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<東京怪談・PCゲームノベル>


Track 24 featuring セレスティ・カーニンガム

 ――…本気ですか。
 うん。…ごめんね。君に付き合ってあげられるのは、ここまでだ。
 貴方は本当に本気で――俺たちを裏切るつもりなんですか!?
 それは君の主観の問題だよ。裏切ると言う言葉を使う気は僕はない。…『僕をそれ程信用するな』。一番初めに言った筈だよ。君が僕に教えを請おうとした時。僕は何をするかわからないから、ってね。安易に信用しない方がいい。それでもどうしても僕に教わると言うなら、予め僕に対して少し間を作っておく事を勧めるよって。
 なら何故あの時。あいつらの呪殺を願った俺を止めてから――ずっと俺の事を放り出さなかったんです!?
 幾ら俺の方で望んだって貴方が突き放せばそれまでだ。そんな義理も何も無い。
 なのに貴方は――!!
 あの時は。君が凄く羨ましくて――だからこそ、望み通りにさせたくなかった。
 止めた理由はそれだけだよ。そんなに高尚な理由じゃない。ただの嫉妬だ。
 あの後、君を放り出さなかったのもその延長。目の届くところに置いておこうと思ったって事なだけ。
 そんな事だけで人を信用しようとしない方がいいよ。
 ――…水原さんっ!!
 早く諦めて欲しいな。これから君は、僕の邪魔なら幾らでも出来る筈。今この件に関してだったらあのカーニンガムさんに頼ればいいよね。…足掻いていいよ。全部叩き潰すから。
 …っ!
 ごめんね。遠山君。

 ――…200X年、秋、未明。
 自分以外の気配が無くなったアパートの一室に、一人の少年が壁に凭れて力無く項垂れている。
 特に広くもない有り触れた部屋、なのに主の趣味か机上のコンピュータ類だけはやけに充実している部屋で。
 そしてその部屋は、いつ頃からか取り憑いたままだと言う地縛霊の存在で――どうしようもなく暗い念が澱んでいる『場』でもある。部屋の主当人はそれだけの念があってもどうと言う事は無いのだが、この部屋には鈍感な只人であってさえ身体的な不調を訴える程の凄まじい怨念が渦巻いている事を客観的に理解してはいた。だからせめて、来客はなるべく拒むようにしていた。避け難い理由があり訪れさせる事があっても、長居をさせる事はなかった。…全部、その『場』の澱みがあるが為に他者を気遣って。
 けれど今はその、主が居ない。
 来客であった、少年だけが残っている。
 主はもう少年を置いて出て行った。
 少年に、何の忠告も気遣いもしないまま。
 明らかに、放り出した。
 …今の話の内容よりも。その事実こそが――少年にとっては、きつい。
 この部屋の事情を知る以上、その事こそが――今の話の内容が本心だと、そして少年の事などもうどうでも良いのだと雄弁に語っている事になるのだから。

 壁に凭れたままずるりと身体が落ち、少年は床にへたりこむような形になった。
 自分の携帯の所在。自動的に頭に浮かんでくる。上着の内ポケット。取り出そうかどうしようか一瞬迷う。
 一瞬の迷いの後、結局取り出し液晶画面を見つめている。
 メモリから一件の番号を探している。
 必要に駆られて最近入れた、けれど軽々しく掛けるのは恐れ多くもある人物。

 ………………セレスティ・カーニンガム。

 こんな時間に不躾に、失礼だとは自覚している。
 けれど。
 …その指は、その相手を呼び出す為にボタンを押している。



 少し前、カーニンガム邸。
 主の寝室。
 …珍しい事に、目が覚めた。
 茫洋と部屋の中を見渡してみても、まだカーテンの隙間から陽が射している様子はない。充分暗い。まだ夜か――ベッドのサイドテーブルに置かれた時計に触れ、能力を以って時間を確認する。…朝と言っても良い時間。だがこの時期ではまだ夜は明けていない時間になるか。
 カーニンガム邸の主は――セレスティは、こんな時間に目が覚める事など、まずない。
 むしろ寝る事が好きなので、起きると決めた時間より寝過ごしてしまう事の方が余程多い。
 けれど今は、こんな時間だと言うのに不意に目が覚めた。
 何故だか考えてみる。
 考え始めるが――考えるまでもなく腑に落ちた。
 どうも、何か胸騒ぎがしてならないらしい。
 具体的にどうこうと言うのではなく、何か、ざわざわと。
 気になる。
 …それだけの事が考えられるくらい、すぐさま頭も回っている。
 思考もはっきりしている。
 寝起きだとは思えないくらい。

 これは本当に何かあったのかもしれない。
 そう思う。
 身体を起こした。
 扉の外から中の様子を伺う気配がある。
 部下の一人。
 たった今来た、ような。
 少し躊躇う、ような。
 …主が起床している事に、気付いている。
 恐らくは、気付いているからこそ、躊躇っているのだろう。…就寝していて当然の時間帯なのだから。
 そんな気配を感じ、セレスティの方から扉の外に声を掛ける。
 どうかしたのかと。
 …遠山重史様と仰る方から、お電話が。
 扉の外から恐る恐る、伝えて来る。
 躊躇いの理由が判明した。…電話か。なら、確かに。
 私が起きているかどうか。起きていたとしても電話に出られる状態なのかどうか――私の部下なら、私の部屋の中の安息を妨げないようそこまで見定めてから漸く、中の私に呼び掛けてくるだろうから。
 …今現在、とある理由から――水原新一及び遠山重史の師弟からの電話が屋敷にあった場合は、何はなくとも最優先で繋げるようにセレスティは部下に言い渡してある。直通携帯の番号すらこの師弟には教えてある。…但し、今は就寝の為、携帯の電源は切っていた。…呼出音に起こされ電話を受けたとしても、睡魔に負け頭が回らないところでは何の役にも立たない事は自覚しているので。そんな場合は直通携帯を使ってもらうより予め屋敷を通してもらった方が、セレスティのするだろう行動を察して部下が先回りして動いてくれる可能性があると言う利点もある。まぁ、だから両方の番号を教えてあったりするのだが。

 遠山君からの電話をどうするか。
 今の自分自身を顧みれば、考えるまでもない――眠気は完全に覚めている。
 …書斎に回して、少しお待ち下さるようお伝え願います。
 扉の外にそう返した時には、セレスティはガウンを羽織りつつベッドから下りている。



 …とある理由。
 先日、リンスター傘下の某金融企業でちょっとした厄介事が見付かった。
 それは、セレスティの――リンスターの力を以ってすればその厄介事はすぐにでも解決出来る事。解決出来る事なのだが――リンスターのその力だけで解決を齎したとしても、一つだけ、それも一番厄介な火種を残してしまうだろうと容易く予想が付いている事でもあった。
 解決――事態はすぐにも収められる。
 だが――それをしてしまえばその厄介事を齎した『主犯』には手が届かない。

 ――…『Cynical Hermit』。
 その名を使うハッカーには心当たりがある。
 本宮秀隆。二十年来暗躍し続けていると言う、あの性悪な伝説的ハッカー。
 …彼が今回の厄介事を齎した『主犯』であるらしい。だからセレスティは、今回の件について水原新一に助力を請う事にした。彼に相対するなら水原こそが一番の適任になる事をセレスティは知っている。
 水原の方でもセレスティからその名を聞くなり協力を快諾した。彼にしてみれば本宮に一矢報いる事が叶うならば願ったり、と言ったところのよう。
 そして、必然的に水原の弟子である遠山重史もこの件に巻き込む事になる。…と言うより、彼を巻き込む事になったのは、純粋に水原の発案によるもので。件の呪殺未遂事件を経て遠山が水原の弟子となってよりこちら、水原がこの手の手段を用い動く時は必然的に遠山も手伝いをこなしている事になっているらしい。
 それで今、セレスティとの緊急連絡は水原と遠山二人共に付く事になっている。
 けれど。

 ――――――…遠山重史様と仰る方から、お電話が。

 即ち、今、電話を掛けてきたのは少なくとも水原ではない。
 こんな時間であるのに。
 水原さん当人からでは無く、遠山君の方から。

 …そうなると。
 少々、こちらも覚悟を決めなくてはいけないかもしれないと、思う。



 ――――――…水原新一が裏切った。

 遠山重史が伝えてきた要点としてはそれで。
 話を聞く。裏切ったと言う意味――セレスティが頼んだ依頼、厄介事が起きた当のリンスター傘下企業。そこの回線に本宮が送り込んだ時限爆弾的ウイルス。それの駆除及び回線保守、犯人追及の為の助力。水原はそれを放り出した――どころか、あろう事かその企業の回線をまるごとクラッシュさせるつもり――とまで言ってのけていたのだそう。
 まるで、反対に本宮側に回ったとしか思えない行動。
 何を思ったのかは知れない。
 …守るべき肝心なものよりも、本宮氏への敵意が勝ってしまったのかも知れませんねと。
 遠山の話を聞いてセレスティはそう返していた。
 守るべきものを守る事よりも、形振り構わず一矢報いる事の方を選んだ。その為に何か別の方法を――味方のままでは不可能な方法を思い付き、我々の手を離し独走した。そんな気がします、と。…ハッカーとは基本的に飼えない人種だと思いますから。そうは見えなくても、あの方も獣だった…そういう事なんでしょう。
 セレスティは遠山に取り敢えずそのアパートからは出るようにと勧める。…部屋の地縛霊の件は聞いている。遠山はただでさえ呪いの逆凪が影響し左足がやや不自由になっているのだから、『場』の力からしてそこに更なる悪影響が及ばないとも限らない。
 遠山はここの――水原の部屋にあるコンピュータや外部記憶媒体の中を調べる必要を訴える。…水原さんのやり方からしてまず何も残ってはいないと思いますが、こうなったなら僅かな可能性でも一つ一つ潰していく必要はありますから、と。それはこちらで請け負いますとすぐさま応えるセレスティ。セレスティの部下――リンスターの傘下にも、情報処理に適した企業や部署に人員は幾らでも存在する。…だからただ『厄介事』それ自体だけを解決するのならば、元々水原に助力を請わずとも何も問題は無いのだ。それこそ能力的に水原より優秀なハッカーは幾らでもいる。ただそれでは――まず主犯の本宮に手は届くまいとそれだけで。
 だからこの話を聞いた今でも、セレスティは特に動揺はしない。
 一つ方針を改める必要が出て来るだけなのだから。
 表向きそうは聞こえないだろうが、相当打ちひしがれている様子の遠山の声。…セレスティは当然のようにそれに気付いている。けれど遠山が安易な慰めは望まない事も気付いている為、敢えて必要な話だけを続ける。そして最後に一言だけやんわりと労いと許容を。それで遠山との話を終わらせた。
 通話を切る。
 …思わず溜息。
 今度は直通携帯の電源を入れ、セレスティはそこからまた別の相手に電話を掛けてみた。
 と、まるで待ち兼ねていたように、コール一度目の途中でもう、その相手はすぐに出る。

 ………………水原新一、当人。



「――…まさか遠山君にあの仕打ちをするとは思いませんでしたが?」
(すみませんこんな朝っぱらから)
「それは構いませんが。彼の電話が来る前の時点で眠気は覚めていましたから。君が実行に移すなら…恐らくは深夜――と言うより朝方にするだろうなと言う気はしてましたし。…にしても随分思い切りましたね」
(ええまぁ。…結構楽しかったです)
「…。…私、水原さんの事あまり愉快犯的な性格の方じゃないと思ってたんですが、何だかその認識は改めた方が良さそうですね?」
(ハッカーになんかなろうとする時点で、多かれ少なかれ誰でも愉快犯的な性質は持っていると思いますよ? …それは本宮には負けますが)
「いたいけな青少年を騙すのは気が引けますが。遠山君気の毒ですよ」
(…それって本心ですか?)
「勿論です」
 即答。
 …まぁ、お互いに…電話口の相手に笑っている気配がある事には気付いているが。

 実はセレスティは元々、水原の『裏切り』を承知である。
 …と言うよりそれこそが、対本宮を考えての秘策の一つだったりするのだが。

 ウイルス駆除の上、回線を復旧させるのではなく、水原の――『本宮以外のもう一人のCynical Hermit』の手で、回線をまるごと――ウイルスごと別の手段で破壊してもらう。
 勿論、事前にバックアップは別の場所に構築済み。壊されてもデータの方に実質的なダメージは残らないよう考えてはある。いつでも本線と差し換えが可能な状態、速やかに移行可能な状態に用意してはある。一度は騒がせる都合上、顧客や社員にマスコミ関係への事後のケアも考え、そちらも既に備えてはある。
 けれど表向きは、そう見せないようにして。
 今回のウイルスの件の『主犯』本宮を挑発する為、水原に陽動をしてもらう。本宮を引き摺り出す為に――本宮からの新たなリアクションを望む為に。…今のままの状態では本宮はもう完全に潜っている。ウイルスを駆除して回線を復旧させる事は簡単でも、それだけでは本宮まで辿る道筋が無い。
 …だから今回、本宮から一番の興味を持たれているだろう水原に、少々変則的な駒の役割を望んだ。
 言わば標的とされたその傘下企業自体を利用して、セレスティは水原を餌に本宮を釣ろうと考えている。リンスターと言う巨大財閥であるから出来る事。並の複合企業体や財閥では思い付いてもやる訳の無い――かなりの傷になりそうなやり方だが、リンスターならこの程度では全く動じない。
 水原が遠山にした仕打ちもその策の一端。…とは言え、これはセレスティと相談してやった訳では無く、殆ど水原の独断で行った事でもある。…水原がリンスターを――セレスティを裏切ったと表向きに信じさせる事。敵を欺くにはまず味方から。本気で水原が裏切ったと思い込んだ上で、本気で動いている人間が必要になる。…それも本宮もその存在を知っており、尚且つ水原と身近な人間である事が望ましい。
 適任は遠山重史。
 彼なら色々な意味でちょうどいいと水原は思い、どうやらこの夜中に彼への『裏切り』を実行していた模様。
 セレスティとしては、そこまで望む事も無いと思っていたのだが。…実際、電話口の遠山重史の様子を窺う限り、かなり気の毒だったので。
 まぁ、だからと言ってセレスティも今の時点で遠山に本当の事を話すつもりはないのだが。
「…遠山君、動いてくれますかね」
(この時間で、僕の部屋のコンピュータの事をまず貴方に御注進に及んだようなら大丈夫です。彼は充分怒ってる。…二代目黒炎の遺作の時の事、覚えてらっしゃいますよね? …あの時のように今回も、彼は僕に対して怒りをぶつけた上でいい具合に独走してくれると思います。特に今回ははっきり言いましたからね。恐らく、あの時より期待できますよ?)
 大抵の方の場合は、事を起こすには平常心である方が良いんでしょうが…彼の場合怒り狂っている時の方が手強い。普段より、より理性的に能力を発揮出来るんですよ。行動力もずば抜ける。僕と遠山君が初めて会う切っ掛けになった呪殺未遂事件の時だってそうだった。キレたからこそ、プロさえ翻弄するだけの行動をしてのけた。…あの本宮だって翻弄されるかもしれない。
 ハンドルネームを『Ice』と名付けたのはその皮肉も込めてます。…彼は、氷どころじゃない。
「その科白、今回の件の後で直接聞かせてあげたいですね。…録音しておいていいですか?」
(はは。勘弁して下さい。どうせこんな事今の内しか出来ません。彼ならいずれ気付くでしょうからね)
「随分と買ってらっしゃる」
(勿論。そうじゃなきゃこんな事出来ません。そもそも僕の部屋に一人残して置いてくるなんて危ない事出来ませんって)
「そこについては…遠山君自身は逆に思ってらっしゃったようにお見受けしますが」
 電話口の様子からして。
(『何も知らない』相手をあの部屋に置いてくるならそれは完全な悪意でしょうが、『知っている』相手を置いてくるならそれは僕の場合特に信用してるって事になるんですけどね? …遠山君は自分が心を許した相手の善意を信じ過ぎなんです。僕にそれをやったら自分が辛くなるだけだと思うんですけど)
 僕は結構酷い性格してる自覚ありますからね。見た目話し方に態度がこうですからあまりそう思われませんが。
「確かに、彼の君への態度はとても素直ですよね」
(ええ。気の毒と言うならその時点で気の毒な気がしますよ)
 電話口から苦笑の気配。
 それでも水原は変える気はないらしい。…と言うより、変えられない様子。
 セレスティも苦笑混じりの息を吐く。
 それから、さりげなく本題に戻る。
「…今と言う事は――始業の時間を狙っていますね」
 事を起こすのは。
(そのつもりです。…ここまで来ても、天下のリンスターに弓引くのはさすがに少し慄きますが)
 何だか、肝心な時に指が震えそうです。
「いえいえ。どうぞ、お気になさらず御存分に」
 こちらはいつ実行しても構わない状態にしてありますので。
 クラッカーとしての君の手腕、楽しみです。



 …朝、九時ジャスト。

 始業の時間。
 そこに合わせて、事態は動く。
 クラッキング。
 ――…時限爆弾的ウイルスを流したのとは別人である、もう一人の『Cynical Hermit』の。

 いつの間にか素知らぬ顔で復旧しているのでは意味が無い。
 外側から派手に崩される事こそが重要。
 そう見せ掛けて初めて、本宮当人が再び動く。
 それも、自分以外の『Cynical Hermit』がそれを成したとなれば…?

 …あの男が、興味を持たない訳が無い。

 事態は、動く。
 セレスティは直に書斎の端末に触れ、傘下企業のデータを読み取りずっと観察し続けている。
 暫し後、予定通りに一つの企業の『偽りの崩壊』を見届けて、ゆっくりと瞼を閉じた。

「…なかなかの手際です。水原さん」

 ――――――…では、次の一手を。

【了】


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    登場人物(この物語に登場した人物の一覧)
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 ■整理番号/PC名
 性別/年齢/職業

■PC
 ■1883/セレスティ・カーニンガム
 男/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い

■NPC
 ■水原・新一(Cynical Hermit)/高校教師でありハッカー、本宮とは因縁有
 ■遠山・重史(Ice)/水原の教え子であり弟子、呪殺未遂犯の過去があり只今更生中
 ■本宮・秀隆(Cynical Hermit)/数多くの名を駆使する伝説的ハッカー

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          ライター通信
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 いつも御世話になっております。
 今回はまるっとおまかせと言う発注でしたので、色々と遊ばせて頂きました。
 結果として何やらサスペンスタッチ(?)な話の予告編だか第一話だかプロモーションだかと言うような話になってます。そしてこんな派手なアオリっぷりにも拘らず、続きを綺麗さっぱり全く考えてもないと言う無責任っぷりだったりもしまして…(え)
 …当方、「Extra Track」では時々こんな事もするようです(…)

 夏も終わりに近づき涼しくなってきてお元気と言う事で、総帥様には夏の暑さの影響無い感じでばりばりと暗躍(?)して頂きました。と言うか誰かさんの弟子苛め(…)に荷担しているような状態とも…(何)
 状況自体が何となく「白銀の姫」事件経過後である事前提ぽい上にNPC連中の設定自体も殆ど通常通りだったりしますが、あくまでこれはパラレルな話です。
 しみじみ紛らわしいです。
 色々と御注意下さい。
 …あ、書き始めた後で気付いたんですが前回発注頂いた「Extra Track」の…と言うかちょうど今から一年前頃にPC様に納品した「Track 22」が本宮絡みだったようですね…?
 何だか微妙にかぶってしまったような気がなきにしもあらず(汗)。すみませんそんな気分だったので。

 如何だったでしょうか?
 少なくとも対価分は満足して頂ければ幸いで御座います。
 では、また機会がありましたらその時は…。

 ※この「Extra Track」内での人間関係や設定、出来事の類は、当方の他依頼系では引き摺らないでやって下さい。どうぞ宜しくお願いします。
 それと、タイトル内にある数字は、こちらで「Extra Track」に発注頂いた順番で振っているだけの通し番号のようなものですので特にお気になさらず。24とあるからと言って続きものではありません。それぞれ単品は単品です。

 深海残月 拝