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<東京怪談ノベル(シングル)>


穴があったら入りたい


 好奇心‥‥‥‥
 それは、人が成長を遂げるためには必要不可欠なものである。
 古来より、人は好奇心のお陰で様々な物を生み出してきた。
 器が欲しいからと木や石を削り、やがては土をこねるようになった。
 食べ物を探し、それまで見た事もないような物を口に入れた。
 触れれば火傷をする炎を、生活に利用した。
 その全てが、人の好奇心によって生み出された物だ。器用な手先を駆使し、進化した思考を回転させ、思いついた事、やりたい事を試行錯誤の末に実行し、成功してきた。
 それが人間の歴史である。
 全てが良い結果をもたらしたわけではないが、とりあえず大まかには良い方向に行っているだろう。たぶん。
 まぁ、良い方向に向かっていると信じるとして‥‥‥‥これまでの歴史が証明するとおり、人は好奇心を持っているからこそ様々な物を調べ、知識を探求し、普通なら近付かないような場所すら探索する。
 ‥‥‥‥だが、肝に免じておかなければならないことがある。
 好奇心で、身を滅ぼす事もある。誰も近付かない場所に好奇心で近付いた場合、何が起こった所で不思議ではない。“到達した最初の一人”には、必ず“未知”という危険が付きまとうのだ。
 人間は、それを幼少期から学んでいく。怪我をしたり怒られたりしながら、危険を察知する能力を身に付ける。それは好奇心を消していく行為でもあったが、身の危険を去らす要因を取り除こうとするのは、間違った行為ではないだろう。
 だからこそ、大人になれば“未知”の場所や物が如何に危険かを知っている。
 見慣れぬ物や場所を探求するにも、入念な準備をしてから行うものなのだが‥‥‥‥

「おお! これは‥‥‥‥なんだか“洞窟”って感じですね!」

 ここに、大人とも子供とも言えそうな少女が居る。
 彼女の名は、ファルス・ティレイラ。特技は火炎魔法な、好奇心旺盛な十五歳である。

「仕事も終わりましたし、暇なんですよねぇ‥‥どうしよっかなぁ」

 ティレイラは、洞窟の入り口で「どうしようどうしよう」と右往左往している。
 配達屋で生計を立てているティレイラは、この日、久々に大口から入った荷物を持って飛行していた。荷物の中身は分からないが、なにやら大きな荷物。依頼主からは「見るなよ。中身を見るなよ‥‥爆発しても知らないからな!」などと念を入れて依頼されていたため確認出来なかったが、とりあえずそんな感じの荷物。
 支払いが良かったので、この日は余分な仕事は入れずに午後は休みにしていた。前払いのお金で外食でもしようかなぁなどと考えながらのんびり飛行していたティレイラは、ふと、目の端に奇妙な違和感を覚え、降り立ったのだった。
 ‥‥‥‥そこにあったのは、まるで隠されるように開いている洞窟の入り口だった。
 入り口を隠すように蔓が伸びていたので、少しだけ手で掻き分けてみる。洞窟の中は真っ暗で、生物の気配はない。試しに足下の小石を投げ込んでみると、カツンカツンと、かなり深い所にまで転がっていく音がする。

「‥‥うずうず」

 ティレイラの中に潜んでいた好奇心が、ここに来てうずうずと疼き始める。
 ただ深いだけの穴ならば、まだ興味の対象外だったかも知れない。しかしティレイラは竜族であり、そして魔法の修行を積んでいた。魔力の探知は得意分野で、洞窟の奥から漂ってくる濃厚な魔力の気配を嗅ぎ取り、ニヤリと頬が綻んだ。
そして今の状況となる。
 『穴があったら入りたい』と言う言葉がある。
 普通は、赤っ恥をかいた人が「身を隠したい」と言った意味合いで使う言葉で、本当に穴には入れというわけではない。
 ないのだが‥‥‥‥しかし、目の前に穴があったら入ってみたくなるのも人の情だろう。なんて言うか、子供が押し入れとか物置とか、ああいう所に何故か入りたがる衝動的な欲求。特に意味はないのだが、どうしてか暗く、狭く、先の見えない場所に入ってみたくなるのだ。
 たとえ魔力の気配が漂う怪しい洞窟であろうとも、やっぱり入ってみたいものは入ってみたい。

「どうしようかなぁ」

 そんな衝動を前に、ティレイラは洞窟の入り口の前で右に左にとウロウロしている。
 ティレイラの心情を現しているかのように、翼はピコピコと激しく上下に揺れ動き、足は「レッツゴー!」とばかりに洞窟に向かい、「いや、師匠に報告してからの方が‥‥」と引き返す。
 これが大人なら、まず引き返すだろう。
 ティレイラが見つけた洞窟の周りには、立て札一つ無い。些細な洞窟であろうとも、子供が勝手に入らないように注意書きの一つでも用意されている物だ。それが無いという事は、この洞窟には誰も踏み入っていないと言う事になる。
 加え、洞窟とは当然ながら真っ暗である。懐中電灯が都合よく手元に無ければ入りたくても入れない。
 だから、うん。こういう場所を見つけても、普通は入ろうなどとはしないのだが‥‥‥‥

「ま、いっか。面白そうだし♪」

 その程度の問題は、魔法で解決してしまうティレイラだった。
 入り口は、まるで草木に隠れるようになっていた。入り口に掛かっている蔓を掻き分け、入り込む。洞窟の入り口は見た目よりも広く、身を軽く屈めるだけで、岩にぶつかることもなく入る事が出来た。

「ほいっとな♪」

 指先から魔法で光球を出現させ、洞窟の中を照らし出す。光に照らされた洞窟は深く、下へ下へと続いていた。

(ふふっ。これはお楽しみの予感♪)

 ‥‥‥‥恐怖など微塵もない思考。
 坂道のように下へ続いている洞窟を下り続け、ティレイラは「ほぅっ」と声を上げた。

「すごく広い‥‥‥‥こんな洞窟初めてかも」

 ティレイラの周囲にフワフワと浮いている光球は、洞窟内を満遍なく照らし出している。
 入り口付近こそティレイラが歩く程度で精一杯だったが、奥に進むに連れてどんどん広くなっている。今では天井(厳密には天井とは言わないが)まで、優に三メートル以上の高さがあるだろう。横幅も、両手を広げたティレイラが二人は軽く並べる幅がある。
 お陰で、翼を広げて飛翔する事さえ可能だった。
 足場が不安定な場所、一部だけ陥没していて落とし穴のようになっている場所、鍾乳石が立ち並んでいる場所‥‥‥‥そんな危険地帯を、ティレイラは飛翔して飛び越えていく。
 これがテレビゲームだったりしたら、制作者から「マップを飛び越えるなよ!」と怒られそうな勢いだった。

(‥‥‥‥結構深いなぁ)

 洞窟に入ってからそれなりの時間が経ったと思うのだが、未だに底には辿り着かない。
 魔力の気配も、今ではうまく感知出来ない。いや、感知は出来る。しかし奥へ進めば進むほどに魔力は濃厚になり、四方八方から気配が漂ってくる。もはやどの方向が魔力の大元かすら分からなくなっていた。

「あれ‥‥ゴール?」

 と、ティレイラが洞窟探検に飽きてきた頃、ようやく終わりが見えてきた。
 それまでも広かった洞窟だが、とりわけ開けた場所に出る。見回してみても、さらに下へ行く道は発見出来ず、この広場がこの洞窟の終着地点なのだと判断出来た。

「すごい綺麗な場所‥‥‥‥」

 洞窟探検が終わりを告げたというのに、ティレイラには不満の表情は微塵もない。ただ目の前の光景に目を奪われ、ティレイラはカメラを持ってこなかった事を悔やんでいた。
 洞窟の終着地には、広場の半分は埋めてしまいそうな池が広がっていた。
 どうやら湧き水が溜まって出来たらしく、それほど底までは深くない。湧き水の透明度は非常に高く、波紋が広がっていなければ、そこに水があるなどとは思わなかっただろう。
 池のあちこちからは、真白い鍾乳石が立ち並んでいた。池の中だけではない。見回すと、あちらこちらに大小様々な鍾乳石が立っている。見上げると、美しく伸びた鍾乳石がぶら下がっていて、中には蛇のように曲がりくねり、奇妙なオブジェと化している物すら点在していた。
 ‥‥思わず目を奪われ、言葉をなくす。
 こんな光景、テレビでしか見た事がない。ここまでの感動、最近は味わっていなかったのではないだろうか?
 ひとしきり感動に打ちのめされた後、ティレイラはハッと気付く。
 もしかして‥‥‥‥自分は、かなりとんでもない場所を発見してしまったのではないだろうか?

(テレビとかは面倒ですけど、師匠にここを教えれば‥‥‥‥)

 褒めてくれるかも知れない。そう思うと、ティレイラの頬がニヤリと歪む。
 ふふふ、これは良い物を見つけました。こんなに綺麗で魔力を溜め込んでいる場所を師匠に教えてあげれば、向こう十年分ぐらいは褒めてくれるかも知れません。私の扱いも一気に変わって、もしかしたら必殺技とかも教えて貰えるかも‥‥‥‥
 そう思い立ったが吉日。ティレイラは迷うことなく持ってきていた水筒を取り出すと、残っていたお茶を全て飲み干し、軽く池の水で濯いでから池の水を汲みに掛かる。
 目の前にしてハッキリと分かる。この洞窟の魔力の源は、この湧き水だ。
 恐らく霊脈の通り道とか、溜まり場なのだろう。詳しい事は分からないが、魔力を含んでいる以上は研究素材にも使えるはずだ。
 土産話よりも、こうしたお土産を持っていった方が師匠の興味を惹くだろうし――――

「ちょおっと待ったぁ!!」
「うひゃっ!?」

 突然背後から声を掛けられ、危うく池に落ちそうになる。
 危うい所で体勢を整えて、ティレイラはドキドキと跳ね上がる胸を押さえ、驚かしてきた張本人に振り返った。

「人の家の水を勝手に汲まないでくれる!」

 そこには、まるで妖精のような小さな子供が浮かんでいた。
 水色の髪。真白い肌。大きな目。小柄な体型に女の子らしいワンピース‥‥‥‥体が半透明である事を除けば、どこからどう見ても人間の女の子だ。人間の女の子は宙に浮いたりなどしないが、見かけだけなら女の子だ。
 普通、真後ろに少女が浮かんでいれば、怪訝な表情で注視した後、悲鳴を上げる事になるだろう。しかし残念ながら、ティレイラはこの程度の現象で驚けるほど、一般的な生活を送ってはいなかった。

「うわっ! 可愛い♪」

 思わずにやけ、「キャー♪」と黄色い声を上げてしまう。

「え? そう? ふふん。どうやらあたしの魅力に‥‥ってコラ! 話を逸らすな!」

 ティレイラの言葉に胸を張る少女は、水筒に水を汲んでそそくさと帰ろうとするティレイラを怒鳴りつける。
 呼び止められ、ティレイラは「むぅっ」と呻いてしまった。
 湧き水の魔力の影響か、少女からは凄まじい魔力が感じられる。竜族であるティレイラほどではないにしろ、妖精や精霊としてはかなり上位な存在だろう。
 一刻でも早く水を持ち帰りたいティレイラにとっては、そうそうにお別れしたい相手である。

「この湖の精霊様を無視して帰ろうとするんじゃないわよ! あとその水を返しなさい」
「無視はしてないですよ。師匠に一刻でも早く、この水を渡したいだけです」
「だからダメだって! あたしが許可しないよ!」
「何でですか? 水ぐらい良いじゃないですか。減るもんじゃないし」
「物理的に減ってるでしょ!」
「湧き水なら勝手に湧き出て来るじゃないですか!」
「ダメなの! この水はあたしの水なの! 勝手に持っていくなんてダメ!」
「それじゃあ、許可下さい。お願いします」
「やだ」
「結局ダメなんじゃないですか! ‥‥‥‥あ、もしかして毒水とか?」
「まさか、一口飲んだら元気ハツラツ! 一週間は寝なくても疲れないわね!!」
「すごい効果ですね‥‥‥‥じゃ、貰っていっても良いですか?」
「い、や、だ♪ あんたみたいな怪しい奴に、一滴だってあげないもん」

 互いに主張を曲げず、声を張り上げて問答する。
 この洞窟の精霊は、翼を持ち、角を生やしているティレイラを警戒しているらしい。それとも単に、滅多に現れない客人を警戒しているのか‥‥‥‥たぶん両方だろう。こんな洞窟に訪れる人間がいるとは思えない。
 しかしだからと言って、理由らしい理由も告げられずに「水を持って行くな」では納得出来ない。ここは洞窟だ。鍾乳石を壊すなとか、貴重な生き物を殺すなと言われればティレイラも素直に謝り、従っていただろう。
 だが、「水を持っていくな」とは‥‥‥‥少しぐらい良いじゃない! と思ってしまっても仕方がない。

「こんなに一杯あるんだから、良いじゃない!」
「良くない! ここにある水は、全部あたしの水だもん!」
「独り占めする気なの!」
「そうだよぉ、羨ましいでしょ!」
「うわっ、開き直った」
「こんなに美味しい水だもん。誰にもあげないよ」

 精霊は意地になっているのか、一歩たりとも譲ろうとしない。
 精霊や妖精は、霊的な土地や物から生まれる存在だ。それだけに、自分が生まれる要因となった土地や物には、必要以上に固執する。壊され汚されでもした日には、それこそ火のように怒り出して苛烈に人間を責め立てる事もある。
 ‥‥‥‥それでも、理由もなく水すら渡さないとなると‥‥‥‥
 流石のティレイラも、ムッと眉を寄せて意地になる。
 こうなったら、絶対にこの水を師匠の元まで届けてるんだから!

「もう! じゃあ、どうすれば分けてくれるんですか!?」
「え? そうだねぇ‥‥‥‥欲しい物もないし、とりあえず魂くれる?」
「嫌ですよ!」
「じゃ、諦めてね♪」
「むむぅ‥‥もういいです! 帰りますから」

 ついに堪忍袋の緒が切れたティレイラは、水筒に水を入れたままで洞窟から抜け出そうと、身を翻す。そもそも、ティレイラは修行中の身ではあるものの、竜族であり数々の魔法を習得している。精霊程度に後れを取るような事はない。
 強行突破をしようと思えば、いつでも出来たのだ。

「ちょちょちょ、待ちなさいよ!」
「ベーッだ!」
「なによ! そう来るのなら、こっちだって‥‥‥‥!」

 精霊も頭に血が上っていたのだろう。
 精霊は頭上に手を翳し、突然巨大な魔法陣を出現させる。自然から生まれた精霊は、人間とは違い呪文の詠唱や準備を必要としないため、呼吸をするかのように魔法を使用する事が出来る。
 まして、ここまで魔力が溜まった洞窟だ。
 精霊がちょっと手を加えるだけで、恐ろしい力を発揮する。

「え? なになになに!?」

 思わぬ力に、ティレイラの顔に焦りが浮かぶ。
飛翔して逃げようとしていたティレイラの頭に、無数の水滴がぶつかり、それは段々と勢いを増していった。最初はただの水滴だと思っていたものが瞬く間に土砂降りの雨のようになり、重さに耐えきれずに地面に落とされてしまう。

「むきゅぅ‥‥」

 滝に打たれたら、たぶんこれぐらい痛いんだろうなぁ、と思いながら倒れ、ティレイラは顔を上げる。滝のように降りかかってきた水は、ティレイラが倒れた瞬間に解除され、すぐに動けるようになっていた。

「ふふん。あたしの強さを思い知ったか」

 精霊は得意げにティレイラを見下ろし、不敵な笑みを浮かべている。
 ‥‥‥‥しかし、ティレイラもこの程度では終われない。
 滝に打たれた程度がなんですか! こんなの、師匠の悪戯に比べたらなんでもありませんよ!

「ふふふ‥‥やりましたね。では、次は私の力を見せて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あれぇ?」

 立ち上がり、精霊に笑みを返しながら得意の火炎魔法を繰り出そうとしたティレイラは、自身の異変に気付き、唖然とする。
 魔法が出ない。と言うより、魔力が出ない。洞窟に入る時に出していた光の球も、今では少しずつ光量を落としていっている。
 ‥‥‥‥それだけではない。
 ティレイラは、足先から少しずつ石へと変化していっていた。

「な、何で石になってるんですか!?」
「うん? ここの水を飲んだり浴びたりした動物は、みんな石になっちゃうんだよ」
「さっき“元気ハツラツ”とか言ってませんでした!?」
「あ、それあたし限定。迷い込んできた動物とかに飲ませたら、みんな石になったよ。まぁ、すぐに戻るんだけどね」

 精霊は楽しそうに言う。
 この洞窟の水には、生物を石へと変化させる魔力が籠もっている。精霊が飲んでも何ともないのは、精霊は“生物”ではないからだろう。水に籠められている魔力だけを自分の体に吸収しているため、精霊は体の調子が良くなるのだ。
 ビキビキと足先から膝、腰、胸元まで石化する。
 不思議と、“石になる”という事には不安を感じなかった。普段から師に石にされているからだろう。嬉しくもないが、どうやら慣れてしまったらしい。

「それじゃあ、お休みなさい♪ この水だけは返して貰うね」

 ヒョイと、簡単に水筒を奪われる。水筒を持っていた手も石に変わっているため、抵抗する事など出来るはずもない。

(うう、師匠へのお土産が‥‥‥‥)

 自分の安否よりも、むしろ水を取られた事が悔しい。
が、どうする事も出来ない。
 胸元を通り過ぎて首、鼻、目、そして頭の先まで石化する。意識は遠退き、耳には精霊の微かな声が届くだけ。それすらも、すぐに聞こえなくなっていった。

「うーん、また微妙なオブジェが出来ちゃったね」

 石化したティレイラに、精霊は「七十点」と点数をつける。
 口も動かせないティレイラだったが、次にここに来る時には、もう少しお洒落してから来ようと誓うのだった‥‥‥‥








 ちなみに‥‥‥‥‥‥
 数日後、ティレイラは洞窟の外で目を覚ました。
 石化したままで運ばれ、外に放り出されたらしい。幸いにも雨に打たれたり、壊されたりはしていないようだったが‥‥‥‥
 全身に無数の落書きを施されていた事に気付いたのは、数日間失踪した事へのお仕置きをされる段階に入ってからだった‥‥‥‥






●●ATOGAKI●

 凄まじくお久しぶりです。メビオス零です!
 今回のご発注、誠にありがとうございます。シナリオはいかがでしたでしょうか? もう少し精霊とあんなバトルやこんなバトル、ボケとツッコミの応酬をさせてみたかったのですが、ちょっと自重させて貰いました。
 穴があったら入りたい‥‥‥‥子供の頃、押し入れとか倉とか色んな所に入っていたのは良い思い出。洞窟? あったら入ってみたいですね。準備を万端に整えて。準備も無しに入っていくのはちょっと‥‥‥‥だって暗いんだもん。ティレイラさんの真似は出来ません(て言うか、しちゃいけません)。
 精霊とのやりとりですが、「子供の我が儘ってどんな感じかな?」って思いながら書いていました。子供って、必要だからとか、理由が無くても欲しがるんですよね。そして妥協しないの。何でなんでしょうね?
 では、そろそろこの辺で‥‥‥‥
 作品に対するご指摘、ご感想、ご叱責などがございましたら、是非ファンレターで送って下さい。叱責でも、届くだけでも励みになります。今後の参考にもさせて頂きます。遠慮容赦なくどうぞ。
 では、またのご機会がありましたら頑張らせて頂きます。この度のご発注、誠にありがとうございました(・_・)(._.)