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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


異次元同位体

「異次元同位体? 随分仰々しいね」
「……簡単な話が、ドッペルゲンガーの亜種だそうです」
 町の中を歩く二人の影。
 IO2エージェントであるユリと真昼である。
 今のところ、本部からの指令で『異次元同位体』と呼ばれる存在を追っているのだ。
「……異次元同位体とは、平行世界の同一人物が一つの次元に二人以上存在している場合において、他次元から紛れ込んできた方をそう呼ぶそうです」
「その二人が出会ってしまうと、どっちも死んじゃう的な?」
「……難しい話を抜きにすれば、そうなります」 
「つまり、今、この世界にも同じ人間が二人いるって事? 俄かに信じられないなぁ」
「……信じる信じないは別です。これは上からの命令なんですから」
 そう言って、ユリはポケットからガラス玉の様な物を取り出す。
 これは『心眼』と呼ばれるモノで、一種の術具である。
「……今回現れた異次元同位体は特殊で、巧妙にカモフラージュされているそうです。パッと見は同じ人物とは思えないとか」
「じゃあどうやって探すのさ?」
「……その為に、この心眼を借りてきたんです」
 心眼は対象の真実を映し出す。
 例えどんなに高度な術式でカモフラージュしてようとも、これで異次元同位体を探し出す事が可能なわけだ。
 ただし、効果範囲は使用者の視界の範囲のみ。
 つまりはターゲットが見える位置に移動しない事にはどうしようもないのだ。
「……これまで、ターゲットは数年に渡ってこの世界に潜伏していたようですから、気合いを入れて探さないといけません」
「そうだね。一応、この町にいるのは確実なんでしょ?」
「……情報元は確かです。きっと、この町にターゲットがいます」
 心眼を握り締め、ユリはまだ見ぬ異次元同位体やらを探すのだった。

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 ユリが油断していると、心眼がヒョイと持ち上げられる
「……あっ!」
「ほう、これがその心眼とやらか」
 ユリにも真昼にも気付かれずに二人の後ろに立っていたのは冥月。
 もちろん、心眼を取り上げたのも彼女だ。
「ちゃちな代物に見えるが、真贋をはっきりさせる能力か。まぁ悪くはないな。効果範囲が視界の範囲内と言うのが微妙な所だが」
「……み、冥月さん、返して下さい!」
「言われんでも返すさ」
 冥月は心眼を放って返し、思案するように顎を押さえる。
「それにしても異次元同位体ねぇ。やはり東京は退屈しないな」
「……て、手伝ってくれるんですか?」
「まぁ、暇潰しにな。さっきまでやっていた仕事は終えたばかりだし、これからの予定はフリーだったしな」
「そりゃあ助かりますよ、ねぇ、ユリさん」
「……貴方はまた深く考えもせずにそんな事を……」
 一応、ユリと真昼はIO2のエージェント。冥月は関係ない人間である。
 本来ならばエージェントの仕事に無関係の人間を巻き込んで良いわけがない。
 良いわけがないのだが、ユリ自身にかなりの前例があるだけに、この点については真昼にも強く言えないのであった。
「……冥月さん、一応言っておきますが、今回の任務も危険がある可能性があります」
「私の心配をしているのか? ユリが?」
「……ぐっ、確かに、私は冥月さんの足元にも及ばないかもしれませんが、それでも無闇に友人を危険に巻き込みたくないと言う心情も……」
「理解しているさ。でもそれは私とて同じ事だよ」
 冥月はユリの頭をくしゃくしゃ撫でる。
「私だってお前の事を大事な友人だと思っている。もしお前が危険な事をしようとしているなら、助けてやりたい」
「……むぅ、でも私は仕事で……」
「そこまで言うなら仕方ない。おい、真昼」
「は、はい?」
 真昼を手招きした冥月。真昼は何の疑いもなく彼女に近寄り、そして腹にパンチを受ける。
「ふぐっ!?」
「ああ、こりゃいかん。私の所為でお前の仕事仲間が行動不能になってしまった。これは私の責任だな」
「……何もそこまでしなくとも……まぁその人は邪魔でしたけど」
 殴られた上に酷い言われようの真昼は、すぐに気絶して倒れこんでしまった。
 とりあえず、動かなくなった真昼は草間興信所にでも投げ込んでおき、冥月はユリの仕事に付き合うことになった。

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「で? その異次元同位体の情報については、何かないのか?」
「……それが、資料はもらってきたんですけれど」
 そう言ってユリはポータブルタブレットを取り出して、送られてきたデータを睨む。
「この世界の誰の同位体なのか、とかわからんのか?」
「……ターゲットのカモフラージュが思いの外、出来が良くてですね……IO2所属の術者ですらこれほど高度なカモフラージュは見た事ないそうで」
「それほどの術者がターゲットって事か」
 魔法などにはあまり良い思いでもない冥月としては対策を考えておく必要があるだろうか。
 もし敵対してしまった時、何らかの魔術的な干渉をされれば、戦況が苦しくなる。
 ユリがいれば大きな対策になるものの、彼女頼りでは面白くない。
「……とりあえず、情報が更新されるのを待ちつつ、適当に歩いて探してみましょう」
「まぁそれしかないか。気長な任務だな」
「……全くです」

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 その後、しばらく二人で町を歩き回ったが、特に何の発見もなかった。
 見つけるものは普通の人間か、もしくは化けている人外くらい。
 目当ての異次元同位体とは一度もかすることすらなかった。
 いっそそんな存在がいるのかと疑問に思うほどだ。
 徒労に感じてきたところで、二人は休憩の為に寄った喫茶店に入る事にした。
「……むぅ」
 注文した紅茶を出される前からずっと、ユリは携帯電話を睨んでいる。
 IO2からメールなどで来るはずの情報を待っている様なのだが……。
 その様子を見ながら、冥月はコーヒーをすすり、
「何か新しい情報でも入ったのか」
 と、尋ねてみた。
 しかしユリの眉間にはシワが寄るばかり。
 どうやら有益な情報は来ていないようだ。
「……異次元同位体の基本的な情報が送られてきました。こんなの、事前に資料で調べてるのに……」
「まぁとりあえず聞かせてみてくれないか。そこから何か、手がかりが見つかるかもしれんだろ」
「……そうは思いませんけど。……ええとですね」

 異次元同位体とは、多元世界において同一人物とされる者が、何らかの原因で同一世界に二人以上存在する場合の現象、およびその対象物を言う。
 世界には全くの同一人物が二人以上存在する事はなく、異次元同位体が長時間存在すると何らかの異変が生じる場合が極めて高い。
 俗にドッペルゲンガーといわれる現象もこれの亜種であるが、その場合の異変と言うのが当該者の死亡である。
 これは宇宙意思が異次元同位体を害悪要素と判断し、同じ同位体かオリジナルの片方、もしくは両方を排除しようと動くからである。
 ドッペルゲンガーに限らず、異次元同位体の報告はあり、その際に起こる異変の規模は様々で、法則性も現在ではほぼ解明されていない。

「なるほど、確かに基本知識のみだな」
「……これぐらいの説明なら、私から冥月さんにも説明できます」
「だが……この同位体と言うのが長時間存在した場合、異変が起きるってのはどういうことなんだ?」
 今回のターゲットは数年、この世界に留まり続けているという。
 しかし、異変と言うほどの異変は起きておらず、ここ数年も普通だったはずだ。
「……カモフラージュが上手くできているから、と上は判断しているようですが」
「高等なカモフラージュをすれば、異変から回避されると? じゃあこのまま放置しておけば、何事もなく済むんじゃないか?」
 下手に探し出して藪から蛇が出てくる可能性もある。
 しかしユリは首を振った。
「……もし何らかの原因で対象がカモフラージュを解除する、もしくは対象の意思とは関係なくそれが解除されてしまった場合、異変が起こる可能性もあります。それを防ぐためにも早急に同位体を送還した方が良い、と」
「異変が発生したとしても、最悪でも同一人物が死ぬ程度だろう?」
「……もしかしたらそうでない可能性があります」
 そう言ってユリは持っていたカバンから資料を取り出す。
 本当は部外者には見せちゃいけないんですよ、と前置きしてからそれを冥月に渡した。
「……これは今回のターゲットが発見された時の資料です。原因は不明ですが対象のカモフラージュが一瞬弱まり、それによって異変が発生しました」
「怪物の大量発生、現地住民に被害多数、更には鎮圧に向かった連中も重軽傷者多数か。これがその同位体と関係があると言う確証でも?」
「……今のところ立証はされていませんが、関係性の有無に関しては大有りだと捉える人間の方が多いそうです」
 通常ではありえないほどの量で化け物が大量発生。
 普通に考えればただ運が悪かったと考えてもおかしくはないが、タイミング的に合い過ぎているのだと言う。
 原因が同位体にあると考えてもおかしくはないぐらいに。
「……恐らく、この世界に長時間存在していた同位体なので、これだけの大事件になったのかと」
「時間経過で異変の規模が変わるって言うのか?」
「……そういう可能性もあります。詳しい事はわかっていませんけどね。何しろ同位体のほとんどは出現から短時間で元の世界に戻ってしまうので」
「今回のがイレギュラーって事か。……因みに、同位体の返還以外に、異変の回避方法はないのか?」
「……そうですね、この世界にいる同位体と同じ存在……オリジナルが死亡すれば、その同位体がこの世界のオリジナルとして定着して、同位体としてはカウントされず、異変も起こらない可能性があるといわれています」
 もしくはオリジナルが死んでいる世界に、同位体がやってきた場合もオリジナルとして定着し、生き返ったとされる事もあるそうな。
 ただし、全ては机上の空論。実験もままならないので、確かな事は言えないらしい。
「なんとも扱いづらいモノなんだな、その異次元同位体とやらは」
「……きっとそれが面倒くさくて、私に押し付けたんですよ、あの上司は!」
 愚痴りつつも、仕事を放棄するわけにも行かないので、二人はそろそろ喫茶店を出る事にした。

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 喫茶店を出てしばらく、街中を練り歩いていると、ふと冥月の力に違和感を覚えた。
「これは……ユリ、ちょっと待ってろ」
「……え? どうしたんですか?」
「あまり会いたくない来客、かな」
 そう言って笑った後、冥月は自分の影に沈み、どこかへ消えてしまった。
「……あ、行っちゃった……。まぁでも、冥月さんなら大丈夫かな。とりあえず、一人で同位体を探してみよう」
 ユリは小さくグーの手を作って意気込み、そのまま町の中を歩き出した。

 冥月が影を使って転移してきたのは、近くの通り。
 昼間なので人通りも多く、冥月の能力が感知できる影は多い。
 だがしかし、その中に一点、全く能力で感知出来ない穴があるのだ。
「何かと思って来てみれば……この間、次見た時はイの一番に殺してやるって忠告したはずだがな」
「うわぁ、怖いなぁおねーさん。つってもこんな人通りの中じゃ、刃傷沙汰も起こしたくないでしょ?」
 そこにいたのはトライエッジ。
 飄々と動き回る、目障りな男だった。
「そうか、もうこの辺りはおねーさんの活動範囲か。覚えておかないとなぁ」
「安心しろ、次はない」
「……恐ろしい事をサラッと言うねぇ。嫌いじゃないけど、勘弁してほしいなぁ」
 お互いに間合いを計りつつ、一方は掴みかかる隙を窺い、一方は逃げ出す算段をめぐらせている。
 いつもの冥月ならば、有無を言わさず影の中に放り込み、その中で色々やりたい放題なのだが、今回は違う。
 冥月の影が反応する範囲に入る前から、トライエッジはアンチスペルフィールドを発生させている。
 ユリの符を使っているのだろうか。これではトライエッジの周りではどんな能力も発生出来ない。
 口では『失敗したー』とおちゃらけているものの、トライエッジも考えて行動しているようである。
「私に見つかる危険性をおしてまで、この町に来るとは……よっぽど大事な物があるんだろうな?」
「いや、別に? 今のところは何もないよ」
「今のところ……」
「ククッ、オイラの言葉端なんか気にしてたら、身が持たないぜ?」
 嘘を見抜くスキルは、そこそこ磨いている冥月。今の言葉にはあまり嘘が感じられない。
 現時点ではトライエッジがこの町にいる必要はない。これからその意味が生まれると思っていいだろう。
 しかし、何故今、その情報を彼が明かしたのか。
 作為的なものを感じる。手放しで信用していいものだろうか。
 ……深く考える事自体、ヤツの術中の可能性がある。判断の付かない事はとりあえず横に置いておこう。
 今はこの男を取り逃さない事が重要だ。放置しておけばまた面倒な事になるに違いない。
 トライエッジのトリッキーな動きに惑わされず、早急に伸してしまわなければ。
「おねーさん、見逃してくれないかね?」
「出来ない相談だな」
「オイラは別におねーさんの神経を逆撫でたくてここに来たわけじゃないんだぜ? その辺は信じてくれよ」
「だからと言って逃がす理由にはならんな」
「だったら……まぁ、死ぬ気で逃げるしかないわなぁ」
 トライエッジの雰囲気が変わる。
 それは、言うなれば逃げる体勢。どう頑張っても真っ向から戦う方面には行かないらしい。
 彼の言を信じるならば、いつかこの町に訪れる『意味』とやらが生まれるまでは死ねないのだろう。
 そこまで生き残るのならば、ここで冥月と戦うのは得策ではない、と言うのはわかる。
 だが、冥月とて逃がすつもりはサラサラない。
「言っておくが、お前がどれだけアンチスペルフィールドを使おうと、能力なしでも負けるつもりはないぞ」
「オイラだって勝つつもりなんかサラサラないさ。ただ、逃げに専念すればなんとかなるかなぁって」
「試してみるか?」
 天下の往来で雰囲気が張り詰める。
 なんだかただならぬ空気を感じて、通行人も二人の周りから離れているようだった。
 ややしばらく睨み合っていたが、不意にトライエッジが懐から何かを取り出した。
 それは木製の歯車のようだった。
「こいつの力、働くかどうか試してみようか」
 何かを仕掛けるようだが、歯車ではどうしようもあるまい。
 今のところトライエッジの周りにはアンチスペルフィールドが張られている。
 あの中ではどんな異能も働かない。もしフィールドを解くのだとしても、歯車の力が発動する前に冥月がトライエッジを殺せる。
 もしも投擲に使うつもりだとしても、アンチスペルフィールドの外へ出てしまえば影で取り込むことが可能だ。
 冥月に近づかせる事もなく、無力化できる。
 隙はない。はずだった。
 しかし、歯車はアンチスペルフィールドの中で発光を始める。
「な、なに……!?」
「種も仕掛けもございません。これは純粋なる異能、超能力、コイツに宿った『超展開』ってやつだぁ」
 ニヤリを笑うトライエッジ。その表情からは歓喜が見て取れる。
「ようやく働くようになったか、このポンコツは!」
「バカな、まだアンチスペルフィールドは有効のはず。能力が使えるはずなど……!」
「言っただろ、超展開だって! コイツはデウス・エクス・マキナの部品。ちゃんと力が発揮できれば、どんな不可能も可能になる!」
「でたらめな物を手に入れたものだな……っ!」
 これでは更に取り逃がす事は出来なくなった。
 歯車を持ったトライエッジが今後何をしでかすか、わかったものではない。
 冥月はトライエッジを取り押さえる為に地面を蹴った。
「それじゃあな、おねーさん。また会おうぜ」
 だが、一歩遅かった。トライエッジの姿はその場から掻き消え、どこかへ転移したようだった。
 まだ影の範囲内ながらも、アンチスペルフィールドは有効である。
 ヤツを追尾する事は出来るが影に取り込むことは出来ない。
「チッ、逃すか!」

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「あー、くそ。まだ上手く力が使えねぇな。今度はもっとちゃんと……」
 トライエッジが転移した先。
 その目の前には
「……あ、貴方は!」
「おや、見知った顔だね」
 ユリがいた。
 トライエッジと目をあわせた瞬間、ユリの持っている心眼の力が発動する。
 強力な偽者看破能力と、トライエッジの纏うアンチスペルフィールドがぶつかり合い、結果、心眼は割れてしまった。
 だが、その瞬間、一瞬だけトライエッジのアンチスペルフィールドを通り越し、心眼の力が発揮される。
 ユリはトライエッジの正体を見た。
 それは、ユリも良く知る人間の顔。雰囲気や年齢、身長などは違うが、間違いなく三嶋小太郎その人だった。
「……貴方が異次元同位体……っ!? でも、その姿は……」
「……! 見えちまったか。まぁオイラには不都合ないけどな。さて、オイラの正体を知ったアンタは一体どうする?」
「……私の任務は異次元同位体を元の次元に送還する事! 大人しく、元の世界に戻りなさい!」
「出来りゃ苦労しねぇよ!!」
 憎々しげに吐き捨てた後、トライエッジはもう一度歯車の力を利用して転移を始める。
 その直後、冥月が影から飛び出してくる。
「ユリ! 大丈夫か!?」
「……え、ええ……。ですが、あの人……」
「トライエッジを見たか? どこへ行ったかわかるか?」
「……いえ、転移をしたのはわかったんですが、私のアンチスペルフィールドも通用しませんでした」
「くそっ、私の影の範囲からも逸脱している……逃げられたか」
 完全に取り逃してしまった。
 しかもあの妙な歯車を持たせたまま。
 更にはまたこの町へ来る様な発言もしていたし、これは厄介な事になりそうだ。
「……ですが、妙です。あの人が異次元同位体で、かつアンチスペルフィールドを張っているなら、どうして魔術的なカモフラージュがまだ生きているんでしょう?」
「その辺もあの歯車の所為って事になるか」
「……歯車?」
「追い追い話すよ。これから面倒くさい事にならなければいいが……」
 多分、冥月の願いは裏切られる事になるだろう。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2778 / 黒・冥月 (ヘイ・ミンユェ) / 女性 / 20歳 / 元暗殺者・現アルバイト探偵&用心棒】


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■         ライター通信          ■
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 黒・冥月様、シナリオに参加してくださり、ありがとうございます! 『もう多分、予想通りの配役でしょう』ピコかめです。
 多分、大方『こうなるだろうなぁ』と予想されてると思いつつ、そこをまっすぐ突っ切りたいと思います。

 今回はトライエッジの正体が半分近くわかった回でした。
 まさか! まさか彼が小太郎君と関係のある人間だったとは! 予想外の展開だったのでは!?(棒読み
 近々、彼にはまた厄介な案件を持ち込んでいただく予定なので、その時はぶっ潰してあげて下さい。
 では、次回も気が向きましたら、また是非!