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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


神の剣 宿命の双子 忍び寄る手

 地獄のある階層。業火と極寒が入り交じる矛盾した世界。
 そこにある黒光りする宮殿、その謁見の間で……、
 業火の王は激昂していた。
「まだ、あの二つを手に入れられるか!」
 謁見の間というと豪華絢爛な場所と思うが、この業火の王の間は其れではない。
 彼の癇癪により、無惨にそう言った飾りは炭か塵となる。

「陛下……」
 そこで、何者かが声をかけた。ふつう、将軍級の魔族でも、この癇癪を起こしている公に声をかける者は居ない。
「……なんだ、『運命繰り』か?」
 不思議に癇癪がおさまった業火の王。
 その運命繰りは彼の前にいない。念話なのか、いや、必ずどこかにいるはずなのだ。
「はい。そろそろ、かの者の心にくさびを」
「……どっちだ?」
「それは、夢で苦しむ方でございます」
「……そうか……よくやった『アズマ』」
「では」
 少し、羽音が聞こえた。

「さて、真の主、嘘の王よ、これでいいのですかね?」
 アズマは声なき声のようにか細く言う。
 ――権能を手に入れる瞬間が大事なのだよ。私は今動けないからね
「そうでございました。あの、乱による傷が癒えてないわけです」
 ――そう。クソ忌々しい暴力公爵が動き、あの世界の抑止が関わっていけば、隙が出来るわけで。私は其れを待つだけ」
「大公爵はどうなっておられる?」
 ――あの、引きこもりは傍観しているさ
 嘘の王の陰湿な悪口に聞こえるが心なしか、敬意はあるようだった。

 

 現実世界……物質界。
 美香が、変わった。
 いつもは屋上で孤独になっている。そう、1人で孤独になりたかったから。
 しかし、今では神聖都の生徒と徐々に話をしている。未だお互いぎこちない。彼女は元々元気な女の子であったのだ。
 勿論、影斬や草間その仲間の支えがあってのことだ。
「変わった事はよいことだ」
 影斬は大学校舎の屋上から、遠くにいる美香を眺める。
「ただ、開けた世界によって、大事なことを忘れていなければいいのだが」
「それは、観測者? 保護者として?」
「後者になりますね。弟子でありますから……」
 いつの間にか居るのは高峰。
 黒猫が鳴く。
「彼女なら気が付くだろう」
「問題は……」
「紀嗣です」
 美香が友達と話している間、遠くの方で美香を見ている弟が居るのだった。

 紀嗣は機嫌が悪い。
 美香が明るくなったのは良いのだが、こうも周りに囲まれていることが嫉妬になる。
「姉ちゃんは、俺と一緒にいればいいのに……俺とはかけがえのない姉弟じゃないか……」 
 校舎の壁を殴る。拳から血が出ると一緒に少し校舎がめり込んでいた。
 アズマは其れを見逃すはずはないのだ。
『やあ、紀嗣くん』
「!! おまえは!」
 どこからともなく、声がする。
 紀嗣は辺りを見て警戒するのだが、姿が見えない。
『君の心を聞かせて貰ったよ。嫉妬。いいねぇ。甘美だよ。そして独占も』
「お、お前には用はない!」
『いえ、私にはありますから、このアズマにはね』
 含み笑いもある。アズマの声。
『あなたの力で、要らないモノを燃やせばいいですよ? そう、過去のあのときに』
「……! 俺はそんな事したくない!」
『しかし事実です……あなたにはそう、その破壊しかな……』
 アズマが言い続けようとしたとき、通信が切断したかのように声が消えた。
「先輩?!」
 目の前に、影斬が見えない刀で何かを斬っていた。その何かは……蠅であった。
「大丈夫か?」
「……」
「アズマというのかアレは……運命繰りにして……、話術……力で押すあれではない……」
 影斬の言葉は冷たい氷のようであった……。
「一度戻ろう。草間さんと話をしよう……紀嗣?」

 しかし、影斬ははっと気づき……後悔する。

 紀嗣の心の奧の……闇、それが……激しく燃えさかっているのを。

 ――捕まれた!?
 
 掴むのは……業火の王。怒りと炎、冷気。
「お前の心、受け取った……」

〈緊急招集〉
 鳳凰院紀嗣を帰らせてから、織田義明は影斬として、友人を草間興信所に呼んだ。その場所には美香はいない。
「これは厄介なことだな」
 御影蓮也が腕を組んで、考える。
 応接室のソファにもたれかかり、天井を見て何か考えている御柳・紅麗がぽつりとこういった。
「……妬みは真の友情によって、媚は真の愛情によって、粉砕される」
 と、
「いきなりなんですか?」
 石神アリスは首をかしげた。
「どこかの偉い人が言った言葉だ」
「……其れは一理ありますが」
 零が淹れたコーヒーを持ってきた天薙撫子が、困った顔をする。
「相手はかなり用意周到、わたくしたちでは精一杯に心自体に触ることは出来ないかもしれません」
「……そうよね……」
 彼女の言葉に石神が頷いた。
「おいおい、じゃ? なに? 俺たちは何も出来なって訳?」
「落ち着け紅麗。撫子さんが言っていることは確かだ。俺が……完全解除しても、斬れるかわからない」
 御影蓮也が影斬を見た。
「……分かった。ただし、長時間運命を見るという力を触れていない。魂が、その小太刀に吸い取られる事もある気を付けろ」
 影斬は頷き、「あとで、儀式をする」と最後に付け加えた。
「……わかった」
 蓮也は頷きだまる。
「遅れてごめんなぁ〜。ちょう、いろいろあってね」
 あっけらかんとした関西弁のは神城・柚月が、イシュテナ・リュネイルとやってきた。
「……人の心、闇に堕ちるとはどんなこと?」
 義明の両肩(彼は座っている為)を掴んで、イシュテナは無感情で訊ねる。
「絶望や嫉妬、悪意に充ちる行為を起こすだろう」
「あなたが斬ればいいということは?」
「私自身が根元を斬れればいいが、其処まで関与できない……のだ」
「……抑止としての制限……?」
 イシュテナは項垂れる。
「そうだなぁ。彼奴の心は彼奴の物だ。確か、天空剣は人の心も斬るという技もある。しかし、習ってないな」
 蓮也が答えた。
「心の技、壊の技とされる暗黒天空剣だ。あれは、使えることは使えるが、私の権能外で封じている。かつて師は権能が対極・太極故に使えるのだがね。それは横に置き……、まずは外的干渉のアズマの術を解く。それがおそらく精一杯だ」
「……なら、俺の出番ということか……」
 蓮也が立ち上がった。
「? どういう風に?」
 イシュテナとアリスが蓮也に聞く。
「こいつは運命を……いや、数ある選択肢を読みとれる能力者だ。後々封印を解くのはそれだな。今は一寸した予知能力しかないが、完全解放すれば、ほぼ思い通りの未来を引っ張り出せる」
「たとえば……、紅麗が影斬に勝つという、まずあり得ないことも引き出せるわけだな」
「ああ、そう言うことなら分かり易いなぁ」
 草間武彦の例に、柚月が必要以上に納得していた。
「一生勝てない言い方、やめてくれよ!」
 苦笑する紅麗。ちなみに、連敗という方向性となっている。
「でも、美香様には伝えますか?」
 撫子がもう一つの問題をだした。
「伝えるべきだ。彼女の問題でもある」
 蓮也が即答した。
「……わかりました」
 撫子が頷いた。
「では、俺の案はな、こういう風に……」
 蓮也がどうやって紀嗣を救い出すか(手助け)を話し始めた。


〈弟の変化〉
 美香は、弟のことが気になっていた。
 紀嗣が顔面蒼白に汗をかき、いつもの元気ではなく、どこか、『歪』な声で、
「ただいま……」
 と、帰ってきたのだ。
「おかえり。どうしたの? 拳に血が……」
「……なんでもないよ……ちょっとすっただけ」
「うそ、何か堅い物を殴った……」
「放っておいて!」
 美香が弟の手を叩く。
「……!? 紀嗣!?」
 紀嗣はハッと我に返ったようになり、そのまま廊下を走って自分の部屋に入ってしまった。
「……紀嗣? どうしたの?」
 そして、家の周りが少し焦げていることに気付く……。
「まさか……暴走?」
 過去の忌まわしきこと。
 自分が、人と接することをやめ、紀嗣が神秘に対して拒否し、姉を想う用になった事件。
「……まさか、あのことの繰り返し? 私が、又人と接していたから?」
 全てに、距離をおいていた。
 それでも、紀嗣だけ……紀嗣だけは守りたかった。自分が夢を棄て、後継者になれば彼は自由だ。あの過去はこの後継者問題とは関係はないが『切欠』だった。それを、父は当時のことをあまり知らない。
 でも、今、どうしたらいいか分からない。出来ることは……自分に出来ることは……いったい……なんなのだろうと。
「あたしは……あたしは、今まで一体何をしていたのだろう」
 自己嫌悪に押しつぶされる。
 ――逃げていたからだよ。
「師匠?」
 過去に、そう言われた。
 あ、自分は何をすべきか……。それは、直ぐに見つかる物だった。
 全部独りでやる事じゃないじゃないか、と。

 彼女は急いで携帯をとり、師匠である男とその仲間〜自分にとってはかけがえのない友〜に電話をするのだった。


〈因果〉
「そうか、未完成の『因果の閃き』でアズマの術を斬るわけか」
「未完成だけど、紀嗣の心に直接みんなの声を届けられるようにする。紀嗣自身が掴みを振り解けるように、心に伝える事が出来る」
 蓮也の奥義『因果の閃き』。制限状態では使えない、因果を断ち切る業。
「その間隙が出来るので感づいた連中の足止めを頼みたい」
「でもどうするの? 乗り継ぐ自身に向けるん?」
 柚木が訊ねる。
「ああ、何処でも出来る。まあ、本人がいればいいのだけどね……」
 今、蓮也の目には様々な縁が糸のように入り交じってみている。其れは歪な世界であった。
「何処で捕まれたさえ分かれば、残滓だけでも何とかなる」
「便利ね」
 アリスは、呟いた。
 丁度、美香から電話がかかってきた。
「紀嗣が家に戻っている? しかも、様子が変か?」
『はい……、私はどうすればいいか……』
「……おちつけ、今向かおう。……美香からです。紀嗣は部屋に閉じこもっています」
「なら、完全に掴まる前に、おっぱじめよう」
 紅麗が、先に進む。
「……闇の堕ちた心……わたくしなら、何とか出来るかも知れない」
 アリスは、唇をかみ、呟いた。

 鳳凰院家の門から100m前。
「!?」
「あかん!」
 柚木と撫子が直ぐに術の印を結び、結界を張った。霊的プレッシャーや憎悪の波動が全員に襲いかかってくるところを結界で受け止める。
「周りに集まっていますね」
「えらい、怨念の数や」
 嫉妬に惹かれたのか、邪魔をするために出てきたのか、門の手前には、様々な悪鬼羅刹が待ちかまえていたのだ。神社と言うこともあり、中にまでは入っていないようだが。
「此処はわたくしと、柚木様で何とかします。道を作りますゆえ故、蓮也様、紅麗様!」
「ああ!」
「私も手伝おう」
 影斬が刀袋から、刀を抜く。
「義明さんはアリス様やイシュテナ様、美香様を!」
「……すまない」
「俺はこれで何としよう」
 草間が、『紅』を取り出した。銃器の中で最強再凶の呪物だ。
「いけ、小僧たち!」
 3人が一気に光と闇の波動を放ち、道を開く。
 そこで、紅麗と蓮也が、走り出し、悪霊や羅刹を斬り倒していった。
 影斬は『水晶刃』を振るって、イシュテナは、ウィル・オー・ウィプスを放って非実体の悪霊を消滅させていく。
「おいたはいい加減にしとき、承知せえへんよ!」
 柚木は殺る(やる)気満々で、術を発動していた。重力球が各所に現れ、実体化している魔物は潰されていった。

 門をくぐる紅麗、蓮也、アリス、イシュテナ、影斬。
「暑い……。いや、熱い……な。……もう立冬だぞ?」
 紅麗が汗を掻く。
 美香が、体に炎を纏って、こっちに走ってきている。
「先生!」
 そして、影斬に抱きつく。
「あたしが出来ることは……、これぐらいしか……。今の紀嗣に声は……届かないんです!」
 涙を堪えて彼女は言う。
 つまり、この炎と熱気は、彼女の力を使い、隔絶結界を張っていると言うことだろう。
(一寸俺、奥の手使えそうにないなぁ)
(あれか?)
 蓮也と紅麗はアイコンタクトで話をする。
(相性最悪とはこのことだろか?)
(違うと想うけどね)
 お互い苦笑した。
 イシュテナは首かしげるも、紅麗が気付き。
「美香ちゃん。大丈夫だ、俺たちが助け出す」
 ユニゾンする紅麗と蓮也。
「見栄も良いところです……と、言いたいですが、紅麗さんの力は、認めるしかないですからね」
 アリスはしれっと酷いこと言った。
「おまえぇ……って、それどころじゃないってな。部屋に案内して」
「……うん」
 美香は、5人を連れて行く。

 襖を隔てる先に紀嗣が居る。

 紀嗣は……、苦しんでいた。未だ彼は戦っていたのだ。
 只動かないことで何とか堪えている。
「人間にしては強情ですね……」
 ――ふ、所詮は未だ若い虫けら。そろそろくたばるだろう
「流石に我らはこの神殿(神社のこと)の神聖結界に入れない……難しい物ですね」
 アズマは言う。
 ――人の心など脆い。もう崩れるだろう
「そんな……俺は……俺は……おもちゃ……じゃ……でも、姉ちゃんは俺の……俺の……」
 ――崩れてきたな。

 そこで、大きな音がなった。
「其処までだ! 紀嗣! 今助けるからな!」

「人間の運命繰りのようです」
 ――動かすか……
 業火の王が、掴んでいる心を少し強く握った。

「うおおおおお」
 紀嗣の周りに業火が吹き荒れる。
 紅麗は術を展開し、冷気により業火を防ぐ! 影斬とイシュテナも術を行使した。
「あっつー! 俺が『氷』でよかったぜ!」
 紅麗が、美香を守って持ちこたえていた。
「姉ちゃん……は……おれだけの……」
「完全に操られているか! 其処まで弱いのかお前は! 嫉妬? 当然だ。それだけ大切に想っている証拠。その矛先を間違えなければいいんだ」
 蓮也が、構える。
「影斬さん……紅麗さん。私が……フルパワーで熱気を圧します」
 イシュテナが言う。
「……」
 2人は頷いた。
 水属性のイシュテナの属性最大放出。其れによって水蒸気が出来た。
 紅麗と影斬が暴走する紀嗣に向かって間を詰める。狭い六畳間が広大な戦場の様に広く感じた。
「はぁ!」
「押さえ込む!」
 2人で、燃えさかる少年を取り押さえる。そこで、蓮也が小太刀を構えていた。
「うおおお!」
 暴走状態の彼は、2人を振り払う。紅麗も影斬も吹き飛ばされた。しかし、美香が紀嗣に抱きついた。
「おねがい、元に戻って!」
「紀嗣さん! あなたがこのまま心の闇に堕ちたら、あなたは必ず美香さんに迷惑をかけるような事をしでかします、私が美香さんをコレクションに加えようとしたように……。だから紀嗣さんは絶対に心の闇に堕ちないでください、あなたのたった一人の姉のためにも!」
 アリスが、自分の過ちも告白し、必死に叫ぶ。
 そこで……。
「姉ちゃん……」

 ――心が抵抗するだと?
 王が驚愕する。

「見えた! 御影流、奥義の極『因果の閃き』!」
 紀嗣に向けて小太刀を素振りのように振るう。そう、これは人に当てる物ではないのだ。
 蓮也が、向こうとのつながりを断ち切った!

 一気に熱はおさまっていく。あるのは、散らばった本と倒れた本棚、机、襖だ。燃えてもない。
「……あ……」
 紀嗣は、そのまま倒れ込んだ。
「紀嗣……」
 彼は疲れ切った顔で寝ていた。
 丁度、撫子たちも入ってきたばかりであった。


〈さしのべる手〉
 紀嗣は入院している。精神的疲労が極度に達していること、あと神格暴走による灰化の調査だ。
「奇跡よね……灰化とヒビはないわ」
 加登脇美雪が言う。
「まあ、少しだけ向こうにコントロールは残ってそうだけど……。彼の精神が落ちついて、いれば些細なものかもね」
「やはりですか」
 影斬が、闇を見てみた。確かに未だ残っている。紀嗣とアズマと業火の王の接点。
「いずれ決着を付けるために……彼も美香も戦わなくては行けない……」
「そうね……」
 廊下を歩いていると和服美人の撫子がやってくる。
「みなさんがお待ちですよ」
「そうか……。状況を伝えて、安心させないとな」
「暢気に、たこ焼き食べてますけどね」
「ははは、彼ららしいな」
 影斬は笑った。
 三滝の時より凶悪であろう、敵。
 過去の事を聞かなければと想う義明であった。

「奢りとか言いたかったが不謹慎だな」
 蓮也がため息を吐いた。
「無事で何よりということでいいやん」
 たこ焼きを頬張る柚木。
「いただきます」
「あ、それ、うちの」
 イシュテナが彼女のたこ焼きを横取りしていた。
「しかし、石神。もう、わるいことすんなよー?」
 紅麗が、ペットボトルのお茶を飲んでアリス言う。
「……わ、わかってるわよ……反省してるんだから……」
 彼女はそっぽを向いた。
「まあ、義明がもう何もしていないと言う辺りで、信用できるけどね。それなら友達だ」
「……」
 紅麗の一言で、アリスは顔を真っ赤にした。
「お前ホントに、軽いな」
 今まで黙っていた美香がため息を吐いて、たこ焼きを食べていた。
「あまりその姿だと説得力がないぞ」
「……!」
 誰かが突っ込めば、別の誰かが突っ込むような、なんて事のない会話が続く。
「旨いか? たこ焼き」
 影斬が声をかける。
「美味しい……です。どうですか?」
 イシュテナが、にこりと笑った。
「ああ、後で戴こう……」
 影斬は美香を見る。
 それで、美香は何かを察した。
 場が、緊張に支配される。
「話します。あたしと……紀嗣の過去何があったかを……」

 さしのべられた手を取るように、助けを求めていた彼女。いま、其れを行うべきだと……彼女は思った。
 ――今まで逃げていたから……。いま、此処で私は……。


END

■登場人物紹介■
【0328 天薙・撫子 18 女 大学生・巫女・天位覚醒者】
【1703 御柳・紅麗 16 男 死神】
【2276 御影・蓮也 18 男 大学生 概念操者「文字」】
【7253 イシュテナ・リュネイル 16 女 オートマタ・ウォーリア】
【7305 神城・柚月 18 時空管理維持局本局課長/超常物理魔導師】
【7348 石神・アリス 15 女 学生(裏社会の商人)】

■ライター通信
 滝照直樹です。
 このたび『神の剣 宿命の双子 忍び寄る手』に参加して下さりありがとうございます。
 未だ完全解決とはいきませんが、紀嗣を少しだけ救えたことになっております。
 今後、美香が語る過去とは一体?
 さしのべる手があるからこそ、手に取り、打ち明けられると想います。

 では、又次のお話しで。

 20081111