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<東京怪談・PCゲームノベル>


GATE:03 『砂礫の宝玉』 ―後編―



「ニアくんはジンなんでしょう? じゃあ何故頭数が必要だったの?」
 シュライン・エマはニアの後ろについて狭い通路を歩いていた。
「人間が必要だった理由でも?」
「よく喋る方ですね。
 わたしは契約で動く道具と同じこと。こちらにもこちらの都合があり、できることとできないことがあります。わたしは姫の所有物なので、姫に命令されると逆らえないこともあります。あなたがたは、いざとなったら力ずくで姫を連れ出してくれるだけでいいのです。まぁ姫がここに居るとすればですが」
「まだ質問あるんだけど、いい?」
「……どーぞ」
 うんざりしたようにニアが返事をする。
「誕生した時に魔法の品がもらえるのよね? その中に……姿を消したり、瞬間移動ができるようなものってある?」
「姿を消す? 人間の目に映らないようにする道具はありますが……所有者はいません。ここにありますからね。
 瞬間移動させたりする道具はないはずですよ」
「そうなんだ。じゃあニアくんに限らず……ジンっていうのは誰もが欲しがるもの?」
「…………」
 呆れたような視線を肩越しに向けてくるニアに、シュラインは愛想良く微笑んでみせる。
「……人間と契約した時点で持っている能力はほぼ使えないようになっていますから、欲しがるとは思えませんが」
「え? ほとんど使えないの?」
「人間のために能力を使用するという前提では、そういう契約しか結びません」
 きっぱりとニアは言い放つ。どうやら精霊は人間にいいように使われたくないようだ。
 シュラインは手鏡を見る。ニアの持つランプの灯りはかなり頼りない。
(そっか……じゃあニアくんを入手するためにお姫さまを誘い出したって線は消えたってことか)
 一旦止まり、角の先を鏡で確認して進む二人。
「……そっかー。なんでも願い事を叶えるってわけじゃないのね」
「どこのバカですか、その精霊は」
 シュラインは壁に耳を当てて音を探る。深いところで何か仕掛けが動いているような音はするが、それだけだ。
「ニアくんは心当たりとかないの? お姫さまがさらわれたにせよ、自分で来たにせよ……誰かと一緒だと思うし」
「さあ? ひめさまは単純明快な性格をしていますが、時に予測不可能なこともやりますしね……」
 遠い目をするニアを見遣り、シュラインはなんとなく二人の関係がわかった。ニアはユティスが生まれてからずっと世話係なのだ。さぞ苦労もしただろう。
「とにかくみんなと合流しないとね。もう少し上のほうかしら?」
「…………」
 ニアは天井を見上げる。
「そうですね。もう少し上の階でしょう」



 梧北斗は壁に近づき、叫ぶ。
「やっと見つけた! おい! 姫さんあんたなんでこんな所に居るんだ!」
「おまえらこそなぜこんなところに居るのだ! さては盗人だな!」
 壁の向こうからユティスが返してくる。
「やめようよユティスちゃん〜……」
「うるさい! 黙っておれ!
 我が王族の宝物庫にどうやって忍び込んだ! 手討ちにしてくれるっ!」
 ユティスのセリフに北斗はフレアのほうを見遣った。訴えてくる北斗にフレアは首を横に振った。
(なんか時代劇のセリフみてぇ……)
 とか思っている場合ではない!
 天井はゆっくりと下がってきているのだ!
(まさにアクション映画ってか!? フレアは怪我してるから俺がなんとかしないと!)
「姫さん、この天井が降りてくる機械止めてくれ! 止め方教えてくれ!」
 壁越しに言うが、姫がフンと鼻で笑ったのがわかった。
「盗人猛々しいとはこのことだの! そこでぺしゃんこになって死ぬがいい! だいたいキカイってのはなんじゃ!?」
 げっ、と北斗がうめく。どうやらこの世界には「機械」がないか、浸透していないらしい。
 天井は迫ってくる。北斗は「くそー」と洩らしながら壁を触っていく。怪しいパントマイムのような動きをしているのでフレアが少し引いていた。
「どっかになんかねぇのか……? 壁は薄いみたいだけど」
「アタシが壊すが……」
「おまえは怪我人だろ!」
 フレアは少し驚いたようで、黙ってしまう。
 北斗は焦りながら壁を調べていく。何もない。何も……!
(ぎゃー! やばいって!)
「梧、そこをどけ」
 小さくフレアが言った瞬間、北斗の背後が熱くなり、さらに明るくなった。振り向くとフレアの右手が炎を纏っている。
 慌てて避けるとフレアが壁に手を触れる。その部分がどろっと溶けた。
 フレアは腕を横に勢いよく振った。溶ける部分が増え、太った大人が一人、やっと通り抜けられるくらいの穴があく。
「さ、ここを通れ」
 平然として言うフレアを見遣り、天井を見る。天井は北斗の頭一つ上に迫っていた。
「早く行け、梧」
「フレアも!」
「は? アタシは……」
 言いかけたフレアの体を北斗が抱え上げた。横抱きなので、いわゆる「お姫様だっこ」というやつだ。
「おまえは怪我人!」
 仰天しているフレアは意外に軽い。しかも細身なことに気づいた。
 穴を通り抜け、背後を振り向くと天井がぎりぎりとまだ下がっている最中だった。ああやってジワジワと下がっていくのだろう。なんとも趣味の悪い仕掛けだ。
「……梧、降ろしてくれないか……?」
 戸惑ったような声に北斗は「あ」と洩らしてフレアを降ろす。北斗は顔を赤くしてどきどきする。
「あの、ごめんフレア。さ、さっきも胸……触っちゃったし……抱き上げちゃったし……」
 もぞもぞと口の中で言ったので聞こえているかどうか怪しかった。フレアは指先に炎を灯し、「あ?」と洩らす。
「事故だと言っただろ? 些細なことは気にするな」
「さ、些細……?」
「女の胸を触ったくらいで謝ってたら、世の男は謝ってばかりになるだろ」
 あぁ、とフレアがいやらしい笑みを浮かべた。こんな笑い方もできたのかと北斗が後退る。
「なんだ。梧は女経験がないのか」
「っ、わ、悪いか!?」
「いや? 悪くない。
 堂々と胸を揉む男よりは、梧のように謝る男のほうが好感は持てるぞ」
「…………」
 ……許して、もらえたのだろうか? 微妙だ……。
(お、怒ってないみたいだけど……)
 というか……。
(堂々と揉むって……痴漢じゃないか、それ)
 どちらにせよフレアはあまり気にしていないようだ。
「下心ありでやってきたら首の骨をへし折ってるところだ」
「……さわやかに言って欲しくねぇんだけど……」
 と、北斗はそこで気づいた。北斗たちが居るのは細長い通路だった。ユティスたちの姿はない。足音が聞こえるので真っ直ぐ走って逃げたのだろう。
「逃げられた! 追いかけなくちゃ!」
 北斗は走り出そうとして、足を止めた。フレアのほうを振り向く。
「だ、大丈夫か? 腕が動かないんだろ?」
「気にするなと言っている。こういうケガは今回が初めてじゃない」
 二人は駆け出した――。



「菊理野さん、傷は大丈夫ですか?」
 成瀬冬馬の横には菊理野友衛が座っている。彼の片手は符でがっちりと包まれている。友衛は黙ったまま痛みに耐えていた。
(大丈夫って……ことなのかな)
 冬馬は立ったままの維緒を見遣る。ここで待とうと提案した冬馬の意見を維緒はあっさりと承諾してくれた。
 維緒は体操をしている。両手を挙げて体を伸ばしたり、屈伸したりしていた。
 こうして眺めると維緒は普通の人間と……自分たちと何一つ変わったところはない。
「あのさ、維緒君」
 声をかけると維緒が動きを止めてくるりと振り向いてきた。上半身だけこちらに向けている、という状態だ。
「なんやの?」
「フレアちゃんたちみたいな『ワタライ』って、君達三人以外にもいたりするの?」
「んん?」
「や、別にただの好奇心なんだけどね。ほら、今は僕たち三人だけだし、合流するまで無言だと間がもたないじゃない。せっかくなんだし、みんな仲良くいきたいじゃない♪」
 明るく微笑んで言う冬馬と友衛を見比べ、維緒はふっと笑った。本当に彼は猫に似ていると思う。
「オレは別にキミのことも、そっちのトモちゃんのことも、悪ぅ思っとらんよ?」
 友衛が小さく反応し、視線だけ維緒に向ける。
 維緒は片手に持つ番傘を床につき、笑顔全開だった。
「なんとも思ってへん、てのがホンマかな」
 友衛は維緒に斬られたことに対し、怒りはあるが……自分にも非があると認めていた。だから維緒を恨んではいない。維緒に嫌われていると思っていたが、そうでもないようだ。
「えーっと、ワタライに関してやね。他にもおるよぉ?
 だいたいワタライってのは、オレら三人の中ではフレアのことを指すんやで」
「え?」
 驚く冬馬に維緒はニコーっと笑う。
「ワタライに所属するのは女だけやねん」
「え? じゃ、じゃあ君やオート君はなんなの?」
「オートはフレアのオマケ。ワタライになった女には、誰か一人をパートナーにする権利があるんや」
「オート君はフレアちゃんのパートナーってこと? じゃあ君は?」
「オレのことはええやんかぁ」
 面倒そうに言う維緒は何か思い出したようにクスクス笑った。
「あぁ……けど、フレアはワタライの中でもそんなに強いほうやない。もっと強いのゴロゴロおるで?」
「いや、強さとかじゃなくて……」
「可愛い子とかが知りたいん? そやねぇ、どんなんが好みなん?」
 冬馬の脳裏に黒髪の少女の姿が浮かんだ。ぎくっとしたように冬馬は咄嗟に視線を伏せる。
「…………べつに、そんなんじゃ……」
 呟く冬馬を維緒が凝視していた。
「……そういや、さっきムーヴになんや渡されとったなぁ。てことは、成瀬のおにーさんは、あいつに関係あるんかな」
 えっ、と冬馬が顔と視線をあげる。ムーヴに感じる既視感のことが頭に浮かんだ。
「いや……フレアと因果があるんかなぁ。もしくは縁……?」
 ぶつぶつと呟く維緒は「む」と小さく呟く。彼は顔をあげて「んー」と視線を動かした。やがて小さく笑う。
「……ま、それはそれで…………オモロイな」
 意味深に言う維緒はニカッと笑う。それを見て冬馬はゾッとした。
(……やっぱり維緒君はどこか計り知れない感じがするなぁ)
 隣を見ると、友衛は再び視線を伏せていた。ここから早めに出たほうが友衛にはいいだろう。合流してから、どうするか決めたほうがいい。
「ムーヴちゃん、か……できれば十年後くらいに会いたいもんだね。可愛かったし」
 冬馬の呟きに維緒は「およ?」と首を傾げる。
「なんやぁ。にーさんはロリコンなん? あんなんが好みなんか」
「いや、ロリコンてわけじゃ……」
「トモちゃんはどんなんが好みなん?」
 気軽に話し掛ける維緒の神経が信じられない。冬馬は恐る恐る友衛のほうを見る。友衛は顔を少し歪めただけだ。
「やっぱ、ぼいーんと胸が出とるほうがええん? 成瀬のにーさんはぺったん胸が好きみたいやけど」
「あの……ボクは別に胸がないのが好きってわけじゃないんだけどなぁ」
 苦笑する冬馬の様子に、友衛も少しだけ笑う。だがすぐに元の表情に戻ってしまった。痛みが響いたのだろう、おそらく。



 慎重に進んでいたシュラインとニアの二人組のほうは、足を止める。
「足音がするわね。走ってるみたい……。二人分ね」
「…………そのようです」
 敵かもしれないと身構えるシュラインだったが、ニアが顔をしかめているのを見て怪訝そうにする。
「ニアくん、どうし……」
「……あの、おてんば……!」
 そう、歯の隙間から搾り出すように呟くとニアは走り出す。
 足音のするほうへとシュラインも続いた。走っている者たちもこちらに気づいたらしく、遠ざかっていこうとする。
「ニアくん、罠があるかも……っ」
 走りながら後ろから言うが、ニアは構ってはいない。ここで罠でも発動すれば、ここまで慎重に来た意味がなくなってしまう。
(こうなったら賭けるしかないか……。罠に当たらないように……運任せなんて……!)
 と、別の道から現れた北斗とフレアにシュラインがぎょっとする。
「あーっ! シュラインさんだ!」
「梧くん……!」
 驚いたように目を丸くするが、足を止めるわけにはいかない。ニアはひたすら走っているのだ。見失うわけにはいかないだろう。
「ど、どうしたの、こんなところで?」
「俺たちっ、お姫さんをっ、追ってて!」
 走りながら喋るものだから、息が切れる。シュラインはニアの背中を見た。なるほど。彼は姫だと気づいて追いかけたのだ。
「他にも誰かっ、居た……!」
「そうなの!?」
「任せろ。速度をあげて捕まえてくる」
 一番後ろからフレアが小さく言ってきた。北斗が心配そうな顔を肩越しに向けてくる。
「エマさんと梧は右側に避けて。あと、帽子を預かっててくれ」
 すぐさま帽子を脱ぐと、シュラインに渡して走る速度をあげた。素顔を見る暇などない。
 前屈みに走っていくフレアを見て北斗が呟く。
「忍者走りみてぇだなー……」
「ぶっ」
 発言がツボだったようで、シュラインは吹き出した。



 友衛は、横に座っている冬馬が腰をあげたのに気づいた。いくら痛みを誤魔化しているとはいえ、そろそろ意識が薄れてくる。
(……これは、元の世界に戻ったら熱でも出して寝込むかもしれないな……)
 それより前にやることがある。それは――。
「成瀬さん! 菊理野さん!」
 部屋に入ってきたのは北斗だった。その後にぞろぞろと数人入ってくる。
 フレアの姿を見て友衛が咄嗟に顔を逸らした。彼女には謝らないといけない。そればかり考えている。
 ニアの前を歩いて入ってきたのは褐色の肌の少女だ。ニアの後ろには別の少女がいる。
「お姫様は見つけたわ。早く出ましょう」
 明るく言うシュラインの言葉に冬馬と友衛は顔を見合わせた。



 化生堂に戻って来た全員は、居間で姫と連れの少女を見遣る。
「ほら、ひめさまもファティ様もお礼を言ってください」
「イヤじゃ!」
「ユティスちゃん……」
 顔をひくつかせるニアの隣に座るユティスは「ふん!」と顔を横に向けた。
「わしは『過去視の宝玉』を取りに行っただけ。怒られる筋合いはない!」
「……わざわざファティ様とウーナ様から鍵を借りて宝物庫に行くとは……」
「ま、まぁまぁニアちゃん、許してあげてよぅ」
 そう言ったのはユティスと共に宝物庫に来ていたファティだった。彼女は無理に連れて来られたらしい。空飛ぶラクダの所有者なのが理由のようだ。
 まったく人騒がせな姫だ。彼女はニアがうるさいので何も持たずに出てきたらしい。後はファティの魔法の道具に頼るつもりだったようだ。
「ファティ様も! なにかあったらどうするのです!?」
「ひゃぅ! すみませんっ!」
 ぺこぺこと頭を下げるファティとは対照的にユティスは反省の色ナシだ。
「まあとにかく、無事で良かったわ」
 シュラインが「ね?」と全員に言う。友衛とフレアは治療中なのでここには居ない。
 北斗と冬馬は顔を見合わせて頷いた。元の世界に戻れるだろう、これで。

 姫たちは無事に王宮に戻った。歪みはこれで修正されただろう。
 元の世界に戻る時が来た。
「こ、今回すっげー疲れたかも……」
 北斗が呟いて店から外に出て行く。
 友衛は女将に繋いでもらった指を曲げたり伸ばしたりしている。痛みも傷も完全になくなっていた。
 どうしようと悩んでいた友衛は、フレアのほうを見遣った。謝らなければと、遺跡の中でずっと思っていたのだ。
 早くしなければ。もう帰る時間だ。
 許してもらえないかもしれない。
(深入りしすぎて悪かったって言うだけじゃないか)
 妙な緊張をしている友衛をフレアが帽子のツバの下から見ている。
「フレア、あの」
「すまなかった」
 友衛の言葉を遮って、フレアは帽子をとって頭をさげた。ちょうど冬馬が振り向いた時は、フレアが頭をさげていたので顔は見えない。
「おまえにケガをさせたのはアタシの落ち度だ。申し訳ない」
 はっきりと言うフレアに友衛は戸惑う。
 言うべきだった言葉が、出なくなってしまった。先に謝るなんてずるい。
「あ、頭をあげてくれ……っ」
 慌てる友衛の言葉にフレアは従わない。
(フレアちゃんて頑固な性格なんだなぁ……)
 へぇ、と眺めていた冬馬の横を誰かが横切って店内に入ってきた。
 鼻先を掠めた黒髪にぎょっとする。
(えっ!?)
 そちらを目で追う。
 黒いライダースーツを纏った女は一直線に店の奥へと歩いていく。
 短い黒髪。だが。
「奈々子ちゃ……!?」
 垣間見た顔は確かに――!
 冬馬の言葉に女が足を止めて振り向く。
 振り向いた女の顔は確かに冬馬がよく知っている少女とそっくりだった。いや、だが違う。一ノ瀬奈々子とは似ているが、違う。
「ただいま、姉さん」
 女はフレアに向けてそう言う。フレアは驚いて硬直した。
「み……ミッシ……」
 震える声で呟き、フレアは帽子で隠しながら顔をあげる。
 店の奥から出てきたシュラインが「さ、帰りましょ」と明るく言う。
「あら? お客さん?」
 店内に見知らぬ少女が居ることに気づいて首を傾げるシュラインに、維緒が背後から声をかけた。
「早よ帰ったほうがええよ。そろそろゲートが閉まるし」
「え? あ、そうね」
 シュラインは早足で店の入口に向かう。友衛に目で「早く」と指示をする。友衛は冬馬を見遣る。冬馬は「ミッシ」と呼ばれた少女を凝視しており、動く気配がない。
「成瀬、早く……!」
「ま、待って……だって、」
 シュラインが店から出て行く。それに友衛も続いた。冬馬の腕を引っ張る。
「待って……! だって、あれは……!」
 ぐいっと友衛に強く引っ張られる。冬馬はよろめいて店から出てしまう。一歩外に出た瞬間、そこは化生堂の前ではなくなっていた――。



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2711/成瀬・冬馬(なるせ・とうま)/男/19/蛍雪家・現当主】
【5698/梧・北斗(あおぎり・ほくと)/男/17/退魔師兼高校生】
【6145/菊理野・友衛(くくりの・ともえ)/男/22/菊理一族の宮司】
【0086/シュライン・エマ(しゅらいん・えま)/女/26/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】

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■         ライター通信          ■
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 ご参加ありがとうございます、シュライン様。ライターのともやいずみです。
 無事に姫を発見です。いかがでしたでしょうか?
 少しでも楽しんで読んでいただければ幸いです。

 今回は本当にありがとうございました! 書かせていただき、大感謝です!