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<東京怪談ノベル(シングル)>


悪意潜む街角で。

 案外知られていないことだが、この世に『テロ組織』と呼ばれる集団は、自称から他称まで含めれば、結構な数が存在する。暴論で言ってしまえば、1人ならただのテロリストだが、2人になればテロ組織のカテゴリに分類され、そうして実際に活動するかどうかはともかく、自身がテロ組織だと名乗った時点で、それはテロ組織となるのだ。
 そんな、言葉遊びのような曖昧な定義が成り立ってしまう程度には、この業界(?)と言うのは有象無象で。規模も実力も、そこらの交番のおまわりさんや、勇敢な市民レベルで事足りる連中から、文字通り国家の威信をかけて軍隊を投入せねばならぬほどの集団まで、様々に存在し。

「任務だ、水嶋」

 ぱさり、と。
 重厚なマホガニーの机の上に、いっそ無造作に放り投げられた書類に記載された連中は、どちらかと言えば後者である。水嶋・琴美(みずしま・ことみ)ほどのプロフェッショナルになると、そういったキナ臭い連中は直感というか、名前を聞いたり見たりしただけでもピンと来るものなので、逆にあまり細かい組織の名前は覚えていないものなのだが――そんな琴美ですら、見覚えのある相手。
 細い指で、投げ出された書類を取り上げた。破壊活動を専門にしていたのだったか、バイオテロリズムだったか。それは記憶に定かではなかったが、確かな事はただ、日本というごくごく狭い地域を活動拠点としているにはいささかあまりあるほど、かの組織が有名だと言うことだ。
 書類に目を走らせる、琴美を見ながら司令がゆっくりと机の上で両手を組み、口を開いた。

「これはうち――と言うよりは、余所からお前指名で回ってきた依頼だ」

 かの組織を危険視し、監視している組織は琴美の所属するものを含め、数多く存在する。敵も、味方も。その理由は様々にあるだろうが、琴美たちの組織や、それに類する組織が彼らを監視している理由は、その人数に比例して余りに強力な武力に依った。
 構成員は少数精鋭。誰もが重武装で恐ろしく腕が立ち、噂に寄れば単身で事に当たったとしても、某国の小隊程度なら簡単に撃破できるのではないか、と言われている。

「全身は各国の戦場を渡り歩いた、プロフェッショナルの傭兵――でしたか」
「よくある事だ。本物の戦いを知った者の中には、戦い求めずには居られなくなる者が現れる。‥‥それだけの連中だよ」

 琴美の言葉に、司令が端的に切り捨てた。司令がそう言うならば、そうなのだろう。琴美はそう判断する。
 この世には少なからず、血を知ってしまった結果、血に飢える者が、居る。そうして血を求め、『戦争屋』になるのならば可愛いものだが、たいていはそのレベルで収まらない。
 血に飢える者は、与えられた『平和な』戦場だけでは満足できず、必要以上に血を流す事を求め、たいていは粛正の憂き目に会う。そこで終わるもの、そこから辛くも逃れて身元を偽り、新たな血をも止めるもの、それは様々で。
 この組織の連中は、後者だと聞いている。ただ血を求めるために行われるテロリズムは、ただの暴力に過ぎない――否、どんな高邁な思想であろうと、手段を選ばない戦いはただの暴力と言えるだろうか。
 琴美自身は高潔な思想も正義感も持ち合わせていなかったが、『建前』としての正義なら理解できる。そうしてそれ以上に――

「水嶋。こいつらのくだらない正義を打ち壊してこい。いつも通り、な」
「――畏まりました。身の程を知らない方達には、速やかに退場を願ってきますわ」

 当たり前の口調でそう命じた司令に、琴美は必要以上に体のラインを強調してしまうタイトなスーツ姿で、びしりと背筋を伸ばして艶やかに微笑んだ。司令が、琴美が決してこの任務をしくじったりしないことを当たり前に信じていることが嬉しく、そうしてその信頼を一身に受けている己が誇らしかった。
 司令がくだらないというなら、間違いなく、それはくだらない正義なのだ。琴美は自分の判断以上に、司令の判断を信頼している。もちろん、琴美と司令の判断が異なる事などほぼ、あり得ないと言っても良いのだが。
 琴美はそうして、優雅さを感じさせる丁寧な礼をして、司令室を後にした。それから、すっかり頭の中に叩き込んでしまったテロ組織の情報を思い起こし、どうアプローチするのがもっとも効率がよいか考える。
 少しして、どうにも体調が優れないので早退をさせて欲しい、と表向きの上司に願い出た琴美は、真っ青な顔色――もちろん、相手がよほどのプロでない限り決して見破られない特殊メイクの効果だ――を心配されながら職場を後にしたのだった。





 琴美の実力を、何かに例えることは難しい。琴美は彼女と対等にわたりあえるような実力者を知らなかったし、そんな相手がこの世に存在しているとも思えなかった。
 幼い頃から、琴美は周りのものと比べてはるかに卓越した戦闘力を持っていたし、それを存分に活かす為の戦闘技術も徹底的に、この上なく完璧に叩き込まれている。そうして出来上がった、琴美という暗殺者は、いつの頃からか女性的な魅力を眩しいほどに醸し出すようになった魅惑的な肢体とあいまって、一種独特の魅力を放っていた。
 かつん、とヒールの高いロングブーツを鳴らし、琴美は前を大きく開けたダウンコートを冬の風になびかせながら、繁華街の人ごみを縫って歩く。清楚にも見える美しい容貌と、対照的にグラマラスな肢体のギャップに、すれ違う男がことごとく琴美を振り返るが、歯牙にも掛けない。
 琴美にとって、街を歩けばこうして注目の的になってしまうのは、日常茶飯事だった。いつの頃からだろう、気が付けば琴美はただそこに居るだけで、男性の眼差しを――時には全身を舐め回す様な不愉快な視線を、一身に浴びていた。
 それでも、その事実自体が琴美を傷つけた事は、ない。そんじょそこらの男には、琴美を力づくでどうこう出来るような実力はないし、この肢体がいざという時には武器にもなる事を、くの一の末裔として育てられた琴美は理解していたからだ。
 理解、していたけれどもそれを必要としない程度に、琴美は実力を持っていたが。くの一であれば戦闘技術と同様に叩き込まれる閨の技は、琴美には最初から必要のないものだった。
 世を忍ばねばならない身でありながら、人の目を惹き付けずには居られない肢体。それを利用する術を、琴美は理解しているし、そうして激しい戦闘になれば本来は不利にしかならない、女性らしさを強調する豊かな胸元も、琴美の実力を持ってすれば何のハンデにもならない。
 かつ、かつ、かつ、かつ――
 賑やかな街角に、琴美のロングブーツの音が響く。それと共に振り返る男達と、嫉妬のような眼差しで振り返る女達。
 くすり、知らず琴美は艶やかな笑みを浮かべ、唇の端を魅惑的に吊り上げた。
 今の琴美は街を歩くのに相応しい、華やかな装いをしている。ふわりと広がるタイプの膝丈より少し短い巻スカートに、下から伸びる形の良いほっそりとした足は膝上までの編み上げブーツ。羽織ったダウンコートの下には琴美のグラマラスな肢体をこの上なく強調する、少しきつめのブラウス。
 颯爽と冬の冷たい風になびく黒髪は艶やかで、一目見ただけで肌をさすような寒さも忘れてしまうほど、琴美はひどく華やかだった。とはいえ琴美は当然、わざわざメイクを駆使してまで仮病を用い、遊びに出てきている訳ではない――れっきとした任務の為だ。

(狙う場所など、あまりないはずですけれども‥‥)

 眼差しだけを優雅に動かしながら、ショッピングを楽しんでいる風情で、琴美はあちら、こちらと『その場所』を探して回る。殲滅を命じられたテロ組織――そのターゲットとなっているのがこの、首都圏でも屈指の繁華街だった。
 一見すれば一体何の意味があるのか、という気がしないでもないが、こう見えてこの繁華街にはその筋では有名かつ重要な、政界や財界にも影ながら影響力を持っているとされている、とあるNPO団体の本部がある。そうしてそれが紛れもない事実であり、かのNPO団体が潰されれば世界情勢は大きく揺らぐだろう事を、琴美や司令、そうして組織は理解している。
 だから、狙い目としては悪くない。だが、いきなり真正面から武装して乗り込み、制圧をかけるような愚かな真似を、かのテロ組織が行うとも思えない――その程度の組織ならば、最初から琴美達は警戒などしない。
 生え抜きの武力が自慢の組織である以上、最終的にそこに訴えるだろう事は疑いはないにせよ、まずは陽動としてこの街全体に騒ぎを起こすはずだ、と琴美は踏んでいた。それは司令の見解でもあった。
 絡み付くような男達の視線を涼やかに流しながら、だから琴美は街を歩き、自分ならどこに仕掛けるかを考えながらターゲットを探す。不自然ではない程度に紙コップの珈琲を買ったり、街頭の商品にちらりと目をくれることも忘れない。
 そうして――琴美ならば確実に、まずはここに陽動用の爆破物を仕掛けるだろうと、確信した街角にその男は、居た。
 そこそこ人通りがあり、けれどもだからこそ人目のない瞬間も時折存在する、スクランブル交差点。並の腕なら難しかろうが、琴美ほどの腕があればブーツの紐を直すふりをして、十分に爆弾を仕掛けられる。
 そこは、そんな場所だった。そうしてそこでまさに、ばら撒いてしまったチラシをあたふたと拾い集めているアルバイト風の青年が、捜し求めていたターゲットであることを琴美は悟った。
 琴美が悟ったように、青年もまた、琴美の正体を悟ったようだった。眼差しが鋭くなり、素早く辺りを確かめる。そうして驚くほどの素早さでチラシを回収し終わると、表面上は気の良い風で声をかけてきた。
 手には、カモフラージュのチラシ。

「お嬢さん、うちの店に興味ある? 案内しようか」
「――お願いしますわ。随分な自信家ですのね」
「いやぁ」

 チラシを受け取りながら、くすり、笑った琴美に照れたように青年は笑った。チラシには聞いた事もないヘアサロンの名前と、一週間後にオープンするという事、サービス、それからもっともらしい連絡先と地図が書いてある。
 この地図の場所がこの街には存在しない事も、この連絡先がでたらめに過ぎない事も、琴美には一目瞭然だった。それをまた、青年も悟っているだろう。さすがは琴美達を始め、数多の組織がこぞって監視するテロ組織の構成員――と言うべきか。
 それでも、琴美はこの青年が自分よりも格下である事を、本能で悟っていた。決して己の実力への過信ではない。冷静な判断として、彼我の実力は歴然として居た。

「お嬢さん、強いね」

 ふいと、細い路地を曲がればすぐにそこは、人目も届かない薄暗い空間が広がっている。そこで、人の良さそうな仮面をかなぐり捨てて、剣呑で凶暴な表情を浮かべて舐めまわす様に琴美を――その女性らしく、魅惑的な肢体を見た青年に、ええ、とこともなげに頷いた。
 それは誇張でも何でもない、ただの事実だ。琴美は強い。誰に言われるまでもなく、それを自覚している。
 だから艶やかに、当たり前に頷き、微笑んだ。

「貴方も、それなりにお強いですわね。――残念ですわ」

 無造作にダウンコートを脱ぎ捨て、巻スカートを剥ぎ取りながら、そう言った。もう少し実力があれば、彼は琴美に対立しうる実力者になったかもしれない。けれども今の彼は、そうではない。
 そんな、哀れみすら込めて言った言葉に、その感情に、青年は気付いたようだった。ふん、と鼻にしわを寄せて唸り、今やすべてのカモフラージュを捨ててその正体を現した、琴美の様子を観察した。
 ダウンコートの下から現れたのは、半袖の様に短く袖を切り、シャツのように腰に少しかかるぐらいの長さで丈を切った、不思議な形の着物だ。細い腰をきゅっと締め上げ、ウエストを強調している帯は、一見してもひどく柔らかで、伸縮性に優れているのが良くわかる。
 袖から覗く腕は艶かしいほどに白く、気をつけて居ても思わず視線が吸い付けられてしまいそうだった。細く、握れば容易く折れそうな腕は、けれども青年の目からすればきちんと適切に筋肉が付き、戦うことのみに特化したそれである事が、解る。
 同じ事は、巻スカートの下から現れた下半身にも言えた。変わらず編み上げブーツに覆われた足は、けれども巻スカートの下に隠されていた、僅かに露出した太ももに食い込んださまを見るとひどく、背徳的に映る。腕と同じく艶かしく、清楚でありながら淫靡な妄想を掻き立てずには居られない白い肌に、ぎゅっときつく食い込んだ編み上げブーツは、彼女を戒める鎖のようにも映った。
 ごくり、喉を鳴らす。無意識に。戦い以外には興味のない彼が、思わず屈服させたいと感じ、それ以上の妄想を頭に過ぎらせずにはいられないほどに、魅惑的な女。
 舐めるように、全身を見回す。隙を見つけるためだったけれども、それはいつしか値踏みするような眼差しに変わる。ほっそりとした太股をサポートするのであろう、ぴったりとしたスパッツに覆われた腰。ふるい付きたくなるそこは、ミニのプリーツスカートで覆われて居るが、隠されて居ないも同然に見えた。
 そうして――着物という、ひどく無防備な着衣で覆われた上半身。強引に暴けばすぐに中から零れ落ちてきそうなほど、豊かで、それでいて形の良い胸元は、普通に着物を着るよりは少し大きくはだけて居て、そうして中から黒いインナーが妙に扇情的に肌に張り付いているのが見えた。
 魅了的な女。それで居て、強者の匂いをプンプンと漂わせた、女。
 蠱惑的な唇が、青年を誘うように動く。

「他の仲間が、どこにいらっしゃるのか――身体に教えて頂きますわね。もちろん、探せば済む事ですけれども、あまり手間は掛けたくありませんの」
「と、言われて教えると思うかな。俺もお嬢さんがどこの組織の人間か、興味があるな――身体に聞けば、教えてくれるのかな」

 琴美の言葉を受けて、ニヤリと笑った青年に「さぁ」と意味深に微笑んだ。同じ言葉を紡ぎながら、お互いの意図する所がまったく異なっていることは明確で――けれども、琴美には彼に勝つ自信があった。
 自信、というのは少し、違うかも知れない。琴美にとって、青年に勝つのはむしろ当たり前の事実で、どちらかと言えば如何に殺さず情報を引き出すかの力加減の方が手間が掛かる、と思う程度の相手だったから。
 とはいえ、完璧にこなして見せる自信はあった。それに間違って彼が死んだとしても、自らの言葉通り、捜せば済むだけの話だ。本拠地の場所など、すでに抑えてあるから聞き出すまでもない。
 かつん、と編み上げブーツの踵を、鳴らす。それが合図だと、お互いに解っている。
 お互いに掛け声すらなく、無言で地を蹴った。腐っても、その思想がたとえ血に迷う醜悪なテロリストであったとしても、青年は確かに戦いを糧に生きている男なのだと、解る。それほどに俊敏で、重い一撃だった。
 けれども、琴美にとってのそれは酷く遅い。傍から見れば目にも留まらぬ速さで肉薄し、的確に急所に打ち込んできた拳を、舞うようにあっさりと避けた琴美は返す拳を叩きつけた。
 だが、その初撃はかわされる。かわし、どこからともなく取り出した鋭い軍用ナイフをさらに抉り込もうとした、青年の足元目掛けて蹴り砕く勢いでブーツの踵を叩き付け、飛んで避けた青年を追うようにそのまま、華麗な開脚蹴りへと移行した。
 青年のすべての動きは、琴美にとっては酷く緩やかだった。琴美ほどの場数を踏み、実力を兼ね備えていれば、攻撃の予想など容易い。そうしてその攻撃を見切り、交わすだけの実力をも、琴美は持っている。
 だから。

「――クッ」

 悔しそうに唸った青年が、次の瞬間あっさりと身を翻したのを、逃しはしなかった。とん、といっそ軽やかに青年の背に迫り、動きを奪うギリギリの力で手刀を叩き込む。
 ――けれども。

「‥‥あら」

 きょとん、と目を丸くして、倒れた青年を見下ろした。決して命を奪うような力ではなかったはずの手刀で、けれども倒れた青年は白目を剥き、動かなくなっていたのだ。
 ブーツの爪先でごろり、青年の身体を転がすと、心臓から勢いよく鮮血が飛び出した。狙撃されたらしい、と見当をつけ、一瞬のうちに場所を割り出して振り返ると、さっと消えていく人影が見える。
 助かりましたわ、と艶やかに微笑んだ。あちらから尻尾を出して、姿を見せてくれるとは手間が省ける。
 先ほど脱ぎ捨てた巻スカートを元通りに巻きつけてから、脱ぎ捨てたダウンコートを拾い、ポケットの中に入れておいた携帯を取り出した。こういった任務の時だけに使う、決して余人にはその存在も知られず、電波を逆探知する事も出来ない特注品だ。
 現在地と、速やかに死体を処理するように依頼をして、通話を切る。それからもう一度、ちらり、事切れた青年を見下ろした。
 傭兵崩れのテロリスト。それで居て、己の掲げる正義のもとに、暴力を持って世を変えようとする組織。
 別に琴美は、その正義自体を否定はしない。思想は自由だ。彼らがその行為に誇りを持つというのなら、それは彼らの勝手で、琴美自信は事の是非を決めることに興味はない。
 だが――

「――あなた方は、どうですかしら?」

 くすり、琴美は艶やかに笑った。琴美は彼らのように混沌を求めずには居られない生き物ではないが、それでも戦いの中でしか生きられない生き物だ。
 似て非なる生き物として、世に徒なす者として立ち上がった彼らの前に立つ、琴美は決して完全無欠の正義の味方なんかじゃない。けれどもくの一の末裔の名にかけて、暗殺を生業とする精鋭の工作員として、彼らの誇りに勝るプライドを胸に抱いている。

「それに、あなた方は勝てまして?」

 そっと胸を押さえて問いかけても、屍から返る声はなかった。くすくすと、また笑った琴美は着物とミニスカートの裾を翻し、もはや物言わぬ肉塊となった屍を乗り越え、再び歩き出す。
 正義ではない。義憤すらない。ただ与えられた任務を完璧にこなすために――琴美はダウンコートを羽織り、次なる敵を探して歩き出したのだった。





━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 /  PC名  / 性別 / 年齢  /     職業     】
 8036   / 水嶋・琴美 / 女  /  19  / 自衛隊 特務統合機動課

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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いつもお世話になっております、蓮華・水無月でございます。
この度はご発注頂きましてありがとうございました。

いつもながら過分なお言葉、本当にありがとうございます><
今回は些か、ノベルの舞台の趣向を変えてみましたが――如何でしたでしょうか。
お嬢様の日常の様子も、とのご希望でしたので――いえ、これがお嬢様の日常なのかと言われるとその、いささか殺伐としすぎている気は致しますが(ぁ

ご発注者様のイメージ通りの、お嬢様のお強さや女性らしさの引き立つノベルになっていれば良いのですけれども。

それでは失礼致します(深々と