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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


夢の忠告



1.
「ここ最近、妙な夢を見るんです」
 まず、このひと言で草間はやる気を半ば失った。
「夢でお悩みでしたら、ここへ来るのはいささかおかしいのではないですか?」
「それが、普通の夢なら良いんですが……」
 草間の苦情は聞き流し、男は夢の話を説明しだした。
 男の夢の中に、いつからかひとりの男の姿が現れるようになった。
 まったく見覚えのないその男は、じっとこちらを見ているのだという。
 そして、最後にこう口を開く。
『僕ならば、それはしないね』
 忠告とも取れるその言葉を聞くと同時に目が覚めるのだという。
「しない、と言われているということは、これから何か行なう予定でもあるんですか?」
 草間の問いに、依頼人は口ごもったままちゃんと答えようとしない。
 埒が明かないと草間は溜め息をつきながらもうひとつ依頼人に尋ねた。
「夢の中に出てくる男ですが、特徴は何か?」
 その問いに、はぁと曖昧な返事をしてから説明した。
「黒尽くめの服を着ている男です」
 あまり手がかりにならない情報しか入らず、しかも夢に男が出てくるからなんだということで草間のやる気はかなり失われていた。
 これは自分の手には負えない。
 そう判断し(要は誰かに押し付けると決め)草間は「しばらくお待ちください」と依頼人に断りを入れてから電話をかけた。


2.
 呼びつけられた翠のほうはというと、こちらも面倒臭そうに草間のほうを見ていた。
「どうして私を呼んだのだ?」
「夢とかはお前のほうが俺よりは詳しいだろ。夢占いとかもあるじゃないか」
「生憎と、夢占いは専門外だ」
 それに、と翠は付け加えた。
「依頼人は別段占いを望んでここに来たわけではあるまい?」
「それはそうなんだが、何をするかを教えようとしないんだ。それじゃこっちとしては動きようがないことは確かだろう」
「私が来ても動きが変わるとはあまり思えんがな」
 面倒臭さが前に出ている口調と態度のまま、呼び出しに応じてはしまったのだからと翠は依頼人のほうへと近寄っていった。
「私は夢に関する専門家ではありませんが、まぁ、ここの男よりは多少は詳しいでしょう。その上で、貴方のなさろうとしている何に対してその男が忠告しているのかを教えていただければ、少しはお役に立てると思うのですが?」
 先程までとは打って変わって丁寧な口調でそう依頼人に尋ねたが、やはり依頼人はそれに対しては答える気がないらしい。
 いったいこの男はなんでここに来たのだと訝しく思ってしまうが、これ以上手がかりを与える気がないのなら翠も草間同様この件には関わりようがない。
 一応念の為に、翠は行動以外に関する質問をしてみることにした。
「夢に現れる男の特徴など教えていただけませんか?」
「あの探偵さんにも言いましたが、黒尽くめの服を着た男でした」
 その言葉に、翠の眉が軽く寄せられてから草間のほうを向いた。
「私は聞いていなかったぞ」
「そんなもの特徴にも何にもならないから言わなかっただけだ。黒尽くめの男なんていくらでもいるだろ。夢に出てくるようなものにはありふれすぎてる」
 確かに、姿としてはありふれているが、翠にはひとつ心当たりがあった。
「その男ですが、嫌な顔つきをしていませんでしたか?」
 唐突な翠の問いに、依頼人は一瞬何を言われたのかわからないという顔になったが、すぐに何かを思い出したのか顔を軽く顰めた。
「えぇ、なんだか人のことを馬鹿にしたような笑みを浮かべて最後の言葉をいつも言うんです。それがなんだか不快でして」
 要はそんな不快な男が夢に現れるのをなんとかしてくれということを頼みに来たのかと草間は思ったらしく、勘弁してくれと空を仰いだ。
「成程。そして、その不快で失礼な男は貴方の何をそんなに止めているのでしょう」
 もう一度その問いに戻ってみたが、やはり答えるつもりはないらしかった。
「処置なし、だな。武彦、断りたいのなら好きにしろ。不快な夢の愚痴だけに付き合うほど如何にここでも暇ではあるまい」
 突き放すようにそう言って立ち上がった翠を慌てて草間が追った。
「おい、あいつは放っておいて大丈夫なのか?」
「大丈夫かどうかの問題ではない。あの男が何を行うのかを話す気がないのなら事実お前には動きようがなかろう? そして男のほうもそれを説明しないということは、結局のところ夢に出てくる不快な男に耐えられなくなり誰かに言いたくなったとその程度の話なのだろう。しかし……」
 と、そこで翠は草間のほうを向いた。
「その不快な男には少々心当たりがあってな、そちらから何か情報を聞き出せるかもしれんが、あの依頼人の益になるようなものが得られるとは思えん。よって、事件の成り行きだけが気になるのなら依頼は丁重に断ったほうがお前のためだと思うぞ」
 忠告とも取れる言葉を残し、翠は心当たりのある場所へと向かった。

 興信所を出ると翠の足は繁華街へと向かっていた。
 心当たりがあると言ったのは嘘ではなく、その男の元へ翠は尋ねに行くところだった。
 正しい行き方も一応あるとは聞いているのだが、こちらのほうが楽だぞと翠の住まいに居候しているものから聞いたものを翠は探していた。
 繁華街の裏通り、人の気配が突然失われたような感覚がした場所に教わった通り『それ』はあった。
 もっとも、本当にそれが常に実在しているのかは不明だが。
 居候曰く、何処にでも通じていて何処にも通じていない道。
 入り込んだ者が辿り着くべき場所へと、当人が望む望まぬは別として案内する場所。
 しかし、使うものによっては望みの場所へと辿り着くにはもっとも楽なので使いこなせれば便利な道でもあるということだった。
「ふむ……」
 道に一歩踏み入ると、一本道で何処かへ通じているらしい。
 翠がそれを望んでいるからというのもあるが、今回は出会う相手のほうもそれを待っているのだからどうやらすんなりと辿り着くことはできそうだ。
 それでも十数分ほどは歩かされたのはどうやらもったいぶってのことらしい。
 そろそろ良いだろうと心の中で呟いたとき、その店が現れた。
 古びた外観の、いつから存在しているのか推し量るのは難しい店構えだが、格式ばったところはまったくない。
 流暢な文字で書かれた看板には翠は数回目にしている店名──黒猫亭。
 軋んだ音と共に扉を開くと、予想通りの声が飛んできた。
「やぁ、久し振りだね」
「私としては、もう少し早く着かせてほしかったものですがね」
 面倒臭そうにそう言った翠に対して、カウンタの隅に座っていた黒尽くめの男──黒川はにやりと笑った。


3.
「草間興信所というところに男がひとり苦情に来ましてね。ひどく不愉快な男が連夜夢に現れては人を馬鹿にするのでどうにかしてくれと」
 差し出されたグラスは受け取りながら単刀直入にそう翠が言うと、黒川はしばらく考えたふりをして見せてからくつりと笑った。
「それで? 不愉快な男と聞いてすぐに僕だと思ったわけかい? そいつは少々傷付くね」
「事実、今回に限らずあまり人から好印象を持たれるほうではないのでは?」
「否定はしないね」
 あっさりとそう言い、ついでに今回の『男』の正体も自分であると明かした黒川の態度を翠は意外とは思わなかった。
「で? その不愉快な男をどうにかしてくれというのが依頼だったのかい?」
「多分そのつもりのようだったのかもしれませんが、断るように勧めました。その程度のことを構っていられるほどあそこも暇ではない」
「おや、冷たいものだ」
「その不愉快極まる男が今後現れなければ済む話では? 勿論、それで依頼を達成ということにして報酬をもらっても構わなかったかもしれませんが、私はもう少し別のことに興味がありましてね」
 翠の言葉に、黒川は愉快そうな笑みを浮かべて「ほう」と言った。
「別のこととは?」
「あの依頼人が隠していること。貴方が何に対してそうまで熱心に忠告していたかということです。私には親切からそういう忠告を見知らぬ者にするようには見えないのですよ」
 あけすけな言葉にも黒川はくつくつと笑っている。
「たまには親切ですることもあるけど、まぁ確かに今回は別口だ。誰かに何かを忠告されたものの反応はいくつかあるね? ある者は素直にそれに従い、ある者は余計なことをとますますそれを行おうとする。天邪鬼というやつだ」
 そして、と話を一旦区切り、黒川はにやりと笑った。
「先程キミも言ったが、僕は人に好感を持たれることはほとんどない。そんなものからの忠告を素直に聞き入れるような者が、さてどのくらいいるものかね?」
 笑いながらそう言った黒川に、翠は呆れたような目を向けた。
「つまり、焚き付けたわけですか?」
「そうとも言える。まぁ、やめるに越したことはないと思っていることも事実だ」
「彼が何を行うつもりか、私に教えていただけますか?」
 どういう意図があってこの男がそれを止めていたのかはあまり翠にとっては問題ではない。しかし、この男は自業自得で人が不幸になることは笑って眺めるだけだが、罪のない者が巻き込まれる場合酔狂で手助けをすることがあるのを翠はこの男と初めて出会ったときの事件から知っていた。
 もっとも、それも好意からではない。そのほうが話として愉快なものになる場合に限られていることもそのときに知っている。
 今回の件も、翠が介入することを歓迎しているのならば喜んでこの男は教えてくれるだろうし、そもそも興信所へ愚痴にしか聞こえないような依頼を持ち込んでくるまでに相手を追い込んでいることからしても第三者の介入を狙っていた節がある。
「素直に教えるというのも、あまり芸がないね」
「では、依頼料として酒でも奢りましょうか? ないしは、私の夢を見せましょう」
 夢に関しては許可など与えずともこの男の場合は勝手に覗いてきそうだが、翠相手にそのような愚かな真似をすることはないだろうと思っての提案だった。
 予想通り、黒川の目に興味の色が浮かんだ。
「キミの夢か。それは、非常に魅力的だね」
 珍しく、くっくっと黒川は笑った。心底愉快そうな笑い方だ。
「それほどの高い依頼料をもらうほどでもない気はするが、提示されたものはありがたくいただこう」
「そちらもそれに見合うことをしていただかなければ商談は成立しませんがね」
「良いだろう。あの男は、まったくの見知らぬ者ではないんだ。勿論、僕が一方的に知っているだけだがね。僕は自称夢渡りでね、人の夢を渡り歩いてそれを拝見している」
 許可が下りたので今度キミのところへも伺うよと余計な言葉を挟んでから黒川は話を続けた。
「ある人物の夢を訪れたときだ。女性で、顔はまぁそこそこの美人といった程度だ。最近ひとりの男にひどく悩まされているようでね、夢の中もそのことでいっぱいだったよ」
「男というのは彼女の恋人でしょうか」
「さて。あの様子では、彼女は男の正体を知らないようだったが」
 くつりと黒川は何かを思い出したように笑った。
「自分が知らないところで恨みを買う場合もあるだろう? どうやら、そちらのように僕には見えたね」
 黒川はその夢から、今度はその男の夢へと渡ったという。
「なかなか愉快な夢だよ。女に対する恨みに凝り固まった夢だ。しかし、実力行使するだけの腕っ節も知恵もないことからますます恨みの色は濃くなっていっていた」
 黒川の説明を聞いているうちに、今日興信所で見た男の顔が浮かんできた。
 相手の女性は黒川の言葉を信じるのなら、その男から夢で悩むほど嫌がらせを受けているようだが、心当たりがないのだろう。ストーカー紛いというよりもストーカーと言い切ってしまっても問題はなさそうだ。
 そのような男が行うつもりのことがろくなことではないのだけはすでにわかる。
「で、結局彼はその女性相手に何をする気なのか、そろそろ核心を教えていただきたいものですがね」
 尚も続きそうな夢の話を遮り、翠がそう尋ねると黒川は別段不満そうな顔もせずににやりと笑ってから口を開いた。
「ああいうことは、女性のほうがもっぱらやるものだと思っていたのだが、最近は男のほうがどうやら頼る場合も多いようだね」
「つまり?」
「男の近くにある神社に行くと良い。時刻は、草木も眠る……と言えば何のことかキミには察しがつくだろう? 行うのはそうだね、数日内というところかな」
 それだけ聞くと、次に再会するのは店が先か夢が先かと思いながら黒川には簡単に礼を述べるに留めて店を出た。
 去る間際、良い夢をという馬鹿にしたような声が背中にかけられたような気がした。


4.
「少々危険だが、お前も来るか?」
 事務所に戻り、事の次第を説明してから翠はそう草間に声をかけた。
「なんとも、情けないような気が俺にはするがね」
 草間はそう言うが、少なくとも翠はその行動を止めにいかなければならないものだというのはわかっていた。
「だいたいいまでも効くのか? そんな古臭いものが」
「案外馬鹿にできん。まぁ、どれだけ相手のことを恨んでいるかにも寄るが、それはどうやら保証付きらしい」
 現場を押さえなくとも、元依頼人にそれを止めるように言えば良いのではないかと聞いた当初草間は翠に提案したが、それに対して翠は首を横に振った。
「言ったところで聞き入れはしないだろう。下手に突付けば居直るだけだ、何を証拠にと。ほとぼりが冷めてから行動に移されても厄介だからな」
「しかし、ぞっとしない光景だな」
 そうぼやきながらも草間も一緒についてくる気になったらしい。
 その時刻に間に合うように、翠と草間は男の住居の近くにある神社へと向かった。
 小さな規模の神社だったが、来るまでに草間が調べておいたところによると、その筋では一部のものには有名な場所だということだった。
「曰く、『効き目がある』んだと」
 こういう類をいまだ信じることをよしとしない草間はそう呟いたが、翠は足早に神社の奥のほうへと向かった。
 規模は小さいながらに森もあり、その森は思っていたよりも深い。
「確かに、ここなら効果はありそうだな」
 歩いていくうちに、それらの残骸が翠と草間の目に嫌でも入り込んできた。
 雨ざらしでぼろぼろになっているものが多かったが、かつては簡易ながらに人の形を模していたらしい藁で作られた人形、名前が書かれた紙だったのか写真なのかも判別が付かない紙。
 そして、木に深々と打ち付けられている釘。
「こうして見ると、気分の良いものじゃないな」
 あまり周囲を見ないように草間が歩みを続けようとしたとき、翠がそれを制した。
「どうやら、あそこにいるのがそうらしいな」
 その目の先には、暗闇の中だが頭部に付けられている蝋燭の明かりのためぼんやりとだが顔が見えた。
 しっかり昔の作法に乗っ取っているその光景だけでも、草間には薄ら寒いものを感じる。
「あんな格好をまずしようってのが、どこかやばいよな……」
「まぁ、形から入るのは事を行うときの心構えを作る上では重要ではあるがな」
 このまま見学しているつもりは勿論なく、ぎりぎりまで近付いてからわざと足音を立て男のほうへと向かった。
 翠たちの足音に男は驚いてこちらを見たが、その目にはギラギラとした嫌な光を帯びていた。
「その現場を他の者に見られれば効力は失われるんでしたね、それは」
 勿論他の者に行うことを言っても同様だ。それでは興信所にやって来たときにまともな説明ができなかったはずだ。
 もっとも、言ったところで草間だけだったら信じはしなかっただろう──丑の刻参りなど。
「事情はあまり知りませんが、そういう手段に出るのは感心しませんね。素人が手を出すには危険ですよ? しかし、私たちに見られた時点でそれに効力はもうないが」
「……まだだ」
 翠の言葉に暗い声で男が呟いた。その目には明らかな敵意がある。
「見た奴を消してしまえば、こいつはまだ有効だ。お前たちさえ消してしまえば──!」
 まるで獣のように吼えて男は手に持っていた五寸釘を木の幹にではなく翠のほうへと向かって振り下ろそうとした……が、その腕はなんなく封じられた。
 その腕を無理矢理に背中へと捻る。ぎり、と嫌な音が聞こえた気がしたが、それよりも男の悲鳴のほうが喧しかった。
「人呪わば穴ふたつ。有名ですねぇ」
 冷たい目で男を見下ろした目に、容赦の光は一切なかった。
「貴方は穴を掘ってしまったわけですから、今度は呪われる側に立ってみます? そういうことに関して私は貴方よりもずっと知識が多いんですよ。ずっと……ね」


5.
「お前、あいつに何をしたんだ?」
 興信所に帰り、気分直しのためと用意された酒を飲みながら尋ねてきた草間に、翠もやはり飲みながらあっさりと口を開いた。
「別段何もしてないが」
「その割には、死人みたいな顔になってたけどな」
「あれは少しばかり脅かしてやっただけだ。今度またつまらぬことを考えれば自動的にその呪いが貴様に降りかかるようにしておいたとな」
「十分やってるじゃないか」
 呆れたような草間に対して、翠はやはりあっさりとそう言っただけで実際は何もしていないと言った。
 ああいう手合いはその程度の脅しで十分であり、またこちらが何もしなくとも勝手にその『呪い』を自分の中で作り上げてしまう。
 男に言った台詞ではないが、人を呪わば穴ふたつだ。あのような男に呪いをかけて厄介を抱えるのも翠には面倒臭い。
「で? 結局あの男、なんだってあんな真似に出たんだ?」
「さて、どうやら逆恨みのようだったが、詳しく聞いても始まらんだろう。夢に出ていた人物曰く女性へ悪質な嫌がらせがエスカレートした挙句のようだが」
「自業自得ってわけか」
「そういうことだ」
 そこまで言うと、草間は呆れたように溜め息をつき、翠は持っていた器の中身を飲み干してから、ぽつ、と呟いた。
「人というのは、愚かなものだな」
「そんな人間ばかりでもないけどな」
 草間の言葉に、翠は微かに頷いた。
「それは確かにそうだ」
 そういえば、と草間は思い出したように翠のほうを見た。
「夢に出ていた不愉快な男っていうのは、誰だったんだ? 結局何が目的で」
「武彦」
 草間の疑問を遮り、翠は真剣な顔を作ってからその顔をじっと見た。
「な、なんだよ……」
「悪いことは言わん。その件に関しては深入りしないほうが良い。でないと……」
 しばらく間を持って翠はその言葉を口にした。
「その不愉快な男が今度はお前の夢に用もなくやってくるぞ」
 半ば予言めいた口調でそう脅かすと、草間は慌てて勘弁してくれと言って酒を飲んだ。
 その様子を、翠は愉快そうにしばらく眺めてから空になった器に酒を注いだ。





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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)       ■
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6118 / 陸玖・翠 / 女性 / 23歳 / 面倒くさがり屋の陰陽師
NPC / 草間・武彦
NPC / 黒川夢人

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■         ライター通信                    ■
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陸玖・翠様

いつもありがとうございます。
この度は当依頼に参加してくださり誠にありがとうございました。
『道』を居候様に教えていただいてとのことでしたので、その道から黒猫亭へと向かっていただき、事件の詳細(全てではないですが)を条件として提示された『翠様の夢』に食いつかせて話すほうへと持っていかせていただきました。
依頼人に非があり少々痛い目にということでしたので少しばかり脅しをかけるというふうにさせていただきましたがお気に召していただければ幸いです。
またご縁がありましたときはよろしくお願いいたします。

蒼井敬 拝