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<PCあけましておめでとうノベル・2007>


『年賀状を書こう!』



◆オープニング
「良い正月だ」
 こたつで茶を啜りながら、札師の真野宮・進はしみじみと呟いていた。
 年末年始に仕事にいそしむ霊能力者は少ないと見えて、急ぎの仕事は入っていない。何より、同じ長屋に住む連中がいない。見習い二人は本来の保護者の元へと里帰りしている。フリーライターは、せっかくの正月だというのに「スクープなんです!」とか行って朝から出かけている。ラーメン屋の親子は福引きで当たったという温泉旅行に出かけている。そこの息子がいなければ、その彼女(候補)も長屋を訪ねてくることもない。
 したがって厄介事を真野宮の所に持ち込む人間もいない。
「平和だなあ……」
 日本の正月、かくあるべしと真野宮はうなずいて、もう一口茶を啜り自分でいれた(出がらしだが)茶の香りをじっくりと味わう。――味わうつもりだった。
 しかし、ふと何かを忘れている気がして真野宮は首を捻る。日本の正月に、どうしても足りないものが何かあるような気がするのだ。
「何だったかな……おせちは出来合いだが一応食ったし、雑煮も作った。鏡餅だって飾っているし……」
 部屋の中を指さし確認している真野宮の耳に、ぶるるるると外を走るバイクの音が聞こえてきたのはその時だった。バイクは長屋の前で止まり、申し訳程度に備え付けられているポスト(木製)に何かを放り込む音も聞こえる。
 いやーな予感(というかすでに確信に近い)を抱えながら、真野宮は表に出てポストの中をのぞく。そこには葉書の束が鎮座ましましていた。赤で表にはっきりと「年賀」と書かれた葉書の束が。
「年賀状……」
 それは新年を祝い日頃世話になっている相手、もしくは日頃は疎遠だが未だ縁の切れてない相手に送る挨拶状である。もらって嬉しいことはあれど、顔色が悪くなるなどという人間はまずいないだろう。しかし、真野宮はしっかりはっきり青ざめていた。
「まずい。出すのを忘れてた……」
 確かに正月を迎えた今日、まだ投函していないというならば少々相手の元に届くのは遅くなってしまうかも知れないが、急いで送れば寒中見舞いになる前には十分間に合うはずだ。青ざめるほどのことではないはずなのだが……真野宮には普通の人とは少々異なる事情があった。
「俺が祝いの文字を書くわけにはいかねえんだよなあ」
 そう。真野宮の書く文字には力がある。謹賀新年だの賀正だのめでたい言葉を彼が書いたら、それはそれだけで魔除けのお守り程度の力を持ってしまうのだ。もちろん、それを渡したい相手に直接渡すのならこれ以上ないほどの新年のお祝いとなるだろう。だが、年賀状は途中郵便局を経由して相手の元へ届けられるのだ。
「めでたいもんでも不特定多数の一般人の手に触れさせるのはまずいよなあ……」
 そう言うわけで、自分で年賀状の表を書くわけにはいかない真野宮なのだ。
「……誰か、助けてくれる奴はいないかな?」
 先刻まで一人きりの寝正月を満喫していた態度を一転、来客を心待ちにする札師であった。



 ◆◇◆



「あれ、真野宮さんじゃん。お正月だってのに、そんなところで突っ立って何してるの?」
 このまま長屋で待っていては埒が明かない、外で何とか手伝い要員を捕獲、もとい見つけてお願いしなくてはと大通りに繰り出して、通行人を物色していた真野宮に一筋の光明が差したのは、小一時間ほど時が過ぎたあとだった。
「おお、森羅! 良いところに来たな、手伝え若人」
 真野宮に声をかけてきたのは、以前とある事件で知り合った高校生の弓削・森羅(ゆげ・しんら)だ。元朝参りから帰る途中の森羅の肩をがっしりと掴み、真野宮は彼を逃がすまいとする。
「いきなりそう言われても。真野宮さんの手伝いは面白そうだし暇だから良いけど、話が見えないよ」
「そうか手伝ってくれるかあんたは良い奴だなあ」
「いやだから、何を手伝えば良いのさ」
 以前会った時のどこか飄々とした雰囲気はなりを潜め必死な表情で助けを請う札師に、とりあえず森羅は説明を求めた。
「実はだな――」
 真野宮が説明をはじめようとした時――
「あら、丁度良かったわ、真野宮さん」
 もう一筋の光が真野宮に降り注ぐ。
「御年始の挨拶にうかがおうと思っていたんだけれど……明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますね。って……そう言えば、こんなところで何をしているんです?」
 丁寧に年始めの挨拶をしてから、当然の疑問に辿り着いたのはシュライン・エマ。翻訳やゴーストライターの仕事のかたわら、草間興信所の事務をこなす才媛である。
「おう、明けましておめでとう。……口で言うのはこんなに簡単なんだがなあ」
 真野宮は律儀に挨拶を返してからふうとため息を吐く。
「エマさんも聞いてやってよ。何だか真野宮さん、手伝って欲しいことがあるみたい」
 そんな真野宮を見かねてシュラインにも森羅が助けを求めた。
「ええ、別にかまわないけれど……一体どうしたんです?」
 冷静な二対の目に見つめられ、ようやく真野宮も落ち着きを取り戻す。そこでようやく、今彼が陥っている自体の説明がはじまった。
「あぁ」
「年賀状……」
 事情を聞き終えた二人は、いささか気の抜けたような声を出した。
「うんうん、忘れる時ってあるよねえ。気持ちはよく分かります」
「確かに真野宮さんだと大変そうよね」
「ホント。毎年これじゃ大変だなあ」
 真野宮にとっては一大事ではあるが、実際たいしたことではないのだ。
「もともと年賀状は年が明けてから書く物だから、今からでも失礼にはならないと思うわ」
「あれ、そうなんだ。初めて聞いた」
 シュラインが披露した豆知識に森羅は素直に感心する。すっかり和んでいる二人に、怨みがましい目を真野宮は向けた。
「……大変大変と言う割には、二人とも余裕だな?」
 どんよりとした真野宮の声を受けて、森羅とシュラインは顔を見合わせる。腕の良さでならした札師は、文明の利器に頼るという思考はまるで出来ていないらしい。思わぬ彼の苦手分野に、二人は思わず笑みをこぼした。
「大丈夫よ、真野宮さん。ちゃんと私達、二人とも手伝いますから」
「そうそう、安心してくださいって」
 そうと決まれば、まずは基本事項の確認だ。
「とりあえず、何枚書く気? 少ないならコンビニに売ってる絵付き年賀状で済ませて、表書きを俺らが手伝うってのもアリだけど」
「そうだなあ……商売上のお得意様に知人・友人、それから普段世話になってる人達……ざっと合わせて100枚くらいか?」
 それだけの仕事をどうして忘れていられたのだろうと真野宮はがっくり肩を落とした。
「ま、そう落ち込まないでって」
 そんな彼の肩を森羅は明るくぽんぽんと叩く。
「でも、結構な量ね」
「そうだね。そうすると……やっぱりパソコン使うのが便利かな?」
 そこまで相談してから、二人はハッと真野宮を見た。
「……あのさ、真野宮さん。聞きにくいんだけど、パソコンって持ってる?」
「森羅君。余計な気遣いはかえって人を傷つけることもあるわよ?」
 そう言うシュラインのつっこみにぐさりとやられながら、真野宮は首を横に振った。
「うちの長屋は空き巣に簡単に侵入されるようなレトロさが売りなんだぞ。セキュリティーなんて見習い術師どもに張ってもらった結界と南京錠だけだぞ。――……そんなもん、あるわけ無いだろう」
 ふっ、とニヒルな笑みを口の端にのせ哀愁を漂わせつつ真野宮が答えた。その答えを予測済みだった森羅とシュラインは、次の手段の相談に移る。
「そうすると問題はどこでパソコンを調達するかね」
「俺のヤツを使うって手もあるけど」
「ネットカフェモナスは年中無休の24時間営業、支店は3店舗。お急ぎでパソコンやインターネットを使いたい方は是非ご利用を」
 突如、クールな声でネットカフェの宣伝が聞こえてきた。声のする方に皆が振り向くと、そこには長い黒髪を二つに結い上げた少女が立っていた。ササキビ・クミノ――ネットカフェモナスの経営者その人である。
「クミノちゃん! 聞いていたの?」
「往来で話していたから。立ち聞きするつもりはなかったんだけど」
 驚いて問うシュラインに、クミノは小さくうなずく。聞けば依頼の合間に散歩をしていたところ、偶然真野宮達のやり取りが耳に入ったのだという。
「お正月らしい微笑ましいアクシデント、こういう事件ならいくら起きても一向に構わないわ」
「モナスを使わせてくれるんだ?」
 小さく笑みを浮かべてこの事態を評するクミノに、森羅が確認する。
「もちろん。これで互いに急ぎの仕事が入ったことになるわ」
「仕事、ねえ……」
 話の流れについて行けない真野宮は、目を白黒するばかりだ。
「それでもやはり私も暇をしているわけでもないので、がっつりと済ませてしまいましょう」
「パソコンの目処が立ったってことは、次は何を印刷するかだよね」
「印刷物にまでは真野宮さんの力も及ばないわよね? じゃあ亥って字を書きそれを図案化してみたらどうかしら」
「札師と言うことは文字は書き慣れている?」
 表面の相談をはじめた森羅とシュラインを横目に、クミノは真野宮に尋ねた。
「ああ、まあな」
「じゃあ宛名も真野宮さんが書いた物をそのまま印刷する方が早いかも」
「あ、そうね。やっぱりどこかに自分の手での部分はあった方が良いもの」
「そんなことも可能なのかい?」
「簡単だよ。真野宮さん、持ってないだけじゃなくて、パソコン使ったこともない?」
「どんなものかは知っているぞ」
「真野宮さん、それ威張って言うことじゃないから」
 胸を張る札師に対し、森羅は一瞬迷ったが哀れみよりもつっこみの性が勝ってしまった。そんな漫才紛いのやり取りをしている男二人を放っておいて、シュラインとクミノは表面の相談を続ける。
「でも、宛名面に真野宮さんの文字を使えるってことは、表面の方に真野宮さんの手書き部分を入れることにはこだわらなくても良いのか」
「かえって厄介、かもね」
 ありふれた素材ならモナスのパソコンにもインストールされてはいるけれど、とクミノは言うが、
「そんなのつまんないよ」
 森羅が一蹴する。
「何か画像を取り込めれば手っ取り早いんだけどなあ……」
「そう言うことならば、お仕事、承りましょう」
 またしても突如、聞き覚えのない女性の声が会話に割り込んできた。
「うおっ!?」
「あ、失礼」
 黒いシャツを着こなし、同じく黒いロングヘアが印象的な女性は、そこで丁寧に頭を下げた。
「初めまして、よろしく。高遠です」
 そう言って彼女は名刺を真野宮に差し出した。
「こりゃご丁寧にどうも。真野宮です、初めまして……カメラマンさん?」
「ええ。写真を撮ることを仕事にしています」
 それくらい俺だって分かる、という真野宮のつっこみは無視され、森羅、シュライン、クミノの興味は彼女の持っているデジカメへと移っていた。
「なるほど。デジカメで撮った写真なら加工も楽ね」
「ええ。どうやら年賀状の図案にお困りのご様子。それなら私もお手伝いできるかと」
 カメラを掲げてその女性――高遠・紗弓は言った。
「最近では家族の写真をそのままとか、何か絵と合成して年賀状に使う人も増えてます。イノシシのフレームと真野宮さんの写真を合成して送れば、近況も伝えられて一石二鳥!」
「何か違う気もするけど……でも写真ってのは良い案だよね」
 微妙にずれた紗弓の言葉に律儀に突っ込みつつも、森羅もデジカメの写真という案には賛成のようだ。
「そうと決まれば早速……」
「あ、待って」
 いきなり真野宮を撮ろうとした紗弓をシュラインがとめる。
「どうせなら、真野宮さんの自宅前で撮ってもらったらどう? そっちの方がより近況を伝える感じがでると思うの」
「では、さっさと移動して……」
「だって。ほら真野宮さん、主役が行かなきゃ話にならないんだから」
 そうして、あれよあれよと真野宮は自宅の前へと移動させられていく。
「……まあ、私が撮ると時々変な物も写るんだけど」
「え?」
「大丈夫、水子だって問題なければ!」
「問題大ありだよ?!」
「大丈夫だ、森羅。俺にその手の心当たりは全くない!」
「……断言できるのも悲しいものがあるよ?」
「言うな、自分が一番よく分かってる……」
 男泣きする札師・真野宮進、35歳。絶賛男やもめ街道邁進中である。



「――……確かに水子は写っていないわね」
「写ってない、写ってないけどさあ……」
「真野宮さん、何か心当たりは?」
「あれ? やっぱりまた変なの撮れちゃった?」
 紗弓が写した写真のデータを前に額を寄せ合う4人。ちなみに、写真を撮ってもらった本人は、それを一目見るなりしゃがみ込んで地面にのの字を書いている(字が残るとまずいので微妙に指を浮かせつつ)。
 結論から言えば、紗弓が撮った真野宮の写真は真野宮の背後にでーんと怨霊らしきものが写っていた。
「ええと、とりあえず俺で良ければ除霊しておく?」
「いや……良いんだ。うちの見習い連中が帰ってきたら、あいつらにさせるから」
「それまでそれ背負ったまま?!」
「あいつらの保護者との約束だからな。修行になりそうなことは一通りさせる、と」
「そ、そう……」
 ずいぶんデンジャラスな約束である。何か弱みでも握られているのかと気になったが、あまりの真野宮の落ち込みぶりに突っ込むことも出来ない森羅だった。
「真野宮さんの御札で痛い目見た霊の逆恨みかしら」
 ふうとため息を吐きながら、怪奇現象には慣れている草間興信所事務員が言う。
「何にしてもこれじゃあ使えないわね……」
 せっかく良い案だと思ったのに、と残念がるシュラインに、
「デジタル修正……」
 ぼそっとつぶやくクミノの声が耳に入った。
「できるけど?」
「そうよ! 修正、ソフトで修正してしまえばいいのよ!」
 そのクミノの提案に飛びついたのは、心霊写真を撮った張本人である紗弓だ。
「そうと決まれば、早くネカフェに行きましょう! 大丈夫、私、この手の写真の修正はしなれてるから」
 それはカメラマンとしてどうなのだろう。皆そう思ったが、とりあえず口には出さないでおくことにした。
「修正ねえ……私は真野宮さんが良いなら別にいいけど」
「でも、どんどんめでたさからは遠のいていくよね」
 比較的常識的なことを言ってくれるシュラインと森羅に、真野宮は遠くを見るような目で、
「それでいいさ、もう」
 その後に「どうでも」とでも付けたそうに言った。

 所変わってネットカフェモナス。
「あ、イノシシのイラストあったわ」
「この文字、おめでたい」
「ほーら、こうして普通の写真と合成すれば、心霊写真なんて誰にも分からないわ!」
 真野宮の写真で色々遊んで、もとい年賀状らしく仕上げようと奮闘する女性陣の姿があった。
「このスタンプ可愛い〜」
「どうせなら、この色の方が……」
「うん、大丈夫。男前に写ってる写ってる」
 ――……そのノリは、既にプリクラに書き込む女子高生と化していたが。
「強く生きなよ、真野宮さん」
「おう」
「きっとさ、今年の真野宮さんの運勢って今が最低なんだよ。だからこれから上がる一方だって!」
「あんた、良い奴だな、森羅」
 そのノリについて行けない男二人の間には、宛名印刷の準備をしながら何故か妙な連帯感が生まれていた。

 そして――……
「でーきたっ!」
 最後の一枚の印刷が終わり、森羅の元気な声がモナスに響き渡った。とんとん、とプリンターから出てきた葉書を揃えてクミノが真野宮に渡す。
「はい。多分間違いはないと思うけれど、一応確認をどうぞ」
 渡された年賀葉書を一枚一枚真野宮は確認する。……やけにファンシーな表面は、あえて目に入らない振りを通した。
「――うん、出すべき相手の宛名は全部あるはずだ」
 真野宮の最終チェックも終わり、あとは投函するだけとなる。
「真野宮さん、ポストに入れ忘れたりしちゃ駄目よ?」
「いくら俺でもそれはしねえよ」
「今日は元旦だから、早ければ三が日中に着くかもね」
 デジカメをしまいながら紗弓が言う。
「うん、全然遅くないよ、真野宮さん」
 出来上がりの年賀状の表面を見て吹き出すのをこらえつつ、森羅も紗弓に同意する。
「はあ。ようやく本当の正月を迎えられた気がするよ」
 安堵の息を漏らして、真野宮は協力者達に向き直った。
「――……さて、あんた達に何か礼をしなくちゃな」
「そんなの良いって。あ、じゃあ、正月明けたらまた御札作ってるとこ見せてよ」
 明るく森羅。
「私もお礼なんて結構です。でもそうね、また何かあったら興信所へ依頼、お願いしますね」
 ちゃっかり事務所の宣伝を忘れないシュライン。
「年賀状代だけで良いです。お正月ですから」
 太っ腹なところを見せるクミノ。
「あ、真野宮さん。今度心霊写真が必要な時、撮らせてもらってもいい?」
 良い被写体を見つけたと喜ぶ紗弓。
 四者四様の反応に苦笑しつつ、出来上がった年賀状の中から真野宮は彼らに一枚ずつ手渡した。宛名は、きちんとそれぞれの名前が印刷ではなく手書きで綴られてある。
「直接手渡しってのも礼儀に反するかもしれないがな。名前は心を込めて書いたから、多少の力はあるかもしれん。ま、今年のお守り代わりとでも思って受け取ってくれ」
 そうして、年の初めに起こった年賀状騒動は幕を閉じた。



<END>

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┗━┛★PCあけましておめでとうノベル2007★┗━┛

【東京怪談/6608/弓削・森羅(ゆげ・しんら)/16歳/男性/高校生】
【東京怪談/0086/シュライン・エマ(しゅらいん・えま)/26歳/女性/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【東京怪談/1166/ササキビ・クミノ(ささきび・くみの)/13歳/女性/殺し屋じゃない、殺し屋では断じてない。】
【東京怪談/0187/高遠・紗弓(たかとう・さゆみ)/19歳/女性/カメラマン】



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         ライター通信          
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明けましておめでとうございます。
……というのがとても恥ずかしい時期になってしまいました。
寒中見舞い申し上げます、ですらかなり時期を逸しています。

大変お待たせいたしました。2007年あけましておめでとうノベル『年賀状を書こう!』をお届けいたします。
特に、窓を開けてすぐに発注を下さったお二方には、大遅刻となってしまいました。私の体調&スケジュール管理の甘さが招いた事態です。本当に申し訳ありませんでした。

また、プレイングをすべて反映しきれなかったことも、重ねてお詫び申し上げます。
誤字・脱字の指摘、リテイクなどはお気軽にお申し付け下さい。

改めましてこんにちは、クミノ様。再びの発注、ありがとうございます。
今回クミノ様には、ネットカフェモナスという場をお貸ししていただきました。クミノ様がいなければ、真野宮は文明の利器に触れる機会もなかったことでしょう(笑)また、印刷代はいらないとのこと、太っ腹なプレイング、ありがとうございます。
クミノ様のノベルを書かせていただくのは初めてではないわけですが、前回の時とバストアップ画像が変わっていて、またプレイングも前回とは少々雰囲気が違いましたので、前回の時よりも、よりクールな口調を目指してみました。お気に召していただけたでしょうか?

それでは、またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
クミノ様にとって、この一年がよい年でありますよう。

沢渡志帆