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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


愛してると言ってくれ
●オープニング【0】
「……気になるのよ」
 月刊アトラス編集長の碇麗香が、険しい表情でつぶやいた。8月中旬のある日の夕方、編集部へ呼び出されて開口一番がこれであった。
「うちでね、エッセイを書いてもらっている山中武司って先生が居るのよ」
 麗香はこちらの言葉など待たずに話し始める。
「山中先生はいい原稿を毎月書いてくれてるんだけど……最愛の奥さんを昨年末に亡くしててね。そこから半年近く休載してたのよ」
 麗香の話に耳を傾けてはみるが、いまいち何を言いたいのかがよく分からない。
「ところが、6月のことよ。山中先生が復帰してね。ああ、奥さんを亡くされた悲しみから立ち直ったんだなって思ったんだけど……」
 突然麗香が眉をひそめた。
「妙なこと言い出したのよ。『8月にうちのやつが帰ってくる』って。普通に考えればお盆のことなんでしょうけど……その時の目が、ね」
 思案顔になる麗香。そしてさらに言葉を続けた。
「何だか、あたしには心ここにあらずに見えた訳よ」
 なるほど、麗香はその山中という先生の様子が気になっているのか。しかし、何故今日呼び出してこんな話をするのだろうか?
「ちょうど2ヶ月なのよね」
 ぼそりと、麗香がつぶやいた。
「山中先生が、そんなことを言ってから。悪いけど、住所を教えるから様子を見てきてほしいの」
 ……そういうことですか。だから、わざわざ呼び出した訳ですね。
 さて、何が待っているのだろうか――。

●古来からよく聞く話ですが【1】
「正直言って、6月の時点でそのお話を聞かせてもらいたかったかもしれません」
 シュライン・エマはそう言って苦笑すると、思い直したように溜息を吐いた。2ヶ月という時間は小さくない。もし何かあるとするならば、すでに手遅れになっている可能性も低くはないのだから……。
「その時はあれよ。あたしもいくつか仕事抱えて忙しかったし、先生はまだ立ち直り切ってないのねって思ったのよ。まさか傷口を抉るような真似出来る訳ないでしょう?」
 麗香もこう答えると溜息を吐いた。確かに正論だろう。この手のダメージは表面上はともかく、深い部分で長引くことはよくある話しなのだから。
「何か話だけ聞いてると、一見『牡丹灯籠』かって思うよなあ。あと、何か映画にもなった小説ぽい感じもするし」
 そんな感想を漏らすのは、守崎兄弟の弟・守崎北斗。兄の啓斗の姿もその隣にある。
「それよ、それ。『牡丹灯籠』が頭をよぎったのよ、あたしも」
 頷く麗香。結局あの怪談は、最終的に男が女に取り殺されてしまう訳で。もし山中の場合がこのケースならば……待っているのは言わずもがなの結末だ。
「でもさあ」
 両腕を頭の後ろに回して北斗が言った。
「旦那は溺愛してたんだよな? んでも相手の奥さんどうなのよ? それ結構重要だぜ?」
 それに対し、麗香は少し思案してから答えた。
「そうねえ……物静かで笑顔の人だったわ。体調管理とか気遣って、お料理も上手だったし。そうそう、お休みなんかには一緒に旅行へ行ってたわね。先生とは年齢差1回り若いのに、よく頑張ってたと思うわよ?」
「……何か微妙に詳しくねぇ?」
「担当あたしだから」
 さらっと麗香が言った。
「何度か夕食ご馳走になったけど、美味しかったわよ。海老チリがまた絶品で」
「あ、いいなあ」
 羨ましがる北斗。と、啓斗が肘で北斗を軽く突いてから麗香に質問する。
「じゃ、2ヶ月前に会ったのは編集長なのか」
「そ、あたし。一応先月にも会ってるけど。その時には奥さんの話は出なかったんだけど、まとってた雰囲気は2ヶ月前と変わってなかったわねえ……」
 渋面を作る麗香。自分の中で、やっぱり引っかかるのだろう。と、ふと思い出したかのように麗香が啓斗を見た。
「……て、あなたこういう話、得意そうに見えないんだけど?」
「そんな意外そうな目で見るな」
 きっぱり言い返す啓斗。隣の北斗が慌てたようにこう付け加えてきた。
「あー……こういう事柄は、守崎家じゃ俺の担当なんで〜」
「ま、とにかく今から先生の家に言ってみて。本当はあたしが一緒に行ければいいんでしょうけど、これからちょっと人に会わなくちゃならないのよ」
「え。今から……ですか?」
 軽く驚いたような表情を見せるシュライン。
「ええ、今からよ。今からなら、遅くはならないでしょう?」
「……それはそうですけど」
 シュラインがちょっと眉をひそめる。話が話なので、ちょっと調べに行くために寄ろうと思っていた場所があるのだが、どうやらそうするのは難しいようだ。
「じゃ、お願いね」
 麗香はそう言って立ち上がった。

●事前準備【2】
 その後、編集部でもう少し調べてから3人は山中の自宅へ向かった。途中、スーパーなり山中の自宅に近い神社に立ち寄った上でだ。
「茄子精霊馬、お塩、それに神社のお神酒……何とか揃えられたわね」
 袋の中身を確認しながらシュラインがつぶやいた。茄子精霊馬はお盆に付き物の品だし、悪霊が絡んでいるのならば塩やお神酒は有効であるやもしれない。ご丁寧に、お神酒は噴霧器の中に入れられていた。
「……出来れば奥さんの菩提寺で買いたかったんだがな」
 啓斗が人数分のお守りを手に、ぼそっとつぶやいた。残念ながら菩提寺は遠かったので、先述の神社でお守りを買ったのである。
「けどまあ、何もないよりましじゃね?」
 お守りを受け取りながら北斗が言うと、啓斗は小さく頷いた。
「まあ……そうだな。ただ、1つ気になってることがある」
「何だよ、兄貴?」
「誰が『お盆に帰る』なんて言ったんだ?」
「……へ? そりゃ、その旦那だろ?」
「そう言ってるのは先生だけだ。じゃ、先生はどこでそれを知ったんだ? 今際の言葉か? それとも日記にでも書いてたのか? 死因を聞いてると、そのどっちとも言い難い気はするんだが……」
「そうね、うん」
 シュラインが神妙な表情で頷いた。
「ガンとか病死とかならまだ覚悟も出来たんでしょうけど、突然の交通事故死だと……ね」
 麗香から聞いた山中の妻の死因は、ひかれそうになった女の子と猫を助けての交通事故死であった。ほぼ即死だったという。
「どっちとも、心残りはないとは言い切れないわ」
 そう言葉を続けるシュライン。ゆえに山中の妻は会いに来るのかもしれず。逆に、山中のその想いが何かを引き寄せているやもしれず。
 また3人は山中の自宅へ行く前に、近所の者や近所の店での聞き込みを行ってみた。聞き方は状況に応じて様々だが、基本的に尋ねることは近頃の山中の様子だったり、山中の妻のことだったりである。
「……心なしか嬉しそうだった、かあ」
 店での聞き込みを終えた後、北斗が腕組みをして言った。これがつい2、3日前の様子だという。
「これってやっぱ、誰か来ることを確信してるってことだよなぁ?」
「少なくとも本人はそう思っているんでしょうね」
 北斗に同意の言葉を投げるシュライン。そうでなきゃ、山中の様子の説明がつかない。
「……奇跡はそう簡単に起こんないから奇跡っつんだぜ?」
 どことなく冷めた様子で北斗がつぶやいた。
(常に最悪パターンも考えて行動しねーと後が辛いじゃんよ)
 どっちも愛し合っているらしいことは麗香の話や、今の聞き込みでの話から裏付けられるが、だからといって本当に会いに来るのが山中の妻であるとは言い切れないという気持ちが北斗の中にあったからだ。
「そろそろ自宅に行くか……」
 啓斗のその一言で、3人はようやく山中の自宅へ足を向けることにした。ここからならものの数分で着くはずだ――そう思って。

●闇が狙う【3】
 しかし、それから30分近くが経過した。
「聞いた住所だと、確かにこの辺なんだけど……」
 きょろきょろと辺りを見回しながら、シュラインが教えられた住所を確認する。夜になり、暗くなった住宅街というのはどことなく寂しく感じられてしまう。
「どっか道間違えてんじゃねぇの? 道が迷路みたくなってるし」
 やれやれといった様子で言う北斗。確かに、この辺りの道は少し入り組んでいて分かりにくくある。その隣では啓斗が携帯電話で山中の自宅に電話をかけている所だった。
「……出ないな。呼び出し音が続くだけだ」
 訝しげにつぶやく啓斗。留守番電話にもならず、ただ呼び出し音が続くばかりであった。
「つーかさぁ……さっきからこの辺、何かぬるくねぇ? 嫌なぬるさがまとわりついてさぁ……」
 そう言って北斗は頭を振った。その感覚は他の2人も感じていた。夏だから暑いのは当たり前なのだろうけれども……何かが違う。
「あちぃ……」
 右手の甲で額の汗を拭う北斗。しかしそれでは追っ付かず、ハンカチを使おうかと思いポケットに手を入れて取り出すと――先程のお守りが一緒について出てきた。
「と、これは戻してっと」
 そう北斗が戻そうとした瞬間だった。ぼぅ……と、ほのかにお守りが光を発したのは。そして、シュラインの耳に微かに女性の声が届く。
「……こちらですよ……」
 はっとして、周囲を見回すシュライン。だが辺りに人影や気配などはなく、ただ夜の闇があるのみ。
「今……あっちから声が聞こえたわ。女性の……」
 シュラインが声の聞こえた方角を指差し、3人はそちらの方へ歩き出す。するとどうだろう、1分も歩かぬうちに目的の山中の自宅が見付かったではないか!!
「何だ、この嫌な気配は」
 自宅の前に立った瞬間、思わず啓斗はそう口に出してしまっていた。真っ暗な家の中から悪しきオーラと呼ぶべきだろうか、そういったものが強く感じられるのである。
「……う……」
 咄嗟にシュラインが口元を押さえた。気持ちが悪い。身体の中を直接何か触れられたような感じがしたのは気のせいであったろうか。
「シュラ姐、大丈夫か?」
 気遣いの言葉をかける北斗。シュラインはゆっくりこくんと頷くと、袋の中から塩を取り出して自分や北斗と啓斗の身体にかけた。そしてお神酒入りの噴霧器を、同じようにして噴射する。
「……少し楽になったみたい」
 ふう、とシュラインが溜息を吐いて目の前の家を見た。原因は、この家の中なのだろうか……?
「嫌な予感がする……」
 啓斗はそう言って玄関へ向かった。扉を何度も叩くが中からは何の応答もない。そして扉を開けようとするが、中から鍵がかけられているのかびくともしない。
「兄貴! 庭に回ろう!!」
 北斗が啓斗に声をかけてから、庭へと急ぐ。シュラインと北斗もそれに続いた。
 庭先はダイニングに面していた。ガラスの引き戸はカーテンに遮られていなかったので、容易に中の様子を目にすることが出来る。
 そこで3人は見てしまった。紫色の醜悪な肉の固まりに抱き締められ、恍惚の表情を浮かべている山中の姿を……。
 その光景にはっと息を飲んだシュラインは、山中の唇が動いていることに気付き、自然とその口の動きを読んだ。
「帰って……帰ってきたんだな……。今でも……愛し……愛してるんだ……?」
 そこまで読んで、シュラインはある事実に気付いてしまった。……どうしてガラス1枚越しの音が自分に聞こえてこないのかと。
 見た所防音ではない。ならば、シュラインの聴力ならば聞こえてきてもおかしくはないはずなのに……まるで聞こえない。
「中に入るぞ!!」
 啓斗はそう叫ぶと、小太刀を取り出し柄の部分でガラスの引き戸の鍵の近くを叩き壊した。そして手を突っ込んで鍵を開けようとしたのだが――。
「ガァァァァァァァァァァッ!!!」
 肉の固まりの口(と思しき場所)から、黄色い液体が啓斗の手を狙って飛んでくる。咄嗟に手を引っ込める啓斗。黄色い液体はアルミの桟の部分にかかると、その部分からしゅうしゅうと白い煙が立ち上り始めた。
「……邪魔するなってことか」
 肉の固まりを睨み付ける啓斗。どうやら一戦交えなければならないようだ……といった雰囲気になり始めた時、3人の耳に女性の声が聞こえたような気がした。
「……塩とお神酒を……」
「さっきの声だわ」
 確信をもって言い切るシュライン。正体は分からないが、この声はどうやら3人の味方をしてくれているように思える。
「塩とお神酒……? あーっ! こうか!!」
 不意に北斗が閃いた。そしてシュラインから塩の残りと、お神酒入りの噴霧器を貸してもらうと、北斗は袋の中にぶちまけた塩の上からお神酒を噴射した。
「で、こうして……」
 適度の湿気を帯びた塩は固まりやすくなる。北斗はそんな塩を固め、2個の球状にしてみせた。
「よし……悪霊退散!!」
 球状になった塩の固まりをおもむろにつかむと、北斗は肉の固まり目がけて投げ付けた。啓斗の割ったガラスの穴を通して――。
「シャァァァァァァァァァァッ!!!」
 球状の塩の固まりは、肉の固まりから吐き出された黄色い液体によって瞬時に溶かされてしまう。が、そこに隙があった。
「もらったぁぁぁっ!!!」
 続けざま、北斗がもう1個の球状の塩の固まりを投げ込んだのである。黄色い液体を吐き出すべく肉の固まりに空いた空間へ、と。
 球状の塩の固まりは、狙い違わず肉の固まりの内部へと入り――苦しみ始めた肉の固まりは山中の身体を放してしまったのである。
「グァ……? ゲ……ゲゲッ……グァギャ……ギャァァァァァァァァァァ!!!!!」
 それから瞬く間に、肉の固まりは断末魔の叫びとともに消失してしまった……。

●伝えたかったんだ、君に【4】
 肉の固まりが消え失せ、辺りはしんと静まり返っていた。先程までの悪しきオーラはどこにもなく、夏の夜らしい暑い空気が漂っていた。啓斗は無言で割ったガラスの穴に手を入れ、鍵を開けた。
「……わ、私はいったい何を……?」
 そしてガラスの引き戸を開くと同時に、山中が口を開いた。何があったのか把握出来ていないのか呆然とした様子である。
「……妙な奴に付け込まれたんだぜ、あんた」
 やれやれといった口調で山中に説明する北斗。恐らくあれは物の怪の類であったのだろう。山中の、妻へ対する想いへまんまと付け込んでくるくらい、悪しき存在ならよくあることなのだから。
 それを聞いて、山中も少しずつ思い出してきたようだ。山中は愕然とした表情になり、両手を床についていた。
「ああ……そうだ、そうだった。彼女が急に私の前から消えて……もう居ないんだと分かってるのに、それでもなお忘れられなくて……。けど……お盆に帰ってくるって彼女は……」
「2ヶ月前に、ですか?」
 シュラインがそう尋ねると、山中はこっくり頷いた。
「そうだ……帰ってくると彼女は言ってくれたんだ……。私はただ……最後に彼女に伝えたかっただけなんだ……」
「……何を」
 山中へ、静かに啓斗が尋ねた。
「愛してる……今でも愛してると。別れの時はそれを伝える間もなかったから……」
 突然の最愛の者の死。それも一瞬にしての死。別れの時が来るのはまだまだ先だと思っていたからこそ、その傷は――深い。
「しかし……やっぱりそんなことは無理なんだな……」
 悲しげな、やるせないといった様子の山中の目から涙が床にこぼれ落ちた。
「……そんなことありませんよ、あなた」
 その時だった、先程の女性の声がはっきりと辺りに聞こえたのは。
「えっ!」
 山中が顔を上げた。それは驚きの表情である。次の瞬間、山中の前に白いワンピースの女性の姿がぼぅ……と光を放って浮かび上がった。先程お守りが光った時と同じ光を放って。
「ようやく見付けてくれましたね」
 女性は優しげな笑顔を山中へ向けていた。
「あなたに会いに行こうとしたんですけど……邪魔をされてしまって。でも、あの皆さんのおかげでまたあなたに会うことが出来ました」
 女性はそう言うと、啓斗や北斗、そしてシュラインたちの方へ向き直って深々と頭を下げた。
「どうもありがとうございました。あたしだけではどうにも出来なかったものですから」
 そして礼を言ってから、また山中の方へ向き直る女性。
「お前……会いに来てくれたのか」
 両目にあふれんばかりの涙をためた山中が震える唇で女性――自らの妻に尋ねた。
「ええ。あたしも、あなたに最後に伝えたいことがありましたから」
「……私に伝えたいこと、だって?」
「あたしはずっとあなたのそばに居ますから。だから……ずっとずっと長生きしてください」
 満面の笑みを浮かべ、女性は自らの想いを山中へ伝えた。
「愛しています。今でも、あなたのことを」
 お盆、それは死者が再び生者に会いに来る日……。

【愛してると言ってくれ 了】


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 整理番号 / PC名(読み) 
                   / 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
     / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 0554 / 守崎・啓斗(もりさき・けいと)
                / 男 / 17 / 高校生(忍) 】
【 0568 / 守崎・北斗(もりさき・ほくと)
                / 男 / 17 / 高校生(忍) 】


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■         ライター通信          ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全4場面で構成されています。今回は皆さん同一の文章となっております。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。ここにある意味ベタな、けれどもちょっと大変だったお話をお届けいたします。
・本文を読んでいただければ分かることですけれど、オープニングの時点で時間がなかった状態なんですよね、今回のお話って。もし麗香が皆さんを呼び出してなかったら……まあ、翌日の新聞には山中の死亡記事が出てたことでしょうね。
・実際問題、お盆の時期というのは何かあるのかもしれません。例えば夢の中に出てきたりとか。これが霊的なことか、自らの記憶が自然とそのようにさせているのか分かりませんが、死者のことを想いしのぶ時期なのは確かなのでしょう。
・シュライン・エマさん、125度目のご参加ありがとうございます。今回は少々色々あれこれと考え過ぎだったかな、と思います。が、お塩やお神酒などを用意したのは大変よかったと思いますよ。
の時期が時期ですから。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。きちんと目を通させていただき、今後の参考といたしますので。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。