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<東京怪談・PCゲームノベル>


【大迷宮の管理人】

 それは二人で歩くやはりいつもと変わらない帰り道だった。
 見えざるものが見えてしまう、そんな力を瞳に宿す欠梛壮は普段から大事な幼馴染、八唄佳以をそんな非日常的な世界に触れさせぬ様にと気を配っていた。
 それだと言うのに、今日と言う日は本当に不可思議な一日で。人の言葉を語る猫が壮の隙を狙ったのかなんなのか、ひょいと佳以へ言葉を向けてしまっていた。
 それも優しい佳以なら絶対に耳を傾けてしまうであろう言葉を喋ったのだ。“猫助けをしないか”などと。
「猫、助けですか…? そうですね、私で何かお役に立つのなら――」
「佳以ちゃん。駄目だよ」
 足元で尻尾をゆったり振っている黒猫に、佳以は素直に頷いている。困っている人がいるならば、助けなければ。それがたとえ猫でも。そんな思いと共に頷いたのだが、壮はそれを即座に反対した。
 いつでもふわりと微笑んでいる壮からすれば珍しい反応かもしれない。しかし、ずっと佳以を有り得ては成らない世界から遠ざけてきた壮としては、当然の反応でもあった。
「壮? 助けを求めている方がいらっしゃるのですよ?」
 壮の反対に佳以は瞳を何度か瞬かせて首を傾げた。
「だって、猫が喋ってるんだよ? 助けろって何をさせられるかわからないし。危ないよ」
「そういえば…」
 佳以は壮に言われ、はじめて喋るはずのない猫が口を聞いている事に気付いた様だ。
 そんな風に何も知らない佳以をこれ以上、非日常世界に触れさせたくなくて、壮は佳以の手をとって歩き出そうとした。
「でも、壮。私、やはり困っている方を置いて行くのは嫌です。それに、この猫さん。悪い方には思えません」
 しかし佳以は歩き出さず。壮を見上げるとそう言って黒猫へと振り返った。
「佳以ちゃん…」
「いいじゃないか、別に危ない目にあわせるつもりは無い。ただ来てもらいたいだけなんだ。こっちのお嬢さんは物分りがいいが、お前は駄々っこだな。怖いのか?」
 暫く二人の会話に耳をパタパタとさせていた猫が佳以の言葉の後、漸く動き出した。
 佳以の足元へやってきてゴロリゴロリとじゃれつきながら猫は言う。そんな猫に佳以は微笑ましそうにしたが、何かを知った様にニヤと笑って此方を見た猫に、壮は眉を寄せた。
「別に怖いわけじゃない。ただ、俺は……」
 今更猫が喋ろうが、化け物が出ようがそれは知った世界だ。
 ただ、何も知らない佳以を“そういう世界”に触れさせるのが嫌なのだ。そんな意味では確かに怖いのかもしれなかった。
「……本当に絶対に、危なくないんだな?」
 佳以にじゃれている黒猫を彼女から引き剥がす様にして首根っこを持って捕まえると、壮は念を押すように尋ねた。
「しつこい。危なくなったらお前が彼女を護ればいいだろ」
 そうして戻ってきた猫からの反応が思いも寄らぬ物で、壮が数秒黙ってしまうとその隙に猫は地面に降立っていた。
「よし、話しは纏まったな。俺は今から出向く大迷宮の管理人をしている藍星だ。宜しくな」
 壮からの反論が無いと知れば、猫はそのまま話しを纏め上げてしまう。
 短く名を告げ、壮と佳以それぞれを見やると付いて来いと歩き出していた。


 それからさして歩きはしていない。
 しかし、ふと気付いた時にはそこは不思議な色の空の下だった。
「これが…迷宮…」
 遮るものは何も無い。辺りは一面を赤い花で埋め尽くし、佳以達が歩くその細いあぜ道だけが赤を割るように真っ直ぐ伸びていた。そして伸びる先が薄ぼやけた霧で霞んでいる。
「へえ…うん、俺がいつも見ているよりはずっと、綺麗…かな。少し変わった場所だけど」 
 広がる赤が余りにも強烈に視界に焼きつくが、それ以外何かおぞましい物がある事も無い。ただ広いだけの辺りを見回す壮はそう呟いていた。
 余りにも唐突にこの場所に来てしまって、佳以は思わず後ろを振り返る。しかし振り返った先には同じような赤と伸びる一本道しかなくて、佳以はその後に確かめるように壮を見上げた。いつもと同じように隣に壮がいれば、小さな安堵が心に広がる。
 そしてそれと同時に、今まで自分が住み慣れてきた世界とはまた別の世界に触れているのだと言う不思議な気持ちの高鳴りが生まれた。
「ねえ、壮。私…、なぜでしょう。とてもどきどきしています。こんな不思議な場所にいるなんて」
 佳以はそうして溜息の様に言葉を落としていた。
「…こんなわけの分からない場所は危ないよ。藍星の目的とか言うのを終わらせて、さっさと戻ろう。佳以ちゃん」
 見せたくは無い、と思っていたその世界を目の当りにした佳以の言葉に壮は複雑な思いを抱いていた。
 それを如何して言葉にするべきか、何を言うべきかと思った壮の口から出たものはやはり佳以の言葉に頷くものではなかった。
「ええ、そうですね。藍星さん、私が何かのお役にたてるかも分かりませんが…少しでも助けになれれば」
 やはり心配が拭えないのだと言うばかりの壮の様子は、いつもと同じで佳以はそれに小さく笑って頷いている。まさか壮が複雑な思いを抱いていると気付けなかったのは、迷宮に触れた高揚感が邪魔をしていたのかもしれない。
「既に目的の殆どは終わってるようなものだ。そんな心配せんでも大丈夫だ。さ、行くぞ」
 そんな二人の言葉に猫ながらに笑う藍星は言うと小さな歩幅で歩き出した。
 既に目的が済んでいる、と言われた二人は互いに視線を合わせて思わず首を傾げたが、歩き出した猫が早くしろと催促をすれば慌てて歩き出していた。




「大迷宮と言うものはな、古くから人の手に負えなくなった悪い物だとか怖いモノを放り込むために使われてきた場所だ。あまりにもおかしな物が色々放り込まれたせいで、空間が歪んで様々な姿を持った空間が出来てしまったんだな」
 だから、迷宮と呼んでいるのだと言った猫は佳以の腕の中にいた。 
 小走りで歩く猫を彼女が抱き上げたのはつい先ほどの話し。それから猫は観光地のガイドの様にそんな説明をしている。
 壮は猫の話しを耳にしつつも、佳以の腕の中に居る猫を気に食わないという様な。面白くないと言う様な。そんな視線を持って眺める。しかし、人の足に合わせて歩くのは大変だろうと言う行為で猫を抱き上げた佳以に、下せなどと言うわけにもいかず。結局壮は視線を赤い平地へと向け溜息を落としていた。
「ん?……今、何か…」
 そうして溜息を落とした壮であったが、向けた赤い花原に一瞬黒い何かを見た気がして金色の瞳を細める。薄っすらと霧がかるこの場所。何かの勘違いであろうかとも思うが、何か嫌な物を感じて壮は辺りを見回し始めた。
「ここは、どんな種類の迷宮なのですか?」
 そうして壮が辺りに気を配り始めた頃。佳以は黒猫へと疑問を向けていた。
 腕の中でノンビリ欠伸をした猫が、佳以を見上げて口を開きかけたが…
「佳以ちゃんっ、危ない!」
 猫が口を利くよりも壮が声を上げた方が早かった。
「ぇ…きゃっ!」
 壮の声を聞いて振り返った佳以はその瞳に信じられぬ物を写し込んだ。見上げる程に大きな“なにか”が、手に持った棒の様な物を振り落としてくる。逃げなければ、と頭の中では思ったが身体が竦んで言う事を利かず、佳以はその場でただ目を強く瞑ってしまった。
 怖いっ。そうやって心の中で叫んだと同時だっただろうか。抱き倒される様な小さな衝撃が背に走り、すぐ後に少し遠くで棒が地面へ叩き付けられた様な大きな音が響いていた。
「……そ、う…?」
 何か怖い物から助かったのだ、と理解すると佳以は自然と幼馴染の名を呼んだ。いつでも危ない時は壮が助けてくれるから。
 当たり前の様に壮が助けてくれたのだと思い、瞑っていた瞼を持ち上げた佳以であったがその目の前にはまるで見知らぬ黒髪の青年が居た。
「悪いが、あいつじゃない」
 誰、と驚いて聞く前に黒髪は短く告げて佳以の上から退く。
 赤い花の中を見知らぬ男に押し倒される様にして倒れていたのだと気付くと、佳以は言葉も出ずに驚きで口元を手で覆って、気恥ずかしさよりほんの少し頬を赤く染めていた。
「佳以ちゃん!」
 その後すぐ、壮がかけつけたがどうしてか壮を真っ直ぐに見れず一度視線を逸らしてしまった。そして、大丈夫だと小さく告げると、ゆっくり起き上がる。
「藍星! 危ない事は無いと言ったはずだろ!」
 起き上がる手助けをしてくれた壮が先ほどの青年に向かって声を上げる。壮にしては本当に珍しい。そして、青年の前には、やはり先ほどの“なにか”が居て。思わず恐怖を佳以は覚えた。
「俺にだって予定外はあるっ。今は文句を言っていないで、佳以を連れて走れ!」
 怖くて壮の後ろへ隠れる。その間にも黒髪と壮の間で何度か会話が交わされて、ふいに手を壮に握られた。
「大丈夫。俺が絶対護るから」
 そんな言葉が降りて来て、壮を見上げると小さく微笑まれた。
 そうすると心の中にほっと安堵が広がる。不思議なのは本当に大丈夫だと思えてしまう事だった。
 ゆっくり壮の言葉に頷いて手を握り返せば、佳以は壮と共に駆け出していた。


 赤い花の一本道に、川に船。
 置いてきた藍星が相手をしているのだろうと思われる“なにか”の姿は、鬼と呼ばれている物だった様な気がした。
「壮! 何かが、追いかけてきていますっ」
「…佳以ちゃん! 気にしないで走って!」
 霧がますます濃くなった。視界が悪い中、後ろを振り返った佳以は小さな黒い影をいくつも見る。壮へそれを伝えれば、手を強く握り返された。
 言われるまま前を見て転ばぬ様にと走り続ければ、やがて霧の中に水辺とそれに浮かぶ船が見えた。
 川岸まで走りきると、乱れた息を整えながら壮はほんの少し考える。このまま乗ってもいいのかどうなのか。しかし、そう悩んでいる暇は無い。先ほど佳以が見た黒い影が二人に追いついたのだ。あの猫を信じて乗るしかない。
「乗ろうっ!」
 濃霧の中から何とも言えぬ奇声を上げて飛び出して来た影は、小さな子供の様な老人の様な風体だった。所謂餓鬼と呼ばれるそれから佳以を遠ざける様にして船に乗り込むと、船は一人でにゆっくりと動き始めていた。
「藍星さん…大丈夫でしょうか…」
「……。大丈夫だよ。ここの管理人だって、言ってたじゃない」
 船が動き出しほっと息を付いた所で佳以は藍星の心配をした。
 こんな危険にあわせた張本人を気遣ってみせた佳以は本当に優しい。しかし、そこまで気を回されてしまうのもなんだか寂しくて。思わず素っ気無い返答が飛び出てしまっていた。
「そうですが…」
 何も出来ないぶん、佳以は心配の気持ちが先にたっていた。
 そうやって佳以は岸辺を見やって言う。まだ此方を襲おうと岸辺をうろつく餓鬼が、佳以と視線を合わせると耳に痛い声をギャッと上げて飛び掛ってきた。
「――っ!」
「壮!」
「あれを見ちゃ駄目だよ。危ない、し…佳以ちゃんにはあんまり見せたくないよ」
 餓鬼が飛び掛ってくると、壮は咄嗟に佳以を抱いて自分を盾にした。背中を叩かれたかのような、そんな感覚はあったが痛みは無い。無い、と言うより感じないと言うべきだろう。感情の欠落が関係しているのか、自分は痛みを覚えない体質をしているのだ。
 驚き悲鳴に近い声で此方の名を呼んだ佳以に、壮は大丈夫だと伝える様に平素の声と表情で伝えた。
 自分には藍星の様に異形と戦う術は無いが、佳以をこうして護る事は出来る。せめて不安を抱かせぬ様に。壮は痛まぬが傷付きはしてしまうその身で佳以を護る。
 再び船が揺れて、また危険な物が増えたかと壮は思ったが身構える必要はもう無かった。
「お前も無茶をするな、壮。」
 とんっ、と船が揺れたのはもう一人の乗船者が増えたからだった。
「だが、ちゃんと護ったな。怖がりなのかと思っていたが、それは撤回しておく」
 壮に言って笑い頷いた藍星は、船にしがみ付くようにして付いていた餓鬼を刀と足で蹴り落していた。
 

「……まあ…なんだ。最初に危険は無いと言っておいて、こんな目にあわせた事はすまなかった。俺の失態だ」
 ゆっくりと船が川を進む中、此処にきて始めて藍星が申し訳ないと頭を落として謝り出していた。
「いいえ、藍星さん。参りたい、と言ってしまったのは私たちですから。そんなに謝られなくても」
 岸辺を離れ、もういい加減に危険は無いだろうと藍星は告げていた。
 先ほどまで自分が腕に抱いていた黒猫が今謝っている青年だと佳以も理解した。猫が喋るから始まって、色々な事が一度に起こりすぎたし、勿論怖くもあったが佳以の口から零れる言葉は相変わらずに彼女らしい言葉であった。
「…怖かっただろうに、佳以は本当に優しいな」
 ほっとしたと言う様に藍星は緩く笑い、次に壮へ視線を向けて肩を竦めた。
 どうにも、機嫌が良いと言える様な雰囲気を持っていない。佳以を危険に合わせてしまったためだろう、と出合ったばかりの藍星でも容易に理解が出来ている。この少年は佳以の事に関しては自分の身すら返り見ないと、つい先ほど目の前で見たばかりであった。
「怖くは…怖くはなかった、と言えば嘘になります。でも、壮がずっと側で護ってくれていましたから」
 藍星の言葉に気恥ずかしそうにした佳以だったが、少ししてゆっくり微笑みそんな事を言っていた。
「…佳以、ちゃん」
 身を挺して彼女を護った壮だったが、人の姿となった藍星の様に武器を構えて異形を退ける事の出来ない自分に少なからず壮は歯痒い物を覚え、そして一番初めに佳以を助けて見せた藍星に壮は悔しさにも似たものを感じていた。
 そんな想いが胸の中にあって、ずっとすっきりとしなかった壮だったが今しがたの佳以の言葉に漸く壮にも笑顔が戻った。ほんの少し驚けば、佳以がどうかしたのかと瞬きながら首を傾げていた。
「やれやれ…」
 急にその場が柔らかい空気になってしまえば藍星は居づらいと青い視線を遠くに投げていた。
「それで。結局目的ってのは何だったわけ?」
 さて、佳以の言葉のお陰で気を取り直した壮であったが、藍星へ向ける言葉は結局どこか角ばっている。
 目的を教えて貰わなければ納得が出来ず、壮は未だに人の姿のままである藍星にさっさと猫に戻れば良いと思いながら尋ねた。
「ああ。最初に言っただろう『ただ、来てもらいたいだけだ』とな。目的はそれ以上でも以下でもない。少し、予定が狂ったがな」
 そんな事をさらりと言って退けた藍星に、壮は驚いてしまって言葉が詰まった。そんな理由で佳以を危険な目にあわせたのか、と。
「とはいえな。別にただの観光をさせるつもりではない。此処はさっきの様に色々な問題が起こる。俺一人の力ではどうしようも無いこともある。そんな時の為に、多くにこの迷宮を知ってもらい、何かがあった時には力を貸して貰えれば、と思ってこんな事をしているんだ」
 壮が言葉を詰まらせてしまった事に気付き藍星は言った…わけでは無さそうだった。
「しかし、お前達には悪い事をした。この先は問題もないだろうし、船が向こう岸に着くまでゆっくりしてくれ。この時期は睡蓮が綺麗だしな」
 俺は猫に戻る。欠伸を落として藍星が言った後、立ち込めていた霧が段々と晴れ始めた。
 うっすらと開けた視界の先には広い静かな川面。乳白色の睡蓮が所々にボンヤリと浮き咲いて息を飲むほどに幻想的だった。
「綺麗、ですね…壮」
 夢でも見ているみたいだと佳以が呟く様に落したが、壮は頷く前に佳以の膝の上を見てはっとする。いつのまにか黒猫が佳以の膝上で丸まっていた。
「…何してるんだよ」
 また思わずの声が壮の口から落ちている。見上げてきた猫がニヤリと笑うと、また首根っこを掴んで佳以から猫を引き剥がしていた。まったく気の置けない猫だ。
「壮?」
「ぁ、うんん。えっと…重いんじゃないかな、って…」
「? そんな事ありませんよ。私、猫は好きなんですよ」
 壮が気づかってくれたのだと。佳以は思っていた。大丈夫、と佳以は小さく笑うと両手を伸ばして黒猫を壮から受け取ろうとしてみせている。
 猫は猫でも喋るし人にもなるんだよ。と言いたかったが口篭ってしまって、やがて首根っこを掴まれていた黒猫は再び佳以の膝の上で暢気に丸まった。
「…あぁ…猫にまで…」
 ライバル心…。全く、本当に笑えない。
 佳以に聞こえない様に壮はポツンと落とす。猫の耳が声を聞き取るのか、パタっと動いたが何を言うでも無いようだった。
 そんな二人と一匹を乗せた船はゆっくりゆっくり進んで行く。
 対岸まではもう少し時間が掛かる様で、しばしの間は幻想的な風景を眺めて壮と佳以の会話がやわりと弾むのであった。



■登場人物(この物語に登場した人物の一覧)■

【7184】八唄佳以(やうた かい)/女性/18歳/高校生
【7183】欠梛壮(かんなぎ そう)/男性/18歳/高校生

(NPC)藍星/男/5?/鳥居聖堂の飼い猫・大迷宮六代目管理人


■ライター通信■

八唄 佳以 様

この度は「大迷宮の管理人」ご参加有難う御座いました。
ライター神楽月です。

佳以ちゃんと壮くん、お二人でのご参加と言う事で気合を入れて取り組ませて頂きましたが、
プレイングが余りに素敵で、頂いた瞬間からワクワクとさせて頂きました。
小さな頃からずっと壮くんと一緒に居た佳以ちゃんは、自然と壮くんと一緒が安心したりするのでは…
なんて思いながら書かせて頂きました。
それから、優しい佳以ちゃんに猫を思い切り甘えさせてしまいましたが…如何でしたでしょうか。
色々と詰め込ませて頂きましたので、至らぬ部分もあるかと少々心配をしておりますが、
少しでもお気に召して頂けましたら幸いです。

※の部分が壮くん、佳以ちゃんとほんの少し内容が違う部分となっております。

それでは、今回は有難う御座いました。またご縁が御座いましたらお願いいたしますね。