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<東京怪談・PCゲームノベル>


花逍遥〜黎明の秋〜



■ 白蛇 ■

 穏やかな秋空の広がる午後である。
 槻島綾は、綜月漣の自宅へと続く道程を、散策も兼ねてのんびりと歩いていた。
 平日という事もあり、都心から少し離れたこの場所は人通りもまばらで、紅葉の始まりかけた沿道の雑木林からは、透き通った鳥達のさえずりが大きく綾の耳に届いた。
 緑の香が満ちる清涼な空気を胸いっぱいに吸い込むと、綾はふと目に留まった可憐な花に魅せられて足を止め、その瞳に凪いだ色を浮かべる。
「ああ、もう竜胆(りんどう)が咲く時期になったんですね」
 旅行雑誌へ掲載するエッセイを書くにあたり、漣へ連絡を取り付けて取材をしてから既に二ヶ月以上が過ぎようとしている。その頃はまだ蝉も鳴き、暑さも一際厳しい盛夏であったのに、今では竜胆が咲くほどに秋も深まりを見せている。
「……皆さんは元気に過ごしていらっしゃるでしょうか」
 秋の風に揺られながらひっそりと咲き誇る竜胆を見ているうちに、綾はふと漣の自宅で出会った蔓王を思い出した。
 竜胆の鮮やかな青色は、蔓王の抱く深い縹と少し似ている。
 そういえば、蔓王はもうこの地から去ってしまったのだろうか?
 そんな事を考えながら、綾はふと思い立って竜胆の前に腰を落とした。
 漣の自宅で蔓王と再開するきっかけを作ってくれた雪へのお土産にと、綾は一度侘びを入れて、静かに竜胆を手折る。
 と、その時だった。
 綾は微かな視線を感じて思わず顔を上げた。
 立ち上がり、誰か居るのだろうかと視線を彷徨わせるが、人の気配は無い。
 綾の周囲には、ただ真っ直ぐに続く道と、沿道に鬱蒼と生える木々があるばかりだ。
「気のせいでしょうか」
 確かに何かの気配を感じたのだけれど……と、綾が首をかしげた時。するりと、何か白いものが木々の狭間から姿を覗かせた。
 その姿を認識すると、綾は思わず一歩だけその場から退いた。
 そこには、悠然とした態度で頭を上げ、じっと綾を見つめる一匹の白蛇が居たのだ。
 緑の多い土地であるから、蛇の一匹も生息していて何ら不思議ではない。だが、誰も居ない静謐な空気の中、忽然と姿を現したこの白蛇には、どこか尋常ならざる力が宿っているように思えた。
「白蛇は山神の化身と言いますが……貴方からはそのような雰囲気を感じますね」
 澄んだ山の気に包まれるような、大地の包容力を髣髴とさせる白蛇だと思いながら、綾は王維の「山居秋瞑」の詩を思わず口ずさんでいた。

 白蛇は、束の間綾が紡ぐ詩に感じ入るかの如く瞳を伏せていたのだが。程なくして綾を一瞥すると、優美な動きを見せながら雑木林の奥へと姿を消した。
 雑木林の奥は茂る木々によって日差しが遮られ、午後といえども薄暗い。
 その中で、白蛇の双眸に宿る紅色の輝きが、綾にはとても印象深く思えた。



■ 風・野分 ■

 綾が、漣の自宅の呼び鈴を鳴らそうとした時だった。
 常とは異なる気配を感じて、綾は思わずその手を止めた。
 先程までの道程に感じた清涼な空気が、より一層漣の自宅周辺に集っているような気がしたのだ。
 いや、清涼と呼ぶのも少し違う。
 どこか神さびたような。それでいて、その場にあるすべてのものを包み込むような優しさを感じる。
 綾は瞳をそっと閉じて、暫くその心地よい大気に身を委ねていた。

 どれほどの時間が流れただろう。ほんの数秒のような気もするし、半時程のようにも思う。
 ふと綾は足元の地面が揺らぐような感覚に捉われて、思わず瞳を開いた。
 瞳を開くと同時に、冴え冴えとした風が漣の自宅中庭の方から流れて来て、綾の頬を掠めて行く。その風は、かつて蔓王が空間の狭間を開いて庭先に舞い降りた時のものと、質が似ているように思える。綾は思わず視線を中庭へと続く小道へと向けた。
「本来なら、玄関口から入るのが礼儀ですが……今日はこっそり中庭から顔を出してみましょうか」
 手入れの行き届いた夏の庭も風情が感ぜられて美しかったが、こちらの秋の庭には、きっと艶やかな草花が咲き誇り、さぞ美しさに磨きがかかっているだろうと、綾は想像する。そこに、蔓王の姿もあればよいと密かな期待を寄せながら、おもむろに足を進め、小道の曲がり角に差し掛かった時だった。

 突如として、豪風が綾の周囲を取り巻いた。
 その風は、侵入者の立ち入りを阻んでいるかのような威力を持って、綾を押し戻そうとする。
 何が起きているのか把握できず、綾は己に向かって吹き抜けてゆく突風と、それに紛れて視界を阻む落葉から身を守るため、とっさに瞳を閉じて手で顔を被った。
 聞き覚えのある声と、見知らぬ声が交互に綾の耳を掠めてゆく。
「露月、綾さんは君たちに害を成す人ではありませんから、威嚇せずとも大丈夫ですよ」
「けれど人間と言うものは玄関口から人の家へ入る事を礼儀としているのでしょう?」
「……君のように白蛇や鹿の姿で突然庭先に姿を現すよりは、余程綾さんの方が礼儀にかなっていると思うのですがねぇ」
「あら。だって私は人ではないもの」
「それを屁理屈と言うのですよ。とにかく風を止めては頂けませんか、露月」
 一人は間違いなく漣だ。ではもう一人は誰だろう。そんな疑問が綾の脳裏を過ぎった時、嵐のように吹きすさんでいた風が止み、再びあたりに静寂が訪れた。
 恐る恐る瞳を開くと、綾は眼前に広がる世界に一瞬瞳をしばたたかせて、思わず絶句した。

 縁側の先にあるのは、果てしなく広がる一面の秋野。今綾が踏みしめている大地には、いつの間にか溢れんばかりの秋の草花が咲き誇り、その遥か向こうには、黄金色に染まる山々が強烈な存在感を呈してその場に現れていた。


*


「……ここへ来ると、色々な事に驚かされます」
 漣に縁側へ通されて、綾は夢でも見ているのだろうかと、半ば惚けたような表情で、黄金に輝く秋の野辺を眺めていた。
 蔓王が空間の狭間から姿を現したときは、驚きよりも再会出来たことに対する喜びの方が大きかった。それだけに、今日改めて漣の庭先の不思議を垣間見た綾の衝撃は大きい。やはり漣はただの幽霊画家ではないのかもしれないと、ぼんやりとした頭の片隅で綾は思う。
 ふと傍らで足音が聞こえて綾が振り向くと、緑茶を盆に載せて遣って来た漣が、綾の傍らに腰を下ろしたところだった。
「すみませんねぇ。蔓君がそろそろ旅立つというので、いっそ皆で見送りをしようかと露月の世界へ渡るところに、丁度綾さんが居合わせてしまったのですよ」
 面倒でしたので、ドーンと家ごと露月に移動させて貰いましてねぇ、と漣は平然とそんな事を言ってのける。
 巻き込んでしまって申し訳ありませんと謝罪する漣の言葉に、綾は一瞬唖然とするが、ふと首をかしげた。
 そこに綾の知らない名が出たからである。
 そういえば、先程突風が自身の傍らを吹き抜けて行った時、漣の他にもう一人、女性の声が聞こえたような気がした。その方の事だろうか? と綾が周囲を見渡す。
 漣はそれに気が付くと、縁側から覗く景色へのんびりと視線を移した。
「露月。ここへ来る前に一度綾さんとお会いしたのなら、別段隠れる必要はないのではありませんか?」
 何もない空に向かって漣が声をかけると、それに呼応して女の声が返ってくる。
「隠れているわけではないわ。ただ検分しているだけよ」
 姿は無い。綾は漣の言葉を聞きながら、その視線を追って空を見上げた。

 すると、今まで秋の草花を優しく揺らしているだけであった風が、小さな旋風を作りはじめた。
 それは次第に大きくなり、一瞬竜巻のような細く長い柱を作ったかと思うと、瞬きもせぬうちに一匹の白蛇へと変貌して、綾の座る一寸先へ姿を現した。
 白蛇の真紅の瞳が輝き、綾を見据える。
 綾はその瞳の色を見た瞬間、それが先程出会った白蛇である事を悟った。
「露月王といいましてねぇ。蔓君が夏の神なら、こちらは秋を司る神なのですよ」
 漣が仲立ちとなって、綾へ告げる。
 露月王と呼ばれた白蛇は、するすると地を這いながら縁側へ近づくと、頭を一度高く上げ、今度は朽葉色の袿に紅の打袴をはいた女性へと姿を変えた。
 緩やかに波打つ長い髪の向こうには、白蛇の姿の時と同じ真紅の瞳がある。やや気の強そうな印象を受けるものの、その身に宿る空気は決して冷たいものではなかった。
「槻島綾と申します。初めまして……と申し上げて良いのでしょうか。先程もお会いしましたね」
 綾をじっと見据える露月王に、綾はわずかに戸惑いながらも名を名乗る。
 その挨拶へ、露月王は別段言葉を返す事も無く、かわりに小さな溜息をついて独り言を零した。
「人間と接すれば離れがたくなると解っていて……困った子だこと」
「……姉様はお嫌いかもしれませんが、僕は人間の方々とお会いする事が好きなのですよ」
 何処からともなく聞こえてきた声に、露月王が凛とした声音で返事を返しながら空を見上げた。
「嫌いという訳ではなくてよ。ただ、面倒なのが嫌なだけ」
 露月王の言葉を受けて、水色の空から蔓王が雪(せつ)を抱きかかえながら、ふわりと姿を現した。
 蔓王はそのまま静かに大地へ足を着けると、雪を下ろして目の前に佇む露月王を見つめ、やがてその向こう側に居た綾と漣へ笑顔を見せる。
「お帰りなさい蔓君。雪ちゃん、蔓君とお別れはちゃんとしてきましたか?」
「……うん」
 漣の言葉に頷く雪には、先日会った時のような元気さはなかった。雪はとてとてと縁側に走りよると、綾を一度ちらと見た後で、甘えるように漣へと抱きついた。
 どこか具合でも悪いのだろうかと、沈んでいる雪へ声を掛けようとした綾は、ふと視界に捉えた蔓王の姿に驚いて、挨拶をする事も忘れて思わず中腰になった。
「蔓王さん、その姿は……?」
 綾が驚くのも無理は無い。真夏に会った折、蔓王の髪と瞳はもっと深い縹色をしていたはずだった。それが今では、見る影も無い程淡い色彩に変色している。
「こんな姿をお見せするのは恥ずかしいのですが……もう秋ですから。僕が他の季節に身を置くと、こうなってしまいます」
 自分の髪を軽くつまんで冗談交じりに笑う蔓王に、綾は心配のあまり縁側から降りて蔓王へと近づいた。
「大丈夫なのですか? 痛みや苦痛を伴ったりすることは無いのでしょうか」
「心配は要りませんよ。これ以上こちらの地に留まっている事はもう出来ませんが、痛みなどはありません」
 痛みは無いと静かに微笑む蔓王の様子を見て、綾はホッと胸をなでおろした。
「……皆様はそれぞれが統べる季節以外は見る事が叶わないのでしょうか」
 綾のその言葉に、露月王が返す。
「見られないのは坊やだけよ。私も冬王様も春のバカ男も、他の神が支配する季節へ赴く事は出来るわ。ただ長居は出来ないけれど」
 夏と冬が混在すれば、力の強い冬が影響を及ぼして、夏に雪(ゆき)が降りかねない。均衡は崩せないでしょう? と説明する露月王ではあったが、何故か春の時だけ剣の立つ物言いをする事に、綾は首を傾げ、蔓王は困ったように微笑み、漣は軽く噴出した。
「露月は本当に朧が嫌いですねぇ」
 露月は笑っている漣を一度キッと睨み付けると、ふいと顔を背ける。蔓王は春の話題を逸らすように、慌てて話の筋を元へもどした。
「僕達四季神が他の季節へ赴くには、膨大な精神力と体力が必要となるのですよ。それを少しでも和らげるために、冬王様や朧王様などは鳥獣に御身を変幻させて飛ぶのですが……」
 力の弱い僕などは、冬へ向かえばもしかしたら存在自体が消えてしまうかもしれませんと、蔓王は言う。
「それでは、蔓王さんは冬を見た事がないのですか」
「……そういう事になりますね」
 苦笑する蔓王を見ると、綾は持参して来た鞄の中から手帳を取り出して、その中に仕舞い込んでいた数枚の写真を取り出した。
「よろしければこれを蔓王さんへ。今年、年が明けて直ぐに旅先で撮った写真です」
 実際の景色を目で見る事が叶わないのであれば、せめて写真だけでも……と、綾が蔓王に差し出したそれには、雪を被り柔らかな初春の日差しを受けて咲き誇る梅や、残雪の残る山々の景観が映し出されていた。
 蔓王は写真の中にあるその光景を、瞳を輝かせながら眺めると、感嘆の溜息を零す。
「やはり冬王様の治める季節は美しいですね……有難うございます綾さん」
 蔓王は穏やかな瞳を向けると、笑顔で綾へと礼を述べた。



■ 黎明の秋 ■

 ふと冷涼な風が吹きぬけて、秋の草花で彩られた大地を揺らしていった。
 その風を受けて蔓王は一度静かに瞳を閉じると、大きく深呼吸をする。
 やがて清清しい表情で何かを吹っ切るように蔓は瞳を開くと、その場に居る全員へと明るい笑顔を向けた。
「そろそろ行きます。これ以上こちらに留まっていると、僕自身どうなってしまうのか想像がつきません」
 蔓王が告げると、露月がすっと手を伸ばして蔓王を抱きしめた。
「最後まできちんと飛べて?」
「大丈夫ですよ姉様。それだけの余力は残してあります」
「本当に?」
「……それでは風を。僕が飛びやすいように、お願いしても宜しいですか?」
 露月王は頷きながら、蔓王から離れる。
 姉様は相変わらず心配性ですね、と言いながら柔らかく微笑む蔓王に、露月王は「貴方が無鉄砲だからよ」と少し怒りながら返す。
 そんな二人のやり取りを綾が眺めていると、ふと蔓王と視線が合った。
「綾さんにも、お会いする事が出来て本当に良かった。また四季が巡った折にお会い出来たら嬉しいです」
 笑顔で告げる蔓王に、綾は頷く。
「今度会える時は、季節の植物を用いた様々なものを用意しておきますね」
「はい! 楽しみにしています」
 楽しいひと夏を有難うございました、と綾が礼を述べると蔓王も綾へと一礼し、やがて空高くその身を浮かび上がらせ、空気に溶け込むようにして姿を消した。


 周囲が、一瞬の静寂に包まれる。
 冬と春の変遷とは異なり、あっけなく蔓王が姿を消したのは、やはり蔓王には冬王や朧王程の力が無いからなのだろうかと、綾が思った次の瞬間。
 大地が割れんばかりの、大きな地響きが起こった。
 続いて露月王が静かに手の平を己の口元へ近づけ、ふっと軽く息を吹くと、やがてそれは風となって燦然と輝く秋野を真っ直ぐに駆け巡った。
 その風に後押しされるかのごとく、遥か向こうに見える山々から数多の鳥が飛び立ち始めた。
 何千、何万の鳥の群れは、黄金色の山々の合間を縫って、遥か青空へと飛んで行く。
 その大きな動きに、紅葉した木々が揺れて葉を落としているのだろう。舞い散る色とりどりの葉が秋の斜陽を受けて煌き、何とも幻想的な様相を呈していた。

「……かずら、来年もまた来る?」
 大地の変遷を眺めていた雪(せつ)が、漣の袖をくいくいと引っ張りながらポツリと呟く。漣は雪の頭を軽く撫でると、優しい笑顔を向けて頷いた。
「来年の夏にまた来ますよ、雪ちゃん」
「本当?」
 首を傾げて漣を見上げる雪を見て、綾はふと縁側に置いていた鞄からあるものを取り出した。
「雪さん、良かったらこれを」
 綾が雪に差し出したのは、漣の自宅へ赴く前に沿道で摘んだ一輪の竜胆だった。
「蔓王さんの色ととてもよく似ているでしょう?」
 言いながら、綾は雪の前に腰を下ろして、その真っ直ぐな黒髪へと竜胆の花を結いつける。頬を高潮させながら雪が自分の髪に結いつけられた竜胆へそっと手を伸ばすのを、綾はほほえましげに見つめた。
「漣さんの自宅近くにたくさん咲いていますから、今度一緒に見に行きましょうか。今頃はきっと団栗も落ちていると思いますから、雪さんの為に根付を作ってあげますね」
 言われた言葉に、雪は恥ずかしがりながらも嬉しそうに頷いた。


「さて。折角ですから秋野を肴にお茶でも飲みましょうかねぇ」
「あら、飲むものを間違えているのではない?」
 漣の言葉を聞いた露月王が、こういう時に嗜むのは古酒でしょう? と不満げに問うと
「一応雪ちゃんの前ですからねぇ。お茶という事にしておいてくださいな」
 と、楽しげに漣が笑う。
 そんな二人のやり取りを眺めていた綾が横に居る雪へ視線を向けると、それに気付いた雪が綾を見上げて笑顔を向けた。
 雪の動きにあわせて揺れる竜胆の花の青さに、綾はふと蔓王へと思いを馳せる。

 夏が過ぎ秋が訪れ、再び四季が巡るまでに一年。
 鮮やかな色彩を見せてくれる夏に、また来年会えたらいい。
 遠い秋野を飛ぶ鳥達を眺めながら、綾は瞳を閉じると穏やかに微笑んだ。




<了>



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号/PC名/性別/年齢/職業】


【2226/槻島・綾(つきしま・あや)/男性/27歳/エッセイスト】

*

【NPC/露月王(つゆつき)/女性/?歳/秋の四季神】
【NPC/蔓王(かずら)/男性/?歳/夏の四季神】
【NPC/綜月・漣(そうげつ・れん)/男性/25歳/幽霊画家・時間放浪者】
【NPC/雪(せつ)/女性/452歳/座敷童】


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■         ライター通信          ■
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槻島・綾 様

 こんにちは、綾塚です。
 いつもお世話になっております。この度は『黎明〜』をご発注下さいまして有難うございました!
 今回「花鳥風月」いずれかをお選び頂きましたが、そちらは露月王が力を使用する時に、それがどのような形となって現れるか……という部分に該当いたします。さほど大きく話には影響しませんが、風の描写を楽しんで頂ければと思います。

 そしてこの度も非常に長くなり、大変申し訳ございません。少しでもお気に召して頂けましたら嬉しいです♪ 書いております本人が、実は露月王を人間の姿で書くよりも白蛇として書く方が好きでして(笑)、出会い方を書くのが非常に楽しかったです。
 それでは、またご縁がございましたらどうぞ宜しくお願いいたしますね(^-^)