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<パンパレ・ハロウィンドリームノベル>


数えぬ夜の残火ひとつ


 てん、てん、てん。
 唐突にひいやりとした空気が舌先を触り、ようよう夢から醒めた折のことである。
 醒めた?
 では、ここは転寝の。いいや、馴染んだ夜具裡の。あるいは旅先、厚い窓掛けを引き外光を呼びこめば見知らぬ竿縁天井に些かの混乱を味わうか。
 指が口唇をなぞる。
 その行為を認識こそしているが、己が手指にかかわらず、己が躰にかかわらず、感触も温度も重みもない。瞬くも、景色の途切れはない。
 裏腹、是は睡夢とも、数えぬ。

 ***





 鬼火、狐火、ジャック・オ・ランタン。ゆらりゆうらり浮き沈みを繰り返しながら、明るい町を目指し列が続く。
 万聖節を明日に控えて、今宵限りと死者たちがこぞって家々の窓を覗きこみ、扉を叩き、お決まりの文句を声を揃えて。
「トリッ――ああ、いけない」
 慌てて口許を押さえて、ヴィレムは無意識に町の方角へ踏みだしかけた足を戻す。トリック・オア・トリィト。ハッピ・ハロウィン。そこここで行われるやりとりに、家々をまわる愛らしいお化けたちのバッグはたちまち菓子で膨らんでゆく。
 死者やお化けといっても、そのほとんどは人間の子供たちの仮装だ。元来は魔除けの意を持っておどろおどろしい衣装を纏っていたが、昨今は子供たちが中心となって楽しむ催しの趣が強い。もらった菓子を自慢しあう子らの輝いた表情といったら。
「それはそれで、いいことなんだろうがね」
 嘆息しながら呟けば、傍らを気ままに浮遊していた鬼火がふいと近づいてくる。片手で追い払い、ヴィレムは潜んでいた樹の下から久方振りに歩きだした。

 今宵はハロウ・イブ。
 死者が舞い戻る夜。
 今宵はハロウ・イブ。
 死者が我が家の扉を叩く夜。

 節をつけて口ずさむ。ヴィレムはもう諦めて歩き続けた。
「ながく一人でいると、独り言ばかりになっていけない」
 嫌でも眩しい町の姿は視界に入りこんでくる。そのなかに青い屋根と、見事な花壇の窓辺を探している。
 その、彷徨わせてしまった視線の先。
 ――おや。
「珍しい死霊もいたものだ。君、東洋の怪異かね?」


 死霊に怪異、ときた。
 藤宮永は違わずその台詞が自分に向けられていることを知るに至り、すっかり“夢から醒めた”。
 己を幽霊の類に見誤ってくれた御仁は、其方様こそ、と称したくなるぐらいの蒼褪めた顔色の持ち主だ。褪めるといっても別段相手は怯えを含んでいるわけでも震えているわけでもない。切れ長の眼差しを若干丸くして、純粋にこの邂逅を驚いているらしい。
「死んでもいなければ、お伽噺の登場人物になった覚えもありませんが」
 面に乗せたのは苦みを過ぎらせた笑み。
 不躾な相手ではあるが、人の上に立つものであるならそういった態度が身についてしまっているのかもしれぬと判断した。男の身形はそう思うほどには整っている。
 対して、永の返答に相手はますます目を丸くした。
「しかも喋る。Dead men tell no talesは作用せぬ教訓か」
「解釈が異なるように思いますが……、それより、まずは私がしびとではないことを認めていただけませんか」
「では君は何者だ」
 何者か。
 当然といえば当然の問いに、改めて永は置かれた状況を顧みた。

 辺りは暗く暝い空間のただ中で。
 佇んだ男の姿がいやにはっきりと見えるのは、目が闇に慣れたせいか。
 景色で目立つのは遠く見える町明かり、そればかり。
 この場所は、と本来無用の眼鏡に指を添えれば、

 ――こらまたけったいな……格好いうより、此処自体が、
 ほんの微かな呟きに素色が覗くのも致し方あるまい。
 持ちあげた腕が視界に飛びこんで、そのあまりの白さに口の端ぐらいには表情の綻びがみえたやもしれない。
 肌色が白んだのではない。着物の長着の色合いが、晦冥に目映いシロそのもので、思わず全身を眺めなおすも、違和は深まるばかりである。長着に衿に見える襦袢も白、夏帯にあるまいに帯色も白と、畳紙との境は何処かとつらなる彩りに、顔には出さずに正直面喰らう。
 極めつけは左衽が上の重なり。左前である。
「そうか、これは失礼した」
 困惑に黙する永に男はその理由を別に見出したようだ。
「自ずから名告らずと一方に。我はヴィレムという。今宵と時を選ばずに、闇夜を渡りゆく者。先の無礼は容赦願いたい。己が言葉を語る死者には、もう数えられぬほどの『夜』を越していながら初めて逢うたのだ」
 だから自分は死者ではない。とよほど繰り返そうかと思ったが、この装いでは我ながら信憑性に欠ける。
 それよりもくどい挨拶のうちに反復された単語が気掛かり、そういえばこの男――ヴィレムが口ずさむうたの文句にもあった、
「今宵、というのは?」
「ハロウ・イブのことであろう」
 即答の名称も聞き覚えのない。ハロウ・イブ。言の葉の意を解字から探るのが習い性となっている身には、羅甸文字の羅列は咄嗟に意味を把握しかねる。しかし音と認識して、何度か口中で転がしてみれば、はたと思い当たった。
 今日は十月末日の。
「ハロウィン、ですか」
 そうとも、と応うヴィレムの声音はやや沈んだ。
 ハロウィンの夜に死者の装束。是は果然凶夢か、よもや黄泉路の中途というわけでもないだろう。……ないはずだ。
 考えを振り払うよう眼鏡の橋を押しあげて、ひとまず会話を続けることにする。
「先ほどは、なにかを探しておられたのではありませんか?」
 その過程で自分を見つけたような素振りであった。
「いや、探すというほどのものでもない」
「それでも、なにかは気になっているのでしょう」
 やや間を置いての頷きに、当面周囲を探るぐらいの動きしかできそうにないと判じた永は、一歩、そちらへ足を向ける。
「では、行きましょうか」
「どこへかね」
「あちらに見える、光の町へ、ですよ」


 町へと続く光の列にまぎれて、永とヴィレムは町へ入った。列の正体は、近づいてみれば子供たちの手にした角灯の揺らめく光で。それは町中でも変わらず、手に手に角灯と菓子の詰まった袋鞄を抱えた子供らが、はしゃいだ声をあげて駆けまわっている。
 石畳の道、煉瓦造りの家々、和装の自分はこの町では異邦人であるはずが、なにゆえかそう思わせない、不思議な場処だった。
 町を満たしているのはどこか橙色を滲ませたひかりの色だ。そこに懐郷の念を見てとって、永は我知らず首を振る。自分の体験を振りかえっての懐かしさではない。ノスタルジックと名づけて型に嵌めたくなる様式美の一種のように思われた。
「トリック・オア・トリィト!」
 口々に宣言する子供たちが、小さな手のひらを上向けてよこす。
 いくら駄菓子を好む永とて、四六時中袂に菓子を仕込んでいるわけもない。子供相手に口八丁と逃げきるにもどこまで通用するか。これは困った、と苦笑のままにヴィレムを振りむけば、これを、とどこから持ちだしてきたのか大振りの麻袋をわたされる。
「これは……中身はキャンディ、ですか」
「配り歩くといい。この町の夜では、必要なものだろう」
 そういうヴィレムは袋を永に預けて空いた両手をただ組ませている。
「ヴィレムさんは、ご自分ではお持ちにならないのですか?」
「ハロウ・イブにまつわる言葉には、関わらないようにしている」
 きっぱりといわれてしまえば然様ですか、とこたえる他ない。
 急かす子供の手に飴を順に載せてやり、ついでと終点のヴィレムの前にも差しだす。渋々といった風にひらかれた大きな手のひらに、赤い包装紙の飴玉をころりと落とす。
「我は菓子をもらわずとも、悪戯などしない」
「私一人を働かせているんです。少しは戯れに付き合ってくださいな」
 町では大人の姿は珍しいようだ。進む二人を囲むように、子供の群がりがたちまちできあがる。悪戯か菓子か、とは合言葉のようなものだが、実際にこの人数に一度に悪戯を仕掛けられたら堪ったものではない。
 言葉どおり労働の心持ちで、突きだされる手のひらに飴を載せていく。そうしながら、永は後ろのヴィレムを観察していた。子供たちの様子を見守っているようで、その眼差しはふらふらと落ち着きのない。町に入る前からのものだが、その傾向は強くなっているようだった。
 あらかた配り終えて、道を横に逸れる。どこかの家から夕餉の香りが、別の窓からはリュートの音色が洩れ聴こえ、通りの雑踏と雑じりあう。そわそわしい雰囲気は、祭り特有のものだ。
「皆さん、楽しそうですね」
「ああ」
「きれいな町並みですね」
「ああ」
「また生返事だ。いい加減、その視線の先を教えてくださいませんか?」
 じっと覗きこむ永の黒瞳は凪いだもので。穏やかな光を宿しているのになんの流れも読ませぬ様は、落ち着くような居心地悪くなるような、不思議な底の知れなさだった。このときのヴィレムにはもっぱら後者の効果を齎した。
 諦めたようにひとつ吐息を落としてから、ヴィレムは持ちあげた手で迷わず、一点を指した。


 石造りのゆるやかな階段を、永の後ろ、三段ほど空けてヴィレムはついてくる。
 遠くから見えた青い屋根は、暗がりに耿々たる町明かりを受けて鮮やかにも思えたが、こうして近づくにつれその印象を大きく違えた。周囲の闇に融けこむに障りない、落としきれぬ黒が、屋根とかぎらず家全体を陰鬱に覆っている。
 辿りついた鉄製の門には錆が浮く。触れる場所を誤ったなら容易に欠け落ちてしまいそうな脆さだ。永は手を伸ばしかけ、背後のヴィレムを振りかえった。
 蒼褪めた男は、そこで立ち尽くしていた。
 泣いているのでも、笑っているのでも、憤っているのでもない、手にした紙片が風に舞い、拾おうと腕延べる無意識下の自然さで、眼前の家屋を見つめている。組んだ腕から覗く指先にさえも、彼はどの種の動揺も読み取らせなかった。
「お知り合いの、家だったのですか」
 お互いしばしの無言ののち、どこかでカサリと転がる朽葉の音を契機に、永は言葉をかけた。
 疑問というには語尾は平静、だからこそヴィレムの口からも存外するりと答えが返る。
「どの季節にも、花が咲いていたよ」
 示す家の窓辺には、なるほど大小様々の植木鉢。本来そこから溢れる色彩は、薄闇のなか歪な陰影をかたどるのみである。
「一日中籠もっているくせに、窓硝子はいつ見てもよく磨かれていた。来訪者があれば劇場のような天鵞絨の窓掛けを僅かに引いて、裏から入れと手招いた」
 そのときの記憶を、そのときの自分の行動を、なぞっているのだろう。ヴィレムの視線は窓から門扉、小ぢんまりとした庭を巡って裏口の方向なのか右手の奥で留まる。
 釣られるように永も眺めて、途中でやめた。往時を知るには、それらの姿は枯れ果てている。罅割れる窓も、破れる窓掛けも、雑草の生い茂る庭も、かつてを偲ぶには酷に過ぎるように思われた。なにも知らぬ己なら、なおさら。
 ただ眼を逸らすかわりに、永は凝ッとして、冷たい風の行き交う空間を切り取るように脳裡に収めた。
 ヴィレムはもう、歩きだしていた。


 青い屋根の家は小高い丘の住宅地にあった。来た道を戻り、町中を過ぎ、町を出て、ところはヴィレムと出逢った暗闇へ。やはり、町の明かりは目に辛いほどの色合いだったのだろう、くらりと微かに眩暈にも及ばぬ感覚が襲う。眼鏡を外して眉間を揉んでみるが、どこか白茶けた視界は変わらない。これは、覚えのある心地だ。
 ここまでヴィレムは一言も喋らなかった。
 永も、何事か考えている彼の思考を邪魔する気にもなれず、また永は永なりに思うことあって、黙っていた。先ほどから、ヴィレムのうたが、ずっと身の裡のどこかで響いている。

 今宵はハロウ・イブ。
 死者が舞い戻る夜。
 今宵はハロウ・イブ。
 死者が我が家の扉を叩く夜。

 慣れたとはいいがたい、白衣の着物を見下ろして。もしほんとうに自分が死者なれば、と仮定の話を妄想してみる。伴侶はまだない。ならば実家の門を叩きに戻るか、西の言葉で話すことができる気の置けない友人の許を訪ねるか。
 ――どれもぞっとしない話やな。
 だがヴィレムは、戻ったのだろう。迷いの末に。数えきれぬ夜の末に。
「そういえば」
「なんだ」
 唐突な永の言葉に、ヴィレムは町へ向けていた視線を戻す。
「私は藤宮永と、申します。ヴィレムさん」
 まだ名を告げていなかった。
 案の定ヴィレムは、丸くした目を瞬かせている。
 永は彼の様子を眺めながら、ハロウィンの伝承を思いだしていた。ハロウィンの南瓜といえば、ジャック・オ・ランタン。鬼火伝説に起因する彼の名と伝承はしばしばウィル・オ・ザ・ウィスプのそれとも混同される。ウィル・オ・ザ・ウィスプ。松明持ちのウィリアム。二度の生を生きるも改善されぬ悪徳から、天国へも地獄へも行けず、永遠に彼岸此岸をさ迷い続ける男の名。
 そうして。
 ヴィレム――Willemは、英語でいうならばWilliamといったところか。
「そうか、フジミヤか。憶えておこう」
「次逢うときは、ずいぶん先のことになるとは思いますが」
「そうなることを、我も願う」
 なにかの予感が、ヴィレムにも先刻から訪れているようであった。
 それはあの青い屋根の家の無人をたしかめたときからずっと曳いている感覚で、眼前の青年がいつの間にやら手にした筆と紙を、穏やかな気持ちで見つめていた。
「あの家の主について聞くのは、不粋というものですかね」
 ヴィレムは笑う。永も微笑を深くした。
「わかっているのなら聞くな」
「『冥土の土産』に聞きたいなと、ふと思ったものですから」
「いっただろう、『死者はなんの物語も語らない』」
 悪戯めいた笑みで口にする。死人に口無し。どのような罪を着せられようとも既に彼岸にある者には一切の弁明がかなわぬ。
「さて。語られる悪行は濡れ衣といいますか」
 ヴィレムは三度わらう。そうしてしっかりと閉じきった口を指ししめす。死者たる彼は、もうなにをも語らない。
 永もそれ以上言葉を重ねることはせず、左手にひたと懐紙を押しつけ、墨を含ませた筆をそろりと運ぶ。
 周囲はもう真ッ暗闇で、玻璃をとおして見透す世界のなんと不確かなことよ。
 背後に存在していたはずの町明かりさえ、もう届かない。いいや、もうそこには無いのだろう。そろそろと侵蝕する常闇の気配に、永も抗うでなく、身をまかせる。
 その前の、一仕事。
 短く鋭い吸気と、一刹那。
 ――「祓」うのでもなく、「滅」するのでもない。今の彼には、それらは既に要らぬもの。自分ができるのは、すべきなのは、もう二度と彼を迷わせぬことそれだけだ。
 明かりのない常世のなか、一息に筆を走らせる。
「導」の一字。
 訓のとおりの道引くは、定められた一本の筋。ヴィレムが見えていながら辿れなかった、本来誰しもが向かう道の一。
 筆を離せば字は揺らぎ、垂れるでなくむしろ渦巻き、凩のごとくヴィレムを目指し駆け吹いた。やがて風は青白の光を纏う。光はヴィレムを包んで、彼をも白光のなかに取りこんでゆく。
 炎のようだ、と眩しさに目を細めて永は思った。見つめていることができないほどの、シロさで、彼の顔は、表情は、はたして、くらりと、あゝこの感覚は、やはり。
 ――あだなし夜の、終焉だ。
 眠りに落ちる自我を遠く眺めやり、永はようよう、夢現の境を自覚する。輾転。





 ***

 午後にあった書道教室は自分にしては異様な生徒数だった。
 主に一般向けの教室の指導を担当している藤宮永だが、同日、同会館で開かれる予定だった子供向けの教室を併せて受け持つこととなったのだ。そちらの教室の講師三人のうち二人が揃って風邪で来れなくなり、残りの一人と生徒の保護者から頼みこまれ、大会議室での賑々しい開講の運びとなった。

 目覚めた瞬間に、そこまでの記憶を引きだして、永は身を起こした。
 暦を確認せずともわかる、今日は霜月朔日。子供向けの教室を担当したのは昨日の出来事だ。はっきりいってしまえば、疲れ果てた。教室帰りに予定していた買い物もすべて取りやめて帰宅して、風呂も夕飯もそこそこに床に入ったのだった。微睡んだ記憶もない。夢も見ないほどに深く寝入った――はずだ。
 目許に懸かる髪を掻きあげ、すっかり冬隣の冷えた気を食む。視界に入る腕には、木綿の寝間着、藍色の。……
 子供たちは、やけに褒美を自分に乞うた。永には馴染みのない習慣だ。別の講師から耳打ちされて得心はいったものの。
「お年玉やなし、なんの義理もあらへん相手にタダで菓子配り歩くほど善人とちゃうしなあ」
 というのが、本心ではあった。
 十月三十一日、ハロウィン。もう過ぎてはいるが、次の教室の日程はどうであったか。
「こない数の飴ちゃん、どないせえ言うんやろか――」
 ぼやく口調はしかしどこか楽しげで。
 枕元には色とりどりの飴玉が、悪戯な小さな手のひらを待ちわびて、散っている。


 <了>


━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

■東京怪談 SECOND REVOLUTION
【6638/藤宮・永(ふじみや・えい)/男性/25歳/書家】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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 初めまして、香方と申します。この度はご参加ありがとうございました。
 藤宮さまの設定を拝見し、やはり和風でいきたいなあと思い、文章も意識したものにしてみましたがいかがでしたでしょうか。
 なんだか予想よりしんみりとした話になってしまって申し訳ないです……これハロウィンですよねセーフですよね。
 少しでもお気に召すところがございましたなら幸いです。

 藤宮先生はまた子供たち向けの書道教室の予定はおありでしょうか?
 花丸代わりの飴玉の、数が足りればいいのですが。