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<東京怪談・PCゲームノベル>


paradise age 17



◇■◇■☆■◇■◇


 カーテン越しに差し込んでくる朝の光に、阿佐人 悠輔は「うーん」と小さく唸るとゴロリと寝返りを打った。
 光が背中に当たり、それほど眩しくない。チラリと目覚まし時計を見上げれば、丁度鳴る5分前だった。
 暫く目を瞑り、起きるべきかそれとも後5分甘美な夢の名残を味わうか考えた。
 そうこうしているうちにけたたましいベルの音が部屋中に響き渡り、悠輔は目覚まし時計を止めて背伸びをするとベッドから跳ね起きた。
 階段を下りれば、香ばしいパンの香りと珈琲の香りが漂ってくる。
「お早う悠輔」
「お早う」
 母親がそそくさと悠輔の分の珈琲を作り、自分も食卓につくとパンの上にバターを塗り始める。
「あれ?父さんは?」
「もう会社に行ったわよ」
「ふーん」
 パンを齧り、朝のニュースを見詰める。
 今日は快晴。気温は低いが、風は弱いらしい。
 なかなか快適そうな日だ。
 手早く朝食をすませると、顔を洗って歯を磨く。
 着慣れた制服に袖を通し、昨夜準備済みの鞄を手に持つ。
「んじゃ、行ってくる」
「もなちゃんの所?」
「まだ寝てると思うから、たたき起こしてくるよ」
「行ってらっしゃい、気をつけてね?」
「あぁ」
 見送る母親に小さく手を振ると、悠輔は向かいの家のインターフォンを押し込んだ。
 片桐と書かれた表札が、太陽の光を受けてキラリと輝く。
「あら、悠輔君。お早う」
「お早う御座います、おばさん」
 娘同様可愛らしい顔をしたもなの母親が、愛想良く悠輔を迎え入れる。
「もなはまだ2階ですか?」
「そうなの。そろそろ起こさなきゃと思ってたんだけど・・・」
「俺が行ってきます」
「お願いできるかしら?」
 可愛らしく小首を傾げたもなの母親に、軽く頷くと笑顔を向ける。
 急な階段を上がった突き当りの部屋がもなの部屋だった。
「もな、入るぞ?」
 どうせ夢の中で聞こえていないだろうと思いつつ、悠輔はドアを開けた。
 ぬいぐるみがゴチャっと並んでいる部屋の中央、ファンシーな色をしたベッドの中でスヤスヤと寝息を立てている。
「もな、ほら、もう起きないと遅刻するぞ!」
「うーん、ケーキの苺が・・・」
「・・・また食べ物の夢か!?」
「襲ってくる・・・」
「苺が!?」
 どんな夢を見ているんだか。
 悠輔は溜息をつきながらも、苦笑を浮かべた。
 もなの肩を揺らし「起きろ!」と耳元で声をかける。
「ふにゃぁん?ゆーすけちゃぁ〜ん?」
「ほら、しっかりしろ!」
「うにゅぅ、あしゃれしゅかぁ〜?」
 完全にろれつが回っていない。
 ふらふらする体を支えながらキッチンへと連れて行き、朝ご飯を食べさせる。
 ノロノロとした朝食が終わる頃には、もなも完全に目覚めており、顔を洗い歯を磨くと超特急で制服に着替える。
 朝のSHRに間に合うためには、走って行かなくてはならない。
「ほら、もな!早くっ!」
「悠輔ちゃん、急かさないでよっ!あーん、髪の毛が出来なーいっ!!あっ!それに、準備もしてない!今日って何の授業があるっけ!?」
「おーまーえーなぁ・・・前日に用意しとけって言ってるだろ!?」
「うわーんっ!!もう、色々言わないでよぉっ!あっ!ほら!悠輔ちゃんのせいで髪の毛失敗しちゃったじゃんっ!左右で高さがちがーうっ!!」
「あーもー!分かった、こっちは俺がやっとく!」
「ありがとーっ!!」
 毎度の事ながら、どうしてこうも学習能力がないのだろうか・・・
 前日にキチっと翌日の授業の用意をしておくなんて、当然の事だと思うのだが・・・。
「出来たっ!」
 もながピンク色に近い淡い茶色の髪を頭の高い位置で2つに結ぶ。ピンク色のリボンがヒラリと揺れ、もなが満面の笑みで悠輔の手を取る。
「おまたせー!」
「ったく、急ぐぞ!このままじゃ遅刻だ!」
「え!?きゃーっ!!たーいへーんっ!!急ぐよ、悠輔!」
「当たり前だっ!」
 2人でドタバタと階段を下り、もなの母親に挨拶をしてから玄関の扉を開ける。
「2人とも、気をつけてね〜!」
「は〜い!」
「行ってきます!」
 腕時計に視線を落とせば、ギリギリ間に合うかと言う時間だった。
「おいもな!鞄貸せよ!」
「え?」
「持ってやるから、もっと速く走れ!」
「有難う、悠輔ちゃん♪」
 ズシリと重い鞄を2つ肩にかけ、もなの手を引いて走る。
 ・・・今日はなんとか、滑り込みセーフで担任の先生よりも先に教室に入る事が出来た。


――― * ――― * ――― * ―――


 1時間目は古典の授業だった。
「こ・き・く・くる・くれ・こ・こよ。はい」
「こ・き・く・くる・くれ・こ・こよ」
 動詞の活用の授業だったのだが、なんとも眠気を誘う呪文だった。
 穏やかな性格の古典の先生は、声まで穏やかで尚更眠気を誘う。
「ら・り・り・る・れ・れ。はい」
「ら・り・り・る・れ・れ」
 きっと皆、口には出して詠唱・・・じゃなく、復唱しているが、頭には入っていないのだろう。
 眠そうな声はそう聞こえて来る。
「それにしても、片桐さんは良く眠ってますねぇ」
 不意に先生がそう言って、ふにゃんと気の抜けたような笑顔をもなへと向ける。
 寝る子は育つと良く言うが、もなは良く寝るのに小さいままだ。


 2時間目と3時間目は隣のクラスと合同で音楽・美術・書道と分かれる芸術の授業だった。
 悠輔ともなは音楽のクラスで、先生の出す課題曲を次から次へと歌っていく。
 ソプラノとアルト、テノールとバスが心地良いハーモニーを作り出す。
 もなも音楽の授業は眠らずに、皆と楽しそうに歌っている。
 ピアノの音が、柔らかく教室内に響き渡り・・・悠輔は窓から校庭を見下ろした。
 青色のジャージが、小さな白と黒のボールを追いかけて走っている。
 ジャージの色からして、1年生だろうか。
 緑色のゼッケンと赤色のゼッケンの攻防戦を暫し観戦した後で、音楽の授業へと意識を戻した。


 4時間目は科学の授業だった。
 顕微鏡を使っての実験に、もなが器具を出しながら四苦八苦している。
「あれぇ?何にも見えない・・・」
「光を調節しないと見えないだろ。ほら、ここを回せば・・・」
「あ!本当だ!・・・あれ?でも、やっぱり何も見えないよ?」
「貸してみろ。・・・本当だ。どうしてだ?・・・ん?そう言えばこれ、何倍率になってるんだ?」
「倍率?」
 頭にクエスチョンマークを浮かべて首を傾げるもなに溜息をつくと、悠輔はレンズの倍率を見た。


 昼食の時間になると、悠輔はクラスの仲の良い友人と固まって購買部で買ったパンと飲み物を広げた。
 焼きそばパンを頬張り、缶の緑茶を飲む。
 冬になれば、玄関脇の自動販売機では温かい飲み物も販売し出す。
 コーンスープなども売っているが、専らお昼は緑茶ですませていた。
「なぁ、悠輔って片桐さんと家近いんだろ?」
「近いも何も、うちの向があいつん家だし」
「小学校から一緒なんだろ?」
「幼稚園から一緒だよ。うちとあいつん家、家族ぐるみの付き合いだし」
「えー、良いなー。片桐さんって超可愛いじゃん」
「はぁ〜!?あんな、授業中寝てばっかのヤツが、可愛い!?」
「クラスで1番可愛いよな」
 頷く友人達に、緑茶を詰まらせそうになりながら反論しようとした時、当の本人がツカツカと悠輔の隣まで歩いてくるとチョンチョンと肩を叩いた。
「ねー、悠輔ちゃん」
「何だよ」
「5限の宿題やってきたぁ〜?」
「お前・・・やって来てないのか?」
「ふえ〜ん!だぁぁぁって〜!!ねぇ、悠輔ちゃんお願い!写させて!あたし次の時間絶対当たるのっ!」
 当たると分かっていながら何故やってこなかったのか。
 悠輔は盛大な溜息をつきつつも、鞄の中からノートを取り出してもなに手渡した。
「有難う!悠輔大好き♪」
「はいはい。ったく、何で俺に頼むかなぁ」
「お前が頭良いからじゃん?」
 もなが女の子グループの中に加わり「悠輔に貸してもらった!」と誇らしげにノートを見せびらかせる。「阿佐人君の?!えー、見せて!私も次当たるの!答えあわせしたい!」とポニーテールの女の子が言い、もなが気前良くノートを手渡す。
 ・・・おいおい、勝手に人のノートを渡すなよ。それより、あってる保証なんてねーぞ?
「有難う!悠輔大好き♪」
 隣でおにぎりを食べていた友達がもなの声真似をしながらそう言って、悠輔の腕を肘でつつく。
「何だよ」
「可愛い幼馴染がいて羨ましいなーと」
「バーカ。もなの幼馴染なら、毎朝アイツを起こしに行かなくちゃなんねーんだぞ?」
 悠輔の言葉に、ドっと笑いが起きる。
 「お前も毎朝大変なのね」の言葉に「おう」と返し・・・まぁ、そんな大変でもねーけどなと、心の中だけで呟く。


 5時間目は英語の授業で、もなは案の定当てられていた。
 悠輔のノートから写してきた英文を棒読みで読んでいくのだが・・・時々読み方を間違えて先生から訂正が入る。
 もなが失敗したと言うように苦笑しながら席に着き、後ろの席の女の子に「偉い偉い」と言われて頭を撫ぜられる。
 子供扱いだが・・・まぁ、それも仕方がないだろう。
 見た目もさる事ながら、あの無邪気さは子供と同程度だ。
「それじゃぁ次の文を・・・阿佐人君」
「あ、はい」
 突然当てられて、慌てて立ち上がりながらも昨日の夜やったばかりの文を読み上げて行く。
 シンとした教室内に響く声は、何故だか違う人のもののように感じた。


 6時間目は隣のクラスと合同で体育の授業だった。
 男子はサッカー、女子はテニスと別れて広い校庭に散らばっていく。
「いっくよ〜!そぉ〜れっ!」
 もなの声が大きく響き、パカーンと言う軽い音が続く。
 小さなテニスボールを打ち合う音を聞きながら、悠輔はサッカーボールを追っていた。
 敵のボールをカットし、そのまま折り返して相手コートへと突き進む。
 1人抜き2人抜き、最後にゴールキーパーと1対1になると、少し角度をつけてボールを思い切り蹴り上げる。
 ボールはキーパーの右手の中指を微かに掠ったものの、綺麗な弧を描いてゴールネットを揺らした。
「悠輔ナイス!」
「もなちゃんナイス!」
 2つのナイスの声が、合わさって聞こえた。


――― * ――― * ――― * ―――


 帰りのHRが終わると、悠輔ともなはゆっくりと教室を後にした。
 今日は掃除当番ではないし、2人とも帰宅部なので特に放課後の予定はない。
「バイバイ、悠輔と片桐さん!」
「またね、もなちゃんに阿佐人君」
「おう、また明日な」
「また明日ねっ♪」
 手を振りながら学校を後にする。
 まだ明るい空を見上げながら、もなが悠輔に首を傾げる。
「ねぇねぇ、どっか寄って行こっか」
「どっかって?」
「駅の近くに新しい喫茶店が出来たの!知ってる?」
「いや・・・」
「すっごいケーキが美味しそうなんだよ!」
「んじゃ、そこ行くか」
「やった〜♪」
 もながそう言って、舗装された歩道を走って行く。
「おい、走ると危ないぞ!」
「へーきへーきっ!」
 そんなこと言って、平気だったことなんてないくせに。
 悠輔はそう思うと、もなの後を追った。
 既に葉が落ちてしまった街路樹を見上げていたもなが、前方不注意でサラリーマン風の男性に体当たりをしてしまう。
「きゃっ・・・すみません」
「いえ、お怪我はありませんでしたか?」
 スマートな物腰に、もなが小さく「紳士だぁ〜」と呟き、悠輔の腕を取る。
「前向いて歩かないからだぞ」
「はぁ〜い。ごめんなさぁ〜い」
 本当に悪いと思っているのか。
 悠輔は苦笑しながらも、もなを連れて駅前にあるお洒落な喫茶店の中へと入って行った。
 アンティーク調の小物が置かれている店内は、茶系の落ち着いた色で統一されていた。
 メニューもシックな色合いで、悠輔が珈琲を、もなが紅茶とシフォンケーキを注文する。
 今日学校で起きた事や、面白い話しなどをそれぞれが交換し、楽しくお喋りをしていると、注文した品が銀のトレーに乗って運ばれて来た。
「わーい、美味しそう!」
 もながフォークをシフォンケーキにゆっくりと入れ、パクリと口に入れる。
「あまーい!おいしーーっ!!悠輔も食べるっしょ?はい、あーん」
「あーんって・・・」
 俺は子供かと、心の中でツッコミつつも口を開ける。
 ふわりとした食感と、甘く柔らかな味に思わず頬を緩める。
「甘いけど、美味しいな」
「んー、さいっこーっ!また今度一緒に来ようね!」
「あぁ」
 珈琲もなかなか美味しい。ほっと一息ついた時、店内にかかっていた落ち着いたクラシック音楽が悠輔の耳に聞こえて来た。


 喫茶店を後にすると、2人は夕陽に染まる町をゆっくりと歩いた。
 ウィンドウショッピングを楽しみながら、自宅へと足を向ける。
 真っ白なコートが欲しいと言うもなに、白は汚すから止めた方が良いと忠告し、可愛らしいうさぎのぬいぐるみの置いてあるお店の前で足を止めたもなに付き合って、悠輔もぬいぐるみが陳列された店内を覗き込む。
「部屋に1個欲しいなぁ」
「・・・もなの部屋はぬいぐるみだらけだろ?」
「真っ白なウサギのぬいぐるみはないの」
「真っ白なクマのぬいぐるみがあるから良いじゃないか」
「むぅー、そう言うんじゃないのぉっ!もー、乙女心が分からないヤツゥ」
「乙女?へぇ、もなが?」
「なにそれぇっ!・・・んー、やっぱあのウサギ可愛いなぁ。悠輔ちゃん、ちょっと待ってて」
「え?あ、おい」
 もなが店内に走りこみ、小さな白ウサギを胸に抱くと会計を済ませて戻ってくる。
「そー言うの、衝動買いっつーんだぞ?」
「いーんだもん、衝動買いでも。あたしはこの子が気に入ったの!」
 袋の中からウサギのぬいぐるみを取り出し、嬉しそうにギュっと胸に抱くもな。
「名前は何にしようかなぁ〜。んー、白いウサギだからぁ、シロウサちゃん?」
「そのまんまじゃん」
「・・・じゃぁ、悠輔ちゃんは何か良い案ある?」
「そうだな・・・ユキにすれば?白いし、呼びやすいし」
「ユキちゃんかぁ。なかなか良いかも。よし、それじゃぁお前は今日からユキちゃんね」
 もなが何度も「ユキちゃん」と呼びかける。相当気に入ったようだ。
 ・・・どうせ、数ヶ月すれば飽きてしまうくせに。
 そんな事を思った時、2人は家の前まで来ていた。
 もなが左に、悠輔が右に体をずらす。
「じゃぁな。今日は英語と古典の課題が出てたからな、忘れずにやれよ?」
「わぁかってるって!それじゃぁ、悠輔ちゃん、また明日ね!バイバイ♪」
 もながユキの手を持ってフリフリと左右に振る。
「あぁ、また明日な」
 もなの背が扉の中に消えるまで見詰めた後で、悠輔は自分の家のドアノブに手をかけた。

 ――― その瞬間、全てのコトが鮮明に思い出された

 そう・・・ここは、扉の中。全ては儚い夢幻でしかない・・・
 この扉を開けてしまえば、きっと悠輔は現実へと戻される。
 “3年前”に起きた出来事を無かった事には出来ない、悠輔が居るべき現実へと帰される。
 伸ばした手を引っ込める。
 ここはあまりに優しく甘い世界で・・・ためらう。
 このままここに居れば、明日も同じような時を過ごせるのだろう。
 友達と笑いあって、家族と楽しく食事をして・・・

 ――― けれど ―――

 現実にも、違う形の幸せがあるはずだ。
 ここはとても幸せで穏やかな世界だけれど、きっと・・・現実にだって、幸せはあるから・・・

 悠輔はそう思うと、ドアノブを掴んで右に回した。
 この先に、絶対的な現実がある事を知りながら、それでも・・・・・・


◆□◆□★□◆□◆


 扉を開ければ、そこには小さく蹲って悠輔の帰りを待っていたもなの姿があった。
「悠輔ちゃん・・・」
 驚いたような表情は、扉の向こうの世界のもなよりも幾分陰りを帯びていた。
 どこか寂しさを宿した笑顔と、無垢な満面の笑みとが重なる。
「戻って・・・来れたんだね」
「あぁ」
「良かった・・・」
「・・・確かに、あっちには俺の望んだ幸せがある。でも、この現実には、ここにしかない幸せがある」
 悠輔はそう言うと、グっと顔を上げた。
「だから、未練はあっても、後悔はしない」
 もなが悠輔に抱きつく。
 小さな頭にそっと手を乗せ、柔らかな髪を撫ぜる。
「お茶に、しよっか」
「あぁ」
 ピンク色のスカートがヒラリと揺れ、もなが軽い足取りで階下へと下りて行く。
 悠輔はゆっくりと扉を振り返ると、口の中で別れの言葉を紡いだ。


  ――――― 現実は、ここにしかないから ―――――



◇ E N D ◇



 ◇★◇★◇★  登場人物  ★◇★◇★◇

 【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】


  5973 / 阿佐人 悠輔 / 男性 / 17歳 / 高校生

  NPC / 片桐 もな


 ◆☆◆☆◆☆  ライター通信  ☆◆☆◆☆◆

 この度は『paradise age』にご参加いただきましてまことに有難う御座いました。
 そして、お久しぶりのご参加まことに有難う御座いました。(ペコリ)
 高校の時、私はどうやって過ごしていただろうかと、思い出しながらの執筆になりました。
 些細なことでも、友達と一緒なら大笑いできた、そんな素敵な時間だったように思います。
 ・・・明るくふわふわとした、優しい時間が描けていればと思います。


  それでは、またどこかでお逢いいたしました時はよろしくお願いいたします。