祭りにはこの町のほとんどの住人が参加してたってことか」
 友衛の言葉にシュラインは頷く。
「まあ小さな町ですもの。娯楽ってあまりないみたいだし」
 肩をすくめてみせる。口の堅い人たちから聞き出すのは骨が折れた。
 悠宇はしょんぼりとする。
「指輪がどういう経緯でキト家のものになったかとか、いわくがあるんじゃないかって調べてはみたんだが、別に普通の指輪だったみたいだ。
 それに……やっぱムズカシーな。なかなか喋ってくれねー」
「でも困りましたね。町の人たちがほとんど参加していたというならば……やっぱり、子供も、たくさん紛れ込んでいたでしょうし」
 日和は子供が指輪を持ち出したのではと思っていたのだ。
 現場に行った冬馬は報告する。
「舞踏会のあった場所は普通の広場だったし、何かあったという感じではなかったね。落し物もないか探してはみたけど、なかった。
 梧君たちの報告で、終わりか」
 注目された北斗と友衛は、顔を見合わせる。友衛は申し訳なさそうにした。
「実は、俺は屋敷に入れなかったんだ。キト家は猫の一族らしくて、犬はお断りだそうだ」
「というわけで、屋敷に行ったのは俺だけ。えっと、みんなに頼まれたことだけど……」
 北斗は屋敷で聞いたことを順番に話し出す。
 最後に指輪をつけていたのは、家主の末の娘・ミーシャ。今年15歳になるという少女だ。彼女との会話を北斗は思い出す。
「まず、えっと……指輪を盗まれた時の状況は?」
「さあ……? 人が多かったので、いつ盗まれたのかわかりませんわ。気づいたら指からなくなっていたの」
 ぼんやりした瞳で語るミーシャは、興味がないようで小さく欠伸をした。
 人が多すぎて状況がわからない、ということらしい。
「なくす前に会っていた……? ええっと、叔父ですわ。あと、ドグ家の次男のルシアスにも会いましたわね」
「ドグ家の人が盗んだって、ミーシャさんも思ってるの?」
 尋ねた北斗を部屋の隅にいた欠月が睨む。「お嬢様と呼べ」と言われていたのを忘れていた。
 ミーシャはどうでもいいように言う。
「さあ……そうかもしれませんわね」
「? 大事な指輪が無くなったのに、なんとも思わないのか?」
 不思議そうにする北斗を一瞥し、ミーシャは長い髪を手で払う。
「お父様が勝手にわたくしに身に付けさせたのが悪いんですもの。
 カヅキ、お客様はもうお帰りよ。わたくし、疲れたわ」
 ――――そういうやり取りだった。
 北斗は嘆息する。
「お嬢さんの話だと、指輪をしてダンスをしてたし、十分なくす可能性はあったんだろうし……。人も多かったみたいだからな。
 落としたかもしれないとは言ってたけど、どこで落としたかさっぱり覚えてないんだと。ミーシャさんは、指輪とか装飾品に興味はなさそうだったし、彼女のお父さんほど大事に思ってないみたいだ」
 一体指輪はどこに消えたというのか。
 全員が「うーん」と唸る。
 パンパン、と女将が手を叩いた。
「そろそろ夕暮れ時だよ。メシの支度はしてあるからさっさと食べて寝るんだね。ほら、さっさと全員立つ!」
 急かされて全員が立ち上がった。北斗が大きな溜息をついたのを、日和が不思議そうに見た。
「聞き込み、お疲れ様でした。あの……どうされました?」
「え? あー……この世界って心臓に悪いなあって思って……。知り合いに似てるヤツがいてさ、すっげーびっくりした……」
 一方、奥の部屋へ向かうシュラインが耳を突付いているのを、女将が不思議そうに見た。
「どうしたね?」
「え? いえ……本物みたいだなぁ〜と思って、この触り心地」
 聞き込みをしている最中、ずっと気になっていたのである。
「本物だからねえ、それ」
「えっ」
「ははっ。冗談だよ!」
 驚くシュラインに彼女は豪快に笑ってみせたのだった。



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2711/成瀬・冬馬(なるせ・とうま)/男/19/蛍雪家・現当主】
【0086/シュライン・エマ(しゅらいん・えま)/女/26/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【3524/初瀬・日和(はつせ・ひより)/女/16/高校生】
【3525/羽角・悠宇(はすみ・ゆう)/男/16/高校生】
【6145/菊理野・友衛(くくりの・ともえ)/男/22/菊理一族の宮司】
【5698/梧・北斗(あおぎり・ほくと)/男/17/退魔師兼高校生】

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■         ライター通信          ■
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 ご参加ありがとうございます、羽角様。ライターのともやいずみです。
 指輪について調べていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
 少しでも楽しんで読んでいただければ幸いです。

 今回は本当にありがとうございました! 書かせていただき、大感謝です!