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虚飾の声“side=B”―不夜城奇談―
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その日、月刊アトラス編集部の長である碇麗香は東京総合電波塔の正面に立っていた。
数日前に原因不明の爆発を起こし、展望台の硝子壁が全壊した塔は、現在、関係者以外の立ち入りを禁じて修繕作業を行っていた。
普段であれば地方からの観光客で賑わっているはずの土地に、不気味な沈黙の帳が下りている。
それはまるで、展望台を全壊させた爆発と同日に判明した奇妙な事件が、いまだ終わっていない事を訴え掛けて来るようだった。
自殺しかけた少年、人を殺しかけた女性、…それほどまでに思い悩んでいた人々の傍で唐突にラジオ番組が流れ、彼らの凶行を回避させた。
放送時間も番組名も不明のラジオに「救われた」という投書が、怪奇記事を専門に扱う編集部で目立つようになったのは必然だったように思う。
しかしその後、少年に自殺を考えさせるまで追い詰めた同級生、女性に殺意を抱かせた女子大生らが次々と失踪し、今日から三日前、この電波塔の爆発事故と同日、彼らはこの場所で発見された。
ラジオが原因と思われる失踪者三十四名、全員がだ。
「……“十二宮”か…」
修理中の塔を見上げて麗香が呟く名は、失踪していた彼らが搬送先の病院で警察の質問に対して口にし、失踪時の状況など誰もがあやふやな説明しか出来ない中、共通した唯一のもの。
そしてその名を、麗香はずっと以前に聞いたことがあり――。
■
「あの後ろ姿…、麗香さん？」
「――…あら」
諸々の用事を終えて興信所に戻ろうとしていたシュライン・エマは、東京総合電波塔の正面に立つ月刊アトラス編集部の長、碇麗香に気付いて声を掛けた。
これまで幾度もの怪奇現象に共に立ち向かって来た同士だけに、互いに互いが此処に居る理由を視線だけで判り合う。
「貴女も関わっていたのね」
「麗香さんは、どう関わっているのかしら」
目の前の人物が、怪奇現象の実在を認識しつつも、基本的には現実主義者であることを知っているシュラインは、彼女がこの場所にいる理由は察しても、その事情を安易に推測したりはしない。
「give and take…、貴女の持っている情報と交換なら教えてあげないこともないけれど」
そうして意味深に微笑む彼女の、わずかな沈みを含んだ声の波長を聞き分けた。
（やっぱり…）
彼女は何かを知っていて。
同時に、それにシュラインが気付くことも判っている。
それでも尚そのような言葉で思惑を濁すのは何故か。
（麗香さんは闇狩の彼らを知っているのかしら……？）
そんな疑問を胸中に呟いた、その時だった。
「きゃあああああっ！！」
「！？」
二人の耳に飛び込んで来た突然の悲鳴に少なからず驚かされ、振り返る。
叫んでいた女性の視線の先を確認し、目を見開いた。
ビルの屋上に、いま正に飛び降りようとしている若い女性の姿があったのだ。
「あの子…っ」
その顔を見てハッとした。
遠目で確信は持てないけれど、その女性は例のラジオによって失踪していた女子大生に良く似ていた。
自分は失踪者全員の関係者に会い、本人の容姿も確認している。
恐らくは、間違いない。
「落ちるわ！」
「…っ」
彼女たちの目の前で、女性は空に一歩を踏み出した。
落ちた、――そう見えた、確かに。
「今のは…っ！？」
だが上空からは誰も落ちて来ない。
何も無い。
周囲に広がるざわめきに呑まれそうになりながら、シュラインは麗香と顔を見合わせた。
同時、言葉も無くビルの屋上に上がるべく駆け出す。
建物の正面入り口は自動ドアではなく、自らの手で引かねばならなかったが、しかし抜群のタイミングでその先を開く影が現れた。
「碇様、エマ様」
「あなた…」
「天薙さん」
「ご無沙汰しております」
長く美しい黒髪に上品な織りの着物を纏った天薙撫子は、丁寧に一礼して後、すぐに歩を進めてついて来た。
和服に草履とは思えない俊敏な動きが彼女の出自を物語る。
「あなたも見たの？」
「ええ、白い翼を」
「有翼人かしら」
「または天使」
「この東京じゃ何が居てもおかしくはないけれど」
三人が言い合うのは、飛び降りようとした女子大生を空中で受け止めた“影”の正体についてだ。
そう、あの女性は確かに飛び降りた。
だが正体不明の白い翼に、尋常ではない速度で攫われ、難を逃れたのである。
結果的には人命救助だ。
とは言え、それだけで善人と信じてしまうのは危険なのだが。
「とにかく急ぎましょう」
三人は誰に合わせるでもなく、それぞれの速度を保ったまま屋上までの階段を一気に上り詰めるのだった。
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一番最初に屋上への扉に手を掛けたシュラインが勢い良く開け放つと、その先に開けた空間から強い風が流れ込んできた。
「…っ」
青い空を、それまでよりずっと近くに感じながら、数分振りの日光に目を細める。
その視界の右端に横たえられた若い女性と、傍らに膝を付いている三十歳前後の男。
外跳ねの長い金髪を背に流した派手な外観は、これから舞台に上がろうというロッカーを連想させるのだが、彼女達の到着に気付いて向けられた瞳は、真っ直ぐだ。
悪人ではない、と。
それは直感。
翼は見えないが、彼があの影の正体だろうか。
彼もまた、自分の知らないところで狩人達と繋がりがあるのだろうかと、様々な予測と可能性が脳裏を過ぎる。
「貴方…」
「よォお嬢さん方。早いお着きだァな」
笑顔で朗々と語る口調は陽気な江戸っ子。
美嶋・紅牙（みしま・こうが）と名乗った男は、近くに来るよう手招きし、横たわる女性を指し示す。
「知り合いかい」
「直接ではないけれど」
返す麗香の隣で、シュラインも確認する。
女性は、先日のラジオに憑いた闇の魔物による失踪事件の被害者の一人、木下友子（きのした・ともこ）に間違いなかった。
「ん…」
「お。気付いたかい」
息を詰まらせるような声を漏らし、ゆっくりと目を開ける友子に全員の視線が集まる。
その中に朗々と響くのは紅牙の声。
「若い御嬢さんが自殺たぁいただけねぇなぁ。一体全体、何があったい？」
「私…っ…」
そうしてようやく意識が覚醒したのか、見開かれた瞳は次第に細まり、大粒の涙を零す。
「…わたし…ヤダ……こんなこと…するつもりじゃなか…っ…」
「こんなことって、…自殺を？」
麗香の問い掛けに首を振る。
「違…、わたし…知らなかったの…、なか…っ…のに…」
「何を知らなかったの？」
シュラインが尋ねると、彼女の涙は呼応するように溢れ出る。
「あの…あの人に…っ…恋人がいるなんて知らなかった……っ」
両手で顔を覆って泣き出す彼女が、闇の魔物により攫われたのは、彼女が交際していた相手には別の女性がおり、その女性の恨みを買ったが故だった。
だが彼女はそれを知らなかった。
自分が誰かを傷つけている事を魔物に攫われて初めて知ったのだろう。
「も…、ど…したらいいか…っ…また傷つけたり…恨まれたり……っ…怖くて…！」
怖いから、自ら命を絶とうとしたと彼女は言う。
しかしシュラインには合点がいかない。
間接的とはいえ、自分が調査中に触れた彼女の人柄はこれほど脆いものではなかったはずだ。
（まさか…）
一つの予感が胸中をざわつかせる。
彼女を攫ったのは闇の魔物――負の感情を喰らう異形の物。
もしもそれが、いまだ彼女の内を侵食しているのだとしたら……？
（精神汚染…）
それは予感ではなく、確信。
「…お前さん優しいねぇ」
シュラインが言葉を選ぶより早く、再び紅牙の朗々とした声が響く。
木下友子は潤んだ目を丸くして彼を見上げる。
「何百何千人に怨まれようが、痛くも痒くも無いって奴もいるのによ…、その優しさがありゃあ、これから先、お前さんに幸せにしてもらえる人間がたくさん現れるさ」
「…でも……、でも、私…」
「そんな未来を今ここで捨てちゃあ、いけねぇよ」
声が、浸透する。
そのあまりにも穏やかで優しい。
寄せては引く波のように響くものが“能力”であることをシュラインは察した。
「死なないでくれるとオジサン嬉しいねぇ」
にっこりと微笑む表情、その視線に含まれる波長も、声と同じ。
「おじさん人殺しの魔物だからよ。たまに人助け出来ると、心底ありがてぇって思うのさ」
「まも…の…？」
聞き返す友子に、紅牙は笑みを深める。
同時、彼女の唇から零れたのは、…笑い声。
「ヘンなの…魔物って…」
クスクスと笑える事が、彼女の負の感情を宥めて行く。
それだけで場の空気は柔らかく変化する。
「…さぁ帰りましょう、送って行くわ」
シュラインは安堵して手を差し出す。
友子は素直にその手を取って立ち上がった。
「……ご迷惑をお掛けしました…」
「迷惑だなんて言わないの」
「そうですわ」
シュラインとは逆の手を取り、告げるのは天薙撫子だ。
「辛い事をお一人で胸中に溜め込まないで下さい。どうすれば良いかはゆっくりと考えましょう。私で宜しければお手伝い致します」
真摯な眼差しを受けて、友子は頷く。
はっきりと。
「ありがとう…ございます…」
その言葉を口に出来る彼女なら大丈夫だ。
「じゃあ、行きましょう」
「ぁ…エマ様」
撫子の案じる声音には「大丈夫、任せて」と微笑み返し、麗香にはウィンク一つ。
「give and takeの件は、また次の機会にね」
「ええ」
そうしてゆっくり振られる手と、笑みと。
その眼差しには、いま優先すべきはそちらだと告げられているようで、麗香がこの件に少なからず関わっているのではないかという疑惑は強まるばかりだった。
■
麗香達と別れ、友子と二人、ビルの屋上から下りた彼女は、そこで矢鏡慶一郎と遭遇した。
「最近、よく会いますな」
意味深に笑む軍人に、苦笑交じりに応え、友子に少し待つよう頼んで彼に歩み寄った。
「貴方は現場検証で？」
「ええ。これの原因が怪異であることは上の人間も否定し難いでしょうからな」
爆発を起こし、失踪していた人々を発見させた総合電波塔を指して言う彼に頷き返すと、声を潜めて先を続けた。
「ところで矢鏡さんは、狩人さんの連絡先を知っているのよね」
言いつつ後方の友子を示す。
「……あぁ、彼女が先ほどの」
やはり彼も、先刻の飛び降り騒動を知っているのだろう。
ならば話は早い。
「例の失踪者の一人なの」
「――」
告げる言葉は、それで充分。
慶一郎は薄い笑みだけを返し、シュラインも同様、それきり友子の傍へ戻った。
どこかで彼女を休ませ、その間に自分で狩人を呼ぶことも考えたが、協力してもらえる人物と遭遇したのも何かの縁だ。
準備は整った。
後はこの予感が、吉と出るか凶と出るか。
＊＊＊
二人きりの帰路。
友子が居心地の悪い思いをしないよう、捜索時に知った彼女の嗜好に添う話題を振るシュラインに、彼女は驚くほど素直に、そして感情豊かに反応して見せた。
好きな音楽、ドラマ。
月刊誌で連載中の漫画や、小説。
彼女には好きなものが多く、笑顔には曇りが無く、快活な言動。
（感受性が強い子なのね…）
それ故に他人の感情に同調しやすく。
憎まれたり、怨まれたり。
そういった感情には恐ろしいほど脆い。
だがそれこそが、彼女の長所だとも思うから。
「…好きなアーティストの新曲や、好きな漫画の続きや…、死んでしまったら、何も得られなくなるわ」
「はい…」
「死んでしまえば全て終わるけど、楽になれるわけじゃない」
「……はい」
頷く、小さく。
生じる迷いに覆われそうになりながら、必死でそれを振り払おうとする。
屋上で、美嶋紅牙の能力が働いている効果もあっただろう。
その意思が感じられる事が、救いになる。
「貴女が死んで償うと言っても、貴女を怨んだ人に謝っても、互いに救われるわけじゃないと思うの」
「…そう思います…」
友子は謝りたいかもしれない、だが相手は謝られたいわけではない。
それでは、顔を合わせること自体が互いに苦痛しかもたらさない。
「けれど、非を認めて受け入れられるなら、これからは変われるわ」
未来を目指せば、必ず。
「貴女はもうそれが出来ている」
シュラインが断言すると、友子は驚いた顔を見せる。
「…ほ…ンと…に？」
「貴女が心を痛めたのは、自分が犯した罪を自覚しているから。――その痛みは、罰を受けた証」
そして、その事に気付くというのが人生において稀であるなら、この若さで学べた彼女の未来は、知らぬまま過ごすより何倍も尊いものになるだろう。
「罰を受けると同時に、そういう幸運は一緒に貴女に訪れたの。だから、大丈夫」
「…っ…」
「貴女は大丈夫よ」
告げられる断定は、それだけで彼女の力になる。
未来を望む言葉になる。
「…生きたい……」
その願いが。
「生き直したい……！」
その、想いが。
――……！
零れる涙に黒色が混じる。
「！」
化粧が落ちたかと思ったのはほんの一瞬、それが彼女の心に巣食っていた魔物だと気付いた。
刹那、抜群のタイミングで降った声。
「無茶をするなと言ったろう」
足元に描かれた円陣。
結界。
「ぁ…っ…あ…」
友子の唇から漏れ出るのは。
『ァ…ァア…狩人カ…！』
それは、魔物の言葉。
「その女、しっかりと抑えていてくれ」
狩人の長、影見河夕の声に応えて、シュラインは友子の体をしっかりと抱き締めた。
深緑色の、木漏れ日のような輝きを撒く結界の中で、一閃。
『オノレ…ッ……オノレ…オノレ狩人ガ…！』
――……ガアアアッァァァァァッ……！
友子の涙から。
口から、溢れた黒い靄が一瞬にして掻き消された。
それは、魔物の滅びを意味していた。
「貴女には、…もう頭が上がりませんね」
それは緑光の声。
シュラインの腕の中で意識を失くした友子を、背後から伸びた手が抱き上げた。
「もう手を引けなんて言わないわね？」
「まぁ…それは、な…」
役目を終えた河夕の、溜息交じりの声。
同時に、この事態をどう見るか。
「……攫った人間に魔物を憑かせて放ったか」
「三十四人全員がそうなのね？」
「恐らく」
「…いや」
河夕が否定する。
彼女の言葉をではなく。
「…俺達が東京に来たのは、このラジオの件以前からこの街で失踪者が出ていると聞いたからだ」
狩人が東京に流れ着いた理由、それは問題のラジオによって失踪者が出たからではなく、それ以前からの。
……それこそ、もはや人数など把握しきれないほどの。
「攫った人間に魔物を憑かせて、…その先に十二宮は何を見ているのか…」
「人類の滅亡…」
言いかけて、だがシュラインはあの日の言葉を思い出す。
十二宮は組織の名。
人類の滅亡には手を貸すだけ。
地球人が嫌いだから。
――だが、その最終目的は。
それは自分の胸にだけ秘めておいて欲しいと語った男の姿が脳裏を過ぎる。
「…水主は貴方達の味方？」
試す意味も含めて問い掛ければ、二人の青年は眉を寄せた。
「水主？」
「もしかして佳一さんの…、え、お逢いになったんですか？ 文月佳一さんと？」
二人の驚きに嘘は無い。
水主が自分達と関わっている事を本人が黙っているのなら、あの謎に満ちた言葉は、やはりまだ胸の内にしまっておくべきなのだろう。
「どこで水主と会ったんだ」
河夕に聞かれて、肩を竦める。
「…あの夜、近くのビルの屋上で貴方達の様子を伺っていたの。そうしたら危ないから帰るよう叱られて」
「そうだったんですか……、あの人はまったく…」
「何にせよ、あの戦で怪我をさせたわけではないようだな」
自分達の始祖に呆れて見せる光と、負傷した様子のない彼女に安堵する河夕。
対照的な二人に小さく笑った。
「とりあえず、この子を自宅に送ってあげないと…」
「あぁ、そうですね」
光の腕の中、無邪気な寝顔を見せる友子に微笑む。
悪夢は去った。
目覚めた時が生き直すためのスターと地点だと胸中に呟き、送る。
「しかし…失踪者全員の心に魔物が巣食っているのだとしたら…早急に対処する必要があるな…」
彼女のような人々が、把握しきれない数、この都にいるならば――、それを考えると、背筋には冷たいものが流れ落ちた。
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「そう…じゃあ麗香さんはやっぱり…」
すっかり夜闇に沈んだ空を見上げられる窓辺に佇み、携帯電話を片手に話す表情には影が落ちる。
電話の相手は矢鏡慶一郎だ。
狩人を呼んでくれた礼を告げると同時に、あの後にあった何らかの動きを知れたらいいなと考えてのコールだったが、そうして伝えられた情報は予想外に大きなものだった。
碇麗香は、やはり十二宮を知っていたのだ。
『文月さん…、あの夜の水主の言葉を覚えていますか？ 十二宮は過去に自分たちが壊滅させたと』
「ええ」
『どうやら、当時も人々の失踪が相次ぎ、これに刑事として関わっていたのが碇女史の御祖父だったそうです』
約一月の間に全国に渡って十万人近い人々が失踪し、これに捜査員として関わった碇氏は十二宮という組織の存在を知り、調べ尽した。
その捜査資料とも呼べる日記が麗香の自宅に保管されているらしく、祖父は、この組織の名を未来で聞く事があれば、それは人類の終わり。
自分の日記を資料として活用しろと彼女に言い残していたそうだ。
保護された失踪者達が「十二宮」の名を口にしたと聞いた時の、彼女の胸中を思うと、シュラインは複雑な感情を抱かずにはいられなかった。
『御祖父の日記に興味があるならいつでも連絡を、と碇女史から言伝を預かりましたよ』
「そう…、ありがとう」
静かに応え、更に二言三言を交わした後、二人はそれぞれに回線を切る。
下りた沈黙の帳に、我知らず重い吐息が漏れた。
「…」
窓の外。
夜闇に覆われた空を仰いで、瞳を閉じる。
そこに幾重もの感情を滲ませて――……。
―了―
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【登場人物：参加順】
・0328／天薙撫子様／女性／大学生（巫女）：天位覚醒者／
・7223／美嶋紅牙様／男性／お祭り男＆竜神族の刺客／
・6739／矢鏡慶一郎様／男性／防衛省情報本部（ＤＨＩ）情報官 一等陸尉／
・0086／シュライン・エマ様／女性／翻訳家＆幽霊作家＋草間興信所事務員／
【ライター通信】
このたびは「虚飾の声」にご参加下さいましてありがとうございます。
シュラインさんには失踪していた彼女を解放して頂くため、精神汚染の魔物討伐にご協力頂きました。
台詞の引用等、こちらの解釈に誤りがございましたらご指摘頂ければ幸いです。
なお今回のタイトルですが…
・side=A⇒碇女史との会話中心
・side=B⇒精神汚染解除・狩人参加
・side=C⇒情報収集・水主参加
・side=0⇒個別――となっております。
碇女史の祖父につきましては当方の個人設定ですので、この点はご了承下さい。
それでは次回の「不夜城奇談」シリーズでまたお逢い出来ます事を祈って…。
月原みなみ拝
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