コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


行け行けアトラス探検隊 謎の隣人編

●オープニング
「これもガセじゃないでしょうねぇ…」
 以前、剥製製作所から『剥製が勝手に動き出す』という手紙が寄せられたが、調査の結果、ガセだと判明。
 ぐしゃぐしゃにする前に、碇麗香は手紙の内容に目を通した。

『僕は乙桐荘というアパートの201号室に住んでいる田中と言います。
 一ヶ月前にアパートに越してきたのですが、未だにお隣に引越しの挨拶に行けません。
 203号室の人や他の住人に聞いてみたのですが…誰一人、隣人の存在を知らないというのです。
 大家さんに伺っても「痩せ細ったカンジの長髪男性ってことしかわからないねぇ」と言うだけ。
 最近新築されたばかりなのに、大家さん以外存在を知らないとはおかしいと思いませんか?
 怪奇現象と思いますので、貴社に調査をお願いしたいのですが宜しいでしょうか? 』

 誰も存在を知らない住人。これはまさに怪奇現象である。
 手紙の続きには、202号室の様子が書かれていた。

『夜中に呻き声、あるいは何かの呪文のような不気味な声がする』
『壁を叩くような音が201号室だけ聞こえる(203号室の住人、階下の住人には聞こえず)』
『酢のような変な匂いが毎日漂う』

「な、何よこれっ!?」
 麗香は唖然とした。こんな怪奇現象、今まで聞いたことがない。
「さんしたくーん、ちょっと」
 ま、またボツですか!? と吃驚した表情で、ビクつきながら来る三下。
「この変奇現象の調査をして、記事にしなさい」
「変奇というのは表現上、間違っているかと…」
「おだまり! 「変な怪奇現象」、略して変奇現象なのよ!」
 と三下に手紙を渡す。こんなものを僕に…と言わんばかりの表情で、仕事を断ろうとしたが、麗香の威厳さに負け、引き受けることに。
「キミひとりじゃ心配だから、以前のように探検隊に調査させましょう。さんした君よりは役に立つでしょう。キミが保護者代わりになるのよ、いいわね!」
「は、はいぃ!!」

 三下は、早速次号に載せる記事に探検隊員参加募集の記事を付け加えた。

『奇妙な怪事件が起きるアパートの調査をしてくれる探検隊員募集中。
 未成年が参加される場合は、保護者同伴、あるいは承諾を頂いてくださいますようお願いします。
 日時は○月○日、24時。集合場所は乙桐荘前』

●集まった探検隊員
 乙桐荘202号室に住むという謎の人物の調査の打ち合わせのため、探検隊員の子供達がアトラス編集部に集まっている。
「変奇現象って、面白い表現だぴゅ。変人奇人現象の意味ぴゅ?」
 小首をかしげて麗香に聞くピューイ・ディモン。謎の人物に関しては、変な研究に没頭しているマッドサイエンティストのイメージを浮かべていた。
「血沸き、肉踊る戦い……じゃなくて、冒険になりそうネー!」
 前回の会社調査で冒険らしいことが無かったので、ローナ・カーツウェルはご機嫌斜め。ストレス発散を兼ねて暴れたい、という
本心は秘密だ。
「断片的な話を聞くだけだと、怪奇現象とは別の方向性で嫌な予感がするわね」
 飛鷹・いずみ(ひだか・いずみ)は、ローナとは正反対に直接忍び込むことはしない方向で物事を考えている。
 今川・恵那(いまがわ・えな)は、前回の探検で剥製の魚達が言っていた「むげん」という人物のことが気になっていた。
(「あの人、今回も関係するのかな?」)
 前回の探検では、霊の願いを叶えているような感じだったが、最初の霊は子供の神隠しで人を苦しめたことがあった。話ができるれば、穏便に話をしたいと思っている。

「ごめんください」
 一言断ってアトラス編集部を訪れたのは、大きなバッグを肩にかけ、今月号の月刊アトラスを持ったポニーテールの女性だった。
「あの…どなたですか…?」
 お茶汲み担当の三下が、恐る恐る緑に問う。
「あ、自己紹介がまだでしたね。私は神聖都学園高等部の教師、双葉・緑(ふたつば・みどり)と申します」
 誰だろう? と思っていた子供達だったが、高等部の教師ならば、面識がないのでそう思っても不思議ではない。
「子供達だけで深夜の探検なんて危険ですので、保護者役として参加させてください。お願いします!」
 頭を下げて頼む緑に、麗香は「わかったわ。子供達のこと、頼んだわよ」と了承した。役に立たない三下より、しっかりとした彼女のほうが保護者として相応しい。そう考えてのことだった。

「すみません、遅くなりまして…」
 駆け込んでアトラス編集部内に入ってきたのは、今回の依頼人である田中だった。
「皆に紹介するわ。この人が、今回の調査を依頼した田中太郎さんよ」
「ど、ども…」
 頭を掻きながら、三下同様腰の低い頭の下げ方をする田中。肥満体であることを除けば、三下に似ている。

 探検隊一同と三下は、田中の案内で彼が住む乙桐荘へむかった。

●いざ行かん、乙桐荘
 調査開始の24時までかなり時間がある。皆はそれまで田中の部屋で待機することになったので、夕飯と夜食の買出しに乙桐荘の近くにあるスーパーに買出しに行った。
「おやつは欠かせないぴゅ♪」
 ピューイは、慎重に選んだお菓子をカゴの中に入れた。
「夜食も欲しいわね。あ、ジュースも買おうかしら」
 いずみの隣でカゴを持っている恵那は、クスリと笑った。
「何が可笑しいの?」
「いずみちゃんの意外な一面を見たような気がしたから」
 意地悪ね、と恵那に返すが、不機嫌な表情ではない。
「田中さん、カップメンばかりだと栄養が偏りますよ。私がお夕飯を作りましょうか?」
「え…い、いいんですか!? じゃ、お願いします!」
 緑の申し出に、飛び上がりたくなるほど喜んだ田中であったが、夜食用にとちゃっかりとカップメンを買った。
「これ、何だぴゅ?」
 ピューイはあるものを手にすると、匂いを嗅ぎ始めた。
「ちょっとすっぱいぴゅ。それに何だか真っ黒ぴゅ…」
 気持ち悪くなり、ピューイはそれを元に戻した。

 乙桐荘に着いた頃には、既に日が暮れていた。
「おかえり、田中さん。彼女ができたのかい?」
 からかう大家の言葉は、明らかに田中の隣にいる緑に向けられていた。
「いえ、違います。この子達と彼女は、202号室の調査をしてくれる手伝いをしてくれるんです」
 ああ、あそこかい。気をつけな、と大家は言うと、管理人室に戻った。
「緑先生、大家さんに彼女認定されたネー♪」
「な、何言っているの!」
 ローナの冷やかしに、顔を赤らめて緑は言い返す。

 201号室に入ると、そこは……
「変な匂いがするぴゅ」
「随分と散らかっているわね」
「流し台、満杯ネ」
「田中さん、面倒くさがりなんですね」
 子供達は、それぞれの意見を述べる。
「仕方ないじゃないか! 男の一人暮らしなんだから!」
 これ以上見るなよ、と言わんばかりに反論する田中だったが、このままでは探検隊員達を中に入れることはできない。
「私達がお掃除します」
 恵那はそういうと、201号室に上がりこんだ。
「恵那だけにさせるわけにはいかないわね。私も手伝うわ」
「ミーも!」
「僕も手伝うぴゅ!」
 私も手伝わないわけにはいかないわね、と緑も手伝うことに。

 数時間後、部屋は見違えるように綺麗になった。
「うわぁ…み、皆さんっ、ありがとうございますっ!」
 涙を流して喜ぶ田中であった。
「緑先生、私達、大家さんのところに行ってきます」
 大家に隣人の話を聞きに、子供達は部屋を出て行った。
「そ、それじゃ、私はお夕飯を作りますね。田中さんは、寛いでいてください。皆は、調査したいことがあったら行ってきても良いわよ」
 緑の言いつけに返事をする子供達と田中。

●子供達の調査
 子供達は、202号室の前に立っていた。
「僕、この部屋のことをアパートの夢に入って、夢伝いに情報を集めるぴゅ」
「私は調達したいものがあるから、ちょっと失礼させてもらうわ」
「いずみ、お菓子買い足りなかったのかな?」
 からかうローナに「違うわよ」と冷静に返事を返すいずみ。彼女なりの考えがあっての行動だろう。
「ミーは強行突破がいいと思うヨ」
「それじゃあ、ご近所迷惑になっちゃうよ」
 ご近所に迷惑をかけられないので、ローナと恵那はピューイの帰りをじっと待つことにした。
「アレ? 表札があるヨ。ふぅん、佐藤さんかぁ…」
「お隣さん、佐藤さんっていうんだ。苗字は知っていても、名前と顔は知られていないんだね…」
 埃で薄汚れているが、二人はかろうじて表札が読めた。

 宇宙魚となったピューイは、夢の中を漂い、アパートの夢を見て情報を集めていた。
『お隣さん、新築移転を終えてからご挨拶にも来ないわね』
『大家さん以外、存在を知らないんでしょう?』
『でも、表札には佐藤って書いてあるよ』
『謎の佐藤さん…か』
『あ、その佐藤さんだけど、部屋で怪しいことやってるんだって』
『なになに? 聞きたーい』
『夜中の十二時に部屋中にもずくのパックを置いて、その中心で変な歌を歌って踊っているんだって!』
『やだ、キモー! あ、時々この辺で綺麗な人を見かけるわね。男か女かわかんないけどさ』
『部屋中、もずくだらけなもんだから臭くて臭くてたまらないったらありゃしない…』

 あらかたの情報を入手したピューイは、ローナと恵那が待つ202号室の前に戻った。

「どうだった、ピュー君」
「ここのお部屋に住んでる佐藤さん、夜中の十二時に変なことしているんだぴゅ」
「「変なこと?」」
 ローナと恵那の言葉が、二重音声になっている。
「もずくを部屋に置いて、変な歌を歌いながら踊っているんだぴゅ」
「田中さんが言っていた酢のような匂いって…もずくだったのね」
「そうかもしれないヨ!」
 三人がそう確信すると同時に、用を済ませたいずみが帰ってきた。
「私のほうは準備完了よ。みんなは?」
「「「OK!」」」

●24時、調査開始!
 調査開始時刻。探検隊一同は緊迫している。
「そろそろ、例のお隣さんが行動を開始する頃です」
 田中がそう言うと、ローナは壁に耳を当てて物音がしないか確認した。今は、何も聞こえないようだ。
 ピューイは壁越しに匂いを嗅ぐが、古臭い、カビのような匂いしかしない。
「あーもう、こうしていても埒が明かないネ! お隣にlet's go!」
 ローナが部屋を飛び出すので、残る探検隊員と引率の緑も飛び出し、202号室に向かう。
「一刻を争う事態になってるかもしれないから、ドアをぶち破るヨ!」
 ローナは得意の忍術でこじ開けようとするが、それを察知したピューイ、いずみ、恵那は止めた。
「私に任せて」
 緑が肩にかけていた大きなバッグの中身は、洋弓と矢数本だった。
「これをこうして…っと」
 矢を鍵穴に差し込み始めた。そのようなもので開くのかと思われたが、予想に反し、すんなりと鍵が壊れ、ドアが開いた。
「う…っ」
 部屋の中から漂う異臭に、緑は鼻を摘んだ。
「と、とにかく入るネー」
 クナイを構え、恐る恐る中に入るローナに続き、皆は202号室に足を踏み入れた。

「アパートさん達が言ってたとおりぴゅ…」
 部屋のあちこちには、もずくが入った容器が大量に置かれていた。
「酢と腐った匂いがミックスされているのにも関わらず、誰も気付かないなんておかしいわ…」
 吐き気を催すような臭いを堪えながらも、冷静に分析するいずみ。
「皆、あそこに誰かがいるみたい」
 恵那が指を差した方向を見ると…そこには、痩せ細った長髪の男が、白装束を着て、奇声を発しながら奇妙な踊りを踊っていた。

 ――あの人が…噂の佐藤さん…?

 それを見た誰もがそう思う中、霊力の強い緑が何かを感じ取った。
「あの人…死霊よ。生気が全くないわ」
「やっぱり幽霊だったのネ! ミーの忍術で退治する!」
「ここは私に任せて」
 緑は洋弓を取り出すと、弦を鳴らして202号室の浄化を始めた。
「祓い給え! 清め給え!」
 宮司の娘であり、高い霊力を持つ緑ならではの浄化法である。

●「むげん」登場
 浄化開始から数分後、どこからか声が聞こえる。

『この者の願いを邪魔する気か』

 天井から声が聞こえたかと思ったら、佐藤の後ろに、白い和服に赤い帯を締めた髪の長い人物が立っていた。右の瞳からは赤い光を放ち、左の瞳からは青い光を放っている。
「あなたが……「むげん」さんですか?」
 恵那が尋ねると「そうだ」と彼、いや、彼女だろうか―は答えた。
『我が名は夢現。夢と現をさ迷い、死者の夢を叶えしもの…』
「死者、ということは…佐藤さん、死んでいるんですか?」
 では、あそこで奇妙な踊りを踊っている佐藤は何者なのだろうか?
「ゴーストだったのか! 驚いたヨ!」
「僕もぴゅ!」
 皆が驚く中、いずみだけは冷静だった。証拠を確保するために、テープレコーダーを用意していた。
「ひとつ疑問があるわ。何故、死者の夢を叶えようとするの? 無念を晴らすため?」
 いずみは会話の主導権を握りつつ、夢現に話しかけた。
「私も聞きたいことがあります。佐藤さんは、いつお亡くなりになったんですか?」
『一度に質問するな。まずは、そこの娘の質問に答えよう。貴様の言う通りだ。霊の無念を晴らし、成仏させるのが我が役目…のはずなのだが、執着心の強いものは、より強い欲が出るようだ。いつぞやの神隠しのようにな』
 神隠し、というのは、子供しか入れないという屋敷での出来事だ。
「そんな…」
 恵那が辛そうな表情をするので、しっかりしなさい、といずみが恵那の肩を抱く。
「次は貴様の問いに答える番だ」
 緑のいる方向に向きを変え、夢現は話し始めた。
『あの男だが、四ヶ月前の沖縄帰省の際、酒を飲んでいたにも関わらず、海で泳いだため溺死したのだ。そのことは地元新聞に小さく載る程度だったがな』
「じゃ、じゃあ、もずくが部屋中にあるのは何でぴゅ?」
『あの男のくだらぬ願いに必要なものだからだ…あの男の野望は…』
 夢現の真剣な表情が、今にも崩れそうになっている。恵那は夢現の手を握り、何を言いたいのかを探った。

「佐藤さん……『もずく教』の教祖になるのが夢だったんだって」

 はぁ!? という表情になりそうな夢現を除く探検隊員達。『もずく教』なんて気味の悪い宗教集団、入団希望者がいるんだろうか?
『…その通りだ。我はこういう変態に関わりあいたくなかったのだが、あの者がしつこくて…』
「止むを得ず、願い事を聞いたというワケね。あなたも可哀相な人ね」
 いずみの一言は、夢現には相当答えただろう。
『本日限りで、この男の願いを無効にする。後は、貴様等に任せる!』

 そう言うと、夢現は不機嫌な顔で姿を消した。

●悪夢の後片付け
 佐藤は、夢現の願い事が無効になったため迷わず、というより、強制的に成仏したようだ。
「はぁ…この後片付け、全部ミー達がやるのか…」
「あーあ…佐藤さん、食べたかったぴゅ…」
「そこ、文句言わずに掃除を手伝う!」
 緑がローナとピューイに掃除用具を手渡し、手伝うよう指示する。
「私達の会話以外全然録れていないわ。碇編集長に渡そうと思ってたけど、これじゃタダのゴミね」
 テープレコーダーを聞いていたいずみが、残念そうに肩を落す。
「夢現さん…今頃、他の幽霊さんの願いを叶えているのかしら…」
 満杯になったゴミ袋を外に出した恵那が、夜空を見上げながら呟く。

「あ、あの〜どうなりました〜」
 ドアに隠れながら、田中と三下が部屋の様子を窺っている。
「変奇事件なら、もう解決したぴゅ…」
 服についたもずくの臭いが気になるピューイが、嫌々ながらもそう言う。
「壁を叩く音も、変な声も、もう聞こえないわ」
 私達に感謝しなさいよ、と付け加えるいずみ。
「ここにいたゴーズト、ミー達がやっつけたネ! 変なゴーストだったけど…」
 今回も冒険らしい冒険ができなかったローナは、残念そうに言う。
「二人とも、私達の様子を見ているだけだったなんて…」
 恵那が涙目で言う。
「もういいじゃない、事件は解決したんだし」
 そんな恵那の肩をポンと叩き、宥める緑。
「それじゃ、仕上げの浄化をするわね」
 緑は洋弓の弦を鳴らし、202号室を浄化し始めた。

 佐藤さん、もずくと共に安らかにお眠りください。合掌。

●おまけ
 数日後、アトラス編集部内。
「没! これじゃ、ぜんっぜん記事にならないわ! キミは何をしに探検隊の子達の引率をしにいったのよ!」
 三下は目撃してなかったため、探検隊員と保護者代わりの緑から事のあらましを聞き、それを元に記事を書いただけだった。
「見たまんまにですが…」
「見たのはさんした君じゃないでしょう! とにかく、総書き直しっ!!」
「は、はいぃ!!」

 三下の受難は、まだまだ続くようで…。

□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【1271 / 飛鷹・いずみ / 女性 / 10歳 / 小学生】
【1343 / 今川・恵那 / 女性 / 10歳 / 小学四年生・特殊テレパス】
【1936 / ローナ・カーツウェル / 女性 / 10歳 / 小学生】
【2043 / ピューイ・ディモン / 男性 / 10歳 / 夢の管理人・ペット・小学生(神聖都学園)】
【6751 / 双葉・緑 / 女性 / 23歳 / 教師】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

 氷邑 凍矢です。
「行け行けアトラス探検隊 謎の隣人編」をお届けします。
 今回の話は、少しギャグが入っている…ような気がします。
 佐藤のくだらない野望に皆様を巻き込んでしまい、申し訳ございません。
 今回で「むげん」の存在が明らかになりましたが、次に登場するかどうかは…お楽しみということで。


>飛鷹・いずみ様
 続けてのご参加、ありがとうございます。
 テープレコーダーですが、夢現の肉声は入っていないということにしました。
 貴重な取材の材料を台無しにしてすみません。

>今川・恵那様
 いずみ様同様、続けてのご参加、ありがとうございます。
「むげん」のことが知りたい、というプレイングを重視しました。
 彼(彼女?)が出現したのは、恵那様の会いたいという一心からです。

>ローナ・カーツウェル様
 いずみ様、恵那様同様、続けてのご参加、ありがとうございます。
 今回も冒険らしい冒険をさせてあげられなくてすみません。
 クナイを構える、という忍者らしさを表現してみましたが、いかがでしょうか?

>ピューイ・ディモン様
 いずみ様、恵那様、ローナ様同様、続けてのご参加、ありがとうございます。
 今回の謎解きは、ピューイ様の活躍のおかげです。
 佐藤の霊ですが、食べてお腹を壊しては大変、と思いやめました。

>双葉・緑様
 はじめまして。保護者としてのご参加、ありがとうございます。
 しっかりとしたお姉さん的存在として描写してみました。
 お料理の腕はどうか存じないのですが…家庭的な一面を描写してみました。

 この作品が2006年度最後の納品となります。2007年も宜しくお願い致します。

 氷邑 凍矢 拝
 2006年12月27日