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<PCシチュエーションノベル(ツイン)>


セピアの日々に。

 東京には、2つの極道がシマと勢力をちょうど二分するように存在し、それぞれに決して友好的ではないながらも、表面上はひとまずの平穏を保っている、とある町がある。平穏に――けれどもほんの一歩そこから離れれば、全く違う町の表情が浮かび上がるかのごとく。
 鳥井・糺(とりい・ただす)が所属する極道・鳥井組は、その一方の極道組織だった。東京都内にしては随分と広大な敷地を誇る、日本庭園風の本部はけれども同時に、彼が生まれ育った我が家でも、あって。

「親父、今良いか」

 その2階、組長である父と若頭が書類仕事などを行う部屋や客室が居並ぶ、生まれ育ったにも関わらず糺にとっては酷く馴染みの薄い場所に、足を踏み入れたのはとある、昼下がりのことだった。仕事部屋にやって来てそう尋ねた糺に、万年筆を握ってなにやら書き付けていた鳥井・忠道(とりい・ただみち)が、おぅ、と気さくに顔を上げる。
 からんと万年筆を転がして、ぎしりと椅子の背もたれにもたれかかった忠道は、近付いてくる糺を見上げた。

「どうした? 何か面白ぇ話でもあったかい」
「親父が言ってた、マンションの管理人に会ってきた」

 そうして告げた糺の言葉に、おぅ、と忠道が目を軽く見開き、身を起こす。糺の言うマンションとは、忠道が表向き経営している不動産屋で扱っている、とある賃貸マンションのことだった。
 鳥井組のシマの中にあるそのマンションの住民から、最近苦情が多い、と管理人夫婦から連絡があったのは、少し前のことである。内容は特に深刻なものはなくて、例えば隣の住人の生活音が酷いとか、○階の誰それがこっそりとペットを飼っているようだから注意して欲しいとか、××さんのところが日曜早朝から掃除機をかけ出して困るとか、その程度のものなのだけれども。
 とはいえ、ここの所なぜか急にクレームが増えて、と困り果てる夫婦を放ってもおけない。それに、不動産仲介業の仲介手数料もそこそこだが、マンションの家賃収入もそれなりに、けっこうな収入になったりはするのである。
 ゆえにどうしたものかと忠道は考え、取り合えず糺に行かせるかな、と息子を向かわせて。向かった先のマンションで、糺は管理人夫婦にお茶と和菓子を饗されながら、延々4時間ほど愚痴交じりの訴えを聞いてきたのだった。

「聞く限り、最近入れた住人がルールがよく解ってないだけ、って感じだったけどな」
「そうかい。あっこは若ぇヤツが多いからなぁ」

 糺の報告に、忠道が腕を組んでうんうん頷く。そうかもしれないな、と糺はマンションの様子を思い返す。昼間のことだ、あまり住人は居なかったようだけれども、洗濯物や窓から見えるカーテン、インテリアなどを見れば、大体の年齢層や男女の別は伺える。
 とはいえ、何で急に、と困っていた管理人夫婦同様、糺もどこか違和感というか、疑問は拭えない。だが取り立てて大問題になっているというわけでもないのだから、しばらくは様子を見るよりなさそうだ。
 そう考えてから、ふと、もう1つ報告しなければならない事があったのを思い出し、糺は「親父」と少し改まった声で忠道を呼んだ。

「帰りに偶然、マンションを覗き込んでる男を見たんだけど。――あれは確か、庭名の若いのだったと思う」
「ほぅ‥‥まぁこの町も狭ぇからな、偶然ってのぁあるだろうさ」

 住人の身上調査までぁやってねぇしなぁ、と忠道は息子の言葉に、からから笑った。実際、住人がきちんと支払い能力を有しているかとか、前科がないかとかは審査するけれども、探偵じゃあるまいし、そこまで詳しく相手のことを調べたりはしない。
 物件によっては文字通り、金さえ払ってもらえば身元すら問わない、という部屋もあるにはあるが、厄介な火種を抱え込むのも御免である。極道なのにと言われそうだが、極道だからこそ、その辺りは警戒するのが常だった。
 だから糺の言葉も、一応胸には留めておく。だが庭名会は、先ごろこそ跡目争いでごたごたしていたものの、今は新会長を迎えてすっかり落ち着いたという話だし――

「――そういや糺、庭名の新会長が、べっぴんの学生だってぇ話は聞いたかい?」
「‥‥、ああ、聞いた」

 ふ、と思い出した忠道がそう尋ねると、糺は僅かに沈黙を返した後、こくりと当たり前に頷いた。けれどもその瞬間、ほんの僅かに表情が変わったのに、気付く。
 おや、と忠道は軽く目を見張った。もしかしたら古参の組員ですら、糺のその変化には気付かないかもしれない。そのくらいに僅かな、些細な変化ではあったけれども――組長である前に、父である忠道には解り過ぎるほどの、変化だ。
 渋い、渋い顔。庭名が迎えた新会長が学生、しかも少女だと言う事が気に入らないのか――或いはまた、別の理由があるのか。
 つらりと考え、だが問い質すようなことでもないと軽く頭を振る。だから代わりに忠道は、まったく別の話題を、摩り替えるように口にした。

「そういえば、あの時もお前はそんな渋い顔をしていたっけな」
「あの時?」
「お前が高校の時だよ」
「‥‥あぁ」

 その言葉に、糺も父が何を言わんとしているのかを悟り、遠い瞳になる。そう、あの時もまた糺は今のように、なんとも言えない複雑な気持ちになって、父を見つめたのだ――





 それは糺が高校3年生になった、最初の三者面談の時の事である。こう見えてそういった学校行事にはしっかり顔を出し、出せなければ大抵は一番信頼をおく若頭か、それに近しい組員を寄越すような父だったから、その日も忠道はしっかり時間通りに学校に現れ、担任との面談に望んだのだ。
 冷静に考えれば、随分奇妙な話だとは思う。表向きは時間に自由の効く不動産業だから、という事で担任も友人達も特に不思議に思っていないが、この町を2分する勢力を持つ極道の組長が、息子の三者面談でございと顔を出しているのだ。
 とはいえ、それにわずかな違和感を感じているのは糺だけのようだった。忠道自身はもちろんの事、忠道の正体も知って居るにも拘らず、自分の生徒の指導に熱心でまったく気にした様子のない担任は、糺の1年生からの成績表をずらりと並べる。

「鳥井君は、もう志望校は決めてるの? 1年生の時も、2年生も進路調査は白紙で出してるよね」
「決めてないんで」

 担任の言葉にそっけなく即答すると、そう、と声のトーンが落ちた。糺の成績は、ずば抜けて良いわけではないけれども、近郊の大学なら十分狙える程度には悪くない。
 恐らくどこかを受験して欲しいのだろうとは、想像がついた。学校の進学率の問題もあるだろうし、それ以前にこの担任はどこかお人好しというか、どうやら真剣に糺の事を心配してくれているようなのだ。
 今時珍しい熱血教師――と言うには些か、語弊があるか。だが少なくとも、彼女が糺の答に肩を落としたのは、高校の進学率を上げられないからというよりは、どうせやる事がないのならまずはどこかの大学に行ってそこでゆっくり考えれば、と思っているからの、ようで。

「お父さんはどうお考えですか?」
「ん? 俺ぁ、糺の好きな事を好きなようにやってくれりゃぁ良いと思ってるんでね」
「そう、ですか‥‥ね、鳥井君、大学が気が進まないなら、専門学校も面白いわよ? お父さんは不動産屋さんなのよね、もし鳥井君も興味があるのなら、宅建の資格が取れる学校があるのよ」
「先生、俺は‥‥」
「ね、考えてみて。決めてないんだったら、一度、考えてみても良いでしょう?」

 どうやら担任は、この機会になんとしても渡そうと思っていたらしく、ビニール袋にそちら方面の専門学校のパンフレットを詰めたものを「読んでみて」と糺に持ち帰らせた。きっと、糺1人のときに渡しても意味はないと思ったのに、違いない。
 それは実際正しかったから、糺は内心小さく舌打ちしながら、大人しく受け取った。忠道が居なければ恐らく、学校を出た瞬間にゴミ箱行きだけれども、さすがに父の前でそんな事は出来まい。
 はぁ、とため息を吐いてずっしり重いビニール袋と、薄っぺらいカバンを小脇に抱え、父と並んで学校を出た。さすがに校門前に乗り付ける事はしないものの、少し離れた所で帰りを待っていた車に、揃って乗り込む。
 ちなみにもちろん、糺が黒塗りの車で送り迎えをされている、というわけではもちろん、ない。そんな事をされては、目立って仕方がないし、普段はちゃんと歩いて通っている。今日は父が来ているから、特別だった。
 忠道と糺が乗り込んだのを確認して、運転席に座った組員が滑るように発車させる。音もなく動き出した車の窓から、普段は歩いて通り過ぎる町並みが飛ぶように流れていくのを見ていたら、糺、と忠道が笑いながら名を呼んだ。

「今年の担任ぁ、熱心な良い先生じゃねぇか」
「――まぁね」

 忠道の言葉に、糺は知らずため息を吐きながら傍らに置いたビニール袋をじっと見つめた。悪い先生ではないのは糺にも、解っている。先に三者面談を受けた友人は、日頃の生活態度を真剣に心配された上で、大言壮語かつ誇大妄想もはなはだしく「俺は東大を目指します!」と言い切ったのを、真剣に受け止めどんな勉強をすれば良いのかとか、滑り止めはとか、相談に乗ってくれているらしい。
 なんとも、お人好しな話である。件の友人はと言えば、東大どころか卒業も危うい成績だというのに、あの教師は決して否定したりせずに「そう、すごくすごくすご〜〜〜く厳しいけど、先生も色々調べてみるから、頑張りましょうね!」と励ましたらしい――はっきり無理だと言ってやれば良いのにと、糺などはこっそり思っていたのだが。
 そんな、教師だった。そうしてそれがどこか憎めないから、糺もこうして大人しく、専門学校の資料を受け取ってしまったのだけれども。
 糺のやりたい事は、別にある。それは専門学校に行ったり、どこかの大学に適当にもぐりこむ事では、ない。
 自宅に着くまでのこの時間は、思えば父とその事を話す、良い機会かもしれなかった。そう思い、糺は忠道の方へと向き直り。

「――父さん」
「ん? なんだ」
「‥‥俺、組に入る」

 そう、告げた糺の言葉に忠道は、正直なところ驚きを隠せなかった。だが次の瞬間、その驚きは憂いへと取って代わる。
 職業の貴賎を言う気はないし、自分だって極道だ、偉そうな事は口が裂けても言えない。それに忠道自身が極道者として生きてきた事に、後悔をしているのかと言えば決してそうでは、ないけれども。

「俺の子だからって、同じ道を進まなきゃいけねぇって事は無ぇんだぜ」

 そう告げたのは、決して極道が格好の良いものでも、憧れるようなものでもない事を、誰より知っているからだ。仁義を重んじる事を信条とし、幸いにして組員達も忠道の気持ちを汲んでそのように動いてくれては居るが、結局のところ、極道である事には変わりない。
 後ろ暗い所もあれば、血で血を洗う争いに身を投じる事もある。タマをタマで購い、時として何の罪もない相手だって闇の中へと引きずり込む――幾ら仁義をうたって筋を通そうとした所で、所詮、極道はそういう生き物なのだ。
 それを誰より知っている。知っているからこそ、あえてそんな道を選ばなくても、と思ってしまうのだ。
 鳥井組は、世襲制ではない。たまたま忠道自身は跡目を継いだが、別に自分の跡を継ぐのは、血を分けた息子でなければならないなんて、一度も思った事はない。

「お前が好きな道を行きゃあいい。お前の兄貴みてぇにな」

 だから忠道は、そう言った。己の子供たちには自分に遠慮する事なく好きなように生きて欲しいと、願ったからこそ長男が極道を嫌って出て行った時も、何も言わずにただ見送った忠道だ。
 だがその言葉を聞いて、糺ははっきりと不愉快な表情を浮かべ、忠道を睨んだ。

「俺は、兄さんとは違う」

 きっぱりと、強い口調で訴える。どうかこの気持ちを解って欲しいと、訴えながら、願う。
 鳥井組に入りたいと、願ったのは自分自身の意思であって、父の跡目を継がなければとか、ましてや組員に何か言われたなんて事があるはずもない。鳥井組の組員達は、揃って実の父のように忠道に心酔していて、そうして糺のことは弟か、息子のように可愛がってくれたから。
 当たり前に組長の息子と、いずれは組長になるんでしょうと、下にも置かない扱いを受けて育ったわけではない。彼らは忠道の意思を理解していたから、糺を可愛がってくれはしたけれども、極道の領域には近づけようとしなかった。
 それでも、見えるものはある。生まれ育ったその場所で、見えていたものは、ある。
 あの兄には、それが見えなかった。ただ闇雲に、極道というだけで父の事も、父の生業の事も理解しようとせず、家を嫌って飛び出していった兄。今はどこに居るのだか、知らないし、知りたくもない。
 あの兄と、一緒にされたくはなかった。糺はあの兄のように、何も見ず、何も聞かず、何も理解しようとしないまま、表向きだけの平凡を求めたりは、しない。
 そんな糺の、とつとつとした訴えを、忠道は静かに聞いていた。だが不意に顔を険しくして、糺、と息子を睨みつける。
 あまり見ることはない、凄みの効いた、なるほどこの男は極道なのだ、と思わず納得してしまうような、顔。なまなかでは顔を上げて見返す事も難しいだろう――そんな、険しい表情。

「極道の世界へ足を踏み入れたら、もう後戻りはできねぇ。‥‥それでも、いいのか」
「そんなの、物心ついた時から知ってる。父さんの子だから」

 それを、真っ向から糺は睨み返した。父も、父の周りの組員達も、糺には注意して見せようとしなかった、極道の汚く醜い部分。どこかの組と抗争をして、腹から血を流して返ってきた組員をこっそり見ていた事もあるし、鳥井組の経営する店が多く並ぶ繁華街で、賭博で人生が破滅して絶望した男を見たことだって、ある。
 糺が入ろうとするのは、そういう世界だ。糺が立とうとするのは、結局のところ、己が生きる為にそうやって誰かを傷つけ、傷つけられる場所だ。――いかに仁義を掲げようとも、鳥井組は極道なのだ。
 そんなの、嫌というほど解っている。一度闇に足を踏み入れてしまえば、そこから抜け出す事は出来ない。逃げられたと思っても、必ず影は追いかけてきて、再び更なる闇へと引きずり込む。
 それでも――それが、糺の生きたい場所なのだ。進みたい、道なのだ。
 だから――そんな糺としばし睨み合っていた忠道は、ふ、と息を吐いた。その次の瞬間には、険しい顔は嘘のようになりを潜め、いつもの飄々とした――否、いつもよりも柔らかな『父親』の顔に戻る。
 そうかい、と呟いた。いつのまにかでっかく育っていた息子の頭を、わしゃわしゃと大きく撫でくりまわす。

「ありがとよ、糺」

 そうして浮かべたのは、子供のような無邪気さすら感じさせる、嬉しそうな笑みだ。――実の所、顰め面を装っては見たものの、糺が鳥井組に入る、と言った瞬間忠道が一番強く感じたのは、喜びだったのだ。
 そうなれば良いと思った事は、1度もないはずなのに。いざ、そうと聞いてみればこんなにも嬉しいと感じるのは――忠道自身にも、不思議な事だった。





 高校を卒業すると同時に、糺は希望通り、鳥井組に入った。どこも受験しなかった糺としては、自由登校期間に入った時点で鳥井組に入ってしまいたかったようだけれども、そこはけじめだと忠道が許さなかった。
 そうして、鳥井組の一員として糺が過ごすようになって、2年が過ぎて。今では鳥井組の幹部と目されるように、なった。
 だがそれでも、今でも忠道は、息子が自由な道を選びたくなれば、全力で応援してやりたいとは思っている。この世界のしがらみは強く、ちょっとやそっとでは身に染み付いた匂いは消えやしないけれども。一度踏み込んでしまった闇は、早々容易く獲物を逃してはくれないけれども――それでも。
 とはいえそう思うと同時に、ずっとこうして自分の傍に居てくれれば良いとも、思っていたりする。これが複雑な親心って奴かね、と苦笑した忠道に、糺が声をかけた。

「親父?」
「――あぁ、いや。お前もでっかくなったもんだなぁ、と思ってな」

 最初は昔語りをしていたはずが、いつしか物思いに耽っていたらしい。不思議そうな糺にそう答えると、呆れたような表情になった。
 でっかくなったって、久し振りに会った親戚の子供でもあるまいし、と思う。だが何となく、忠道の言いたい事も解るような気がしたから、それ以上の文句は言わなかったけれども。
 ――父を「親父」と呼ぶようになったのは、組に入ってからのことだ。組に入った以上はけじめが必要だと思い、組員達からも親しみを込めて呼ばれているように、「親父」と呼ぶようになったのだった。
 けれども結局のところ、いまだに糺は父の前では、やはり小さな息子のままなのだろうな、と思う。だが、忠道が自分の事を侮っているわけではないし、むしろ全力で可愛がってくれている事も、解っているから悪い気分では、ない。
 父にいつか、あの時のことを言う日は、来るのだろうか――そっと、糺は息を吐く。そうして見下ろした日本庭園は、そろそろ秋の気配を漂わせ始めていたのだった。





━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 /  PC名  / 性別 / 年齢 /     職業    】
 8543   / 鳥井・忠道 / 男  / 68  / 鳥井組・三代目組長
 8548   / 鳥井・糺  / 男  / 20  /  鳥井組・幹部

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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いつもお世話になっております、蓮華・水無月でございます。
この度はご発注頂きましてありがとうございました。

組長さんと息子さんの、高校時代のかけがえのない思い出を振り返る物語、如何でしたでしょうか。
何でしょうね、ああいう熱血先生(?)が今日び、どのくらいいらっしゃるのかは不明ですが、蓮華個人は割と好きですというか毎回モブの方々が大変ご迷惑をおかけしてもう、何とお詫びをすれば良いのか(吐血
色々、いつでもリテイクはお待ちしています‥‥としか言いようがないですが、本当にいつでもお待ちしております(ぁぁ

組長さんと息子さんのイメージ通りの、懐かしく大切な思い出を噛み締めるノベルになっていれば良いのですけれども。

それでは、これにて失礼致します(深々と