エレベーターシャフトに群がっていたサーバント達は、その尽くを殲滅されていた。
通り過ぎていった魔皇達の集団は、まるで嵐のように弾幕を荒れ狂わせ、一切の例外なく近づくモノ、逃げ出すモノを駆逐する。
(本当に‥‥あまり放置も出来ないな)
快進撃を続ける魔皇達を“監視”しながら、目の主は唸っていた。
これからネズミ退治に向かわなければならないというのに、そろそろ“お楽しみ”にとっておいたエース集団がと擦れ違おうとしている。あまり奥深くにまで行くようならば、すぐにでも相手をしておいた方が良いのだろうが‥‥‥‥‥‥
「まぁ、良い。最下層に辿り着くまでに始末すれば良いんだからな」
低く笑いながら、テンプルムの支配者は、静かに階段を上がっていった‥‥‥‥
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