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<東京怪談・PCゲームノベル>


特攻姫〜特技見せ合いっこパーティ〜

 葛織【くずおり】家は、名のある退魔一族の中でもとりわけ金持ちにあたる。
 しばしば友人縁者を集めてパーティを催す習慣があった。

 ただし――

 今回は別だ。
 空はやや薄い水色、けれどその分太陽の光が際立つその日に催されたパーティの主催者は、葛織紫鶴【しづる】といった。葛織家の次期当主であり、現在十三歳の少女である。
 彼女が催すパーティには特徴があった。それは、
 ――親類縁者が集まる、紫鶴の家の庭で行う立食パーティでありながら、主催者の紫鶴は一切無視されるということだった。

     **********

「いい加減慣れっこだな」
 紫鶴は立食パーティとはかなり離れた場所にあるあずまやで、のんびり紅茶を飲みながらパーティの様子を見ていた。ぼんやりと。
「今日も誰に来てもらえればと思ったのですが……すみません」
 紫鶴が生まれたときからずっと傍にいる世話役、如月竜矢【きさらぎ・りゅうし】が紫鶴のカップに紅茶を継ぎ足しながら詫びる。
「お前のせいじゃない」
 紫鶴は小さい肩をすくめた。「……いつものことだ」
「姫……」
「私はとりあえず、お前がいればいい。気にするな」
 竜矢に向かって笑顔を向ける。その笑顔に屈託はなかった。
 それから半ばあくびをしながら、パーティ会場へと目を向ける。
 ――いい加減見飽きたような人物ばかりだが――
「ん?」
 紫鶴はふたりの少年に目をつけた。
「あまり見ない方々だな」
「はい?」
 紫鶴が視線で促す先を竜矢も見やる。
 親類縁者のパーティの中に混じって――
 高校生くらいの年齢の、ふたりの少年がいた。

     **********

 『菊理一族ニ仕エル家、名ハ比良坂、十種、文月、長月――』
「あ〜、めんどくせ〜」
 比良坂慶次【ひらさか・けいじ】は立食パーティのはしっこでいらいらと鶏肉の串を噛んでいた。
「けーちゃん、串が折れるよー?」
 隣でほわほわとした笑顔を見せながらそんなことを言ったのは、長月疾風【ながづき・はやて】。慶次とともにパーティに出席した少年である。
 慶次は串を噛んだままげっそりとした顔をして、
「俺ら何しに来たんだっけか……」
「何言ってるのけーちゃん。俺らは菊理一族の代表として挨拶に来たんでしょ」
「それだよっ」
 慶次は噛んでいた串をぼきっと折った。
「俺、こういうパーティーは好きじゃねぇ……っ」
「うん、見るからに好きじゃなさそうだよねえ」
「顔が引きつるっ」
「大丈夫だよ、引きつってもそれなりに滑稽で人にうけるから、けーちゃんは」
「褒めてんのかけなしてんのかどっちかにしろ!」
「やだなあ純粋に褒めてるのに」
 慶次の言葉に、不服そうに疾風はむっつりする。そんな表情でも彼はほやほやだ。
 パーティの端っこでそんなやりとりをしていた彼らの元に、ひとりの壮年の男が近づいてきた。
「君たち」
 重い声。慶次と疾風は反射的に背筋を伸ばして真顔になる。
「はい」
 慶次がそちらに向き直った。
 目の前に、着物姿の男性がいた。――すでに先に挨拶は済ませている。葛織家の実質的な統括者、葛織京神【くずおり・けいしん】である。
 京神は上から人を見るように胸を張ってちらっとふたりを見やると、
「……菊理一族もたいしたものだ」
 と、意味深なことを言った。
 それはふたりに対する褒め言葉か嫌味か――
(嫌味だね)
 疾風はにっこり笑いながら腹の底でそう思う。
 葛織家のパーティに高校生を送り込んでくる。そのことが不満なのだろう。
「京神殿。我らが主菊理一族も最近忙しくて」
 疾風はそう言った。「もちろん葛織家には礼を尽くしたかったのですが、なにぶん退魔の一族。退魔を後回しにするわけには行きません。そんなわけで、若手の中でも力ある慶次を中心に俺たちが来ることになりました」
「―――」
 京神がわずかに眉をひそめる。慇懃無礼な言葉を使ったことにさすがに気づいているらしい。
 退魔の一族ゆえに、退魔を優先。
 葛織家のように、パーティを催しているような余裕はない。
 と、疾風は言葉の中に織り込んだのだ。
 隣で、疾風ほど弁の立たない慶次が相変わらずの作り笑いを保つのに苦労していた。
「……まあいい。せいぜいここにいる退魔の名門の代表たちと挨拶を交わすことだ」
 京神が低くうなるように言う。
 疾風はにっこりして、
「はい。皆様のような力の強い退魔一族からの遣い……お話できて光栄に思います」
 そして後ろ手でひっそり慶次をつつく。
 慶次は作り笑いで顔を引きつらせたまま、
「我が比良坂家、長月家。礼を尽くして皆様とお話したいと存じます」
 特に意味もない内容の言葉を言った。
 京神は重々しい声で、
「楽しんでいかれよ」
 と言い置いて、身を翻した。
 ――京神が離れて、慶次はどっと疲れたように食事の置かれているテーブルにつっぷした。
「疲れた!」
「葛織家、か……」
 疾風は京神の後姿を見つめたまま、「結構なモンだね……でも……ヤな感じ……」
 ほんの少しの微笑。
 心の中で、葛織家というコネクションを作っておけばどれほどのものになるのかを算段する。
 そんな疾風をよそに――
 慶次はふと、パーティ会場から少し離れた場所を見た。
 すると――
 青年をひとりつれたひとりの少女が、足早に歩いてくるのが見えた。

 慶次はぽかんとして、少女が自分と疾風のもとにやってくるのを見つめていた。
「大丈夫、だっただろうか?」
 少女は心底心配そうに慶次を見る。
 慶次は少し考えてから――
「あ! あんたが葛織紫鶴って子かー! 会ったら絶対コネ作っておけって言われてきたんだけど……うわっ可愛い! 目の色が片目ずつ違うー髪すげーキレーうわーっ」
 緑と青のフェアリーアイズに、赤と白の入り混じった不思議な長い髪を持つ紫鶴に、慶次は大いに興味がひかれた。
 驚いたのは紫鶴のほうである。
 あの厳しい叔父の京神が、若いふたりの少年に近づいていったから、何かいじめられたのではと心配してここまできたのだけれど。
 ……慶次はハイテンションである。
「すげーすげーすげー!」
 慶次はひたすら紫鶴の不思議な色彩に騒ぎ立てながら、隣の疾風の肩をばしばし叩く。
 京神を相手にしたときのことを思い返して、真剣に色々考えていた疾風はようやく素に戻り、
「けーちゃん、痛い……ってうわわっ」
 彼の目は、目の前の少女が誰なのかを一瞬で見抜いた。
 京神とかなり近い血筋なのに全然違う瞳の輝きをした少女に、疾風の警戒心はなくなり、
「初めましてーこんにちはー」
 と軽く挨拶をして、握手のための手を差し出した。
「初めまして。私は葛織紫鶴」
 紫鶴は、こちらも何を疑うでもなく握手に応じる。
「あっ。疾風ずりーぞっ」
 慶次は紫鶴と会ったことで疲れが吹っ飛んだらしい、
「俺は慶次! こっちは疾風、よろしくな姫!」
 にかっと親指を立てる。
「正しくは比良坂慶次に長月疾風っていうんだけどー」
 疾風がにっこり笑う。
 紫鶴がほっと息をついた。
「よかった……叔父上がおふたりに何か言ったのではないかと」
「叔父上? あーさっきの人? あの疲れるおっさんか?」
「けーちゃんそんな大声で言ったらまわりに聞こえる……まあいいか」
 自分の叔父について悪口を言われても、紫鶴はぶっとふきだしただけ。
「比良坂殿に長月殿……となると、菊理一族の方ですか」
 紫鶴の傍にいた青年がつぶやいた。
「あんたは?」
 慶次が遠慮なく名前を訊くと、紫鶴のほうが答えてくれた。
「私の世話役の如月竜矢だ」
「あー知ってる知ってる。オヒメサマの傍から離れない人だよね」
 こちらも遠慮なく疾風が竜矢を見上げると、竜矢は苦笑して、
「まあ、そうですね」
 と言った。
 疾風はにっこり笑ったまま紫鶴を見て、
「姫ちゃんって呼ぶね、僕は疾風でいいよー?」
「え、ええと、疾風……殿。に、慶次……殿?」
 おそるおそる名を呼ぶ紫鶴が、慶次には大ヒットだったらしい。かわいーかわいーとくしゃくしゃと紫鶴の髪を乱す。
「姫」
 その様子を見ていた竜矢が、紫鶴に言った。
「今回の特技の見せあいっこはこのお二方でいかがですか?」

「特技の見せあい?」
 話を聞いた慶次が首をかしげて、「変なことやってんなあ」
「す、すまん」
 紫鶴が真っ赤になった。
「私は……その、色んな方と……仲良くなれれば、それでいいんだ」
「あー悪ぃ姫、そんなつもりで言ったんじゃねえんだ」
 視線を伏せてしまった紫鶴に、慌てて慶次が言う。
「あははー。けーちゃん失敗だねー」
「るせっ。疾風」
 赤くなって疾風に蹴りを入れようとする慶次。疾風は軽く笑ってそれを避けた。
 慶次はごほんと咳払いをして気を入れなおし、
「特技か……」
 と視線を泳がせた。「俺、武芸位しかできねぇや」
「武芸!」
 紫鶴は目を輝かせた。「かっこいい! 慶次殿!」
「そーか?」
 慶次は紫鶴のきらきらした瞳に照れて笑う。
「けど」
 慶次はちらりと背後を見やる。
 紫鶴が近づいてきたことで、パーティ会場の空気がますます悪くなっていた。こっそりこちらを向いてひそひそと話している大人たちがいる。
「……こんな場所でやるんはヤダ……」
 慶次は紫鶴の肩を抱き、
「よしっ疾風に竜矢に姫、こっそりここから出るぞ」
 くすくすと疾風が笑う。
「ここは姫ちゃんの家なんだよー? けーちゃん」
「うげ、そうだったっけか?」
「う、うむ……一応」
「そんでもって、姫ちゃんはこの家から出られないんだよねー?」
 疾風がすらすら言う。その彼を、竜矢がちらっと見た。
 その視線に気づいていたものの、疾風は気にせず、
「けーちゃん、あっちのあずまやのあたりにいこうよ」
 と、紫鶴と竜矢が元々使っていたあずまやを指差した。

「姫、この屋敷日本刀あるか?」
 あずまやへ向かう途中で、慶次は紫鶴にそう尋ねていた。
「それで俺の剣舞見せてやるよ」
 ニカッと笑った彼に、紫鶴は少し迷った後、
「――一時間ほどしか持たない作り物の日本刀でもよいか?」
「ん? なにそれ、どーゆー意味?」
「あ、ひょっとして姫ちゃん」
 首をかしげた慶次の傍から、疾風が楽しそうに口を挟んだ。
「あれでしょ? 姫ちゃんの得意な精神力による剣作りでしょ?」
「あ、ああ……」
 紫鶴は素直にこくんとうなずく。
 竜矢がまたもやちらっと疾風を見た。疾風はどこ吹く風で、
「姫ちゃんのその能力も見たいなあ。ねえけーちゃん。作ってもらいなよ」
「よく分かんねーけど。一時間もつなら充分だぜっ」
「その前に」
 竜矢が口を開いた。にっこりふたりの少年に笑ってみせ、
「あちらの会場よりはリラックスできるでしょう――こちらで紅茶をお飲みになっては?」

 あずまやにつくと、紅茶を飲むための用意が一式用意されていた。紫鶴と竜矢のものだけではない。このあずまやには、不意の訪問者のために、多めの容器を用意してある。
「剣舞か」
 紫鶴は来客である慶次と疾風のカップに慣れた手で紅茶を淹れながら、感慨深そうにつぶやいた。
「剣舞……一口に言っても色々ある。慶次殿の剣舞はどういったものだろう」
「見てみりゃ分かるぜ」
 当たり前のことを言いながら、慶次は紅茶をずずずっとすすった。
「けーちゃん行儀悪い」
 とか言いながら、疾風はぐいっと紅茶を一気に飲み干している。
 そんな疾風の横に座りながら、竜矢は横目で彼を見た。
「……あまり探りを入れないほうがいいと思いますよ」
 疾風は空になったカップを「おかわり〜」と紫鶴に差し出しながら、
「竜ちゃん色々探っちゃってゴメンねー? でも俺、こういう性分だから……特技って言うのかな?」
「………」
 いつの間にか紫鶴がこの家から出られなかったり、精神力で剣を作る能力を知っていたりした疾風。
 先ほどのパーティ会場で、彼の『特技』によって彼に集められてしまった『情報』がたくさんあるだろう。
 竜矢はため息をついた。
「……まあ、あちらのパーティ会場でこぼれてくる情報程度ならあなたの身も危険にはならないでしょうしね」
「あ、俺の命の心配してくれてんだー。竜ちゃんやさしー」
「優しさというか、あなたたちがまだ若すぎるのが心配――」
 言いかけた竜矢はふと口元に手を当て、じっと疾風や慶次を見た。
「……心配するだけ無駄ですか。菊理一族の方々なら」
「そ。心配するだけ無駄無駄ー」
 でも嬉しいなあ、と疾風は長い前髪の奥の目をにっこりさせた。
「そんな風に心配してくれるなんて。姫ちゃんも、竜ちゃんみたいな人が傍にいてきっと幸せだね」
 竜矢は苦笑して、
「……不幸だと、思わせないことが私の仕事でもあり……願いですからね」
 と、自分の主を見つめた。
 疾風は満足そうに、おかわりした紅茶をくいっと飲みながら、
「俺は竜ちゃんと姫ちゃん好きだよ? 二人になら、僕個人でも付き合いたいな――」
 とつぶやいた。

「では、失礼して……」
 赤と白の入り混じった髪を持つ少女は、ふとあずまやから離れた。
 彼女は両手を、何かを受け止めるような形にした状態ですっと目を閉じる。
 ふわ……と乳白色の光が少女の手からあふれる。
 そしてその光が晴れたとき、
「すげえ!」
 慶次が興奮して立ち上がった。
 紫鶴の両手には、ひとふりの日本刀が生み出されていた。

 本当の剣の動きというものは、
 空を裂く音さえも、聞こえないものだ。
 それは静かな剣舞だった。
 そしてそれは、力強さの証でもあった。
 袈裟斬り、右からそして左から。
 手首の返しが速かった。気がつけば日本刀は逆刃に持たれて大きく外側を斬る。
 と思えば再び順手へ。
 どん、と深く地面を踏み鳴らしながら突き出されるは鋭い刃。
 そして刃を動かさず、そのまま自分の体だけを動かし刃は自身の身の横へ。
 日本刀は横薙ぎにふるわれた。

「速い……」
 紫鶴がつぶやいた。
 どの動きをとってもあっという間で、目で追うのが大変だ。
 けれど彼女はわくわくしているといった表情で、一生懸命慶次の剣舞を見つめていた。

「けーちゃんが剣舞……かあ。めずらしー」
 疾風が微笑する。それはどこか誇らしそうな顔でもあった。
 大切な友人の、滅多に見られない素晴らしい剣舞を、自分の特技のように嬉しそうに。
 やがて、縦に刀を一閃した慶次。そしてその剣先は、吸い込まれるように鞘へと消えた。
 ちん
 鍔がなる音。
 拍手が湧いた。疾風と竜矢、誰よりも紫鶴が。
「すごいすごい!!」
 紫鶴は飛び上がって拍手を続けた。
 慶次は照れて頭をかいた後、日本刀を紫鶴に返す。
 紫鶴は受け取った日本刀をじっと見つめた後、おもむろに鞘から刀身を抜いた。
「ん? 今度は姫の番?」
「いや、私は日本刀は得手じゃない。得手じゃないが――」
 慶次たちから離れて紫鶴は、抜いた日本刀をひゅっと空に閃かせた。
 袈裟斬り。右そして左から。
 ひゅっ……ひゅっ……
「あれ? 俺の真似してんの?」
 慶次がすっとんっきょうな声を出すのと同時に、紫鶴が眉根を寄せた。
「音が鳴ってしまう……やはり真似はできんな……」
 そして慶次を改めて笑顔で見て、
「やはり慶次殿は素晴らしい方だ!」
「―――」
 慶次の表情がこれ以上ないほどほころんだ。「かわいーなーもー」とくしゃくしゃと紫鶴の美しい髪を撫で、紫鶴がくすぐったそうに笑う。
「けーちゃんってさあ」
 疾風が、早くも空になったカップの縁を弾きながら頬杖をついた。
「誰にでも人当たりよさそーに見せて、あんな顔すんの珍しいんだよー」
「………」
 竜矢が口元に微笑みを浮かべる。
 その後、紫鶴が紫鶴流の剣舞を見せた。手首に鈴をつけ、生み出した剣はレイピアに似た細身の剣二本。
 二刀流で彼女は舞った。
 美しく、華麗に舞った。
 今度は慶次が思い切り拍手をする番だった。
 同じように拍手をしながら――、疾風はつぶやいた。
「慶次みたいなやつにあんな顔させるのも……姫ちゃんの特技なのかなー」
 さらりと、疾風の柔らかな髪が揺れた。
 「疾風!」と慶次の呼ぶ声がする。
「おい、お前も何かやれよ!」
「え〜? 俺にはやれることないよ〜」
「あれだ、お前独特の世界観でだな、即興昔話とか」
「けーちゃん俺をそんな風に見てたの……」
 竜矢がぷっとふきだす。紫鶴が楽しそうにふたりの会話を聞いている。
 遠く、パーティ会場から送られてくる嫌味な視線など、今の四人にはへっちゃらだ。
「じゃーさじゃーさ、けーちゃんが新しい剣舞の型を姫ちゃんに作ってあげたら――」
「疾風さんが観客の立場として見てみたいものはどうですか――」
「俺と姫のコラボはどうだ!?」
「ぜひ!」
 がやがやとにぎやかに……

 紫鶴邸の庭の片隅で、輝く瞳を見せる人々が数人。
 彼らのきらめくパワーは、まだまだおとろえることを知らない――


 ―FIN―


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【6614/比良坂・慶次/男/17歳/高校生/比良坂家嫡男】
【6617/長月・疾風/男/17歳/神聖都学園高等部2年】

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■         ライター通信          ■
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長月疾風様
初めまして、笠城夢斗です。
今回はゲームノベルにご参加くださり、ありがとうございました!
納品が大幅に遅れて本当に申し訳ございません;

疾風君のようななぞめいたキャラを書くのは楽しい一方で緊張します。う、うまく表現できているでしょうか?
慶次君のノベルとは若干違っているので、よかったら違う場所をさがしてみてください。
それでは、またお会いできますよう……