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獣の気持ち、人の気持ち
海原 みなもの人の良さは、家族だけでなく友人間においても有名である。
まず、困っている人々を放っておくことが出来ない。自分に出来る範囲ならば手を貸し、何ら利益として返ってこないことでも救いの手を差し伸べる。
しかし反面、押しに弱いところもある。
誰にでも救いの手を差し伸べる‥‥‥‥そんなお人好しなところに付け込まれ、厄介事に巻き込まれることも珍しくない。アルバイトの代理や、とても人が集まるような条件が組まれていないボランティア。奇抜な格好で人を集めるような仕事も、顔を晒すような内容ならば店員だってしようとしない。そんなアルバイトを勧めてくる人々。仕舞いには拝み、頭を下げて頼んでくる。そうなるとみなもは断ることが出来ず、ついつい引き受けてしまうのだ。
今日のこの日、みなもが研究所を訪れたのも、そんな頼まれ事だった。
「お久しぶりです海原さん」
「こんにちは」
研究所に出向いたみなもを向かえたのは、もはや顔馴染みとなりつつある研究員だった。
みなもが訪れた研究所では、主にペット用品の開発、研究を行っている。ペットとなる動物達を対象とした餌や遊具、飼い主を対象とした“動物の心が分かる首輪”や“動物の気持ちになれる獣耳”など、様々なペット用品を世に送り出してきた有名な研究所だ。
父親から熱心に頼まれ、みなもは週末、学校帰りにこの研究所に立ち寄りアルバイトをすることになっている。金曜日の夕方から月曜日の朝までのアルバイトで、アルバイトの期間は最大でも一ヶ月だ。
‥‥‥‥現在は、このアルバイトの二週間目。
一週間目の時には仕事の内容に驚き、戸惑ってしまったが、それももう慣れてしまった。研究所の更衣室に入り、手渡された肌触りの良い毛皮を撫でさする。
(これは‥‥‥‥慣れてしまっても良かったのでしょうか?)
自分に問いかけ、苦笑する。
みなもに手渡されたのは、全身に動物の毛皮のような獣毛が満遍なく生えている全身タイツと獣耳、それと獣の手足を模した手袋とブーツだった。手袋とブーツには弾力性を徹底的に追求された肉球と、堅い爪が再現されている(しかも、爪は肉球の中に収納可能でした)。タイツから伸びる虎のような長い尻尾は、いつまでも撫で回したいほどサラサラだ。
獣耳は、カチューシャのように頭に装着するようになっている。バンドの部分は薄くてほぼ無色透明。鏡に映しても全く見えないので本当に頭から耳が生えているようにも見える。全身の毛皮も耳も、茶色よりも肌色‥‥と言った感じだろうか。どちらも肌触りは絶妙で、これがクッションの類ならば大喜びでいつまでもモフモフと抱き抱えて転がっていただろう。
(やっぱり、これは気持ちがいいですね♪)
毛皮を着込んだみなもは、タイツの毛皮を撫で回した。毛並みの流れに沿って、手で何度も何度も撫で付ける。こうしていると、毛を逆撫でられて怒る猫の気持ちがよく分かる。毛皮の流れに沿って撫でられると気持ちがいいのだが、流れに逆らって撫でられると毛が引っ張られて痛むのだ。不思議と、みなもはそれを感じていた。初めて着た時、研究員に逆撫でられて痛かったことを覚えている。
(ととっ、余り時間を掛けていられませんね)
我に返ったみなもは撫でていた手を止めると、早々に獣耳とブーツ、首輪に手袋を装着する。ブーツの肉球が床に圧迫されてプニッと凹み、足の裏が刺激されて心地いい。しかしそれを堪能している暇はない。肉球付きのブーツは大きく、バランスが取りにくい。案の定、みなもは「あわわわわ」と手をバタバタと振り回した後、四つん這いになる形で倒れ込んだ。
(やっぱり、この足だと立てませんね)
獣のように四つん這いになりながら、みなもは猫のように座り込み、鏡を見つめる。
そこには、完全に獣になりきったみなもが居た。人間らしい部分と言えば顔の一部だけで、タイツの毛皮は身体のほとんどを覆ってしまっている。
みなもは鏡に映った自分を見ながら、ピコピコと尻尾を動かしてみる。
尻尾はまるでみなも自身から生えているかのように自由に動き、とても作り物とは思えない。試しに尻尾で床を叩くと、トントンと尻尾の先に床がぶつかる感触が伝わってくる。ちょうど、お尻の少し上に尻尾が生えているような感覚なのだが、そこから伸びた尻尾の感触が直に伝わってきてくすぐったい。
テクテクと四つん這いで歩いてみる。獣の格好をしているからか、違和感がない。普段人間のままでこのような歩き方をしていては背骨が痛くなりそうだが、不思議と疲れは感じない。むしろ、この歩き方こそが本来の歩き方であるかのように感じ取れる。初めて着た時は歩くことで精一杯だったが、今では人間でいる時よりも速く走り回れるほどだ。
(‥‥‥‥‥‥)
獣となった自分をしばし眺める。
そして一言‥‥‥‥
「にゃ〜ん」
頬に赤みが差す。
人間のままでは絶対に言えないなぁ、と苦笑じみた笑みを浮かべる。
だが、今の人と事で‥‥‥‥スイッチが切り替わった。
こんこんこん
「――――?」
「にゃ! にゃーん!!」
可愛らしい声を上げ、みなもは研究員に答えていた。
ガチャリ。更衣室の扉が開く。肉球付きの手袋を嵌めたみなもでは、ノブを回すことが出来ないため、外に出る時には研究員に開けて貰わなければならないのだ。
「――――――――」
研究員が何かを言っている。声を掛けられても、何を言っているのかは分からない。
みなもはキョトンと目を瞬かせ、「すいません。もう一度言って頂けませんか?」と口にする。しかしその言葉は、研究員には「にゃにゃん?」としか聞こえない。みなもは自分で自分のと言葉を理解し、研究員にも分かるように話している。だがそれは、あくまで分かるように言っている“つもり”なだけであり、実際には通じていない。みなもの言葉は口から紡がれる段階で猫のような鳴き声に入れ替わり、脳はその鳴き声を言葉として理解する。
「うぅ‥‥なんて言う破壊力」
不思議そうに首を傾げるみなもに、研究員は怯むように後退りし、みなもから顔を背けて口を隠した。思わずにやけてしまった表情を修正し、「オホン!」と咳払いをしてみせる。
「あー、言葉なんて分からないだろうけど、ついて来てくれないかな」
「にゃん♪」
研究員に懐いているのか、みなもはスリスリと足下に寄り添いながら、危なっかしくも研究員についてくる。
(この子、そのうち戻れなくなるんじゃないだろうな?)
研究員は足下をついてくるみなもを蹴飛ばさないように気を付けながら、半ば本気で心配し、もう半分で喜びガッツポーズを決めていた。
一週間前、みなもにアルバイトの説明をした時、研究員達はちょっとした細工を施していた。
仕事の業務内容は、獣の気持ちになれるようにと様々な工夫を凝らしてある衣装を着込み、その着心地を体感しながら人間と動物の精神の違いにより発生する負荷と、肉体に及ぼされる影響を調べるための物だと説明した。わざと小難しい用語を取り入れ、出来る限りみなもに詳細な内容は分からないようにと努めたため、みなもには内容を理解することは困難だったはずだ。
何しろ、人間の精神に多大な負担を掛けることになるのは目に見えているのだ。なるべく当人には気付かれない方が、波風が立たなくていい。
そうしてみなもに研究の趣旨を説明したところで、具体的な仕事を教えた。毛皮を着込んだ後には、人間の言葉ではなく動物の言葉を話すこと。つまりは、言葉ではなく鳴き声で会話をしてくれと言うことだ。他には研究所で飼っている動物や、研究員と動物として接すること。仕草も出来る限り他の動物を見習うことなど、様々なことをみなもに念を押しながら語っていく。
‥‥‥‥この時、部屋の隅でこっそりと焚いていた香により、みなもは僅かながらに眠気を覚えて揺れていた。極々浅い眠気は、決して本格的な眠りを呼び込むことはない。ただ、意識が薄ぼんやりとするだけだ。研究員の話を聞くのに支障はなかったが、不思議と話の内容を思い返すことが出来なかった。
そんな業務説明を、二度、三度、四度と繰り返す。
浅い眠気を覚えさせながら、少しずつ研究員の言葉を刷り込んでいく。適度な眠気は研究員の言葉を記憶させず、何度も行われる説明にも違和感を覚えさせずにみなもの心を浸食する。獣の衣装を着込むことでスイッチが入るように設定し、研究員好みの可愛らしいペット‥‥ではなく実験動物が出来上がるように細心の注意を払って調整する。
‥‥‥‥そうして繰り返すうち、現在のみなもが出来上がった。
動物の衣装を身に纏ったみなもは人間の言葉を解さない。獣の如く走り回り、仕草を覚え、研究員達にも懐いて擦り寄ってくる。
そんな可愛らしいみなもに、研究員は本来の目的も忘れて抱き締めそうになった。
「はっ! 俺は一体何を‥‥!」
「にゃん?」
「落ち着け! 落ち着くんだ俺!! この子はあくまで実験に付き合ってくれているだけのアルバイトであって、俺たちのペットでも何でもないんだぞ! だからほらいくら可愛らしく擦り寄ってきても抱き締めたり撫で回したりあんな事やこんな事はしちゃいけないんだからお願いだから抱きついてこないでぇぇぇええ!!」
「にゃにゅん♪」
自らの欲望が呼び起こす葛藤に悶え苦しむ研究員を無視し、みなもは研究員の肩に手を乗せ、顔を懐にすり寄せる。それは猫や犬が飼い主に構って欲しいがために行う動作その物だったのだが、研究員にはそれが求愛の行動であるようにしか思えなかった。
‥‥‥‥錯乱しているからこその誤解だったのだが、錯乱しているために誤解を誤解として認識出来ずにいる。同じ廊下を歩いていた他の研究室の研究員は、頭を抱えて身悶えしている研究員を怪訝な目で見つめながら避けていく。身悶えする研究員の評価は、秒単位で奈落の底へと直下していった。
「もうダメだ! 耐えきれない!!」
研究員は叫び、抱き付いていたみなもの肩を掴むと‥‥‥‥!!
「どっせい!」
「にゃ!?」
ガチャリと研究室の扉を開けて、その中にみなもを放り込んだ。
ばたんと扉を閉める。
危なかった。もう少しあのまま抱き付かれたままだったら‥‥‥‥理性が持たなかっただろう。白昼堂々獣っ子に襲いかかるなどと言う犯罪行為に走れば、まず間違いなく現行犯逮捕され実験動物の仲間入りを果たすことになっていただろう。危ない危ない。研究員は額から流れてきた汗を拭い、ホッと一息つく。
と、そこに――――
「やぁ、お楽しみでしたね?」
両目を嫉妬に燃やしながら、研究室主任は、安堵している研究員の肩に手を置いた‥‥‥‥
●●●●●
‥‥‥‥研究員が悲鳴を上げている頃、研究室に放り込まれたみなもは、「ニャーニャー」と扉に向けて鳴き続けていた。
「あのー、いったい何なんですかぁ?」
遊んで欲しかったのに、引き剥がされて研究室に放り込まれてしまった。ブーブーと不平を言いながら、みなもは歩み寄ってきた友人に顔を向ける。
‥‥そこには、一匹の可愛らしい猫がいた。
みなもが放り込まれたこの部屋は、研究員達が研究のために飼っている動物達の飼育室の一室である。ペット用品を開発しているだけあって、動物達が好む餌や遊具のモニターとしての動物は絶対に必要だ。なるべくストレスを与えないよう、この部屋には遊具まで揃えられている。
現在は夕刻、夕食を食べ終わり、数匹の猫達がお皿を片付けに来た女性研究員達と戯れている。
「にゃーん」
「にゃにゃ?」
「にゃにゃんにゃん」
‥‥‥‥会話は成立していない。
暗示が掛けられているとは言え、みなもには猫の言葉は分からない。猫にとっても、猫を“真似てみただけ”のみなもの言葉は、理解することは出来ない。
しかし互いに声を掛け合っている二人(二匹?)は、とても満足そうに「にゃんにゃん」「にゃーんにゃん」と話し合っていた。
「ぐふっ! も、もうだ、め‥‥‥‥」
「寝たらダメよ! 気をしっかり持って!」
その光景を見ていた女性研究員の一人が、鼻血を出して昏倒した。
もう一人の研究員が、猫の相手を放り出し解放に掛かる。しかし倒れた研究員を心配してみなもが駆け寄ると、「こ、来ないでぇ!」と身を竦ませた。
「な、にゃぉん?」
悲しそうに涙を目尻に湛えるみなも‥‥‥‥
次の瞬間、女性研究員はみなもの身体を抱き締めていた。
「ああ、ダメ! ダメなのよみなもちゃん! 私達は、あくまであなたを研究材料の一匹としてしか見ていないのよ! だからあなたにそんなに迫られると情が移っちゃうからダメだって言っているのに耳を舐めないでぇぇぇぇえ!!」
「にゃふん」
研究員の耳をカプリと甘噛みし、みなもはモフモフと満足そうに喉を鳴らした。
研究員の言い分など聞いてはいない。だって獣だもん。言葉など伝わらないのだから、言って聞かせて分かるはずもない。ただ研究員が自分を抱き締めてくれたことが嬉しくて、こうして応えているのである。
「ああ、もうだめん♪」
これ以上はない至福の時間を体感したと、後に研究員は述懐した。
しかしその至福の時間は、さほど長くは続かなかった。ものの数分と立たずに女性研究員は「きゃふん」と至福の笑みを湛えたままで昏倒した。それは「もう死んでもいい」を貫きすぎた結果なのか‥‥‥‥
みなもは倒れた研究員に追い打ちを掛けるように、「にゃーんにゃんにゃん」と肉球でプニプニと研究員の頬を叩く。爪を引っ込めているため、傷付けてしまうようなことはない。しかし肉球のプニプニとした触感は、研究員の遠退いた意識を更に地平の彼方に追い遣り、宇宙の果てまで放り投げる。それだけの途方もない威力を示された研究員は、気絶しながら「ぐふっ」と鼻血を吹き出し、動かなくなった。
「大丈夫か! くそっ、なんて事だ!」
「担架を持ってこい! まったく、あれほど海原さんと一人で会ってはいけないと言ったのに‥‥!」
「ねぇ、みなもちゃんがこっちを見ているわよ!」
「目を合わせるな! 甘えられたら終わりだぞ!」
「そ、それでも私は‥‥‥‥」
「ダメだ! そっちへ行くんじゃない!」
「にゃん? にゃぁぁ〜ん」
「あふん♪」
「また一人やられたぁ!」
みなもに抱き付かれ、唇をペロペロと舐められることで、また一人の女性研究員が倒れ伏した。
しかし女性が倒れても、みなもの追撃は収まらない。ペロペロと顔を舐め、胸に顔を埋めて「にゃんにゃん」と鳴きながら甘え続けている。それは周囲で倒れた者達を解放している研究員達にも確実にダメージを与え、ついには二人、三人と被害を拡大させていく。
その被害は、実にみなもが二回目のアルバイトを終了す月曜日の朝まで続いたのだった‥‥‥‥
●●●●●
「あの、皆さん、本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよぉ。海原さんが気にすることはありません」
月曜日、研究所でのアルバイトを終えたみなもを見送りに来た研究員達の一人がそう言った。
現在のみなもは、既に学校の制服に着替えて暗示からも抜け出している。そのみなもが真っ先に驚いたのが、研究員達の憔悴しきった表情だった。
顔は若干貧血気味なのか、少しだけ青みが差している。ヨロヨロと蹌踉めいているのは血が足りていないからなのか‥‥‥‥しかしみなもを見送る姿には、どこか大きな仕事をやり終えた後のような満足げな雰囲気が漂っている。
「でも、凄くお辛そうなんですけど」
「ただの徹夜疲れですから。眠れば治りますよ」
嘘だった。
動物化し、甘えん坊となったみなもの相手をしているうちに体力を消耗し尽くして倒れる者が続出し、みなもに懐かれた者達は次々に鼻血を出して倒れたり、みなもに襲いかかって(同僚に)殴り倒されたりして退場する羽目になったのだ。
特に、お風呂やトイレの世話をすることになった女性研究員達の被害は甚大だった。裸の付き合いの最中に「にゃふん!」と襲いかかられては‥‥‥‥じゃれつかれているだけなのだが、妄想が先走りあっさりとノックアウトされてしまう。動物を愛しているがためにペット用品の研究所に就職した彼女達だったが、まさかここまでの至福の時間を過ごせるとは思わなかったのだろう。今でも彼女達は研究所の医務室に通い詰め、「時々、中学生ぐらいの女の子が動物に見えてくるんです」と医者に相談している始末である。
「そうですか‥‥‥‥ご無理はされないで下さいね?」
「うん。海原さんもね」
事情を知らないみなもは最後まで研究員達を案じ、バスに乗って去っていった。
それを最後まで見送り、研究員達は憔悴しきった顔で溜息をつく。
疲れ果てた顔。みなもが来るたびにこんな状態になるのでは、研究員達もすぐに限界を向かえてしまうだろう。
みなものアルバイトは、残念なことにわずか二週間で終わりを――――――――
「さぁみんな! この三日間で撮り溜めたみなもちゃん特集を編集するぞ!」
「おー!」
終わりを告げることはなく、むしろ一ヶ月と言わずに二ヶ月、三ヶ月と延長しそうな気配を見せている。
‥‥‥‥この研究所は、まだまだ成果を上げるだろう。
主に、獣っ子に異常な愛情を燃やす研究員達に支えられて‥‥‥‥
Happy ending?
●●あとがきと見せ掛けて猫が大好きな私の談義●●
あけましておめでとうだにゃん♪ メビオス零ですにゃん♪
‥‥‥‥‥‥正気に戻りました。見苦しいところをお見せして、申し訳ございません。
お正月に、田舎の祖父の家に行ってきました。猫がいました。犬もいました。引っ掻かれました。噛み付かれました。私はもうダメかも知れません。
猫、大好きです。もう、小さければ小さいほどいい。特に毛並みが生え揃って間もない頃は手の平サイズで‥‥‥‥た、たまらん!
なのにさぁ、何で? 何で大きくなったら引っ掻くの? 私が嫌い? 嫌いなの? 何で私が手を出すと「しゃーっ!」って威嚇するの? すっっっっごく怖くてもはや手も出せません。犬は懐いてくれたのに‥‥‥‥噛まれたけど。でもあれですよ。好きな子には悪戯したいんですよ。だから手を噛んだり私が抱えようとすると華麗にバックステップで回避したりするんですよ。もう泣きたい。何で私と遊んでいる時にばかり通常の三倍の速さで動くんですか!
‥‥‥‥この話には、そんな私の色んな想いが混じっています。公私混同です。主に研究員になりたい。動物に懐かれたいよぉ‥‥‥‥そんな想いが飛び交ってます。
まぁ、そんな話はおいといて‥‥‥‥
今回のお話はいかがでしたでしょうか?
もう少しみなもさんの活躍を描いた方が良さそうでしたが、獣化しているみなもさんは動物的な動きしかしませんからねぇ。どうなんだろう。次がありましたら暴れるかも知れません。それぐらいが動物でしょう。たぶん。
作品に対するご意見ご感想ご叱責などがございましたら、いつも通りファンレターとしてお送り下さい。いつも、本当にお便りありがとうございます。これ以上嬉しいこともないですよ。
では、またのご発注がありましたら頑張らせて頂きます。
何より‥‥‥‥今年もよろしくお願いします! (・_・)(._.)
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