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<東京怪談・PCゲームノベル>


花逍遥〜黎明の秋〜



 しづかに しづかに 神様の足音が 聞こえるやうに――……

■ 禍 ■

「……禍つもの」
 綜月邸の中庭に面した濡れ縁に佇んで、露月王は眉をひそめながら言葉を紡いだ。
 その声に、奥で墨彩画を描いていた漣が筆を置き、のんびりと露月王の傍らまで歩み寄る。漣は無言で露月王の目線を追うと、そこに見える光景に紫の瞳を細めた。
 二人の目の前には、普段のように穏やかな中庭の様相は無い。ばっくりと大きく口を開けた闇が顔を覗かせるその先には、さらに深い漆黒の闇で覆われた山が見えた。
 蛇のとぐろを巻く姿にもみえる円錐形の山は、全体が邪気で覆われ、山中では何か得体の知れぬものが蠢いている。
「おぞましい事。我々と同属であったとは思いたくもない」
「……山神のなれの果てですねぇ。こんな物が現代にまだ居るとは。ある意味敬意を表したくなりますよ」
 嫌悪の色を露にする露月王とは異なり、漣は口元に薄い笑みを浮かべる。侮蔑か嘲笑か。それとも何の感情も抱いていないのか。束の間その闇を眺めていた漣であったが、やがて自分には関係ないとでも言わんばかりに座敷奥へ戻ろうとする。だが。
 露月王の身に纏っている細長の裾が、泥を吸ったような黒い染みを作っている事に気付くと、漣は足を留めた。
「君の世界と繋がってしまいましたか。穢れが纏わりついていますよ」
 感慨もなく言い放つ漣を、露月王は「そんな事は解っている」といわんばかりにねめつける。
「巫女が一人紛れているのよ。以前私の元へ来た事のある者。彼女が媒介となって二つの世界が繋がったのだわ」
 露月王が白い手を伸ばし、すっと庭先に映る闇を指差す。そこには、円錐形の山を背後に歩く一人の少女の姿があった。
「寄代(よりしろ)としての気質が強すぎるのね。禍つものにまで愛されているわ……無自覚なだけに厄介だこと」
「助けるのでしたら、私も手を貸しますが?」
 君が人間に手を差し伸べる事など滅多にありませんからねぇ、と漣は瞳を少女へ向けたまま、露月王へ問いかける。
「出来れば人間と関わる事は避けたいのだけれど……私の世界を穢されるのはごめんだわ」
 露月王はおもむろに己の長い髪を一本抜き取ると、軽く息を吹きかけて庭先へ落とした。
 髪は無風の空間をゆっくりとした速度で落ちて行き、そこに広がる闇へと沈み込む。やがて露月王が二言三言何某かを呟くと、髪は突如として意志を持ったようにうねり始め、一匹の白蛇へと姿を変えた。
「あの巫女をここへ連れて来なさい」
 露月王は、闇の中を真っ直ぐに落ち行く白蛇に、無表情のままそう告げた。



■ 月輪 ■

 ふと誰かに見られているような気がして、芳賀百合子は周囲を見渡した。
「……誰かいるの?」
 恐る恐る言葉を放つが、それに返すものは居ない。夜の闇と静寂に閉ざされたその場所に人の気配は無く、ただ木々の葉擦れの音だけが百合子の耳に届いた。
 人の居ない事に安堵したのか、それとも誰かに傍に居て欲しかったのか。どちらともつかない小さな溜息を、百合子は零した。
 自分が宵闇に紛れて歩いている事に気付いたのは、どれくらい前の事だろう。
 月が高い位置にあって強い光を帯びているから、夜も更けているのだという事は解る。
 時間の感覚はとうの昔に失われ、森閑とした闇の世界に自らの身体が溶け込んでいくような錯覚に、百合子は捉われていた。
「また夢を見ているのかな……夢だよね、きっと」
 少し前まで、百合子はマンションの一室で本を読んでいたはずだった。それなのに、ふと気が付けば本もマンションも姿を消し、百合子はいつの間にか、真っ直ぐに続く白い砂利に覆われた道を歩いていたのだ。
 以前にも似たような事があったな、と思う。
 冬から春へと移り変わる折に、夢の中で冬王と朧王の二人に呼ばれて季節の移り変わりを見た。沢山の人たちと出会い、楽しい一時を過ごした事を思い出すと、百合子は今でも暖かい気持ちになる。
 だがこの夢は違った。
 あの時の優しさも穏やかさも無い。ただひたすらに息苦しいだけの場所。
 百合子が生まれて以来、最も長い歳月を過ごした実家、嫁媛(かしき)村だ。
「……よりによって、どうしてここ?」
 見れば、今朝目覚めた時に着た洋服は何処へ消えてしまったのか。百合子は袖長白衣に黒色の捻まち袴をはいている。実家に居た折、常に身に纏っていた村独自の祭祀服だ。
 それを見て、百合子は再び深い溜息をつく。
 巫女であるがゆえ、外界隔離を目的に百合子は村の外へ出る事を許されずに育った。
ただ神に仕える事だけを考え、祭祀が執り行われる時は神楽殿にて神楽を奉納する。自分はその為に芳賀の家に生まれて来たのだと常に言われ続け、義務教育さえ受ける事の叶わなかった百合子だが、村の長である祖父に何の心境の変化があったのだろう。兄の口添えもあって、百合子は期限を決められて村から出る事を許され、長い事憧れていた学校にも通わせて貰っている。いずれは豊穣祭の為に実家へ戻らなければならないと解っていても、東京に居る今だけは、普通の女の子のように日々を過ごしていたいと百合子が思うのは当然の事だった。
 だからこそ、夢であってもこの場所にだけは来たくなかったと、百合子は思う。
 どんなに遠く離れた場所に居ても、自分とあの村には切り離す事の出来ない深い繋がりがあるのだという事を思い知らされるからだ。

 暗い気持ちのまま見上げると、樹木の合間から覗く夜空には、血の色にも似た紅い月が昇っていた。
 木々の葉擦れの音さえも、この場所で聞くと恐ろしいもののように感じてしまう。
 闇という闇が纏わりついてくるような感覚に苛まれる。
 百合子は思わず両の手で自分自身を抱きしめた。
「お願い……夢なら醒めて……」
 途方に暮れた百合子が、絞り出すように呟きながらその場にしゃがみ込もうとした時だった。


――御室ノ蛇巫ハ イヅコニオハス


 得体の知れぬ声が脳裏へと直に響き、思わず百合子は驚愕に瞳を見開いた。
 後ろを振り返ると、そこには闇を照らす月光さえも飲み込んだ、漆黒の闇に沈む御室山(おむろやま)がある。
「山の声……」
 百合子は、隠すように己の右胸に宿る蛇巫の印を左手で抑えた。
 生れ落ちた時からなのか、それとも後天的に付けられたものなのかはわからない。物心ついた頃から百合子の右胸には蛇の印があった。その印が百合子の胸にある以上、山神の巫女であるという事実から逃れる事は出来ない。
 声は間違いなく自分を探している。


――愛シイ娘……我ラガ贄


「嫌!」
 再び、男とも女とも取れぬ声が脳裏に響き、百合子は頭を振ると山に背を向けて一目散に真白の砂利道を走り出した。
「誰か! 誰か助けて!」
 姿無きものの声ほど人間に恐怖を抱かせるものは無い。それが百合子の嫌う村の中であれば尚更の事だ。
 だが、残酷にも百合子の叫びは周囲に木霊するだけで、助けの手を差し伸べてくれる者は誰も居ない。
 砂利道の両脇には、一定の間隔で置かれた蛇の形を成す灯篭が置かれ、嫋嫋とした光を放っている。その道の果てに百合子が目を向けると、そこには、よく見知った御室神社の本殿が見えた。
 そこで初めて、百合子は自分が御室神社の外ではなく、内に居る事を知る。
 本殿から拝殿へ。拝殿から鳥居へと続く長い長い参道。しんと静まり返るそこに漂う重苦しい空気を振り払うように、百合子は走った。
 夢から醒めさえすれば、たとえ一時にせよこの不安に終わりは来るのか。
 そう思った時だった。

「早くその鳥居から外へ出なさい!」
 ふと、風に乗って女の声が百合子の耳に届いた。先程まで脳裏に響いていた声とは異なり、それは明確に百合子へと投げかけられたものだった。
 百合子は思わず足を止め、肩で息をしながら周囲に視線を彷徨わせる。すると、鳥居を挟んだ真向かいに、真紅に煌く何かを見つけた。
 白蛇だ。
 真紅の双眸を戴き、月の光をその身に宿したかのような燐光を放つ白蛇は、声と同じく凛とした姿を百合子に呈している。
「山の声に耳を傾けては駄目。夢から出たいのであれば、その鳥居を抜けなさい」
 白蛇は告げる。
 一瞬、百合子はその白蛇を神社の祀り神だろうかと思った。御室の神も白蛇の姿をしているだ。
 だが山神が「山の声に耳を傾けるな」と言うのも不可思議な話である。百合子は無意識に己の背後を振り仰いだ。


――別界ノ ウヌガ 贄ヲ奪ウカ!


 百合子に対する言葉ではない。
 敵意をむき出しにしたそれは、鳥居の外に居る白蛇へ向けられていた。
 だが、凄みのある山の声に白蛇は少しもひるまず、むしろ言葉を交わすことさえ汚らわしいとでも言わんばかりに、ゆっくりとぐろを巻き始める。
「お黙りなさい。鳥居からこちらは私の世界。あなたにとやかく言われる筋合いはなくてよ」
 百合子は蛇の言葉に、ふと鳥居の外の風景へと目を遣った。
 暗がりで気付かなかったが、鳥居の内と外では明らかに世界が異なっていた。
 嫁媛村であれば、鳥居の外にも参道が続き、その両脇に百合子の住まう芳賀の家をはじめ、祭祀に携わる者達の住む屋敷が立ち並んでいるはずだった。だが、今鳥居の外にあるのは、無限に続くかと思われる真っ直ぐの道と、その沿道に聳え立つ紅葉した木々。そして強い神気を帯びた白蛇。

 どちらへ向かうべきか、迷うまでもなかった。
 目の前に佇む白蛇が自分に害をなさないとは限らない。けれどこの場所から離れる為には、白蛇の言うとおり鳥居を抜けるより他に方法は無い気がして、百合子はとっさに鳥居を目指して走り出した。
 瞬間。
 百合子は自分の背後で、ずるりと不気味な音を響かせながら蠢く何かの気配を感じた。
 思わず走りながら背後へ視線を向けようとするのを、白蛇が制する。
「止まらずに走りなさい!」
 白蛇は燐光を一際強く放ち、とぐろを巻いた姿から真っ直ぐに首を伸ばしたかと思うと、突如として真紅の瞳を持つ一人の女へと姿を変えた。
 女は、鳥居の外から百合子へと白い手を差し出す。
 それを見ると、百合子は背後に迫り来る恐れを振り切って、差し出された女の手を掴んだ。
 女に引き寄せられ、百合子の身体が完全に鳥居の外へと抜け出た直後。
 百合子の周囲を取り巻いていた闇の世界が、ガラスの破片のように傍らから崩れ始める。
 宵闇の世界が一瞬にして光に包まれ、百合子はあまりの眩さに思わず瞳を閉じた。



■ 日輪 ■

 どれ程の時間が過ぎたのだろう。閉じた瞼の裏に穏やかな光を感じて、百合子はそっと瞳を開いた。
 闇の世界から光のさす世界へ連れて来られたらしい。だが、己の身に何が起こったのかまでは把握出来ず、百合子は暫くの間、瞳を細めながらぼんやりと目の前に広がる光景を眺めていた。
 誰かの家の縁側なのだろうか。百合子は庭に面した縁側に座り込んで、柱に身を預けているようだ。
 ひんやりとした縁の感触が心地よい。その居心地の良さに、百合子が再び瞳を閉じようとした時。
「大事無いですか?」
 ふと傍らから声が聞こえてきて、百合子はゆっくりと視線をそちらへと向けた。見ればそこには、のほほんとした笑顔で百合子を見つめる和服の男が佇んでいる。
「……だれ?」
 人が居るという事は、自分はあの夢の中から抜け出る事が出来たのだろうか、と思いながら百合子は男へと声をかける。
「綜月漣と申します……が、僕へ声をかける前に、君はまず露月へ礼を述べるべきですね」
 百合子は漣に促されて庭先を眺めると、そこには、先程の夢に見た紅色の瞳を持つ女が佇んでいた。
「白蛇の……」
 言って、百合子は女の傍へ近寄ろうと、柱に預けていた身を起こそうとしたのだが。足に力を入れた瞬間、急激な眩暈が襲い、百合子は再びその場に座り込んだ。
 自分の身体が思うように動かない。恐怖のせいで腰でも抜けてしまったのだろうか、と百合子が考えていると、漣が優しく百合子の頭を撫でながら言葉を紡いだ。
「身体は動かさない方が良いですよ。君はまだ夢から醒めていませんからねぇ」
「醒めていないの?」
 百合子は漣の言葉に首を傾げる。
「夢の中を彷徨っていた君の精神を、露月が救い上げはしましたがねぇ。実際の身体はまだ眠ったままです。僕が描いた絵の中へ、君の精神を仮り初めに落とし込んだだけですから、君の望む通りにこの身体を動かすには、時間がかかります」
「これ、自分の身体じゃないんだ……」
 百合子は漣の言葉に別段驚く様子も見せず、ゆっくりと自分の膝へと視線を落とした。絵の中に入り込んでいるにしては随分と精巧な造りだなと、朦朧とした頭で考える。
 漣はそんな百合子を見ると、確かに招代(おぎしろ)としての質が強いですねぇ、と言葉にはせずに露月王を見た。

「……あの、助けてくれて有難うございました」
 百合子は微かに吐息を零すと、柱に身を預けたまま露月王へ礼を述べる。
 すると、それまで無言を通していた露月王が歩み寄り、ついと百合子の顎へ人差し指をあてて己の方へ顔を向かせた。
「私に見覚えはなくて?」
「見覚え?」
 突然の言葉に、百合子は己の過去を手繰り寄せる。だが先程出会ったばかりの露月王を見た記憶などなく、百合子は困惑気味に首を左右に振り、すまなそうに視線を落とした。
「気質は備わっているのに……本当に無自覚なのね」
「自覚って?」
「私の世界に紛れ込んで、秋の路から冬王(つくばね)様の地へ赴いた記憶は無くて?」
「……露月は秋の神ですよ、お嬢さん」
 漣が一言付け加えると、百合子はその言葉に、大きな瞳をさらに大きくして露月王を眺めた。
「じゃぁ、あなたも四季の神様なの?」
 露月王は百合子のあまりの無防備な表情に思わず微笑むが、直ぐに真顔になると、百合子の右胸をトンと人差し指で軽く叩いた。
「己の持つ巫女としての呪力をもっと自覚なさい。貴方は現に生きようとする想いが希薄過ぎるわ」
 でなければ、また今日のように禍事に巻き込まれてよ? と露月王は百合子に忠告をする。
「守られてばかりではなく、自分の力で道を切り開く努力をなさい」
「自分の力で……」
 百合子は露月の言葉に思わず口ごもった。そんな百合子の様子を見て、漣が露月王を軽く諌める。
「それくらいにしなさい露月」
 露月王は漣の言葉に従って、百合子から身を引いた。
「そろそろご自分の身体に戻った方が良いですよ。いくら招代としての力をお持ちでも、創り上げた器に精神が長く入り込むのは宜しくない」
「……うん。少し、疲れたかも」
 柱に寄りかかったまま百合子が言葉を紡ぐと、漣は己の手を百合子の額へとあてた。
 ひんやりとした漣の手が心地よくて、そのまま百合子が深い眠りに入り込もうとした時。
「今度はきちんと生身の身体で遊びに来てくださいねぇ」
 そんな、漣ののほほんとした声が、微かに百合子の耳に届いた。



■ 蛇巫 ■

 ふと目が醒めると、百合子は自分のベッドの中に居た。
 ぼんやりと瞳に移る天井を眺めていると、柔らかい光が出窓から入り込んでいるのに気付いて、百合子はゆっくりと頭だけをそちらへ向ける。
 月が青白い光を朗々と放ちながら、空の高い位置から下界を照らしている。その燐光のような月の光に先程までの事を思い出すと、百合子はベッドから身体を起こした。
「不思議な夢……ううん、夢じゃないのかな」
 夢という形ではあるが、恐らく自分の精神は実際に嫁媛村へ飛んだのだろう。そして、綜月漣という人と秋の神に助けられたのだ、と百合子は漠然と思う。
 己の巫女としての力を自覚をしていない訳ではなかった。
 己の身がそこに在るだけで神を招き寄せてしまう事も、人で無いものと会話が出来る事も、百合子は当の昔に気付いていた。
「……守って貰うだけで、自分からは何もしようとしないだけ、か」
 百合子は露月王の言葉を思い出すと、微かに顔を歪めて苦笑し、やがてベッドから抜け出して窓辺へと歩み寄った。
「図星だね、百合子」
 自分で自分に言い聞かせながら、百合子は窓に己の額をつけた。
 蛇巫という立場。母の存在。村に根付く全てのものを否定せずに受け入れる事で、己の身に困難が降りかからないよう、無意識のうちに避け続けてきた。
 現実から逃げる事でしか自分を守れない。
 誰かが守ってくれると、そう思っている自分が心のどこかに居る事を知っている。

『守られてばかりではなく、自分の力で道を切り開く努力をなさい』

 そう言葉を放った露月王は、百合子のそんな心内を見抜いていたのだろうか。
「……強くなりたい。強くならなきゃ」
 独り言のように呟きながら、百合子はカーテンを握り締める。
 大切な人たちに守られているだけでなく、自分も大切な人たちを守れるように。
 自分の足でしっかりと歩いて行けるように。
 思い、百合子が見上げた空には穏やかな宵闇が広がっていた。




<了>



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号/PC名/性別/年齢/職業】


【5976/芳賀・百合子(ほうが・ゆりこ)/女性/15歳/中学生兼神事の巫女】

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【NPC/露月王(つゆつき)/女性/?歳/秋の四季神】
【NPC/綜月・漣(そうげつ・れん)/男性/25歳/幽霊画家・時間放浪者】


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■         ライター通信          ■
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芳賀・百合子 様

 こんにちは、綾塚です。
 二度目ましてです! この度は『黎明〜』をご発注下さいまして有難うございました!
 今回「花鳥風月」いずれかをお選び頂きましたが、そちらは露月王が力を使用する際に、それがどのような形となって現れるか……という部分に該当いたします。が、今回は月よりもむしろ、百合子様を助ける事に思い切り集中してしまいました(汗)

 設定を思い切り使わせて頂きましたので、私の認識に勘違いやずれが無いか非常に心配しております。何かありましたら遠慮なくお申し出くださいませ。そして少しでもお気に召して頂けましたら、この上なく嬉しく思います。
 それでは、またご縁がございましたらどうぞ宜しくお願いいたしますね(^-^)