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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


+ それでもさよならは言わない +



「スガタん、カガミん。ちょっと重要な話があるんだよねん」
「そ〜……なのー、せいざしてねー、ちゃんとねー、きいてー……」
「何、そんな真面目な顔をして。社ちゃんらしくないよ?」
「何、お前にそんな真面目な顔が出来たのかよ」
「一度僕、カガミんのこと真正面から殴りたいと思うんだけど、良いよね?☆」
「止めろ!」


 三日月邸の管理人である三日月 社(みかづき やしろ)とその住人であるいよかんさんに促され、スガタとカガミはある和室にて正座をしつつ、二人の話を聞く。
 三日月邸はこれからこの空間から離れた場所に移動する事。それに伴ってスガタとカガミ達との空間と繋がっていた部分が切れてしまう事。それによって二人と会えなくなる可能性が非常に高い事――つまり人間社会で言う「引越し」をする事になったと、そういう話を二人は聞いた。
 これは寂しい話ではあるが、仕方が無い話でもある。
 スガタとカガミは数え切れない時間自分達の世界を生きてきた。社達と同じように出会い、同じように別れてきた別世界の異界の者も多く居たのだ。
 だからそれを止める事は決してしない。


「「 了解 」」


 ただ二人が発した返答はそれだけだ。


 そして今。
 三日月邸から自分達管轄の異界へと帰った後、スガタとカガミは互いを見合う。
 今は二人きり。社もいよかんさんも居ない、ただの真っ暗な空間に二人は浮いて向き合う。何も言わなくても通じ合うけど、何も言わなくても伝わってしまうのだけれど、それでも口に出さなきゃ答えあわせにはならないから。


「送別会やろっか」
「送別会やるか」
「どうせなら派手に」
「どうせなら皆も呼んで」
「ミラーさんも」
「フィギュアも」
「来てくれるかな?」
「来てくれる事を祈る」
「やり方を教えてくれる人にも声を掛けて」
「知ってるヤツならアイツらに挨拶してもらって」

「「 それでもさよならは言わない 」」


 くすくすくす。
 二人で企む送別会。夢の中で語りかける声に応えてくれる事を――二人は願ってる。



■■【scene1:工藤 勇太(くどう ゆうた)の場合】■■



「え……マジかよ……」


 社といよかんさんと仲の良かった勇太はこれらの話を夢の中で聞いて心底ショックを受けてしまう。まさか二人、じゃない一人と一匹と会えなくなる日が来るとは思っていなかったから尚更である。あの楽しい三日月邸の日々……色々あった事を脳裏に思い浮かべて胸が締め付けられる。
 自分も転校を繰り返してきた身だから余計に分かる。一時的に仲良くなっても、必然的に別れなければいけない状況はとても寂しいものだ。


「よし分かった! 今回はちゃんと送り出してやる! チビ猫獣人にもならねーからな!」


 任せとけと胸を叩きながら勇太は送別会への参加を決意。
 そして二人に連れられるまま、今回の送別会の舞台であるミラーとフィギュアの家へと向かった。


「いらっしゃい。初めまして<迷い子(まよいご)>。今日の用は何かしら?」


 そして早速記憶に欠陥を持つフィギュアに初対面扱いされてしまう――これには少々心の中で涙を流してしまった。
 ミラーが以前勇太関連で研究員が起こした事件に付いて記憶を渡している間、とりあえず室内を眺め見る。相変わらず外見はアンティーク調の一軒屋の癖に壁だけは鏡張りで自分の姿を映し出す。
 今日の姿は高校の制服姿。
 勇太は改めてミラーとフィギュアの方へ身体を向かせると、頬を指先でぽりっと引っ掻きながらこう言った。


「二人なら知ってると思うけど、俺の本来の姿はこっちだから。――改めて今日は宜しくな!」
「フィギュアに害を成さないなら僕は問題ないよ」
「ふふ、楽しい事は好きよ。今日は一日こちらこそ宜しくね」


 ミラーは若干釘を刺すような言葉を口にしたが、フィギュアが優しく言葉を返してくれたので勇太は心底ほっと安堵の息を吐いた。



■■【scene2:飯屋 由聖(めしや よしあき)&阿隈 零一(あくま れいいち)の場合】■■



「お花見に呼んでくれたコ達だもんね。ちゃんとお礼も言いたかったし、僕達で良ければお見送りさせてね」
「なんで1回きりしか会ってない俺らが送別会に……」
「何言ってんの。お花見でお世話になったんだから行くよ!」
「いだ、いだだだだ!」


 零一はスガタとカガミの申し出に若干文句を吐くが、由聖はそうではない。
 お世話になったんだからと零一の耳を思い切り引っ張る。スガタ達が案内した先はフィギュアとミラーが住むアンティーク調の一軒屋。外には「鏡・注意」の張り紙がしてあり、それに零一が訝る様に表情を変えた。
 すると扉をノックもしていないのに中から一人の少年が現れた。黒と緑のヘテロクロミアを持つ様子から彼もまたスガタとカガミの関係者である事が一目で見て取れた。


「いらっしゃい、<迷い子>達。――いや、今回は招待客かな。どうぞ中に入って。既に一人到着しているから」
「あ、はい。お邪魔します」
「……邪魔す――うえ!?」
「わー、変わったお宅だね」
「なんだこりゃ」


 スガタとカガミはあっさりと中に入るのに対し、初めてこの家に訪問する二人は思わず足を止め内装をマジマジと観察してしまう。中に置いてある調度品はアンティーク系。イメージはヨーロッパ地方の田舎の一軒屋と言う感じだ。こう説明してしまえばのどかな印象を持つが、彼らが驚いたのは其処ではない。「壁」だ。
 外に「鏡・注意」と書いてあった通り、四方の壁一面が鏡で出来ており、自分達の姿を綺麗に映し出す。テーマパークで合わせ鏡になった迷路などがあるが、普通人の住む家ではこんな光景は異常である。


 由聖は「変わったお宅」と評したが実際はそれほど気にしていない。――しかし零一はそうではない。びりびりと警戒心を張り出し、左右前後を見渡し、徐々に鏡によって酔い始めてきた。口元を押さえ何とか戻さぬように努めるが、気持ち悪さは回避出来ない。


「異界の連中の思考は理解できねぇ」
「理解されたいとも思っていないよ」
「注意書きはせめてもの親切か?」
「大抵の人は逆に興味本位で中に入ってくるんだよね――もう少し人が避けてくれるような文章を思いつけたら変えるとするよ。君みたいに中に入ってから文句を付けられちゃこっちも面倒だ」


 警戒心丸出しの零一と自身の家に対して口を出され不機嫌になったミラーが正面衝突する。
 だが此処で騒ぎを起こすほど二人は馬鹿ではない。やがて互いにぷいっと顔を逸らし、各々自分の大事な人の傍へと寄り、話を進めることとなった。
 ミラーは奥の椅子に座っているフィギュアの傍に、零一は由聖の傍に。


「駄目じゃない、人様の家に文句を付けちゃ」
「咄嗟に出てくる感想なんだから仕方ねーだろ」
「それでも、駄目」
「いたた!」


 零一の耳を引っ張る由聖。
 その様子を見て足の悪いフィギュアが「あの二人は仲良しさんなのね」と幸せそうに笑うものだから、ミラーの機嫌が少し回復したのを二人はまだ知らない。



■■【scene3:準備準備!】■■



「あの時のくしゃみの人だよね? まさか貴方が来ているなんて思ってませんでした。僕は飯屋 由聖(めしや よしあき)と申します。あの時はろくに自己紹介も出来ずごめんなさい。貴方は?」
「あ、俺は工藤 勇太(くどう ゆうた)! この異空間では初めて逢うよな。もし今度現実世界で逢った時は遠慮なく声をかけてくれよな!」
「じゃあ、工藤さんって呼びますね。宜しくお願いします」


 勇太はあくまで「この異空間では初対面」の対応を取る。
 本当は以前チビ猫獣人の姿で彼と零一には出会っているのだが、現実世界の自分とチビ猫獣人の自分の姿を結び付けられたくない一心で、話をあわせる。
 そんな風に必死な勇太を見て、通りがかりのカガミが口元に手を当てぷっと息を噴き出す。その笑みはとても悪戯っ子の表情で、勇太は思わずキッと睨んでしまった。


―― チビ猫獣人のことは言うなよ! 絶対にこいつらにはばらすなよ!
―― へーへー。了解了解。そんなにも嫌なものかよ。
―― まさか高校生の俺があんな風に甘えたになるなんて知られてみろ! 恥だ!
―― ……ぷ。


 テレパシー能力を使い、勇太はカガミに訴える。
 それはカガミを通じて……否、空間を通じてスガタ、ミラー、フィギュアにも伝わってしまう事で、他の三人も勇太の方を一瞬見てからさっと視線を逸らす。どうやら彼らは内緒にしてくれるらしい。


 勇太と由聖がそんな風に仲良く会話をしながら飾り付けの準備をしていると、零一が後ろから二人の間に身体を割り込ませた。どうやら勇太と由聖の仲の良さにムッとしたらしい。


「おい、こっちの食器はどこに持って行けば良いんだ」
「え、それはあっちのテーブルでしょ? っていうかどうして食器出し担当の零一が此処に来るの」
「う……それは……――っていうか、お前ら知り合いだったのかよ!」
「あ、うん。ほらこの間言ってたでしょ。不思議な人に出会ったって」


 まさか「妬きました」などと口が裂けても言えない零一は誤魔化しに入り、由聖も特に追求する事も無く自分達の出会いを零一に説明する。
 簡単に言うと由聖が悪魔に遭遇した時、偶然其処に現れた勇太に助けてもらった――それだけである。それに納得はしたもののその時「零一に似ているよ」と勇太の事を評した由聖を思い出し、思わず零一は不機嫌な表情のまま勇太を見る。見られた勇太の方はびくっと身体を硬直させ、けれどそこはあえてへらっと笑顔を浮かべ「は、初めまして」と片手をあげた。
 勇太にとって嫉妬云々よりチビ猫獣人=勇太である事がバレやしないかひやひやしているのである。マジマジと観察されればばれる可能性もあり、勇太はささっと逃げるように飾り付けに入った。


「あれ? 今日はあの黒猫ちゃんいないのかな?」


 どっきーん!
 由聖の思わぬ言葉に勇太の心臓が飛び跳ねる。由聖はきょろきょろと辺りを見渡し、チビ猫獣人を探すが、もちろん居るわけがない。だってそのチビ猫獣人は――。


「あー、アイツ今回欠席。アイツは三日月邸の住人じゃねーし、俺らの管轄フィールドの人間じゃねーから仕方ねーよな」
「そっかー。もう一回逢いたかったんだけど、残念だね」


 素早くフォローに入ってくれたのはカガミだった。
 カガミは皿運びが終わった零一に声を掛けて手伝ってもらいながら壁に布を張り、鏡酔いを防ぐ。沢山ある壁を塞ぐのは大変だけど、送別会開始まで時間はまだまだ充分ある。常人の神経では慣れるまで困難だろうと気を使った結果であった。


 さて、ここで零一と勇太を見つめる一つの視線がありまして。


―― 気のせいかなぁ。
    あの猫ちゃんと工藤さん……似てる……よね……?
    あれ? たしかあの猫ちゃんも工藤って名前だったような……あれ? あれ?


 視線の正体は由聖である。
 少し前に行われた花見でであったチビ猫獣人と勇太の姿が被るのは何故だろうかと彼は首を捻る。同じ「工藤」と言う名前。今目の前に居る「工藤 勇太」がもし五歳児くらいまで年齢が戻ったとしたら……。


「由聖、何を考えてんだ?」
「ううん、なんでもない」


 零一に声を掛けられ由聖は首を左右に振る。悩んでいても仕方が無い。今は送別会の準備が重要。いつかまた機会があれば本人に直接聞けばいいことだ――そう由聖は心に決めた。


「さて残りは食事かな。そんなに手の込んだものは作る予定じゃないけど、カガミも居るし量は作れるから大丈夫だよね」
「おう。そうだな。あいつら美味けりゃ割となんでも食べるから」
「え、ミラーとカガミが作るのか!?」
「「 このメンバーの中で他に誰が候補に上がると思う? 」」


 勇太の突っ込みにカガミとミラーが同時に声を揃えた。
 スガタは料理が得意ではないと言う。フィギュアに至っては足が悪く厨房に立つ事すら出来ない。ならば不思議空間もとい、不思議な力でぱぱっと料理を出してしまえば良いと思うのに彼らはそれを拒んだ。


「お見送りをするのに手料理じゃないのはつまらないよ」
「アイツらに鍛えられた腕前を披露するのもこれで最後かもしんねーし、パーッと頑張るさ。その間にお前らは他に出来そうなことをやっといてくれよな」


 そう言って二人は厨房の方へと足を運ぶ。
 その姿を見て勇太はハッとすると。


「待った、俺も手伝うー!!」


 元気よく駆け出す足音。
 そんな彼を微笑ましく見ながら残された四人は、まだ残っている飾り付けや社達に送るメッセージカードの作成などに精を出すことにした。



■■【scene4:送別会】■■



 飾られた室内。
 作り上げられた沢山の料理。
 常ならば見られないパーティの光景に今回の主役である三日月 社(みかづき やしろ)といよかんさんは目を輝かせた。


「うっわー、凄いね♪ これは僕も嬉しくなっちゃうよー!」
「けーき、も、ある〜……」
「あ、これはカガミ作かな? どれどれ、今日は厳しく採点しちゃうよん☆」
「お前は最後までその対応かよ」


 そして始まる送別会。
 立食パーティだったため、ミラーはフィギュアの為に好きな料理を皿に取り、彼女の元へと給仕する。さながら彼女専用の執事のように。
 スガタとカガミもまた社といよかんさんに声を掛け、各々楽しそうに笑いあう。これが例え最後になったとしても彼らは悔いを残さぬように。


 そんな二人を――特にいよかんさんと仲の良かったスガタを見て「寂しいだろうなぁ」と勇太は思う。だがスガタはそんな素振りは一片も見せない。いつも通りに接して、いよかんさんを抱きしめて、好きだと公言してるだけ。
 呼ばれた勇太、由聖、零一は仲良しだった四人が別れる事を名残惜しく思う。付き合いが長い分尚更だろう。だが彼らが笑っているなら、自分達が悲観する必要はどこにもない。
 勇太も短い付き合いであったが彼女達と楽しい時間を過ごした。だけどそんな自分よりの何倍も付き合いが長かったであろう彼らが泣かないのだから自分も泣かないのだと決めた。
 ……心の中では涙を流しても、だ。


 やがて時間は進み、送別会も終わりの気配を見せる。
 先に動いたのは由聖だった。彼は社といよかんさんの傍に寄り、視線を合わせる。そして柔らかく微笑むと唇を開いた。


「お花見の時は呼んでくれて本当にありがとうね。とても楽しかったよ。お引越し先でもきっと元気でね」
「にゃはは、元気元気! 大丈夫! そっちも元気でねん☆」
「ほら、零一も」
「まぁ……なんていうか……あん時は世話になったな。あんたら異界のもんは俺ら人間よりすげー力持ってんだろうし、どこへでもやって行けるんだろ? 俺もいよかん見る度にあんたらの事思い出してやるからよ」
「ふくざつー……」
「お前いよかんだろ!? 何も可笑しくないだろうが!」


 由聖に肘で突かれた零一は自分なりに言葉を送ったけれど、いよかんさんからは非常に生暖かい視線が送られてしまった。だが自分は間違っていない。零一はそう己に言い聞かせた。
 そしてそんな彼らに近付いてきた勇太はばっとしゃがみこみ、いよかんさんの針金のように細い腕の先に付いた丸い手をがしっと掴む。次いで深呼吸を数回繰り返してから真剣な眼差しで言った。


「最後のお願いがある。一度剥かせてくれ」
「きゃー……! いよかんごろし〜!」
「ちょ、ちょっと工藤さん、僕のいよかんさんに何をする気!? セクハラだよ!?」
「え、これ剥いたらセクハラなの」
「セクハラ発言に取られても仕方ないねん♪ にゃっははー☆」
「――ったく、ほら。これ弁当」
「んにゃ?」


 勇太は手に持っていた自作の弁当を社の腕へと手渡す。
 これには社本人が目を瞬く。そう、勇太はこれを作る意味もあり、厨房へと手伝いに走ったのだ。


「もしかして僕達の為に作っちゃってくれたり〜?」
「おう! 向こうで食べてくれよな」
「にゃっははん。胃薬準備してから食べるよん〜☆」
「きゃー、……スリル〜……」
「バーカ、旨くてびっくりするなよ!」


 そう言って社の額を人差し指でつんっと優しく突く。
 社は貰ったばかりの弁当をそれはそれは大事に自分の胸に抱きかかえると、少しだけ恥ずかしそうに……でもいつもの笑顔で言った。


「皆有難うねん! これ向こうでちゃんと食べるから☆」
「ありがとー……」
「はい、社ちゃん。これメッセージカード。全員から一言ずつ書いてもらったから後で見てちょうだい」


 フィギュアの手から差し出されたのは可愛らしいメッセージカード。
 社はそれを彼女の手から受け取ると、こくんっと一つ頷いた。暫く顔を伏せていたけれど、社は顔を上げ、それから手を振った。


「じゃあ、またね」
「まーたーねー……」


 そう言って彼女達は場を後にする。
 どうか、どうか幸せに。
 どこかの世界でも幸せに暮らして、笑っていてね。


「アイツらならどこに行ったって自由気ままに生きれるさ」


 一瞬だけ寂しそうに呟いたのはカガミ。
 ただ一つ言えるのは――それでもさよならは言わない。




……fin.









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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【1122 / 工藤・勇太 (くどう・ゆうた) / 男 / 17歳 / 超能力高校生】
【7587 / 飯屋・由聖 (めしや・よしあき) / 男 / 17歳 / 高校生】
【7588 / 阿隈・零一 (あくま・れいいち) / 男 / 17歳 / 高校生】

【NPC / スガタ / 男 / ?? / 案内人】
【NPC / カガミ / 男 / ?? / 案内人】
【NPC / ミラー / 男 / ?? / 案内人兼情報屋】
【NPC / フィギュア / 女 / ?? / 案内人兼情報屋】
【共有化NPC / いよかんさん / ? / ?? / いよかん(果物)】
【共有化NPC / 三日月・社(みかづき・やしろ) / 女 / ?? / 三日月邸管理人】
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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、今回は送別会へのご参加有難うございました。
 今回で三日月邸の方々とはお別れとなります。本当に長い付き合いでしたので寂しい想いからこの話を依頼として出させて頂き、集まってくださって有難うございました。
 心から感謝いたします。
 そしてNPC達にも優しい言葉を頂いて嬉しかったです。
 ではまた別の話でお逢いできる事を楽しみにしつつ失礼致します。