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<東京怪談・PCゲームノベル>


→蝙蝠娘の付き纏い対策案を幾つか出された後の話。

 元々。
 黒冥月にしてみれば…手段が複数あれば全て当たるのは流儀ではあるのだが。
 …この場合、選ぶ選ばない以前に、ほぼ一択の気がしないでもない。

 こちらが現在エヴァ・ペルマネントから請け負っているとある『仕事』。その関係で画廊『clef』に出向いた帰り道。内容を隠しておきたいその『仕事』――について何だかんだと勘繰られて付き纏われた結果、いいかげん面倒臭くなって拘束してしまった蝙蝠娘――速水凛の処遇について。
 その後、当の肝心の『仕事』の方で手を借りている草間武彦と湖藍灰の二人に仕方無く意見を求めた結果、殺すのも監禁も宜しくないだろうと言う結論になり――代わりに幾つか処遇の案が出た。

 草間の方からはまず俺と話をさせろと求められたが、これは却下。…何と言うか、何をどう説得しようと根本的解決になる気が全然しないのでその場で話が立ち消えた。
 何もしないで放っておく、と言う案とも言えない案も出た。湖藍灰曰く、今回の凛の勘繰りは状況からして虚無の仕事でではなく自分の興味が先に立っての事だろうからそれでまず大丈夫、との事だが…今現在既に一度拘束してしまっている以上、虚無に話が行くような心配は無いにしろ、今後暫く私個人には付き纏うだろう、と言う有難くないおまけ付きの話でもある。

 結果、選択したのは凛が興味を持ちそうな『他の餌』を撒くのはどうか――と言う案。つまり囮を使ってこちらの『仕事』から凛の興味を逸らす、と言う話。…確かに上手く行けばこれが一番すっきりする方法だとは思う。…少なくともこの鬱陶しい付き纏いから解放される事だけは言えるだろうから。
 挙げられた『餌』の候補は大まかに二つ。既にはっきり死亡が確認されている割に、今も各所で暗躍していると噂があると言う――凛自身の『父親』こと速水博士なる虚無の境界構成員(元、と付けておくべきか)と、凛のオリジナル――と言うか先程の話の中でそもそも凛がクローンだったなどと唐突に言われて軽く面食らいもしたのだが――とにかく凛の遺伝子の元の持ち主らしい真咲御言と言う男、の二人。
 ただ、前者の人物については色々話が飛躍した結果出て来た難易度が高過ぎる攻略対象のようなので、こちらを選ぶなら更なる手間を覚悟しなければならない。もし実現したなら凛対策としては効果覿面だそうだが…そもそも情報のとっかかりすら覚束無い辺り、率先して選べる選択肢でもない。…今現在でさえ充分過ぎる程に話が逸れていると言うのに、いいかげん本題の『仕事』からの脱線が過ぎる。
 後者の人物については前者とは逆にかなり身が近く、そもそも草間興信所にもよく顔を出す草間の友人にもなるらしい。先程出向いた画廊『clef』の主こと真咲誠名の義弟でもあるらしく、そもそも本題である『仕事』の大元――ノインが『死んだ』時の顛末まで、話の上だけながら承知である、とまで来た。…世間は狭いと言うか何と言うか、まぁ、状況からして話が早そうな相手でもある。

 よって、『餌』は『餌』でもこの後者に頼る案が現時点では一番無難かつまともに事が進められそうな唯一の案になる訳で――ほぼ一択、と言うのはそういう意味になる。あの誠名の義弟と言うなら細かい事情を説明しても問題無かろうし。
 と、そんな訳でこれからの行動は自然と決まる。ひとまずは急遽この場に呼び付ける事になった――呼び出しに応じてくれた湖藍灰に礼を言い、今現在の影内から元居た場所にお帰り願う。

 そして草間の方とは別れず、画廊『clef』へと一緒に戻って貰う事にした。…因みに凛と妖精は引き続き影で拘束中である。上手い具合に目処が付いたら解放する事も出来るだろうが…さて、どうなるか。



 clefに戻って事情を話したら、また誠名に爆笑された。…非常に心外だ。

「…それ程笑う事か?」
「いやー、そりゃ確かに『蝙蝠』が近場に居るたァ言ったが、鬱陶しくて捕まえちまうたァさすがに思わなかったね。参った参った」
「こちらとしては笑い事じゃないんだが」
「全くだ」
「っと悪ィ悪ィ。姐さんも草間さんも『蝙蝠』も災難だったなって事で――で、御言か」
「ああ」

 私は面識が無いからな。義兄弟だと言う貴方と、草間に仲介を頼みたい。

「そりゃ全然構わねぇが…どうすっかなぁ」
「?」

 頼めるのか頼めないのか、判別付け難い反応をされた。と、ああ、と誠名は改めてこちらの様子に気付いたような貌をする。…どうやら今のは半分自問のような発言だったらしい。

「…あー、いやな、表からと裏からのどっちがいいかと思ってな」

 曰く、真咲御言はそもそもそのバー――『暁闇』の店舗自体に管理人として住み着いているとかで、御言個人に私用がある場合は店の裏口から声を掛けるのが常らしい。そして当然、店の客としてなら表口から出向く事になる訳で――そのどちらにするかで軽く迷った、らしい。

「…今は時間帯からしてじき開店ってトコだろうからな」
「開店後に客として出向くのは拙いのか?」
「んにゃ別に構わねぇだろうが…それだと突っ込んだ話はちとし難い場合もあるってこった」

 言いつつ、誠名は何やら携帯電話を取り出し操作。すぐ耳に当て相手を呼び出していたかと思うと、すぐに何やら話し始めた――のだが、話している内容は今現在のこちらの状況とは関係が無さそうな商談めいた短いやりとり。それが暫く続いた後、ンじゃこれから行くわと最後に残し、通話を切る。

 …これから行く、と言う事は。

「電話の相手は真咲御言か?」
「おう。細けぇ話は会ってから詰める方向にしといたがそれでいいな?」

 …。

「つまり、今のは今回の件を符牒で話したと言う事か」
「そういう事。ま、あくまで念の為だがこんくらいはな。…公共の場所で軽々しく口に出せなさそうな話は先にしといたぜ」
「…。…と言うかな」

 現時点でもう、既に話を引き受けて貰っているように聞こえるんだが。

「ああ、その辺は…なァ?」
「だな。…こうなると思った。今回の場合、誠名さんに頼んだ時点で仲介どころか交渉成立同然だぞ」
「おう。巡り巡って零の為になる事であいつが否や言う訳ねぇしな?」

 …。

 つまり、兄バカが更にもう一人増えたと言う事か。



 何やら交渉相手と一面識も話もしない間に交渉成立、と言うこれまでの回り道分を取り戻すような話の早さには少々驚かされたが…早いのはあくまでそこについてだけである。本題の『仕事』の方と考えると進展がある訳でもないので然程喜ぶ事でもない。
 それでもまぁ、今回の凛の件、何とかなりそうだとなれば心底有難い。

 と、そんな訳で、その後私たちは『暁闇』に客として訪れる事をした。開店時間を見計らっての来店だったからかはたまた元から客が少ない店なのか、取り敢えず店内に他の客が居る様子は無い。カラコロと鳴るドアベルに続き、いらっしゃいませと掛けられる落ち着いた声。カウンターの中に居るのはバーテンダーの男が二人。片方は五十絡みの年嵩である以上、もう片方の二十代半ばに見えるのが真咲御言だろう。そう思って見たなら、確かに凛と瞳や髪、肌の色が同じだ。…但しそれ以上の共通点がちょっと思い当たらない容姿――精々、凛も彼も比較的小柄で中肉中背だと言うくらいだろうか。それ以上は――印象が全く重ならない。
 真咲御言と思しきその彼は、こちらの事は承知しているのか軽く会釈の上、来店した三人共にカウンター席に座るよう、ごくごく自然に促して来た。

「すぐに済む話だと思いますので。俺が真咲御言です。先程電話で誠名さんから事情は伺いましたが…」
「おう。こっちの姐さんが当の頼み人でね」
「ああ、急な話で済まない。黒冥月と言う。頼んだ件、電話の時点で引き受けてくれたとの話だったが…」

 本当だろうか。

「ええ、そのくらいの事でしたら特に時間拘束も無く済みますし、お安い御用ですよ」
「そうか。引き受けてくれて感謝する…付き纏われて本当に困っているんだ」

 はぁ、と出てしまった本気の嘆息。
 そうしてしまった時点で、あの子に懐かれたならそれはお疲れにもなるでしょうね、と苦笑混じりな御言の声にやんわり同意された。…わかってくれるか。…と言うかあの「付き纏い」は「懐いている」と言う事なのか。

「貴方も同じ目にあった事があるのか?」
「ええまあ…似たような経験は。俺の場合は“妹”相手と言う事になりますから、逃げようがありませんので必然的に色々と」
「…“妹”か」

 そういう認識なのか、凛の事は。

「まぁ、文字通り血を分けた妹と言う事らしいので。『以前の仕事』では傷の一つくらい作ってしまう事はよくありましたからね。そういった時にごく少量の血や皮膚片を持って行かれた可能性が高いんですよ。俺の方ではそのくらいしか心当たりがありませんから」
「…おい。それでクローンって可能なのか」
「速水博士は常識が通じない方らしいですよ。まぁ、技術的にどうやったかはさておき、彼女本人を目の当たりにすれば疑う余地無いんでそういう事なんだろうな、と」
「…。…そうか?」

 疑う余地が無い程似ているだろうか。…むしろ全然似ていない気がするが。

「いえ、結構似てますよ。お恥ずかしながら、彼女を見ていると心当たりだらけなので。そう見えないのは俺が上手く猫を被れていると言う事でしょう」
「…」

 にっこり笑ってそう言い切られてしまうと何とも言えない。…草間も草間で何やら納得行かないような複雑そうな貌をしているが――特に口は開かない。
 と、代わりのように誠名の方が口を開いた。

「ガキの頃の御言を知ってりゃ、こいつ自身がそう言うのもまぁわからなくもない気はすんだよな。まぁ、猫被ってるっつーよりこれまでの人生で出会って来たものの差って気もするがね」
「かもしれませんね」
「…それならまぁ、頷けるか」
「…そうだな」

 出会いによって人が変わる、と言うのは私の方でも身に覚えが無いでもない。…だからこそ日本に訪れる事になり、紆余曲折を経て今ここでこうやっている訳でもあるし――と、脱線した。そんな事は今はいい。
 改めて御言の方を見直せば、じゃあどうしましょうかね、と早速考え込んでいる。

「結局のところ、彼女の場合はまともに取り合わないで放っておくのが一番簡単な対処法になりますが…それで通る場合と通らない場合の両方があります。今回の場合は恐らく通る方になるでしょうが…完全に離れてくれるまでには少々時間が掛かります」
「それも聞いてる。ここで断られたら覚悟してそうしようかと思っていたところだが…湖藍灰氏が他に囮役を頼むと言う案を出してくれてな」
「…。…って今回の件、あの人も絡んでるんですか」
「…知り合いか?」

 やっぱり世間は狭い。

「…と言うか…あの人、虚無のお仕事でここ襲撃に来た事あるんですよね」
「…は?」

 何だそれは。

「まぁそれだけなんですが。…また話が逸れましたね。申し訳ありません」
「いや…むしろ、そんな事情があるところで、それでも今回の件、頼まれてくれるのだろうか」

 そんな事情があるのなら、湖藍灰の名が出た時点で含むものがあっておかしくない。その湖藍灰が発案者となれば、尚更――と、思ったのだが。
 肝心の御言は全く気にしている様子が無い。

「まぁ、鬼家の仙人絡みではままある事なので。貴方がたの方こそその辺の裏表を御承知だからこそ、今回彼を頼る事をしてらっしゃるんでしょう?」
「…そうだな、その通りだ」

 鬼家の仙人とやらは初耳だが、あの湖藍灰と言う人物、虚無の貌とそうでない貌が極端に違う、と言う話なら私も別口で聞いている――アトラスでのグダグダな周囲とのやりとりと、虚無の広告塔であるエヴァが湖藍灰に抱く警戒に満ちた印象を比べて見れば、推して知るべきとも言える。

「報酬については、応じられる範囲なら何でもするつもりだが…」
「それは必要経費くらいで構いませんよ。と言うか、誠名さんの方から零さんの笑顔で充分だとか言われたりしていませんか?」
「…それはここでも有効な訳か?」
「ええ。貴方がお受けになっている『お仕事』の方を、確りと宜しくお願い出来るなら」
「無論。言われるまでもない」

 一度受けた仕事は、完璧にこなすのが私の流儀だ。



 と言う訳で、凛対策である囮役のやり方については真咲兄弟に殆ど一任する。ただ、その為にこちらのこれまでの経緯を出来る限り詳細に知りたいと乞われもした。
 曰く、湖藍灰もちらっと言っていた通り、凛に怪しまれる事になった経緯をそのまま利用し、細部に別の物語を作り込んで『他の餌』へと誘導する、と言う方針にするとの事。となれば確かにその情報は必要か。互いに矛盾が無いよう、示し合わせて共有しておく必要はある。
 結果として、ここに来てからはこの話をする事に一番時間を費やした気がした。

「…となると。clefが文字通り鍵に使えそうですね」
「だな。姐さんが買った絵も方便に出来そうか」
「空五倍子も絡んでいるとなると、湖藍灰対策としてそこは完全に隔離した方が安全ですね」
「俺たちならノインや湖藍灰、エヴァの名前出されてもそっちの流れと無関係で作り込めるしな。さぁて、何処からあの蝙蝠を振り回してやろうか」
「…冥月さん、単なる見せかけとしてですが俺の方から何度か連絡を入れさせて貰いたいんですけれど、構いませんか」
「ああ、そのくらいの事、全然構わん。出来る事なら何でもする。私の方で出した条件を守ってくれさえすればそれでいい」

 零・IO2・虚無には知られない事、と言う条件を。

「それは核心を知られなければいい、と言う認識で宜しいですね?」
「…。…どちらかの構成員でも巻き込む気な訳か」

 IO2なり虚無なりの。

「可能ならですが。皆まで知らせる必要の無い程度の役割を「お願い」したらより「らしく」なりそうな気がしまして」
「…藪蛇にならないか?」
「大丈夫ですよ。冥月さんの受けている『仕事』に関わる話は欠片もする気はありませんから。別に幾つか使えそうなネタもありますし…と、だいたい纏まりました」
「もう、か」
「ええ。後は凛の初期配置を何処にするかですが…拘束した当の空き地にそのまま放置して帰った、と言う流れが一番いい気がします。彼女だけ置き去りにして解放、と言う手は使えますか」
「問題無い。可能だ」
「では…今お願い出来ますか?」
「…。…は? 今か?」
「ええ。何ならもう少し後でもいいですが。まずしておきたい事としては、ここで御三方と俺が会っているのを凛に見せ付けたいと言うだけですからね。それで仕込みの第一段階は終わりです」

 と言う訳で、「打ち合わせ」はここまでとして。
 後は基本的にこちらに任せて下されば。



 あっさりとそう決まったところで、何となく皆で一息。場所がバーなので、まぁ、自然な行動ではある。何かお作りしましょうか、ああ頼む――と、御言の方とそんな簡単なやり取りを交わしたところで、お話しは済みましたか、と年嵩のバーテンダーの方から先回りするよう皆に供されているものがあった。草間にはグラス、私と誠名にはティーカップ――入っている中身は、何故か皆違うようだった。…何となく覚えがある気がするふわりと漂う香りを感じつつ、礼を言って有難く頂く事にする。
 その段で、真咲兄弟に頼む『仕事』の話は済んだのだと漸く実感出来、はぁ、と内心で安堵の溜息が出た。
 つまり、これが成功したなら本来の『仕事』の方にやっと専念出来そうだと言う訳で。零やエヴァに早く伝えてやりたいが…回り道ばかりで話が進まないな、としみじみ思う。

 と。

 エヴァに連絡、と思った時点で、また軽く引っ掛かった。実を言えばさっきからちょくちょく引っ掛かっているのだが――何に引っ掛かっているのかまでは俄かに出て来なかった。が、この場に来た理由に一応のキリが付いたところで、改めて自分が何に引っ掛かっているのかをつらつらと考える。この引っ掛かりがある内は何となく凛の事も解放する気になれない。…エヴァ。…連絡――電話。
 …そうだ。今回の関係者の中に、他の記事に埋もれる無記名の短い書き込み一つで――自分と連絡を取りたがっているのだとその意図を突き止めて来るような奴が居たじゃないか。
 刑部和司。

「草間、刑部やその仲間は情報収集に長けているんだったか。速水博士の情報、探してくれるように頼めると思うか?」
「何? ああ…あっちの伝手か。って結局そっちも当たる気か」
「いや、湖藍灰から聞いた時点では如何ともし難い雲を掴むような与太としか思えなかったんだが…連中ならそうでもないのかもしれないと思ってな」
「なら直接本人に訊いてみればいいんじゃないか。番号はお前の方でも控えてるんだろ」
「そうだな。そうしてみるか」

 と。
 思った時点で、御言の声が挟まれる。

「速水博士まで探してみるおつもりで?」
「…ああ、貴方たちを信じていない訳じゃないんだが…」
「何でしたらそちらについてもお手伝いしましょうか?」
「って、いいのか?」
「と言うか。俺の方でそう動く事自体がいい囮になりそうな気がしますよ?」
「お、確かにそうだよな。お前がその辺探り始めるような事にでもなったら、あの『蝙蝠』絶対放っとかねぇ。保証する」

 …。

 そう来るのか。

 となると、何やらまた話がブーメランのように戻って来てしまった気がしてならない。別々に挙げられていた二つの候補が重ねて使えるならそれはもう一つの案と言って差し支えない。そして、そうしたなら凛は絶対に放っておかないと誠名から保証までされてしまった。

 何と言うか、湖藍灰が絡むと余計な手間を食う言葉遊びめいた事になってしまうのは最早宿命なのだろうか。
 思いつつ、私用に供されていたティーカップの中身を何となく啜る。

 …一瞬、止まってしまう程に驚嘆した。
 ここは日本のバーだと言うのに、供されていたのは、私の好きな黄茶だった。


【蝙蝠娘の付き纏い対策案を幾つか出された後の話。
 …別の選択肢だった筈の話が、何故か一つに纏まってしまいました】



××××××××
 登場人物紹介
××××××××

■PC
 ■2778/黒・冥月(ヘイ・ミンユェ)
 女/20歳/元暗殺者・現アルバイト探偵&用心棒

■NPC
 ■真咲・御言

 ■真咲・誠名
 □草間・武彦

 ■年嵩のバーテンダー(紫藤・暁)

(名前のみ)
 ■速水・凛
 ■鬼・湖藍灰

 ■空五倍子・唯継

 □エヴァ・ペルマネント
 □草間・零
 ■ノイン

 ■刑部・和司
 ■速水博士(未登録)

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 ライター通信改めNPCより
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 …出された名が複数だったので座談会方式で。

御言「はい。今回もまた続きの発注有難う御座いました。と言うか気が付けば話がこんな纏まり方をしてしまいましたが…どういう事なんでしょうね? 湖藍灰」
湖藍灰「いや、前回のは実行可能だろう思い付きを思い付くまま挙げただけだから一つに纏める事まで考えてなかっただけでわざとじゃないよ?」
御言「本当に?」
湖藍灰「本当に」

誠名「…っつーか、今回も文字数に余裕が無えらしいんで無駄に長くなりそうなネタ話は要考慮な」
御言「そうでしたね。では取り急ぎライターからの伝言を。『いつもの事と言えばいつもの事ですが大変お待たせしております』と『少なくとも対価分は満足して頂ければ幸いです』の二件ですね。それと速水博士の件。俺の方でも探ってみますが、冥月さんの方で刑部さんに頼んでみて頂いても全く構いませんので、念の為」

草間「それ以上は…またの機会に譲るか」
紫藤「ですね。残念ですが、またいずれ。
 ああ最後に一つ。黄茶はあの茶葉しか店に用意が無かったのですが、お気に召されましたでしょうか?」

 …と言う訳で無理矢理幕。