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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


春告の手紙



 世間では学生たちが春休みに入ったりもしていたが、千影の毎日はあまり変わらない。昼間は「おしごと」に勤しみ、夜は散歩や、馴染みの人物を訪れることもある。
 そんな彼女が夕刻、神社に顔を出したのは、知った気配を辿ってのことであった。町に入るなり、ぶるりと一度身を震わせて、彼女は抱えていた長耳の兎と顔を見合わせあう。
「変なの。今日、綺麗な桜を見たばっかりなのに、何でここはこんなに寒いのかな?」
 彼女の小さな独白に応じたのは、艶やかな女の声だ。いつも華やいだ気配を振りまいている、千影も知っている声なのだが、この時は少しだけ疲れたような調子であった。
<…町に『黒姫』が居座っていてね、冬が長引いているのよ。こんばんは、千影。来てくれたのね>
「あ、ふじひめちゃん、こんばんはっ。…あれ、さくらちゃんは?」
 もう春なのに、咲いてないね。
 彼女が付け加えてそう言ったのは、境内に並ぶ桜の若木を見渡してのことだ。問われた女は、未だ蕾のままの桜を愛でるように撫でながら、枝の上で憂鬱そうに教えてくれた。
<兄様(あにさま)は眠っているわ。お前も風邪を引くわよ、そんな薄着では>
「んー、チカなら大丈夫だよ。ここまでお散歩してきて、ぽかぽかしてるから。でも、そっか、お花が咲かないと困っちゃうね」
<そうね。…冬が寒いのは、決して悪いことではないのだけれど>
「そうだね」
 大真面目に千影はうんうん、と頷いた。
「チカね、冬に暖炉の前でぽかぽかするの、とっても好きだけど。春のお日様も好きなの。冬があるから、春が楽しいんだよね」
 言いながら、春の日差しの下での昼寝の心地よさを思い起こして彼女の顔は自然と緩む。それから、笑顔のままで、無邪気そのもののような少女はうん、とひとつ決然と頷いた。
「ね、ふじひめちゃん、チカが黒姫ちゃんを見つけて来るよ。…町にずーっと居るなんて、きっと何か理由があるんだよね」
<それは…きっと、そうでしょうね。あの子は気は強いけれど、根は寂しがり屋だから。寂しいのかもしれないわ>
「寂しい…?」
<それに兄様は冬の間殆ど眠っていて、なかなか黒姫と話が出来ないの。…それが理由かもしれないわね>
 黒姫は、兄様と仲が良いから。
 ふじひめは少しだけ詰まら無さそうにそう告げる。その様子を見ていた千影は、今にも町へ繰り出そうとしていたのだが、くるりと踵を返した。猫の様に身軽に、ちりん、と鈴の音も軽やかに、ふじひめが寝そべる枝に飛び移る。そして、驚いたように固まっているふじひめの頭をよしよし、と撫でた。
「大丈夫だよふじひめちゃん、チカ、夜ならいつでも遊びに来てあげるから。寂しくないよ?」
<…。お前には勝てないわねぇ、全く>




***


 もう陽は落ち掛けていて、東の空には白い月の姿が見えていた。夜、という場であれば、千影からはそうそう隠れられるものではない。軽い足取りで跳ねるように歩く彼女の足元に、渡りの猫神が現れて囁き、土地神達が彼女の魂の気配を感じてか様々な情報を伝えてくれる。
「ふぅん」
 一匹の猫の報告に小首を傾げながら、彼女が姿を見せたのは、商店街の空き店舗の、すぐ傍の空き地であった。誰が手入れをしているのか花壇があり、しかしこの寒さでチューリップは未だ花弁を固く閉じたままだ。
 そこへ、彼女はまるで、当たり前みたいな気軽さで挨拶をした。
「こんにちはー、黒姫ちゃん!」
<…!? に、人間…いや、何だ、お前?>
「チカはね、チカだよ。黒姫ちゃんは、……あれ、小さいね?」
<余計なお世話だッ>
 千影が不思議そうに首を傾げたのも無理はない。チューリップの葉の部分に隠れるようにして、姿を見せた「黒姫」はまるで、絵本に出てくる「親指姫」みたいなサイズだったのだ。小さな千影でも、掌に乗せられそうな大きさである。
「あのね、黒姫ちゃん、チカ、お話をしにきたのだけど」
<…この町には悪いことをしていると思うが、まだここから去る積りは無いぞ。私は>
 思い詰めたように、覗き込まれた黒姫――名前に反して白灰色の髪の毛と、白いコートで身を包んだ女性の姿をしていた――がぐ、と身構える。それと同時、
<黒姫様の邪魔するなー!>
<黒姫様から離れろー!>
 わいわいと、北風に乗って精霊達、黒姫の配下達が千影に襲い掛かってきた。それをちらと見上げ、しかし慌てた様子もなく、千影は抱えていた兎に呼びかけた。
「静夜ちゃんっ!」
 彼女の呼びかけに、すぐさま応えるように。
 黒い垂れ耳兎は瞬時に、長杖へとその姿を転じていた。千影の手にすっぽりと収まったそれに、襲いかかろうとしていた配下達もまた警戒するように動きを止める。
<おのれ、術者の類か。あるいは人ではないな、貴様!>
 うにゃ、と、千影もまた気合を入れるように杖を振るった。
「こー見えてもチカ、ちょーっと強いんだから、ねっ!」

 ――どかん。
 ――どごん。
 その直後、辺りに響いたのはどう聞いても鈍器で何かを殴りつける音であった。


<……すまなかったな。部下が少々先走ったようだ>
 1分後。
 兎の姿に戻った静夜を腕の中で撫でながら、千影は空き地のベンチに腰を下ろしていた。その隣にはミニサイズの黒姫。彼女を守ろうとした精霊達は、その傍で縮こまっている。
「ううん、チカもごめんね。びっくりしちゃって、やりすぎちゃったかも」
<いや、少しくらい構わんさ。元々、私達が無理にこの町に長居して迷惑をかけているのは事実だ>
 言いながら、黒姫の声も表情も相変わらず硬い。覗き込んでいた千影は困ったように眉をきゅ、と寄せた。
「ふじひめちゃんも困ってたよ?」
<…むぅ。悪いことをしているとは思っているんだが>
「じゃあ、」
<だがまだ帰れないんだ>
 何か言いかけた千影の機先を制して、黒姫は依怙地に言い募る。いよいよ不思議になってきて、千影は首を傾げた。
「ね。クロちゃん、どうしてまだ居残りさんしてるの? もう春なのに」
 問いかけに。
 少しの間、黒姫は不服そうに沈黙した。――もしかすると「クロちゃん」という彼女のつけた愛称に困惑していたのかもしれないが、それはそれとして。
 しかし腕組みをして考え込んでいた彼女は、顔を上げて千影の顔を覗き込んだ。その瞳は真っ直ぐで、真剣だ。
<…千影。私は探し物をしているんだ>
「探し物?」
 鸚鵡返しに千影が問うと、うむ、と重々しく冬の女神は頷いた。お供の精霊達も一緒に頷いている。
<――さくらからの、手紙だよ>


 冬の女神の話をまとめると、こうだ。
 黒姫は冬の女神である。冬の間だけ、この町に訪れる存在だ。だが彼女はこの町の守護神であるさくらとは、古い知り合いでもあった。
 昔は冬の間でも、さくらと話すことくらいは出来たのだと言う。だが、ご神木を失ったことで、さくらはすっかり弱ってしまった。冬の間は眠り込んでしまうようになった彼は、話し相手が居なくなったことを嘆いている黒姫のために、眠りにつく前に町に手紙を隠していくようになったのだ――と。
 そこまで訥々と千影に話してから、嗚呼、と黒姫は顔を覆って、小さな小さな囁くような声で呻いた。
<…さくらは死んでしまったんじゃないだろうか。こんなに探しても、手紙が見つからないなんて>
<黒姫様、お気を確かにー>
<確かに弱っておりましたが、まだきっと生きておりますよぅ!>
 配下達に慰められる黒姫が、俯いたまま膝を抱えてしまうのを見ていた千影が、にっこりと笑みを浮かべた。彼女は掌サイズの女神を手に乗せて、彼女を同じ目線に持ち上げて、
「さくらちゃんならね、チカ、お友達だよ。この間も元気にお寝坊さんしてた」
<何。本当か?>
 ぱちくり、と黒姫が瞳を瞬く。手に乗せているとその仕草は本当に人形のようで、千影は思わず笑みを浮かべた。
「だからクロちゃん、泣かないで」
<誰が泣いてるんだ!>
「? だって、何だか心がとっても悲しそうだったよ」
 千影からしてみれば、何故全力で否定をされたのかが分からないのだが、神様としての沽券にかかわるとでも思ったのだろうか。黒姫は腕組みをしたまま、千影の手の上でふん、とそっぽを向いてしまった。が、すぐに視線をおずおずと戻し、千影を見上げる。
<ところでその、千影。…すまないが、助力を頼んでもいいか>
「ん、なぁに?」
 何となく予想はついていたものの、千影は念のために尋ねてみる。案の定、女神様はこほん、と咳払いをひとつしてから、こう答えた。
<…手紙探しを手伝って欲しいんだが…その、迷惑でなければ、で構わん。お前はどうやら私達にはない力と人脈があるようだからな…>
 後半はもごもごと口の中で消えるような言い訳めいた声ではあったが、千影は前半部分だけで、もちろん、と大きく頷いていた。
「いいよー、じゃあチカ、町のみんなに訊いてみるねー」
 あっけらかん、と。
 千影が言うなり、辺りの茂みという茂み、影という影がさざめく。おお、と身を竦ませる黒姫の配下達に、千影は自慢げに微笑みを投げた。――何しろ夜は彼女の領分だ。情報収集くらい、お安い御用なのだ。
 しかし、集まってきた猫や、小さな土地神や、そうしたモノ達の声をじっと聴いて、千影は少しだけ困った様な表情になった。常が無邪気な彼女にしては、珍しい。
「んーと」
<どうだった、千影>
 どうやら千影の肩の上を自らの定位置、と決めたらしい黒姫の問いかけに、千影はうん、と頷き、頬に手を当てる。
「……ん、とね。ごめんね。チカにも分かんないの。手紙、見つからないんだって」
 千影のその回答に、そうか、と力なく黒姫が応じた。表情はあまり変わらないが、少しだけ俯いた彼女がとても寂しい気分になっていることは、千影でなくてもきっと察することはできただろう。
<…さくらはもう、瀕死だからな…。私に手紙を残す余力もないのかもしれん。無理をさせる訳にもいかないな…>
 独白は自分に言い聞かせるようで、千影はよしよし、とそんな彼女の頭を撫でてやる。それからはた、と思い至って、彼女はくるりと肩越しに振り返った。視線の先には、神社がある。
「ね、クロちゃん」
<ん…何だ。いや、そうだ、その前に、お前の助力に感謝をしなければな…>
「その前に、ねぇ。さくらちゃんに会いに行こうよ!」
<いや待て、千影。さくらは今は…>

 その時だ。
 町の空気が、大きく息をつくように緩んだのは。

 千影が微笑んで神社の方を指差す。おや、と、黒姫の周りの配下達が困惑したように顔を見合わせあい、するりと音も無く姿を消した。
<…春だ>
 彼らの視線の先。
 神社には、遠目にも分かるほど見事な桜の大樹が咲き乱れ、薄紅の花弁をまき散らしている。町中の冬を全て祓い、春を呼ぶように。
「ほら、さくらちゃん、起きたみたいだよ」
 手紙が無いなら、直接お話してみようよ!
 無邪気そのもの、の千影の提案に、黒姫は力なく笑ったようだった。脱力したように、千影の肩の上でへたり、と座り込む。
<……やれやれ。何をしていたんだろうな、私は…>
「行かないの?」
 どうする? と千影に重ねて問われ、彼女は顔を上げる。諦めと、いくらかの不安の影を残したまま、それでも彼女は千影に頷いて見せた。



***


 桜の大樹の傍には、既に先客が居た。蓮生と、彼の近くに侍る様にして、霞のような影がある。――木々に宿る神という縁を持つ故だろう。藤と一緒に町をぐるりと回って神社へ戻ってきた九郎と、わたるにもその姿はぼんやりとではあるが認識できた。藤色の和装の女と、今頭上で咲き乱れている桜そのものの様な薄紅の和装の男性の姿。
「姫ちゃんに……さくら! 起きて大丈夫なのか!?」
 駆けてきた藤の呼びかけに二人がそれぞれ応じたことで分かる。――あの二人は、どうやらこの神社の祭神であるらしい。
<平気みたい。蓮生君のお陰>
 笑みを向けられた少年――蓮生はと言うと、軽く頷いただけだ、
「俺は大したことはしていない。…それに、あまり長くは持たないからな」
と、わたるは二人のやり取りを余所に顔を上げた。そこは鎮守の杜で、神に縁の深い草花や木々が、数は減じても多く存在している。それらの声が、彼の耳には届いていた。
「…そうか、黒姫は、ここに居るの?」
 わたるの言葉に、場の全員の視線が集まる。一瞬ではあるがしん、と場が静まり返った。誰も彼もが辺りを見わたし、気配を探る。
最初に口火を切ったのは、さすがにこの町の守護神と言うべきか、さくらであった。
<黒姫。…そんなところで隠れてないで、出ておいでよ>
 その言葉に。
 ――応じた音があった。鈴の音。ちりん、と、何だかそれは猫の首輪につけられた鈴のような、酷く可愛らしい音。
 藤があれ、と首を捻り、ふじひめとさくらが口元を緩めた。
「残念、見つかっちゃったね、クロちゃん」
 がさりと茂みをかきわけて出てきたのは、黒いワンピースに黒髪の少女。髪につけたアクセサリが、動くたびにチリチリと涼しい鈴の音をたてる。
 黒姫か? と身構えた九郎とわたる、蓮生を余所に、藤がぎょっとしたように彼女の名を呼んだ。
「ええええ!? チカちゃん!? な、何でこんなトコにチカちゃんが居るんだよ!」
<…千影だけではない。私も居るぞ。一応>
 更に、その少女の肩には小さな影がちょこん、と腰を下ろしていた。すらりと長い手足、身体のバランスはどう見ても成人女性の姿であるが、その姿はせいぜいが着せ替え人形くらいのサイズだ。灰色の髪のその女を見て、藤が二度目の驚きの声をあげた。
「ええええ!? クロちゃんどうしたのそのサイズ!?」
<五月蠅い。無茶をして町に居座ったから、力が弱まったんだ>
 お人形のような人影は、ふい、と千影の肩でそっぽを向いてしまう。そんな黒姫に、薄紅の人影がそっと近づき、膝をつく。狐面で顔は隠れて見えないが、恐らく小さな千影に視線を合わせたのであろう。
 物怖じというものを知らない千影は、視線を合わされて嬉しそうに、
「あのね、さくらちゃん。クロちゃん、さくらちゃんの『手紙』を探していたんだって。見つからないから、とうとうさくらちゃんが死んだんじゃないかって、泣きべそかいてたの」
<な、泣いていない! 私は泣いてないぞ、千影! 語弊がある!>
「? でもクロちゃん、心で泣いてたよね。チカが、さくらちゃんはまだ元気にしてるよって教えてあげたら、すごーく喜んでたし」
 さしもの冬の女神も、無邪気の塊のような少女の物言いには勝てなかったらしい。項垂れながら、彼女はぼそりと小さく答えた。いわく。



<……長年の文通相手だ。心配くらいはする>



 そのやり取りに。
 九郎が苦りきったため息をつき、わたるは安堵の笑みを浮かべた。蓮生は既に事情をさくらから聞いていたので驚いている様子もないが、それでも微かに笑みを浮かべて、二人――もとい、二柱のやり取りを見守っている。

「…文通って。散々騒がせて、節分まで遠ざけておいて、そこまでしておいて、原因はそれかよ…」
「あはは…。神様のわがまま、ってところなのかなぁ。もっと困った理由じゃなくて良かったかもしれないけど…」
「…さくらがクロちゃんと文通してたなんて俺知らなかったぞ」




 人間達が三者三様に徒労感に襲われていると、そこへふわりと柔らかな香りが漂った。最初に反応したのはふじひめにさくら、そして黒姫という神様達である。彼らの大好物のお酒の匂いだったのだ。
「おーい、みんな、そろそろお花見始めるよー! 料理は早いものがちだからね!」
 少年――境内でせっせと料理を手伝っていた勇太だ――の呼ぶ声に、その場の人間達も顔を見合わせあう。
<黒姫ー、早くいらっしゃーい。あんまり人様に迷惑をかけちゃ駄目よぉ>
次いで。名指しで呼ばれた黒姫が、千影の肩の上で苦い顔をした。
<……姉上を呼んだのか、人間>
<あらぁ、藤を睨んじゃ駄目よぉ、黒姫。藤はあなたがおいたをしているから、困って私を呼んだのよぉ。ちゃーんと反省するのよぉ?>
項垂れる黒姫に、千影がにゃ、と無邪気に微笑みかけた。
「大丈夫だよ、クロちゃん。ちゃーんと『ごめんなさい』すればいいんだよ。そしたら一緒に、ししゃも食べよーね」
 花見のメニューに果たしてししゃもがあったかどうかは定かではないが、千影の励ましとも言えないような激励に、黒姫は力なく笑みを浮かべる。
<…そうだな。さくらも無事だったんだし、花は綺麗だし。…姉上に頭を下げて、少しだけ、場に入れてもらうとするか…>



 既に時刻は夕刻になっていた。薄暗く群青色に染まる空気に、しかし昼まで漂っていた凍てつくような寒気はもう混じっていない。混ざるのは、はらはらと落ちる薄紅の花弁だけだ。
 それから、賑やかな気配だけ。
 神社の境内から漏れ聞こえる喧騒は華やかな春の気配を帯びて、空気を塗り替えていくようだった。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 2895 / 神木・九郎  / 17歳】
【 3626 / 冷泉院・蓮生 / 13歳】
【 1122 / 工藤・勇太  / 17歳】
【 3689 / 千影  / 14歳】
【 7969 / 常葉・わたる  / 13歳】


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■         ライター通信          ■
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納品が遅れ、申し訳ございません。二度目のご依頼ありがとうございました。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。