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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


『他力本願旅行(除霊編)』

 暑い。
 エアコンの温度は30度に設定してあるが、設定してあるだけで付けていないので、部屋の温度は急上昇中である。
 扇風機の風はもはや熱風だ。
 普段なら、デスクで昼寝をしている時間なのだが、暑くて寝られやしない!
「兄さん、兄さん!」
 そんな蒸し暑い事務所に、草間・零が駆け込んできた。
「走るな、部屋の温度が上がる……」
 ぐてーっとしながら、草間・武彦は煙草を灰皿にこすり付けた。
「兄さん、当たったんです、旅行が!」
 構わず零はデスクに走り寄ると、葉書を一枚草間に見せた。
 ……それは、札幌のホテルの宿泊券だった。往復の航空券もつくそうだ。
「スーパーの抽選で当たったんです」
「お、おおお……でも、これ1名様じゃ……空港までの交通費は自腹だし」
「はい。スーパーの抽選ですから」
 近所の小さなスーパーで行なわれている抽選とはそういうものだ。一人で参加する者はあまりいない。同行者から料金を取ることで旅行会社が薄利を得られるように出来ている。
「兄さん、一緒に行きましょう」
「同行者は1泊2万円って書いてあるじゃないか。うちの資金状態知ってるだろー。あー、北海道行きてぇ……」
 草間はぐったりと机に伸びる。
「だから、仕事で行けばいいんです。北海道からの依頼、来てるじゃないですか」
「心霊関係のだろ。どこで聞きつけたんだか知らないが、毎日毎日そういう変な依頼ばかり届きやがって。俺は除霊師じゃないっての」
「だから、除霊とか、霊媒とかできる人を連れていけばいいじゃないですか! 今の世の中ピンハネですよ、ピンハネ!」
 ピンハネ……確かに最近、派遣会社などのピンハネが話題になっている。世の中の高マージンの派遣会社や芸能プロダクションと同じくらいピンハネすれば、自分の旅費ぐらいは出そうなものだ。
「よーし、それじゃ、他力本願作戦、いっちょやってみるかー」
「はいっ」
 零は嬉しそうに棚に向かって、北海道方面から届いた手紙を探すのだった。

 散々迷った挙句、草間と零が選んだ依頼はこれであった。
 ――築70年の民宿で夜な夜な起こっている怪奇事件。
 夏の今ぐらいの時期になると、日没後の民宿に、時々女性の歌声が響くのだという。
 悲しくて、寂しげな歌声。
 女性が聞いても影響はないが、若い男性が一度その歌声を耳にすると――吸い込まれるように、意識を失っていき、数日から数ヶ月、目覚めることがないのだという。
 女性の世界に誘われ、夢の世界で女性と過ごすのだと。
 その女性は、二十歳前後の古風な女性であるという。
 女性に気に入られた者ほど、長い間意識を拘束されてしまうらしい。
「地縛霊ってやつか?」
「そうかもしれませんね。相手は二十歳前後らしいですから、兄さんは対象外でしょうし、安心してその民宿に泊まってくださいね」
「おいおい、二十歳前後なら俺だって……というか、俺の宿はその民宿か!?」
「はい、タダですから」
 零はにっこり笑った。

    *    *    *    *

「その日は“とある3姉弟”と遊ぶ約束があるんだが」
 草間・武彦に呼び出された黒・冥月は、草間ににやりと意地悪気な笑みを見せた。
 草間は軽く眉を顰めた後、目を泳がせた。
「可愛い娘だよな」
 その言葉を聞くと、あからさまに顔を逸らす。
 とある経緯により、冥月は草間が過去に世話をしてあげていた姉弟達と知り合いになっていた。
 草間は現在では、その姉弟達を気遣いながらも距離を置こうとしているらしいが、姉弟達は相変わらず、草間を好いているようだ。
 以来、草間の代わりといって、冥月は時々彼女達の家に顔を出していた。

 冥月は一旦興信所の外に出ると、携帯電話で姉弟の家に電話をかけた。
「すまない、約束していた日だが、草間の手伝いの仕事が入ったんでな、また後日改めて伺うよ。んで、“武彦お兄さん”が北海道の土産を買ってきてくれるそうだ。好きな物頼むといい」
 そう言うと、電話に出た不良っぽい少年は『木刀』と答えたのだった。
 冥月は思わず笑い出しながら、伝えておくと言ったのだった。
 どうやらこの少年、草間の強さを知っており、力をつけて草間の助手にでもなりたいと思っているようだ。
 そういえば、ちらりと見た草間の若い頃の写真に似た姿をしていた。
 姉の方は何もいらないと答え、末弟は札幌ラーメンと答えた。
 それから……。
「お姉ちゃんは、メロンが大好きだよ」
 と、末弟が小さな声で言っていた。

    *    *    *    *

「北海道も暑いなー、だが、東京の暑さとは違うんだよな」
 千歳空港のロビーで、草間は体を伸ばす。
 およそ1時間と少しの空の旅。これくらいならば、さほどストレスではない。
「兄さん、話題のお菓子とか、ラーメンが沢山売っています。帰りに買いたいですね。頑張って稼いできてくださいね!」
 草間・零は終始浮かれていた。
「おー、ただ、稼ぐのは、俺じゃなくてコイツだがな。はっはっはっ」
 草間は笑いながら、黒尽くめの格好をした冥月の肩を叩いた。
 冥月はため息と哀れみをこめた目で、草間を見た。
「たかだか数万の為に、本当に北海道まで来るとは……」
「いや、2日で4万だぞ!? 仕事自体は数分で片付く可能性もある。実力によるがな。得な仕事だぞー冥月」
 冥月はもう一度深いため息をつく。
 4万というか……8万の仕事だろうが。打ち合わせの為、民宿に電話をかけた際に、料金については聞いてある。
 となると、草間の取り分も4万。
 たかが4万でこんなに浮かれている彼がホント哀れで哀れで仕方がなかった。
「報酬はいらん。お前の好きにしろ」
「……な、なんだと!」
 冥月の言葉に、草間は目を見開いた。
「そ、それは、依頼を受けるが、報酬は不要だということだな?」
「ああ」
「先方からは貰ってもいいんだな?」
「ああ」
「つ、つまり全部俺の取り分にしていいと?」
「だから、そうだと言っている」
 必死な姿がなんとも涙ぐましく、これ以上付き合ってられなくなり、冥月は鞄を背負って一人先にロビーを出るのであった。
「やったぞ、零! 明日の昼はラーメンの予定だったが、寿司が食えるぞ、寿司が!」
「やりましたね、兄さん。ピンハネ率100ですかーっ」
 そんな2人の様子に、大きなため息をついた人物がもう一人。
「んもう、一体、誰がピンハネなんて言葉、零ちゃんに教えたのかしら」
 草間興信所事務員のシュライン・エマは困り顔で喜び合っている2人の様子を見ていた。
 それに――。
 事前に送ってもらったパンフレッドを見る限り、問題の宿はどう見ても若者受けする宿ではない。
 恐らく、年配客が多いだろう。
 となると、草間・武彦30歳は、十分若者の部類に入るんだよなあ……。
 そんなことを思いもしたが、とても嬉しそうな零の様子を見ると口に出すことはできず、一人また1つため息をつくのであった。

「兄さん、それでは失礼します」
 零がバス停でぺこりと頭を下げた。
 本当は皆で民宿に出向いてから、夜は2つの宿に別れて宿泊するつもりだったのだが、メンバーの中で高級ホテルを選んだのは零だけだったため、草間は零に北海道での1日休暇を与えることにしたのだ。
「休暇もなにも、いつもただ働きですけどね」
「そう言うな」
 零の言葉に、草間は苦笑する。
「それではまた明日〜!」
 零はバスに乗った後、窓から手を振って皆に別れを告げる。
「零ちゃん、何かあったら直ぐに電話ちょうだいね!」
 シュラインは心配そうに零を見送った。
「零、金が足りなくなっても、助けてやれんからな〜」
 対して、草間はまったく頼りにならない言葉で零を見送った。

    *    *    *    *

「いらっしゃいませ」
 老夫婦と息子夫婦が揃って出迎えてくれた。
 老夫婦の年齢は80代。息子夫婦は50代くらいだろうか。
 外観は古いが、趣があり、清潔感もある民宿だった。
「長旅お疲れ様でした。夜が来るまで、ゆっくり休んでください」
 なにより、暖かな家庭を感じられる。
 主に礼を言って、早速部屋へ通してもらう。
「今日の宿泊客に若い男はいますかな? いや、ここに活きのいいのが一人いるんでいいんですが」
 そう言って、草間は冥月の肩をぽんぽんと叩いた。
 ゴスッ
 即座に冥月の鉄拳が草間の頭に飛ぶ。
「生憎、男性客はいないのです。噂が広まっている件もありますが、私達としても、万一のことを考え、この時期は男性はお泊めしないようにしていますので」
「そうですか」
 草間は頭をさすりながら、詳しい話を聞くことにする。
「時間や、ターゲットにされる男性の特徴、その地縛霊の心当たりなど聞かせていただけますか」
 草間の質問に、老夫婦が顔を会わせた後、語り始めた。

 その泣き声は、およそ30年前から続いている。
 丁度その頃、この民宿で従業員の女性の自殺があったのだ。
 女性の年齢は当時21歳であった。
 それが地縛霊であるのなら、その女性の可能性が極めて高い。
 先輩従業員の男性(27歳)に執拗ないじめを受けていたことが原因らしい。
 男性は自殺を知るなり民宿を辞め、札幌を出て行き、現在は家庭を持ち、幸せに暮らしているとのことだ。

「佐代子ちゃん……あ、その女の子の名前ですけどね、気は弱いけれど、優しい子でした。彼女が泣き声の正体なら、決して人を殺そうなどとは思ってないと思うんですよ。ただ、苦しかったことに縛られていて、自分の苦しみを誰かに知ってもらいたいだけなんじゃないかと思ってるんです」
「まあ、地縛霊になっちまったのなら、正常な意思はないと思った方がいいがな……」
「彼女は歌がお好きだったのですか?」
 シュラインの問いに、老夫婦は頷いた。
「はい、ですが、今と違って当時はカラオケなんてものがありませんでしたから、引込み思案の彼女は、学校を卒業してから歌を歌える機会がなくなったと悲しんでいました」
「そうですか……」
 一通り話を終えると、老夫婦は深く頭を下げて、部屋から出て行った。
「さて……」
 シュラインは運び入れた荷物の中から、貴重品や必要なものを取り出す。
「とりあえず、私は色々調べてくるけれど……」
 草間は座椅子に腰かけて、テレビをつけて、寛ぎ準備万端だった。
 ……この人、ホント、何もしないつもりだわー。
 ため息をつきながらも、多分夜には働かずにはいられない状況になるだろうと考え、今は何も言わずにおくことにした。

 シュラインが情報収集に励んでいる頃、冥月は民宿の露天風呂に入っていた。
「女風呂っつーのは、塀ばかり高くて、空しか見えねーんだよな」
 まだ外は明るく、星も見えない。
「ま、仕事を終えたら、また来るか」
 短時間で上がって、冥月は浴衣に着替えるのであった。

 部屋に戻ると、草間は座椅子から転げ落ちた姿で眠っていた。
 響き渡る鼾がとても煩い。
 高級なホテルは泊り飽きてるから、民宿の方が新鮮でいいと思っていたのだが――。
 寂びれた露天風呂はなかなかよかったが、この男と同じ部屋で1晩過ごすと思うと、頭が痛くなる。
「おい、起きろ」
 軽く蹴りを入れると、轟音が止る。
「ん、んんん?」
 体を起こし、ずれたサングラスを直しながら、寝ぼけ眼で草間は冥月を見た。
 下から上へ、見上げるように。
 風呂上り。
 火照った体。
 きつく結ばれた帯。くびれたウエスト。
 はみ出しそうなほど、大きな胸――。
「ふふん?」
 ぼーっと自分を見上げる草間に、冥月は腰を曲げて顔を近づける。
 草間の視線は冥月の胸の谷間に注がれた。どことなく夢見心地の幸せそうな顔だ。
「欲情したら殴られるの覚悟で襲ってもいいぞ」
「……ふっ」
 草間がすっと顔を背ける。
「お前が女の霊に誘われないか心配で、夜眠れそうもないからな。今のうちに寝て……」
 ガスッ
 冥月の鉄拳が草間の頭にクリティカルヒットした。
「いってぇーっ!」
 一気に目が覚めた草間が、飛びあがるように立ち上がる。
「おい、冥月。胸に変なモンを入れるのはよせ。魅力が下がるだろ」
「ああ? 見たいんなら、素直にそう言えよ」
「俺にそういう趣味はねぇ! 男の胸の脂肪なんか見たくもない」
 バキッ
 再び、冥月の鉄拳が跳んだ。草間は辛うじて避ける。木製のテーブルにヒビが入る。
「ま、まてまて、弁償する金なんてないぞ!?」
「だったら、避けんな!」
 ドスッ
 草間は転がるように避ける。拳は畳に嵌った。
「治療費もないんだ! わかった、わかった。お前はやっぱり最強の漢だ!! ソンケーしてる!」
 なーんも分かってないようで。
 この後、しばらく2人の乱闘が続いた。

    *    *    *    *

 シュラインは、老夫婦から更に詳しい話を聞き、佐代子という人物について、調べて回った。
 彼女の出身地、交友関係、趣味など。
 やはり、彼女は歌が好きな女性であったと、生前の彼女を知る人物は口をそろえて言っていた。
 シュラインは地元の神社に向い、お神酒を入手すると民宿へと戻った。
 女性が自殺した場所は――シュライン達が泊まる部屋の前の裏庭であった。

 部屋に戻ったシュラインは思わずお神酒を落としそうになる。
 まるで嵐の後のように荷物が散乱していたのだ。
「ごめんなさい、既に出たのね!?」
「……いや、そうじゃないんだが……」
 草間が首を押さえ、回しながらそう言った。
 部屋には、冥月の姿がない。どうやら彼女と何かがあったようだ。
 ま、いつものことだし。
 シュラインは小さく吐息をつくと、部屋の片付けを始める。
 散らばった洋服を集めて、畳んで鞄に入れて。風呂にも入るだろうから、着替えは用意しておいて。
 布団は自分達で敷くのだろうから、盆や急須を手にとって、机を片付けて――。
「零ちゃんはゆっくり寛いでいるでしょうけれど、私達は上げ膳据え膳とは行かないわよね」
 呟いて、小さく吐息をついた。
「ん? そりゃ、据え膳食わねばなんとやらっていうしなー」
 パコン
 持っていた盆で、草間の頭を軽く叩く。
「変な聞き間違えしてんじゃないの。仕事に来たんだから」
 シュラインは草間と目をあわさず、布団を3つバラバラに離して敷いた。

 その後、特に何事も起こらず、夜を迎えた。
 シュラインはお神酒を各部屋や、廊下に少しずつ置いて、草間の側にいた。
 この民宿で、一番若い男は草間・武彦、この人だ。
 連れていかれる可能性を考えると、少し怖かった。
 ……当の草間はバライティ番組を見て、笑っていたが。
「ようは聞かなきゃいいんだろ」
 突然草間はそう言葉を発して、シュラインに不敵な目を見せた。
 ああそうか、それでテレビを見たり、そのまま寝たりして、歌を聴かないようにしてるのか……。
 何も考えてなかったわけではないようだ。
 もっとも、自分で対処しようという気はなさそうだが。
 納得をして、シュラインも一緒にテレビを見ることにした。
 しかし――。
 その歌声は、テレビを見ているシュラインの耳には入らなかった。
 だけれど、草間の脳裏には響いていた。
 パン
 襖が乱暴に開け放たれる。
 食後の酒を楽しんでいた冥月が歌声を聞きつけて、戻ってきたのだ。
 振り返ったシュラインの肩に、重く何かが圧し掛かる。
「武彦さん?」
 声をかけても返事がない。
 草間が意識を失っていた。
 呼吸はしている。だけれど、いつものように、鼾をかいてはいない。
「冥月さん、女性は、裏庭の巨木で首を吊ったそうよ……」
 草間を抱きかかえながら、シュラインが言った。
 冥月は、裏庭へと飛び出す。
「よう」
 何もない場所。何も見えない場所に、冥月は語りかける。
 暗い木の前に立ち、冥月は闇を剣に変えた。
 見えはしない。だけれど、声は確かにここから響いてくる。直接、脳裏に。
「お前の鎖、断ち切ってやるよ」
 懐から取り出した聖水を剣に降りかけて――薙いだ。
 巨木が音を立てて倒れる。
 響いていた歌声が、消えた。

「武彦さん、武彦さん」
 シュラインはしきりに草間を揺するが、草間は一向に目覚めない。
 窓から戻った冥月は、シュラインの膝の上でなんだか幸せそうに眠りこけている草間をみると、つかつかと歩み寄り――。
「エロい夢見て、にやけてるんじゃない」
 と、往復ビンタをかました。
「あっ」
 シュラインが思わず小さく悲鳴を上げたほど激しく。
「……ってぇ!」
 草間が目を開いて飛び起きる。
「ん……? なんだ、夢の中のダメージが、肉体に響くのか?」
 草間は頬をさすりながら、不思議そうな顔をしていた。
 シュラインはほっと息をつく。
「で、どんな夢を見たんだ?」
 自分が殴ったことは言わず、冥月が軽く笑みを浮かべながら聞く。
「……往復ビンタの連発……」
 肩を落として草間は言った。
 エロい夢ではなかったようだ。
 シュラインと冥月は顔を合わせて笑い合った。
 ともあれ、すぐに目覚めてくれて本当によかった。

 その後、老夫婦と息子夫婦に、巨木を切り倒したことと、霊の柵を断ち切ったことを報告をする。
「あなたを傷つける人は、もうここにはいないわ。ここには、あなたのことを案じてくれている優しいお爺さんと、お婆さんがいるのよ」
 シュラインは切り倒された巨木の側で、女性に語りかけ祈りを捧げた。
 法名書いた札を立てかけて、盛り塩をする。
 そして、歌を流した。
 穏やかで優しい郷土の歌を。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【0086 / シュライン・エマ / 女性 / 26歳 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【2778 / 黒・冥月 / 女性 / 20歳 / 元暗殺者・現アルバイト探偵&用心棒】
【NPC / 草間・武彦 / 男性 / 30歳 / 草間興信所所長、探偵】
【NPC / 草間・零 / 女性 / ?歳 / 草間興信所の探偵見習い】

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■         ライター通信          ■
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ライターの川岸満里亜です。
『他力本願旅行(除霊編)』にご参加いただき、ありがとうございました。
明るい雰囲気で描けて、とても楽しかったです!
引き続き(旅行編)の方にもご参加いただけたら、幸いです。