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零ちゃん出場す!
●オープニング【0】
「アイデアを出してほしいんです」
草間興信所にて、草間零が真剣な表情で言ったのは11月も中頃のことであった。もちろん言った相手は草間武彦だ。
「アイデア? 何のだよ」
もっともな質問が草間から返ってきた。そうなのだ、何のアイデアなのかまだ聞いていない。
「……お料理のです。コンテストで優勝出来るような」
「コンテスト? ああ、今度の祝日に近くでやるあれか」
零の言葉に、草間は近く行われる近所の料理コンテストのことを思い出した。確か、冷蔵庫の残り物を使って簡単に安価で出来る料理がテーマだったろうか。
(知らない間に申し込んでたのか。しかし、零の奴も優勝したい気持ちとか出てきたんだなあ……)
しみじみと感慨に耽る草間。そしてニヤッと笑った。
「よし分かった。誰か詳しそうな奴を呼んで、教えてもらうことにするか」
とまあ、そういう理由で事務所に呼び出された訳です――あなたは。
●集められた者たち【1】
「奇遇ですね」
笑みを浮かべ、そう言ったのは風宮駿である。
「はい?」
「俺も同じコンテスト出るんですよ」
きょとんとした零に対し、駿はすぐに補足した。それは確かに奇遇だろう。
「え、そうなんですか」
「ええ。頑張って2人で優勝しましょう」
ぐいと顔を零の方へ突き出し、目をぱっちりと開いて駿は言った。
「……普通は優勝は1人だろ」
2人の会話を聞いていた草間がぼそっと突っ込みを入れた。ああごもっとも。
「やる気になってるなら、やっぱり応援したいわよね。武彦さん」
目を細めて零のことを見ていたシュライン・エマが、草間に同意を求める。頷く草間。
「そうだな。でもまあ零のことだ、いいアイデアさえあれば優勝は無理だとしてもいい線ゆくだろ」
(……こういうのって何馬鹿っていうのかしら? 兄馬鹿?)
草間の言葉を聞いて、シュラインはふとそんなことを思ったり思わなかったりした。
「草間ー、この煎餅食べていいかー?」
とその時、兄とともにやってきていた守崎北斗が草間に尋ねた。視線は棚の所に置かれていたお得用の煎餅の袋に注がれている。
「ああいいぞー。105円だったらしいしなー」
「安っ! どこで買ってきたんだよ、これ」
「俺が知る訳ないだろ。後で零に聞いてみろ。それより北斗。お前さんの兄貴、今日はいつにも増して難しい顔してないか?」
そう草間が尋ねると、北斗はさっそく袋を開けながら答えた。
「んー、何か連絡あってからああなんだよなー、兄貴」
首を傾げる北斗。しかし手はしっかり煎餅を1枚口元へ運んでいる。
さて、その北斗の兄・守崎啓斗であるがソファに浅く座った状態で、まるで『考える人』の体勢のままぴくりとも動かない。ただ時折ぼそっとつぶやくのと、小さな溜息があるくらいである。
「……頭痛いな……」
声にならぬ声でつぶやく啓斗。いったい何が原因で頭痛を起こしているというのか。それは、先程の北斗の言葉にヒントがある。
草間が連絡した時、説明として『節約料理』と告げていた。それがどうも啓斗に作用してしまったようなのだ。つまり……『節約』から『貧乏』という連想があり、さらにそこから『守崎家』と連想が発展してしまったようなのである。て、そんなに守崎家は家計がきついんですか、啓斗さん。
「……よし」
だがそんな啓斗も突如すくっと立ち上がり、草間の方へと向き直った。
「まぁ……いつも鍋の時世話になっているからな……協力しよう。材料は冷蔵庫にあるんだな?」
どうやら頭痛を押さえ込み、啓斗も動く気になったようだ。
「ああ。ある程度食材はあるみたいだぞ」
草間はそう啓斗の質問に答えた。
●実際に考えよう、作ってみよう【2】
台所からじゅうじゅうという音が聞こえ、美味しそうな匂いが漂ってくる。啓斗が冷蔵庫にあったあじの干物を出してきて焼いているのだ。
「あじを焼いてどうするんだ?」
そんな疑問を口にする草間。改めて台所に向かって尋ねてみた所、啓斗からこのような答えが返ってきた。
「これを焼いて、炊き立ての飯にみょうがと混ぜると美味いんだ。ここにはみょうがはなかったから、今日は抜くが」
「ほー」
感心する草間。と、何故か浮かない顔をした北斗の表情が視界に入る。
「どうした北斗」
「まぁ……そりゃ兄貴は小さい頃から台所に立ってるんだけどさー」
ちらと台所に視線をやってから、北斗は言葉を続けた。
「自分の苦手なもんは、極力食卓の上に並べないっつー欠点持ちだからさー……」
「例えば何だ?」
「肉とか肉とか肉とか……」
大きな溜息を吐き、北斗はがくりとうなだれた。
「……高いものねえ」
納得の表情を浮かべるシュライン。
「高いけどさ……。最近は小麦粉やら何やらも値上げしてってっからさー……この前もスーパーでカップ麺値上げ前の大安売り見たし」
「ガソリンも高くなってるよなあ。冬本番になったらどうなるんだか」
うんうんと頷く草間。何やら話が食事関係から、生活関係への愚痴へ広がりそうな勢いである。そんな時、駿の声が聞こえてきた。
「じゃあ、どんなのがいいか、考えてゆきましょうか!」
元気よいその駿の声に、北斗や草間の愚痴も中断された。
「零ちゃん、こっち来て皆で考えましょ。どうせ今、台所は占領されてるしね」
シュラインが零を呼んだ。台所では今啓斗があれこれ動いている最中だから、何か他にやるとしてもそれが終わってからがいいだろう。
「あ、はい、分かりました。行きましょうか」
零が駿を促して、一緒に草間たちのそばへ近付いてきた。そして5人で考え始めてみる。
「さて、残り物よねぇ」
うーんと思案するシュライン。残り物になりそうな物といえば、定番は野菜やソーセージ、ベーコンなんかの切れ端だろうか。あとはまあ、中途半端に残ってしまった干物や乾物とか、また餃子や春巻きといった皮の類か。
「そういや……鍋も一応あれ、冷蔵庫の残り物総ざらえする時にも作ったりしねぇ?」
ふと思い出したように言う北斗。
「そうねえ、火を通すから残り物使ってもそれなりに安心だし」
「だろ、シュラ姐? 奇妙なもん入れたりしなきゃ肉、魚、野菜、餃子に餅、何入れてもOKだしさ? 案外、大会に出してもイイ線行くんじゃねぇの?」
目を輝かせ北斗が話を続ける。が、それに駿が異論を唱えた。
「確かに残り物だとこれからの季節、鍋物が美味しいですけど……」
そう前置きしてから、次のように言葉を続ける駿。
「コンテストじゃ手抜きに見えて不利ですよね。しっかり下ごしらえすればそんなことないんですけれども」
駿の言うことは一理あった。純粋に味だけで決めるのなら問題ないのだろうが、こういうコンテストとかだとたいていは見た目だとか作り方なども評価に入ってくる。今回の場合だと想定されるのは、安価で見栄えよく簡単でかつ美味しいといった料理だ。独創的かどうかという点も加わってくるだろうか。そう考えると、鍋はよっぽど工夫しないと、見栄えという点で遅れを取ってしまうかもしれない。
「有り合わせの材料で作るお好み焼きも同じ理由でダメでしょうね。くず野菜で八宝菜も美味しいけどありきたりでしょうし……」
そう言って駿も腕を組んで考え始める。
「最後に雑炊もすれば残りもんも少ねぇし……片付けも楽でいいと思ったんだけどなぁ。簡単そうに思えて難しいもんなんだな、節約料理って」
ぼそっと北斗がつぶやいた。
「半端なお野菜を千切りにして炒めて、甘酢あんに味付けし、お豆腐や火を通した切り身などにかければ立派な一品になるけど……」
悪くはないけれど、ちょっとパンチに欠けそうだとシュラインは思った。
「……湿気った海苔に余った椎茸とか入れて、砂糖醤油やみりんで味付けて煮て佃煮……野菜の茎や芯、他の余り野菜やベーコンとかを一緒に煮込んでスープ……」
ぶつぶつとつぶやくシュライン。どれも美味しく仕上がるのだが……。
「何かしら、メインの一品じゃないわよねえ……どちらも」
佃煮もスープも、メインが何かあって添えられているといいのだろうが、それ単品となると……コンテストでは難しそうだ。
そうこうしているうちに、台所の方では何かを揚げる音が聞こえてきた。いったい啓斗は何を作っているのだろうか。
「残り物の料理は、とにかく手間を惜しまないのが大事なんですよね」
「でも、手間をかけすぎても今回はいけなさそうですよね?」
駿の言葉に、零がそう返した。確かに、今回のコンテストでは『簡単』というのがポイントの1つ。手間を惜しまないのは重要なのだが、さすがに1日仕事……いや、半日かかっても厳しいだろう。
「……野菜の肉巻きをアレンジしてみましょうか」
駿は思案顔でそうつぶやいた。
「巻きっていえば、残った春巻きや餃子の皮で、ジャムや果物を包んでも美味しいのよ。中身を納豆とかチーズに変えたら、手軽なお菓子やおかずにもなるし」
シュラインがそう零に言う。と、直後しまったという表情をシュラインは浮かべた。
「あ……これもメインとは少し違うような……」
何というか、こういう発想には本人の性格がよく表れているように思えるのは気のせいだろうか。
「お待たせ」
そこへ料理を作り終わった啓斗が、ようやく台所から戻ってきた。手には料理が載ったお盆を持って。
「やれやれ、やっと完成か。で、何が出来たんだ?」
「掻き揚げ丼……だな」
草間の問いかけに、啓斗が静かに答えた。そう、お盆の上には大きな掻き揚げが載った丼があったのだ。
「ん? あじはどうしたんだ? さっき焼いてたろ?」
「百聞は一見にしかず。食べてみれば分かる」
啓斗はそう言って丼を草間の前に起き、箸を差し出した。
「あ、ああ。じゃあ……いただくとするか」
草間は箸を受け取ると、さっそく掻き揚げ丼に手を出した。掻き揚げを箸で割り、ご飯と一緒に口の中へ放り込んだ。
「……お、これは」
「分かっただろう?」
「なるほど、さっき言ってたあじを混ぜた奴をここで使ってたのか。掻き揚げに気を取られてて、うっかりしてたな」
苦笑する草間。これは普通の白米を使うより、ご飯自体が美味しくていいかもしれない。掻き揚げが先になくなっても、ご飯だけで十分食べられる。
「ごまもあったから、少し混ぜてみた。どうだろう」
「ああ旨いぞこれは。零も食べてみろ」
箸を差し出し、草間が零に食べてみることを勧めた。
「はい、いただきます。この掻き揚げ、具材は何を使ったんですか?」
「くず野菜と……細かく切ったちくわか。歯ごたえが違うからいいアクセントにもなる。それを小麦粉と卵と一緒に混ぜて、油で揚げればいいのだから……そう手間はかかってないと思う。そうそう、人参やごぼうなんかは掻き揚げ以外でも細く千切りにしてきんぴらにも出来るな」
「野菜の皮でのきんぴら、美味しいのよねえ」
啓斗の言葉にシュラインが共感する。
「他にも……豆腐が中途半端に余ったら白玉粉と混ぜて丸めて味噌汁の中に入れればいいし、キャベツの芯を浅漬けにしても美味い。あ、色んな漬物が余ったら酢飯に混ぜて漬物寿司って手もあるぞ。蕪の葉を桜海老と一緒に煮浸しにしても美味いし……」
「……残り物料理はやっぱり具体的な残り物見ないと、際限なく案出てきちゃうわね」
アイデア話が止まらない様子の啓斗を見て、シュラインは苦笑した。いやまあ、それは自分自身もその傾向があるゆえになのだが。
「俺も食いてぇなー……」
北斗が掻き揚げ丼に熱い視線を注ぎながら、うらやましそうにつぶやいた。
「煎餅があるだろ?」
「もう全部食ったし」
「まだ食う気か」
しれっと答えた北斗に対し、草間は呆れつつも苦笑いを浮かべるのであった……。
●会場に行く前に【3】
そしてコンテスト当日。
「せっかくですから、会場までご一緒に」
ということで駿が事務所まで零を迎えに来た。これで道中、零と2人と思われたが――。
「せっかくだから、俺も見物に行くか……。いいんだろ、零?」
「あ、はい。家族の応援はいいみたいですよ」
世の中そんなに甘くない。草間がついて来て、結局3人で会場に向かうことになったのだった。
その道中のことである。
「あっ、零お姉ちゃんだーっ!」
小学校3、4年生くらいの男の子が、零の姿を見付けて駆け寄ってきた。
「こんにちは、零お姉ちゃん!」
「こんにちは。どこかに遊びに行く所なんですか?」
零は男の子に笑顔で挨拶を返した。
「ううん、お母さんと一緒にお買い物。ほら」
そう言って男の子が指差した方を見ると、八百屋の店先で女性が大根を受け取っている所だった。あれがこの男の子の母親であるのだろう。
「そうなんですか、よかったですね。お休みだから一緒なんですね」
「うんっ!」
元気よく頷く男の子。その直後母親に呼ばれ、男の子はそちらへ戻っていった。零に手をぶんぶんと振りながら。
「零お姉ちゃん、またねーっ!!」
「はい、またです」
零も小さく手を振りながら見送った。そんな零に駿が尋ねる。
「零さん、今の男の子は……」
「お買い物してる時に仲良くなったんですよ。もう半年ほどになるんでしょうか」
「で、母親も知ってるって訳か」
ぼそっと草間がつぶやく。母親がこちらに向かって会釈したのを見逃さなかったのだ。
「はい。あの男の子のお家、お母さんと2人だけで……平日はいつも遅くまでお仕事なんだそうです」
「……なるほど、な」
その零の言葉を聞いて、草間は小さく頷いた。
「じゃあ……行きましょうか」
男の子の姿が消えてから零は2人へ言い、再び歩き出した。
●サンタガールがやってくる【4】
それから早1ヶ月が経ち……12月24日、クリスマスイブ。
「それじゃあ、そろそろ行ってきますね」
「ああ、気を付けてな」
夕方になり、出かけるという零を草間が送り出す。
「用事を済ませたらすぐに戻ってきてお手伝いしますから」
「大丈夫、こっちは気にしないでいいから」
申し訳なさそうに言った零に対し、シュラインはそう言って送り出そうとする。今日はこの後事務所でクリスマスパーティで、今はちょうどその準備中だったのだ。
「その格好よく似合っていますよ、零さん」
「ありがとうございます」
駿に褒められ、笑顔で返す零。今の零の姿は、真っ赤なサンタガールの姿であった。ご丁寧に、大きくはないが白い袋を手に持って。
「じゃあ行ってきまーす」
そしてようやく出かける零。はてさて、いったいどこへ出かけるというのか。格好からすると、何かプレゼントを届けに行くようにも思えるのだが……。
「いいクリスマスになりそうだな」
零が出かけるのと入れ違いに台所から出てきた啓斗が静かに言った。草間がそれに同意するように頷く。
「ああ、あの子にはいいクリスマスプレゼントだ」
……あの子って誰?
「理由聞いてびっくりしちゃったわ。でも、何だか零ちゃんらしいけど」
シュラインがくすっと笑った。
「だろう? ま、皆のおかげで零が優勝出来たんだ。礼を言わなくちゃな。特に啓斗」
「お役に立てたみたいだな。しかし、零さんが大会に出たのがああいう理由だったとは……」
どうやら啓斗も、あの時は零がコンテストに出た理由が気になっていたらしい。
まずコンテストの結果から言おう。30数人参加した中、零は無事に優勝した。啓斗が作った掻き揚げ丼を作り、それに一品として野菜の皮で作ったきんぴらを添えたのである。ちなみに準優勝には駿が入り、期せずワンツーフィニッシュという形になった。
このコンテスト、5位以内に入ると順位に応じて商品券がもらえることになっていた。優勝の零で5万円分、準優勝の駿だと3万円分だ。そして優勝にはさらにもう1つ――現在非常に人気の携帯型ゲーム機が贈られたのである。
その携帯型ゲーム機は、先程零が持って出ていっていた。届け先はもちろん――。
「あの男の子のお家まで行くんでしたっけ?」
「ああ、そうだ。本体だけってのも寂しいから、ゲームソフトも何本か零に持たせたけどな」
確認する駿の言葉に草間が答える。そうなのだ、零は優勝賞品だった携帯型ゲーム機を仲良くなったという男の子へプレゼントしに行ったのである。
零は男の子が何度となくおもちゃ屋の店先でその携帯型ゲーム機を見ていたことを知っていた。そして、コンテストの優勝賞品にそれが出ると知って参加を決意したのだった。クリスマスプレゼントにしたら男の子が喜んでくれるかな、と思って。
「武彦さんも武彦さんだわね」
シュラインがぼそっとつぶやき苦笑する。シュラインは知っていた、草間が自分のへそくりでゲームソフトを買い求めていたことを。優勝賞品である商品券には全く手をつけずに。
「ん、何か言ったかシュライン?」
「いいえ、何も。それより、零ちゃんサンタに喜んでくれるといいわよね、その男の子」
「……そうだな」
草間が大きく頷いた。と、その時である。台所から、北斗の悲鳴が聞こえたのは。
「熱ぃーーーーーっ!!」
「な、何だ? どうしたっ!?」
驚き台所の方へ目を向ける草間。すると駿が何か心当たりあるかのようにつぶやいた。
「あ、ひょっとして……」
「何だよこれっ、中に熱々のスープたっぷりじゃんっ!!」
「……やっぱり」
苦笑する駿。どうやら北斗は、駿がコンテストでも作った料理をつまみ食いしたようである。
その料理は、残り物の野菜数種類を長さ切り揃えてきんぴらしたものを一口大にまとめ、マヨネーズと味噌をベースにカレー粉少々混ぜたソースをつけて豚バラ肉の薄切りで巻き、それを鶏がらベースのスープを凍らせてシャーベット状にした物と一緒に餃子の皮で包み、さらにアルミホイルで包んで蒸し焼きにしたものだった。
「おーい、それ全部食べてもいいぞー」
熱がる北斗に対し、草間は笑いながらそう言ったのであった……。
【零ちゃん出場す! 了】
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【 整理番号 / PC名(読み)
/ 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
/ 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 0554 / 守崎・啓斗(もりさき・けいと)
/ 男 / 17 / 高校生(忍) 】
【 0568 / 守崎・北斗(もりさき・ほくと)
/ 男 / 17 / 高校生(忍) 】
【 2980 / 風宮・駿(かざみや・しゅん)
/ 男 / 23 / 記憶喪失中 ソニックライダー(?) 】
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■ ライター通信 ■
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・『東京怪談ウェブゲーム』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全4場面で構成されています。今回は参加者全員同一の文章となっております。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせさせてしまい申し訳ありませんでした。ここにコンテストの結果+αをお届けいたします。
・とりあえずコンテストの結果ですけれど、これはアイデアによる得点をベースとしたダイス勝負を行って順位を決定しました。なので、優勝と準優勝は本当に僅差だったりします。零が優勝を逃していたなら、また展開は変わっていたことでしょう。
・シュライン・エマさん、134度目のご参加ありがとうございます。残り物、ちょっとした一品はあれこれと出てきますよねー。要素として恋愛1があったのはまあ、零が参加した理由に絡むものでしょうかね。男の子が零に好意を持ってるって感じでしょうけど。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。きちんと目を通させていただき、今後の参考といたしますので。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。
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